JPH0677911U - レベラのバックアップロール - Google Patents
レベラのバックアップロールInfo
- Publication number
- JPH0677911U JPH0677911U JP1539493U JP1539493U JPH0677911U JP H0677911 U JPH0677911 U JP H0677911U JP 1539493 U JP1539493 U JP 1539493U JP 1539493 U JP1539493 U JP 1539493U JP H0677911 U JPH0677911 U JP H0677911U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- roll body
- air
- shaft body
- sealing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Straightening Metal Sheet-Like Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高いシール性を有し、かつ回転トルクを低下
させたシール装置を備えたバックアップロールを提供す
る。 【構成】 筒状のロール本体15と、前記ロール本体1
5に挿通された軸体16と、前記ロール本体15と軸体
16との間に介在し、ロール本体15を軸体16に対し
回転自在に支持する一対の転がり軸受17と、前記ロー
ル本体15の内部を密封するシール装置18とを備えた
バックアップロールであって、前記シール装置18を、
前記ロール本体15の内径面両側に取付けられた間座2
3と、前記軸体16に取付けられ、前記間座23と僅か
な隙間を持って対向するラビリンスシール21と、前記
軸体16の中心に軸方向に沿って形成したエアー通路2
5と、前記エアー通路25からラビリンスシール21へ
エアーを供給する排気孔27と、前記排気孔27からの
エアーをラビリンスシール21と間座23との間に噴出
させるエアー噴出孔30とで構成し、前記エアー噴出孔
30から噴出されるエアーにてロール本体15内をシー
ルさせるようにしたものである。
させたシール装置を備えたバックアップロールを提供す
る。 【構成】 筒状のロール本体15と、前記ロール本体1
5に挿通された軸体16と、前記ロール本体15と軸体
16との間に介在し、ロール本体15を軸体16に対し
回転自在に支持する一対の転がり軸受17と、前記ロー
ル本体15の内部を密封するシール装置18とを備えた
バックアップロールであって、前記シール装置18を、
前記ロール本体15の内径面両側に取付けられた間座2
3と、前記軸体16に取付けられ、前記間座23と僅か
な隙間を持って対向するラビリンスシール21と、前記
軸体16の中心に軸方向に沿って形成したエアー通路2
5と、前記エアー通路25からラビリンスシール21へ
エアーを供給する排気孔27と、前記排気孔27からの
エアーをラビリンスシール21と間座23との間に噴出
させるエアー噴出孔30とで構成し、前記エアー噴出孔
30から噴出されるエアーにてロール本体15内をシー
ルさせるようにしたものである。
Description
【0001】
本考案は、鋼板等の矯正用レベラにおいて、駆動ロールをバックアップするバ ックアップロールに関するものである。
【0002】
レベラはコイル状に巻き取った板材を平滑な状態に矯正したり、あるいは、絞 り加工におけるリューダ氏ライン(冷間加工後の板は、焼鈍後スキンパスを加え ずに絞り加工を行なうと板に線が出てくる。これを、リューダ氏ラインという。 )の発生を防止するため、板材に予め冷間加工を加えておくような場合等に使用 される。一例として、図2に、曲げロールAで大きい冷間加工を加え、ついで、 矯正ロールFで矯正するタイプのレベラを示す。ロールは上下各々の数で交互に 食い違うように配列されており、入り口側から、ガイドロールC、駆動ロールE 、矯正ロールFの順に並んでいる。ロールの食違いの程度は、入り口側の方が出 口側よりも大きくなっている。板材Bが駆動ロールEにかまれると曲げロールA が持ち上がる。板材Bは入り口側の数本のロールによって大きく曲げられ、その 表面に大きい冷間加工を受ける。そして、駆動ロールEによって矯正ロールFに 送られて矯正を受ける。
【0003】 ところで、一般に、レベラのロール径は板材の板厚によって使い分け、厚板の 場合には大径のロールを使用し、薄板の場合には小径のロールを使用する。そし て、小径のロールを使用する場合には、バックアップロールD等で駆動ロールE を補強するようにしている。このバックアップロールDとして、例えば図3に示 すように、筒状のロール本体1、ロール本体1に挿通された軸体2、ロール本体 1と軸体2との間に介在し、ロール本体1を軸体2に対し回転自在に支持する一 対の転がり軸受3、およびロール本体1の内部を密封するシール装置4を一体に アッセンブリしてユニット化したものがある。
【0004】 シール装置4は、軸体2の段部に嵌合され、止め輪5で固定されたシール座6 と、ロール本体1の内径部に嵌合され、止め輪10で固定されたスリンガ11と 、シール座6の外径部に嵌着され、スリンガ11のシール面に摺接する弾性体シ ール12と、スリンガ11の外径部に装着されたOリング13とで構成されてい る。
【0005】
アルミ板などの精整設備では板材Bの表面に対する高品位の要求が高く、駆動 ロールEの回転を滑らかにし、かつ板材Bへ十分な荷重を与えるようにしなけれ ばならない。そのため、駆動ロールEをバックアップしているバックアップロー ルDの回転トルクをできるだけ小さくして、駆動ロールEの損失を小さくする必 要がある。
【0006】 バックアップロールDの回転トルクを小さくするには、シール装置4の弾性体 シール12の接触圧を小さくすればよい。しかし、シール装置4は、一方でロー ル本体1内に組込んだ転がり軸受け3へ洗浄液や塵が入らないように、高いシー ル性が要求される。シール性を高くするには、弾性体シール12の接触圧を高く せねばならない。このように、シール装置4には回転トルクの低減とシール性の 向上といった相反する性能が要求されている。
【0007】 また従来のシール装置4は、弾性体シール12のリップ部の摩耗などにより、 経時的なトルク変動を生じ、品質に影響を与えるといった問題もある。
【0008】 この考案は、高いシール性を有し、かつ回転トルクを低下させたシール装置を 備えたバックアップロールを提供しようとするものである。
