JPH0561554U - 変速機における軸受固定構造 - Google Patents

変速機における軸受固定構造

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JPH0561554U
JPH0561554U JP264692U JP264692U JPH0561554U JP H0561554 U JPH0561554 U JP H0561554U JP 264692 U JP264692 U JP 264692U JP 264692 U JP264692 U JP 264692U JP H0561554 U JPH0561554 U JP H0561554U
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JP
Japan
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transmission
pilot bearing
main shaft
peripheral surface
bearing
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JP264692U
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English (en)
Inventor
義明 堀崎
竹実 村田
亜司 鳥居
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変速機におけるパイロット軸受のアキシアル
方向の位置決め固定構造の改良により、コンパクト化等
を図ることを目的とする。 【構成】 メインシャフト2端部の支持孔2a内側にサ
ブメインシャフト3の端部が挿入され、支持孔2a内周
面とサブメインシャフト3端部外周面との間にパイロッ
ト軸受14が介装される変速機において、鍔部14a付
きのインナレース14Aを備えたパイロット軸受14を
用い、このパイロット軸受14のアキシアル方向の一方
の動きをハブ形成軸部3Aの端面で受け、他方の動きを
支持孔2a内周面の段付部2Aで受けることにより、軸
受14のアキシアル方向の位置決め固定を行うように
し、サブメインシャフト3端部の止め具を廃止して、変
速機の軸方向の長さ短縮を行うようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、変速機における軸受固定構造に関し、特に、パイロット軸受のアキ シアル方向の位置決め固定を行う構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、実開平1−122547号公報に示されるように、主変速機(メインギ ヤ段)の入力側に副変速機を備えた多段変速機においては、回転差を有するイン プットシャフトとメインシャフトが設けられ、該インプットシャフト端部に形成 された支持孔内側にメインシャフト端部を挿入し、前記支持孔内周面とメインシ ャフト端部外周面との間にパイロット軸受を介装するようにしている。
【0003】 又、主変速機の出力側に副変速機を備えた多段変速機においては、回転差を有 するメインシャフトとサブメインシャフトが設けられ、該メインシャフト端部に 形成された支持孔内側にサブメインシャフト端部を挿入し、前記支持孔内周面と サブメインシャフト端部外周面との間にパイロット軸受を介装するようにしてい る。
【0004】 かかるパイロット軸受は、従来、図3に示すように取り付けられている。 即ち、この図は出力側の副変速機1におけるメインシャフト2とサブメインシ ャフト3との関係を示しており、メインシャフト2の端部の支持孔2a内周面と サブメインシャフト3端部外周面との間にパイロット軸受4が介装されている。 前記パイロット軸受4のインナレース4Aにはコロ(転動体)5のアキシアル 方向の動きを受ける鍔部4aが両側に設けられており、該インナレース4Aは、 サブメインシャフト3における大径のハブ形成軸部3Aの端面から突出する小径 の軸部3Bの外周面に嵌合される。この場合、インナレース4Aの一方の端部は クラッチギヤ形成軸部3Aの端面に係止される。
【0005】 又、パイロット軸受4のアウタレースは、メインシャフト2の支持孔2a内周 部に兼ねさせるように構成されており、コロ5は前記支持孔2a内周面に嵌合さ れる。 そして、前記サブメインシャフト3の小径軸部3B先端の外周面に形成された 環状溝6には止め具(スナップリング)7が装着されており、この止め具7によ ってパイロット軸受4のインナレース4Aのアキシアル方向の動きを受けるよう になっている。即ち、パイロット軸受4は、鍔部4a付きのインナレース4Aを 用い、このインナレース4Aのアキシアル方向の動きをハブ形成軸部3Aの端面 と止め具7によって受けることにより、アキシアル方向の位置決め固定が行われ る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来のパイロット軸受固定構造にあっては、アキ シアル方向の位置決め固定を止め具7によって行う構成であるため、次のような 問題点があった。 即ち、支持孔2aの内側には止め具7が占める軸方向のスペースを必要とする から、変速機としてこの分の軸方向長さが必ず必要となり、変速機の軸方向寸法 が長くなり、変速機のコンパクト化を図ることができない。
