JPH0253709B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0253709B2 JPH0253709B2 JP57230857A JP23085782A JPH0253709B2 JP H0253709 B2 JPH0253709 B2 JP H0253709B2 JP 57230857 A JP57230857 A JP 57230857A JP 23085782 A JP23085782 A JP 23085782A JP H0253709 B2 JPH0253709 B2 JP H0253709B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- burners
- furnace
- gas
- ejected
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000000567 combustion gas Substances 0.000 claims description 23
- 239000007789 gas Substances 0.000 claims description 20
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 claims description 9
- 238000007664 blowing Methods 0.000 claims description 2
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 5
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 3
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 238000005245 sintering Methods 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は窯業用炉の改良に関するものである。
(従来の技術)
通常の窯業品の焼結反応においては炉内温度と
炉内雰囲気が微妙に影響するが、トンネル炉やシ
ヤツトル炉などの窯業用炉においては炉内幅を広
くすると炉内ガスの循環が悪くなつて炉内各部に
おいて炉内雰囲気が不均一になり易く、かつ炉内
温度も不均一となるため焼成不良品が発生しやす
い欠点がある。そこで、炉内各部の温度とともに
雰囲気を均一化する試みが行われているが、被焼
成品の形状や被焼成品の窯詰量の粗密によつては
ガスの流れが妨げられる炉内位置も生ずるため炉
内各部の雰囲気と温度を均一化できないうえにこ
れを改善しようとして炉内ガス量を多くすれば燃
料消費量が多くなり、しかも、炉内ガス量を多く
しても炉内各部の雰囲気と温度を均一化するには
限度があるという問題点があつた。
炉内雰囲気が微妙に影響するが、トンネル炉やシ
ヤツトル炉などの窯業用炉においては炉内幅を広
くすると炉内ガスの循環が悪くなつて炉内各部に
おいて炉内雰囲気が不均一になり易く、かつ炉内
温度も不均一となるため焼成不良品が発生しやす
い欠点がある。そこで、炉内各部の温度とともに
雰囲気を均一化する試みが行われているが、被焼
成品の形状や被焼成品の窯詰量の粗密によつては
ガスの流れが妨げられる炉内位置も生ずるため炉
内各部の雰囲気と温度を均一化できないうえにこ
れを改善しようとして炉内ガス量を多くすれば燃
料消費量が多くなり、しかも、炉内ガス量を多く
しても炉内各部の雰囲気と温度を均一化するには
限度があるという問題点があつた。
(発明が解決しようとする課題)
本発明はこのような現状に鑑み、適正な燃料消
費量でもつて炉内幅が広い窯業用炉においても炉
内各部の炉内雰囲気を均一にし、かつ、炉内温度
も均一にできる窯業用炉を目的として完成された
ものである。
費量でもつて炉内幅が広い窯業用炉においても炉
内各部の炉内雰囲気を均一にし、かつ、炉内温度
も均一にできる窯業用炉を目的として完成された
ものである。
(課題を解決するための手段)
上記の課題を解決するための本発明は、炉体の
左右の両側壁に下部バーナと上部バーナの所要数
をそれぞれ対向して設け、さらに、前記下部バー
ナと上部バーナには対向するバーナを一対の組と
して噴出するガス量の多寡を左右及び上下間で互
いに逆になるように周期的に調節する噴出ガス量
調節装置をそれぞれ接続し、下部バーナが噴出す
る燃焼ガスの衝突位置と上部バーナが噴出する燃
焼ガスの衝突位置を一方が右側の側壁寄りにある
ときには他方が左側の側壁寄りにある関係を保ち
つつ水平に往復移動させて炉内雰囲気及び温度の
均一化を図ることを特徴とするものである。
左右の両側壁に下部バーナと上部バーナの所要数
をそれぞれ対向して設け、さらに、前記下部バー
ナと上部バーナには対向するバーナを一対の組と
して噴出するガス量の多寡を左右及び上下間で互
いに逆になるように周期的に調節する噴出ガス量
調節装置をそれぞれ接続し、下部バーナが噴出す
る燃焼ガスの衝突位置と上部バーナが噴出する燃
焼ガスの衝突位置を一方が右側の側壁寄りにある
ときには他方が左側の側壁寄りにある関係を保ち
つつ水平に往復移動させて炉内雰囲気及び温度の
均一化を図ることを特徴とするものである。
以下に本発明を図示の実施例によつて詳細に説
明する。
明する。
(実施例)
1は窯業用炉の炉体であつて、該炉体1の左右
の両側壁2,2に下部バーナ3,3と上部バーナ
