JP6180993B2 - 無段変速機 - Google Patents

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Description

本発明は、四節リンク機構型の無段変速機の振動減衰構造に関する。
例えば、特許文献1には、エンジンに接続された入力軸の回転をコネクティングロッドの往復運動に変換し、コネクティングロッドの往復運動をワンウェイクラッチによって出力軸の回転運動に変換する四節リンク機構型無段変速機が記載されている。
特開2012−1048号公報
上記特許文献1において、入力軸や出力軸はその両端部が一対の軸受を介して変速機ケースの側壁部に回転自在に軸支されている。これら一対の軸受の軌道輪(外輪や内輪)と転動体(球体)のクリアランスは、トルク伝達時の入力軸や出力軸から入力される荷重の方向や大きさに応じて変化する、すなわち、荷重方向とは反対側の軸受のクリアランスの拡大や縮小により軌道輪と転動体が離間や接触を繰り返すことで、転動体と軌道輪の衝突音が発生し、NVH(ノイズ・バイブレーション・ハーシュネス)の悪化の原因となる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、入力軸や出力軸を支持する軸受の軌道輪と転動体のクリアランスの拡大を抑制し、NVHの悪化を改善できる構造を実現することである。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、走行用駆動源から駆動力が入力される入力軸(2)と、前記入力軸(2)と平行に配置された出力軸(3)と、前記出力軸(3)に連結された揺動リンク(18)を有し、駆動力入力部(4〜7)の回転運動を前記揺動リンク(18)の揺動運動に変換し、前記駆動力入力部(4〜7)が一回転するときに前記揺動リンク(18)が一往復の揺動運動を行うてこクランク機構(20)と、前記揺動リンク(18)を一方側に揺動させようとしたときに前記出力軸(3)に前記揺動リンク(18)を固定し、他方側に揺動させようとしたときに前記出力軸(3)に対して前記揺動リンク(18)を空転させる一方向回転阻止機構(17)と、前記入力軸(2)および前記出力軸(3)を回転自在に支持しつつ、前記入力軸(2)、前記出力軸(3)、前記てこクランク機構(20)および前記一方向回転阻止機構(17)を収容する変速機ケース(100)とを備える無段変速機(1)であって、
前記変速機ケース(100)は、前記入力軸(2)の両端部を入力軸受(40A、40B)を介して支持する共に、前記出力軸(3)の両端部を出力軸受(50A、50B)を介して支持する側壁部(101、102)を備え、前記側壁部(101、102)における前記入力軸受(40A、40B)と前記出力軸受(50A、50B)の軌道輪(40A1、40B1、50A1、50B1)を支持する位置を、前記入力軸受(40A、40B)と前記出力軸受(50A、50B)の転動体(40A2、40B2、50A2、50B2)の軸方向の中心位置(101A、102A)に対して、前記入力軸受(40A、40B)および前記出力軸受(50A、50B)がそれぞれ支持する前記入力軸(2)および前記出力軸()の近い方の軸端側にオフセットした。
また、本発明は、前記側壁部(101、102)は、前記入力軸受(40A、40B)の軸方向の中心位置(101A、102A)を通り、前記入力軸(2)から前記入力軸受(40A、40B)に作用する荷重(F1、F4)が最大となるときの荷重の方向に対して直交する線(L1)よりも前記出力軸(3)から遠ざかる側の入力領域(101B、102B)と、前記出力軸受(50A、50B)の軸方向の中心位置(101A、102A)を通り、前記出力軸(3)から前記出力軸受(50A、50B)に作用する荷重(F1’、F4’)が最大となるときの荷重の方向に対して直交する線(L2)よりも前記入力軸(2)から遠ざかる側の出力領域(101C、102C)と、前記入力領域と前記出力領域とに挟まれた中間領域(101D、102D)とを有し、前記一方向回転阻止機構(17)が前記揺動リンク(18)を前記入力軸(2)側から出力軸(3)側に押すときに前記揺動リンク(18)を固定するものである場合、前記入力領域(101B、102B)と前記出力領域(101C、102C)の剛性を前記中間領域(101D、102D)の剛性よりも高く、前記一方向回転阻止機構(17)が前記揺動リンク(18)を前記出力軸(3)側から前記入力軸(2)側に引くときに前記揺動リンク(18)を固定するものである場合、前記入力領域(101B、102B)と前記出力領域(101C、102C)の剛性を前記中間領域(101D、102D)の剛性よりも低くなるように構成されている。