【0007】 又、止め具7という部品が必要であると共に、これを装着する作業が必要で、 部品数や作業工数の増加を来すという欠点がある。 そこで、本考案は以上のような従来の問題点に鑑み、パイロット軸受のアキシ アル方向の位置決め固定を行う構造の改良により、変速機のコンパクト化や部品 数や作業工数の低減を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案の変速機の軸受固定構造は、回転差を有する2つのシャフト のうち一方のシャフト端部に形成された支持孔内側に他方のシャフト端部を挿入 し、前記支持孔内周面と他方のシャフト端部外周面との間にパイロット軸受を介 装してなる変速機において、前記2つのシャフトのうち一方のシャフトに、前記 パイロット軸受のアキシアル方向の2方向の動きのうち一方向の動きを受ける鍔 部を一体成形すると共に、他方のシャフトに、前記パイロット軸受の他方向の動 きを受ける鍔部を一体成形し、パイロット軸受を両シャフトの鍔部間に挟み込ん で該軸受のアキシアル方向の位置決め固定を行うようにした。
【0009】
【作用】
かかる構成において、パイロット軸受は両シャフトの鍔部間に挟み込まれてア キシアル方向の位置決め固定が行われる。 従って、従来使用していた止め具が不要となり、支持孔の内側に止め具が占め る軸方向のスペースを不要とするから、変速機としてこの分の軸方向長さが短縮 でき、変速機の軸方向寸法を短くできて変速機のコンパクト化を図ることができ る。又、止め具という部品が不要となり、これを装着する作業が不要となるから 、部品数や作業工数の低減を図ることができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 尚、以下に説明する図1及び図2において、図3と同一要素のものには同一符 号を付して説明を簡単にする。 図1において、主変速機の出力側の副変速機1において、回転差を有するメイ ンシャフト2とサブメインシャフト3が設けられ、該メインシャフト2端部に形 成された支持孔2a内側にサブメインシャフト3の端部を挿入し、前記支持孔2 a内周面とサブメインシャフト3端部外周面との間にパイロット軸受14を介装 した構成は従来と同様である。
【0011】 前記パイロット軸受14は次のように取り付けられている。 即ち、パイロット軸受14のインナレース14Aにはコロ15のアキシアル方 向の動きを受ける鍔部14aが設けられており、該インナレース14Aは、サブ メインシャフト3における小径の軸部3Bの外周面に嵌合される。この場合、イ ンナレース14Aの一方の端部はハブ形成軸部3Aの端面に係止される。
【0012】 又、パイロット軸受14のアウタレース14Bにはコロ15のアキシアル方向 の動きのうち入力側の方向(図の左方向)の動きを受ける鍔部14bが設けられ ており、該アウタレース14Bは、支持孔2a内周面に嵌合される。この場合、 支持孔2a内周面には、該支持孔2aの開口端側に開放された所定幅の環状溝部 2bが形成されており、該支持孔2a内周面には段付部2Aが形成される。前記 アウタレース14Bはこの環状溝部2b内周面に嵌合され、その鍔部14bが設 けられた端部の角部が段付部2Aに係止される。
【0013】 即ち、鍔部14a付きのインナレース14Aと鍔部14b付きのアウタレース 14Bとを備えたパイロット軸受14を用い、このパイロット軸受14のアキシ アル方向の一方の動きをハブ形成軸部3Aの端面で受け、他方の動きを支持孔2 a内周面の段付部2Aで受けることにより、アキシアル方向の位置決め固定が行 われる。
【0014】 即ち、かかるパイロット軸受固定構造にあっては、ハブ形成軸部3Aの端面と 支持孔2a内周面の段付部2Aとが本考案で言うところのシャフトに一体成形さ れる鍔部として構成され、パイロット軸受14をメインシャフト2とサブメイン シャフト3の鍔部間に挟み込んで該軸受14のアキシアル方向の位置決め固定を 行うようにしたから、従来使用していた止め具が不要となり、支持孔2aの内側 に止め具が占める軸方向のスペースを不要とするから、変速機としてこの分の軸 方向長さが短縮でき、変速機の軸方向寸法を短くできて変速機のコンパクト化を 図ることができる。
【0015】 又、止め具という部品が不要となり、これを装着する作業が不要となるから、 部品数や作業工数の低減を図ることができる。 次に、本考案の他の実施例を図2に基づいて説明する。 この実施例において、パイロット軸受24は、次のように取り付けられている 。