4,4の所要数をそれぞれ対向して設けてあり、
対向した下部バーナ3,3が噴出する燃焼ガスは
窯詰めされた被焼成品の下部で衝突し、対向した
上部バーナ4,4が噴出する燃焼ガスは被焼成品
の上部で衝突する。下部バーナ3,3が噴出する
燃焼ガスの衝突位置は被焼成品を積載するために
組まれたバーナの対向方向に通じる空室6であつ
て、衝突した燃焼ガスは該空室6から炉内に連通
する吹出孔7,7を通じ上昇する。他方、上部バ
ーナ4,4が噴出する燃焼ガスの衝突位置は積載
された被焼成品の上端と炉天井との間の空間でも
或いは上部に特に設けられた火室6′でもよく、
衝突した燃焼ガスは衝突後降下する。
の両側壁2,2に下部バーナ3,3と上部バーナ
4,4の所要数をそれぞれ対向して設けてあり、
対向した下部バーナ3,3が噴出する燃焼ガスは
窯詰めされた被焼成品の下部で衝突し、対向した
上部バーナ4,4が噴出する燃焼ガスは被焼成品
の上部で衝突する。下部バーナ3,3が噴出する
燃焼ガスの衝突位置は被焼成品を積載するために
組まれたバーナの対向方向に通じる空室6であつ
て、衝突した燃焼ガスは該空室6から炉内に連通
する吹出孔7,7を通じ上昇する。他方、上部バ
ーナ4,4が噴出する燃焼ガスの衝突位置は積載
された被焼成品の上端と炉天井との間の空間でも
或いは上部に特に設けられた火室6′でもよく、
衝突した燃焼ガスは衝突後降下する。
また前記下部バーナ3,3および上部バーナ
4,4にはそれぞれ噴出ガス量調節装置5を接続
し、対向する下部バーナ3,3と対向する上部バ
ーナ4,4はそれぞれ1対の組として周期を合わ
せて噴出するガス量の多寡を互いに逆に調節して
いる。この結果、噴出する燃焼ガスの衝突位置は
噴出するガス量の多い方から遠ざかつて噴出する
ガス量の少ない方に近づくこととなり、噴出する
ガス量の変転に従つて下部バーナ3,3から噴出
する燃焼ガスの衝突位置と上部バーナ4,4から
噴出する燃焼ガスの衝突位置はそれぞれ水平方向
に左右に移動するようになつている。なお対向す
る下部バーナ3,3および上部バーナ4,4から
噴出するガス量の変化の周期は同一とし、また上
部バーナ4,4の燃焼ガスの衝突位置が例えば右
側の側壁寄りにあるとき、下部バーナ3,3の燃
焼ガスの衝突位置が左側の側壁寄りに位置するよ
うに上下の衝突位置の移動方向が逆方向となるよ
うに噴出ガス量調節装置5による制御がなされて
いる。
4,4にはそれぞれ噴出ガス量調節装置5を接続
し、対向する下部バーナ3,3と対向する上部バ
ーナ4,4はそれぞれ1対の組として周期を合わ
せて噴出するガス量の多寡を互いに逆に調節して
いる。この結果、噴出する燃焼ガスの衝突位置は
噴出するガス量の多い方から遠ざかつて噴出する
ガス量の少ない方に近づくこととなり、噴出する
ガス量の変転に従つて下部バーナ3,3から噴出
する燃焼ガスの衝突位置と上部バーナ4,4から
噴出する燃焼ガスの衝突位置はそれぞれ水平方向
に左右に移動するようになつている。なお対向す
る下部バーナ3,3および上部バーナ4,4から
噴出するガス量の変化の周期は同一とし、また上
部バーナ4,4の燃焼ガスの衝突位置が例えば右
側の側壁寄りにあるとき、下部バーナ3,3の燃
焼ガスの衝突位置が左側の側壁寄りに位置するよ
うに上下の衝突位置の移動方向が逆方向となるよ
うに噴出ガス量調節装置5による制御がなされて
いる。
なお、8は各下部バーナ3および上部バーナ4
への燃料供給路9に設けられるダイヤフラム式の
流量調整器、10,10は空気供給管11に設け
られた噴出ガス量調節装置5のバルブ、12はバ
ルブ10を作動させるコントロールモータ、13
は該コントロールモータ12に接続された燃焼用
空気量調節器である。
への燃料供給路9に設けられるダイヤフラム式の
流量調整器、10,10は空気供給管11に設け
られた噴出ガス量調節装置5のバルブ、12はバ
ルブ10を作動させるコントロールモータ、13
は該コントロールモータ12に接続された燃焼用
空気量調節器である。
(作用および効果)
このように構成されたものは、炉体1内の左右
の両側壁2,2に下部バーナ3,3とは別に上部
バーナ4,4の所要数が設けられている上下加熱
方式を採用しているうえに、この下部バーナ3,
3どうし及び上部バーナ4,4どうしが対向位置
にあつて下部バーナ3,3より噴出された燃焼ガ
スは衝突位置において上昇する一方、上部バーナ
4,4より噴出された燃焼ガスは衝突位置におい
て降下するようになつており、しかも下部バーナ
3,3が噴出する燃焼ガスの衝突位置と上部バー
ナ4,4が噴出する燃焼ガスの衝突位置とは噴出
ガス量調節装置5により上下間で互いに逆になる
ように調整されつつ水平方向に往復移動するか
ら、炉内において速度の大な燃焼ガスの循環流が
時計回り及び反時計回りに交互に形成される。こ
のため、適正な燃料使用量でもつて炉内幅が大き
い窯業用炉においても炉内各部の雰囲気を均一に
し、かつ炉内温度も均一にすることができるか
ら、焼成不良品をなくし燃料消費量を少なくする
という大きい利点がある。
の両側壁2,2に下部バーナ3,3とは別に上部
バーナ4,4の所要数が設けられている上下加熱
方式を採用しているうえに、この下部バーナ3,
3どうし及び上部バーナ4,4どうしが対向位置
にあつて下部バーナ3,3より噴出された燃焼ガ
スは衝突位置において上昇する一方、上部バーナ
4,4より噴出された燃焼ガスは衝突位置におい
て降下するようになつており、しかも下部バーナ
3,3が噴出する燃焼ガスの衝突位置と上部バー
ナ4,4が噴出する燃焼ガスの衝突位置とは噴出
