JPH0252726B2 - - Google Patents

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JPH0252726B2
JPH0252726B2 JP57099848A JP9984882A JPH0252726B2 JP H0252726 B2 JPH0252726 B2 JP H0252726B2 JP 57099848 A JP57099848 A JP 57099848A JP 9984882 A JP9984882 A JP 9984882A JP H0252726 B2 JPH0252726 B2 JP H0252726B2
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expansion joint
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JP57099848A
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Makoto Suzuki
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Riken Keikinzoku Kogyo KK
Original Assignee
Riken Keikinzoku Kogyo KK
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Publication date
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Priority to JP9984882A priority Critical patent/JPS59448A/ja
Publication of JPS59448A publication Critical patent/JPS59448A/ja
Publication of JPH0252726B2 publication Critical patent/JPH0252726B2/ja
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【発明の詳細な説明】 この発明は、隣接する両建物の壁と壁(入壁部
も含む)、壁と床、床と床、壁を屋根、屋根と屋
根等を接続するエキスパンシヨンジヨイントに関
し、詳しくは、地震、地盤沈下、建物の膨脹、収
縮等による変動に対処することのできるエキスパ
ンシヨンジヨイントの改良に関するものである。
この種のエキスパンシヨンジヨイントには、同
一出願人により発明された特願昭56−102656号が
ある。これにおいては、両建物の間に沿つて対の
固定部材を配設し、これら固定部材の間に跨つて
伸縮可能に係止されるばね部材を有する基板部材
を配設し、この基板部材の両端部にカバー部材を
弾性係着することで、カバー部材の装着作業の容
易化が図られていることが記載されている。しか
しながら、カバー部材を、基板部材の両端部に弾
性係脱させて装着するときに、基板部材の両端部
側が建物に向けてたわみ変形する傾向にあり、こ
のたわみ変形が原因となつて、カバー部材の装着
作業に支障をきたす場合が生じる。このため、基
板部材の板厚を高めたり、あるいは、基板部材の
両端部側のたわみ量を考慮した上で、建物の取付
面からのカバー部材の取付け高さを設定しなけれ
ばならないとともに、前記たわみ量に相当する分
だけカバー部材の取付け高さが高くなる問題点が
あつた。
この発明の目的は、上記の理由に鑑み、基板部
材の係着片をカバー部材に確実に弾性係着させる
ことができ、カバー部材の装着性の向上を図るこ
とができるエキスパンシヨンジヨイントを提供す
ることである。
(第1の発明の第1実施例) 次に、この発明の第1の発明の第1実施例を第
1図と第2図に従つて説明する。
第1図と第2図において、隣接する両建物の躯
体K1,K2の壁面が同一平面をなし、これら躯
