JPH0432922Y2 - - Google Patents

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JPH0432922Y2
JPH0432922Y2 JP1989046072U JP4607289U JPH0432922Y2 JP H0432922 Y2 JPH0432922 Y2 JP H0432922Y2 JP 1989046072 U JP1989046072 U JP 1989046072U JP 4607289 U JP4607289 U JP 4607289U JP H0432922 Y2 JPH0432922 Y2 JP H0432922Y2
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JP
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recess
container
flange
handle
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JPH02137840U (ja
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  • Mushroom Cultivation (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、合成樹脂シート材その他のシート材
で形成された、食用きのこ類栽培のための容器に
関し、特に持ち運び可能なこの種容器に関する。
<従来の技術> 従来この種容器は、中味の食用きのこ類を取出
したあとは何等の用途もなく、所謂使い捨て式の
ものが一般的であつた。
そして、収容されるきのこ類も比較的小型の、
例えば、「しめじ」や「えのき茸」(なめたけ)な
どを栽培後に収納し、販売用の容器として機能す
るに過ぎないものが大部分であつた。
そのため容器製造に供される合成樹脂シートと
しても可及的に薄肉の透明のものが利用されてき
た。
<考案が解決しようとする問題点> 上記のように、従来の食用きのこ類の容器は、
購入した消費者が中味を取り出した後は廃棄する
しかなく、又、生産者においても当該容器の中で
上記の小型きのこすら栽培し難いものであつた。
さらに、極薄のプラスチツクシートであるためそ
の取り扱いは必ずしも便利とは言えない一面もあ
つた。
一方、上記の小型きのこは言うに及ばず、比較
的大型ないしは中型の椎茸、場合によつては松茸
などを栽培し、そのまゝ容器ごと市場で販売しう
るようなものも供給されてはいなかつた。
従つて本考案は、生産者が各種きのこを栽培で
き、適宜に成育した後はそのまゝ容器ごと販売で
きるとともに、消費者は中味の茸を食用に供した
後で当該容器を他の用途にも十分転用できるよう
構成され、比較的薄肉のシート材より成形されて
いるにも拘らず十分な強度があり、さらに使用前
には嵩が低く貯蔵に便利である、という種々の特
徴を兼ね備えた容器を提供することを目的とす
る。
<問題点を解決するための手段> この課題を達成するべく、本考案によれば中央
に円形凹部を形成している深皿状容器本体部と、
当該凹部を囲繞し外周が正方形をなす鍔部から延
長した状態にこれと一体的に形成され当該鍔部と
の間で折曲自在である1対の把手部、とからな
り、上記本体部には少なくともその底から側壁に
わたる補強リブが形成され、上記凹部の上端外周
縁には環状リブが形成されていると共に、上記把
手部と鍔部との境界には当該把手部の折曲げを容
易にする直線状の中間部が介設されていることを
特徴とする食用きのこ類栽培容器が提供される。
上記の深皿状の容器本体部は丸形の凹部が鍔部か
ら垂下した状態のものが好都合である。
上記の1対の把手部は上記の鍔部から延出した
ものであり、上記凹部の中心から放射方向かつ対
称の位置に形成されていることが望ましい。そし
てその自由端近くに手指を挿入する穴と、さら
に、これらの穴の一方に析り曲げ可能な耳片を連
設してあれば、当該耳片を他方の穴に仮止めして
1対の把手部を一体化でき好都合である。
上記の中間部は、細い凹条を数本並設した状態
のもの、あるいは細い切抜きのを断続的に上記境
界に開設したもの、など適宜の構造となしうる。
なお、上記の鍔部と把手部には補強リブが設け
てあれば、成形材料として薄肉のものを使用でき
好都合である。
更に、当該成形材料としては、茸類成育中の光
線照射や販売時の消費者の内容視認にとり好都合
なのは透明プラスチツクシートであるが、場合に
よつては不透明なアルミホイルなどを利用するこ
ともできる。
又、上記の深皿状本体部の底には、排水用の小
穴を設けてあれば、栽培中の灌水にとり好都合で
はあるが、必須のものではない。
<作用> 上記の栽培容器は、栗、くぬぎ等の樹木の木片
(チツプ)を深皿状容器本体部に入れて菌株を植
え付け適度の温湿度に保つことで発芽させ成育さ
せた後、流通経路へ供給されるが、その内容重量
は相当大である。しかし、複数の補強リブが底か
ら側壁にかけて伸びているから取扱いの際に容器
の変形をきたすことはない。上記の栽培が容器を
並べて行われる場合には、1対の把手部を容器本
体上方へ向けて折曲げ、上記耳片で仮止めすれば
平面視での広がりが小となり、棚の所要面積が少
なくて済むから好都合である。又、上方からの塵
埃の落下に対しても内容物を保護する作用も得ら
れる。
栽培終了後、商店等へ供給され、消費者が購入
する際には上記把手部の穴に手指を通して自宅へ
持ち帰ることができる。その際、上記各部に設け
た補強リブは容器の変形を防ぐから、運搬中に内
容物の商品価値が損なわれる恐れはない。そし
て、きのこを自宅で料理に使用して空になつた容
器は、次ぎのようにして転用できるのである。
即ち、例えば、上記把手部を本体部から切り離
し、この本体部を植木鉢の受け皿として利用する
こと、或いはケーキ等の各種菓子類の容器、特に
その中に原料を入れ加温等により固形ないし半固
形の菓子とする場合の容器、としての利用も可能
である。
<実施例> 以下、本考案の実施例を説明する。
第1〜6図に示した合成樹脂製きのこ類栽培容
器は、中央の円形深皿状の凹部Rを有した容器本
体部1の底2の中心点3近傍から側壁4にわたり
放射状に伸びた補強リブ5と、これら各補強リブ
の間に介在するべく側壁部のみに形成された追加
リブ6とを有する。
補強リブ5及び追加リブ6は、第5図に示す如
く上記本体部の凹部から外方へ向かい突出した断
面U字形の溝の形である。