本発明によれば、入力軸や出力軸を支持する軸受の軌道輪と転動体のクリアランスの拡大を抑制し、NVHの悪化を改善できる構造を実現することができる。
詳しくは、本発明によれば、軸端に発生する曲げモーメントにより軸受のクリアランスの拡大を抑制しながら、軸受の倒れにより軸端にたわみを抑制するような力が作用するので、軸体の耐久性や信頼性、トルク伝達効率を損なうことなく、NVHを改善することができる。
また、本発明によれば、入力軸や出力軸から入力される荷重方向とは反対側の領域がたわみやすくなって軸受の軌道輪にスラスト荷重が作用するので、転動体と軌道輪のクリアランスの拡大を抑制する作用を助長し、NVHの改善を図ることができる。
本実施形態の無段変速機の構造を示す断面図。 図1の無段変速機の偏心量調節機構、コネクティングロッド及び揺動リンクを軸方向から見た図。 図1の無段変速機の偏心量調節機構による偏心量の変化を示す図。 本実施形態の偏心量調節機構による偏心量の変化と、揺動リンクの揺動運動の揺動角度範囲の関係を示す図。 本実施形態の無段変速機の入力軸および出力軸の軸受支持構造を説明する図。 本実施形態のてこクランク機構がプッシュ方式でトルク伝達を行う場合の力関係を示す図。 本実施形態のてこクランク機構がプル方式でトルク伝達を行う場合の力関係を示す図。 図5に示す変速機ケースの側壁部の外観図。 本実施形態の変速機ケースの側壁部による軸受のクリアランスの拡大抑制作用および入力軸および出力軸のたわみ抑制作用を説明する図。
以下に、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で下記実施形態を修正又は変形したものに適用可能である。なお、本発明の無段変速機は、自動車以外の他の用途にも適用できることは言うまでもない。
<無段変速機の構造>まず、図1および図2を参照して、本実施形態の無段変速機の構造について説明する。
本実施形態の無段変速機1は、変速比i(i=入力軸の回転速度/出力軸の回転速度)を無限大(∞)にして出力軸の回転速度を「0」にできる変速機、いわゆるIVT(Infinity Variable Transmission)の一種である。
本実施形態の無段変速機1は、入力軸2と、出力軸3と、6つの偏心量調節機構4とを備える。
入力軸2、出力軸3、偏心量調節機構4は、変速機ケース100の内部に収容されている。変速機ケース100は、入力軸2および出力軸3の軸方向に離間して配置される第1の側壁部101と、第2の側壁部102とを備える。入力軸2から見ると、第1の側壁部101がエンジンから駆動力が入力される上流側、第2の側壁部102が下流側となる。反対に、出力軸3から見ると、第1の側壁部101がエンジンから駆動力が出力される下流側、第2の側壁部102が上流側となる。
入力軸2の上流側の一端部は、第1の側壁部101に第1の入力軸受40Aを介して回転自在に支持され、入力軸2の下流側の他端部は、第2の側壁部102に第2の入力軸受40Bを介して回転自在に支持されている。入力軸2は中空の部材からなり、エンジンやモータ等の走行駆動源からの駆動力を受けて回転中心軸線P1を中心として回転駆動される。
また、出力軸3の下流側の一端部は、第1の側壁部101に第1の出力軸受50Aを介して回転自在に支持され、出力軸3の上流側の他端部は、第2の側壁部102に第2の出力軸受50Bを介して回転自在に支持されている。出力軸3は、入力軸2とは水平方向に離れた位置に入力軸2に平行に配置され、前後進切替機構やデファレンシャルギヤ等を介して自動車の車軸に駆動力を伝達する。