体K1,K2を接続するエキスパンシヨンジヨイ
ント1が示されている。このジヨイント1におい
て、両躯体K1,K2の壁面には複数組の対称状
をなす対の固定部材2,3がビス4,5によつて
それぞれ固定されており、これら固定部材2,3
の表面には基板部材8の背面を支承する支承片2
a,3aが所定高さでそれぞれ突設されている。
さらに、固定部材2,3の一端部には、ばね部材
7を係止するための断面で略かぎ形状をなす係止
片2b,3bと、両躯体K1,K2の対向面に沿
う延出部2c,3cとがそれぞれ形成されてお
り、これら延出部2c,3cの先端には、合成樹
脂、ゴム等よりなる水止板6の両端部を嵌着する
嵌込み部2d,3dが形成されている。
固定部材2,3の係止片2b,3cによつて両
端が係止されるばね部材7は、その中央部が基板
部材8の背面中央部と点溶着(ビス、リベツト等
で固着してもよい)されて基板部材8と一体状を
なす。このばね部材7は、両躯体K1,K2の前
後、左右、上下等の変動に対応して弾性伸縮可能
に、その両側部には断面で略V字状をなす弾性変
形部7a,7bがそれぞれ形成され、これら両弾
性変形部7a,7bの先端には対の固定部材2,
3の係止片2b,3bの一部と弾性圧接して係合
する係合縁7c,7dがそれぞれ形成されてい
る。
上記ばね部材7と一体状をなす基板部材8は、
両固定部材2,3の支承片2a,3a上に跨つて
載置されている。この基板部材8の両端部には、
両壁体K1,K2の壁面に向けて傾斜状をなし、
かつ、カバー部材9を弾性係着する係着片8a,
8bがそれぞれ形成されている。さらに、両係着
片8a,8bによつてカバー部材9を弾性係着す
るときには、基板部材8の両端部側が躯体K1,
K2の壁面に向けてたわみ変形することがないよ
うに、基板部材8の両端部には、建物側に折曲げ
られて突出する突出片8c,8dがそれぞれ形成
されている。これら突出片8c,8dは、固定部
材2,3の板面に対し直角状をなして、その先端
が固定部材2,3の板面又は、壁体K1,K2の
壁面に当接するものである。なお、この実施例に
おいては、第2図に示すように、基板部材8の両
端部に傾斜状に形成された折曲部分が係着片8
a,8bとされ、該係着片8a,8bの中央部に
2本の切込みを平行状に入れて係着片8c,8d
が折曲形成される。
一方、両壁体K1,K2間の隙間Sを塞ぐカバ
ー部材9は、その背面側左右に、基板部材8の両
係着片8a,8bが係着する断面のこの刃状の係
合面9a,9bを有する係合片9c,9dが突設
されている。さらに、のこ刃状の係合面9a,9
bの下端の係着量は他の部分より大きく形成され
て、基板部材8の係着片8a,8bと係合面9
a,9bとの外れが積極的に防止されている。ま
た、カバー部材9の両端部には、両壁体K1,K
2の壁面と密接して気密、水密を保持するシール
部材10,11を嵌着するためのあり溝を有する
保持部9e,9fが形成されている。
上述したように構成されるエキスパンシヨンジ
ヨイント1において、両壁体K1,K2が前後、
左右、上下方向等へ変動したときには、この変動
に対応してばね部材7の両弾性変形部7a,7b
が弾性伸縮する一方、カバー部材9及び基板部材
8はばね部材7に保持された状態で固定部材2,
3に対し適宜に移動(傾動、スライド等の移動)
する。このため、カバー部材9の変形、損傷等が
防止され、両壁体K1,K2間の隙間Sはカバー
部材9によつて良好に密閉保持される。
さて、上記した基板部材8の両端部に突出片8
c,8dを設けたから、基板部材8の両係着片8
a,8bによつてカバー部材9を弾性係着してカ
バー部材9を装着するときには、基板部材8の突
出片8c,8dの先端が固定部材2,3の板面又
は壁面に直角状に当接するため、基板部材8の両
端部側が壁体K1,K2の壁面側に向けてたわみ
変形することが防止される。これによつて、基板
部材8の両係着片8a,8bを、カバー部材9の
係合片9c,9dの係合面9a,9bに対し、確
実かつ強固に弾性係着させることができる。した