【0009】
この考案は、筒状のロール本体と、前記ロール本体に挿通された軸体と、前記 ロール本体と軸体との間に介在し、ロール本体を軸体に対し回転自在に支持する 一対の転がり軸受と、前記ロール本体の両端内径部に位置し、前記ロール本体の 内部を密封するシール装置とを備え、前記シール装置は、前記ロール本体の両端 内径部と前記軸体との間に、外部に通じたラビリンス通路を形成するラビリンス 部材と、前記軸体に形成され、前記ラビリンス通路に連通したエアー通路とを備 え、前記エアー通路からのエアーを前記ラビリンス通路を介して外部へ噴出させ ることによりロール本体内をシールさせるようにしたものである。
【0010】
上記バックアップロールでは、シール装置が非接触シールとなっており、ロー ル本体の回転に対する抵抗がなく、回転トルクを小さくする。またエアーを常に 噴出させることにより、常に高いシール性を保つことができる。
【0011】
以下、本考案の実施例を図面に従って説明する。
【0012】 図1に示すように、この実施例のバックアップロールは、筒状のロール本体1 5と、ロール本体15の内径部に挿通された軸体16と、ロール本体15と軸体 16の間に設けられた一対の転がり軸受17と、ロール本体15の両端部に位置 し、ロール本体15の内部を密封するシール装置18とで構成される。
【0013】 ロール本体15は図示されていないレベラの駆動ロールに圧接し、駆動ロール と伴に回転する。軸体16はハウジングなどに回転しないように支持される。転 がり軸受17は、ロール本体15を軸体16に対し回転自在に支持する。
【0014】 シール装置18は、ラビリンス部材、例えば軸体16の段部に嵌合され、止め 輪20で固定されたラビリンスシール21と、ロール本体15の内径部に嵌合さ れ、止め輪22で固定された間座23と、間座23の外径部に装着されたOリン グ24とを有し、ラビリンスシール21と間座23との間にラビリンス通路19 を形成し、そのラビリンス通路19へエアーを噴出させて、非接触シールを構成 するようになっている。
【0015】 即ち、軸体16の中心に軸方向に沿ってエアー通路25を形成し、エアー通路 の一端を栓26で塞ぎ、軸体の両側に、ラビリンスシール21の取付け位置に対 応させて、半径方向に沿って放射状に排気孔27を形成し、さらにラビリンスシ ール21に軸体16の排気孔27と一致させてエアー噴出孔30を形成している 。そして、軸体16のエアー通路25へ圧縮エアーを供給し、排気孔27からラ ビリンスシール21のエアー噴出孔30を経て、ラビリンスシール21と間座2 3との間のラビリンス通路19へエアーを噴出させ、そのエアーをロール本体1 5の両端から外部へ排出させて非接触シールを構成している。エアーの噴出は、 ロール本体15が回転しておらない時にも噴出させることにより、常にシール性 を保つことができる。
【0016】
この考案によれば、軸体とロール本体との間を非接触シールにてシールさせて いるので、接触抵抗がなくなり、ロール本体の回転トルクを大幅に低減させるこ とができる。一方エアーの噴出圧力を調整することにより、非常に高いシール性 を得ることができる。
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】レベラを示す図である。
【図3】従来のバックアップロールを示す断面図であ
る。
る。
15 ロール本体 16 軸体 17 転がり軸受 18 シール装置 19 ラビリンス通路 25 エアー通路
Claims (1)
- 【請求項1】筒状のロール本体と、前記ロール本体に挿
通された軸体と、前記ロール本体と軸体との間に介在
し、ロール本体を軸体に対し回転自在に支持する一対の
転がり軸受と、前記ロール本体の両端内径部に位置し、
前記ロール本体の内部を密封するシール装置とを備え、
前記シール装置は、前記ロール本体の両端内径部と前記
軸体との間に、外部に通じたラビリンス通路を形成する
ラビリンス部材と、前記軸体に形成され、前記ラビリン
ス通路に連通したエアー通路とを備え、前記エアー通路
からのエアーを前記ラビリンス通路を介して外部へ噴出
させることによりロール本体内をシールさせるようにし
たことを特徴とするレベラのバックアップロール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1539493U JPH0677911U (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | レベラのバックアップロール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1539493U JPH0677911U (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | レベラのバックアップロール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0677911U true JPH0677911U (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=11887522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1539493U Withdrawn JPH0677911U (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | レベラのバックアップロール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0677911U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009274076A (ja) * | 2008-05-12 | 2009-11-26 | Ntn Corp | バックアップロール装置 |
-
1993
- 1993-03-30 JP JP1539493U patent/JPH0677911U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009274076A (ja) * | 2008-05-12 | 2009-11-26 | Ntn Corp | バックアップロール装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19970703 |