偏心量調節機構4はそれぞれ駆動力入力部であり、入力軸2の回転中心軸線P1を中心として回転するように設けられ、カム部としてのカムディスク5と、偏心部材としての偏心ディスク6と、ピニオンシャフト7とを有する。
カムディスク5は、円盤形状であり、入力軸2の回転中心軸線P1から偏心して入力軸2と一体的に回転するように入力軸2に2個1組で設けられている。各1組のカムディスク5は、それぞれ位相を60°異なるように設定され、6組のカムディスク5で入力軸2の周方向を一回りするように配置されている。
偏心ディスク6は、円盤形状であり、その中心P3から偏心した位置に受入孔6aが設けられ、その受入孔6aを挟むように、1組のカムディスク5が回転可能に支持されている。
偏心ディスク6の受入孔6aは、その中心が、入力軸2の回転中心軸線P1からカムディスク5の中心P2(受入孔6aの中心)までの距離Raとカムディスク5の中心P2から偏心ディスク6の中心P3までの距離Rbとが同一となるように形成されている。また、偏心ディスク6の受入孔6aには、1組のカムディスク5に挟まれた内周面に、内歯6bが形成されている。
ピニオンシャフト7は、入力軸2の中空部内に、入力軸2と同心に配置され、ピニオン軸受7bを介して入力軸2の内周面に相対回転可能に支持されている。また、ピニオンシャフト7の外周面には、外歯7aが設けられている。さらに、ピニオンシャフト7には、差動機構8が接続されている。
入力軸2における1組のカムディスク5の間には、カムディスク5の偏心方向に対向する箇所に内周面と外周面とを連通させる切欠孔2aが形成されており、この切欠孔2aを介して、ピニオンシャフト7の外歯7aは、偏心ディスク6の受入孔6aの内歯6bと噛合している。
差動機構8は、遊星歯車機構であり、サンギヤ9と、入力軸2に連結された第1リングギヤ10と、ピニオンシャフト7に連結された第2リングギヤ11と、サンギヤ9及び第1リングギヤ10と噛合する大径部12aと、第2リングギヤ11と噛合する小径部12bとからなる段付きピニオン12を自転及び公転可能に軸支するキャリア13とを有している。また、差動機構8のサンギヤ9は、ピニオンシャフト7駆動用の電動機からなる偏心量調節用駆動源14の回転軸14aに連結されている。
そして、この偏心量調節用駆動源14の回転速度を入力軸2の回転速度と同一にした場合、サンギヤ9と第1リングギヤ10とが同一速度で回転することとなり、サンギヤ9、第1リングギヤ10、第2リングギヤ11及びキャリア13の4つの要素が相対回転不能なロック状態となって、第2リングギヤ11と連結するピニオンシャフト7が入力軸2と同一速度で回転する。
また、偏心量調節用駆動源14の回転速度を入力軸2の回転速度よりも遅くした場合、サンギヤ9の回転数をNs、第1リングギヤ10の回転数をNR1、サンギヤ9と第1リングギヤ10のギヤ比(第1リングギヤ10の歯数/サンギヤ9の歯数)をjとすると、キャリア13の回転数が(j・NR1+Ns)/(j+1)となる。また、サンギヤ9と第2リングギヤ11のギヤ比((第2リングギヤ11の歯数/サンギヤ9の歯数)×(段付きピニオン12の大径部12aの歯数/小径部12bの歯数))をkとすると、第2リングギヤ11の回転数が{j(k+1)NR1+(k−j)Ns}/{k(j+1)}となる。
したがって、偏心量調節用駆動源14の回転速度を入力軸2の回転速度よりも遅くした場合であって、カムディスク5が固定された入力軸2の回転速度とピニオンシャフト7の回転速度とが同一である場合には、偏心ディスク6はカムディスク5と共に一体に回転する。一方で、入力軸2の回転速度とピニオンシャフト7の回転速度とに差がある場合には、偏心ディスク6はカムディスク5の中心P2を中心にカムディスク5の周縁を回転する。
図2に示すように、偏心ディスク6は、カムディスク5に対して、P1からP2までの距離RaとP2からP3までの距離Rbとが同一となるように偏心されている。そのため、偏心ディスク6の中心P3を入力軸2の回転中心軸線P1と同一線上に位置させて、入力軸2の回転中心軸線P1と偏心ディスク6の中心P3との距離、すなわち、偏心量R1を「0」にすることもできる。