がつて、基板部材8に対するカバー部材9の装着
作業の向上を図ることができ、しかも、壁体K
1,K2の壁面からのカバー部材9の取付け高さ
Hを可及的に軽減することができて、外観美の向
上を図ることができる。
(第1の発明の第2実施例) 次に、この発明の第1の発明の第2実施例を第
3図と第4図に従つて説明する。
第3図と第4図において、隣接する両建物の壁
体K1,K2の壁面が直角状をなし、これら壁体
K1,K2の入角部を接続するエキスパンシヨン
ジヨイント1が示されている。このジヨイント1
において、一方の壁体K1の壁面にビス4によつ
て固定される固定部材2の内端(図では右端)に
は水止板6の一端を嵌着する嵌込み部2dが形成
されている。この嵌込み部2dの図示上面に形成
されるウエブの一端部にはばね部材7の一端を係
止する断面でかぎ形状の係止片2bが形成され、
同ウエブの他端部には基板部材8の背面を支承す
る支承片2aが形成されている。
他方の壁体K2の壁面にビス5によつて固定さ
れる固定部材3の内端(図では下端)には断面で
L字状をなす支持片3eが形成され、この支持片
3eの基端には水止板6の他端を嵌着する嵌込み
部3dが形成されている。さらに、支持片3eの
先端部内側面にはばね部材7の他端を係止する断
面で略かぎ形状の係止片3bが形成され、同支持
片3eの先端面には基板部材8の背面を支承する
支承片3aが形成されている。さらに、上記固定
部材3の図示上部にはカバー部材9の一側を保持
する断面でL字状の保持片3fが形成されてい
る。
両固定部材2,3の係止片2b,3bによつて
両端が係止されるばね部材7は、その中央部が基
板部材8の背面と点溶着(ビス、リベツト等で固
着してもよい)されて基板部材8と一体状をな
す。このばね部材7は、その両側部に設けられる
大小の両弾性変形部7a,7bのうち、大型の弾
性変形部7aの幅方向中央部に門形の切込みを入
れ、当該部分を、第4図に示すように、反対側へ
V字状に折曲することで小型の弾性変形部7bが
形成されてなるもので、両弾性変形部7a,7b
の先端には両固定部材2,3の係止片2b,3b
の一部と弾性圧接する係合縁7c,7dがそれぞ
れ形成されている。そして、ばね部材7によつて
保持される基板部材8は、第1実施例のものとほ
ぼ同様にして、その両端部に係着片8a,8bと
突出片8c,8dとがそれぞれ形成される。
一方、両壁体K1,K2の間の隙間Sを塞ぐカ
バー部材9は、両壁K1,K2の壁面に沿つて断
面でL字状に形成されており、このカバー部材9
の両端には両壁体K1,K2の壁面に密接するシ
ール部材10,11を嵌着するための保持部9
e,9fが形成されている。さらに、カバー部材
9の隅角部背面に突設される係合片9dと、一方
の保持部9e内側面には基板部材8の両係着片8
a,8bと係合する断面でのこ刃状の係合面9
a,9bが形成されている。さらに、カバー部材
9の背面の図示上部には固定部材3の保持片3f
と係合する断面でL字状の掛止片9gが形成され
ている。
上記したように構成される第2実施例のエキス
パンシヨンジヨイント1は第1実施例とほぼ同様
の作用をする。
(第1の発明の第3実施例) 次に、この発明の第1の発明の第3実施例を第
5図に従つて説明する。
第5図において、隣接する両建物の床K1と床
K2を接続するエキスパンシヨンジヨイント1が
示されている。このジヨイント1において、両床
K1,K2の床面に沿つて長尺の固定部材2,3
が取付部材12,13によつてそれぞれ図に示す
ように固定されている。これら両固定部材2,3
の相対する内側面には床面に対し直角状をなす垂
片2g,3gが形成されており、該垂片2g,3
gの下端部対向面には水止板6の両端部を嵌着す
る嵌込み部2d,3dが形成されている。さら
に、両固定部材2,3の垂片2g,3g上端には
水平状のウエブ2h,3hが形成され、これらウ
エブ2h,3hの一端にはばね部材7を係止する
係止片2b,3bがそれぞれ形成され、同ウエブ
2h,3hの他端にはガスケツト14,15の一
