JP6132750B2 - 動力伝達装置 - Google Patents

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Description

本発明は、一方向回転阻止機構を備える動力伝達装置に関する。
従来、駆動源からの動力を伝達する経路上に、一方向回転阻止機構を備える動力伝達装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この一方向回転阻止機構は、外輪と、該外輪と同心で該外輪の内方に配置された内輪と、該外輪の内周面と該内輪の外周面との間に配置された複数の柱状の転動体と、該転動体を付勢する弾性部材とを備え、外輪が内輪に対して一方側に相対回転しようとするときに、外輪が内輪に固定されて一体的に回転し、外輪が内輪に対して他方側に相対回転しようとするときに、外輪が内輪に対して空回りするように構成されている。
特開2012−1049号公報
しかしながら、特許文献1に記載の一方向回転阻止機構では、回転動力が外輪及び転動体を介して内輪に伝達されるときに、転動体と内輪とが接触している部位のうち、内輪の回転軸方向における転動体の両端部に大きな負荷(所謂エッジロード)が作用する。
このような負荷を軽減するために、例えば、外輪及び内輪に接する転動体の面に、傾斜面が設ける所謂クラウニング処理を施すことが考えられる。しかしながら、クラウニング処理を施す場合には、傾斜面が設けられるので、転動体と外輪の内周面及び内輪の外周面との接触面が小さくなる。このため、接触面を確保して、荷重に対する転動体の耐久性を向上させるためには、内輪の回転軸方向における転動体の長さ(ひいては、一方向回転阻止機構の長さ)を長くする必要があった。
しかしながら、一方向回転阻止機構の設置スペースには制限がある場合が多く、内輪の回転軸方向に一方向回転阻止機構の長さを長くすることにも限度がある。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、内輪の回転軸方向における長さを長くすることなく、転動体及び内輪の耐久性を向上できる一方向回転阻止機構を備える動力伝達装置を提供することを目的とする。
本発明の動力伝達装置は、外輪と、該外輪と同心で、該外輪の内方に配置された内輪と、前記外輪の内周面と前記内輪の外周面との間に配置された複数の柱状の転動体と、前記転動体を付勢する弾性部材とを有し、前記外輪が前記内輪に対して一方側に相対回転しようとするときに、前記外輪が前記内輪に固定されて一体的に回転し、前記外輪が前記内輪に対して他方側に相対回転しようとするときに、前記外輪が前記内輪に対して空回りする一方向回転阻止機構を備える動力伝達装置であって、前記内輪の内周面には、前記内輪の回転軸方向において、前記転動体の両端部よりも内側に位置させて剛性向上部が突設され、前記動力伝達装置は、駆動力が伝達される入力部と、前記入力部の回転中心軸線と平行に配置された出力軸と、前記出力軸に軸支される揺動リンクを有し、前記入力部の回転を前記揺動リンクの揺動に変換するてこクランク機構と、左駆動輪に接続され、軸線が前記出力軸の軸線と平行な左駆動輪軸と、右駆動輪に接続され、軸線が前記出力軸の軸線と平行な右駆動輪軸と、前記出力軸から伝達された動力を、前記左駆動輪及び前記右駆動輪に作用する負荷に応じて、前記左駆動輪軸及び前記右駆動輪軸に分配して伝達するディファレンシャルギアとを備え、前記てこクランク機構は、調節用駆動源、前記回転中心軸線を中心として回転するときの回転半径を前記調節用駆動源の駆動力によって調節自在な回転半径調節機構、及び該回転半径調節機構と前記揺動リンクとを連結するコネクティングロッドを備え、前記動力伝達装置は、前記回転半径調節機構の前記回転半径を変更することで変速比を変更可能であり、前記外輪には前記コネクティングロッドから動力が伝達され、前記出力軸は前記一方向回転阻止機構の前記内輪であり、前記出力軸内には、前記左駆動輪軸及び前記右駆動輪軸のいずれかが挿入されていることを特徴とする。
ここで、「内輪の内周面に剛性向上部が突設される」とは、内輪と剛性向上部とが一体に形成されていてもよいし、内輪と別体の剛性向上部が内輪に取り付けられていてもよい。
