JPH0410553Y2 - - Google Patents

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JPH0410553Y2
JPH0410553Y2 JP10924889U JP10924889U JPH0410553Y2 JP H0410553 Y2 JPH0410553 Y2 JP H0410553Y2 JP 10924889 U JP10924889 U JP 10924889U JP 10924889 U JP10924889 U JP 10924889U JP H0410553 Y2 JPH0410553 Y2 JP H0410553Y2
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furnace
cooling air
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heat exchange
cooling
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はセラミツク製品の連続焼成に使用され
るトンネル式の連続炉の改良に関するものであ
る。
(従来の技術) 予熱帯、焼成帯、冷却帯を順次備えたトンネル
式の連続炉は従来から広く知られており、その冷
却帯では炉内の製品を冷却するために空気冷却を
行うのが普通である。従来、このための空気冷却
方式としては、炉出口部より炉内へ直接空気を吹
き込む直接空冷方式や、第3図に示されるように
炉底部に熱交換室11を形成しておき、この熱交
換室11内にフアン12により炉端側から空気を
吹き込んで炉室13を冷却し、これによつて温め
られた空気を予熱帯へ送るようにした構造のもの
が使用されてきた。
ところがこのような従来の冷却方式の連続炉で
は、炉内に吹き込まれる冷却空気の温度が低いの
で、製品に熱衝撃を与え、製品の冷え割れ不良を
生じ易いという問題があつた。
(考案が解決しようとする課題) 本考案はこのような従来の問題を解決して、冷
却空気の温度や風量を温度域に応じて調整するこ
とにより製品の冷え割れ不良を防止した連続炉を
提供するために完成されたものである。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するためになされた本考案
は、予熱帯、焼成帯、冷却帯を備えた連続炉の冷
却帯の炉底部に炉の長手方向に区画された複数の
熱交換室を形成するとともに、炉体側壁の冷却風
吹出口をその位置に対応する熱交換室に連通させ
たことを特徴とするものである。
(実施例) 以下に本考案を第1図及び第2図の実施例によ
つて更に詳細に説明する。
1は予熱帯、焼成帯、冷却帯を備えたトンネル
式の連続炉の炉体であり、その冷却帯の炉底部2
には炉の長手方向に区画された複数の熱交換室3
が形成されている。また冷却帯の両側の炉体側壁
4には適当な間隔で冷却風吹出口5が多数形成さ
れているが、第2図に示すようにそれぞれの冷却
風吹出口5はその位置に対応する熱交換室3に炉
体1内の通路6を介してそれぞれ連通する構造と
なつている。
7は冷却風吹き込み用のフアンであり、冷却風
は各熱交換室3の炉出口側の端部にバルブ8を介
して導入されるとともに、一部はバルブ9を介し
て炉出口上端に設けられた炉内へ直接吹き出し口
10へ導かれている。これらの各バルブ8,9は
炉内の温度制御用機器により開度を自動制御され
ることはいうまでもない。
(作用) このように構成された本考案の連続炉において
は、予熱帯、焼成帯を経て焼成された製品が図中
の矢印方向へ進行して冷却帯に到ると、その両側
の炉体側壁4に形成された冷却風吹出口5から吹
き出される冷却風及び炉出口上端に設けられた直
接吹き出し口10から吹き出される冷却風と接し
て徐々に冷却されることとなる。
ところが本考案においては、フアン7からの冷
却風はまず炉底部2に設けられた複数の熱交換室
3に入り、その後に通路6を介して各冷却風吹出
口5から吹き出される構造となつているので、冷
却風は製品等から炉底を介して熱交換室3に伝わ
る熱により温められたうえで炉内へ吹き込まれる
こととなる。
しかも本考案においては、これらの熱交換室3
は炉の長手方向に区画された構造となつているの
で、炉内の温度カーブに応じて焼成帯に近い熱交
換室3はその内部を通過する冷却風を高い温度ま
で加熱し、逆に炉出口に近い熱交換室3はその内
部を通過する冷却風を比較的低い温度に加熱する
こととなる。このため本考案によれば、各部分へ
温度の異なる冷却風を吹き出すことが可能とな
る。
このため、従来の連続炉におけるような高温の
製品と低温の冷却風との接触による冷え割れが発
生することが確実に防止される。またこれととも
に、各熱交換室3を独立させたことにより、各温
度域への冷却風の吹き出し量もバルブ8の開閉に
より個別に制御することが可能となり、より適切
な温度制御が行えることとなる。
(考案の効果) 本考案のは以上に説明したように、冷却帯の炉
底部に炉の長手方向に区画された複数の熱交換室
を形成して冷却風と炉内との熱交換を行わせたう
え、各熱交換室に連通させた冷却風吹出口から炉
内に吹き出すことにより、冷却空気の温度や風量
を温度域に応じて調整するようにしたもので、こ
れにより製品の冷え割れ不良を確実に防止するこ
とができる。よつて本考案は従来の問題点を解決
したものとして、その実用的価値は極めて大きい
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す炉の長手方向の
断面図、第2図はその炉幅方向の断面図、第3図
は従来の連続炉を示す長手方向の断面図である。 2……炉底部、3……熱交換室、4……炉体側
壁、5……冷却風吹出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 予熱帯、焼成帯、冷却帯を備えた連続炉の冷却
    帯の炉底部2に炉の長手方向に区画された複数の
    熱交換室3を形成するとともに、炉体側壁4の冷
    却風吹出口5をその位置に対応する熱交換室3に
    連通させたことを特徴とする連続炉。
JP10924889U 1989-09-19 1989-09-19 Expired JPH0410553Y2 (ja)

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JP10924889U JPH0410553Y2 (ja) 1989-09-19 1989-09-19

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JP10924889U JPH0410553Y2 (ja) 1989-09-19 1989-09-19

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JPH0348697U JPH0348697U (ja) 1991-05-10
JPH0410553Y2 true JPH0410553Y2 (ja) 1992-03-16

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JP5862277B2 (ja) * 2011-12-22 2016-02-16 株式会社Lixil 焼成炉

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JPH0348697U (ja) 1991-05-10

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