偏心ディスク6の外縁部には、コネクティングロッド15が回転可能に支持されている。コネクティングロッド15は、一方の端部に大径の大径環状部15aを有し、他方の端部に小径の小径環状部15bを有している。コネクティングロッド15の大径環状部15aは、コンロッド軸受16を介して偏心ディスク6の外縁部に支持されている。
出力軸3には、一方向回転阻止機構としてのワンウェイクラッチ17を介して、揺動リンク18が連結されている。ワンウェイクラッチ17は、出力軸3の回転中心軸線P4を中心として一方側に回転しようとする場合に出力軸3に対して揺動リンク18を固定し、他方側に回転しようとする場合に出力軸3に対して揺動リンク18を空転させる。
揺動リンク18には、揺動端部18aが設けられ、揺動端部18aには、小径環状部15bを軸方向で挟み込むことができるように形成された一対の突片18bが設けられている。一対の突片18bには、小径環状部15bの内径に対応する貫通孔18cが穿設されている。貫通孔18c及び小径環状部15bに連結ピン19が挿入されることによって、コネクティングロッド15と揺動リンク18とが連結されている。また、揺動リンク18には、環状部18dが設けられている。
<てこクランク機構>次に、図2〜図4を参照して、本実施形態の無段変速機のてこクランク機構について説明する。
図2に示すように、本実施形態の無段変速機1において、偏心量調節機構4と、コネクティングロッド15と、揺動リンク18とが、てこクランク機構20(四節リンク機構)を構成している。
てこクランク機構20によって、入力軸2の回転運動は、出力軸3の回転中心軸線P4を中心とする揺動リンク18の揺動運動に変換される。本実施形態の無段変速機1は、図1に示すように、合計6個のてこクランク機構20を備えている。
てこクランク機構20では、偏心量調節機構4の偏心量R1が「0」でない場合に、入力軸2とピニオンシャフト7を同一速度で回転させると、各コネクティングロッド15が60度ずつ位相を変えながら、入力軸2と出力軸3との間で出力軸3側に押したり、入力軸2側に引いたりを交互に繰り返して、揺動リンク18を揺動させる。
そして、揺動リンク18と出力軸3との間にはワンウェイクラッチ17が設けられているので、揺動リンク18が押された場合には、揺動リンク18が固定されて出力軸3に揺動リンク18の揺動運動によるトルクが伝達されて出力軸3が回転し、揺動リンク18が引かれた場合には、揺動リンク18が空回りして出力軸3に揺動リンク18の揺動運動によるトルクが伝達されない。6つの偏心量調節機構4は、それぞれ60度ずつ位相を変えて配置されているので、出力軸3は6つの偏心量調節機構4により順に回転駆動される。
また、本実施形態の無段変速機1では、図3に示すように、偏心量調節機構4によって偏心量R1が調節可能である。
図3(a)は、偏心量R1を「最大」とした状態を示し、入力軸2の回転中心軸線P1とカムディスク5の中心P2と偏心ディスク6の中心P3とが一直線に並ぶように、ピニオンシャフト7と偏心ディスク6とが位置する。この場合の変速比iは最小となる。図3(b)は、偏心量R1を図3(a)よりも小さい「中」とした状態を示し、図3(c)は、偏心量R1を図3(b)よりも更に小さい「小」とした状態を示している。変速比iは、図3(b)では図3(a)の変速比iよりも大きい「中」となり、図3(c)では図3(b)の変速比iよりも大きい「大」とした状態を示している。図3(d)は、偏心量R1を「0」とした状態を示し、入力軸2の回転中心軸線P1と、偏心ディスク6の中心P3とが同心に位置する。この場合の変速比iは無限大(∞)となる。
図4は、本実施形態の偏心量調節機構4による偏心量R1の変化と、揺動リンク18の揺動運動の揺動角度範囲の関係を示している。
図4(a)は偏心量R1が図3(a)の「最大」である場合(変速比iが最小である場合)、図4(b)は偏心量R1が図3(b)の「中」である場合(変速比iが中である場合)、図4(c)は偏心量R1が図3(c)の「小」である場合(変速比iが大である場合)の、偏心量調節機構4の回転運動(回転角度θ1)に対する揺動リンク18の揺動範囲θ2を示している。ここで、出力軸3の回転中心軸線P4からコネクティングロッド15と揺動端部18aの連結点、すなわち、連結ピン19の中心P5までの距離が、揺動リンク18の長さR2である。
