JPH025167Y2 - - Google Patents

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JPH025167Y2
JPH025167Y2 JP14247184U JP14247184U JPH025167Y2 JP H025167 Y2 JPH025167 Y2 JP H025167Y2 JP 14247184 U JP14247184 U JP 14247184U JP 14247184 U JP14247184 U JP 14247184U JP H025167 Y2 JPH025167 Y2 JP H025167Y2
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core
movable
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movable core
iron core
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、流体圧、真空圧を利用する産業機械
に使用する電磁2方切換弁に関する。
[従来の技術] 従来の電磁2方切換弁は、通常、可動鉄心にお
ける固定鉄心への吸着面側に流入通路から流入し
た圧力流体の流体圧が付加されているために、弁
部材は、復帰スプリングの付勢力に加えて、弁座
の開口面積に加わる流入側の圧力と流出側の圧力
との差圧による作用力を受けて弁座を密閉してい
た。
従つて、励磁コイルで発生させる可動鉄心の吸
引力は、上述の力に打勝つために大きくする必要
があるので、特に弁座の径が大きい電磁弁では、
その電磁部を小形化、省電力化することが困難で
あつた。
上記問題点を解決するために、第2図に図示す
るように、可動鉄心1に、該可動鉄心1を貫通す
る貫通孔2及び弁座3の内径にほぼ等しいシール
摺動部4を形成し、該シール摺動部4を密封する
キヤツプシール5を、シール摺動部4に対向する
固定部に設けて、弁部材6を設けた可動鉄心1に
加わる流体圧をバランスさせることが考えられ
る。
[考案が解決しようとする問題点] 上記第2図に図示するものは、可動鉄心1に加
わる流入通路7側及び流出通路8側の圧力を等し
くすることはできるが、シール摺動部4を密封す
るために、シール摺動部4の摺動抵抗が増加する
と共に、シール摺動部4とキヤツプシール5とが
摩耗し易く、それを防止するためにグリス溜めを
設けると、そのグリスが流入通路7から流出通路
8に至る主流路の流体流に巻込まれて、その流体
と共に流出するという問題点があつた。
本考案は、可動鉄心に取付けた弁部材に加わる
流体圧をバランスさせることにより、弁座の開口
面積が大きい電磁弁であつても、大なる吸引力を
必要とせずに弁部材が弁座を開放できるようにし
たバランス形電磁2方向切換弁において、可動鉄
心のまわりをシールするために生じる摺動抵抗を
減少させて、電磁部の小形化、省電力化を可能に
することを解決すべき技術的問題とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、電磁2方切換弁において、可動鉄心
に、それを貫通する貫通孔及び弁座の内径にほぼ
等しい外径を有するシール摺動部を形成し、一
方、該シール摺動部に対向する固定部に、上記シ
ール摺動部との間を密封するシール部材と、該部
材によるシール部分を潤滑するグリス溜めを有す
るストリツパリングとを設け、かつ、上記可動鉄
心に、それが固定鉄心へ吸着された状態において
ストツパリングに当接することにより上記グリス
溜めを主流路から隔離する係合肩部を設けること
によつて、上記問題点を解決した。
[作用] 弁部材が弁座を閉鎖しているときは、可動鉄心
のを貫通する貫通孔により可動鉄心の両端に流出
通路側の流体圧が作用しているので、弁部材の受
ける流体圧はバランスした状態にある。従つて、
可動鉄心の吸着に大きな電磁吸着力を必要としな
い。
可動鉄心が固定鉄心に吸引されると、シール摺
動部とシール部材との密封摺動面がグリス溜めの
グリスで潤滑されるため、可動鉄心は小さな摺動
抵抗で摺動して弁座を開放し、しかもその開放に
よつて可動鉄心の係合肩部がストツパリングに当
接し、グリス溜めを主流路から隔離するので、主
流路の流体流に巻込まれてグリスが流出するのを
抑止できる。
[実施例] 第1図は本考案の実施例を示し、弁本体11に
は流入通路12と流出通路13とが穿設され、後
述の電磁部20に対向する面側に弁室14が形成
されており、流入通路12は弁室14に、流出通
路13は弁室14の弁座15にそれぞれ連通され
ている。また、上記弁室14の開口部は段部16
が形成されて拡径されており、該拡径部17に雌
ねじが刻設されている。
一方、励磁コイル21が巻回されている非磁性
材料製のボビン22には、断面コ字状の磁気枠2
3,23が嵌着されており、これらボビン22と
磁気枠23,23の折曲部に形成されている孔を
通してその一方から固定鉄心24挿入固定してい
る。
上記固定鉄心24には非磁性材料製の案内管2
5の一端が固定されており、該案内管25の他端
部は、ボビン22と磁気枠23,23の折曲部と
に形成されている孔に嵌着され、かつその孔から
突出している。
上記案内管25に摺動自在に挿入されている可
動鉄心26は、上記励磁コイル21、磁気枠2
3,23及び固定鉄心24と共に電磁部20を構
成している。また、該電磁部20は、励磁コイル
21の電気絶縁性の劣化等を防止するために、合
成樹脂によつてモールドされている。
上記可動鉄心26は、その軸方向に貫通する貫
通孔27が形成されると共に、その弁座15側が
2段に縮径されており、第1の縮径部には、その
外径をシール摺動部28としたスリーブ29が、
第2縮径部には弾性材料製の弁部材30がそれぞ
れ嵌着されており、上記シール摺動部28の外径