端を嵌着するあり溝を有する保持部2i,3iが
それぞれ形成されている。
両固定部材2,3の係止片2b,3bによつて
両端が係止されるばね部材7は第1実施例とほぼ
同様にして、その両側部に弾性変形部7a,7b
を有する一方、このばね部材7によつて保持され
る基板部材8には、第1実施例とほぼ同様にし
て、その両端部に係着片8a,8bと突出片8
c,8dとがそれぞれ形成される。
両床K1,K2の間の隙間Sを塞ぐカバー部材
9は、その両端部下面に支持片9h,9iが突設
されており、これら支持片9h,9iの内側面に
は基板部材8の係着片8a,8dと係合する断面
でのこ刃状の係合面9a,9bがそれぞれ形成さ
れている。
両固定部材2,3のウエブ3h,3h上面にそ
れぞれ配設されかつ一端が両固定部材2,3の保
持部2i,3iに嵌着される両ガスケツト14,
15の他端にはカバー部材9の両支持片9h,9
iと係合する断面でかぎ形状の抜止片14a,1
5aがそれぞれ形成されている。なお、ガスケツ
ト14,15は合成樹脂、ゴム等よりなり、かつ
伸縮可能の中空蛇腹状に形成されている。
上記のように構成される第3実施例のエキスパ
ンシヨンジヨイント1は、第1実施例とほぼ同様
の作用をするとともに、固定部材2,3に対しカ
バー部材9が移動(スライド、傾動等の移動)す
るときには、この移動に追従してガスケツト1
4,15が伸縮する。
なお、上述したこの発明の第1の発明の第1〜
第3の各実施例においては、基板部材8の両端部
を傾斜状に折曲することによつて係着片8a,8
bが形成され、該係着片8a,8bの中央部に2
本の切込みを平行状に入れて突出片8c,8dが
折曲形成される場合を例示したが、第6図に示す
ように、基板部材8の両端部を直角状に折曲して
突出片8c,8dを形成し、この突出片8c,8
dの中央部に2本の切込みを平行状に入れて係着
片8a,8bを形成してもよい。
また、第7図に示すように、基板部材8の両端
部を建物の躯体K1,K2側に突出する断面略U
字状の突出片8c,8dを形成し、該突出片の先
端に傾斜状の係着片8a,8bを折曲形成しても
よい。
さらにまた、突出片8c,8dと係着片8a,
8bとのうち、一方又は双方を基板部材8とは別
部材で形成して同基板部材8の両端部に溶着、ビ
ス着等によつて固着してもよい。
さらに、基板部材8とばね部材7とを一枚のば
ね板より一体に形成してもよい。
(第2の発明の実施例) 次に、この発明の第2の発明の実施例を第8図
に従つて説明する。
第8図において、隣接する両建物の躯体K1,
K2の壁面が同一平面をなし、これら躯体K1,
K2を接続するエキスパンシヨンジヨイント1が
示されている。このジヨイント1において、両躯
体K1,K2の壁面には複数組の対称状をなす対
の固定部材2,3がビス4,5によつてそれぞれ
固定されている。両固定部材2,3の一端部に
は、ばね部材7を係止するための断面で略かぎ形
状をなす係止片2b,3bと、両躯体K1,K2
の対向面に沿う延出部2c,3cとがそれぞれ形
成されており、これら延出部2c,3cの先端に
は、合成樹脂、ゴム等よりなる水止板6の両端部
を嵌着する嵌込み部2d,3dが形成されてい
る。
固定部材2,3の係止片2b,3cによつて両
端が係止されるばね部材7は、その中央部が基板
部材8の背面中央部と点溶着(ビス、リベツト等
で固着してもよい)されて基板部材8と一体状を
なす。このばね部材7は、両躯体K1,K2の前
後、左右、上下等の変動に対応して弾性伸縮可能
に、その両側部には断面で略V字状をなす弾性変
形部7a,7bがそれぞれ形成され、これら両弾
性変形部7a,7bの先端には対の固定部材2,
3の係止片2b,3bの一部と弾性圧接して係合
する係合縁7c,7dがそれぞれ形成されてい
る。
上記ばね部材7と一体状をなす基板部材8は、
両固定部材2,3のビス4,5上に跨つて載置さ
れている。この基板部材8の両端部には、係着片
8a,8bと突出片8c,8dとがそれぞれ形成
されている。
突出片8c,8dは、基板部材8の両端部から