【0016】 即ち、パイロット軸受24のインナレース24Aには、図1の実施例と同様に 、鍔部24aが設けられており、該インナレース24Aは、サブメインシャフト 3における小径軸部3Bの外周面に嵌合される。 又、パイロット軸受24のアウタレース24Bは、メインシャフト2の支持孔 2a内周部に兼ねさせるように構成されており、コロ25は支持孔2a内周面に 嵌合される。
【0017】 この場合、支持孔2a内周面には、該支持孔2aの開口端側に開放された所定 幅の環状溝部2bが形成されており、該支持孔2a内周面には段付部2Aが形成 される。前記コロ25はこの環状溝部2b内周面に嵌合され、その角部が段付部 2Aに係止される。 即ち、鍔部24a付きのインナレース24Aを設けたパイロット軸受24を用 い、このパイロット軸受24のアキシアル方向の一方の動きをハブ形成軸部3A の端面で受け、コロ25の動きを支持孔2a内周面の段付部2Aで受けることに より、アキシアル方向の位置決め固定が行われる。
【0018】 かかるパイロット軸受固定構造においても、パイロット軸受24をメインシャ フト2とサブメインシャフト3の鍔部としてのハブ形成軸部3Aの端面と支持孔 2a内周面の段付部2Aとの間に挟み込んで該軸受24のアキシアル方向の位置 決め固定を行うようにしたから、変速機のコンパクト化を図ることができ、部品 数や作業工数の低減を図ることができる。
【0019】 尚、上記実施例の構造は、本考案の構造的制約を示すものではなく、本考案は 実用新案登録請求の範囲に記載された範囲内で変形が自由である。 例えば、本実施例においては、主変速機の出力側に備えられた副変速機におけ るメインシャフト2とサブメインシャフト3間のパイロット軸受14,24に本 考案を適用した例について説明したが、主変速機の入力側に備えられた副変速機 を備えた変速機におけるメインギヤシャフトとメインシャフト間のパイロット軸 受にも適用でき、又、その他の形式の変速機における回転差のあるシャフト間の パイロット軸受にも同様に本考案を適用できる。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の変速機の軸受固定構造によれば、回転差を有す る2つのシャフト夫々に両シャフト間に介装されるパイロット軸受の動きを受け る鍔部を一体成形し、パイロット軸受を両シャフトの鍔部間に挟み込んで該軸受 のアキシアル方向の位置決め固定を行うようにしたから、従来使用していた止め 具が不要となり、変速機の軸方向寸法を短くできて変速機のコンパクト化を図る ことができると共に、部品数や作業工数の低減を図ることができる実用的効果大 なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る変速機の軸受固定構造の一実施
例を示す縦断面図
【図2】 他の実施例を示す縦断面図
【図3】 従来の変速機の軸受固定構造の一例を示す縦
断面図
【符号の説明】
1 副変速機 2 メインシャフト 2A 段付部 2a 支持孔 3 サブメインシャフト 3A ハブ形成軸部 14 パイロット軸受 15 コロ 24 パイロット軸受

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転差を有する2つのシャフトのうち一
    方のシャフト端部に形成された支持孔内側に他方のシャ
    フト端部を挿入し、前記支持孔内周面と他方のシャフト
    端部外周面との間にパイロット軸受を介装してなる変速
    機において、前記2つのシャフトのうち一方のシャフト
    に、前記パイロット軸受のアキシアル方向の2方向の動
    きのうち一方向の動きを受ける鍔部を一体成形すると共
    に、他方のシャフトに、前記パイロット軸受の他方向の
    動きを受ける鍔部を一体成形し、パイロット軸受を両シ
    ャフトの鍔部間に挟み込んで該軸受のアキシアル方向の
    位置決め固定を行うようにしたことを特徴とする変速機
    における軸受固定構造。
JP264692U 1992-01-28 1992-01-28 変速機における軸受固定構造 Pending JPH0561554U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6426063A (en) * 1988-06-14 1989-01-27 Honda Motor Co Ltd Mechanical gear shifter for engine

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6426063A (en) * 1988-06-14 1989-01-27 Honda Motor Co Ltd Mechanical gear shifter for engine

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