JPH0250345B2 - - Google Patents
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- JPH0250345B2 JPH0250345B2 JP14634688A JP14634688A JPH0250345B2 JP H0250345 B2 JPH0250345 B2 JP H0250345B2 JP 14634688 A JP14634688 A JP 14634688A JP 14634688 A JP14634688 A JP 14634688A JP H0250345 B2 JPH0250345 B2 JP H0250345B2
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- JP
- Japan
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- gear
- gears
- lubricating oil
- crankcase
- countershaft
- Prior art date
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/0467—Elements of gearings to be lubricated, cooled or heated
- F16H57/0469—Bearings or seals
- F16H57/0471—Bearing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/042—Guidance of lubricant
- F16H57/043—Guidance of lubricant within rotary parts, e.g. axial channels or radial openings in shafts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/048—Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
- F16H57/0493—Gearings with spur or bevel gears
- F16H57/0494—Gearings with spur or bevel gears with variable gear ratio or for reversing rotary motion
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は機関用歯車変速装置に関する。
一般に歯車変速装置には歯車のかみ合い部およ
び軸受への潤滑が必要であり、例えば従来の自動
二輪車の２サイクルエンジンの歯車変速装置の場
合、エンジン室の底部に溜つた潤滑油で歯車の潤
滑を行うとともに、歯車の回転に伴つて生じる潤
滑油の飛沫により軸受の給油を行つている。
び軸受への潤滑が必要であり、例えば従来の自動
二輪車の２サイクルエンジンの歯車変速装置の場
合、エンジン室の底部に溜つた潤滑油で歯車の潤
滑を行うとともに、歯車の回転に伴つて生じる潤
滑油の飛沫により軸受の給油を行つている。
ところで、最近のエンジンの高出力化によつて
不随する変速機構についても、潤滑の向上が求め
られている。
不随する変速機構についても、潤滑の向上が求め
られている。
そこでこの潤滑の向上の一手段として、実公昭
54−9821号公報に示される如く、エンジン室内の
飛沫をガイド部材を介して潤滑油貯留室にため、
これにつながる油路とその他端の回転軸芯方向に
直交する連通孔とで、潤滑油を供給する様にして
いる構成のものが知られている。しかしこのよう
な構成であると、潤滑油は送り出されず、さほど
潤滑の改善を望むことができないという問題があ
る。
54−9821号公報に示される如く、エンジン室内の
飛沫をガイド部材を介して潤滑油貯留室にため、
これにつながる油路とその他端の回転軸芯方向に
直交する連通孔とで、潤滑油を供給する様にして
いる構成のものが知られている。しかしこのよう
な構成であると、潤滑油は送り出されず、さほど
潤滑の改善を望むことができないという問題があ
る。
また、実開昭52−2505号公報には、変速歯車装
置の一対を油溜りの内に浸漬してこれによつてギ
ヤポンプを構成し、潤滑の改善を行つているもの
が記載されている。しかしながら、このような構
成の場合、潤滑の改善はなされるものの、歯車変
速装置は必ず油溜りの中になくてはならないの
で、その位置が限定されてしまう。しかもギヤポ
