JPH10132088A - 軸受装置 - Google Patents
軸受装置Info
- Publication number
- JPH10132088A JPH10132088A JP8288103A JP28810396A JPH10132088A JP H10132088 A JPH10132088 A JP H10132088A JP 8288103 A JP8288103 A JP 8288103A JP 28810396 A JP28810396 A JP 28810396A JP H10132088 A JPH10132088 A JP H10132088A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- housing
- gas
- outer peripheral
- peripheral surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/762—Sealings of ball or roller bearings by means of a fluid
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
- Sealing Of Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】軸とハウジングとの間に転がり軸受が介装され
た軸受装置において、前記転がり軸受に異物や水などが
侵入することを効果的に防止する。 【解決手段】軸SとハウジングHとの間の転がり軸受J
より軸端側に、軸Sの外周面との間に隙間6を設けて環
状部材1を介装した。環状部材1には、内周面から軸S
に向けて気体を噴出する小径穴13が、複数個設けてあ
る。ハウジングHの貫通穴2を介して、圧縮気体が小径
穴13に導入されるようになっている。
た軸受装置において、前記転がり軸受に異物や水などが
侵入することを効果的に防止する。 【解決手段】軸SとハウジングHとの間の転がり軸受J
より軸端側に、軸Sの外周面との間に隙間6を設けて環
状部材1を介装した。環状部材1には、内周面から軸S
に向けて気体を噴出する小径穴13が、複数個設けてあ
る。ハウジングHの貫通穴2を介して、圧縮気体が小径
穴13に導入されるようになっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、軸とハウジング
との間に転がり軸受が介装された軸受装置において、前
記転がり軸受に異物や水などが侵入することを効果的に
防止できる技術に関する。
との間に転がり軸受が介装された軸受装置において、前
記転がり軸受に異物や水などが侵入することを効果的に
防止できる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、操業率の向上および省力化を
目的として、プラント機械に使用される転がり軸受の長
寿命化がますます求められているが、粉塵、水、蒸気な
どに晒されるところで使用されている機械の転がり軸受
の場合には、早期損傷の発生確率が高く、その主な原因
は、転がり軸受内に密封された潤滑剤中に異物や水など
が多量に侵入していることにあることが分かってきた。
目的として、プラント機械に使用される転がり軸受の長
寿命化がますます求められているが、粉塵、水、蒸気な
どに晒されるところで使用されている機械の転がり軸受
の場合には、早期損傷の発生確率が高く、その主な原因
は、転がり軸受内に密封された潤滑剤中に異物や水など
が多量に侵入していることにあることが分かってきた。
【0003】従来の軸受装置としては、図4に示すよう
に、軸SとハウジングHとの間に転がり軸受Jが介装さ
れたものがある。このような軸受装置では、軸Sの端部
に、図4のようなラビリンスシールLやオイルシールを
設けて、軸SとハウジングHとの間を塞ぐことにより、
転がり軸受Jに異物や水などが侵入することを防止して
いる。
に、軸SとハウジングHとの間に転がり軸受Jが介装さ
れたものがある。このような軸受装置では、軸Sの端部
に、図4のようなラビリンスシールLやオイルシールを
設けて、軸SとハウジングHとの間を塞ぐことにより、
転がり軸受Jに異物や水などが侵入することを防止して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、過酷な
環境で使用される軸受装置では、前述のようなラビリン
スシールやオイルシールだけでは、転がり軸受内への異
物や水の侵入を十分に防ぐことはできなかった。
環境で使用される軸受装置では、前述のようなラビリン
スシールやオイルシールだけでは、転がり軸受内への異
物や水の侵入を十分に防ぐことはできなかった。
【0005】本発明は、このような従来技術の問題点に
着目してなされたものであり、軸とハウジングとの間に
転がり軸受が介装された軸受装置において、前記転がり
軸受に異物や水などが侵入することを効果的に防止する