カバー部材9の背面に向けて直角状に突設されて
いる。
係着片8a,8bは、前記突出片8c,8dの
先端から両躯体K1,K2に向けて傾斜状に延出
されている。
両壁体K1,K2間の隙間Sを塞ぐカバー部材
9は、その両端部下面に支持片9h,9iが突設
されており、これら支持片9h,9iの内側面に
は基板部材8のの係着片8a,8bと係合する断
面でのこ刃状の係合面9a,9bがそれぞれ形成
されている。
上述したように構成される第2の発明の実施例
のエキスパンシヨンジヨイント1において、基板
部材8の係着片8a,8dに対し、カバー部材9
を押圧して弾性係着させるときには、前記基板部
材8の両固定部材2,3のビス4,5に当接した
状態のもとで、同基板部材8の端部寄りに設けた
突出片8c,8dがカバー部材9の背面に当接す
る位置まで同カバー部材9を押込むことで、前記
基板部材8のたわみを防止しながら、前記係着片
8a,8bをカバー部材9の係合面9a,9bに
確実かつ強固に弾性係着させることができる。こ
のため、基板部材8の板厚を高めたり、あるい
は、基板部材8の端部側のたわみ量を考慮する必
要性を解消し得、かつ、前記たわみ量に相当する
分だけカバー部材9の取付け高さを軽減すること
ができて、外観美の向上を一層良好に図り得る。
さらに、前記係着片8a,8bは、両躯体K
1,K2に向けて傾斜状に延出されるため、前記
係着片8a,8bの傾斜面を案内面としてカバー
部材9を容易にかつ手早く嵌込むことができる。
また、この発明の第1の発明及び第2の発明の
エキスパンシヨンジヨイントは、上述の実施例の
他に、壁と床、壁と屋根、屋根と屋根等を接続す
る場合において実施可能である。
以上述べたように、この発明の第1の発明は、
隣接すると両建物の間に沿つて配設れる対の固定
部材と、これら固定部材の間に跨つて伸縮可能に
係止されるばね部材と、このばね部材に一体状に
設けられかつ前記両固定部材の間に跨つて載置さ
れる基板部材と、この基板部材の端部に弾性係着
されて両建物間の隙間を塞ぐカバー部材とを主体
として構成されるエキスパンシヨンジヨイントで
あつて、前記基板部材の端部寄りには係着片と突
出片とがそれぞれ形成され、前記係着片は、建物
側へ向けて傾斜状に延出されるとともに、その延
出端がカバー部材に弾性係着するものであり、前
記突出片は、建物側へ突出しているエキスパンシ
ヨンジヨイントである。
従つて、基板部材の係着片に対し、カバー部材
を弾性係着させることによつて、該カバー部材を
容易にかつ手早く装着することができるととも
に、ビス等の締付部材を必要としないので、雨仕
舞及び外観美の向上を図り得る。
しかも、前記基板部材の係着片に対し、カバー
部材を押圧して弾性係着させるときには、前記基
板部材の端部寄りに設けた突出片が建物側に当接
したところで、前記基板部材のたわみ変形を制限
することができる。この結果、前記基板部材のた
わみが原因となるカバー部材に対する係着片の係
着不良を防止することができ、係着片をカバー部
材に確実かつ強固に弾性係着させることができ
る。このめ、基板部材の板厚を高めたり、あるい
は、基板部材の端部側のたわみ量を考慮する必要
性を解消し得、かつ、前記たわみ量に相当する分
だけカバー部材の取付け高さを軽減することがで
きて、外観美の向上を一層良好に図り得る。
さらに、前記係着片は、建物側に向けて傾斜状
に延出されるため、前記係着片の傾斜面を案内面
としてカバー部材を容易にかつ手早く嵌込むこと
ができるという効果もある。
また、この発明の第2の発明は、隣接する両建
物の間に沿つて配設される対の固定部材と、これ
ら固定部材の間に跨つて伸縮可能に係止されるば
ね部材と、このばね部材に一体状に設けられかつ
前記両固定部材の間に跨つて載置される基板部材
と、この基板部材の端部に弾性係着されて両建物
間の隙間を塞ぐカバー部材とを主体として構成さ
れるエキスパンシヨンジヨイントであつて、前記
基板部材の端部寄りには係着片と突出片とがそれ
ぞれ形成され、前記突出片は、前記カバー部材の
