JPH0254895A - エレクトロルミネセンス発光素子の製造方法 - Google Patents

エレクトロルミネセンス発光素子の製造方法

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JPH0254895A
JPH0254895A JP63206646A JP20664688A JPH0254895A JP H0254895 A JPH0254895 A JP H0254895A JP 63206646 A JP63206646 A JP 63206646A JP 20664688 A JP20664688 A JP 20664688A JP H0254895 A JPH0254895 A JP H0254895A
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JP
Japan
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sol
dielectric layer
dielectric material
dielectric
light emitting
Prior art date
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Pending
Application number
JP63206646A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Shinohara
篠原 義典
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Mitsubishi Mining and Cement Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Mining and Cement Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、エレクトロルミネセンス発光素子の製造方法
に関し、さらに詳しくは、特に低電圧で発光して、例え
ば電子機器等における表示装置として好都合に使用でき
るエレクトロルミネセンス発光素子の製造方法に関する
ものである。
[発明の背景] エレクトロルミネセンス発光素子は、基本的には一方が
透明電極である2つの電極間にZnS層のような発光層
および誘電体を配置してなるもので、例えば、絶縁基板
としてガラス基板を用いたものでは、そのガラス基板上
にITOI]iからなる透明電極、低電圧化のための誘
電体層、発光層、誘電体層および電極層を蒸着法、CV
D法またはスパッタリング法のような薄膜技術を用いて
順次被覆するか、あるいは絶縁基板として焼結アルミす
基板のようなセラミック基板を用いたものでは、電極に
するための導電ペーストを前記セラミック基板上に印刷
し、ついでその上に誘電材料のグリーンシートを積層し
た後、この積層体を焼成して、低電圧化のための誘電体
層を形成させ、さらにこの誘電体層の上に発光層および
透明電極の層を薄膜技術を用いて順に被膜して製造され
る。
一般に、エレクトロルミネセンス発光素子は、蛍光体の
励起に10’ V / Cm程度の高電界の印加が必要
であり、そのためには上記の薄膜法で作製したものでは
、200〜250■程の駆動電圧が必要となる。したが
って、エレクトロルミネセンス発光素子を駆動させるI
Cなどには、200〜250Vの電圧に耐える高耐圧用
のものを使用しなければならないことから、本来できる
だけ低電圧を用いて駆動することが要望されており、そ
のためには、前記誘電体層が高静電容量を有することが
必要であるが、前述の絶縁基板としてガラス基板を用い
たものでは、誘電体層を薄膜技術を用いて形成している
ため高話電率のものが得られないし、また基板がガラス
でできているために誘電体材料の800〜1200℃に
おける高温処理によって生ずる強誂電効果が期待できな
い。そこで、薄膜技術によって得られる誘電体層の静電
容量を高くするために、その誘電体層の厚さを薄くする
ことが行われているが、その厚さを薄くしすぎると耐電
圧が低下するという問題が生ずるので、誘電体層の厚さ
を薄くするには限度があり、したがってガラス基板を用
いた発光素子を発光させる場合は200■以上の電圧が
必要となる。
また、前述の絶縁基板として焼結アルミナのようなセラ
ミックからなる基板を用いるものでは、その基板は高温
にさらすことができるので、誘電体層に前記の高温処理
を施して話電体の誘電率をio、ooo以上に高め、そ
れによって発光素子の駆動電圧を下げることができるが
、それでも駆動電圧は精々50V程度まで下がるにすぎ
ない。
本発明者は、このような状況に鑑みて種々研究を重ねた
結果、 前記誘電体層を構成する材料の前駆体のゾルをセラミッ
