JPH0253683B2 - - Google Patents

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JPH0253683B2
JPH0253683B2 JP58201002A JP20100283A JPH0253683B2 JP H0253683 B2 JPH0253683 B2 JP H0253683B2 JP 58201002 A JP58201002 A JP 58201002A JP 20100283 A JP20100283 A JP 20100283A JP H0253683 B2 JPH0253683 B2 JP H0253683B2
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JP
Japan
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hot water
orifice
hole
water level
level control
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58201002A
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English (en)
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JPS6095298A (ja
Inventor
Shozo Nakamura
Tokunori Matsushima
Yasuo Mizushina
Hironori Shiohata
Hirotsugu Nagai
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば蒸気原動機プラントにおける
熱水緊急排出配管系統のように、熱水を流通せし
める管路内に設けられる減圧用のオリフイスに係
り、特に2相流ハンマリング現象を抑制し得るよ
うに改良した減圧用オリフイスに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来の一般的な熱水排出配管系統について第1
図により簡単に説明する。第1図において、熱水
保有機器1内の熱水は、通常時には常用熱水排出
配管系統2に設置された水位調節弁3を通つて排
出され、緊急時には緊急熱水排出配管系統4に設
置された水位調節弁5を通つて排出される。ここ
で水位調節弁3は熱水保有機器1内の熱水水位を
標準水位に保つための常用水位制御装置6により
制御されるものであり、水位調節弁5は熱水保有
機器1内の熱水水位の異常上昇を防止するための
緊急用水位制御装置7により制御される。また、
緊急熱水排出配管系統4の熱水排出先の圧力は熱
水保有機器1内の圧力に比べて非常に低い場合が
多い。このため、緊急熱水排出配管系統4の途中
には減圧オリフイス8が配置される。通常この減
圧オリフイス8は第2図Aにその正面図を、第2
図Bにその断面図をそれぞれ示すごとく円板の中
心に孔を設けたものが用いられ、第3図に示すご
とく配管の中心にオリフイス孔がくるように取付
けられている。このため、第1図の水位調節弁5
とオリフイス8との間に冷水9が滞溜める。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように構成された緊急熱水排出配管系統4
において水位調節弁5を急開すると、次に述べる
ような理由で2相ハンマリング現象を発生する虞
れが有る。
第4図Aは水位調節弁5が閉じている状態の説
明図である。この状態では水位調節弁5とオリフ
イス8との間において、緊急熱水排出配管系統4
内の底部に冷水9が滞溜している。
水位調節弁5を急激に開くと、第4図Bに示し
たように、該水位調節弁5を流通した熱水の一部
は水位調節弁5の後流にフラツシユし、蒸気と熱
水の2相流となり管内流速は非常に速くなる。こ
のため、フラツシユ蒸気の一部は冷水9と混合凝
縮して圧力脈動を生ずるとともに、冷水9はフラ
ツシユ蒸気により加速されてオリフイス8に衝突
し、冷水9がオリフイス孔を塞いでフラツシユ蒸
気の逃げ場がなくなり、管内圧力の急上昇を引き
起こしていわゆるハンマリング現象が発生する。
第10図最上段に示す管内圧力変化のグラフにお
いて、著しく高いピークがハンマリング現象であ
る。このフラツシユ蒸気の冷水中への凝縮によつ
て起こる圧力脈動や液のオリフイスへの衝突によ
つて起こるハンマリングは配管振動を引き起こ
し、プラントの信頼性をそこなう原因となる。
本発明の目的は上記したハンマリング現象、或
いはハンマリング現象と蒸気凝縮とによる圧力脈
動を抑制し得る熱水配管用の減圧オリフイスを提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的は、透孔を設けた板状の部材を、熱
水の中に蒸気が混合した気液2相流体を流通せし
める管路内に設置してなる減圧オリフイス機能を
有する部材において、上記板状部材が管路の内径
に対応する区域の内、その上端を含む部分に前記
の透孔を設けることで、達成される。
〔作用〕
気液2相流体が管内に充満しフラツシユ蒸気の
膨張力で管内圧力を急上昇しようとするとき、つ
まりハンマリング現象が起きるとき、軽いために
管内の上側を流れる蒸気がオリフイスの上端に接
するように設けた透孔から漏れ出て、管内圧力の
急上昇が回避される。
〔実施例〕
次に、本発明の一実施例を第5図A,B及び第
6図について説明する。
第5図Aは本発明の減圧オリフイスの一例の正
面図、第5図Bは断面図、第6図は取付状態を示
す断面図である。
第6図と対照して理解されるように、第5図に
仮想線で示したSは、取付状態において熱水排出
管4の内径に対応する区域を表わす円である。
本例の減圧オリフイス10は、上記の円のSの
上半部に透孔10aを設け、かつ、この透孔10
aの縁の一部を円Sの上端に部分的に重ねてあ
る。本発明を実施する場合、オリフイスの透孔は
円Sの上端若しくは下端の少なくとも一方を含む
部分に設ける。
円Sの上、下端を含むとは、上、下端に交わ
り、若しくは重なり、或いは接する意である。
第7図A,Bは上記と異なる実施例のオリフイ
ス11を示す。
第6図の実施例においては透孔10aの縁を円
Sの上端部付近に重ねたのに比して、本実施例の
減圧オリフイス11はその透孔11aを円Sの上
端に接せしめている。
本発明において接するとは、必ずしも幾何学的
に1点を共有することを要せず、実用上距離零と
見做し得る程度に接近せしめることを含む意であ