ことを課題とする。
着目してなされたものであり、軸とハウジングとの間に
転がり軸受が介装された軸受装置において、前記転がり
軸受に異物や水などが侵入することを効果的に防止する
ことを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の軸受装置は、軸とハウジングとの間に転が
り軸受が介装された軸受装置において、前記軸とハウジ
ングとの間の少なくとも一方の軸端部に、内周面から軸
に向けて気体を噴出する気体噴出経路を備えた環状部材
が軸の外周面との間に隙間を設けて介装され、前記気体
噴出経路へ圧縮気体が導入されるようになっていること
を特徴とするものである。
に、本発明の軸受装置は、軸とハウジングとの間に転が
り軸受が介装された軸受装置において、前記軸とハウジ
ングとの間の少なくとも一方の軸端部に、内周面から軸
に向けて気体を噴出する気体噴出経路を備えた環状部材
が軸の外周面との間に隙間を設けて介装され、前記気体
噴出経路へ圧縮気体が導入されるようになっていること
を特徴とするものである。
【0007】圧縮気体は、例えば、環状部材の気体噴出
経路の入口に連通する気体導入口をハウジングに設け、
この気体導入口に圧縮気体供給管を連結することによっ
て、前記気体噴出経路に導入される。
経路の入口に連通する気体導入口をハウジングに設け、
この気体導入口に圧縮気体供給管を連結することによっ
て、前記気体噴出経路に導入される。
【0008】この軸受装置では、環状部材の気体噴出経
路に圧縮気体が導入されると、環状部材の内周面から軸
に向けて気体が噴出して前記隙間にこの噴出気体が充填
されるため、軸とハウジングとの間の環状部材が設けら
れた軸端部はこの噴出気体によってシールされる。
路に圧縮気体が導入されると、環状部材の内周面から軸
に向けて気体が噴出して前記隙間にこの噴出気体が充填
されるため、軸とハウジングとの間の環状部材が設けら
れた軸端部はこの噴出気体によってシールされる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面に基づき説明する。図1は、本発明の第一実施形態
に相当する軸受装置を示す部分縦断面図であり、図2は
そのA−A線断面図である。
図面に基づき説明する。図1は、本発明の第一実施形態
に相当する軸受装置を示す部分縦断面図であり、図2は
そのA−A線断面図である。
【0010】この軸受装置では、軸Sと円筒状のハウジ
ングHとの間の軸Sの一端側に転がり軸受Jが介装され
ている。また、軸SとハウジングHとの間の転がり軸受
Jより更に軸端側に、環状部材1が介装されている。
ングHとの間の軸Sの一端側に転がり軸受Jが介装され
ている。また、軸SとハウジングHとの間の転がり軸受
Jより更に軸端側に、環状部材1が介装されている。
【0011】この環状部材1は、軸Sの嵌合される位置
の径より内径が僅かに大きく、外径はハウジングHの内
径より僅かに小さく形成され、軸Sの外周面との間に隙
間6を設けて介装されている。また、この環状部材1に
は、内周面の軸方向中央部に内周溝11が、外周面の軸
方向中央部に外周溝12が設けてあり、両周溝11,1
2間を貫通する複数個の小径穴(直径0.2〜0.8m
m程度の穴、気体噴出経路)13が形成されている。ま
た、外周溝12の両側となる外周面に、Oリング用の周
溝14a,14bが形成されている。
の径より内径が僅かに大きく、外径はハウジングHの内
径より僅かに小さく形成され、軸Sの外周面との間に隙
間6を設けて介装されている。また、この環状部材1に
は、内周面の軸方向中央部に内周溝11が、外周面の軸
方向中央部に外周溝12が設けてあり、両周溝11,1
2間を貫通する複数個の小径穴(直径0.2〜0.8m
m程度の穴、気体噴出経路)13が形成されている。ま
た、外周溝12の両側となる外周面に、Oリング用の周
溝14a,14bが形成されている。
【0012】この小径穴13は、外周溝12側の断面円
の大きな大円筒部13aと、内周溝11側の断面円の小
さな小円筒部13bと、これらを連結するテーパ部13
cとで構成され、各部の中心軸は一致している。そし
て、各小径穴13は、中心軸が環状部材1の断面円を6
等分する各半径に沿うように配置されている。
の大きな大円筒部13aと、内周溝11側の断面円の小
さな小円筒部13bと、これらを連結するテーパ部13
cとで構成され、各部の中心軸は一致している。そし
て、各小径穴13は、中心軸が環状部材1の断面円を6
等分する各半径に沿うように配置されている。
【0013】また、ハウジングHには、径方向に貫通
し、外周側に雌ネジ21を設けた貫通穴2が形成してあ
り、この雌ネジ21には圧縮気体導入用の配管が接続さ
れる。環状部材1は、この貫通穴2の中心軸と小径穴1
3の中心軸とを合わせて、ハウジングHと軸Sとの間に
介装され、周溝14a,14bに嵌め入れたOリング3
でハウジングH側に固定されている。
し、外周側に雌ネジ21を設けた貫通穴2が形成してあ
