JPH02504Y2 - - Google Patents
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- JPH02504Y2 JPH02504Y2 JP1982170431U JP17043182U JPH02504Y2 JP H02504 Y2 JPH02504 Y2 JP H02504Y2 JP 1982170431 U JP1982170431 U JP 1982170431U JP 17043182 U JP17043182 U JP 17043182U JP H02504 Y2 JPH02504 Y2 JP H02504Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake
- plate
- movable core
- rotating shaft
- release
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- 230000005284 excitation Effects 0.000 claims description 5
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 6
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000013021 overheating Methods 0.000 description 1
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- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はばね力で制動を行ない電磁力で開放を
行なう電磁ブレーキを機械的に開放する装置の改
良に関し、操作力の軽減などを企図したものであ
る。
行なう電磁ブレーキを機械的に開放する装置の改
良に関し、操作力の軽減などを企図したものであ
る。
従来からホイスト等の荷役用等には常時ばね力
によつて制動がなされると共に通電時に電磁力で
ブレーキを開放する形式の電磁ブレーキが使用さ
れているが、停電や何んらかの故障によつて電磁
力による開放ができない場合には荷物が吊り上げ
状態のままホイストが停止し非常に危険であり、
特に熱処理用として使用している場合には過熱に
よる火災のおそれもある。
によつて制動がなされると共に通電時に電磁力で
ブレーキを開放する形式の電磁ブレーキが使用さ
れているが、停電や何んらかの故障によつて電磁
力による開放ができない場合には荷物が吊り上げ
状態のままホイストが停止し非常に危険であり、
特に熱処理用として使用している場合には過熱に
よる火災のおそれもある。
このため機械的にブレーキを開放できるブレー
キ開放装置が提案されている(実公昭49−15104
号等)、この従来装置は第1図〜第3図に示すよ
うに、まず、電磁ブレーキとして制動される回転
軸1(例えば、ホイストの回転軸)の一端部に1
枚の円板状のブレーキホイール2がスプラインを
介して軸方向に摺動自在に取付けられており、こ
のブレーキホイール2を囲むようハウジング3に
円周方向等間隔の3本の制動ピン4が植設され、
この制動ピン4の先端部にハウジング3と対向し
て固定部材たる円板状の固定板5が取付けてあ
る。この制動ピン4には、ブレーキデイスク8が
固定板5の内側に位置しブレーキホイール2との
対向面にライニング6を具え制動ピン4に沿つて
軸方向に摺動可能に取付けてあり、固定板5の中
心部の固定突起9でその移動幅が調整されると共
に移動端が規制される。また、この制動ピン4の
ハウジング3側には、ハウジング3に形成された
励磁コイル10を具えた固定コア11と対向して
可動コア12が制動ピン4に沿つて軸方向に摺動
可能に取付けられており、可動コア12のブレー
キホイール2との対向面(押圧面)にもライニン
グ6が取付けてある。そして、ハウジング3と可
動コア12との間の制動ピン4に制動用ばね13
が介装してあり、可動コア12を介してブレーキ
デイスク8をブレーキホイール2に押圧すること
