JP2557015Y2 - 高圧3ポートクーラント弁 - Google Patents

高圧3ポートクーラント弁

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JP2557015Y2
JP2557015Y2 JP1992067539U JP6753992U JP2557015Y2 JP 2557015 Y2 JP2557015 Y2 JP 2557015Y2 JP 1992067539 U JP1992067539 U JP 1992067539U JP 6753992 U JP6753992 U JP 6753992U JP 2557015 Y2 JP2557015 Y2 JP 2557015Y2
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嘉宏 正野
哲朗 徳田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、クーラント(冷却液)
等の流体を工作機械の切削箇所等又はタンク等のいずれ
かに流すための高圧3ポートクーラント弁に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すポペット式の3ポート弁が従
来から存在し、3ポートクーラント弁として使用するこ
とができる。図4に示す状態においては、ピストン55の
上面は大気に連通され、スプリング54の弾発力により弁
体ユニット51は上方位置にあり、クーラントはP'ポート
からA'ポートに流れ、P'ポートからB'ポートへの流路は
弁体53により遮断されている。ピストン55の上面にパイ
ロット圧が作用すると、ピストン55が下降して、弁体ユ
ニット51がスプリング54の弾発力に抗して下方位置へ移
動する。弁体ユニット51が下方位置にあるとき、クーラ
ントはP'ポートからB'ポートに流れ、P'ポートからA'ポ
ートへの流路は弁体52により遮断されている。
【0003】従来の3ポート弁においては、クーラント
の圧力によって、弁体52、53のうち、遮断位置にある弁
体の側面(P'ポートに近い側)には相当大きな力が作用
し、遮断位置にない弁体の側面(P'ポートに遠い側)に
も同一方向の小さな力が作用する。そして、図4に示す
状態のとき、スプリング54の弾発力は、クーラントの圧
力により発生する力より大きくなければならず、弁体ユ
ニット51を操作する力は〔(スプリング54の弾発力)+
(クーラントの圧力により発生する力)〕(弁体ユニッ
ト51を切り換えた状態のとき)よりも大きくなければな
らない。また、メンテナンスのためにバルブステムを取
り外すことが困難であり、弁体と弁座が磨耗した場合
は、弁体ユニット及び弁本体を交換しなければならず、
弁体ユニットが傾斜した場合には弁体と弁座との接触が
不完全となる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、従来の前記
欠点を解消するものであって、ポペット式の高圧3ポー
トクーラント弁において、流体(クーラント)の圧力に
よって弁の軸線方向に作用する力を小さくし、小さな力
によって弁を操作できるようになし、弁体と弁座との接
触が完全に行われ、バルブステムの取り外しが容易であ
り、かつ磨耗した部品の交換を容易にすることを課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、高圧3ポート
クーラント弁において、ボディ内に第1弁室、中間弁室
及び第2弁室が順次隣接して配設され、第1弁室がボデ
ィの一端側に開口されて開口端にプレートが配置され、
第2弁室がボディの他端側に開口されて開口端 にアンダ
ーカバーが配置され、ボディに開口されたAポート及び
Pポートが第1弁室及び中間弁室にそれぞれ連通され、
アンダーカバーの中央に開口されたBポートに第2弁室
が連通され、第1弁室と中間弁室との境界部及び中間弁
室と第2弁室との境界部環状の第1弁座及び第2弁座
がそれぞれ着脱可能に配設され、弁体ユニットのバルブ
ステムが第1弁座、中間弁室及び第2弁座内に挿通さ
れ、第1弁体がバルブステムの端に一体に形成されて
第1弁室内に配置され、第2弁体がバルブステムの他端