り、この雌ネジ21には圧縮気体導入用の配管が接続さ
れる。環状部材1は、この貫通穴2の中心軸と小径穴1
3の中心軸とを合わせて、ハウジングHと軸Sとの間に
介装され、周溝14a,14bに嵌め入れたOリング3
でハウジングH側に固定されている。
【0014】また、環状部材1より更に軸端側にラビリ
ンスシール4が取り付けてある。このラビリンスシール
4はハウジングHの端面に固定してあり、環状部材1よ
り更に軸端側からハウジングHと軸Sとの間を覆ってい
る。
ンスシール4が取り付けてある。このラビリンスシール
4はハウジングHの端面に固定してあり、環状部材1よ
り更に軸端側からハウジングHと軸Sとの間を覆ってい
る。
【0015】したがって、ハウジングHの貫通穴2に接
続された配管に圧縮気体を供給すれば、環状部材1の外
周溝12とハウジングHとの間の空間5を介して各小径
穴13に圧縮気体が導入され、各小径穴13から軸Sに
向けて気体が噴出する。この噴出気体が軸Sと環状部材
1との隙間6に充填されるため、軸SとハウジングHと
の間の軸端部はこの噴出気体によってシールされる。こ
れにより、転がり軸受J内への異物や水の侵入が防止さ
れる。また、圧縮気体が供給されていないときには、ラ
ビリンスシール4により、転がり軸受J内への異物や水
の侵入が防止される。
続された配管に圧縮気体を供給すれば、環状部材1の外
周溝12とハウジングHとの間の空間5を介して各小径
穴13に圧縮気体が導入され、各小径穴13から軸Sに
向けて気体が噴出する。この噴出気体が軸Sと環状部材
1との隙間6に充填されるため、軸SとハウジングHと
の間の軸端部はこの噴出気体によってシールされる。こ
れにより、転がり軸受J内への異物や水の侵入が防止さ
れる。また、圧縮気体が供給されていないときには、ラ
ビリンスシール4により、転がり軸受J内への異物や水
の侵入が防止される。
【0016】なお、この実施形態では、環状部材1の内
周面に1本の内周溝11を設け、その溝面に小径穴13
の開口を設けているが、複数本の内周溝を設けて各内周
溝に小径穴13の開口を設けてもよい。また、内周溝1
1を設けないで、環状部材1の内周面に直接小径穴13
の開口が設けてあってもよいが、内周溝11を設けてそ
の溝面に小径穴13の開口を設けた方がシール効果が高
くなる。
周面に1本の内周溝11を設け、その溝面に小径穴13
の開口を設けているが、複数本の内周溝を設けて各内周
溝に小径穴13の開口を設けてもよい。また、内周溝1
1を設けないで、環状部材1の内周面に直接小径穴13
の開口が設けてあってもよいが、内周溝11を設けてそ
の溝面に小径穴13の開口を設けた方がシール効果が高
くなる。
【0017】また、気体噴出経路として、供給された圧
縮気体がさらに圧縮される形状の小径穴13を、環状部
材1の周方向に複数個設けているため、供給する圧縮気
体より高い圧力の気体が環状部材1の内周面から軸Sの
外周面に向けて噴出される。これにより、圧縮気体の流
量を低減できる効果があるが、環状部材の気体噴出経路
はこのような形状の小径穴13に限定されない。
縮気体がさらに圧縮される形状の小径穴13を、環状部
材1の周方向に複数個設けているため、供給する圧縮気
体より高い圧力の気体が環状部材1の内周面から軸Sの
外周面に向けて噴出される。これにより、圧縮気体の流
量を低減できる効果があるが、環状部材の気体噴出経路
はこのような形状の小径穴13に限定されない。
【0018】また、環状部材1が軸Sに対して接触しな
いで両者間の隙間6が塞がれるため、接触によって隙間
を塞ぐシールの場合に問題になっている発熱や消費電力
の増大などが生じない。また、噴出気体によるシールで
あるため、例えば圧縮空気を使用することによって、周
囲の環境が汚染されないという効果もある。
いで両者間の隙間6が塞がれるため、接触によって隙間
を塞ぐシールの場合に問題になっている発熱や消費電力
の増大などが生じない。また、噴出気体によるシールで
あるため、例えば圧縮空気を使用することによって、周
囲の環境が汚染されないという効果もある。
【0019】図3は、本発明の第二実施形態に相当する
軸受装置を示す縦断面図である。この実施形態では、軸
SとハウジングHとの間に二つの転がり軸受J1 ,J2
が介装され、軸Sの両端部に環状部材7が介装されてい
る。この環状部材7は、環状体71と、この環状体71
の内周面に固定された環状の多孔質体72とで構成さ
れ、多孔質体72の内径は軸Sの径より僅かに大きく、
軸Sの外周面との間に隙間6を設けて介装されている。
環状体71の外径はハウジングHの内径より僅かに小さ
く形成されている。多孔質体72は例えば焼結金属やグ
ラファイトなどで形成されている。
軸受装置を示す縦断面図である。この実施形態では、軸
SとハウジングHとの間に二つの転がり軸受J1 ,J2
が介装され、軸Sの両端部に環状部材7が介装されてい
る。この環状部材7は、環状体71と、この環状体71
の内周面に固定された環状の多孔質体72とで構成さ
