JPH02516Y2 - - Google Patents

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JPH02516Y2
JPH02516Y2 JP1983190872U JP19087283U JPH02516Y2 JP H02516 Y2 JPH02516 Y2 JP H02516Y2 JP 1983190872 U JP1983190872 U JP 1983190872U JP 19087283 U JP19087283 U JP 19087283U JP H02516 Y2 JPH02516 Y2 JP H02516Y2
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JP
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block
belt
sheave
pulley
blocks
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JP1983190872U
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JPS6097446U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の対象及び利用分野〕 本考案は、一環状帯体と、該帯体の内周側に一
定間隔において配列されプーリのシーブに挟着さ
れるV型摩擦面を有するブロツクとから成るV−
ベルトの改良に関するものであり、主にプーリの
シーブを可動なすことでV−ベルト作用径を変化
させる可変プーリを有する無段変速機に利用され
る。
〔従来技術〕 V−ベルトの先行技術としてUSP4177687号が
ある。これは第1図に概略図を示すように、環状
帯体102の内周側にブロツク103を一定間隔
をおいて配列している。このブロツク103は帯
体側103cを反帯体側103dよりわずかに長
い長辺とする台形状をなし、ブロツク103aが
A線でプーリのシーブに接触進入し、更にV−ベ
ルトの進行(B矢印方向)に従い次のブロツク1
03bが進入するというように各ブロツクが断続
的に進入する。またシーブ104からの離脱に対
しても同様に断続的に行われる。
〔従来技術の問題点及びその技術的分析〕
この従来の台形状ブロツクのV−ベルトでは、
ブロツク103がプーリに進入する際シーブ10
4との打接音が大きい、という問題がある。これ
はブロツク103が台形状をなし、進行面103
e及び反進行面103fとブロツク取付面103
cとなす角が直角に近いため進行面103eとブ
ロツク側面のなす稜が全域的に同時にシーブ10
4に当接するためである。また離脱の際には反進
行面103fとブロツク側面のなす稜がやはり全
域的に同時にシーブ104から離れるためブロツ
ク間の帯体部102aに負荷がかかりたわみ易く
V−ベルトの上下あるいは左右振れの原因となり
更にV−ベルト内で共振を生じて、前記ブロツク
103のシーブ104への進入時に一層打接音を
大きくする。
〔技術的課題〕
そこで本考案は、V−ベルトのブロツクがプー
リのシーブに進入する際シーブとブロツクの接触
稜を徐々に増して進入することにより打接音を低
減すること、また離脱時には接触稜を徐々に減ら
すと共にブロツク間の帯体部に急激に上下・左右
の振れがかかわらないようにすることにより前記
打接音をさらに低減することをその技術的課題と
する。
〔技術的手段〕
上記技術的課題を解決するために講じた技術的
手段は、一つの環状帯体と、該環環状帯体の内周
側に一定間隔をおいて固着配列されて、プーリの
シーブに挟着されるV型摩擦面を有するブロツク
とから成るV−ベルトにおいて、前記ブロツクは
進行方向に対して鋭角を成し、さらに反進行方向
は鈍角を形成して、プーリの回転に連れて一ブロ
ツクがプーリのシーブに接触開始する際、該一ブ
ロツクのシーブ接触部とプーリの軸中心とを結ぶ
半径線よりV−ベルト反進行方向に、前記一ブロ
ツクとV−ベルト進行方向側に隣り合う他のブロ
ツクの一部が同時に前記プーリのシーブに挟着さ
れるV−ベルト、とすることである。
〔技術的手段の作用〕
上記技術的手段は次のように作用する。すなわ
ちV−ベルトのブロツクがシーブに進入する際、
ブロツクの進行面と側面のなす稜が徐々にシーブ
に接触していく。従つてブロツクが急激に規制さ
れることなく進入するため打接音が小さい。また
ブロツクがシーブから離脱する際には、ブロツク
の反進行面と側面のなす稜が徐々にシーブから離
脱する。従つてブロツクが急激に規制を解かれて
自由になるということがなく、ブロツク間の帯体
部に急激な上下・左右の負荷がかかることもなく
振れが小さい。
〔本考案によつて生じた特有の効果〕
本考案は次の特有の効果を生ずる。すなわち従
来のものにおいて、防音カバーを設ける、あるい
はブロツク又はプーリのシーブにゴム被覆をする
等を行つても同様の効果が得られる。しかし、前
者は装置が大がかりになる、密閉となるため放熱
性が悪くなりV−ベルトの耐久性が低下する、後
者はゴム被覆がはく離し耐久性が低下する、とい
う新たな問題点が生ずる。これに対し本考案のも
のはブロツク形状のみを変えるのであるから上記
の新たな問題点を生ずることもなく打接音を低減
できる。
〔実施例〕
以下、上記技術的手段の一実施例について説明