で制動がなされる一方、励磁コイル10に通電し
て可動コア12を制動用ばね13に抗して引き付
けることでブレーキの開放を行なう。このような
電磁ブレーキを機械的に開放するため可動コア1
2の外側面とわずかな空隙を介して対向した円板
上の開放板14が配置され長溝15を介して制動
ピン4に一定量円周方向に回動可能に取付けられ
ると共にブレーキデイスク8に当接して位置決め
がなされている。この開放板14の可動コア12
側には円周方向に沿う斜面を具えたくさび状の当
板17が取付けられ、可動コア12の制動ピン4
への取付部12aと当接し得るようになつてお
り、開放板14に取付けたレバー18を操作して
開放板14を回動することで当板17によつて可
動コア12を移動させてブレーキを開放できる。
キ開放装置が提案されている(実公昭49−15104
号等)、この従来装置は第1図〜第3図に示すよ
うに、まず、電磁ブレーキとして制動される回転
軸1(例えば、ホイストの回転軸)の一端部に1
枚の円板状のブレーキホイール2がスプラインを
介して軸方向に摺動自在に取付けられており、こ
のブレーキホイール2を囲むようハウジング3に
円周方向等間隔の3本の制動ピン4が植設され、
この制動ピン4の先端部にハウジング3と対向し
て固定部材たる円板状の固定板5が取付けてあ
る。この制動ピン4には、ブレーキデイスク8が
固定板5の内側に位置しブレーキホイール2との
対向面にライニング6を具え制動ピン4に沿つて
軸方向に摺動可能に取付けてあり、固定板5の中
心部の固定突起9でその移動幅が調整されると共
に移動端が規制される。また、この制動ピン4の
ハウジング3側には、ハウジング3に形成された
励磁コイル10を具えた固定コア11と対向して
可動コア12が制動ピン4に沿つて軸方向に摺動
可能に取付けられており、可動コア12のブレー
キホイール2との対向面(押圧面)にもライニン
グ6が取付けてある。そして、ハウジング3と可
動コア12との間の制動ピン4に制動用ばね13
が介装してあり、可動コア12を介してブレーキ
デイスク8をブレーキホイール2に押圧すること
で制動がなされる一方、励磁コイル10に通電し
て可動コア12を制動用ばね13に抗して引き付
けることでブレーキの開放を行なう。このような
電磁ブレーキを機械的に開放するため可動コア1
2の外側面とわずかな空隙を介して対向した円板
上の開放板14が配置され長溝15を介して制動
ピン4に一定量円周方向に回動可能に取付けられ
ると共にブレーキデイスク8に当接して位置決め
がなされている。この開放板14の可動コア12
側には円周方向に沿う斜面を具えたくさび状の当
板17が取付けられ、可動コア12の制動ピン4
への取付部12aと当接し得るようになつてお
り、開放板14に取付けたレバー18を操作して
開放板14を回動することで当板17によつて可
動コア12を移動させてブレーキを開放できる。
ところが、このブレーキの開放のためには、制
動用ばね13に抗する力に加えて、当板17と可
動コア12の取付部12aとのすべり摩擦力およ
び開放板14の後面とブレーキデイスク8とのす
べり摩擦力に抗する力を必要とするため、その操
作力が大きく、作業者が立入ることが危険な場所
で使う場合には遠隔操作が必要となるが、そのた
めのアクチユエータが大形化したり、マニプレー
タを用いる場合には操作力の大きなものが必要で
あつた。
動用ばね13に抗する力に加えて、当板17と可
動コア12の取付部12aとのすべり摩擦力およ
び開放板14の後面とブレーキデイスク8とのす
べり摩擦力に抗する力を必要とするため、その操
作力が大きく、作業者が立入ることが危険な場所
で使う場合には遠隔操作が必要となるが、そのた
めのアクチユエータが大形化したり、マニプレー
タを用いる場合には操作力の大きなものが必要で
あつた。
一方、ホイストなどに掛かる重量が大きい場
合、単一のブレーキホイールを可動コアとブレー
キデイスクとで挟む型式のものでは制動力が不十
分となるため、複数枚のブレーキホイールとこれ
らのブレーキホイール間に介装されるブレーキデ
イスクとを設けて摩擦面を増大した型式のものが
用いられる。ところが、この型式のものに従来の