れ、多孔質体72の内径は軸Sの径より僅かに大きく、
軸Sの外周面との間に隙間6を設けて介装されている。
環状体71の外径はハウジングHの内径より僅かに小さ
く形成されている。多孔質体72は例えば焼結金属やグ
ラファイトなどで形成されている。
【0020】環状体71には、内周面の軸方向中央部に
内周溝73が、外周面の軸方向中央部に外周溝74が設
けてあり、両周溝73,74間を貫通する貫通穴75が
一つだけ形成されている。この貫通穴75は、前記第一
実施形態の小径穴13と同様に、内周面側が縮径された
形状である。すなわち、この実施形態では、貫通穴7
5、内周溝73、および多孔質体72により気体噴出経
路が構成されている。また、外周溝74の両側となる外
周面に、Oリング用の周溝14a,14bが形成されて
いる。
内周溝73が、外周面の軸方向中央部に外周溝74が設
けてあり、両周溝73,74間を貫通する貫通穴75が
一つだけ形成されている。この貫通穴75は、前記第一
実施形態の小径穴13と同様に、内周面側が縮径された
形状である。すなわち、この実施形態では、貫通穴7
5、内周溝73、および多孔質体72により気体噴出経
路が構成されている。また、外周溝74の両側となる外
周面に、Oリング用の周溝14a,14bが形成されて
いる。
【0021】ハウジングHの軸方向両端の所定位置に
は、前記第一実施形態と同様の貫通穴2が形成され、そ
の雌ネジ21に圧縮気体導入用の配管が接続される。そ
して、各環状部材7は、貫通穴75の中心軸とハウジン
グHの貫通穴2の中心軸とを合わせて、ハウジングHと
軸Sとの間の各位置(軸方向両端部)に介装され、前記
第一実施形態と同様にOリング3でハウジングH側に固
定されている。
は、前記第一実施形態と同様の貫通穴2が形成され、そ
の雌ネジ21に圧縮気体導入用の配管が接続される。そ
して、各環状部材7は、貫通穴75の中心軸とハウジン
グHの貫通穴2の中心軸とを合わせて、ハウジングHと
軸Sとの間の各位置(軸方向両端部)に介装され、前記
第一実施形態と同様にOリング3でハウジングH側に固
定されている。
【0022】なお、この環状部材7の軸端側の端面は、
外周側を内周側より軸端側に突出させて角部76を設け
た形状となっている。そして、環状部材7と軸Sとの間
を塞ぐゴム製のカバー8の一端が、この角部76に固定
されている。このカバー8の他端は軸Sの外周側端面に
接触配置されている。
外周側を内周側より軸端側に突出させて角部76を設け
た形状となっている。そして、環状部材7と軸Sとの間
を塞ぐゴム製のカバー8の一端が、この角部76に固定
されている。このカバー8の他端は軸Sの外周側端面に
接触配置されている。
【0023】したがって、ハウジングHの各貫通穴2に
接続された配管に圧縮気体を供給すれば、環状体71の
貫通穴75を介して多孔質体72に圧縮気体が導入さ
れ、この多孔質体72から軸Sに向けて気体が噴出す
る。この噴出気体が軸Sと環状部材7との隙間6に充填
されるため、軸SとハウジングHとの間の両軸端部がこ
の噴出気体によってシールされる。これにより、転がり
軸受J内への異物や水の侵入が防止される。なお、噴出
気体によりカバー8の軸側端部は軸Sから離れるため、
噴出気体は軸Sとカバー8との隙間から排出される。ま
た、圧縮気体が供給されていないときには、このカバー
8により、転がり軸受J内への異物や水の侵入が防止さ
れる。
接続された配管に圧縮気体を供給すれば、環状体71の
貫通穴75を介して多孔質体72に圧縮気体が導入さ
れ、この多孔質体72から軸Sに向けて気体が噴出す
る。この噴出気体が軸Sと環状部材7との隙間6に充填
されるため、軸SとハウジングHとの間の両軸端部がこ
の噴出気体によってシールされる。これにより、転がり
軸受J内への異物や水の侵入が防止される。なお、噴出
気体によりカバー8の軸側端部は軸Sから離れるため、
噴出気体は軸Sとカバー8との隙間から排出される。ま
た、圧縮気体が供給されていないときには、このカバー
8により、転がり軸受J内への異物や水の侵入が防止さ
れる。
【0024】また、第一実施形態の効果に加えて、この
第二実施形態では、環状部材7の多孔質体72から軸S
の外周面全体に向けて均一に気体が噴出されるため、圧
縮気体の供給量が少なくても高いシール効果が得られ
る。また、第一実施形態のように複数個の小径穴13を
設ける場合と比較して、加工コストが低減される効果も
ある。
第二実施形態では、環状部材7の多孔質体72から軸S
の外周面全体に向けて均一に気体が噴出されるため、圧
縮気体の供給量が少なくても高いシール効果が得られ
る。また、第一実施形態のように複数個の小径穴13を
設ける場合と比較して、加工コストが低減される効果も
ある。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の軸受装置
によれば、過酷な環境で使用された場合でも、転がり軸
受に異物や水などが侵入することが効果的に防止され