する。
第2図および第3図において、V−ベルト1は
環状の帯体2と、一定間隔(帯体の2a部)をお
いた複数のブロツク3から成る。このV−ベルト
1は第3図に示すようにプーリ4の2つのシーブ
4a,4bのV溝面5に装着される。例えば、V
−ベルト1がプーリ4の回転に沿つてD矢印方向
へ進行する時に、ブロツク3はシーブ4bとC線
位置で接触開始する。ところでブロツク3は帯体
取付面と進行方向側面とのなす角αが鋭角(例え
ば45゜)であり、帯体取付面と反進行方向側面と
のなす角βが鈍角(例えば120゜)である。従つて
今、一つのブロツク3bがC線位置に進入すると
角度αが緩やかな鋭角のためシーブ4a,4bと
の半径方向接触長さγを徐々に増して行くためス
ムーズな進入となる。また挟着状態でプーリ4が
約半回転してブロツク3がシーブ4a,4bから
離脱する際は角度βが緩がかな鈍角のためシーブ
4a,4bとの半径方向接触長さを徐々に減して
いくためスムーズな離脱となる。
第4図乃至第8図に他の実施例を示す。第2図
において接触開始線Cと角度α,βについて説明
したが、これを別の見方からするとブロツクのラ
ツプ量εが出来るような形状とすればよい。第4
図はブロツク3の進行面3eおよび反進行面3f
を曲面にしたもの、第5図はブロツク3の進行面
3eおよび反進行面3fを2段折れにしたもの、
第6図はブロツク3の進行面3eに凹部を設け反
進行面3fに前記凹部に相対する凸部を設けたも
の、第7図はブロツク3の進行面3eにフツクを
設け反進行面3fに前記フツクに相対する凹部を
設けたもの、第8図はブロツクとして台形状ブロ
ツク13と三角形状ブロツク23とを交互に配置
し、相対する進行面13e,23eと反進行面1
3f,23fと曲面としたものであり、いずれも
ラツプ量ε,ε′を存在させている。
尚、本考案において進行面、反進行面は逆向き
であつてよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の基礎となる従来技術の説明
図、第2図は本考案の一実施例を示す図、第3図
は第2図のE−E線断面図、第4図乃至第8図は
本考案の他の実施例を示す図である。 1……V−ベルト、4……プーリ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一つの環状帯体と、該環状帯体の内周側に一定
    間隔をおいて固着配列されて、プーリのシーブに
    挟着されるV型摩擦面を有するブロツクとから成
    るV−ベルトにおいて、前記ブロツクは進行方向
    に対して鋭角を成し、さらに反進行方向は鈍角を
    形成して、プーリの回転に連れて一ブロツクがプ
    ーリのシーブに接触開始する際、該一ブロツクの
    シーブ接触部とプーリの軸中心とを結ぶ半径線よ
    りV−ベルト反進行方向に、前記一ブロツクとV
    −ベルト進行方向に隣り合う他のブロツクの一部
    が同時に前記プーリのシーブに挟着されるV−ベ
    ルト。
JP19087283U 1983-12-09 1983-12-09 V−ベルト Granted JPS6097446U (ja)

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JP19087283U JPS6097446U (ja) 1983-12-09 1983-12-09 V−ベルト

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JP19087283U JPS6097446U (ja) 1983-12-09 1983-12-09 V−ベルト

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JPS6097446U JPS6097446U (ja) 1985-07-03
JPH02516Y2 true JPH02516Y2 (ja) 1990-01-09

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JP19087283U Granted JPS6097446U (ja) 1983-12-09 1983-12-09 V−ベルト

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5302254B2 (ja) * 2010-03-31 2013-10-02 三ツ星ベルト株式会社 ベルト

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4919739A (ja) * 1971-07-23 1974-02-21
JPS55166550A (en) * 1979-06-08 1980-12-25 Mitsuboshi Belting Ltd Power transmission belt

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JPS4919739A (ja) * 1971-07-23 1974-02-21
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JPS6097446U (ja) 1985-07-03

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