本発明においては、剛性向上部は、内輪の回転軸方向において、転動体の両端部よりも内側に位置させて突設され、内輪は、転動体の両端部よりも、その内側の部分の剛性が高まる。これにより、転動体から内輪に動力が伝達されたときには、剛性向上部が突設されていない場合に比べて、内輪の回転軸方向における転動体の両端部と、内輪の外周面との間に作用する力を低減でき、ひいては、転動体及び内輪の耐久性を向上できる。
また、クラウニング処理を施す場合には、外輪の内周面及び内輪の外周面と接触する転動体の面に傾斜面が設けられる。これにより、転動体と外輪の内周面及び内輪の外周面との接触面が小さくなるので、荷重に対する転動体の耐久性を向上させるためには、内輪の回転軸方向における長さを長くする必要があった。本発明においては、「柱状の転動体」及び「転動体と接触する外輪の内周面及び内輪の外周面」に対しては特別な処理を施さず、内輪の内周面に対して剛性向上部を突設させている。
従って、本発明においては、クラウニング処理を施す場合に比べて、内輪の回転軸方向における長さを長くすることなく、転動体と外輪の内周面及び内輪の外周面との接触面を大きくでき、ひいては、転動体及び内輪の耐久性を向上できる。
本発明において、前記剛性向上部は、前記内輪の回転軸方向における前記内輪の中心線に対して対称となるように構成されていることが好ましい。この構成によれば、剛性向上部が、荷重をバランスよく受けることができる。
本発明において、前記剛性向上部を前記内輪内に圧入させることができる。この構成によれば、剛性向上部が内輪と別体に構成されている場合に、剛性向上部を内輪の内周面から突設させるように内輪内に圧入させる。このような剛性向上部により転動体及び内輪の耐久性を向上できる。
本発明の動力伝達装置は、上述した一方向回転阻止機構のいずれかを備える動力伝達装置であって、駆動力が伝達される入力部と、前記入力部の回転中心軸線と平行に配置された出力軸と、前記出力軸に軸支される揺動リンクを有し、前記入力部の回転を前記揺動リンクの揺動に変換するてこクランク機構と、左駆動輪に接続され、軸線が前記出力軸の軸線と平行な左駆動輪軸と、右駆動輪に接続され、軸線が前記出力軸の軸線と平行な右駆動輪軸と、前記出力軸から伝達された動力を、前記左駆動輪及び前記右駆動輪に作用する負荷に応じて、前記左駆動輪軸及び前記右駆動輪軸に分配して伝達するディファレンシャルギアとを備え、前記てこクランク機構は、調節用駆動源、前記回転中心軸線を中心として回転するときの回転半径を前記調節用駆動源の駆動力によって調節自在な回転半径調節機構、及び該回転半径調節機構と前記揺動リンクとを連結するコネクティングロッドを備え、前記回転半径調節機構の前記回転半径を変更することで変速比を変更可能な動力伝達装置であって、前記外輪には前記コネクティングロッドから動力が伝達され、前記出力軸は前記一方向回転阻止機構の前記内輪であり、前記出力軸内には、前記左駆動輪軸及び前記右駆動輪軸のいずれかが挿入されていることを特徴とする。
本発明の動力伝達装置においては、出力軸内に左駆動輪軸又は右駆動輪軸が挿入されるので(以下、出力軸内に挿入されている左駆動輪軸又は右駆動輪軸を「挿入軸」という)、動力が転動体から出力軸に伝達されて出力軸が縮径した場合に、出力軸と挿入軸とが当接する。これにより、出力軸が挿入軸に支えられ、より大きな荷重を受けることができる。
本発明の動力伝達装置において、駆動力が前記外輪を介して前記出力軸に伝達されるときに、前記出力軸の縮径によって、前記剛性向上部と前記出力軸内に挿入される前記左駆動輪軸又は前記右駆動輪軸との間で摩擦を生じさせ、前記出力軸と前記出力軸内に挿入される前記左駆動輪軸又は前記右駆動輪軸との回転の差が吸収されるように構成することもできる。
この構成によれば、剛性向上部と挿入軸との間で摩擦が生じる程度に出力軸を縮径させる動力(以下、「摩擦発生動力」という)が、転動体から出力軸に伝達された場合、出力軸と挿入軸との間で回転の差が吸収される。
これにより、例えば、挿入軸に接続された駆動輪(左駆動輪又は右駆動輪)及び挿入軸ではない方の駆動輪軸に接続された駆動輪(右駆動輪又は左駆動輪)のいずれかに負荷が無いような状態(以下、「片輪無負荷状態」という)において、負荷が無い方の駆動輪に接続された駆動輪軸(以下、「無負荷駆動輪軸」という)のみが回転(空転)し、負荷が有る方の駆動輪に接続された駆動輪軸(以下、「有負荷駆動輪軸」という)の回転が停止する状態になることを防止できる。