ンプを構成する一対以外のすべての歯車がオイル
溜り中を攪拌することとなるので攪拌抵抗による
出力損失と潤滑油のアワ立ちによる潤滑油の劣化
という新たな欠点を生じてしまうという問題があ
る。
置の一対を油溜りの内に浸漬してこれによつてギ
ヤポンプを構成し、潤滑の改善を行つているもの
が記載されている。しかしながら、このような構
成の場合、潤滑の改善はなされるものの、歯車変
速装置は必ず油溜りの中になくてはならないの
で、その位置が限定されてしまう。しかもギヤポ
ンプを構成する一対以外のすべての歯車がオイル
溜り中を攪拌することとなるので攪拌抵抗による
出力損失と潤滑油のアワ立ちによる潤滑油の劣化
という新たな欠点を生じてしまうという問題があ
る。
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、
歯車変速装置における互いにかみ合う歯車を潤滑
油用のギヤポンプとして機能させて、別個に潤滑
油ポンプを設けることなく、必要な個所への給油
を十分に確実に行うことのでき、しかも出力損
失・潤滑油の劣化を生じさせることのない機関用
歯車変速装置を得ることを目的とするものであ
る。
歯車変速装置における互いにかみ合う歯車を潤滑
油用のギヤポンプとして機能させて、別個に潤滑
油ポンプを設けることなく、必要な個所への給油
を十分に確実に行うことのでき、しかも出力損
失・潤滑油の劣化を生じさせることのない機関用
歯車変速装置を得ることを目的とするものであ
る。
本発明は、油飛沫が浮遊するエンジン室内に配
備される歯車伝動装置に関するものである。この
歯車伝動装置においては、ほぼ水平状となるよう
に横に並べられた少くとも１組の駆動歯車及び従
動歯車を油溜まりの上方に設けられるメインシヤ
フト及びカウンターシヤフトと同軸に配置し、こ
の一対の歯車上方にクランクケースの内壁から壁
部を延出させて歯車の下部外周の周方向に近接し
て設けた周壁部材と、前記駆動歯車及び従動歯車
の噛み込み部を覆つて、少なくともいづれか一方
の軸上に設けられる側壁部材とによつて、これら
歯車の上半分を該エンジン室内に露出させるポン
プ室を形成されている。前記１組みの歯車のかみ
込み部分の近傍には、ポンプ室からの吐出口が設
けられている。吐出口は前記駆動歯車又は従動歯
車のいづれかの軸芯内に連通されている。
備される歯車伝動装置に関するものである。この
歯車伝動装置においては、ほぼ水平状となるよう
に横に並べられた少くとも１組の駆動歯車及び従
動歯車を油溜まりの上方に設けられるメインシヤ
フト及びカウンターシヤフトと同軸に配置し、こ
の一対の歯車上方にクランクケースの内壁から壁
部を延出させて歯車の下部外周の周方向に近接し
て設けた周壁部材と、前記駆動歯車及び従動歯車
の噛み込み部を覆つて、少なくともいづれか一方
の軸上に設けられる側壁部材とによつて、これら
歯車の上半分を該エンジン室内に露出させるポン
プ室を形成されている。前記１組みの歯車のかみ
込み部分の近傍には、ポンプ室からの吐出口が設
けられている。吐出口は前記駆動歯車又は従動歯
車のいづれかの軸芯内に連通されている。
一対の歯車はメインシヤフト・カウンターシヤ
フト上に設けられ、かつ油溜りの上方に位置する
ので、関連する歯車群が潤滑油の攪拌による出力
損失・潤滑油の劣化を生ぜず、また供給する潤滑
油はクランクケース内の飛沫油あるいは、一対の
歯車上方の壁より落下する潤滑油等を効率的に集
め、しかもこの１対の歯車のポンプ作用により潤
滑油を送り出すことができるので、潤滑の改善を
計ることができる。
フト上に設けられ、かつ油溜りの上方に位置する
ので、関連する歯車群が潤滑油の攪拌による出力
損失・潤滑油の劣化を生ぜず、また供給する潤滑
油はクランクケース内の飛沫油あるいは、一対の
歯車上方の壁より落下する潤滑油等を効率的に集
め、しかもこの１対の歯車のポンプ作用により潤
滑油を送り出すことができるので、潤滑の改善を
計ることができる。
以下この発明の一実施例を図面に従つて説明す
る。
る。
第１図は自動二輪車用２サイクルエンジンのミ
ツシヨン室内に配置される変速装置の要部の断面
図を示し、１はエンジンの図示せぬクランクシヤ
フトにより駆動されるメインシヤフトで、このメ
インシヤフト１には、メインシヤフト１と一体の
歯車２、遊嵌された歯車３、スプライン嵌合して
シフト可能にされた歯車４、その他の変速用の歯
車が配設されている。５はカウンタシヤフトで、
このカウンタシヤフト５には、前記歯車２とかみ
合う遊嵌された歯車６、スプライン嵌合してシフ
ト可能にされた歯車７、遊嵌された歯車８（８
ａ，８ｂ）、カウンタシヤフト５と一体の歯車９、
