JP3150832U - 植物育苗ポット - Google Patents

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則雄 貴島
則雄 貴島
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Abstract

【課題】1個のポットに複数の幼苗を植え込むことができ、しかも保管時に嵩張らず使い勝手がよく、また使用後における廃棄処理性に優れた植物育苗ポットを得る。【解決手段】水平フランジの枠体内に2〜4個の有底容器を、各有底容器の上端開口縁部は、隣接容器開口縁との接線部分を隣接容器開口縁部に、また水平フランジ枠体に対向する縁部を水平フランジ枠体に、それぞれ相互一体に接合保持させて保持させる。これにより1個のポットを複数の幼苗を互いに根絡みすることなく植生できるよう2〜4区分に仕切られているにも拘わらず、使用の前後や保管に積み重ねが自在で嵩張らず、また生産コストも削減できるのみならず廃棄に際しても積み重ねにより嵩張ることがない。【選択図】図1

Description

本考案は、花卉類あるいは野菜などの植物の幼苗生育・出荷に好適な小型のポットの改良に関し、1個のポットに複数の幼苗を植え込むことができるとともに、植物育苗ポットの生産効率向上およびコストの低減をはかり、しかも保管時に嵩張らず使い勝手がよく、また使用後における廃棄処理性に優れるようにしたことを特徴とするものである。
一般的に種子から発芽した幼苗を生育させる場合には、上端を開口させた有底のポットを単独で個々に用い、ポット内に土とある程度の肥料を入れて種子や幼苗を植えつけるようにした単一型のポット〔たとえば実開平5−43838号公報(特許文献1)の図1参照〕、あるいは運搬や作業性向上を目的として上端が開口された円形または方形の樹脂材からなる簡易な容器を多数個連結状に成型した連結型ポット(上記特許文献1の図2参照)が知られている。
またトレーに多数のポットを収容した育苗装置〔特開2001−148943号公報(特許文献2)参照〕なども知られている。上記した特許文献1および2に記載された単一型あるいは結合型いずれのものにあっても、ポット入りの育苗植物を販売店で購入した後、ポット内より土つきの植物苗を取り出して庭先などに移植する場合に、1個のポット内に入っている植物苗は1個であるために、例えば20個の植物苗を購入して移植する場合においては20個のポットを必要とする。
この場合に1個のポット内に複数の幼苗を植え込んで販売することも不可能ではないが、この場合には幼苗の生長とともに互いの根毛が絡み合い、移植に際して複数の幼苗を分離するのが難しく、根毛を傷めて定植時に根巻き部分の除去作業を必要とし、また定植後における活着性が失われやすいこと、さらに使用後のポット廃棄量も多くなるなどといった課題が残る。
そこで本考案者は、ポット内に該ポット内を3等分など複数の区画に分画できる複数の分画板を一体結合させた仕切り材(現在当業者間においては「プロペラ」とよばれている)を取り外し自在に装入できるようにした植物育苗ポットを開発した〔実用新案登録第3124739号公報(特許文献3)参照〕。これにより幼苗の根絡みがなく移植作業性に優れ、しかも底コストで廃棄量軽減を達することができるポットを得ることができた。
実開平5−43838号公報 特開2001−148943号公報 実用新案登録第3124739号公報
しかし、特許文献3のポットの場合には、ポット以外にプロペラを別部品として製作する必要があり、しかもポットの使用時にプロペラをポット内に取り付ける手間がかかること、またポットの使用後においては取り外したプロペラがポットとは別体の廃棄物として残ることになり、プロペラをポット内に入れたままでは複数個以上のポットを重ね置きすることができないために著しく嵩張り、とくに保管時や移植後の廃棄ポットの量も多くなる。またその使用材質がポリエチレンなどが多いために焼却にも問題が残る。
上記の課題を解決するために、本考案においてはポット内に取り外し自在のプロペラを無くし、しかも1個のポットを2〜4区分に仕切られているにも拘わらず、積み重ね自在の構成としたもので、具体的には枠体を構成する略方形などの水平フランジと、該水平フランジの枠体内に保持させたところの、内部に土壌および種子・幼苗類を収容可能な2〜4個の有底容器とからなり、各有底容器の上端開口縁部は、隣接容器開口縁との接線部分を隣接容器開口縁部に、また水平フランジ枠体に対向する縁部を水平フランジ枠体に、それぞれ相互一体に接合保持させてなることを特徴とする。
本考案は上記したように、水平フランジの枠体内に2〜4個の有底容器を、各有底容器の上端開口縁部は、隣接容器開口縁との接線部分を隣接容器開口縁部に、また水平フランジ枠体に対向する縁部を水平フランジ枠体に、それぞれ相互一体に接合保持させて保持させたために、1個のポットを複数の幼苗を互いに根絡みすることなく植生できるよう2〜4区分に仕切られているにも拘わらず、使用の前後や保管に積み重ねが自在で嵩張らず、また生産コストも削減できるのみならず廃棄に際しても積み重ねにより嵩張ることがない。
本考案に係る植物育苗ポットを斜め上方より見た全体斜視図。 本考案に係る植物育苗ポットを斜め下方より見た全体斜視図。 本考案に係る植物育苗ポットの平面図。 本考案に係る植物育苗ポットを6個積み重ねた状態を表した斜視図。 本考案に係る植物育苗ポットの使用状態をあらわした参考図。
以下において本考案の実施の形態について図1〜図5により詳細に説明をする。同図において1は本考案に係る植物育苗ポットをあらわしており、具体的には、2は水平フランジ、4〜6は有底容器をあらわしている。水平フランジ2は植物育苗ポットの枠体を構成するものであり、図の実施例においては角部を丸めて略正方形状とするとともに、その外周端縁部には無端状の補強リブ3が形成されている。