詳細には、出力軸と挿入軸との間で回転の差が吸収されない場合を仮定すると、片輪無負荷状態においては、ディファレンシャルギアの作用により、有負荷駆動輪軸の回転が停止した分、無負荷駆動輪軸が多く回転しようとする。これにより、有負荷駆動輪軸及び無負荷駆動輪軸のいずれの回転もが出力軸の回転に対して差が大きくなる。
一方、本発明のように、有負荷駆動輪軸及び無負荷駆動輪軸のいずれかの駆動輪軸(すなわち、挿入軸)と出力軸との間の回転の差が吸収される(挿入軸が無負荷駆動輪軸の場合には、挿入軸の回転の増加が抑制され、挿入軸が有負荷駆動輪軸の場合には、挿入軸の回転の減少が抑制される)場合には、吸収した分に応じて他方の駆動輪軸の回転の変化が抑制される(他方の駆動輪軸が無負荷駆動輪軸の場合には、他方の駆動輪軸の回転の増加が抑制され、他方の駆動輪軸が有負荷駆動輪軸の場合には、他方の駆動輪軸の回転の減少が抑制される)。
従って、有負荷駆動輪軸及び無負荷駆動輪軸のいずれが挿入軸であっても、片輪無負荷状態において、摩擦発生動力が転動体から出力軸に伝達された場合には、出力軸と挿入軸との間で回転の差が吸収されることで、無負荷駆動輪軸のみが回転(空転)することを防止できる。
このように、出力軸と当接したときに回転の差を吸収できる程度の摩擦が生じるような剛性向上部を、出力軸の内周面に突設させるという比較的簡易な構成により、動力伝達装置に、所謂トルク感応型LSD(Limited Slip Differential)としての機能を持たせることができる。
本発明の動力伝達装置において、前記剛性向上部を、前記出力軸内に挿入される前記左駆動輪軸又は前記右駆動輪軸に対するすべり軸受として構成することもできる。この構成によれば、突設した剛性向上部が挿入軸に接触しても、出力軸と挿入軸との回転を、剛性向上部が妨げることを防止できる。
本発明の実施形態の動力伝達装置を示す断面図。 本実施形態の一方向クラッチ、回転半径調節機構、コネクティングロッド、揺動リンクを軸方向から見た図。 本実施形態の回転半径調節機構の回転半径の変化を説明する図。 本実施形態の回転半径調節機構の回転半径の変化と、揺動リンクの揺動運動の揺動角θ2の関係を示す図であり、(a)は回転半径が最大、(b)は回転半径が中、(c)は回転半径が小であるときの揺動リンクの揺動運動の揺動角を夫々示している。 本実施形態の回転半径調節機構の回転半径の変化に対する、揺動リンクの角速度ωの変化を示すグラフ。 本実施形態の動力伝達において、夫々60度ずつ位相を異ならせた6つのてこクランク機構により出力軸が回転される状態を示すグラフ。 本実施形態の一方向クラッチの外輪、転動体、内輪、及び駆動輪軸の関係を示す図であり、(a)は、駆動力が揺動リンクを介して出力軸に伝達されていないとき、(b)は、駆動力が揺動リンクを介して出力軸に伝達されて、出力軸が縮径しているときを示す図。 本実施形態の一方向クラッチの断面斜視図。
以下、本発明の動力伝達装置の実施形態を説明する。本実施形態の無段変速機1(本発明の動力伝達装置に相当)は、変速比i(i=入力軸の回転速度/出力軸の回転速度)を無限大(∞)にして出力軸の回転速度を「0」にできる所謂IVT(Infinity Variable Transmission)である。
図1を参照して、無段変速機1は、内燃機関であるエンジンや電動機等の走行用駆動源(図示省略)からの回転駆動力を受けることで入力中心軸線P1を中心に回転する中空の入力軸2(本発明の「入力部」に相当する)とを備える。更に、無段変速機1は、入力軸2に平行に配置された中空の出力軸3(本発明の一方向回転阻止機構の「内輪」及び本発明の動力伝達装置の「出力軸」に相当する)と、入力軸2に設けられた6つの回転半径調節機構4とディファレンシャルギア60とを備える。
ディファレンシャルギア60は、出力軸3から伝達された動力を、左駆動輪61L及び右駆動輪61Rに作用する負荷(例えば、路面と駆動輪61L,61Rとの間に生じる摩擦力)に応じて、左駆動輪軸62L及び右駆動輪軸62Rに分配して伝達する。出力軸3は、管状に形成されている。そして、出力軸3内には、左駆動輪軸62Lが、その軸線が出力軸3の軸線と平行となるように挿入されている。なお、本実施形態では、左駆動輪軸62Lが出力軸3内に挿入されているが、右駆動輪軸62Rが、その軸線が出力軸3の軸線と平行となるように出力軸3内に挿入されていてもよい。
