JP6130282B2 - 軸受および車両用動力伝達装置 - Google Patents

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Description

本発明は、軸受および車両用動力伝達装置に関する。
特許文献1には、エンジンに接続された入力軸と一体に回転する偏心ディスクにコネクティングロッドの大端部を接続するとともに、コネクティングロッドの小端部を、ワンウェイクラッチを介して出力軸に接続する構成の車両用動力伝達装置が開示されている。この車両用動力伝達装置は、偏心ディスクの偏心回転により発生するコネクティングロッドの往復運動をワンウェイクラッチによって出力軸の一方向の回転運動に変換するものである。
図7は、偏心ディスク用のベアリングを示す図であり、偏心ディスク76とカム75との間にニードルベアリング71が配置されており、変速動作に伴う偏心ディスク76の円滑な回転動作が実現される。偏心ディスク76の外周には、コネクティングロッド用のベアリング78が設けられており、コネクティングロッド79はベアリング78により回転可能な状態で支持されている。
図8は入力軸の回転を出力軸側に伝達するリンク機構の構成を示す図であり、P1は入力中心軸線を示し、P2はカム75の中心軸を示し、P3は偏心ディスク76の中心軸を示す。P4は、ワンウェイクラッチと接続するコネクティングロッド79の小端部の中心軸を示し、P5は出力軸の中心を示す。P1とP2の距離をリンクL2とし、P2とP3の距離をリンクL1とする。リンクL1とリンクL2との相対的な角度を開いたり、閉じたり制御することで偏心ディスク76の回転半径(偏心量)を調整することが可能である。この偏心量を大きくすると、コネクティングロッド79に伝達される揺動量は大きくなり、偏心量を小さくすると、コネクティングロッド79に伝達される揺動量は小さくなる。
リンクL1およびリンクL2の間に所定の角度を設定して偏心ディスク76を回転させた場合、リンクL1およびリンクL2とコネクティングロッド79とのなす角は時々刻々と変化する(図8(A))。図8(A)のような駆動を行った場合に、偏心ディスク76を介してカム75側のピ二オンギヤ70に入力されるピ二オントルクは、図8(B)に示すように変動する。図8(B)の横軸は駆動時間(秒)を示し、縦軸はピ二オンギヤ70に入力されるピ二オントルク(Nm)を示す。図8(B)に示すように、偏心ディスク76を介してピ二オンギヤ70に入力されるピ二オントルクは、正のピ二オントルクから負のピ二オントルクに変動し、また、負のピ二オントルクから正のピ二オントルクが作用するように正負変動する。
図9は、ピ二オンギヤ70にトルクが作用したときのニードルベアリング71の回転を示す図である。図9(A)は、ピ二オンギヤ70に反時計回り方向のトルクが作用した状態を示す図であり、ピ二オンギヤ70へ反時計回り方向のトルクが加わると、ピ二オンギヤ70のバックラッシュが詰まるまで、カム75の外径と偏心ディスク76との間のニードルベアリング71は微小回転する。
図9(B)は、ピ二オンギヤ70に反時計回り方向のトルクが作用した場合のニードルベアリング71の回転を示す図である。ニードルベアリング71は、円柱状の転動体である複数のころ71aと、内輪72、ころ71aを一定の間隔で保持する保持器73と、および外輪74とで構成される。図9(A)のように偏心ディスク76を介してピ二オンギヤ70に反時計回り方向のトルクが作用すると、矢印A方向に外輪74が回転し、外輪74の回転に応じてころ71aも反時計回り方向に微小回転する。
