JPH0835521A - 転がり軸受装置 - Google Patents

転がり軸受装置

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JPH0835521A
JPH0835521A JP17284994A JP17284994A JPH0835521A JP H0835521 A JPH0835521 A JP H0835521A JP 17284994 A JP17284994 A JP 17284994A JP 17284994 A JP17284994 A JP 17284994A JP H0835521 A JPH0835521 A JP H0835521A
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JP
Japan
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rolling bearing
housing
nozzle ring
preload
diameter portion
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP17284994A
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English (en)
Inventor
Yukio Sato
幸夫 佐藤
Seishi Miki
清史 三木
Hiroyuki Nakano
博之 中野
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ジェット潤滑される転がり軸受装置において
定圧予圧を良好に実現すること。 【構成】 ハウジング124と、機械に連結された回転
する回転軸100と、前記回転軸をハウジングに対して
回転可能に支持する転がり軸受115とからなり、該転
がり軸受にはノズルリング40を通して潤滑油が供給さ
れると共に定圧予圧が付与される転がり軸受装置におい
て、前記ノズルリング40はフランジ部44と円筒部4
2とが一体的に形成されて成り、前記フランジ部が前記
ハウジングの位置決め部に当接して軸方向に位置決めさ
れると共に前記円筒部が前記ハウジングの内周面に油密
に嵌合され、前記円筒部の内側に前記転がり軸受が嵌合
され、該フランジ部内に装着された予圧ばね56が前記
転がり軸受の外輪111を軸方向に押圧して該転がり軸
受に定圧予圧を付与している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、定圧予圧により予圧を付与さ
れ、ジェット潤滑される転がり軸受装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術及び課題】位置固定のハウジングと、各種機
械に連結されて回転する回転軸と、回転軸をハウジング
に対して回転可能に支持する転がり軸受とから成る転が
り軸受装置では、支持能力を高めるために転がり軸受を
予圧することがある。軸受に予圧をかける方法の一つ
に、コイルバネ等を利用して軸受に予圧を与える「定圧
予圧」がある。この予圧方法は、予圧ばねの剛性は軸受
の剛性に比較して小さいので、予圧された軸受の相対的
な位置が多少変化しても、予圧の大きさはほぼ一定とな
る特徴を有する。
【0003】従来の転がり軸受装置における定圧予圧の
一つを図4及び図5をもとに説明する。図4において機
械装置(不図示)に連結されて回転する回転軸100
は、一対の円錐ころ軸受115によって、位置固定に配
置されたハウジング120に対して回転可能に支持され
ている。回転軸100は一端の大径部102と、中径部
104と、小径部106とを有し、一方ハウジング12
0は幅方向中間部の大径部122と、両端の中径部12
4と、大径部と中径部との間の小径部(フランジ部)1
26とを有する。ハウジングの中径部124は回転軸の
中径部104の両端に対向しており、両者間に円錐ころ
軸受115が介装されている。
【0004】図4に示すように、右側の円錐ころ軸受1
15はしまり嵌めされた内輪113の一端面を回転軸1
00の大径部102と中径部104との間の段部に当接
され、中径部104に嵌合されたスリーブ118を間に
して中径部の他端に左方の円錐ころ軸受115が嵌合さ
れ、ねじ部に螺合されたロックナット116により締め
付けられている。双方の円錐ころ軸受115には定圧予
圧がかけられると共にジェット噴射により潤滑油が供給
されるようになっている。その詳細を図5をもとに説明
する。
【0005】ハウジング120の中径部124には円錐
ころ軸受115の外輪111が遊嵌され、外輪111と
フランジ部126との間に環状のノズルリング140が
遊嵌されている。ノズルリング140は半径方向に延び
る複数本の給油孔142と、その内方端から軸方向に延