図2に示されるように、各回転半径調節機構4は、カムディスク5と、回転ディスク6とを備える。カムディスク5は、円盤状であり、入力中心軸線P1から偏心して入力軸2と一体的に回転するように入力軸2に2個1組で夫々設けられている。各1組のカムディスク5は、夫々位相を60度異ならせて、6組のカムディスク5で入力軸2の周方向を一回りするように配置されている。また、各1組のカムディスク5には、カムディスク5を受け入れる受入孔6aを備える円盤状の回転ディスク6が、カムディスク5に対して偏心した状態で回転自在に外嵌されている。
回転ディスク6は、カムディスク5の中心点をP2、回転ディスク6の中心点をP3として、入力中心軸線P1と中心点P2の距離Raと、中心点P2と中心点P3の距離Rbとが同一となるように、カムディスク5に対して偏心している。
回転ディスク6の受入孔6aには、1組のカムディスク5の間に位置させて内歯6bが設けられている。入力軸2(図1)には、1組のカムディスク5の間に位置させて、カムディスク5の偏心方向に対向する個所に内周面と外周面とを連通させる切欠孔2aが形成されている。
中空の入力軸2内には、ピニオンシャフト7が、入力軸2と同心に配置されている。ピニオンシャフト7は、回転ディスク6と対応する個所に外歯7aを備える。また、ピニオンシャフト7は、入力軸2と相対回転自在となるように配置されている。ピニオンシャフト7の外歯7aは、入力軸2の切欠孔2aを介して、回転ディスク6の内歯6bと噛合する。
ピニオンシャフト7には、差動機構8が接続されている。差動機構8は、遊星歯車機構で構成されており、サンギア9と、入力軸2に連結された第1リングギア10と、ピニオンシャフト7に連結された第2リングギア11と、サンギア9及び第1リングギア10と噛合する大径部12aと、第2リングギア11と噛合する小径部12bとから成る段付きピニオン12を自転及び公転自在に軸支するキャリア13とを備える。
サンギア9には、ピニオンシャフト7用の電動機から成る調節用駆動源14の回転軸14aが連結されている。調節用駆動源14の回転速度を入力軸2の回転速度と同一にすると、サンギア9と第1リングギア10とが同一速度で回転することになる。これにより、サンギア9、第1リングギア10、第2リングギア11及びキャリア13の4つの要素が相対回転不能なロック状態となって、第2リングギア11と連結するピニオンシャフト7が入力軸2と同一速度で回転する。
調節用駆動源14の回転速度を入力軸2の回転速度よりも遅くすると、サンギア9の回転数をNs、第1リングギア10の回転数をNR1、サンギア9と第1リングギア10のギア比(第1リングギア10の歯数/サンギア9の歯数)をjとして、キャリア13の回転数が(j・NR1+Ns)/(j+1)となる。
そして、サンギア9と第2リングギア11のギア比((第2リングギア11の歯数/サンギア9の歯数)×(段付きピニオン12の大径部12aの歯数/小径部12bの歯数))をkとすると、第2リングギア11の回転数が{j(k+1)NR1+(k−j)Ns}/{k(j+1)}となる。
カムディスク5が固定された入力軸2の回転速度とピニオンシャフト7の回転速度とが同一である場合には、回転ディスク6はカムディスク5と共に一体に回転する。入力軸2の回転速度とピニオンシャフト7の回転速度とに差がある場合には、回転ディスク6はカムディスク5の中心点P2を中心にカムディスク5の周縁を回転する。
図2に示すように、回転ディスク6は、カムディスク5に対して距離Raと距離Rbとが同一となるように偏心されている。このため、回転ディスク6の中心点P3を入力中心軸線P1と同一軸線上に位置するようにして、入力中心軸線P1と中心点P3との距離、即ち偏心量R1を「0」とすることもできる。
回転ディスク6の周縁には、一方の端部に大径の大径環状部15aを備え、他方の端部に大径環状部15aの径よりも小径の小径環状部15bを備えるコネクティングロッド15の大径環状部15aが、ボールベアリングからなるコンロッド軸受16を介して回転自在に外嵌されている。出力軸3には、一方向回転阻止機構としての一方向クラッチ17を介して、揺動リンク18(本発明の一方向回転阻止機構の「外輪」及び本発明の動力伝達装置の「揺動リンク」に相当)がコネクティングロッド15に対応させて6個設けられている。