る。これにより、転がり軸受内の潤滑剤を入れ換える期
間を大幅に長くすることができるため、このような軸受
装置をプラント機械に使用すれば、操業率の向上および
省力化が達成される。
によれば、過酷な環境で使用された場合でも、転がり軸
受に異物や水などが侵入することが効果的に防止され
る。これにより、転がり軸受内の潤滑剤を入れ換える期
間を大幅に長くすることができるため、このような軸受
装置をプラント機械に使用すれば、操業率の向上および
省力化が達成される。
【図1】本発明の第一実施形態に相当する軸受装置を示
す部分縦断面図である。
す部分縦断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明の第二実施形態に相当する軸受装置を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図4】従来の軸受装置を示す部分縦断面図である。
1 環状部材 6 隙間 7 環状部材 13 小径穴(気体噴出経路) 71 環状体(環状部材) 72 多孔質体(環状部材、気体噴出経路) 73 内周溝(気体噴出経路) 75 貫通穴(気体噴出経路) H ハウジング J,J1 ,J2転がり軸受 S 軸
Claims (1)
- 【請求項1】 軸とハウジングとの間に転がり軸受が介
装された軸受装置において、前記軸とハウジングとの間
の少なくとも一方の軸端部に、内周面から軸に向けて気
体を噴出する気体噴出経路を備えた環状部材が軸の外周
面との間に隙間を設けて介装され、前記気体噴出経路へ
圧縮気体が導入されるようになっていることを特徴とす
る軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8288103A JPH10132088A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8288103A JPH10132088A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 軸受装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10132088A true JPH10132088A (ja) | 1998-05-22 |
Family
ID=17725842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8288103A Pending JPH10132088A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10132088A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002147385A (ja) * | 2000-11-08 | 2002-05-22 | Osaka Vacuum Ltd | ターボ分子ポンプのシール構造 |
JP2003042169A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Sumitomo Precision Prod Co Ltd | 軸受装置及びこれを備えた基板処理装置 |
JP2007113786A (ja) * | 1999-11-30 | 2007-05-10 | Nsk Ltd | スピンドルシール装置 |
CN102384271A (zh) * | 2011-11-01 | 2012-03-21 | 哈尔滨东安发动机(集团)有限公司 | 密封结构 |
JP2017062047A (ja) * | 2012-01-03 | 2017-03-30 | ニュー ウェイ マシーン コンポーネンツ、インコーポレイテッド | シールとして使用するための空気軸受 |
JP2018068084A (ja) * | 2016-10-21 | 2018-04-26 | ファナック株式会社 | エアパージの機能を有する電動機 |
JP2019211078A (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-12 | スターライト工業株式会社 | エアーシール部材、及び、エアーシール方法 |
US10598222B2 (en) | 2012-01-03 | 2020-03-24 | New Way Machine Components, Inc. | Air bearing for use as seal |
JP2020151823A (ja) * | 2019-03-22 | 2020-09-24 | 株式会社北川鉄工所 | 工作用の回転機器 |
-
1996
- 1996-10-30 JP JP8288103A patent/JPH10132088A/ja active Pending
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