JP5302254B2 - ベルト - Google Patents
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Description
また、例えば、ブロックの外側端部に設けられた突出部の突出方向と反対方向にベルトを走行させた場合、隣接する2つのブロックの間に導入された気流は、外側端部の突出部によって、ブロックの外側端部の表面に沿って流れる気流の方向(ブロックの配列方向)に近い方向に変えられる。そのため、隣接する2つのブロックの間から空気をスムーズに排出させることができる。この空気の流れによって、ブロックとセンターベルトとの嵌合部分が擦れることにより発生する熱を、外部に放散することができる。
ブロックの内側端部に設けられた突出部の突出方向と反対方向にベルトを走行させた場合も、同様の効果を奏する。
また、ブロックの外側端部と内側端部の両方に突出部を有するため、外側端部と内側端部の一方にのみ突出部を有するブロックよりも重心バランスがよい。
なお、ブロックの外側端部とは、ベルトをVプーリに巻き掛けたときに、Vプーリの外周側の端部のことであって、ブロックの内側端部とは、Vプーリの内周側の端部のことである。
また、ブロックの内側端部に設けられた突出部の突出方向と同一方向にベルトを走行させた場合、上述した場合と気流の向きが逆になるだけで、同様の効果を奏する。
図1に示すように、本実施形態のベルト1は、平行に並んで配置される2つの無端状のセンターベルト10と、この2つのセンターベルト10に、ベルト長手方向に沿って所定ピッチで取り付けられた複数のブロック20とから構成されている。図3に示すように、ベルト1は、Vプーリ50のV溝の対向面50aに挟持された状態でVプーリ50に巻き掛けられて使用される。ベルト1(詳細にはブロック20)の両側面のなす角度は、Vプーリ50のV溝の角度と同じになっている。
以下、図1〜5中の上下方向を上下方向と定義し、図1、2、4、5に示すベルト長手方向をベルト長手方向と定義し、図1、3に示すベルト幅方向をベルト幅方向と定義して、ベルト1について説明する。図1〜5中、ベルト1の上側が外周側であって、ベルト1の下側が内周側である。
さらに、突出部22aの右側部分が緩やかに右斜め上に傾斜しているため、ベルト1の下面(内周面)に沿って右方向に流れる気流の一部を、よりスムーズに2つのブロック20の間に導くことができる。
一方、本実施形態では、上ビーム21の上端に、右方向に突出し、且つ、左側の面が右斜め上に傾斜している突出部21aを有する。隣接する2つの突出部21aの間を流れる気流の向きは、右斜め上方向であって、ベルト1の上面(外周面)に沿って流れる気流の向きに近いため、隣接する2つのブロック20の上端部の間から空気をスムーズに排出することができる。
例えば、図8に示すベルト301のように、ブロック20と、上下両端部に突出部を有しないブロック320とが交互に配置されていてもよい。ブロック320の上下端部は、ブロック20の突出部21a、22aよりも奥まった位置にある。この構成によると、上記実施形態に比べて、隣接する2つの突出部21a(または22a)の間の距離が大きく、隣接する2つの突出部の間に多量の空気を流入させることができる。これにより、隣接するブロック20、320の間により多くの空気を流入させることができ、より高い放熱効果が得られる。
また、例えば、図9に示すベルト401のように、上端部に突出部21aを有し、下端部に突出部を有しないブロック420aと、下端部に突出部22aを有し、上端部に突出部を有しないブロック420bとが交互に配置されていてもよい。ブロック420bの上端面は、ブロック420aの突出部21aよりも奥まった位置にあり、ブロック420aの下端面は、ブロック420bの突出部22aよりも奥まった位置にある。この構成によると、図8に示すベルト301と同様に、隣接するブロック420a、420b間により多くの空気を流入させることができ、高い放熱効果が得られる。
なお、ブロック420a、420bに比べて、上述のベルト301の各ブロック320、20の方が重量バランスが良いため、この点では、ベルト301の方がベルト401よりも好ましい。
また、図9のブロック420a、420bについても同様に、必ずしも交互に配置されていなくてもよい。例えば、2つのブロック420aの間に、2つ以上のブロック420bが配置されてもよい。
10 センターベルト
20、120、220、320、420a、420b、520 ブロック
21 上ビーム
21a、521a 突出部
22 下ビーム
22a、522a 突出部
23 ピラー
Claims (5)
- センターベルトと、前記センターベルトのベルト長手方向に沿って所定の間隔を空けて配列され、前記センターベルトがそれぞれ嵌合される複数のブロックとを有し、前記ブロックがVプーリのV溝対向面に挟持された状態で前記Vプーリに巻き掛けられて使用されるベルトであって、
前記複数のブロックは、外側端部と内側端部に、前記ブロックの配列方向に関して互いに逆方向に突出し、先端ほど厚みが小さくなる先細り状の突出部を有するブロックを含んでいることを特徴とするベルト。 - センターベルトと、前記センターベルトのベルト長手方向に沿って所定の間隔を空けて配列され、前記センターベルトがそれぞれ嵌合される複数のブロックとを有し、前記ブロックがVプーリのV溝対向面に挟持された状態で前記Vプーリに巻き掛けられて使用されるベルトであって、
前記複数のブロックは、
外側端部に前記ブロックの配列方向の一方向に突出し、先端ほど厚みが小さくなる先細り状の突出部を有するブロックと、
このブロックの前記一方向側に隣接して配置され、内側端部に前記配列方向の他方向に突出し、先端ほど厚みが小さくなる先細り状の突出部を有するブロックとを含んでいることを特徴とするベルト。 - 前記複数のブロックは全て、外側端部と内側端部に、前記配列方向に関して互いに逆方向に突出する前記突出部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のベルト。
- 前記複数のブロックは、
外側端部に前記突出部を有する複数のブロックと、
外側端部に前記突出部を有さず、且つ、外側端部が前記突出部よりも奥まった位置にあるブロックとを含んでおり、
前記外側端部に突出部を有する2つのブロックの間に、前記外側端部に突出部を有しない1つまたは複数のブロックが配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のベルト。 - 前記複数のブロックは、
内側端部に前記突出部を有する複数のブロックと、
内側端部に前記突出部を有さず、且つ、内側端部が前記突出部よりも奥まった位置にあるブロックとを含んでおり、
前記内側端部に突出部を有する2つのブロックの間に、前記内側端部に突出部を有しない1つまたは複数のブロックが配置されていることを特徴とする請求項1、2及び4のいずれかに記載のベルト。
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