上記凹部Rの上端外周縁には環状リブ7が形成
されている。この環状リブ7も断面はU字形であ
るが、底2のリブとは異なり上方へ突出している
ことが第2〜3図から明らかである。以上3種の
リブは本体部1の形状安定化のため相互に連係し
て有効に作用する。
環状リブに連設されて上記凹部Rの底2と平行
に伸び当該凹部を囲繞しているのは、その外周が
正方形の4辺をなす鍔部8である。
鍔部8の対向する2辺から互いに反対方向へ延
長しているのは1対の把手部9,9である。把手
部9,9と容器本体部1との間には当該把手部の
析り曲げを容易とするために、中間部10が介設
してある。
この例にあつては、第4図に見られる通り、細
い凹溝10aを複数本並置して中間部10が構成
されている。
この容器を使用するには、凹部Rの中へ適度の
水分を含んだ栗等の木材チツプを投入し、きのこ
の胞子を付着させ適温適湿下に放置して、発芽・
育成を行うが、必要があれば、第2図の如く把手
部9,9を矢印Yのように析り曲げ、それらの一
方の端部に近いところに形成した切抜き11の中
へ、他方の把手部に対応して切り起し線12で形
成した耳片13を差し込み、析り曲げて同図仮想
線のようにすればよい。
このようにして栽培したきのこKがチツプCか
ら群生している状態を第6図に示す。
スーパーあるいは商店等でこれを購入した客
は、切抜き11に手指を通して自宅に持ち帰るこ
とができる。そして、きのこを食用に供したのち
空になつた容器は前述の如き種々の用途に活用す
ることができる。
第7図に示す実施例では、一方の把手部9に設
けた切抜き11aが大きくされ他方の把手部にも
切抜き11bが形成されていると共に、鍔部8に
は補強リブ14が形成されている。従つて、消費
者にとつては一層携行に便利であり、生産者にと
つては成形材料の厚さを減じても強度を保つこと
ができ、大きな切抜きから湿気補充のための噴霧
を行うことも可能、といつた利点がある。
第8図の実施例では、さらに把手部9,9にも
補助リブが形成してあり、取り扱いの際の当該部
での変形を防止している。
第9図のものでは、中間部10を細い切抜き1
6aと切り込み16bの断続線として形成してあ
る。これは主として容器成形工程の簡素化のため
である。
<考案の効果> 以上のように本考案によれば、本来商品販売の
ための収納容器であるべきものに当該商品、本考
案の場合は各種きのこ類、を製造するための容器
としても機能させるから、商品製造後の移し換え
が不要で、流通経路におけるハンドリングを軽減
する効果がある。
しかもこの容器は要所に補強リブ、特に底から
側壁にわたる補強リブ、を形成してあるから、強
度を下げることなく成形材料、つまり合成樹脂シ
ートの厚さを薄いものにでき、容器製造コストの
低減のほか、携行の際の重量軽減により消費者に
とつても好都合である。
さらに、空になつた後は、必要ならば把手部を
切り離し、種々の用途に活用できるから、やはり
消費者にとり好都合なばかりでなく、合成樹脂資
源のロスを少なくする上でもメリツトがある。
【図面の簡単な説明】
図中、第1図は本考案にかかる食用きのこ類栽
培容器の一実施例の平面図、第2図は第1図の
−線に沿つた断面図、第3図は第1図の−
矢視側面図、第4,5図は夫々第1図の−線
と−線に沿つた断面図、第6図は使用状態を
示す第2図に対応した断面図、第7〜9図は夫々
別の実施例を示す平面図、である。 1……容器本体部、2……底、4……側壁、5
……補強リブ、6……追加リブ、7……環状リ
ブ、8……鍔部、9……把手部、10……中間
部、R……円形深皿状の凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中央に位置し円形かつ深皿状の凹部Rを有した
    容器本体部1と、当該凹部Rを囲繞し外周が正方
    形の4辺をなす鍔部8と、当該鍔部8の対向する
    2辺から互いに反対方向へ一体的に延長し当該鍔
    部8との間で折曲自在な1対の把手部9,9とか
    らなり、上記本体部1の凹部Rにはその底2から
    側壁4にわたる放射状の補強リブ5が形成され、
    当該凹部Rの上端外周縁に環状リブ7が形成され
    ていると共に、上記把手部9と鍔部8との間には
    当該把手部の折曲げを容易にする直線状の中間部
    10が介設されていることを特徴とする食用きの
    こ類栽培容器。
JP1989046072U 1989-04-19 1989-04-19 Expired JPH0432922Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1989046072U JPH0432922Y2 (ja) 1989-04-19 1989-04-19

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JP1989046072U JPH0432922Y2 (ja) 1989-04-19 1989-04-19

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JPH02137840U JPH02137840U (ja) 1990-11-16
JPH0432922Y2 true JPH0432922Y2 (ja) 1992-08-07

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ID=31560827

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62220A (ja) * 1985-06-26 1987-01-06 國和産業株式会社 食用茸の培養箱

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60120956U (ja) * 1984-01-25 1985-08-15 大日本印刷株式会社 加熱調理可能包装容器

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62220A (ja) * 1985-06-26 1987-01-06 國和産業株式会社 食用茸の培養箱

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JPH02137840U (ja) 1990-11-16

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