ク基板に塗布してゾル被膜を形成させた後、この被膜を
放置して前記ゾルをゲル化させることによって所定厚み
のゲル被膜を形成させ、ついで前記ゲル被膜を乾燥した
後、このゲル被膜を焼成して前記前駆体をそれに対応す
る誘電材料に変えることによって、前記誘電体層を形成
させる(以下、この方法を単に「ゾル−ゲル法」ともい
う)と、厚さ1μm程度の薄い誘電体層が得られ、この
ようにして形成された誘電体層は、エレクトロルミネセ
ンス発光素子の駆動電圧を30Vのような低電圧まで低
下させることができるばかりでなく、m密で、前記駆動
電圧に対して十分な耐電圧を有すること、 を見出した。
[発明の目的および構成コ 本発明は、上記知見に基づいて発明されたもので、低電
圧で発光できるエレクトロルミネセンス発光素子の製造
方法を提供することを目的とし、電極が設けられたセラ
ミック基板と透明電極との間に、誘電体層および発光層
を有するエレクトロルミネセンス発光素子の製造方法に
おいて、(a)前記電極が設けられたセラミック基板に
誘電材料前駆体のゾルを塗布してゾル被膜を形成させた
後、この被膜を放置して前記ゾルをゲル化させることに
よって所定厚みのゲル被膜を形成させる工程、 (b)セラミック基板上に形成された前記ゲル被膜を乾
燥した後、このゲル被膜を焼成することにより前記誘電
材料前駆体をMM を材料に変えて、前記セラミック基
板上にその誘電材料からなる前記誘電体層を形成させる
工程、および (c)前記誘電体層の上に前記発光層を設け、さらにこ
の発光層の上に前記透明電極を設ける工程、 の上記(a)〜(c)の工程からなる、エレクトロルミ
ネセンス発光素子の製造方法、 に係わるものである。
[発明の詳細な説明コ 以下、本発明を具体的に説明する。
(1)?if極が設けられたセラミック基板本発明にお
いては、電極が設けられたセラミック基板の上に順次誘
電体層、発光層および透明電極を形成させてエレクトロ
ルミネセンス発光素子を製造するが、上記のようなセラ
ミック基板としては、従来知られている方法のいずれか
により、すなわち、例えば、アルミナ、酸化チタン、チ
タン酸マグネシウムまたはシリカのような材料からなる
グリーンシートにAg、Ag−Pd、Pt等の導電ペー
ストを印刷により塗着した後、これらを焼成するか、あ
るいは上記のような成分からなるセラミック板をを焼成
によって製造した後、適宜の薄膜技術を用いて、上記金
属からなる薄膜状の電極を前記セラミック板に付着させ
ることによって製造されたものを使用することができる
(2)誘電体層 a、誘電材料 本発明の誘電体層を構成する材料としては、従来知られ
ている誘電材料を適宜使用できるが、特にチタン酸バリ
ウム、チタン酸ストロンチウムおよびチタン酸鉛が好ま
しく使用される。
b、誘電材料前駆体のゾル 上記誘電材料の前駆体としては、焼成により反応を起こ
して、それに対応する誘電材料となるもの、例えば金属
アルコキシドの加水分解生成物が用いられ、例えば、チ
タン酸バリウムの前駆体としてはバリウムアルコキシド
とチタンアルコキシドとの混合物の加水分解生成物が好
ましく用いられる。これらの前駆体はいずれも分散媒中
に分散されて流動性のゾルを形成しており、その分散媒
としては水・アルコール混合物が好ましく使用される。
このような前駆体のゾルは、例えば、金属アルコキシド
を水・アルコール混合物と混合して、上記金属アルコキ
シドを加水分解することによって調製することができ、
例えばチタン酸バリウム前駆体のゾルの場合は、バリウ
ムアルコキシドとチタンアルコキシドとの混合物を水・
アルコール混合物で加水分解することによって、そのゾ
ルが調製される。(特開昭62−265118号公報参
照) C,ゾル被覆の形成 前記ゾルは様々な方法、例えばスピン塗布、デイツプ塗
布、ローラー塗布によってセラミック基体上に塗布され
て−様な厚みの薄い塗膜とすることができるが、特にス
ピン塗布によってゾル被膜を形成させるのが好ましい。
d ゲル被膜の形成 前記ゾル被膜を一般に室温または室温よりも低い温度で
放置すると、そのゾルのゲル化が進行してゲル被膜が形
成される。唯1回の塗布によってゲル被膜の厚みが所望
の値に達しない場合は、その厚みが所望の値に遠するま
で、ゾルの前記塗布工程を繰り返すことがでとるが、そ
の塗布工程を繰り返す回数は、一般にゾルの粘度、塗布
条件およびゲル被膜の所望の厚み等によって変化する。
e、誘電材料の生成 所定の厚みに形成された前記ゲル被膜を、通常、昇温下
、例えば80〜120℃で乾燥し、ついで一般に110
0〜13oO℃の温度で焼成すると、前記ゲル被膜中の
誘電材料前駆体は誘電材料に変わり、その結果セラミッ
ク基板上に誘電体層が形成される。
(3)発光層および透明電極 前記誘電体層の上には、金属をドープした通例の蛍光体
、例えば2nS:(:u、C1(青緑)、ZnS+ C
