JPH0252160A - 低圧鋳造用保持炉運搬台車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、保持炉内にある溶湯に圧縮空気を作用させて
溶湯をストーク管を介して金型内へ押しヒげ、もって鋳
造品を得る低圧鋳造機において保持炉を炉蓋の下方へ出
し入れする運搬台車に関する。

（従来の技術） 一般に低圧鋳造機の保持炉は、炉蓋と分離された状態で
運搬台車上に固定されていて、炉蓋の下方へ搬入された
際に炉蓋を下降圧着させて保持炉内を密閉するようにし
ている（実公昭５８−４９１７６号公報） しかし、このような運搬台車上の保持炉は、台車の車輪
あるいはレール等が不均一に摩耗したり溶湯が付着した
場合等には水平状態が保てなくなり炉蓋とにより保持炉
内を完全密閉することができなくなる間型があった。ま
たこのような問題を回避するために炉蓋を一定高さ位置
に固定し、保持炉を上昇させて炉蓋に圧着することも考
えられるが保持炉上昇用のりフタ−装置が必要になると
共にこのリフター装置を配設するための深いビットを掘
る必要がある等設備が大規模になる問題かあっ　を二　
。

（目的） 本発明は上記の問題を解決する目的のもとに成されたも
ので台車フレームに特殊な機構を追加することによって
保持炉と炉蓋とのシールを常に確実なものにし得るよう
にした低圧鋳造用保持炉運搬台車を提供することである
。

（構成） 以Ｆ本発明を実施した低圧鋳造機の構成を図示例に基づ
いて説明すると、第１図において（１）はベースフレー
ムであって該ベースフレーム（１）上には４本の支柱（
２）　（２）と天井フレーム（３）により構成される門
形フレームが立設されている。

該門形フレームの両側支柱（２）　（２）の中間位置に
は支持フレーム（４）　（４）を介して上向きのシリン
ダ（５）　（５）が設けられており、該シリンダ（５）
（５）のピストンロッド（６）　（６）先端は下ダイベ
ース（７）の下面に連結固定されていて、該シリンダ（
５）　（５）の作動により下ダイベース（７）が昇降さ
れるようになっている。

１咳下ダイベース（７）の上面には下金型（８）が、ま
た下ダイベース（７）の下面には炉蓋（９）がそれぞれ
取付けられており、該’７１＋Ｗ（９）には上下に貫通
してその上端が前記下金型（８）の注入口（１０）に連
通ずると共に下方に長く延びるストーク管（１１）が気
密にして設けられている。また天井フレーム（３）の中
央部には下向きのシリンダ（１２）が設けられていて、
該シリンダ（１２）のピストンロッド（１３）先端には
、上ダイベース（１４）を介して上金型（１５）が固着
されている。

さらに前記ベースフレーム（１）上には前後方向に延び
るレール（１６）　（１６）が敷設されており、該レー
ル（１６）　（１６）上には保持炉運搬台車（Ｃ）が車
輪（１７）　（１７）を介して移動可能にして載置され
ている。

該保持炉運搬台車（Ｃ）について第２図を加えて詳しく
説明すると、両側に車輪（１７）　（＋７）を回転自在
にして取付けた台車フレーム（１８）には、断面口字形
のセット穴（１９）　（１９）が四隅部に設けられてお
り、該セント穴（１９）　（１９）にはコイルばね（２
０）　（２０）がその上端をセント穴（１９）　（１９
）の−上端から突出させて挿入されている。

尚四隅に配置さ０たコイルばね（２０）　（２０）は総
和による反発力が後述する保持炉の重量に溶湯の重量を
加えた重量を支持可能なものにされている３、また該コ
イルばね（２０）　（２０）　Ｊｌには保持炉取付ベー
ス（２１）が載置されており１．該取付ベース（２１）
には前記コイルばね（２０）　（２０）の中空部及びセ
ット穴（１９）（１９）の底部を上下動可能に貫通して
その下端が台車フレーム（１８）の下方へ突出するスト
ッパーピン（２２）　（２２）が植設されている。該ス
トッパーピン（２２）　（２２）の下端部にはストッパ
ーピン（２２）　（２２）が上方へ抜は出すのを阻止す
るストッパーナツト（２３）（２３）が固着されている
と共にストッパーピン（２２）　（２２＞の下端面はベ
ースフレーム（１）上に設けられた水平ストッパー（２
□ｉ）　（２４）に対応する水平面に形成されている。

。 さらに前記保持炉取付ベース（２１）上には、るつぼ（
２５）を内蔵した保持炉（２６）が載置固着されていて
、るつぼ（２５）内には溶ｆＡ　（２７）が補給されて
いる１、（作用） このように構成された低圧鋳造機の保持炉（２６）と炉
蓋（９）との圧着作用について説明する。第１図の状態
２こおいてシリンダ（５）　（５）を縮引作動させてド
ダイベース（７）と共に炉蓋（９）、ストーク管（ｉｌ
）等を下降させると、まずストーク管（ｉ　ｔ）が溶湯
（２７）の中に挿入されてゆき炉蓋（９）が保持り・（
２６）と接触する。さらにシリンダ（５）　（５）の縮
引作動が続けられコイルばね（２０）　（２０）には保
持炉（２６）及び溶ＩＤ　（２７）の重量とさらにシリ
ンダ（５）（５）の縮引力が加わって、コイルばね（２
０）　（２０）が圧縮されてゆき保持炉（２６）も下降
されてゆき、ストッパーピン（２２）（２２）の下面が
水平ストンバー（２４）　（２４）に当接してそれらの
下降が停止される。

この際保持炉（２６）は、保持炉取付ベース（２１）を
介して４本のストッパーピン（２２）によりしっかりと
水平状態を保って支持されるため、炉蓋（９）とのシー
ルが確実になされる。

以下シリンダ（１２）が作動して上金型（１５）を上ダ
イベース（１４）と共に下降させて下金型（８）に型合
せし、低圧鋳造を行うのである。

（効果） 本発明は上記の説明から明らかなように台車フレーム上
に、総和による反発力が保持炉重量に溶湯重量を加えた
重量を支持可能な複数のコイルばねを介して保持炉取付
ベースを弾性支持し、該保持炉取付ベースに前記台車フ
レームを貫通して昇降可能にされたストッパーピンを設
けた構成としたから保持炉と炉蓋との圧着の際に、保持
炉は水平状態を保持してしっかりと支持され、炉蓋との
シールが確実になされるというすぐれた効果を奏する。

また、設備的にはきわめて簡単な機構の付加ですみ、深
いピットを掘ったりリフター装置等の大川りな設備を設
ける必要がない等種々の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の運搬台車を組込んだ低圧鋳造装置の要
部縦断正面図、第２図は第１図におけるＡ部拡大図であ
る１、 （１８）　：台車フレーム　　（１９）　：セント穴（
２０）　：コイルばね　　　（２１）　：保持炉取付ベ
ース（２２）　：ストッパーピン 寥１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車輪を回転自在に設けた台車フレーム上に、総和による
   反発力が保持炉重量に溶湯重量を加えた重量を支持可能
   な複数のコイルばねを介して保持炉取付ベースを弾性支
   持し、該保持炉取付ベース下面には前記台車フレームに
   対して上下に貫通すると共に一定範囲内で昇降可能にさ
   れたストッパーピンを植設したことを特徴とする低圧鋳
   造用保持炉運搬台車。