JPH052581Y2 - - Google Patents

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JPH052581Y2
JPH052581Y2 JP11870988U JP11870988U JPH052581Y2 JP H052581 Y2 JPH052581 Y2 JP H052581Y2 JP 11870988 U JP11870988 U JP 11870988U JP 11870988 U JP11870988 U JP 11870988U JP H052581 Y2 JPH052581 Y2 JP H052581Y2
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molten glass
furnace
forehearth
cooling
hanging wall
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  • Furnace Details (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はガラス溶解炉で溶解された溶解ガラ
スを供給炉(フイーダ)へ送入する前炉(フオア
ハース)の構造に関する。
(従来の技術) 従来のこの種の溶解ガラス用前炉の構造として
は、例えば添付の図面第7図に図示したように、
溶解ガラスGのための流路71を有する炉体ブロ
ツクの両側壁面にガラス加熱用のバーナー72,
73と冷却用の空気供給口74,75を設け、流
路の上部天井中央部には排気孔76を設けたもの
が知られている。符号77は排気孔のダンパであ
る。
この従来の炉体構造を有する前炉にあつては、
しかしながら、まず第一に、加熱バーナー72,
73が流路の側方に設置されているので、そのバ
ーナーフレームが溶解ガラス表面に沿つて流れる
結果、もともと両側部の溶解ガラスに比して高温
の溶解ガラス中央部にフレームが集中してこれを
さらに加熱し、低温の両壁部ガラスとの温度差を
さらに大きくしてしまうという問題があつた。
第二に、溶解ガラスを冷却するための冷却空気
の供給口74,75は、これもまた流路の側方に
設置されているので、この冷却空気と先のバーナ
ーの燃焼生成物とが炉内で混合され、その結果、
冷却効果が低下するばかりか、炉内のガラス温度
の制御性が著しく低下するという問題があつた。
(考案が解決しようとする課題) この考案は、上のような従来構造の問題を解消
することを目的として提案されたものであつて、
炉内を貫流する溶解ガラスを均一な温度分布を有
するように効率良く加熱し冷却するための新規な
前炉構造を提供することを目的とするものであ
る。またこの考案は、あわせて、制御性が良く、
型替時の溶解ガラスの急速昇温も可能で、さらに
エネルギー効率も良好な前炉の炉体構造を提供す
ることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) すなわち、この考案に係る溶解ガラス用前炉
は、ガラス溶解炉で溶解された溶解ガラスを供給
炉へ送入する前炉において、前記前炉を構成する
炉体ブロツクの天井中央部の長さ方向に垂壁部が
突設されていて該垂壁部の両側に右側チヤンバお
よび左側チヤンバが形成されており、前記右側チ
ヤンバおよび左側チヤンバの各天井には、炉内を
貫流する溶解ガラス表面にほぼ垂直に向けられた
加熱バーナーと前記バーナーの燃焼生成物が排出
される排ガス部とが適宜間隔を置いてそれぞれ配
設されているとともに、前記垂壁部にはその底面
から上方に向けて冷却孔が穿設されていて該冷却
孔は冷却風路と放熱板を介して接していることを
特徴とするものである。
(作用) この考案においては、前炉を構成する炉体ブロ
ツクの天井中央部の長さ方向に垂壁部が設けられ
ていて、溶解ガラス流路の上部空間が右側チヤン
バおよび左側チヤンバに分割される。
そして、この右側チヤンバおよび左側チヤンバ
の各天井に加熱バーナーと排ガス部をそれぞれ配
設することによつて、炉内を貫流する溶解ガラス
の左右の部分を効率良くかつ効果的に加熱する。
一方のチヤンバにおけるバーナーは他のチヤンバ
ーのバーナーの影響を受けることがなく、また左
右のバーナーの燃焼生成物が一緒に混合されるこ
とがないので、温度制御性が良い。
また、左右の各チヤンバーにおける加熱バーナ
ーは炉内を貫流する溶解ガラス表面にほぼ垂直に
向けられているので、温度低下の大きい両側部分
のガラスを集中的かつ効果的に加熱する。
さらに、温度の高い溶解ガラス中央部に対して
は、垂壁部に穿設された冷却孔によつて効果的に
冷却がなされる。特に、この冷却に際しては、バ
ーナーからの燃焼生成物と冷却用空気とが混合し
ないように、該冷却孔は冷却用エアが流通する冷
却風路と直接接続されることなく、放熱板を介し
て接する、いわば間接冷却によつて冷却される。
(実施例) 以下添付の図面に従つて、この考案の実施例を
説明すると、第1図はこの考案に係る前炉を切欠
断面とともに示した斜視図、第2図はその加熱バ
ーナー部分で切断した断面図、第3図は第2図の
3−3線の断面図、第4図は冷却孔部分で切断し
た断面図、第5図は第4図の5−5線の断面図、
第6図は炉内を流れる溶解ガラスの温度分布図で
ある。