u、1(紫)、ZnS:Cu、八l(緑1.ZnS:C
u(赤)、ZnS: M n”(黄橙)、ZnS:Tb
F3(緑)、 2nS:EuFs (赤)、 ZnS:
SmF、。
(赤)、 ZnS :Prh’(青緑)、CaS:Eu
F3(赤)、SrS:Ce(青緑)からなる発光層およ
び本技術分野において常用されているI T O(In
203・5no2)の導電性被膜からなる透明電極を、
通例の薄膜技術、例えば蒸着法、スパッタリング、CV
D法、特にMO−CVD法、またはPVD法等によって
順に形成させる。
以上のようにして製造された本発明のエレクトロルミネ
センス発光素子は、特に低電圧で発光できるので、この
ような特性の利用が望まれる各種電子機器の表示装置と
して用いられるほか、計器等の文字盤、表示板、表札、
座席灯、案内灯、下尾灯等に好都合に用いられる。
[実施例] ついで、実施例を参照して本発明を説明するが、本発明
は勿論この実施例に限定されない。
まず、スパッタリングによってアルミナ基板に白金電極
を形成させて絶縁基板を作製した後、バリウムエトキシ
ドとチタンエトキシドとを、Ba/ T i = 1 
/ 1の原子比になるように混合した混合物のエタノー
ル溶液に、水6容量%を含む水・エタノール混合溶液を
加えて上記2種のエトキシドを同時に加水分解すること
によって調製したチタン酸バリウム前駆体のゾルをスピ
ン塗布により、前記白金電極側の前記絶縁基板上に塗布
して、ゾル被膜を形成させた。
ついで、このゾル被膜を室温で15分間放置して前記前
駆体のゾルをゲル化させると、厚み;約0.1 μmの
ゲル被膜が形成され、このような塗布−ゲル化工程を1
0回繰り返すことによって、所定の厚み:1μIを有す
るゲル被膜が得られた。
所定の厚みに達した上記ゲル被膜が塗設された基板を1
00℃において2時間乾燥させた後、これを電気炉にお
いて1200℃の下に2時間焼成して、基板上にチタン
酸バリウムからなる厚み:1μmの誘電体層を形成させ
た。
つぎに、スパッタリングによって上記誘電体層の上にZ
nSからなるエレクトロルミネセンス発光層を0.5 
μmの厚みで形成させた後、同じくスパッタリングによ
って上記発光層の上にxro膜からなる透明1!極を形
成させた。このようにして作製されたエレクトロルミネ
センス発光素子は十分な耐電圧を有し、30Vで発光を
開始した。
[発明の効果] 以上述べた説明から明らかなように、本発明においては
、ゾル−ゲル法によって誘電体層を形成させているため
に、非常に薄くて緻密な誘電体層を形成させることがで
き、その結果、上記誘電体層を形成させるための話電材
料として格別話電率の高い材料を使用しなくても、前記
誘電体層に十分な耐電圧を保有させながら、極めて大き
い静電容量をもたせることができるので、本発明によれ
ば、非常に低い駆動電圧でも発光できる優れたエレクト
ロルミネセンス発光素子を簡単な方法で製造することが
できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  電極が設けられたセラミック基板と透明電極との間に
    、誘電体層および発光層を有するエレクトロルミネセン
    ス発光素子の製造方法において、(a)前記電極が設け
    られたセラミック基板に誘電材料前駆体のゾルを塗布し
    てゾル被膜を形成させた後、この被膜を放置して前記ゾ
    ルをゲル化させることによって所定厚みのゲル被膜を形
    成させる工程、 (b)セラミック基板上に形成された前記ゲル被膜を乾
    燥した後、このゲル被膜を焼成することにより前記誘電
    材料前駆体を誘電材料に変えて、前記セラミック基板上
    にその誘電材料からなる前記誘電層を形成させる工程、
    および (c)前記誘電体層の上に前記発光層を設け、さらにこ
    の発光層の上に前記透明電極を設ける工・ 程、 の上記(a)〜(c)の工程からなる、エレクトロルミ
    ネセンス発光素子の製造方法.
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0475295A (ja) * 1990-07-16 1992-03-10 Sharp Corp 薄膜el素子
KR20020025656A (ko) * 2000-09-29 2002-04-04 사토 히로시 박막전계발광소자 및 그 제조방법
WO2003032334A1 (fr) * 2001-09-10 2003-04-17 Noritake Co., Limited Element en pellicule epaisse, son dispositif d'application et ses procedes de fabrication

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