びる噴射孔144とを有し、給油孔142はハウジング
120に設けられた連通孔146に連通している。ノズ
ルリング140の外周面にはシール152が装着され中
径部124の内周面に接触している。またノズルリング
140はフランジ部126との間に介装された予圧ばね
148によって図5中右方に付勢されて外輪111に当
接している。ハウジング120の両側部はカバー154
によっておおわれている。
【0006】この従来技術によれば、予圧ばね148に
よってノズルリング140を介して外輪111を付勢す
ることにより、軸受115に予圧をかけることができ
る。しかしながら、ノズルリング140は中径部124
に遊嵌されているので、その外周面と中径部の内周面と
の間には必然的に隙間が存在する。その結果、連通孔1
46からノズルリング140の給油孔142に供給され
る潤滑油の一部が側方に流れて、ノズルリング140と
中径部124との間からリークする(漏れる)ことがあ
る。この潤滑油のリークはノズルリング140と中径部
124との間に介装したシール152によってある程度
は防止できるが、その反面、シール152を介装したこ
とによりノズルリング140の摺動性が低下し、予圧ば
ね148による軸受115への予圧付与に悪影響を及ぼ
す。
【0007】また、ノズルリング140とフランジ部1
26との間にはある程度の隙間149が設けられている
が、その大きさが適正でないとき、即ち図4における寸
法lB 、lC 、lH の管理が充分でないと、予圧ばね1
48による予圧付与が不良となる。最悪の場合には、ロ
ックナット116、一方の内輪113、スリーブ118
及び他方の内輪113を介して円錐ころ軸受115に定
位置予圧をかけることになり、定圧予圧の長所が生かせ
ない。
【0008】本発明は上記従来技術における欠点を解消
すること、すなわちジェット潤滑される転がり軸受装置
において定圧予圧を良好に実現することを目的としてな
されたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明によれ
ば、ハウジングと、機械に連結された回転する回転軸
と、前記回転軸をハウジングに対して回転可能に支持す
る転がり軸受とからなり、該転がり軸受にはノズルリン
グを通して潤滑油が供給されると共に定圧予圧が付与さ
れる転がり軸受装置において、前記ノズルリングはフラ
ンジ部と円筒部とが一体的に形成されて成り、前記フラ
ンジ部が前記ハウジングの位置決め部に当接して軸方向
に位置決めされると共に前記円筒部が前記ハウジングの
内周面に油密に嵌合され、前記円筒部の内側に前記転が
り軸受が嵌合され、該フランジ部内に装着された予圧ば
ねが前記転がり軸受の外輪を軸方向に押圧して該転がり
軸受に定圧予圧を付与していることを特徴とする転がり
軸受装置が提供される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面をもとに説明
する。本実施例の全体の構成は上述した従来例を示す図
4と同じであるので、転がり軸受装置の周辺を示す図
1、図2をもとに従来技術と異なる点のみについて説明
する。
【0011】本実施例が従来技術と基本的に異なる点は
ノズルリングの構成にある。すなわち図1、図2に示す
ようにノズルリング40はフランジ部42と円筒部44
とからなり、全体としてL字形断面を有する。フランジ
部42にはハウジングの連通孔146に連通する複数本
の給油孔48が半径方向に開けられると共に、その先端
には幅方向に噴射孔52が開けられている。また、図2
に示すように、フランジ部42には給油孔48と円周方
向に位相がずれた位置に適数個のばね装着孔54が軸方
向にあけられ、そこに予圧ばね56が配置されている。
【0012】ノズルリング40は円筒部44がハウジン
グ120の中径部124に遊嵌されると共にフランジ部
42がフランジ部126に当接して、軸方向に位置決め
されている。ノズルリング40の外周面に形成された環
状の溝にはシール58が装着されて中径部124の内周
面に接触している。フランジ42の内周面とスリーブ1
18の外周面との間はすきまがある。円錐ころ軸受11
5は、内輪113が回転軸100の中径部104にしま
り嵌めされ大径部102との段部に当接した状態でスリ
ーブ118を介してロックナット116で締付けられて
いる。ノズルリング40の噴射口52は保持器117と
内輪113との間に開口している。
【0013】次に、上記実施例の作用及び効果について
説明する。円錐ころ軸受115の外輪111がフランジ
部42に装着された予圧ばね56によって図1中右方に
付勢されており、軸受115には定圧予圧が付与されて
いる。この状態でノズルリング40の給油孔48及び噴
射孔52を通して噴射される潤滑油は円錐ころ軸受11
5のころ119と内輪113との間に供給され、これに