ブレーキ開放装置を用いた場合、開放板を作動さ
せても可動コアと可動コア側のブレーキデイスク
との間には間隙ができるが、ブレーキデイスク同
志は密着したままなので、開放が行えなかつた。
合、単一のブレーキホイールを可動コアとブレー
キデイスクとで挟む型式のものでは制動力が不十
分となるため、複数枚のブレーキホイールとこれ
らのブレーキホイール間に介装されるブレーキデ
イスクとを設けて摩擦面を増大した型式のものが
用いられる。ところが、この型式のものに従来の
ブレーキ開放装置を用いた場合、開放板を作動さ
せても可動コアと可動コア側のブレーキデイスク
との間には間隙ができるが、ブレーキデイスク同
志は密着したままなので、開放が行えなかつた。
また、この型式の電磁ブレーキでは大きな制動
力を得るために制動用ばねにもばね力の大きなも
のが用いられる。したがつて、上述した操作力は
更に大きくなり、アクチユエータやマニプレータ
などに一層大きいものが必要となると共に、摺動
による各構成部品の摩耗や作動不良などをもたら
していた。
力を得るために制動用ばねにもばね力の大きなも
のが用いられる。したがつて、上述した操作力は
更に大きくなり、アクチユエータやマニプレータ
などに一層大きいものが必要となると共に、摺動
による各構成部品の摩耗や作動不良などをもたら
していた。
本考案は上記状況に鑑みなされたもので、小さ
い操作力でブレーキを開放できるとともに、複数
枚のブレーキホイールを有する電磁ブレーキにも
適用可能な電磁ブレーキ開放装置を提供すること
を目的とする。この目的を達成するために本考案
では、 回転軸の軸端部に設けたスプライン上にブレー
キホイールを複数枚設け、 前記回転軸の反軸端側において前記ブレーキホ
イールと対面して励磁コイルが無励磁となつたと
きに制動用ばねによつて可動される可動コアを設
け、 前記回転軸の軸端側において前記ブレーキホイ
ールと対面するブレーキデイスクを設けると共
に、前記各ブレーキホイール間にブレーキデイス
クを介装して設け、 前記可動コアの可動により、該可動コアの押圧
面と各ブレーキデイスクとにより前記ブレーキホ
イールを各々押圧して前記回転軸を制動する電磁
ブレーキ装置において、 前記回転軸の軸端部近傍の固定部材に軸受を介
して前記回転軸と同心に回動自在な支持板を設
け、 前記可動コアの押圧面側に対向して開放板を設
けると共に、該開放板と前記支持板とを連結部材
を介して連結し、且つ前記開放板にくさび状の当
板を設け、 該当板と係合するローラを前記可動コアの押圧
面に突出すると共に、半径方向の軸を介して回動
自在に設け、 前記開放板が具備する前記当板を前記ローラの
方向に回動して押圧係合することによつて前記可
動コアを反ブレーキデイスク側に移動するよう構
成したことを特徴とする電磁ブレーキ開放装置を
提案するものである。
い操作力でブレーキを開放できるとともに、複数
枚のブレーキホイールを有する電磁ブレーキにも
適用可能な電磁ブレーキ開放装置を提供すること
を目的とする。この目的を達成するために本考案
では、 回転軸の軸端部に設けたスプライン上にブレー
キホイールを複数枚設け、 前記回転軸の反軸端側において前記ブレーキホ
イールと対面して励磁コイルが無励磁となつたと
きに制動用ばねによつて可動される可動コアを設
け、 前記回転軸の軸端側において前記ブレーキホイ
ールと対面するブレーキデイスクを設けると共
に、前記各ブレーキホイール間にブレーキデイス
クを介装して設け、 前記可動コアの可動により、該可動コアの押圧
面と各ブレーキデイスクとにより前記ブレーキホ
イールを各々押圧して前記回転軸を制動する電磁
ブレーキ装置において、 前記回転軸の軸端部近傍の固定部材に軸受を介
して前記回転軸と同心に回動自在な支持板を設
け、 前記可動コアの押圧面側に対向して開放板を設
けると共に、該開放板と前記支持板とを連結部材
を介して連結し、且つ前記開放板にくさび状の当
板を設け、 該当板と係合するローラを前記可動コアの押圧
面に突出すると共に、半径方向の軸を介して回動
自在に設け、 前記開放板が具備する前記当板を前記ローラの
方向に回動して押圧係合することによつて前記可
動コアを反ブレーキデイスク側に移動するよう構
