JPH0254758B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はメロデイーにより洗濯終了等の報知を
行う洗濯機の報知装置に関するものである。

従来の技術 従来、洗濯機の洗濯終了等の報知方法は第２図
に示すように、マイクロコンピユータ１のROM
２内にメロデイー情報が書き込まれたメロデイー
情報部３があり、このメロデイー情報部３から、
適宜メロデイー情報が報知部４へ出力され、メロ
デイー報知を行うというものであつた。

発明が解決しようとする問題点 このような従来の方法では、メロデイー情報が
あらかじめマイクロコンピユータのROMに書き
込まれていて書き換えができなかつた。したがつ
て、それが使用者の個人的に嫌うメロデイーであ
る場合に使用者に不快感を与えていた。また嫌い
でないメロデイーでも毎回、同一のメロデイーを
聞かされて嫌になるという問題点を有していた。

本発明は上記問題点に鑑み、メロデイーの書き
換えの可能な洗濯機の報知装置を提供することを
目的とする。

問題点を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、メロデイ
ー情報を入力するキー入力部とこのキー入力部か
らのメロデイー情報をEEPROMへ格納するマイ
クロコンピユータと、マイクロコンピユータが
EEPROMから読み出したメロデイー情報を出力
するメロデイー報知部を備えた構成である。

作 用 本発明は上記構成により、マイクロコンピユー
タがEEPROMにメロデイー情報を書き込んだ
り、あるいは読み出したりすることにより、キー
入力部で使用者によつて入力されたメロデイー情
報がマイクロコンピユータに確保でき、マイクロ
コンピユータはそのメロデイー情報をメロデイー
報知部を介して報知する。

実施例 本発明の洗濯機の報知装置の一実施例を第１図
により説明する。

第１図において、１１は使用者が好みのメロデ
イー情報を入力するためのキー入力部で、シフト
スイツチSW、入力スイツチSW、設定終了スイ
ツチSW、各キースイツチSW１〜SW４を有して
いる。１２はモードセレクトスイツチで、洗濯機
の水流セレクト、洗濯時間、脱水時間、洗濯一時
停止の各情報が入力可能な状態となる通常モード
端子１３と、メロデイー情報の設定可能状態とな
る設定モード端子１４を有している。１５はメロ
デイー報知を行うメロデイー報知部、１６はメロ
デイー情報を格納するEEPROM、１７はキー入
力部１１からの情報を入力し、かつメロデイー報
知部１５および洗濯機の制御を行うマイクロコン
ピユータで、EEPROM１６のメロデイー情報の
書込みおよび読み出しを行う。

通常はモードセレクトスイツチ１２が通常モー
ド端子１３側に接続されている。この状態ではシ
フトスイツチSW、入力スイツチSWおよび設定
終了スイツチSWからの出力をマイクロコンピユ
ータ１７は受付ず、洗濯機の水洗セレクトを行う
キースイツチSW１、洗濯時間を設定するキース
イツチSW２、脱水時間を設定するキースイツチ
SW３、洗濯一時停止の情報を与えるキースイツ
チSW４の出力を受付け、その設定内容に基づい
て制御を行う。

次に、メロデイー設定を行いたいときは、モー
ドセレクトスイツチ１２を設定モード端子１４側
へ切り替える。この状態ではキースイツチSW１
〜SW４が音階のド〜フアに、シフトスイツチ
SWを押しながらキースイツチSW１〜SW４を押
すと音階のソ〜ドに対応したデータがマイクロコ
ンピユータ７へ入力される。これらのキースイツ
チSW１〜SW４を使つて、あるメロデイーの第
１番目の音を設定し、続いて入力スイツチSWを
押すことによつてこの音のデータがマイクロコン
ピユータ７へ入力される。そして次に第２番目の
音を設定し、続いて入力スイツチSWを押すと先
の第１番目に続くデータとしてマイクロコンピユ
ータ７へ入力される。このようにしてメロデイー
の各音のデータを最初から順に入力して行く。そ
して、最後の音を設定して入力スイツチSWを押
した後、設定終了スイツチSWを押してメロデイ
ー設定を終了する。設定終了スイツチSWが押さ
れるとマイクロコンピユータ１７からの制御信号
でEEPROM１６がデータの書込み消去可能状態
にされた後、EEPROM１６内の以前に記憶され
ていたメロデイー情報を消去し、かつマイクロコ
ンピユータ１７のメロデイー情報がEEPROM１
６へ格納される。この後モードセレクトスイツチ
２を通常モード端子１３側にして、洗濯機の通常
使用状態にする。

洗濯を終了し、洗濯機の電源が切られると、マ
イクロコンピユータ１７のメロデイー情報は消え
るが、EEPROM１６のメロデイー情報は保持さ
れる。そして再び、洗濯機の電源が投入されたと
きに、このEEPROM１６に格納されている情報
がマイクロコンピユータ１７へ格納される。

このように、電源印加の有無に関係なく
EEPROM１６にメロデイー情報が保持されるの
で、常にマイクロコンピユータ１７へメロデイー
情報が確保できる。そして、洗濯機の工程終了時
等にマイクロコンピユータ１７がメロデイー報知
部１５を制御して、先に設定されたメロデイー情
報に基づいたメロデイーを出力する。

発明の効果 本発明によれば、報知用メロデイーに任意のメ
ロデイーを設定でき、しかも何度でも書き換え可
能であり、洗濯機の報知の多様化と使用者に適し
たメロデイー報知を行うことができる。また、
EEPROMにメロデイー情報を保持できるので、
電源投入のたびに情報を書込む必要がなく、使い
勝手が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の洗濯機の報知装置の一実施例
を示すブロツク図、第２図は従来の洗濯機のメロ
デイー報知装置を示すブロツク図である。 １１……キー入力部、１２……モードセレクト
スイツチ、１３……通常モード端子、１４……設
定モード端子、１５……メロデイー報知部、１６
……EEPROM、１７……マイクロコンピユー
タ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ メロデイー情報を入力するキー入力部と、メ
   ロデイー報知を行うメロデイー報知部と、前記メ
   ロデイー情報を格納するEEPROMと、前記キー
   入力部から前記メロデイー情報を入力し、かつ前
   記メロデイー報知部の動作を制御するマイクロコ
   ンピユータとを有し、前記マイクロコンピユータ
   は前記EEPROMの前記メロデイー情報の書き込
   みおよび読み出しを行う洗濯機の報知装置。