JPH0253005B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0253005B2
JPH0253005B2 JP60141078A JP14107885A JPH0253005B2 JP H0253005 B2 JPH0253005 B2 JP H0253005B2 JP 60141078 A JP60141078 A JP 60141078A JP 14107885 A JP14107885 A JP 14107885A JP H0253005 B2 JPH0253005 B2 JP H0253005B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
culture
mushrooms
substrate
culture substrate
box
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60141078A
Other languages
English (en)
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JPS62220A (ja
Inventor
Hiroshi Tomokuni
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KUNIWA SANGYO KK
Original Assignee
KUNIWA SANGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by KUNIWA SANGYO KK filed Critical KUNIWA SANGYO KK
Priority to JP60141078A priority Critical patent/JPS62220A/ja
Publication of JPS62220A publication Critical patent/JPS62220A/ja
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  • Mushroom Cultivation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は家庭等で手軽になめこ茸やしめじ茸等
の食用茸を培養して賞味することのできる培養箱
に関するものである。
<従来の技術> 食用茸の多くは人工的に培養されるようにな
り、特になめこ茸とかしめじ茸のような天然に得
難いものまで大量生産されて消費者に提供されて
いる。しかし、一般の家庭でこれらを手軽に培養
して採れたてのものを賞味するといつたことは困
難であつた。
<発明が解決しようとする問題点> 食用茸の培養に重要な因子は、適温、適湿、酸
素供給、直射日光に遭うことなく適度な採光、適
当な培養基質、雑菌の排除等である。これらのい
ずれが欠けても茸は発生しないか、又は、発生し
ても成長しなくなるのである。また、家庭等にお
いて食用茸を栽培して賞味するには、栽培する茸
を手軽に管理、採取できて、採取後再び雑菌の入
りにくい状態に戻すことのできる構造でなくては
ならない。更に、商品形態としては、栽培時には
屋形等の形状であつたとしても、流通過程ではコ
ンパクトな構造を取り得るものが要求される。従
来、屋根を設けた培養容器が例えば実開昭49−
144765号公報にみられる。しかし、培養基質を収
容した状態で輸送するには不便な構造であるし、
栽培する茸を手軽に管理、採取できる構造でもな
く、採取後再び雑菌の入りにくい状態に維持でき
るものでもない。本発明はこのような因子を総て
満足させるべく検討し、逐一これらを解決してこ
こに完成をみたものである。
<問題点を解決するための手段> すなわち、家庭等において食用茸の手軽な栽培
を可能とするために、本発明においては、実施に
難点のある温度調節は四季の適温を利用すること
として、一発生期に足りる層厚の培養基質1を設
けた。そして、その培養基質を酸素透過フイルタ
ー2を有し、かつ高温滅菌に耐える可撓性被覆体
3で被覆している。更に、底部に前記被覆体中の
培養基質を収容するに充分な容積の基質収容部4
とその上部に両側部から上端が可撓性被覆体3の
開口部10と共に重合する傾斜屋根5a,5bを
設けて培養室6を形成し、その屋根に採光穴7
a,7bを設けた箱体8によつて、前記培養基質
1を収容した構造としたのである。
<作用> このような培養箱は、特に秋から春までのよう
な適温時に食用茸が発生する(本発明ではこの期
間を次の発生期間まで達しないといつた意味から
単に一発生期と称す)。供給された水分は可撓性
被覆体3で密閉されて外部へ逃げ難く培養基質を
適当な湿度に保つ。必要な酸素は酸素透過フイル
ター2から自然に内部消費に見合う量が供給され
る。外部からの雑菌侵入は可撓性被覆体3及び酸
素透過フイルター2によつて拒否される。傾斜屋
根5a,5bは直射日光を遮りながらその一部に
設けられた採光穴7a,7bから適度な必要量の
光が採り入れられる。更に、流通過程において
は、屋根の部分を畳むと矩形のコンパクトな箱形
のものになるので、贈答品等としての輸送が容易
である。内部で栽培された茸の採取に際しては、
傾斜屋根5a,5bの上部の重合を解くと可撓性
被覆体3の開口部10も開くことができて、茸を
簡単に取り出すことができる。
<実施例> 以下図面によつて本発明の実施例を詳細に説明
する。
第1図は本発明の食用茸培養箱の斜視図であ
る。第2図は第1図中A−A断面図であり、第3
図は同B−B断面図である。第4図は畳んだ状態
を示す平面図であり、第5図は展開した場合の平
面図である。