よって円錐ころ軸受115が良好に潤滑される。そし
て、ノズルリング40と中径部124との間にシール5
8が介装されているので、シール58がノズルリング4
0の摺動性を低下させることはない。逆に、シール58
によってノズルリング40と中径部124との間から潤
滑油が周辺にリークすることが防止される。
【0014】なお、本発明は上記実施例に限定して解釈
されるべきでなく、その趣旨を損ねない範囲で適宜変更
改良が可能である。例えば、図3に示すように、回転軸
200の軸方向中間部に大径部202を形成し、その両
側に小径部204を形成し、小径部204に円錐ころ軸
受115の内輪113と調整部材210を嵌合し、ロッ
クナット212によって調整部材210を介して内輪1
13を大径部202と小径部204との段部に押圧させ
るようにしてもよい。このようにすれば、図1、図2に
おけるスリーブ118は不要となる。
【0015】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明によれ
ば、潤滑油を供給するとともに定圧予圧付与に利用され
るノズルリングを改良して、ノズルリングをハウジング
に対して位置固定に配置し、このノズルリングに対して
転がり軸受を軸方向に移動可能に嵌合した上で、ノズル
リング中に設けた予圧ばねによって転がり軸受に定圧予
圧を付与するようにした。その結果、転がり軸受に所定
の定圧予圧が付与されると共に、潤滑油はノズルリング
から転がり軸受に確実に供給されることとなり、焼付き
の発生が良好に防止できる効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明する要部断面図であ
る。
【図2】上記実施例の変形例を示す要部断面図である。
【図3】上記実施例におけるノズルリングの詳細を示す
正面図である。
【図4】従来技術を示す全体断面図である。
【図5】図4の要部拡大図である。
【符号の説明】
40:ノズルリング 42:円筒部 44:フランジ部 56:予圧ばね 100:ハウジング 111:外輪 115:転がり軸受 126:ハウジングの位置決め部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、機械に連結された回転す
    る回転軸と、前記回転軸をハウジングに対して回転可能
    に支持する転がり軸受とからなり、該転がり軸受にはノ
    ズルリングを通して潤滑油が供給されると共に定圧予圧
    が付与される転がり軸受装置において、 前記ノズルリングはフランジ部と円筒部とが一体的に形
    成されて成り、前記フランジ部が前記ハウジングの位置
    決め部に当接して軸方向に位置決めされると共に前記円
    筒部が前記ハウジングの内周面に油密に嵌合され、前記
    円筒部の内側に前記転がり軸受が嵌合され、該フランジ
    部内に装着された予圧ばねが前記転がり軸受の外輪を軸
    方向に押圧して該転がり軸受に定圧予圧を付与している
    ことを特徴とする転がり軸受装置。
JP17284994A 1994-07-25 1994-07-25 転がり軸受装置 Withdrawn JPH0835521A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012016605A1 (de) * 2010-08-05 2012-02-09 Sew-Eurodrive Gmbh & Co. Kg Verfahren zum herstellen von varianten einer baureihe von lageranordnungen
DE102012005529A1 (de) * 2012-03-21 2013-09-26 Sew-Eurodrive Gmbh & Co. Kg Antrieb mit einer Welle
JP5980992B1 (ja) * 2015-06-04 2016-08-31 Dmg森精機株式会社 工作機械の軸受潤滑装置
JP2017129182A (ja) * 2016-01-19 2017-07-27 三菱プレシジョン株式会社 定圧予圧軸受
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DE102021131574A1 (de) 2021-12-01 2023-06-01 Krones Aktiengesellschaft Lageranordnung zum Lagern eines Behälterbehandlungskarussells gegen ein Grundgestell einer Behälterbehandlungsvorrichtung in einer Getränkeabfüllanlage

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