その他の変速用の歯車が配設されている。１０は
出力軸で、この出力軸１０には前記歯車９とかみ
合う歯車１１が一体に設けられている。前記メイ
ンシヤフト１とカウンタシヤフト５は、油溜まり
よりも上方に設けられている。
ツシヨン室内に配置される変速装置の要部の断面
図を示し、１はエンジンの図示せぬクランクシヤ
フトにより駆動されるメインシヤフトで、このメ
インシヤフト１には、メインシヤフト１と一体の
歯車２、遊嵌された歯車３、スプライン嵌合して
シフト可能にされた歯車４、その他の変速用の歯
車が配設されている。５はカウンタシヤフトで、
このカウンタシヤフト５には、前記歯車２とかみ
合う遊嵌された歯車６、スプライン嵌合してシフ
ト可能にされた歯車７、遊嵌された歯車８（８
ａ，８ｂ）、カウンタシヤフト５と一体の歯車９、
その他の変速用の歯車が配設されている。１０は
出力軸で、この出力軸１０には前記歯車９とかみ
合う歯車１１が一体に設けられている。前記メイ
ンシヤフト１とカウンタシヤフト５は、油溜まり
よりも上方に設けられている。
前記出力軸１０は中空とされ、この中空部１０
ａに前記メインシヤフト１の一端部が針状軸受１
２および玉軸受１３を介して嵌合されている。出
力軸１０はクランクケース１４のボス部１４ａに
玉軸受１５を介して支持されている。メインシヤ
フト１の他端部はクランクケース１４の他端側に
おいて玉軸受により支持され、こうしてメインシ
ヤフト１と出力軸１０とが１本の軸としてクラン
クケース１４に回転自在に支持されている。ま
た、前記カウンタシヤフト５の一端部はクランク
ケース１４のボス部１４ｂに針状軸受１６を介し
て回転自在に支持され、他端部も同様に支持され
ている。
ａに前記メインシヤフト１の一端部が針状軸受１
２および玉軸受１３を介して嵌合されている。出
力軸１０はクランクケース１４のボス部１４ａに
玉軸受１５を介して支持されている。メインシヤ
フト１の他端部はクランクケース１４の他端側に
おいて玉軸受により支持され、こうしてメインシ
ヤフト１と出力軸１０とが１本の軸としてクラン
クケース１４に回転自在に支持されている。ま
た、前記カウンタシヤフト５の一端部はクランク
ケース１４のボス部１４ｂに針状軸受１６を介し
て回転自在に支持され、他端部も同様に支持され
ている。
本発明は、変速装置における、ほぼ水平状とな
るよう横に並べられしかも油溜まりよりも上方に
位置する少なくとも１組みの駆動歯車と従動歯車
とを潤滑油給油用のギヤポンプとして兼用させた
ものである。この実施例では駆動歯車である歯車
９と従動歯車である歯車１１とを用いており、両
歯車９，１１のかみ込み側の下部外周に周方向に
沿つて近接して周壁部材１４ｃがクランクケース
１４の内壁から壁部１４ｈを延出させて一体に設
けられている。カウンタシヤフト５には、第１図
において、歯車９および歯車１１の右方の下部側
面に臨接するシール円板１７が取り付けられ、ク
ランクケースの一部内壁面１４ｄ（第２図参照）
が両歯車９，１１の左方の下部側面に臨接するよ
うに噛み合い部を覆つて形成されている。前記シ
ール円板１７とクランクケース１４の一部の内壁
面１４ｄは側壁部材を構成し、前記周壁部材１４
ｃとシール円板１７とクランクケース１４の内壁
面１４ｄとで囲む空間によつて歯車９，１１の上
半分を露出させるポンプ室１８を形成している。
なお、シール円板１７はスプリング１９によつて
歯車９，１１の側面に押し付けられ、シール効果
が高められている。そしてクランクケース１４の
前記内壁面１４ｄには吐出孔１４ｅがあけられ、
この吐出孔１４ｅからボス部１４ａの内部空間に
通じる連通孔１４ｆがあけられている。この連通
孔１４ｆは、出力軸１０の中空部１０ａに連通し
ている。前記出力軸１０には、玉軸受１５の端部
近傍において中空部１０ａに通じる通路孔１０ｂ
があけられ、かつ、歯車１１の部分と玉軸受１５
位置との中間の円錐状分部１０ｃに排出孔１０ｄ
があけられている。すなわち、吐出孔１４ｅから
吐出された潤滑油は、連通孔１４ｆを介して中空
部１０ａに至ることになり、従動歯車１１の軸心
内に供給されるようになつている。なお、２０は
出力軸１０の中空部１０ａを閉塞するプラグ、２
１はオイルシールである。
るよう横に並べられしかも油溜まりよりも上方に
位置する少なくとも１組みの駆動歯車と従動歯車
とを潤滑油給油用のギヤポンプとして兼用させた
ものである。この実施例では駆動歯車である歯車
９と従動歯車である歯車１１とを用いており、両
歯車９，１１のかみ込み側の下部外周に周方向に
沿つて近接して周壁部材１４ｃがクランクケース
１４の内壁から壁部１４ｈを延出させて一体に設
