JP3203107B2 - ワンウェイクラッチユニット - Google Patents
ワンウェイクラッチユニットInfo
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- JP3203107B2 JP3203107B2 JP20826293A JP20826293A JP3203107B2 JP 3203107 B2 JP3203107 B2 JP 3203107B2 JP 20826293 A JP20826293 A JP 20826293A JP 20826293 A JP20826293 A JP 20826293A JP 3203107 B2 JP3203107 B2 JP 3203107B2
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- Japan
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- way clutch
- hollow shaft
- rotation transmitting
- clutch unit
- gear
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機やその他の事
務機等に使用されるワンウェイクラッチユニットに関
し、特に固定軸で使用される歯車またはプーリ等の回転
伝達部材にワンウェイクラッチを内蔵させたユニットに
関する。
務機等に使用されるワンウェイクラッチユニットに関
し、特に固定軸で使用される歯車またはプーリ等の回転
伝達部材にワンウェイクラッチを内蔵させたユニットに
関する。
【０００２】
【従来の技術】図３に従来のこの種の一般的なワンウェ
イクラッチユニットを示す。歯車３１と中空軸３３とは
圧入または一体成型により一体となっており、その横に
ワンウェイクラッチ３４を内蔵した歯車３２がある。ワ
ンウェイクラッチ３４は中空軸３３を内輪とするもので
ある。中空軸３３の内側には固定軸３６に対して滑らせ
るための滑り軸受３５が設けてある。滑り軸受３５は、
低摩擦係数の樹脂成型品等からなる。このワンウェイク
ラッチユニットによると、例えば歯車３１を入力側とし
て使用する場合に、歯車３１の一方向の回転のみが歯車
３２に伝達される。
イクラッチユニットを示す。歯車３１と中空軸３３とは
圧入または一体成型により一体となっており、その横に
ワンウェイクラッチ３４を内蔵した歯車３２がある。ワ
ンウェイクラッチ３４は中空軸３３を内輪とするもので
ある。中空軸３３の内側には固定軸３６に対して滑らせ
るための滑り軸受３５が設けてある。滑り軸受３５は、
低摩擦係数の樹脂成型品等からなる。このワンウェイク
ラッチユニットによると、例えば歯車３１を入力側とし
て使用する場合に、歯車３１の一方向の回転のみが歯車
３２に伝達される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】図３の構成のもので
は、中空軸３３の内側に滑り軸受３５を必要とするた
め、それにより部品点数が多くなり、組立工数も多くな
って製造原価が高くなる。また、滑り軸受３５の肉厚を
考慮して設計する必要があるため、固定軸３６の径や、
ワンウェイクラッチ３４のサイズの選択にも制約が生じ
る。
は、中空軸３３の内側に滑り軸受３５を必要とするた
め、それにより部品点数が多くなり、組立工数も多くな
って製造原価が高くなる。また、滑り軸受３５の肉厚を
考慮して設計する必要があるため、固定軸３６の径や、
ワンウェイクラッチ３４のサイズの選択にも制約が生じ
る。
【０００４】この発明の目的は、部品点数が少なく、組
立工数が削減できて安価に製造でき、かつ固定軸やクラ
ッチサイズの選択の制約が少なくできるワンウェイクラ
ッチユニットを提供することである。
立工数が削減できて安価に製造でき、かつ固定軸やクラ
ッチサイズの選択の制約が少なくできるワンウェイクラ
ッチユニットを提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明のワンウェイク
ラッチユニットは、互いに軸方向に並ぶ入力側および出