図9(C)は、ピ二オンギヤ70に時計回り方向のトルクが作用した状態を示す図であり、ピ二オンギヤ70へ時計回り方向のトルクが加わると、ピ二オンギヤ70のバックラッシュが詰まるまで、カム75の外径と偏心ディスク76との間のニードルベアリング71のころ71aは微小回転する。
図9(D)は、ピ二オンギヤ70に時計回り方向のトルクが作用した場合のニードルベアリング71の回転を示す図である。図9(C)のように偏心ディスク76を介してピ二オンギヤ70に時計回り方向のトルクが作用すると、矢印B方向に外輪74が回転し、外輪74の回転に応じてころ71aも時計回り方向に微小回転する。
特開2013−19429号公報
しかしながら、レシオ保持の状態、すなわち、ニードルベアリングの内外輪の差回転なく、ニードルベアリング71のころが一定の場所に留まり続ける状態で、微小な回転が繰り返されると、ころの特定の部位のみの摩耗(フレッティング摩耗)が進行することが考えられる。フレッティング摩耗を抑制する手法として、図10(A)のように、軸の回転中心に対してベアリングの重心をわずかにオフセット(e1)させてアンバランスを持たせることにより、内外輪の差回転がなくても、微小な遠心力の振れ回りによりベアリングの転動体を自転させる手法がある。
しかしながら、図8(A)のような偏心機構では、回転中心が大きくオフセット(e2)するため(図10(B))、遠心力により転動体が外輪に押し付けられ、自転しにくくなるため、効果的ではない。
本発明は前述の事情に鑑み、レシオ保持の運転状況においても、内外輪の微小な差回転を利用して、転動体の位置を少しずつ変えていき、特定の部位の摩耗を回避することが可能な軸受けおよび、係る軸受けを有する車両用動力伝達装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された本発明は、外輪と、外輪の内部に外輪と同軸に配置された内輪と、外輪の内周面および内輪の外周面の間に配置された複数の転動体と、複数の転動体を保持する保持器と、を備えるにおいて、
前記保持器は、
前記外輪の内周面もしくは前記内輪の外周面と接触する接触部を備え、
前記接触部は突起形状を有し、
前記突起形状の表面には、第1の摩擦係数を有する第1の摩擦係数部材と、前記第1の摩擦係数と異なる第2の摩擦係数を有する第2の摩擦係数部材と、が形成されており、
前記外輪もしくは前記内輪の回転方向が一方方向の時、前記外輪の内周面もしくは前記内輪の外周面は、前記第1の摩擦係数部材に接触し、
前記外輪もしくは前記内輪の回転方向が他方方向の時、前記外輪の内周面もしくは前記内輪の外周面は、前記第2の摩擦係数部材に接触することを特徴とする軸受が提案される。
また、請求項2に記載された本発明は、請求項1の構成に加えて、前記接触部は突起形状を有し、
前記突起形状は、前記保持器の表面に対して第1傾斜角を有する第1傾斜面と、前記第1傾斜角と異なる第2傾斜角を有する第2傾斜面と、を備え、
前記外輪もしくは前記内輪の回転方向が一方方向の時、前記外輪の内周面もしくは前記内輪の外周面は、前記第1傾斜面に接触し、
前記外輪もしくは前記内輪の回転方向が他方方向の時、前記外輪の内周面もしくは前記内輪の外周面は、前記第2傾斜面に接触することを特徴とする軸受が提案される。
また、請求項3に記載された本発明においては、請求項2の構成に加え、前記接触部が有する前記第2傾斜面の前記第2傾斜角は前記第1傾斜角よりも小さい角度であることを特徴とする軸受が提案される。
また、請求項に記載された本発明においては、請求項の構成に加え、前記接触部に形成されている前記第2の摩擦係数部材の前記第2の摩擦係数は前記第1の摩擦係数よりも小さいことを特徴とする軸受が提案される。
また、請求項に記載された本発明においては、請求項1乃至請求項のいずれか1項の構成に加え、前記接触部は前記外輪の内周面と接触することを特徴とする軸受が提案される。