図4から明らかなように、偏心量R1が小さくなるのに伴い、揺動リンク18の揺動角度範囲θ2が狭くなり、偏心量R1が「0」になった場合には、揺動リンク18は揺動しなくなる。
<入力軸および出力軸の軸受支持構造>次に、図5から図9を参照して、本実施形態の入力軸2および出力軸3の軸受支持構造について説明する。
本実施形態では、図5に示すように、変速機ケース100の第1の側壁部101が第1の入力軸受40Aの軌道輪(外輪)40A1を支持する位置を、第1の入力軸受40Aの転動体40A2の軸方向の中心位置101Aに対して入力軸2の一端部の軸端側にオフセットしている。同様に、変速機ケース100の第2の側壁部102が第2の入力軸受40Bの軌道輪(外輪9)40B1を支持する位置を、第2の入力軸受40Bの転動体40B2の軸方向の中心位置102Aに対して入力軸2の他端部の軸端側にオフセットしている。
また、変速機ケース100の第1の側壁部101が第1の出力軸受50Aの軌道輪50A1を支持する位置を、第1の出力軸受50Aの転動体50A2の軸方向の中心位置101Aに対して出力軸3の一端部の軸端側にオフセットしている。同様に、変速機ケース100の第2の側壁部102が第2の出力軸受50Bの軌道輪50B1を支持する位置を、第2の出力軸受50Bの転動体50B2の軸方向の中心位置102Aに対して出力軸3の他端部の軸端側にオフセットしている。
すなわち、第1の側壁部101と第2の側壁部102における入力軸2と出力軸3の軸受の支持構造が、軸方向の中心位置に対して対称な関係となっている。
ここで、本実施形態による入力軸受および出力軸受のクリアランスの拡大抑制作用および入力軸および出力軸のたわみ抑制作用について、図6(a)および図7(a)の領域Z内の構成要素である入力軸2の一端部と第1の側壁部101と第1の入力軸受40Aを一例として説明する。
図6は、一方向回転阻止機構17が揺動リンク18を入力軸2側から出力軸3側に押すときに揺動リンク18を固定するプッシュ方式でトルク伝達を行う場合の力関係を示している。
プッシュ方式でトルク伝達を行う場合、図6(b)に示すように、入力軸2から第1の入力軸受40Aに入力される荷重F1の作用線と、荷重F1に対する第1の側壁部101からの反力F2の作用線とがオフセットされて曲げモーメントM1が発生する。そして、図6(c)に示すように、この曲げモーメントM1が第1の入力軸受40Aの軌道輪(外輪)40A1に倒れを発生させることで、軌道輪(外輪)40A1の軌道面が転動輪40A2に接触する方向に変位するので、トルク伝達時に第1の入力軸受40Aにおける荷重F1とは反対方向(図中下方)の軌道輪40A1と転動体40A2とのクリアランスの拡大が抑制される。なお、第1の入力軸受40Aの軌道輪(外輪)40A1に倒れが発生したとしても、転動体40A2に作用する荷重はラジアル荷重が支配的であるため、転動体40A2の分布荷重はほとんど変化せず、本来の軸受の性能(耐久性や耐摩耗性)には影響を与えないと考えられる。
さらに、トルク伝達時に出力軸3側から入力軸2側に入力される反力や入力軸2の両端部で発生する曲げモーメントM1は、入力軸2に図6(a)のようなたわみB1を生じさせるように作用するが、第1の入力軸受40Aの軌道輪(外輪)40A1の倒れにより、荷重F1に対する反力F3の荷重方向が変化してたわみB1を抑制するように曲げモーメントM1とは反対方向に作用するので、軸体のたわみの拡大を抑制し、入力軸2の耐久性や信頼性、トルク伝達効率を損なうことなく、NVHが改善される。
図7は、一方向回転阻止機構17が揺動リンク18を出力軸3側から入力軸2側に引くときに揺動リンク18を固定するプル方式でトルク伝達を行う場合の力関係を示している。
同様の原理により、プル方式でトルク伝達を行う場合、図7(b)に示すように、入力軸2から第1の入力軸受40Aに入力される荷重F4の作用線と、荷重F4に対する第1の側壁部101からの反力F5の作用線とがオフセットされて曲げモーメントM2が発生する。そして、図7(c)に示すように、この曲げモーメントM2が第1の入力軸受40Aの軌道輪(外輪)40A1に倒れを発生させることで、軌道輪(外輪)40A1の軌道面が転動輪40A2に接触する方向に変位するので、トルク伝達時に第1の入力軸受40Aにおける荷重F4とは反対方向(図中上方)の軌道輪40A1と転動体40A2とのクリアランスの拡大が抑制される。