本発明の食用茸の培養箱はこれらの図によつて
明らかなように、箱体8とその内部の培養基質1
と培養基質1を包んだ可撓性被覆体3とからなる
もので、それぞれが食用茸の培養に必要な条件を
満たしたものである。
箱体8はその形状が家型であつて、第5図に示
したような裁断片を組立てることりよつて、底部
に前記被覆体中の培養基質を収容するに充分な容
積の基質収容部4とその上部に両側部から傾斜屋
根5a,5bを設けて内部に培養室6を形成して
いる。両方の傾斜屋根には採光穴7a,7bが設
けられており、採光穴は南側に面した傾斜屋根5
aには直射日光を避るために、単に複数の丸穴が
形成されているのみであるが、北側に面した傾斜
屋根5bには採光穴は複数の平行な長穴によつて
スリツト状に形成されている。更に、箱体8の基
質収容部4の側壁には通気穴9を設けている。
培養基質1を包んでいる可撓性被覆体3はその
材質がハイゼツクスフイルム等の120℃、6hrの滅
菌作業によつても変質しないものからなる。可撓
性被覆体3は袋状であつて、上部に設けられた開
口部10は培養基質の投入後は茸の採取や給水用
として設けられており、雑菌の侵入を防ぐために
通常は両傾斜屋根5a,5bの上部に設けられた
挟持縁11a,11b及びその挟持具12によつ
て閉鎖される。可撓性被覆体3の側面には酸素供
給を可能とするタイベスト、発泡ポリウレタン等
の空気透過フイルター2が設けられている。
培養基質1は一発生期に必要とされる量を層厚
として充填しており、オガ屑、米糠等からなる従
来公知の組成である。このような培養基質1は茸
の種付け前に従来より行われている高温滅菌操作
がなされる。
上記のような食用茸の培養箱は第4図に示した
ように、両傾斜屋根5a,5b及び挟持縁11
a,11bを平面状に折畳むと、輸送パツケージ
の形態となる。菌を植付けた状態で相手に送るこ
とができるのである。
<発明の効果> 以上詳述したような食用茸の培養箱によると、
直射日光の当らないベランダや樹木の下で半ば埋
めた状態に置き、適度に散水してやると適温時に
家庭等で手軽になめこ茸等の食用茸を栽培して賞
味することができる。
また、折畳むと輸送可能な形態となるから、製
造場所から離れた場所での培養が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の食用茸培養箱の斜視図であ
る。第2図は第1図中A−A断面図であり、第3
図は同B−B断面図である。第4図は畳んだ状態
を示す平面図であり、第5図は展開した場合の平
面図である。 1……培養基質、2……空気透過フイルター、
3……可撓性被覆体、4……基質収容部、5……
傾斜屋根、6……培養室、7a,7b……採光
穴、8……箱体、9……通気穴、10……開口
部、11……挟持縁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 一発生期に足りる層厚の培養基質1と、該培
    養基質を被覆し空気透過フイルター2を有しかつ
    高温滅菌に耐える可撓性被覆体3と、底部に前記
    被覆体中の培養基質を収容するに充分な容積の基
    質収容部4とその上部に両側部から上端が可撓性
    被覆体3の開口部10と共に重合する傾斜屋根5
    a,5bを設けて培養室6を形成し該屋根に採光
    穴7a,7bを設けた箱体8とからなる食用茸の
    培養箱。
JP60141078A 1985-06-26 1985-06-26 食用茸の培養箱 Granted JPS62220A (ja)

Priority Applications (1)

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JP60141078A JPS62220A (ja) 1985-06-26 1985-06-26 食用茸の培養箱

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JP60141078A JPS62220A (ja) 1985-06-26 1985-06-26 食用茸の培養箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62220A JPS62220A (ja) 1987-01-06
JPH0253005B2 true JPH0253005B2 (ja) 1990-11-15

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JP60141078A Granted JPS62220A (ja) 1985-06-26 1985-06-26 食用茸の培養箱

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60163808A (ja) * 1984-02-06 1985-08-26 Kao Corp 化粧料
JPH0432922Y2 (ja) * 1989-04-19 1992-08-07
JP6230932B2 (ja) * 2014-02-21 2017-11-15 株式会社サカト産業 茸栽培用袋

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49144765U (ja) * 1973-04-19 1974-12-13
JPS5659835U (ja) * 1980-08-25 1981-05-22

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JPS62220A (ja) 1987-01-06

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