ガス量調節装置5により上下間で互いに逆になる
ように調整されつつ水平方向に往復移動するか
ら、炉内において速度の大な燃焼ガスの循環流が
時計回り及び反時計回りに交互に形成される。こ
のため、適正な燃料使用量でもつて炉内幅が大き
い窯業用炉においても炉内各部の雰囲気を均一に
し、かつ炉内温度も均一にすることができるか
ら、焼成不良品をなくし燃料消費量を少なくする
という大きい利点がある。
なお、燃焼ガスの衝突位置を水平に往復移動さ
せる場合にその移動速度は各部分において等速と
してもよいが、前記の実施例における中央位置を
通過する際には速度を大とし、その逆に両側壁
2,2に近い位置を通過する際には速度を小さく
しておくことが好ましい。また、トンネル炉にお
いては冷却帯の両側壁に配置される高速冷却用空
気噴出ノズルも本発明における下部バーナ3,3
および上部バーナ4,4の配置と同様にしておけ
ば、本発明と同様の理由で冷却効果を高めること
ができる。
せる場合にその移動速度は各部分において等速と
してもよいが、前記の実施例における中央位置を
通過する際には速度を大とし、その逆に両側壁
2,2に近い位置を通過する際には速度を小さく
しておくことが好ましい。また、トンネル炉にお
いては冷却帯の両側壁に配置される高速冷却用空
気噴出ノズルも本発明における下部バーナ3,3
および上部バーナ4,4の配置と同様にしておけ
ば、本発明と同様の理由で冷却効果を高めること
ができる。
従つて、本発明は従来の広幅の窯業用炉の問題
点を解決したものとして、産業の発展に寄与する
ところ極めて大なものである。
点を解決したものとして、産業の発展に寄与する
ところ極めて大なものである。
図面は本発明の実施例を示す一部切欠正面図で
ある。 1:炉体、2:側壁、3:下部バーナ、4:上
部バーナ、5:噴出ガス量調節装置。
ある。 1:炉体、2:側壁、3:下部バーナ、4:上
部バーナ、5:噴出ガス量調節装置。
Claims (1)
- 1 炉体1の左右の両側壁2,2に下部バーナ
3,3と上部バーナ4,4の所要数をそれぞれ対
向して設け、さらに、前記下部バーナ3,3と上
部バーナ4,4には対向するバーナを一対の組と
して噴出するガス量の多寡を左右及び上下間で互
いに逆になるように周期的に調節する噴出ガス量
調節装置5をそれぞれ接続し、下部バーナ3,3
が噴出する燃焼ガスの衝突位置と上部バーナ4,
4が噴出する燃焼ガスの衝突位置を一方が右側の
側壁寄りにあるときには他方が左側の側壁寄りに
ある関係を保ちつつ水平に往復移動させて炉内雰
囲気及び温度の均一化を図ることを特徴とする窯
業用炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23085782A JPS59115971A (ja) | 1982-12-23 | 1982-12-23 | 窯業用炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23085782A JPS59115971A (ja) | 1982-12-23 | 1982-12-23 | 窯業用炉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59115971A JPS59115971A (ja) | 1984-07-04 |
JPH0253709B2 true JPH0253709B2 (ja) | 1990-11-19 |
Family
ID=16914383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23085782A Granted JPS59115971A (ja) | 1982-12-23 | 1982-12-23 | 窯業用炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59115971A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6424075A (en) * | 1987-07-21 | 1989-01-26 | Inax Corp | Method for firing tile for interior finish |
JPS6424076A (en) * | 1987-07-21 | 1989-01-26 | Inax Corp | Method for firing tile for interior finish |
JPH01164766A (ja) * | 1987-12-18 | 1989-06-28 | Inax Corp | 役物タイルの焼成方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4858011A (ja) * | 1971-11-25 | 1973-08-15 |
-
1982
- 1982-12-23 JP JP23085782A patent/JPS59115971A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4858011A (ja) * | 1971-11-25 | 1973-08-15 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59115971A (ja) | 1984-07-04 |
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