の小径部に嵌合されナットで固定されて第2弁室内に配
置され、弁体ユニット操作用のロッドが前記プレートに
摺動自在に挿通され、第1弁体の端部に形成された孔部
にロッドの先端が挿入され、ロッドと第1弁体との連結
が平行ピンを用いて行われ、ロッドの直径が第1弁座
第2弁座の内径と同一にされ、第1弁室の開口端の直径
を第1弁体の直径よりも大きくされ、第1弁体・第2弁
体と第1弁座・第2弁座との当接する部分が球面とされ
たことを構成とする。なお、本考案の解釈に当たって
は、次の事項を考慮しなければならない。 Aポートは例えば工作機械の切削箇所に連通され、
Bポートは例えばタンクに連通され、Pポートは例えば
ポンプに連通されるが、それ以外の使い方ができるのは
当然である。 本考案において、高圧3ポートクーラント弁という
用語を用いたが、高圧とは大気圧以上であることを意味
し、クーラント弁とは各種の流体を通したり制御したり
する弁という意味である。
【0006】
【作用】弁体ユニットはロッドを介して操作され、弁体
ユニットが第1位置にあるとき、Pポートに供給された
流体(クーラント)は中間弁室、第1弁室を通ってAポ
ートに流れ、BポートとPポート・Aポートとの間は遮
断される。弁体ユニットが第2位置に切り換えられる
と、Pポートに供給された流体(クーラント)は中間弁
室、第2弁室を通ってBポートに流れ、AポートとPポ
ート・Bポートとの間は遮断される。
【0007】
【実施例】図1・図2は本考案の実施例の高圧3ポート
クーラント弁の一部縦断側面図であり、図1は弁体ユニ
ット14が上方位置(第1位置)にあるときの状態を示
し、図2は弁体ユニット14が下方位置(第2位置)にあ
るときの状態を示す。上下左右の方向については、図1
及び図2を基準にして説明するが、高圧3ポートクーラ
ント弁の使用状態によっては上下左右の方向が異なるの
は当然である。ボディ1の上側及び下側にカバー3及び
アンダーカバー2がそれぞれ連結され、プレート4のフ
ランジ部がカバー3とボディ1との間で挟持される。ボ
ディ1の左側にはAポートが、同じく右側にはPポート
が、アンダーカバー2の下側にはBポートがそれぞれ開
口され、これら各ポートは内部の流路・弁室によって相
互に連通されている。即ち、ボディ1の中心部には、円
筒状の中間弁室38が軸線方向に向けて形成され、中間弁
室38の上方部は第1弁室36を介してAポートに連通さ
れ、中間弁室38の下方部は第2弁室37を介してアンダー
カバー2のBポートに連通され、中間弁室38の側方部は
流路35を介してPポートに連通される。中間弁室38の上
下端部、すなわち第1弁室36と中間弁室38との境界部及
び中間弁室38と第2弁室37との境界部に、環状の第1
座23及び第2弁座24がそれぞれ上方及び下方から螺合さ
れ、第1弁座23,第2弁座24と中間弁室38の内壁との間
がOリング15によって密封されている。弁体ユニット14
のバルブステム9が中間弁室38及び第1弁座23、第2弁
24内に挿通され、弁体ユニット14の第1弁体がバルブ
ステムの端に一体に形成されて第1弁室内に配置さ
れ、第2弁体がバルブステムの他端に着脱可能に連結さ
れて第2弁室内に配置される。即ち、第1弁体5と一体
のバルブステム9が、第1弁座23、中間弁室38及び第2
弁座24内に上方から挿通され、バルブステム9下方の
小径部に第2弁体6の中央孔、座金29が順次に下方から
嵌合され、次いで六角ナット28が螺合されて、第1弁体
5と第2弁体6・座金29・六角ナット28が連結される。
バルブステム9下方の小径部と第1弁体6との間にOリ
ング16が圧入されて密封され、中間弁室38の周壁とバル
ブステム9との間に流路が形成される。ボディ1の上方
部中央に段付孔40(第1弁室の開口端)が形成され、段
付孔40の小径部は第1弁室36に連通され、段付孔40の大
径部にはプレート4の下側突出部が嵌合され、段付孔40
の大径部と下側突出部との間はOリング18によって密封
される。なお、第1弁体5・第2弁体6の第1弁座23・
第2弁座24と当接する部分を、円錐面又は図3に示すと
おり球面となす。球面となす場合、バルブステム9が傾
斜しても、第1弁体5・第2弁体6の真円部と第1弁座