一方向回転阻止機構としての一方向クラッチ17は、揺動リンク18と出力軸3との間に設けられている。一方向クラッチ17は、揺動リンク18と出力軸3とが同心で回転するように構成されている。また、一方向クラッチ17は、揺動リンク18の内周面と出力軸3の外周面との間に配置された複数の柱状の転動体17aと、転動体17aを付勢する弾性部材17bとを備える。
出力軸3に対して一方側に相対回転しようとするときに出力軸3に揺動リンク18を固定し、揺動リンク18と出力軸3とが一体的に回転し、他方側に相対回転しようとするときに出力軸3に対して揺動リンク18を空転させる(空回りする)。揺動リンク18は、一方向クラッチ17によって出力軸3に対して空転する状態のときに、出力軸3に対して揺動自在となる。
揺動リンク18は、環状に形成されており、その上方には、コネクティングロッド15の小径環状部15bに連結される揺動端部18aが設けられている。揺動端部18aには、小径環状部15bを軸方向で挟み込むように突出した一対の突片18bが設けられている。一対の突片18bには、小径環状部15bの内径に対応する貫通孔18cが穿設されている。貫通孔18c及び小径環状部15bには、連結ピン19が挿入されている。これにより、コネクティングロッド15と揺動リンク18とが連結される。
出力軸3の内周面には、出力軸3の回転軸RAL方向において、転動体17aの両端部よりも内側に位置させて環状の剛性向上部3a(例えば、リブ)が突設される(図7参照)。この剛性向上部3aは、出力軸3の内周面に、出力軸3の周方向に亘って設けられている(図8参照)。
このように設けられた剛性向上部3aによって、出力軸3の転動体17aの両端部よりも内側の部分の剛性が、転動体17aの両端部が位置する部分よりも高まる。従って、転動体17aから出力軸3に動力が伝達されたときには、剛性向上部3aが突設されていない場合に比べて、出力軸3の回転軸RAL方向における転動体17aの両端部と、出力軸3の外周面との間に作用する力を低減でき、ひいては、転動体17a及び出力軸3の耐久性を向上できる。
また、クラウニング処理を施す場合には、揺動リンク18の内周面及び出力軸3の外周面と接触する転動体17aの面に傾斜面が設けられる。これにより、転動体17aと揺動リンク18の内周面及び出力軸3の外周面との接触面が小さくなるので、荷重に対する転動体17aの耐久性を向上させるためには、出力軸3の回転軸RAL方向における長さを長くする必要があった。更に、クラウニング処理を施す場合において、転動体17aと揺動リンク18の内周面及び出力軸3の外周面との接触面が小さくなることで、転動体17aは、安定せずに歪みやすくなる。
これに比べ、本実施形態においては、「柱状の転動体17a」及び「転動体17aと接触する揺動リンク18の内周面及び出力軸3の外周面」に対しては特別な処理を施さず、出力軸3の内周面に対して剛性向上部3aを突設させている。
従って、本実施形態においては、クラウニング処理を施す場合に比べて、出力軸3の回転軸RAL方向における長さを長くすることなく、転動体17aと揺動リンク18の内周面及び出力軸3の外周面との接触面を大きくでき、ひいては、転動体17a及び出力軸3の耐久性を向上できる。更に、転動体17aと揺動リンク18の内周面及び出力軸3の外周面との接触面を大きくできることで、転動体17aを、安定させて歪みにくくすることができる。
更に、剛性向上部3aが荷重を受けることにより、転動体17aと出力軸3の外周面との接触部の端部に作用する荷重(所謂エッジロード)が大きくなることを防止できる。
また、クラウニング処理を施すには、通常、高精度の加工が必要となり比較的コストが高くなる傾向があるが、これに比べて本実施形態においては、剛性向上部3aを出力軸3の内周面から突設させるだけでよいので、比較的コストを低くすることができる。
また、剛性向上部3aは、出力軸3の回転軸RAL方向における出力軸3の中心線3CLに対して対称となるように構成されている(図7参照)。この構成によれば、剛性向上部3aが、荷重をバランスよく受けることができる。
また、出力軸3内に左駆動輪軸62Lが挿入されていることにより(以下、このように、出力軸3内に挿入されている軸を、「挿入軸」という。本実施形態においては、左駆動輪軸62Lが挿入軸であるので、挿入軸として「62L」の符号を付与する)、動力が転動体17aから出力軸3に伝達されて出力軸3が縮径した場合に、出力軸3(詳細には、剛性向上部3a)と挿入軸62Lとが当接する(図7(b)参照)。これにより、出力軸3が挿入軸62Lに支えられ、より大きな荷重を受けることができる。