けられている。カウンタシヤフト５には、第１図
において、歯車９および歯車１１の右方の下部側
面に臨接するシール円板１７が取り付けられ、ク
ランクケースの一部内壁面１４ｄ（第２図参照）
が両歯車９，１１の左方の下部側面に臨接するよ
うに噛み合い部を覆つて形成されている。前記シ
ール円板１７とクランクケース１４の一部の内壁
面１４ｄは側壁部材を構成し、前記周壁部材１４
ｃとシール円板１７とクランクケース１４の内壁
面１４ｄとで囲む空間によつて歯車９，１１の上
半分を露出させるポンプ室１８を形成している。
なお、シール円板１７はスプリング１９によつて
歯車９，１１の側面に押し付けられ、シール効果
が高められている。そしてクランクケース１４の
前記内壁面１４ｄには吐出孔１４ｅがあけられ、
この吐出孔１４ｅからボス部１４ａの内部空間に
通じる連通孔１４ｆがあけられている。この連通
孔１４ｆは、出力軸１０の中空部１０ａに連通し
ている。前記出力軸１０には、玉軸受１５の端部
近傍において中空部１０ａに通じる通路孔１０ｂ
があけられ、かつ、歯車１１の部分と玉軸受１５
位置との中間の円錐状分部１０ｃに排出孔１０ｄ
があけられている。すなわち、吐出孔１４ｅから
吐出された潤滑油は、連通孔１４ｆを介して中空
部１０ａに至ることになり、従動歯車１１の軸心
内に供給されるようになつている。なお、２０は
出力軸１０の中空部１０ａを閉塞するプラグ、２
１はオイルシールである。
前記クランクケース１４は縦に２つ割りされて
おり、第２図は、出力軸１０側のクランクケース
（第１図に図示されているもので、今これを左ク
ランクケース１４Ａと称する）の内部側から見た
側面図で、この左クランクケース１４Ａは、図示
せぬ右クランクケースとガスケツトを介して合わ
せ組み立てられ、クランク室、およびミツシヨン
室を形成する。同図においてO1は図示されない
クランクシヤフトの軸心、O2はメインシヤフト
１および出力軸１０の軸心、O3はカウンタシヤ
フト５の軸心を示す。また、１４ｇは出力軸１０
支持用の玉軸受１５が嵌合する軸穴、１５ｈはカ
ウンタシヤフト５支持用の針状軸受１６が嵌合す
る軸穴を示す。
おり、第２図は、出力軸１０側のクランクケース
（第１図に図示されているもので、今これを左ク
ランクケース１４Ａと称する）の内部側から見た
側面図で、この左クランクケース１４Ａは、図示
せぬ右クランクケースとガスケツトを介して合わ
せ組み立てられ、クランク室、およびミツシヨン
室を形成する。同図においてO1は図示されない
クランクシヤフトの軸心、O2はメインシヤフト
１および出力軸１０の軸心、O3はカウンタシヤ
フト５の軸心を示す。また、１４ｇは出力軸１０
支持用の玉軸受１５が嵌合する軸穴、１５ｈはカ
ウンタシヤフト５支持用の針状軸受１６が嵌合す
る軸穴を示す。
前述の周壁部材１４ｃの詳細を説明すると、第
２図、第３図、第４図に示す如く、歯車９の下方
の外周にごくわずかの間〓で近接する弧状部分１
４c′と歯車１１の下方の外周にごくわずかの間〓
で近接する弧状部分１４c″と、両弧状部分１４
c′，１４c″をつなぐ弧状部分１４ｃとからなつ
ている。また、前述の吐出孔１４ｅは、両歯車
９，１１のかみ込み部の近傍のクランクケース内
壁面１４ｄにあけられている。
２図、第３図、第４図に示す如く、歯車９の下方
の外周にごくわずかの間〓で近接する弧状部分１
４c′と歯車１１の下方の外周にごくわずかの間〓
で近接する弧状部分１４c″と、両弧状部分１４
c′，１４c″をつなぐ弧状部分１４ｃとからなつ
ている。また、前述の吐出孔１４ｅは、両歯車
９，１１のかみ込み部の近傍のクランクケース内
壁面１４ｄにあけられている。
次に作用について説明すると、動力の伝達は、
メインシヤフト１の回転が、歯車７のシフトによ
り、歯車２、歯車６、歯車７を介して、若しくは
歯車４、歯車８、歯車７を介してカウンタシヤフ
ト５に伝達され、あるいは図示せぬ変速用歯車列
を介してカウンタシヤフト５に伝達される。カウ
ンタシヤフト５の回転は歯車９と歯車１１とのか
み合いにより出力軸１０に伝達される。
メインシヤフト１の回転が、歯車７のシフトによ
り、歯車２、歯車６、歯車７を介して、若しくは
歯車４、歯車８、歯車７を介してカウンタシヤフ
ト５に伝達され、あるいは図示せぬ変速用歯車列
を介してカウンタシヤフト５に伝達される。カウ
ンタシヤフト５の回転は歯車９と歯車１１とのか
み合いにより出力軸１０に伝達される。
各歯車の回転により生じた潤滑油の飛沫は、第
５図に示す如く周壁部材１４ｃに集められ、両歯
車９，１１の回転に伴つて吐出孔１４ｅ側に送ら
れる。その際カウンタシヤフト５を支持する針状
軸受１６の部分の潤滑が行われ、その後吐出孔１