力側の回転伝達部材のうち、片方の回転伝達部材の内径
部に軸方向へ突出する中空軸を一体に設け、この中空軸
を内輪とするワンウェイクラッチをもう片方の回転伝達
部材に内蔵させたものに適用される。このクラッチユニ
ットにおいて、前記中空軸の軸方向長さを両回転伝達部
材の並び幅よりも短く形成し、かつ両回転伝達部材の前
記中空軸から軸方向に外れた箇所に、内径が前記中空軸
よりも小径となる滑り軸受面を各々設ける。
ラッチユニットは、互いに軸方向に並ぶ入力側および出
力側の回転伝達部材のうち、片方の回転伝達部材の内径
部に軸方向へ突出する中空軸を一体に設け、この中空軸
を内輪とするワンウェイクラッチをもう片方の回転伝達
部材に内蔵させたものに適用される。このクラッチユニ
ットにおいて、前記中空軸の軸方向長さを両回転伝達部
材の並び幅よりも短く形成し、かつ両回転伝達部材の前
記中空軸から軸方向に外れた箇所に、内径が前記中空軸
よりも小径となる滑り軸受面を各々設ける。
【０００６】
【作用】このクラッチユニットは、両回転伝達部材を固
定軸に挿通して使用され、入力側回転伝達部材の回転
を、ワンウェイクラッチを介して一方向のみ出力側回転
伝達部材に伝える。両回転伝達部材は、固定軸に対し
て、回転伝達部材自体の内径面からなる滑り軸受面で支
持される。そのため、別部材の滑り軸受を設けることが
不要で、部品点数の削減と、滑り軸受の設置に伴う各種
の制約が解消される。
定軸に挿通して使用され、入力側回転伝達部材の回転
を、ワンウェイクラッチを介して一方向のみ出力側回転
伝達部材に伝える。両回転伝達部材は、固定軸に対し
て、回転伝達部材自体の内径面からなる滑り軸受面で支
持される。そのため、別部材の滑り軸受を設けることが
不要で、部品点数の削減と、滑り軸受の設置に伴う各種
の制約が解消される。
【０００７】
【実施例】この発明の一実施例を図１および図２に基づ
いて説明する。このワンウェイクラッチユニットは、各
々入力側回転伝達部材および出力側回転伝達部材となる
入力歯車１および出力歯車２と、ワンウェイクラッチ３
とを組合せたクラッチユニットにおいて、各歯車１，２
の内径面を固定軸４に対する滑り軸受面１ａ，２ａとし
たものである。
いて説明する。このワンウェイクラッチユニットは、各
々入力側回転伝達部材および出力側回転伝達部材となる
入力歯車１および出力歯車２と、ワンウェイクラッチ３
とを組合せたクラッチユニットにおいて、各歯車１，２
の内径面を固定軸４に対する滑り軸受面１ａ，２ａとし
たものである。
【０００８】入力歯車１は、内径面を段付円筒面に形成
し、その大径部分に金属製または樹脂製の中空軸５を圧
入，接着，または溶着等によって一体に固定してある。
中空軸５は入力歯車１から側方へ突出しており、ワンウ
ェイクラッチ３の内輪となる。ワンウェイクラッチ３
は、出力歯車２の内周に設けた環状凹部内に収容され、
リング状の蓋部材６で抜け止めされている。出力歯車２
の内径面は、前記の環状凹部を含めて３段の段付き円筒
面に形成され、中間径部分２ｂは中空軸５の外径よりも
若干大径に形成されている。
し、その大径部分に金属製または樹脂製の中空軸５を圧
入，接着，または溶着等によって一体に固定してある。
中空軸５は入力歯車１から側方へ突出しており、ワンウ
ェイクラッチ３の内輪となる。ワンウェイクラッチ３
は、出力歯車２の内周に設けた環状凹部内に収容され、
リング状の蓋部材６で抜け止めされている。出力歯車２
の内径面は、前記の環状凹部を含めて３段の段付き円筒
面に形成され、中間径部分２ｂは中空軸５の外径よりも
若干大径に形成されている。
【０００９】中間軸５の長さは、両歯車１，２の並び幅
よりも短くしてあり、各歯車１，２の中間軸５から軸方
向に外れた最小径部分が、前記滑り軸受面１ａ，２ａを
構成している。滑り軸受面１ａ，２ａの内径は、中間軸
５の内径よりも若干小径にしてある。各歯車１，２は、
全体を低摩擦係数の樹脂、例えばポリアセタールの、ジ
ュラコン（ポリプラスチックス社）、デルリン（デュポ
ン社）等で成型してあり、これら歯車１，２の内径面が
そのまま滑り軸受面１ａ，２ａとなっている。なお、各
歯車１，２は、金属の機械加工品または焼結成型品と
