JPH0254128B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0254128B2 JPH0254128B2 JP60050747A JP5074785A JPH0254128B2 JP H0254128 B2 JPH0254128 B2 JP H0254128B2 JP 60050747 A JP60050747 A JP 60050747A JP 5074785 A JP5074785 A JP 5074785A JP H0254128 B2 JPH0254128 B2 JP H0254128B2
- Authority
- JP
- Japan
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- filter
- filter frame
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- peripheral edge
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- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 24
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 9
- 230000009977 dual effect Effects 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 239000000706 filtrate Substances 0.000 description 3
- 239000011550 stock solution Substances 0.000 description 3
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
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- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Filtration Of Liquid (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、複式フイルタープレスに関する。
従来の技術
従来、濾板と濾枠が交互に配置された複式フイ
ルタープレスにおいては、第5図に示すように、
締付装置によつてすべての濾板11と濾枠12を
締付けた状態においては、隣り合う濾板11と濾
枠12の周縁部が濾布15を介して相互に密着せ
しめられていた。この状態で圧搾濾過作業を行な
うと、濾過圧Pが大きい場合には、第6図に示す
ように、濾枠12の周縁部12aとくに周縁部1
2aの各辺の中央部分が四方に膨出するという問
題があつた。そしてこのような濾枠12の膨出を
防止するために、従来は濾板11と濾枠12の締
付圧力を増大したり、あるいは濾枠12の周縁部
の締付幅Hを大きいものとしていた。しかしなが
ら、前者の場合には、締付力の大きな締付装置を
必要とするため、設備費が高くつくとともに、運
転費も高くつくという問題があつた。また、後者
の場合には、濾枠12を製造するための材料を多
く必要として、枠12の製造コストが高くつき、
しかも濾枠12の重量が増大するため、サイドバ
ーの強度を大きくしたり濾板および濾枠送り装置
の駆動力を大きくしたりしなければならないとい
う問題があつた。
ルタープレスにおいては、第5図に示すように、
締付装置によつてすべての濾板11と濾枠12を
締付けた状態においては、隣り合う濾板11と濾
枠12の周縁部が濾布15を介して相互に密着せ
しめられていた。この状態で圧搾濾過作業を行な
うと、濾過圧Pが大きい場合には、第6図に示す
ように、濾枠12の周縁部12aとくに周縁部1
2aの各辺の中央部分が四方に膨出するという問
題があつた。そしてこのような濾枠12の膨出を
防止するために、従来は濾板11と濾枠12の締
付圧力を増大したり、あるいは濾枠12の周縁部
の締付幅Hを大きいものとしていた。しかしなが
ら、前者の場合には、締付力の大きな締付装置を
必要とするため、設備費が高くつくとともに、運
転費も高くつくという問題があつた。また、後者
の場合には、濾枠12を製造するための材料を多
く必要として、枠12の製造コストが高くつき、
しかも濾枠12の重量が増大するため、サイドバ
ーの強度を大きくしたり濾板および濾枠送り装置
の駆動力を大きくしたりしなければならないとい
う問題があつた。
発明の目的
この発明の目的は、上記の問題を解決し、圧搾
濾過作業のさいに濾過圧力が大きい場合であつて
も濾枠周縁部の膨出を確実に防止することがで
き、しかも濾板および濾枠の締付装置の締付力を
増大する必要がなく、設備費および運転費が安く
つくとともに、濾枠周縁部の締付幅を従来のもの
より小さくすることができ、従つて濾枠の製造コ
ストが安くつくうえに、濾枠の重量が減少し、こ
のためサイドバーの強度を従来よりも小さくする
ことができるし濾板および濾枠送り装置の駆動力
が小さくてすむ複式フイルタープレスを提供しよ
うとするにある。
濾過作業のさいに濾過圧力が大きい場合であつて
も濾枠周縁部の膨出を確実に防止することがで
き、しかも濾板および濾枠の締付装置の締付力を
増大する必要がなく、設備費および運転費が安く