また、剛性向上部3aは、駆動力が揺動リンク18を介して出力軸3に伝達されるときに、出力軸3の縮径によって、剛性向上部3aと挿入軸62Lとの間で摩擦を生じさせ、出力軸3と挿入軸62Lとの回転の差を吸収するように、剛性向上部3aが構成されている。これは、例えば、剛性向上部3aの表面のうち挿入軸62Lと当接する表面を、剛性向上部3aと挿入軸62Lとの間に大きな摩擦力が生じるような加工を施すことによって実現される。なお、このような加工は、剛性向上部3aのみに施すだけではなく、剛性向上部3a及び挿入軸62Lの少なくともいずれかに施されていればよい。
この構成によれば、剛性向上部3aと挿入軸62Lとの間で摩擦が生じる程度に出力軸3を縮径させる動力(以下、「摩擦発生動力」という)が、転動体17aから出力軸3に伝達された場合、出力軸3と挿入軸62Lとの間で回転の差が吸収される。
これにより、例えば、挿入軸62Lに接続された左駆動輪61L及び挿入軸62Lではない方の右駆動輪軸62Rに接続された右駆動輪61Rのいずれかに負荷が無いような状態(以下、「片輪無負荷状態」という)において、負荷が無い方の駆動輪に接続された駆動輪軸(以下、「無負荷駆動輪軸」という)のみが回転(空転)し、負荷が有る方の駆動輪に接続された駆動輪軸(以下、「有負荷駆動輪軸」という)の回転が停止する状態になることを防止できる。
詳細には、出力軸3と挿入軸62Lとの間で回転の差が吸収されない場合を仮定すると、片輪無負荷状態においては、ディファレンシャルギア60の作用により、有負荷駆動輪軸の回転が停止した分、無負荷駆動輪軸が多く回転しようとする。これにより、有負荷駆動輪軸及び無負荷駆動輪軸のいずれの回転もが出力軸の回転に対して差が大きくなる。
一方、本発明のように、有負荷駆動輪軸及び無負荷駆動輪軸のいずれかの駆動輪軸(すなわち、挿入軸62L)と出力軸3との間の回転の差が吸収される(挿入軸62Lが無負荷駆動輪軸の場合には、挿入軸62Lの回転の増加が抑制され、挿入軸62Lが有負荷駆動輪軸の場合には、挿入軸62Lの回転の減少が抑制される)場合には、吸収した分に応じて他方の駆動輪軸62Rの回転の変化が抑制される(他方の駆動輪軸62Rが無負荷駆動輪軸の場合には、他方の駆動輪軸62Rの回転の増加が抑制され、他方の駆動輪軸62Rが有負荷駆動輪軸の場合には、他方の駆動輪軸62Rの回転の減少が抑制される)。
従って、有負荷駆動輪軸及び無負荷駆動輪軸のいずれが挿入軸62Lであっても、片輪無負荷状態において、摩擦発生動力が転動体17aから出力軸3に伝達された場合には、出力軸3と挿入軸62Lとの間で回転の差が吸収されることで、無負荷駆動輪軸のみが回転(空転)することを防止できる。
このように、出力軸3と当接したときに回転の差を吸収できる程度の摩擦が生じるような剛性向上部3aを、出力軸3の内周面に突設させるという比較的簡易な構成により、無段変速機1に、所謂トルク感応型LSD(Limited Slip Differential)としての機能を持たせることができる。
図3は、回転半径調節機構4の偏心量R1(入力中心軸線P1と中心点P3との距離)を変化させた状態のピニオンシャフト7と回転ディスク6との位置関係を示す。図3(a)は偏心量R1を「最大」とした状態を示している。このとき、ピニオンシャフト7と回転ディスク6との位置関係は、入力中心軸線P1と、カムディスク5の中心点P2と、回転ディスク6の中心点P3とが一直線に並ぶような位置関係となる。このときの変速比iは最小となる。
図3(b)は偏心量R1を図3(a)よりも小さい「中」とした状態を示しており、図3(c)は偏心量R1を図3(b)よりも更に小さい「小」とした状態を示している。変速比iは、図3(b)では図3(a)の変速比iよりも大きい「中」となり、図3(c)では図3(b)の変速比iよりも大きい「大」となる。
図3(d)は偏心量R1を「0」とした状態を示しており、入力中心軸線P1と、回転ディスク6の中心点P3とが同心に位置する。このときの変速比iは無限大(∞)となる。本実施形態の無段変速機1は、回転半径調節機構4で偏心量R1を変えることにより、回転半径調節機構4の回転運動の半径を調節自在としている。本実施形態では、偏心量R1が回転半径調節機構4の回転運動の半径(すなわち、本発明の「回転半径」)と実質的に同一である。