第1図に図示したように、この考案の前炉10
は、ガラス溶解炉(図示せず)で溶解された溶解
ガラスGを図の矢印方向前方に位置する供給炉
(図示せず)へ送入するものであつて、その炉体
11は、耐火物よりなる流路ブロツク12ならび
に左右の側壁ブロツク13,14、および天井ブ
ロツク15より構成される。
炉体の天井ブロツク15には、第2図からもよ
く理解されるように、中央部の長さ方向に垂壁部
20が突設され、該垂壁部20の両側に右側チヤ
ンバ21および左側チヤンバ22が形成される。
垂壁部20はもちろん炉内を流れる溶解ガラスG
表面に接しない長さをもつて設けられ、その断面
形状は図例のような逆台形状が強度および耐久性
の点から好ましいであろう。
前記垂壁部20によつて分断された右側チヤン
バ21および左側チヤンバ22の各天井には、そ
れぞれ適宜間隔を置いて加熱バーナー30,40
と前記バーナーの燃焼生成物が排出される排ガス
部35,45が配設される。加熱バーナー30,
40と排ガス部35,45の配置の一例が第3図
に示される。なお、第3図は右側チヤンバー21
の断面に係るものであるが、左側チヤンバー22
も実質的に同じ構造を有するので説明の便宜上カ
ツコ書きで対応部分の符号を示した。
加熱バーナー30,40は、そのバーナーフレ
ームが炉内を貫流する溶解ガラスG表面にほぼ垂
直に向けられるように配置される。また、この加
熱バーナー30,40は、すでに説明したよう
に、主として温度低下の大きい側壁部に近い溶解
ガラス部分を加熱するためのものであるから、そ
の点を考慮して、各チヤンバー21,22天井の
やや側壁部寄りに配置される。
垂壁部20には、第1図および第4図に図示の
ように、その底面から上方に向けて冷却孔50が
穿設されている。この冷却孔20は、第5図のよ
うに、流路の長さ方向に適宜間隔で形成される。
そして、この冷却孔20,20,20…は、その
上部において天井外側に形成された冷却風路60
と放熱板55を介して接している。第5図の冷却
風路60に関して符号61は冷却用エアの給気
部、62は排気部を表わす。
(効果) 第6図はこの考案構造に係る前炉と従来構造の
前炉における炉内の溶解ガラスの温度分布を示し
たものであるが、従来の前炉にあつては、図の破
線で示したように、流路を流れる溶解ガラスの幅
方向には中央部と両側部ではおよそ30℃程度の温
度差が生じている。これに対してこの考案構造の
前炉では、図中実線で示したように、流路の中央
部のガラスと両側部のガラスとの温度差はわずか
7℃にすぎないことが測定された。
このように、この考案装置によれば、炉内を貫
流する溶解ガラスの温度の低い両側部分を効果的
に加熱しかつ温度の高い中央部分の溶解ガラスを
効率良く冷却するものであるから、全体として均
一な温度分布を有する溶解ガラスが得られるよう
になつた。
この考案の前炉構造にあつては、また、加熱効
率とあわせて制御性が良いので、例えば型替時に
おける溶解ガラスの急速昇温も容易となり、さら
にエネルギー効率も良好である等、従来装置に比
して極めて大きな実用性および有利性を亨有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る前炉を切欠断面ととも
に示した斜視図、第2図はその加熱バーナー部分
で切断した断面図、第3図は第2図の3−3線の
断面図、第4図は冷却孔部分で切断した断面図、
第5図は第4図の5−5線の断面図、第6図は炉
内を流れる溶解ガラスの温度分布図、第7図は従
来構造の一例を示す前炉の断面図である。 10……前炉、12……流路ブロツク、13,
14……側壁ブロツク、15……天井ブロツク、
20……垂壁部、21……右側チヤンバ、22…
…左側チヤンバ、30,40……加熱バーナー、
35,45……排気部、50……冷却孔、55…
…放熱板、60……冷却風路、G……溶解ガラ
ス。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ガラス溶解炉で溶解された溶解ガラスを供給炉
    へ送入する前炉において、 前記前炉を構成する炉体ブロツクの天井中央部
    の長さ方向に垂壁部が突設されていて該垂壁部の
    両側に右側チヤンバおよび左側チヤンバが形成さ
    れており、 前記右側チヤンバおよび左側チヤンバの各天井
    には、炉内を貫流する溶解ガラス表面にほぼ垂直
    に向けられた加熱バーナーと前記バーナーの燃焼
    生成物が排出される排ガス部とが適宜間隔を置い
    てそれぞれ配設されているとともに、 前記垂壁部にはその底面から上方に向けて冷却
    孔が穿設されていて該冷却孔は冷却風路と放熱板
    を介して接していることを特徴とする溶解ガラス
    用前炉。
JP11870988U 1988-09-09 1988-09-09 Expired - Lifetime JPH052581Y2 (ja)

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JPH0242033U JPH0242033U (ja) 1990-03-23
JPH052581Y2 true JPH052581Y2 (ja) 1993-01-22

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