23・第2弁座24と接触が完全であり第1弁体5・
2弁体6の第1弁座23・第2弁座24への着座が確実とな
る。
【0008】カバー3の内部には、下側が開放された段
付室34が形成され、段付室34の大径部にはプレート4の
上側大径部が嵌合され、段付室34の大径部とプレート4
の上側大径部との間はOリング19によって密封される。
プレート4の中央部に軸線方向に延びる中央孔41が形成
され、中央孔41内にロッド7が摺動自在に挿通され、中
央孔41内面の4個の環状溝には、ドライベアリング22、
Oリング17、ロッドパッキン20及びスクレーパ33が上方
から順次に挿入され、それぞれロッド7表面に当接され
る。第1弁体5の内部には、上方が開放された孔部25が
形成され、孔部25の状側壁に2個の横孔30が形成さ
れ、2個の横孔30の中心軸は、孔部25の中央部を通る。
ロッド7の下端部に横孔30と同径の横孔32が形成され、
平行ピン13が第1弁体5の2個の横孔30及びロッド7の
横孔32に挿通され、平行ピン13は、横孔から抜けないよ
うにクランプリング12により保持される。なお、段付孔
40(第1弁室の開口端)の小径部の直径は、第1弁体5
の直径よりも大きくされ、第1弁体5・バルブステム9
が段付孔40の小径部を通して挿入され取り出される。
バー3の段付室34の大径部には、ピストン8が往復動自
在に嵌合され、ピストン8と段付室34の大径部との間
は、ピストンパッキン21によって密封される。ピストン
8の中央孔にはロッド7先端(上端)の小径部が下方か
ら挿入され、ロッド7先端の小径部に座金26が嵌合さ
れ、六角ナット27が螺合され、ロッド7とピストン8と
が連結される。ピストン8上面の環状溝と段付室34上壁
の環状溝の間に、リターンスプリング10,11介装さ
れ、リターンスプリング10,11によりピストン8が下方
に付勢される。なお、段付室34の大径部の下方部の環状
溝に、C形止め輪31が嵌合されており、カバー3をボデ
ィ1から外したときに、C形止め輪31がピストン8に係
合して、ピストン8の脱出を防止する。また、ピストン
8の上側の室は、段付室34の上壁のポート42を介して大
気に連通され、ピストン8の下側の室は、図示しない流
路・制御弁を介してパイロット圧源に連通される。
【0009】本考案の実施例の高圧3ポートクーラント
弁の機能について説明する。例えば、高圧3ポートクー
ラント弁を工作機械に適用した場合について考える。P
ポートをポンプ(図示せず。最大圧力は35kg/cm2 又は
70kg/cm2 )に連通させ、Aポートを切削箇所に連通さ
せ、Bポートをベッド下のタンクに連通させる。制御弁
を操作してピストン8の下側にパイロット流体を流入さ
せると、弁体ユニット14がリターンスプリング10・11の
弾発力に抗して図1に示す上方位置に移動し、ポンプか
ら吐出されるクーラントが、Pポートから流路35、中間
弁室38内の流路、第1弁室36、Aポートを通って切削箇
所に供給される。このとき、第2弁体6の円錐状部が
弁座24の傾斜面に当接して、中間弁室38内の流路と第
2弁室37との間が遮断される。制御弁を操作してピスト
ン8の下側パイロット流体を流出させると、弁体ユニ
ット14がリターンスプリング10・11の弾発力によって図
2に示す下方位置に移動し、ポンプから吐出されるクー
ラントが、Pポートから流路35、中間弁室38内の流路、
第2弁室37、Bポートを通ってタンクに戻される。この
とき、第1弁体5の円錐状部が第1弁座23の傾斜面に当
接して、中間弁室38内の流路と第1弁室36との間が遮断
される。弁体ユニット14が移動しているときは、第1
体5と第1弁座23の間及び第2弁体6と第2弁座24との
間が離れているので、クーラントはPポートからAポー
ト及びBポートの両方に流れる。このように、弁体ユニ
ット14がどの位置にあっても、クーラントはPポートか
らAポート、Bポートの一方又は双方に流れるので、ポ
ンプとPポートとを連通させる配管が、ウオータハンマ
の発生により損傷を受けることがない。
【0010】本考案の実施例の高圧3ポートクーラント
弁において、ロッド7の外径と第1弁座23・第2弁座24
の内径とを同一にする。ロッド7の断面積(第1弁座23