成したことを特徴とする電磁ブレーキ開放装置を
提案するものである。
以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細に
説明するが、従来と同一部分には同一番号を記し
説明は省略する。
説明するが、従来と同一部分には同一番号を記し
説明は省略する。
第4図〜第6図は本考案の電磁ブレーキ開放装
置の一実施例にかかる縦断面図、右半分のB−B
断面図および要部拡大図である。
置の一実施例にかかる縦断面図、右半分のB−B
断面図および要部拡大図である。
本実施例は2枚のブレーキホイールを有する電
磁ブレーキに本考案を適用したものである。2枚
のブレーキホイール2間には、制動ピン4に案内
され、軸方向に摺動する円盤状のブレーキデイス
ク7が設けられている。このブレーキデイスク7
のブレーキホイール2との両対向面にはライニン
グ6が具えられている。制動ピン4に沿つて軸方
向に摺動可能に取付けられた可動コア12の外周
近傍には円周方向等間隔に複数個(図示例では3
個)円弧状の貫通孔12bが形成され、この貫通
孔12b内に半径方向の軸に取付けられたローラ
20が設けられブレーキホイール2側にわずかに
突出するようになつている。一方、固定板5と外
側のブレーキデイスク8との間に、中心部が固定
板5に取付けられたころがり軸受21を介して回
動可能とされ且つ外周部に形成した円弧状の長溝
を介して制動ピン4に一定量円周方向に回動可能
とされた支持板22が設けられ、この支持板22
に植設され、円周方向等間隔に配置された連結部
材たる間隔ピン23の先端部にピン等を介して開
放板24が取付けられて可動コア12とブレーキ
デイスク7との間に空隙が形成されるように配置
してある。この開放板24の前記可動コア12に
取付けたローラ20と当接し得る位置にくさび状
の当板25が円周方向にほぼ沿つて取付けてあ
り、開放板24には回動用のレバー26が取付け
てある。尚、27はケースである。
磁ブレーキに本考案を適用したものである。2枚
のブレーキホイール2間には、制動ピン4に案内
され、軸方向に摺動する円盤状のブレーキデイス
ク7が設けられている。このブレーキデイスク7
のブレーキホイール2との両対向面にはライニン
グ6が具えられている。制動ピン4に沿つて軸方
向に摺動可能に取付けられた可動コア12の外周
近傍には円周方向等間隔に複数個(図示例では3
個)円弧状の貫通孔12bが形成され、この貫通
孔12b内に半径方向の軸に取付けられたローラ
20が設けられブレーキホイール2側にわずかに
突出するようになつている。一方、固定板5と外
側のブレーキデイスク8との間に、中心部が固定
板5に取付けられたころがり軸受21を介して回
動可能とされ且つ外周部に形成した円弧状の長溝
を介して制動ピン4に一定量円周方向に回動可能
とされた支持板22が設けられ、この支持板22
に植設され、円周方向等間隔に配置された連結部
材たる間隔ピン23の先端部にピン等を介して開
放板24が取付けられて可動コア12とブレーキ
デイスク7との間に空隙が形成されるように配置
してある。この開放板24の前記可動コア12に
取付けたローラ20と当接し得る位置にくさび状
の当板25が円周方向にほぼ沿つて取付けてあ
り、開放板24には回動用のレバー26が取付け
てある。尚、27はケースである。
かように構成した電磁ブレーキ開放装置では、
レバー26を第5図に示すように下方に引くと、
開放板24が制動ピン4を案内とし間隔ピン23
と一体の支持板22とともにころがり軸受21に
よつて回動する。この開放板24の回動によつて
当板25が円周方向に移動しローラ20と当接し
ながら可動コア12を制動用ばね13に抗してブ
レーキ開放方向に移動させる。この結果、ブレー
キホイール2と可動コア12および各ブレーキデ
イスク7,8間に全体としてδの間隙が形成され
てブレーキの開放がなされる。
レバー26を第5図に示すように下方に引くと、
開放板24が制動ピン4を案内とし間隔ピン23
と一体の支持板22とともにころがり軸受21に
よつて回動する。この開放板24の回動によつて
当板25が円周方向に移動しローラ20と当接し