また、請求項に記載された本発明においては、請求項1乃至請求項のいずれか1項の構成に加え、前記接触部は前記内輪の外周面と接触することを特徴とする軸受が提案される。
また、請求項に記載された本発明においては、駆動源に接続された入力軸の回転を変速して出力軸に伝達する無段変速機を有する車両用動力伝達装置において、
前記無段変速機が、
前記入力軸と一体に設けられた偏心カムと、
前記偏心カムの外周に相対回転自在に嵌合するリングギヤが形成された偏心部材と、
前記入力軸と同軸に配置され、変速アクチュエータにより回転する変速軸と、
前記変速軸に設けられ、前記リングギヤに噛合うピ二オン
前記出力軸に設けられたワンウェイクラッチと、
前記偏心部材および前記ワンウェイクラッチのアウター部材に接続されて往復運動するコネクティングロッドと、
前記変速軸を前記入力軸に対して相対回転させて前記偏心カムに対する前記偏心部材の位相を変化させることで、前記入力軸の軸線からの前記偏心部材の偏心量を変化させて変速比を変更する変速比制御手段と、を備え、
前記コネクティングロッドの入力軸側の端部には、円形開口を有するリング部が構成され、前記偏心部材の外周面は前記リング部の前記円形開口の内周面と、請求項1乃至のいずれか1項に記載の軸受を介して嵌合され、
前記軸受の外輪は前記リング部の円形開口の内周側に構成され、
前記軸受の内輪は、前記偏心部材の外周側に構成される
ことを特徴とする車両用動力伝達装置が提案される。
請求項1乃至の構成によれば、レシオ保持の運転状況においても、内外輪の微小な差回転を利用して、転動体の位置を少しずつ変えていき、特定の部位の摩耗を回避することが可能になる。
また、請求項の構成によれば、大きな遠心力が作用する車両用動力伝達装置の軸受において、フレッティング摩耗を防止することが可能になる。
実施形態に係る車両用動力伝達装置の構成を示す断面図。 実施形態の偏心機構、コネクティングロッド、揺動リンクを軸方向から示す図。 第1実施形態に係る軸受の構成を示す図。 第1実施形態に係る軸受の動作を示す図。 第1実施形態に係る軸受の動作を示す図。 第2実施形態に係る軸受の構成を示す図。 従来例の偏心ディスク用のベアリングを示す図。 従来例の軸受を用いた車両用動力伝達装置の動作を示す図。 従来例のニードルベアリングの回転を示す図。 フレッティング摩耗の抑制手法を説明する図。
(第1実施形態)
以下、図1〜図5を参照して、本発明の第1実施形態を説明する。図1および図2は、本実施形態の車両用動力伝達装置の構成を示す図である。車両用動力伝達装置は、駆動源に接続された入力軸の回転を変速して出力軸に伝達する無段変速機1を有する。無段変速機1は、図示省略した内燃機関であるエンジンや電動機等の車両用駆動源からの回転動力を受けることで入力中心軸線P1を中心に回転する中空の入力軸2と、入力軸2に平行に配置され、図外のデファレンシャルギヤやプロペラシャフト等を介して車両の駆動輪(図示省略)に回転動力を伝達させる出力軸3と、入力軸2に設けられた偏心機構4とを備える。
各偏心機構4は、固定ディスク5(偏心カム)と、揺動ディスク6(偏心部材)とで構成される。揺動ディスク6(偏心部材)は固定ディスク5(偏心カム)の外周に相対回転自在に嵌合するリングギヤが形成されている。固定ディスク5(偏心カム)は入力軸2と一体に設けられている。固定ディスク5は円盤状であり、入力中心軸線P1から偏心して入力軸2と一体的に回転するように入力軸2に2個1組で夫々設けられている。各偏心機構4の1組の固定ディスク5は、夫々位相を60度異ならせて、6組の固定ディスク5で入力軸2の周方向を一回りするように配置されている。また、各1組の固定ディスク5には、固定ディスク5を受け入れる受入孔6aを備える円盤状の揺動ディスク6が偏心させて回転自在に外嵌されている。固定ディスク5の中心点をP2、揺動ディスク6の中心点をP3とする。揺動ディスク6は、入力中心軸線P1と中心点P2の距離Raと、中心点P2と中心点P3の距離Rbとが同一となるように、固定ディスク5に対して偏心している。