さらに、トルク伝達時に出力軸3側から入力軸2側に入力される反力や入力軸2の両端部で発生する曲げモーメントM2は、入力軸2に図7(a)のようなたわみB2を生じさせるように作用するが、第1の入力軸受40Aの軌道輪(外輪)40A1の倒れにより、荷重F4に対する反力F6の荷重方向が変化してたわみB2を抑制するように曲げモーメントM2とは反対方向に作用するので、軸体のたわみの拡大を抑制し、入力軸2の耐久性や信頼性、トルク伝達効率を損なうことなく、NVHを改善することができる。
なお、上述したクリアランスの拡大抑制作用は、入力軸2の他端部を軸支する第2の入力軸受40Bや、出力軸3の両端部を軸支する第1および第2の出力軸受50A、50Bに対しても同様に作用する。また、入力軸2の一端部におけるたわみ抑制作用と他端部におけるたわみ抑制作用は互いに対称な関係となって相乗的に作用する。さらに、出力軸3から第1および第2の出力軸受50A、50Bに入力される荷重F1’、F4’についても同様の原理で第1および第2の出力軸受50A、50Bに対するクリアランスの拡大抑制や出力軸3のたわみを抑制するように作用する。
本実施形態ではさらに、第1の側壁部101と第2の側壁部102の剛性について、入力軸2や出力軸3から受ける荷重F1やF4の方向に応じて強弱を設けることでNVHの改善効果を高めている。
図8は、図5に示す変速機ケースの側壁部の外観図である。
図8に示すように、第1の側壁部101および第2の側壁部102を、第1および第2の入力軸受40A、40Bの軸方向の中心位置101A、102Aを通り、入力軸2から入力軸受40A、40Bに入力される荷重F1が最大となるときの荷重方向に対して直交する線L1よりも外側の第1の入力領域101B、102Bと、第1および第2の出力軸受50A、50Bの軸方向の中心位置101A、102Aを通り、出力軸3から出力軸受50A、50Bに入力される荷重F1’が最大となるときの荷重方向に対して直交する線L2よりも外側の出力領域101C、102Cと、入力領域101B、102Bと出力領域101C、102Cとに挟まれた中間領域101D、102Dとに分割して考えると、以下のように領域ごとに剛性に強弱が設けられている。すなわち、
図8(a)に示すように、一方向回転阻止機構17が揺動リンク18を入力軸2側から出力軸3側に押すときに揺動リンク18を固定するプッシュ方式でトルク伝達を行う場合、入力領域101B、102Bと出力領域101C、102Cの剛性を中間領域101D、102Dの剛性よりも高くする。
これに対して、図8(b)に示すように、一方向回転阻止機構17が揺動リンク18を出力軸3側から入力軸2側に引くときに揺動リンク18を固定するプル方式でトルク伝達を行う場合、入力領域101B、102Bと出力領域101C、102Cの剛性を中間領域101D、102Dの剛性よりも低くする。
このように構成することで、入力軸2や出力軸3から入力される荷重方向とは反対方向に位置する側壁部の領域の剛性が弱まるので、荷重方向とは反対側の領域の軌道輪(外輪または内輪)が荷重方向側の軌道輪の倒れに追従して変位しやすくなる、つまり、図6の例では、図9に示すように第1の側壁部101における荷重F1の方向とは反対側の領域101Dがたわみやすくなって当該領域101D側の軌道輪40A1にスラスト荷重が発生しやすくなるので、クリアランスの拡大抑制作用を助長し、NVHの改善を図ることができる。なお、上述したクリアランスの拡大抑制作用は、入力軸2の他端部や、出力軸3の両端部においても同様に作用する。
また、入力軸2や出力軸3から入力される荷重の方向や大きさに応じて、変速機ケースの側壁部の剛性を最適化することで、必要最低限の重量で変速機ケースを構成することができるので、軽量化を図りつつ、NVHを効率良く改善できる。
以上説明したように、本実施形態によれば、入力軸2や出力軸3を支持する軸受の軌道輪と転動体のクリアランスの拡大を抑制し、NVHの悪化を改善できる構造を実現することができる。