第2弁座24の内面の断面積)をS1 とし、バルブステ
ム9の断面積をS2 とし、 弁体5・第2弁体6外周
内の面積をS3 とし、供給されるクーラントの圧力をP
1 とする。この圧力P1 が弁体ユニット14に作用する力
について考える。弁体ユニット14が図1に示す上方位置
にあるとき、下向きの力は、〔P1 (S1 −S2 )(
弁体6の上面に働く)+P1 (S3 −S1 )(第1
体5の上面に働く)〕=P1 (S3 −S2 )であり、上
向きの力は、P1 (S3 −S2 )(第1弁体5の下面に
働く)である。従って、弁体ユニット14が上方位置にあ
るとき、下向きの力と上向きの力とが同一となり、流体
的にバランスしていることが明らかである。弁体ユニッ
ト14が図2に示す下方位置にあるとき、下向きの力は、
1 (S3−S2 )(第2弁体6の上面に働く)であ
り、上向きの力は、〔P1 3 第2弁体6の下面に働
く)+P1 (S1 −S2 )(第1弁体5の下面に働
く)〕=P1 (S3 −S2 +S1 )である。従って、こ
のときも、流体的にほぼバランスしており、(上向きの
力)−(下向きの力)=P1 1 であり、リターンスプ
リング10・11は力P1 1 に打ち勝つ大きさであればよ
く、従来のスプリングより相当小さいものでよい。ピス
トン8をリターンスプリング10・11の弾発力に抗して移
動させるについても、パイロット流体の圧力は相当低い
ものでよい。なお、Aポートにクーラントが供給される
場合にも、Pポートから供給される場合と同様に流体的
にバランスする。
【0011】前記のとおり、ロッド7と第1弁体5との
連結は、横孔30・32に平行ピン13を挿通して行われてい
るので、バルブステム9の軸心とロッド7の軸心とが一
致する必要がなく、第1弁体5・第2弁体6に自由度が
もたされている。従って、第1弁体5・第2弁体6の
弁座23・第2弁座24への着座が確実に行われる。高圧
3ポートクーラント弁を点検整備等のため分解する場
合、アンダーカバー2をボディ1から外し、六角ナット
28の螺合を解除して、第2弁体6、座金29を外し、第2
弁座24をの螺合を解除して外す。次に、カバー3、ピス
トン8、リターンスプリング10・11、プレート4、ロッ
ド7、平行ピン13、第1弁体5を一体としてボディ1か
ら外し、クランプリング12を外して第1弁体5、平行ピ
ン13を外し、第1弁座23螺合を解除して外す。弁体及
び弁座の分解が簡単に行われ、弁体及び弁座の組み付け
も簡単に行われる。
【0012】
【考案の効果】本考案においては、第1弁室と中間弁室
との境界部及び中間弁室と第2弁室との境界部に環状の
第1弁座及び第2弁座がそれぞれ配設され、弁体ユニッ
トのバルブステムが第1弁座、中間弁室及び第2弁座内
に挿通され、第1弁体がバルブステムの一端に一体に形
成されて第1弁室内に配置され、第2弁体がバルブステ
ムの他端に固定されて第2弁室内に配置され、弁体ユニ
ット操作用のロッドと第1弁体との連結が行われ、ロッ
ドの直径が第1弁座・第2弁座の内径と同一にされてい
る。従って、弁体ユニットが第1位置(第2弁体が第2
弁座に着座した位置)にあるとき、中間弁室に流入する
流体圧力が弁体ユニットに作用して発生する力は、第1
方向の力(上向きの力)と第2方向の力(下向きの力)
とが同一となり、流体的にバランスしている。また、弁
体ユニットが第2位置(第1弁体が第1弁座に着座した
位置)にあるとき、第1方向(上向き)に〔流体圧〕×
〔ロッドの断面積〕の力が作用するだけであり、流体的
に略バランスしている。このように流体(クーラント)
の圧力によって弁の軸線方向に作用する力が小さいの
で、小さな力によって弁を操作することができる。ま
た、本考案においては、弁体ユニットのバルブステムが
第1弁座、中間弁室及び第2弁座内に挿通され、第1弁
体がバルブステムの一端に形成されて第1弁室内に配置
され、第2弁体がバルブステムの他端に固定されて第2
弁室内に配置され、弁体ユニット操作用のロッドが前記
プレートに摺動自在に挿通され、第1弁体の端部に形成
された孔部にロッドの先端が挿入され、ロッドと第1弁
体との連結が平行ピンを用いて行われている。従って、
弁体ユニットのバルブステムの軸心とロッドの軸心とを