つくとともに、濾枠周縁部の締付幅を従来のもの
より小さくすることができ、従つて濾枠の製造コ
ストが安くつくうえに、濾枠の重量が減少し、こ
のためサイドバーの強度を従来よりも小さくする
ことができるし濾板および濾枠送り装置の駆動力
が小さくてすむ複式フイルタープレスを提供しよ
うとするにある。
発明の構成
この発明は、上記の目的を達成するために、濾
板と濾枠が交互に配置された複式フイルタープレ
スにおいて、濾板の周縁部の前後両面に濾枠膨出
防止用突部が設けられ、締付状態において各濾板
の突部に、隣接濾枠の周縁部もしくは周縁部寄り
部分の前後両面に設けられた段部が係り合わせら
れるようになされている複式フイルタープレスを
要旨としている。
板と濾枠が交互に配置された複式フイルタープレ
スにおいて、濾板の周縁部の前後両面に濾枠膨出
防止用突部が設けられ、締付状態において各濾板
の突部に、隣接濾枠の周縁部もしくは周縁部寄り
部分の前後両面に設けられた段部が係り合わせら
れるようになされている複式フイルタープレスを
要旨としている。
実施例と作用
つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
この明細書において、前後および左右は、第1
図を基準とし、前とは第1図右側、後とは同左側
をいい、左右は前方に向つていうものとする。
図を基準とし、前とは第1図右側、後とは同左側
をいい、左右は前方に向つていうものとする。
この発明の第1実施例を示す第1図〜第3図に
おいて、この発明による複式フイルタープレス
は、交互に配置された濾板1と濾枠2のうち、濾
板1の周縁部の前後両面に濾枠膨出防止用突部
3,3が全周にわたつて連続的に設けられ、締付
状態において各濾板1の突部3,3に隣接濾枠
2,2の周縁部2a,2aが係り合わせられるよ
うになされているものである。
おいて、この発明による複式フイルタープレス
は、交互に配置された濾板1と濾枠2のうち、濾
板1の周縁部の前後両面に濾枠膨出防止用突部
3,3が全周にわたつて連続的に設けられ、締付
状態において各濾板1の突部3,3に隣接濾枠
2,2の周縁部2a,2aが係り合わせられるよ
うになされているものである。
その他第1図において、5は濾板1の両面に被
せられた濾布、また第2図と第3図において、6
は濾板1と濾枠2のそれぞれ左右両側に取り付け
られた吊手で、これらは図示しない一対のサイド
バーに支持されている。7は濾板1および濾枠2
の上縁部右隅にそれぞれ設けられた原液供給孔、
8は濾枠2に設けられた原液導入口で、これは原
液供給孔7に連通せしめられている。9は濾板1
および濾枠2の下縁部左隅にそれぞれ設けられた
濾液排出孔、10は濾板1に設けられた濾液出口
で、これは濾液排出孔9に連通せしめられてい
る。
せられた濾布、また第2図と第3図において、6
は濾板1と濾枠2のそれぞれ左右両側に取り付け
られた吊手で、これらは図示しない一対のサイド
バーに支持されている。7は濾板1および濾枠2
の上縁部右隅にそれぞれ設けられた原液供給孔、
8は濾枠2に設けられた原液導入口で、これは原
液供給孔7に連通せしめられている。9は濾板1
および濾枠2の下縁部左隅にそれぞれ設けられた
濾液排出孔、10は濾板1に設けられた濾液出口
で、これは濾液排出孔9に連通せしめられてい
る。
上記において、フイルタープレスの圧搾濾過工
程のさいは、締付装置(図示略)の作動によりす
べての濾板1および濾枠2を締め付けると、第1
図に示すように、濾板1の周縁部の前後両面の濾
枠膨出防止用突部3,3に濾枠2の周縁部2aが
係り合わせられる。このため濾過圧力Pを増大し
ても濾枠2の周縁部2aが膨出するのを確実に防
止することができるものである。
程のさいは、締付装置(図示略)の作動によりす
べての濾板1および濾枠2を締め付けると、第1
図に示すように、濾板1の周縁部の前後両面の濾
枠膨出防止用突部3,3に濾枠2の周縁部2aが
係り合わせられる。このため濾過圧力Pを増大し
ても濾枠2の周縁部2aが膨出するのを確実に防
止することができるものである。
第4図は、この発明の第2実施例を示すもので
ある。ここで、上記第1実施例の場合と異なる点
は、複式フイルタープレスの各濾枠2の周縁部2
a,2a寄り部分の前後両面に段部4,4がそれ
ぞれ設けられ、締付状態において各濾枠2の段部
4,4が隣接濾板1,1の周縁部突部3,3に係
り合わせられて、濾過圧力Pの増大による濾枠2
周縁部の膨出が防止せられるようになされている
点にある。
ある。ここで、上記第1実施例の場合と異なる点
は、複式フイルタープレスの各濾枠2の周縁部2
a,2a寄り部分の前後両面に段部4,4がそれ
ぞれ設けられ、締付状態において各濾枠2の段部
4,4が隣接濾板1,1の周縁部突部3,3に係
り合わせられて、濾過圧力Pの増大による濾枠2
周縁部の膨出が防止せられるようになされている
点にある。
この第2実施例のその他の点は、上記第1実施
例の場合と同様であり、従つて図面において同一
のものには同一の符号を付した。
例の場合と同様であり、従つて図面において同一
のものには同一の符号を付した。
なお、上記実施例においては、濾枠膨出防止用
突部3,3が濾板1の周縁部に全周にわたつて設
けられているが、これらの突部3,3は濾板1の
周縁部のうち四辺の各中央部分等に部分的に設け
られていてもよい。また突部3,3は濾板1の周
縁部に連続的に設けられているが、これらは断続
的に設けられていてもよい。