る。
第5図、第6図の実施例のように透孔を円Sの
上端に接せしめて、若しくは上端に交わらしめて
設けると、ここから蒸気が漏れ出て、第4図Bに
ついて説明した熱水がオリフイスに衝突する作用
を緩和するので、2相流ハンマリング現象は第1
0図について後述するように著しく抑制される。
第8図A,Bは更に果なる実施例に示し、この
減圧オリフイス12は2個の透孔12a,12b
を設け、それぞれ円Sの上、下端に接せしめてあ
る。
本例においては、上方の透孔12aが熱水の衝
突を緩和する作用は前例(第5、第7図)と同様
であり、その上、下方の透孔12bを設けたこと
により、第4図Aに示したような冷水9の滞溜が
防止されるので、いつそう2相流ハンマリング現
象を抑制し得る。
第9図A,Bに示した実施例の減圧オリフイス
13は、第8図の実施例と同様の原理に基づい
て、透孔13aの上端を円Sの上端部に、透孔1
3aの下端を円Sの下端部に、それぞれ交わらし
めてある。本実施例を適用する場合、透孔13a
を円Sに対して交わらしめても、部分的に重ねて
も、接せしめても良い。
上述した各減圧オリフイスについて、2相流ハ
ンマリング現象を発生し易い条件(調節弁5の急
開)にした場合の管内圧力の変化状態を第10図
に示す。この図表は横軸に時間をとり、縦軸に
P/PBを示している。
但し、Pはハンマリングによる圧力変動値、
PBは基準圧力である。
本図表に現われているように、従来技術による
第2図のオリフイスでは蒸気凝縮に伴う圧力脈動
と液体の衝突に伴うハンマリングが起こつてい
る。これに対し、第5図および第7図に示した実
施例のオリフイスでは液体の衝突によるハンマリ
ングは抑制され、蒸気凝縮に伴う圧力脈動のみが
発生している。また、第8図、第9図に示した実
施例のオリフイスでは液体の衝突によるハンマリ
ングが若干発生するが蒸気凝縮による圧力脈動は
抑制されていることがわかる。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明の減圧オリフイス
は、透孔を設けた板状の部材を、熱水の中に蒸気
の混合した気液2相流体を流通せしめる管路内に
設置してなる減圧オリフイスにおいて、上記板状
部材が管路の内径を対応する区域の内、その上端
を含む部分のみあるいは上端を含む部分と下端を
含む部分に前記の透孔を設けることにより、熱水
配管内のハンマリング現象、及びハンマリング現
象と蒸気凝縮とによる圧力脈動を抑制することが
できるという優れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は熱水排出配管系統を説明するための概
要的な断面図。第2図及び第3図は従来の減圧オ
リフイスの一例を示し、第2図Aは正面図、第2
図Bは断面図、第3図は取付状態の断面図であ
る。第4図A,Bはハンマリング現象の説明図で
ある。第5図及び第6図は本発明の減圧オリフイ
スの一実施例を示し、第5図Aは正面図、第5図
Bは断面図、第6図は取付状態を示す断面図であ
る。第7図A及びBは上記と異なる一実施例にお
ける正面及び断面図、第8図A及びB、並びに第
9図A及びBはそれぞれ更に異なる実施例におけ
る正面図及び断面図、第10図は圧力変以を示す
グラフである。 1……熱水保有機器、2……常用熱水排出配管
系統、3……水位調節弁、4……緊急熱水排出配
管系統、5……水位調節弁、6……常用水位制御
装置、7……緊急用水位制御装置、8……減圧オ
リフイス、9……冷水。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 透孔を設けた板状の部材を、熱水の中に蒸気
    が混合した気液二相流体を流通せしめる管路内に
    設置してなる減圧オリフイス機能を有する部材に
    おいて、上記板状部材が管路の内径に対応する区
    域の内、その上端を含む部分に前記の透孔を設け
    たことを特徴とする熱水配管用の減圧オリフイ
    ス。 2 前記の透孔は、管路の内径に対応する区域の
    上半部に位置し、かつ、上記区域の上端縁に接す
    るものであることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載の熱水配管用の減圧オリフイス。 3 前記の透孔は、管路の内径に対応する区域の
    上半部に位置し、かつ、上記区域の上端付近の縁
    に交わるものであることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の熱水配管用の減圧オリフイ
    ス。 4 前記の透孔は、配管の内径に対応する区域の
    上端部の縁の少なくとも1点を含むものであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の熱
    水配管用の減圧オリフイス。
JP20100283A 1983-10-28 1983-10-28 熱水配管用の減圧オリフイス Granted JPS6095298A (ja)

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JPS6095298A JPS6095298A (ja) 1985-05-28
JPH0253683B2 true JPH0253683B2 (ja) 1990-11-19

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5411716B2 (ja) * 2010-01-14 2014-02-12 富士フイルム株式会社 塗布装置及びそれを用いた光学フィルムの製造方法

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JPS55126195A (en) * 1979-03-23 1980-09-29 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Method of drining out of pipe
JPS5753188B2 (ja) * 1976-06-11 1982-11-11

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JPS5753188U (ja) * 1980-09-12 1982-03-27
JPS5892595U (ja) * 1981-12-17 1983-06-23 三菱重工業株式会社 ドレン回収配管系

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