４ｅ内に入り、連通孔１４ｆから中空部１０ａに
至りボス部１４ａの内部に送り出されて玉軸受１
５に給油する。さらに、通路孔１０ｂから出力軸
１０の中空部１０ａに圧送された潤滑油は、針状
軸受１２を潤滑しつつ、出力軸１０の円錐状部１
０ｃの内部に入つて、従動歯車１１の玉軸受１３
を潤滑し、排出孔１０ｄから外部に排出される。
５図に示す如く周壁部材１４ｃに集められ、両歯
車９，１１の回転に伴つて吐出孔１４ｅ側に送ら
れる。その際カウンタシヤフト５を支持する針状
軸受１６の部分の潤滑が行われ、その後吐出孔１
４ｅ内に入り、連通孔１４ｆから中空部１０ａに
至りボス部１４ａの内部に送り出されて玉軸受１
５に給油する。さらに、通路孔１０ｂから出力軸
１０の中空部１０ａに圧送された潤滑油は、針状
軸受１２を潤滑しつつ、出力軸１０の円錐状部１
０ｃの内部に入つて、従動歯車１１の玉軸受１３
を潤滑し、排出孔１０ｄから外部に排出される。
上述の実施例においては、ギヤポンプとして使
用する１組の歯車９，１１の両側面に設ける側壁
部材として、一方についてはクランクケース１４
の一部の内壁面１４ｄを用いているが、他方のシ
ール円板１７と同様なものを設けてもよい。
用する１組の歯車９，１１の両側面に設ける側壁
部材として、一方についてはクランクケース１４
の一部の内壁面１４ｄを用いているが、他方のシ
ール円板１７と同様なものを設けてもよい。
また、ギヤポンプとして使用する歯車は、１組
に限らず、２組み以上の歯車を適用してもよく、
さらに、変速装置の歯車であつて常時かみ合うも
のであり、側壁部材および周壁部材を設けるスペ
ースを持つ歯車であれば、本発明を適用すること
ができる。
に限らず、２組み以上の歯車を適用してもよく、
さらに、変速装置の歯車であつて常時かみ合うも
のであり、側壁部材および周壁部材を設けるスペ
ースを持つ歯車であれば、本発明を適用すること
ができる。
さらに、この発明は、自動二輪車の歯車変速装
置に限らず、自動車その他種々の機関用歯車変速
装置に適用することができ、また機関は、２サイ
クルに限らず４サイクルの場合にも適用できる。
置に限らず、自動車その他種々の機関用歯車変速
装置に適用することができ、また機関は、２サイ
クルに限らず４サイクルの場合にも適用できる。
以上説明したように、本発明は機関用歯車変速
装置において、一対の歯車をメインシヤフト・カ
ウンターシヤフト上に設けられ、かつ油溜りの上
方に位置するので、関連する歯車群が潤滑油の攪
拌による出力損失・潤滑油の劣化を生ぜず、また
供給する潤滑油はクランクケース内の飛沫油ある
いは、一対の歯車上方の壁より落下する潤滑油等
を効率的に集め、しかもこの１対の歯車のポンプ
作用により潤滑油を送り出すことができるので、
潤滑の改善を計ることができる。また、駆動歯車
と従動歯車とをギヤポンプとして機能させている
ので、変速装置における軸受などへの給油を豊富
にかつ確実に行うことができ、軸受などの耐久性
を向上させることができる。また、別個に潤滑油
ポンプを設ける場合と比べ、部品点数が少なく、
構造が簡単でありコストダウンを図ることができ
る。
装置において、一対の歯車をメインシヤフト・カ
ウンターシヤフト上に設けられ、かつ油溜りの上
方に位置するので、関連する歯車群が潤滑油の攪
拌による出力損失・潤滑油の劣化を生ぜず、また
供給する潤滑油はクランクケース内の飛沫油ある
いは、一対の歯車上方の壁より落下する潤滑油等
を効率的に集め、しかもこの１対の歯車のポンプ
作用により潤滑油を送り出すことができるので、
潤滑の改善を計ることができる。また、駆動歯車
と従動歯車とをギヤポンプとして機能させている
ので、変速装置における軸受などへの給油を豊富
にかつ確実に行うことができ、軸受などの耐久性
を向上させることができる。また、別個に潤滑油
ポンプを設ける場合と比べ、部品点数が少なく、
構造が簡単でありコストダウンを図ることができ
る。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図
は自動二輪車用２サイクルエンジンの変速装置の
要部断面図、第２図は左クランクケースの内部側
から見た要部側面図、第３図は第２図における
−線断面図、第４図は第２図における−線
断面図、第５図は第１図における要部のＢ矢視図
である。 １……メインシヤフト、５……カウンタシヤフ
ト、９……歯車（駆動歯車）、１０……出力軸、
１１……歯車（従動歯車）、１４……クランクケ
ース、１４ｃ……周壁部材、１４ｄ……内壁面、
１４ｅ……吐出孔、１４ｆ……連通孔、１４ｈ…
…壁部、１７……シール円板（側壁部材）。
は自動二輪車用２サイクルエンジンの変速装置の