突部3,3が濾板1の周縁部に全周にわたつて設
けられているが、これらの突部3,3は濾板1の
周縁部のうち四辺の各中央部分等に部分的に設け
られていてもよい。また突部3,3は濾板1の周
縁部に連続的に設けられているが、これらは断続
的に設けられていてもよい。
発明の効果
この発明による複式フイルタープレスは、上述
のように、濾板1と濾枠2が交互に配置された複
式フイルタープレスにおいて、濾板1の周縁部の
前後両面に濾枠膨出防止用突部3,3が設けら
れ、締付状態において各濾板1の突部3,3に、
隣接濾枠2,2の周縁部2a,2aもしくは周縁
部2a,2a寄り部分の前後両面に設けられた段
部4,4が係り合わせられるようになされている
ものであるから、圧搾濾過作業のさいに濾過圧力
Pが大きい場合であつても濾枠周縁部の膨出を確
実に防止することができ、しかも濾板1および濾
枠2の締付装置の締付力を増大する必要がなく、
設備費および運転費が安くつくとともに、濾枠2
周縁部の締付幅を従来のものより小さくすること
ができ、従つて濾枠2の製造コストが安くつくう
えに、濾枠2の重量が減少し、このためサイドバ
ーの強度を従来よりも小さくすることができるし
濾板および濾枠送り装置の駆動力が小さくてすむ
という効果を奏する。
のように、濾板1と濾枠2が交互に配置された複
式フイルタープレスにおいて、濾板1の周縁部の
前後両面に濾枠膨出防止用突部3,3が設けら
れ、締付状態において各濾板1の突部3,3に、
隣接濾枠2,2の周縁部2a,2aもしくは周縁
部2a,2a寄り部分の前後両面に設けられた段
部4,4が係り合わせられるようになされている
ものであるから、圧搾濾過作業のさいに濾過圧力
Pが大きい場合であつても濾枠周縁部の膨出を確
実に防止することができ、しかも濾板1および濾
枠2の締付装置の締付力を増大する必要がなく、
設備費および運転費が安くつくとともに、濾枠2
周縁部の締付幅を従来のものより小さくすること
ができ、従つて濾枠2の製造コストが安くつくう
えに、濾枠2の重量が減少し、このためサイドバ
ーの強度を従来よりも小さくすることができるし
濾板および濾枠送り装置の駆動力が小さくてすむ
という効果を奏する。
第1図はこの発明の第1実施例を示すフイルタ
ープレスの部分縦断面図、第2図は同濾板のみの
正面図、第3図は同濾枠のみの正面図である。第
4図はこの発明の第2実施例を示すフイルタープ
レスの部分縦断面図、第5図は従来のフイルター
プレスの部分縦断面図、第6図は同濾枠のみの正
面図である。 1……濾板、2……濾枠、2a……周縁部、3
……濾枠膨出防止用突部、4……段部。
ープレスの部分縦断面図、第2図は同濾板のみの
正面図、第3図は同濾枠のみの正面図である。第
4図はこの発明の第2実施例を示すフイルタープ
レスの部分縦断面図、第5図は従来のフイルター
プレスの部分縦断面図、第6図は同濾枠のみの正
面図である。 1……濾板、2……濾枠、2a……周縁部、3
……濾枠膨出防止用突部、4……段部。
Claims (1)
- 1 濾板1と濾枠2が交互に配置された複式フイ
ルタープレスにおいて、濾板1の周縁部の前後両
面に濾枠膨出防止用突部3,3が設けられ、締付
状態において各濾板1の突部3,3に、隣接濾枠
2,2の周縁部2a,2aもしくは周縁部2a,
2a寄り部分の前後両面に設けられた段部4,4
が係り合わせられるようになされている複式フイ
ルタープレス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60050747A JPS61212307A (ja) | 1985-03-14 | 1985-03-14 | 複式フイルタ−プレス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60050747A JPS61212307A (ja) | 1985-03-14 | 1985-03-14 | 複式フイルタ−プレス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61212307A JPS61212307A (ja) | 1986-09-20 |
JPH0254128B2 true JPH0254128B2 (ja) | 1990-11-20 |
Family
ID=12867426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60050747A Granted JPS61212307A (ja) | 1985-03-14 | 1985-03-14 | 複式フイルタ−プレス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61212307A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0731108U (ja) * | 1993-06-23 | 1995-06-13 | 有限会社テクノサポート・ツウワン | フィルタープレス |
-
1985
- 1985-03-14 JP JP60050747A patent/JPS61212307A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61212307A (ja) | 1986-09-20 |
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