また有底容器4〜6は、それぞれ内部に土壌および種子・幼苗類を収容可能な大きさで、底部に水抜き溝4a・5a・6aが開設されているとともに、上端開口縁部を前記した水平フランジ2の枠体内、すなわち補強リブ3の内側の水平なフランジ2の中央部分に保持させている。
具体的には上記した有底容器4〜6を3個集合状態とし各上端の開口縁部において、隣接する有底容器4と5、および5と6、および6と4のそれぞれの開口縁との接線部分7・8・9を互いの隣接容器開口縁部に、また水平フランジ2の枠体に対向する縁部10・11・12を水平フランジ枠体2に、それぞれ相互一体に接合保持させてなる。
なお、この場合における有底容器4〜6を3個集合状態とし各上端の開口縁部において、隣接する有底容器4と5、および5と6、および6と4のそれぞれの開口縁との接線部分7・8・9を互いの隣接容器開口縁部に、また水平フランジ2の枠体に対向する縁部10・11・12を水平フランジ枠体2に、それぞれ相互一体に接合保持させる手法としては、一般的にはポリプロピレン、ビニール、ポリエチレンなど比較的薄手の合成樹脂材を用いて金型内に射出成型するなどの手段によってその全体を1個に成型することができる。
この場合に使用材質として好ましくは生分解性樹脂を用いると環境汚染の問題も完全に解決できる。上記の水平フランジ枠体2および各有底容器4〜6は比較的薄手の材質のものであって、しかもある程度張りのあるものが理想的である。なお図において13a・13bは有底容器4の開口縁部と水平フランジ枠体2との接合角部を補強するための補強段部、14aは有底容器5の開口縁部と水平フランジ枠体2との接合角部を補強するための補強段部、15aは有底容器6の開口縁部と水平フランジ枠体2との接合角部を補強するための補強段部をあらわしている。
また16aは有底容器4の外側壁面に縦方向に向けて形成した外側補強リブ、17aは有底容器5の外側補強リブ、18aは有底容器4の外側補強リブ、16bは有底容器4の内側壁面に縦方向に向けて形成した内側補強リブ、17bは有底容器5の内側補強リブ、18bは有底容器6の内側補強リブをそれぞれあらわしている。
なお上記の実施例においては枠体を構成する水平フランジ2に対して3個の有底容器4・5・6を保持させる場合について説明をしたが、水平フランジ2に保持させる有底容器の数についてはこのほかにも2個の有底容器を対向させて保持させ、あるいは4個の有底容器を保持させるようにしてもよい。この場合に5個以上にすると、育苗の装入スペースが狭すぎて好ましくなく、また育苗ポット1を大型化しても有底容器の数が増えることにより、かえって育苗の取り扱い性が悪くなる。
上記により有底容器の数については2〜4個までの範囲内であること、また育苗ポット1の具体的な大きさについても水平フランジ2の平面直径が、7cm〜15cmの範囲内であるのが好ましい。さらに育苗ポット1の枠体を構成する水平フランジ2の形状についても必ずしも略正方形状に限定されるものではなく、このほかにもたとえば一辺の長さに対して他辺の長さが幾分長い長方形状とし、あるいは円形や楕円形状であってもよい。
本考案にあっては上記したように、1個のポットを複数の幼苗を互いに根絡みすることなく植生できるよう2〜4区分に仕切られているにも拘わらず、その使用の前後において図4にあらわしたように積み重ねが自在(図4では6個の育苗ポット1を積み重ねた状態をあらわしている)で嵩張らず、また生産コストも削減できるのみならず保管や廃棄に際しても嵩張ることがない。さらに定植後における幼苗の活着性を阻害しない。
上記した実施例の構成において、水平フランジ2に保持されている各有底容器4・5・6内に花卉類あるいは野菜類などの植物の種子や幼苗を土や肥料とともに植え込んで一定期間育苗し、図5に例示したようにある程度成長した時点で造園企業やホームセンターなど花卉類販売企業、学校などに販売し、あるいは直接に花卉店などの店頭に展示して販売に供する。
購入者は庭園や花壇、菜園、などに移植するに際し、幼苗部分を手で支えつつ育苗ポットを逆さにすることにより土ごと各幼苗を育苗ポットから取り出すことができ、その後1苗毎に根毛を傷めることなく完全な状態で移植することができる。
1 植物育苗ポット
2 水平フランジ
3 補強リブ
4 有底容器
5 有底容器
6 有底容器
7 接線部分
8 接線部分
9 接線部分
10 縁部
11 縁部
12 縁部
13a 補強段部
13b 補強段部
14a 補強段部
15a 補強段部
16a 外側補強リブ
16b 内側補強リブ
17a 外側補強リブ
17b 内側補強リブ
18a 外側補強リブ
18b 内側補強リブ

Claims (4)

  1. 枠体を構成する水平フランジと、該水平フランジの枠体内に保持させたところの、内部に土壌および種子・幼苗類を収容可能な2〜4個の有底容器とからなり、各有底容器の上端開口縁部は、隣接容器開口縁との接線部分を互いの隣接容器開口縁部に、また水平フランジ枠体に対向する縁部を水平フランジ枠体に、それぞれ相互一体に接合保持させてなることを特徴とした植物育苗ポット。
  2. 水平フランジ枠体が略方形であるところの請求項1に記載の植物育苗ポット。
  3. 水平フランジの外周端縁部には補強リブが形成されているところの請求項1に記載の植物育苗ポット。
  4. 各有底容器の壁面には縦方向に向けた補強リブが施されているところの請求項1〜3のいずれか1に記載の植物育苗ポット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013085479A (ja) * 2011-10-13 2013-05-13 Midori No Market:Kk 直根植物用の育苗セット

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