背面側に突出され、前記係着片は建物側へ向けて
傾斜状に延出されるとともに、その延出端がカバ
ー部材に弾性係着するエキスパンシヨンジヨイン
トである。
従つて、基板部材の係着片に対し、カバー部材
を弾性係着させることによつて、該カバー部材を
容易にかつ手早く装着することができるととも
に、ビス等の締付部材を必要としないので、雨仕
舞及び外観美の向上を図り得る。
しかも、前記基板部材の係着片に対し、カバー
部材を押圧して弾性係着させるときには、前記基
板部材が建物側に当接した状態のもとで、同基板
部材の端部寄りに設けた突出片がカバー部材の背
面に当接する位置まで同カバー部材を押込むこと
で前記基板部材のたわみを防止しながら、前記係
着片をカバー部材に確実かつ強固に弾性係着させ
ることができる。このため、基板部材の板厚を高
めたり、あるいは、基板部材の端部側のたわみ量
を考慮する必要性を解消し得、かつ、前記たわみ
量に相当する分だけカバー部材の取付け高さを軽
減することができて、外観備の向上を一層良好に
図り得る。
さらに、前記係着片は、建物側に向けて傾斜状
に延出されるため、前記係着片の傾斜面を案内面
としてカバー部材を容易にかつ手早く嵌込むこと
ができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
図面の第1図はこの発明の第1の発明の第1実
施例を示すエキスパンシヨンジヨイントの断面
図、第2図は同じくばね部材を有する基板部材を
示す斜視図、第3図はこの発明の第1の発明の第
2実施例を示すエキスパンシヨンジヨイントの断
面図、第4図は同じくばね部材を有する基板部材
を示す斜視図、第5図はこの発明の第1の発明の
第3実施例を示すエキスパンシヨンジヨイントの
断面図、第6図と第7図はこの発明の第1の発明
の各実施例における基板部材の別態様をそれぞれ
示す説明図、第8図はこの発明の第2の発明の実
施例を示すエキスパンシヨンジヨイントの断面図
である。 1……エキスパンシヨンジヨイント、2,3…
…固定部材、7……ばね部材、8……基板部材、
8a,8b……係着片、8c,8d……突出片、
9……カバー部材、K1,K2……隣接する両建
物の壁、床等。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 隣接する両建物の間に沿つて配設される対の
    固定部材と、これら固定部材の間に跨つて伸縮可
    能に係止されるばね部材と、このばね部材に一体
    状に設けられかつ前記両固定部材の間に跨つて載
    置される基板部材と、この基板部材の端部に弾性
    係着されて両建物間の隙間を塞ぐカバー部材とを
    主体として構成されるエキスパンシヨンジヨイン
    トであつて、 前記基板部材の端部寄りには係着片と突出片と
    がそれぞれ形成され、 前記係着片は、建物側へ向けて傾斜状に延出さ
    れるとともに、その延出端がカバー部材に弾性係
    着するものであり、 前記突出片は、建物側へ突出していることを特
    徴とするエキスパンシヨンジヨイント。 2 隣接する両建物の間に沿つて配設される対の
    固定部材と、これら固定部材の間に跨つて伸縮可
    能に係止されるばね部材と、このばね部材に一体
    状に設けられかつ前記両固定部材の間に跨つて載
    置される基板部材と、この基板部材の端部に弾性
    係着されて両建物間の隙間を塞ぐカバー部材とを
    主体として構成されるエキスパンシヨンジヨイン
    トであつて、 前記基板部材の端部寄りには係着片と突出片と
    がそれぞれ形成され、 前記突出片は、前記カバー部材の背面側に突出
    され、 前記係着片は、建物側へ向けて傾斜状に延出さ
    れるとともに、その延出端がカバー部材に弾性係
    着するものであることを特徴とするエキスパンシ
    ヨンジヨイント。
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