1…無段変速機、2…入力軸、3…出力軸、4…偏心量調節機構、5…カムディスク、6…偏心ディスク、6a…受入孔、6b…内歯、7…ピニオンシャフト、7a…外歯、7b…ピニオン軸受、14…偏心量調節用駆動源、14a…回転軸、15…コネクティングロッド、15a…大径環状部、15b…小径環状部、16…コンロッド軸受、17…ワンウェイクラッチ、18…揺動リンク、20…てこクランク機構、40A…第1の入力軸受、40B…第2の入力軸受、50A…第2の出力軸受、50B…第2の出力軸受、100…変速機ケース、101…第1の側壁部、102…第2の側壁部

Claims (1)

  1. 走行用駆動源から駆動力が入力される入力軸(2)と、
    前記入力軸(2)と平行に配置された出力軸(3)と、
    前記出力軸(3)に連結された揺動リンク(18)を有し、駆動力入力部(4〜7)の回転運動を前記揺動リンク(18)の揺動運動に変換し、前記駆動力入力部(4〜7)が一回転するときに前記揺動リンク(18)が一往復の揺動運動を行うてこクランク機構(20)と、
    前記揺動リンク(18)を一方側に揺動させようとしたときに前記出力軸(3)に前記揺動リンク(18)を固定し、他方側に揺動させようとしたときに前記出力軸(3)に対して前記揺動リンク(18)を空転させる一方向回転阻止機構(17)と、
    前記入力軸(2)および前記出力軸(3)を回転自在に支持しつつ、前記入力軸(2)、前記出力軸(3)、前記てこクランク機構(20)および前記一方向回転阻止機構(17)を収容する変速機ケース(100)とを備える無段変速機(1)であって、
    前記変速機ケース(100)は、
    前記入力軸(2)の両端部を入力軸受(40A、40B)を介して支持する共に、前記出力軸(3)の両端部を出力軸受(50A、50B)を介して支持する側壁部(101、102)を備え、
    前記側壁部(101、102)における前記入力軸受(40A、40B)と前記出力軸受(50A、50B)の軌道輪(40A1、40B1、50A1、50B1)を支持する位置を、前記入力軸受(40A、40B)と前記出力軸受(50A、50B)の転動体(40A2、40B2、50A2、50B2)の軸方向の中心位置(101A、102A)に対して、前記入力軸受(40A、40B)および前記出力軸受(50A、50B)がそれぞれ支持する前記入力軸(2)および前記出力軸()の近い方の軸端側にオフセットし
    前記側壁部(101、102)は、
    前記入力軸受(40A、40B)の軸方向の中心位置(101A、102A)を通り、前記入力軸(2)から前記入力軸受(40A、40B)に作用する荷重(F1、F4)が最大となるときの荷重の方向に対して直交する線(L1)よりも前記出力軸(3)から遠ざかる側の入力領域(101B、102B)と、
    前記出力軸受(50A、50B)の軸方向の中心位置(101A、102A)を通り、前記出力軸(3)から前記出力軸受(50A、50B)に作用する荷重(F1’、F4’)が最大となるときの荷重の方向に対して直交する線(L2)よりも前記入力軸(2)から遠ざかる側の出力領域(101C、102C)と、
    前記入力領域と前記出力領域とに挟まれた中間領域(101D、102D)とを有し、
    前記一方向回転阻止機構(17)が前記揺動リンク(18)を前記入力軸(2)側から出力軸(3)側に押すときに前記揺動リンク(18)を固定するものである場合、前記入力領域(101B、102B)と前記出力領域(101C、102C)の剛性を前記中間領域(101D、102D)の剛性よりも高く、
    前記一方向回転阻止機構(17)が前記揺動リンク(18)を前記出力軸(3)側から前記入力軸(2)側に引くときに前記揺動リンク(18)を固定するものである場合、前記入力領域(101B、102B)と前記出力領域(101C、102C)の剛性を前記中間領域(101D、102D)の剛性よりも低くなるように構成されていることを特徴とする無段変速機。
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