ながら可動コア12を制動用ばね13に抗してブ
レーキ開放方向に移動させる。この結果、ブレー
キホイール2と可動コア12および各ブレーキデ
イスク7,8間に全体としてδの間隙が形成され
てブレーキの開放がなされる。
このように、本実施例では開放板24がブレー
キデイスクより大径の支持板22に、間隔ピン2
3を介して、取り付けられているため、複数のブ
レーキホイール2を持つ電磁ブレーキ装置での開
放装置を実現できた。
キデイスクより大径の支持板22に、間隔ピン2
3を介して、取り付けられているため、複数のブ
レーキホイール2を持つ電磁ブレーキ装置での開
放装置を実現できた。
また、ブレーキ開放に要する操作力は、当板2
5とローラ20との摩擦力および開放板24の回
動のための摩擦力に加えて制動用ばね13に抗す
る力が必要であるが、いずれの摩擦もころがり摩
擦であり、その摩擦力は従来のすべり摩擦に比べ
格段に小さく、制動用ばね13に抗する力とほぼ
同等の力でブレーキを開放できる。したがつて、
従来のように制動用ばね13に抗する力に加えて
すべり摩擦に抗する大きな力を必要とせず、これ
を遠隔操作する場合にも小容量のアクチユエータ
で良くマニプレータでの操作も容易となる。そし
て、すべり摩擦による摺動部の摩耗や作動不良な
どもなくなつた。
5とローラ20との摩擦力および開放板24の回
動のための摩擦力に加えて制動用ばね13に抗す
る力が必要であるが、いずれの摩擦もころがり摩
擦であり、その摩擦力は従来のすべり摩擦に比べ
格段に小さく、制動用ばね13に抗する力とほぼ
同等の力でブレーキを開放できる。したがつて、
従来のように制動用ばね13に抗する力に加えて
すべり摩擦に抗する大きな力を必要とせず、これ
を遠隔操作する場合にも小容量のアクチユエータ
で良くマニプレータでの操作も容易となる。そし
て、すべり摩擦による摺動部の摩耗や作動不良な
どもなくなつた。
尚、このブレーキ開放の操作力を調整する場合
にはレバー26の反回動側にばねや錘りを設けれ
ば良く、これによつて誤操作等を防止できる。ま
た、上記実施例ではホイストに付設された2枚の
ブレーキホイールを有する電磁ブレーキに適用し
た場合で説明したが、他の用途のものは勿論、3
枚以上のブレーキホイールを有する電磁ブレーキ
にも適用できる。
にはレバー26の反回動側にばねや錘りを設けれ
ば良く、これによつて誤操作等を防止できる。ま
た、上記実施例ではホイストに付設された2枚の
ブレーキホイールを有する電磁ブレーキに適用し
た場合で説明したが、他の用途のものは勿論、3
枚以上のブレーキホイールを有する電磁ブレーキ
にも適用できる。
以上、実施例とともに具体的に説明したよう
に、本考案によれば開放板を可動コアとブレーキ
デイスク間に介装させるのではなく支持板に連結
部材を介して支持させるようにする一方、ころが
り軸受とローラを用いて各作動部の摩擦をすべり
摩擦からころがり摩擦に変えたため、多板の電磁
ブレーキにも採用が可能となるとともに小さな操
作力で開放が行える。
に、本考案によれば開放板を可動コアとブレーキ
デイスク間に介装させるのではなく支持板に連結
部材を介して支持させるようにする一方、ころが
り軸受とローラを用いて各作動部の摩擦をすべり
摩擦からころがり摩擦に変えたため、多板の電磁
ブレーキにも採用が可能となるとともに小さな操
作力で開放が行える。
したがつて、作業者の立ち入ることのできない
ような環境下で使用する場合もマニプレータ等で
容易に遠隔操作して危険な状態を回避できる。
ような環境下で使用する場合もマニプレータ等で
容易に遠隔操作して危険な状態を回避できる。
第1図〜第3図は従来の電磁ブレーキ開放装置
にかかる縦断面図、右半分のA−A断面図および
要部拡大図、第4図〜第6図は本考案の電磁ブレ
ーキ開放装置の一実施例にかかる縦断面図、右半
分のB−B断面図及び要部拡大図である。 図面中、1は回転軸、2はブレーキホイール、
6はライニング、7,8はブレーキデイスク、1
0は励磁コイル、12は可動コア、13は制動用
ばね、20はローラ、21はころがり軸受、22
は支持板、24は開放板、25は当板、である。
にかかる縦断面図、右半分のA−A断面図および