図2に示すように、本実施形態の回転半径調節機構4、コネクティングロッド15、揺動リンク18は、てこクランク機構20(四節リンク機構)を構成する。そして、てこクランク機構20によって、入力軸2の回転運動が揺動リンク18の揺動運動に変換される。本実施形態の無段変速機1は合計6個のてこクランク機構20を備えている。
偏心量R1が「0」でないときに、入力軸2を回転させると共に、ピニオンシャフト7を入力軸2と同一速度で回転させると、各コネクティングロッド15が60度ずつ位相を変えながら、偏心量R1に基づき入力軸2と出力軸3との間で出力軸3側に押したり、入力軸2側に引いたりを交互に繰り返して揺動する。
コネクティングロッド15の小径環状部15bは、出力軸3に一方向クラッチ17を介して設けられた揺動リンク18に連結されている。このため、揺動リンク18がコネクティングロッド15によって押し引きされて揺動すると、揺動リンク18が押し方向側又は引張り方向側の何れか一方に回転するときだけ、出力軸3が回転する。
揺動リンク18が他方に回転するときには、出力軸3に揺動リンク18の揺動運動の力が伝達されず、揺動リンク18が空回りする。各回転半径調節機構4は、60度毎に位相を変えて配置されているため、出力軸3は各回転半径調節機構4で順に回転させられる。
図4(a)は偏心量R1が図3(a)の「最大」である場合(変速比iが最小である場合)、図4(b)は偏心量R1が図3(b)の「中」である場合(変速比iが中である場合)、図4(c)は偏心量R1が図3(c)の「小」である場合(変速比iが大である場合)の、回転半径調節機構4の回転運動に対する揺動リンク18の揺動範囲θ2を示している。
図4から明らかなように、偏心量R1が小さくなるにつれ、揺動リンク18の揺動範囲θ2が狭くなる。尚、偏心量R1が「0」であるときは、揺動リンク18は揺動しなくなる。また、本実施形態では、揺動リンク18の揺動端部18aの揺動範囲θ2のうち、入力軸2に最も近い位置を内死点、入力軸2から最も離れる位置を外死点とする。
図5は、無段変速機1の回転半径調節機構4の回転角度θを横軸、角速度ωを縦軸として、回転半径調節機構4の偏心量R1の変化に伴う揺動リンク18の角速度ωの変化の関係を示す。図5から明らかなように、偏心量R1が大きい(変速比iが小さい)ほど揺動リンク18の角速度ωが大きくなることが分かる。
図6は、60度ずつ位相を異ならせた6つの回転半径調節機構4を回転させたとき(入力軸2とピニオンシャフト7とを同一速度で回転させたとき)における、回転半径調節機構4の回転角度θ1に対する、各揺動リンク18の角速度ωを示している。図6から、6つのてこクランク機構20により出力軸3がスムーズに回転されることが分かる。
なお、本実施形態では、内輪としての出力軸3の内周面に突設された剛性向上部3aは、出力軸3と一体に形成されていたが、内輪と別体の剛性向上部(例えば、ブッシュ)が内輪に取り付けられていてもよい。この場合には、剛性向上部を、内輪内に圧入させることができる。このように剛性向上部が構成されていても、転動体及び内輪の耐久性を向上できる。
また、剛性向上部3aを、挿入軸62Lに対するすべり軸受として構成してもよい。これにより、突設した剛性向上部3aが挿入軸62Lに接触しても、出力軸3と挿入軸62Lとの回転を、剛性向上部3aが妨げることを防止できる。更に、剛性向上部3aをすべり軸受として構成することで、剛性向上部とは別にすべり軸受を設ける場合に比べて、部品点数を少なくすることができる。
また、剛性向上部3aがすべり軸受として構成される場合には、予め剛性向上部3aを挿入軸62Lに接触させてもよい。
また、本実施形態では、剛性向上部3aは、内輪としての出力軸3の内周面に、出力軸3の周方向に亘って設けられているが、本発明の剛性向上部は、転動体及び内輪の耐久性を向上できる程度に、内輪の周方向において一部が欠けている構成であってもよい。
また、本実施形態においては、一方向回転阻止機構として、一方向クラッチ17を用いているが、本発明の一方向回転阻止機構は、これに限らず、揺動リンク18から出力軸3にトルクを伝達可能な揺動リンク18の出力軸3に対する回転方向を切換自在に構成される二方向クラッチ(ツーウェイクラッチ)で構成してもよい。