一致させる必要がなく、弁体ユニットに自由度がもたさ
れ、弁体ユニットに無理な力が作用しない。しかも、第
1弁体・第2弁体と第1弁座・第2弁座との当接する部
分が球面とされているので、バルブステムが傾斜しても
第1弁体・第2弁体と第1弁座・第2弁座との接触が均
一な力により完全に行われ、第1弁体・第2弁体と第1
弁座・第2弁座との間から流体が漏洩することがない。
本考案においては、ボディ内に第1弁室、中間弁室及び
第2弁室が順次隣接して配設され、第1弁室がボディの
一端側に開口されて開口端にプレートが配置され、第2
弁室がボディの他端側に開口されて開口端にアンダーカ
バーが配置され、アンダーカバーの中央にBポートが開
口され、第1弁室と中間弁室との境界部及び中間弁室と
第2弁室との境界部に環状の第1弁座及び第2弁座がそ
れぞれ着脱可能に配設され、弁体ユニットのバルブステ
ムが第1弁座、中間弁室及び第2弁座内に挿通され、第
1弁体がバルブステムの一端に一体に形成されて第1弁
室内に配置され、第2弁体がバルブステムの他端の小径
部に嵌合されナットで固定されて第2弁室内に配置さ
れ、弁体ユニット操作用のロッドが前記プレートに摺動
自在に挿通され、第1弁体の端部に形成された孔部にロ
ッドの先端が挿入され、ロッドと第1弁体との連結が平
行ピンを用いて行われ、第1弁室の開口端の直径を第1
弁体の直径よりも大きくされる。従って、アンダーカバ
ーのBポートから工具を挿入して、ナットを緩めて第2
弁体とバルブステムの他端の小径部との嵌合を外すと、
アンダーカバー2を取り外さなくても、バルブステム、
第1弁体、平行ピン、ロッドをプレートと共に第1弁室
の開口端を通して取り外したり挿入したりすることがで
き、容易に保守管理や修理を行うことができる。また、
弁体、弁座、ロッド等の部品が磨耗した場合には、磨耗
した部品だけを取り外して簡単に交換することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の高圧クーラント弁が第1位置
にあるときの一部縦断側面図である。
【図2】本考案の実施例の高圧クーラント弁が第2位置
にあるときの一部縦側断面図である。
【図3】本考案の実施例の高圧クーラント弁における弁
体ユニットの変形例を示す図である。
【図4】従来の3ポート弁の一部縦断側面図である。
【符号の説明】 ボディ アンダーカバー プレート第1弁体 6 第2弁体 7 ロッド13 平行ピン 14 弁体ユニット 23 第1弁座 24 第2弁座28 ナット 36 第1弁室 37 第2弁室 38 中間弁室

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディ内に第1弁室、中間弁室及び第2
    弁室が順次隣接して配設され、第1弁室がボディの一端
    側に開口されて開口端にプレートが配置され、第2弁室
    がボディの他端側に開口されて開口端にアンダーカバー
    が配置され、ボディに開口されたAポート及びPポート
    が第1弁室及び中間弁室にそれぞれ連通され、アンダー
    カバーの中央に開口されたBポートに第2弁室が連通さ
    れ、第1弁室と中間弁室との境界部及び中間弁室と第2
    弁室との境界部環状の第1弁座及び第2弁座がそれぞ
    着脱可能に配設され、弁体ユニットのバルブステムが
    第1弁座、中間弁室及び第2弁座内に挿通され、第1
    体がバルブステムの端に一体に形成されて第1弁室内
    に配置され、第2弁体がバルブステムの他端の小径部に
    嵌合されナットで固定されて第2弁室内に配置され、弁
    体ユニット操作用のロッドが前記プレートに摺動自在に
    挿通され、第1弁体の端部に形成された孔部にロッドの
    先端が挿入され、ロッドと第1弁体との連結が平行ピン
    を用いて行われ、ロッドの直径が第1弁座・第2弁座
    内径と同一にされ、第1弁室の開口端の直径を第1弁体
    の直径よりも大きくされ、第1弁体・第2弁体と第1弁
    座・第2弁座との当接する部分が球面とされた高圧3ポ
    ートクーラント弁。
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