要部断面図、第２図は左クランクケースの内部側
から見た要部側面図、第３図は第２図における
−線断面図、第４図は第２図における−線
断面図、第５図は第１図における要部のＢ矢視図
である。 １……メインシヤフト、５……カウンタシヤフ
ト、９……歯車（駆動歯車）、１０……出力軸、
１１……歯車（従動歯車）、１４……クランクケ
ース、１４ｃ……周壁部材、１４ｄ……内壁面、
１４ｅ……吐出孔、１４ｆ……連通孔、１４ｈ…
…壁部、１７……シール円板（側壁部材）。
Claims (1)
- １ 油飛沫が浮遊するエンジン室内に配備される
歯車伝動装置であつて、ほぼ水平状となるように
横に並べられた少くとも１組の駆動歯車及び従動
歯車を油溜まりの上方に設けられるメインシヤフ
ト及びカウンターシヤフトと同軸に配置し、この
一対の歯車上方にクランクケースの内壁から壁部
を延出させて歯車の下部外周の周方向に近接して
設けた周壁部材と、前記駆動歯車及び従動歯車の
噛み合い部を覆つて、少なくともいづれか一方の
軸上に設けられる側壁部材とによつて、これら歯
車の上半分を該エンジン室内に露出させるポンプ
室を形成し、前記１組みの歯車のかみ込み部分の
近傍にポンプ室からの吐出口を設け、該吐出口は
前記駆動歯車又は従動歯車のいづれかの軸芯内に
連通させてなることを特徴とする機関用歯車変速
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14634688A JPS6426063A (en) | 1988-06-14 | 1988-06-14 | Mechanical gear shifter for engine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14634688A JPS6426063A (en) | 1988-06-14 | 1988-06-14 | Mechanical gear shifter for engine |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6426063A JPS6426063A (en) | 1989-01-27 |
| JPH0250345B2 true JPH0250345B2 (ja) | 1990-11-02 |
Family
ID=15405630
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14634688A Granted JPS6426063A (en) | 1988-06-14 | 1988-06-14 | Mechanical gear shifter for engine |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6426063A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016204200A1 (ja) * | 2015-06-18 | 2016-12-22 | いすゞ自動車株式会社 | 変速機 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR950005359B1 (ko) * | 1991-03-25 | 1995-05-23 | 마쓰다 가부시끼가이샤 | 차량의 동력전달 장치구조 |
| JPH0561554U (ja) * | 1992-01-28 | 1993-08-13 | 日産ディーゼル工業株式会社 | 変速機における軸受固定構造 |
| JP4509636B2 (ja) * | 2004-04-20 | 2010-07-21 | 本田技研工業株式会社 | 平行軸式自動変速機 |
-
1988
- 1988-06-14 JP JP14634688A patent/JPS6426063A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016204200A1 (ja) * | 2015-06-18 | 2016-12-22 | いすゞ自動車株式会社 | 変速機 |
| JP2017008984A (ja) * | 2015-06-18 | 2017-01-12 | いすゞ自動車株式会社 | 変速機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6426063A (en) | 1989-01-27 |
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