要部拡大図、第4図〜第6図は本考案の電磁ブレ
ーキ開放装置の一実施例にかかる縦断面図、右半
分のB−B断面図及び要部拡大図である。 図面中、1は回転軸、2はブレーキホイール、
6はライニング、7,8はブレーキデイスク、1
0は励磁コイル、12は可動コア、13は制動用
ばね、20はローラ、21はころがり軸受、22
は支持板、24は開放板、25は当板、である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 回転軸の軸端部に設けたスプライン上にブレー
キホイールを複数枚設け、 前記回転軸の反軸端側において前記ブレーキホ
イールと対面して励磁コイルが無励磁となつたと
きに制動用ばねによつて可動される可動コアを設
け、 前記回転軸の軸端側において前記ブレーキホイ
ールと対面するブレーキデイスクを設けると共
に、前記各ブレーキホイール間にブレーキデイス
クを介装して設け、 前記可動コアの可動により、該可動コアの押圧
面と各ブレーキデイスクとにより前記ブレーキホ
イールを各々押圧して前記回転軸を制動する電磁
ブレーキ装置において、 前記回転軸の軸端部近傍の固定部材に軸受を介
して前記回転軸と同心に回動自在な支持板を設
け、 前記可動コアの押圧面側に対向して開放板を設
けると共に、該開放板と前記支持板とを連結部材
を介して連結し、且つ前記開放板にくさび状の当
板を設け、 該当板と係合するローラを前記可動コアの押圧
面に突出すると共に、半径方向の軸を介して回動
自在に設け、 前記開放板が具備する前記当板を前記ローラの
方向に回動して押圧係合することによつて前記可
動コアを反ブレーキデイスク側に移動するよう構
成したことを特徴とする電磁ブレーキ開放装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17043182U JPS5975934U (ja) | 1982-11-12 | 1982-11-12 | 電磁ブレ−キ開放装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17043182U JPS5975934U (ja) | 1982-11-12 | 1982-11-12 | 電磁ブレ−キ開放装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5975934U JPS5975934U (ja) | 1984-05-23 |
JPH02504Y2 true JPH02504Y2 (ja) | 1990-01-09 |
Family
ID=30372065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17043182U Granted JPS5975934U (ja) | 1982-11-12 | 1982-11-12 | 電磁ブレ−キ開放装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5975934U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0740104Y2 (ja) * | 1990-01-10 | 1995-09-13 | 株式会社明電舎 | ホイストのブレーキ装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4915104U (ja) * | 1972-05-12 | 1974-02-08 |
-
1982
- 1982-11-12 JP JP17043182U patent/JPS5975934U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4915104U (ja) * | 1972-05-12 | 1974-02-08 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5975934U (ja) | 1984-05-23 |
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