は、弁座15の内径とほぼ等しく形成されてい
る。また、上記可動鉄心26は、固定鉄心24の
凹部に挿入された復帰スプリング32によつて、
常時弁部材30が弁座15を押圧する方向に付勢
されている。
一方、上記弁室14の段部16には、その中心
孔が段階的に拡径されたストツパリング33が嵌
着されており、該ストツパリング33の拡径部に
挿入されたフエルトリング34、及びグリス溜め
35を有する環状のグリスカセツト36は、いず
れもその内面が上記スリーブ29のシール摺動部
28に当接するように形成されている。
上記電磁部20と一体化されたセツトナツト3
7は、その孔に上記案内管25の先端が嵌入固定
されると共に、該孔内に上記シール摺動部28と
の間を密封するキヤツプシール等のシール部材3
8が嵌着されている。而して、上記電磁部20
は、セツトナツト37を上記弁本体11の拡径部
17に刻設されている雌ねじに螺着することによ
つて、弁本体11に取付けられている。
さらに、上記可動鉄心26に設けた弁部材30
には、その可動鉄心26が固定鉄心24へ吸着さ
れた状態においてストリツパリング33に当接す
ることにより上記グリス溜めを主流路から隔離す
る係合肩部31を設けている。従つて、可動鉄心
26のストロークと、閉弁時における弁部材30
とストツパリング33との間隔とは、ほぼ等しく
設定される。
なお、上記可動鉄心26における係合肩部31
は、必ずしも弁部材30に設ける必要はなく、可
動鉄心自体に設けることもできる。
上記実施例の切換弁において、励磁コイル21
が励磁されていないときは、弁部材30は復帰ス
プリング32の付勢力によつて弁座15を閉鎖し
ている。この状態において流入通路12からの圧
力流体は弁室14に流入しているが、シール部材
38が可動鉄心26のシール摺動部28との間を
密封しているので、この圧力流体がシール部分を
通して可動鉄心の周囲全体に流入するのが阻止さ
れている。一方、可動鉄心26の上方空間は、貫
通孔27によつて流出通路13に連通されてお
り、かつ上記シール摺動部28の外径と弁座15
の内径とがほぼ等しくされているので、可動鉄心
26に作用する流体圧はバランスした状態にあ
る。
従つて、励磁コイル21の励磁によつて生ずる
固定鉄心24と可動鉄心26との間の吸引力は、
上述の復帰スプリング32の付勢力に打勝つ程度
のものでよい。
励磁コイル21の励磁によつて可動鉄心26が
吸引されて摺動すると、シール部材38とシール
摺動部28との密封摺動面が、グリス溜め35の
グリスによつて潤滑される。
弁部材30が可動鉄心27の摺動によつて弁座
15を開放し、圧力流体が弁室14を通つて流出
通路13に流れると、弁室14内に発生した渦で
生ずる負圧等によりグリスカセツト36中のグリ
スがフエルトリング34を通つて主流路の流体流
に巻込まれる虞れがあるが、可動鉄心26のスト
ロークと、閉弁時における弁部材30の係合肩部
31とストツパリング33との間隔とをほぼ等し
くし、かつ弁部材30が弾性材料で作られている
ことによつて、開弁時に上記グリス溜めが主流路
から隔離されるので、グリスが弁室14に流出す
ることを防止できる。
なお、上記実施例は、流出通路13が弁本体1
1の弁室14と対向する面に開口しているが、弁
本体11における流出通路13の開口箇所は、配
管接続の便を考慮して、たとえば点線で図示する
ように、流入通路12の対向面とするなど、適宜
変更することができる。
[考案の効果] 本考案の切換弁は、弁部材を備えた可動鉄心に
作用する流体圧をバランスさせると共に、可動鉄
心に形成したシール摺動部とシール部材との密封
摺動面を潤滑して、シール部分の摺動抵抗を低下
させたことによつて、小なる吸引力で可動鉄心を
摩耗することなく摺動させることができ、電磁部
を小形化、省電力化できる効果を奏する。
また、本考案においては、上記可動鉄心に、そ
れが固定鉄心へ吸着された状態においてストツパ
リングに当接し、それによつて上記シール部分を
潤滑するためのグリス溜めを主流路から隔離する
係合肩部を設けたので、グリスが通路側に流出す
ることを防止でき、シール部分の寿命を長くする
効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す縦断正面図、第
2図はシール摺動部を有する電磁2方切換弁(比
較例)を示す縦断正面図である。 12……流入通路、13……流出通路、15…
…弁座、24……固定鉄心、26……可動鉄心、
27……貫通孔、28……シール摺動部、30…
…弁部材、31……係合肩部、33……ストツパ
リング、35……グリス溜め、38……シール部
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流入通路、流出通路、両通路間の主流路に形成
    された弁座、該弁座を開閉する弾性材料製の弁部
    材を設けた可動鉄心、及び該可動鉄心を吸引する
    固定鉄心とよりなる電磁2方切換弁において、上
    記可動鉄心に、可動鉄心を貫通する貫通孔及び上
    記弁座の内径にほぼ等しい外径を有するシール摺
    動部を形成し、一方、該シール摺動部に対向する
    固定部に、上記シール摺動部との間を密封するシ
    ール部材と、該部材によるシール部分を潤滑する
    グリス溜めを有するストリツパリングとを設け、
    かつ、上記可動鉄心に、それが固定鉄心へ吸着さ
    れた状態においてストツパリングに当接すること
    により上記グリス溜めを主流路から隔離する係合
    肩部を設けたことを特徴とするバランス形電磁2
    方切換弁。
JP14247184U 1984-09-20 1984-09-20 Expired JPH025167Y2 (ja)

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