し、内径面に低摩擦係数の被膜等を設けて滑り軸受面１
ａ，２ａとしても良い。
よりも短くしてあり、各歯車１，２の中間軸５から軸方
向に外れた最小径部分が、前記滑り軸受面１ａ，２ａを
構成している。滑り軸受面１ａ，２ａの内径は、中間軸
５の内径よりも若干小径にしてある。各歯車１，２は、
全体を低摩擦係数の樹脂、例えばポリアセタールの、ジ
ュラコン（ポリプラスチックス社）、デルリン（デュポ
ン社）等で成型してあり、これら歯車１，２の内径面が
そのまま滑り軸受面１ａ，２ａとなっている。なお、各
歯車１，２は、金属の機械加工品または焼結成型品と
し、内径面に低摩擦係数の被膜等を設けて滑り軸受面１
ａ，２ａとしても良い。
【００１０】図２は、ワンウェイクラッチ３の具体構成
例を示す。このクラッチ３は、外輪７の内面に楔空間を
形成する複数のクラッチ面７ａを設け、このクラッチ面
７ａに係合・離脱可能なコロ８を、保持器９のポケット
９ａに収容したものである。コロ８は、ポケット９ａ内
のばね１０によりクラッチ面７ａに押し付けられる。こ
の構成のクラッチ３では、内輪である中空軸５が左回転
のとき、コロ８が楔面からなるクラッチ面７ａに係合し
て中空軸５と外輪７との相対回転をロックする。中空軸
５の右回転のときは、コロ８がクラッチ面７ａからはな
れて空転状態になる。
例を示す。このクラッチ３は、外輪７の内面に楔空間を
形成する複数のクラッチ面７ａを設け、このクラッチ面
７ａに係合・離脱可能なコロ８を、保持器９のポケット
９ａに収容したものである。コロ８は、ポケット９ａ内
のばね１０によりクラッチ面７ａに押し付けられる。こ
の構成のクラッチ３では、内輪である中空軸５が左回転
のとき、コロ８が楔面からなるクラッチ面７ａに係合し
て中空軸５と外輪７との相対回転をロックする。中空軸
５の右回転のときは、コロ８がクラッチ面７ａからはな
れて空転状態になる。
【００１１】このワンウェイクラッチユニットは、両歯
車１，２を固定軸４に挿通して使用され、入力歯車１の
回転を、ワンウェイクラッチ３を介して一方向のみ出力
歯車２に伝える。両歯車１，２は、固定軸４に対して、
歯車１，２自体の内径面からなる滑り軸受面１ａ，２ａ
で支持される。そのため、別部材の滑り軸受を設けるこ
とが不要で、部品点数が減り、組立工数も削減されて製
造原価を易くすることができる。また、別部品の滑り軸
受を使用しないため、固定軸４やクラッチ３のサイズの
選択の制約がなくなり、自由度の大きい設計が可能とな
る。
車１，２を固定軸４に挿通して使用され、入力歯車１の
回転を、ワンウェイクラッチ３を介して一方向のみ出力
歯車２に伝える。両歯車１，２は、固定軸４に対して、
歯車１，２自体の内径面からなる滑り軸受面１ａ，２ａ
で支持される。そのため、別部材の滑り軸受を設けるこ
とが不要で、部品点数が減り、組立工数も削減されて製
造原価を易くすることができる。また、別部品の滑り軸
受を使用しないため、固定軸４やクラッチ３のサイズの
選択の制約がなくなり、自由度の大きい設計が可能とな
る。
【００１２】なお、前記実施例のワンウェイクラッチユ
ニットにおいて、歯車１を出力側、歯車２を入力側の回
転伝達部材として使用することもできる。また、ワンウ
ェイクラッチ３は、図示の例の形式のものに限らず、種
々の形式のものが使用できる。さらに、この発明は、歯
車１，２の代わりに、プーリやスプロケット等の回転伝
達部材を使用したクラッチユニットにも適用することが
できる。
ニットにおいて、歯車１を出力側、歯車２を入力側の回
転伝達部材として使用することもできる。また、ワンウ
ェイクラッチ３は、図示の例の形式のものに限らず、種
々の形式のものが使用できる。さらに、この発明は、歯
車１，２の代わりに、プーリやスプロケット等の回転伝
達部材を使用したクラッチユニットにも適用することが
できる。
【００１３】
【発明の効果】この発明のワンウェイクラッチユニット
は、ワンウェイクラッチの内輪となる中空軸の軸方向長
さを両回転伝達部材の並び幅よりも短く形成し、かつ両
回転伝達部材の前記中空軸から軸方向に外れた箇所に、
内径が前記中間軸よりも小径となる滑り軸受面を各々設
けたため、別部材の滑り軸受を設けることが不要で、部