また、本実施形態においては、回転半径調節機構4として、入力軸2と一体に回転するカムディスク5と、回転ディスク6とを備えるものを説明したが、本発明の回転半径調節機構4は、これに限らない。例えば、回転半径調節機構を、中心から偏心して穿設された貫通孔を有する円盤状の回転ディスクと、貫通孔の内周面に設けられたリングギアと、入力軸に固定されリングギアに噛合する第1ピニオンと、調節用駆動源からの駆動力が伝達されるキャリアと、キャリアで自転及び公転自在に夫々軸支されると共にリングギアに夫々噛合する2つの第2ピニオンとで構成してもよい。
1…無段変速機(動力伝達装置)、2…入力軸(入力部)、3…出力軸(内輪、出力軸)、3a…剛性向上部、RAL…出力軸3の回転軸(出力軸の軸線、内輪の回転軸)、3CL…出力軸3の中心線(内輪の中心線)、4…回転半径調節機構、14…調節用駆動源、15…コネクティングロッド、17…一方向クラッチ(一方向回転阻止機構)、17a…転動体、17b…弾性部材、18…揺動リンク(外輪、揺動リンク)、20…てこクランク機構、60…ディファレンシャルギア、61L…左駆動輪、62L…左駆動輪軸、61R…右駆動輪、62R…右駆動輪軸、i…変速比。

Claims (5)

  1. 外輪と、
    該外輪と同心で、該外輪の内方に配置された内輪と、
    前記外輪の内周面と前記内輪の外周面との間に配置された複数の柱状の転動体と、
    前記転動体を付勢する弾性部材とを有し
    前記外輪が前記内輪に対して一方側に相対回転しようとするときに、前記外輪が前記内輪に固定されて一体的に回転し、前記外輪が前記内輪に対して他方側に相対回転しようとするときに、前記外輪が前記内輪に対して空回りする一方向回転阻止機構を備える動力伝達装置であって、
    前記内輪の内周面には、前記内輪の回転軸方向において、前記転動体の両端部よりも内側に位置させて剛性向上部が突設され、
    前記動力伝達装置は、
    駆動力が伝達される入力部と、
    前記入力部の回転中心軸線と平行に配置された出力軸と、
    前記出力軸に軸支される揺動リンクを有し、前記入力部の回転を前記揺動リンクの揺動に変換するてこクランク機構と、
    左駆動輪に接続され、軸線が前記出力軸の軸線と平行な左駆動輪軸と、
    右駆動輪に接続され、軸線が前記出力軸の軸線と平行な右駆動輪軸と、
    前記出力軸から伝達された動力を、前記左駆動輪及び前記右駆動輪に作用する負荷に応じて、前記左駆動輪軸及び前記右駆動輪軸に分配して伝達するディファレンシャルギアとを備え、
    前記てこクランク機構は、調節用駆動源、前記回転中心軸線を中心として回転するときの回転半径を前記調節用駆動源の駆動力によって調節自在な回転半径調節機構、及び該回転半径調節機構と前記揺動リンクとを連結するコネクティングロッドを備え、
    前記動力伝達装置は、前記回転半径調節機構の前記回転半径を変更することで変速比を変更可能であり
    前記外輪には前記コネクティングロッドから動力が伝達され、前記出力軸は前記一方向回転阻止機構の前記内輪であり、
    前記出力軸内には、前記左駆動輪軸及び前記右駆動輪軸のいずれかが挿入されていることを特徴とする動力伝達装置。
  2. 請求項1に記載の動力伝達装置において、前記剛性向上部は、前記内輪の回転軸方向における前記内輪の中心線に対して対称となるように構成されていることを特徴とする動力伝達装置
  3. 請求項1又は2に記載の動力伝達装置において、前記剛性向上部は、前記内輪内に圧入されることを特徴とする動力伝達装置
  4. 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の動力伝達装置において、駆動力が前記外輪を介して前記出力軸に伝達されるときに、前記出力軸の縮径によって、前記剛性向上部と前記出力軸内に挿入される前記左駆動輪軸又は前記右駆動輪軸との間で摩擦を生じさせ、前記出力軸と前記出力軸内に挿入される前記左駆動輪軸又は前記右駆動輪軸との回転の差が吸収されることを特徴とする動力伝達装置。
  5. 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の動力伝達装置において、前記剛性向上部は、前記出力軸内に挿入される前記左駆動輪軸又は前記右駆動輪軸に対するすべり軸受として構成されることを特徴とする動力伝達装置。
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