品点数が減り、組立工数も削減されて製造原価を易くす
ることができる。また、別部品の滑り軸受を使用しない
ため、固定軸やクラッチサイズの選択の制約がなくな
り、自由度の大きい設計が可能となる。
は、ワンウェイクラッチの内輪となる中空軸の軸方向長
さを両回転伝達部材の並び幅よりも短く形成し、かつ両
回転伝達部材の前記中空軸から軸方向に外れた箇所に、
内径が前記中間軸よりも小径となる滑り軸受面を各々設
けたため、別部材の滑り軸受を設けることが不要で、部
品点数が減り、組立工数も削減されて製造原価を易くす
ることができる。また、別部品の滑り軸受を使用しない
ため、固定軸やクラッチサイズの選択の制約がなくな
り、自由度の大きい設計が可能となる。
【図１】この発明の一実施例の縦断側面図である。
【図２】そのクラッチ部分を拡大して示す部分破断正面
図である。
図である。
【図３】従来例の断面図である。
１…入力歯車、１ａ…滑り軸受面、２…出力歯車、２ａ
…滑り軸受面、３…ワンウェイクラッチ、４…固定軸、
５…中空軸、８…コロ
…滑り軸受面、３…ワンウェイクラッチ、４…固定軸、
５…中空軸、８…コロ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F16D 41/00 - 47/06
Claims (1)
- 【請求項１】 互いに軸方向に並ぶ入力側および出力側
の回転伝達部材のうち、片方の回転伝達部材の内径部に
軸方向へ突出する中空軸を一体に設け、この中空軸を内
輪とするワンウェイクラッチをもう片方の回転伝達部材
に内蔵させ、前記中空軸の軸方向長さを両回転伝達部材
の並び幅よりも短く形成し、両回転伝達部材の前記中空
軸から軸方向に外れた箇所に、内径が前記中空軸よりも
小径となる滑り軸受面を各々設けたワンウェイクラッチ
ユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20826293A JP3203107B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | ワンウェイクラッチユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20826293A JP3203107B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | ワンウェイクラッチユニット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0742766A JPH0742766A (ja) | 1995-02-10 |
| JP3203107B2 true JP3203107B2 (ja) | 2001-08-27 |
Family
ID=16553332
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20826293A Expired - Fee Related JP3203107B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | ワンウェイクラッチユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3203107B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6132750B2 (ja) * | 2013-11-25 | 2017-05-24 | 本田技研工業株式会社 | 動力伝達装置 |
| JP6282155B2 (ja) | 2014-03-28 | 2018-02-21 | キヤノン株式会社 | ワンウェイクラッチ、及び、シート搬送ローラ |
-
1993
- 1993-07-30 JP JP20826293A patent/JP3203107B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0742766A (ja) | 1995-02-10 |
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