揺動ディスク6の受入孔6aには、1組の固定ディスク5の間に内歯6bが設けられている。入力軸2には、1組の固定ディスク5の間に、固定ディスク5の偏心方向に対向する個所に内周面と外周面とを連通させる切欠孔2aが形成されている。
入力軸2は、入力軸用ベアリング2bを介して変速機ケース1aに軸支される。入力軸用ベアリング2bは、変速機ケース1aに設けられた孔に圧入されている。入力軸2は、入力軸用ベアリング2bに圧入されている。尚、入力軸用ベアリング2b又は入力軸2は、変速機ケース1a又は入力軸用ベアリング2bに対して微小の隙間を存するように嵌合させてもよいが、圧入すればガタを防止でき、無段変速機1の変速比の調節精度が向上される。
中空の入力軸2内には、入力軸2と同心に配置され、揺動ディスク6と対応する個所に外歯7a(ピ二オン)を備えるピニオンシャフト7(変速軸)が入力軸2と同軸に相対回転自在となるように配置されている。ピニオンシャフト7の外歯7aは、入力軸2の切欠孔2aを介して、揺動ディスク6の内歯6bと噛合する。
ピニオンシャフト7には、差動機構8が接続されている。差動機構8は、遊星歯車機構で構成されており、サンギヤ9と、入力軸2に連結された第1リングギヤ10と、ピニオンシャフト7に連結された第2リングギヤ11と、サンギヤ9及び第1リングギヤ10と噛合する大径部12aと、第2リングギヤ11と噛合する小径部12bとからなる段付きピニオン12を自転及び公転自在に軸支するキャリア13とを備える。
サンギヤ9には、ピニオンシャフト7用の電動機からなる駆動源14の回転軸14aが連結されている。駆動源14の回転速度を入力軸2の回転速度と同一にすると、サンギヤ9と第1リングギヤ10とが同一速度で回転することとなり、サンギヤ9、第1リングギヤ10、第2リングギヤ11及びキャリア13の4つの要素が相対回転不能なロック状態となって、第2リングギヤ11と連結するピニオンシャフト7が入力軸2と同一速度で回転する。
駆動源14の回転速度を入力軸2の回転速度よりも遅くすると、サンギヤ9の回転数をNs、第1リングギヤ10の回転数をNr1、サンギヤ9と第1リングギヤ10のギヤ比(第1リングギヤ10の歯数/サンギヤ9の歯数)をjとして、キャリア13の回転数が(j・Nr1+Ns)/(j+1)となる。そして、サンギヤ9と第2リングギヤ11のギヤ比((第2リングギヤ11の歯数/サンギヤ9の歯数)×(段付きピニオン12の大径部12aの歯数/小径部12bの歯数))をkとすると、第2リングギヤ11の回転数が{j(k+1)Nr1+(k−j)Ns}/{k(j+1)}となる。
固定ディスク5が固定された入力軸2の回転速度とピニオンシャフト7の回転速度とが同一である場合には、揺動ディスク6は固定ディスク5と共に一体に回転する。入力軸2の回転速度とピニオンシャフト7の回転速度とに差がある場合には、揺動ディスク6は固定ディスク5の中心点P2を中心に固定ディスク5の周縁を回転する。
図2に示すように、揺動ディスク6は、固定ディスク5に対して距離Raと距離Rbとが同一となるように偏心されているため、揺動ディスク6の中心点P3を入力中心軸線P1と同一軸線上に位置するようにして、入力中心軸線P1と中心点P3との距離、即ち偏心量R1を「0」とすることもできる。揺動ディスク6の外周側には、コネクティングロッド15の大径環状部15aの内周側が、ニードルベアリング16を介して回転自在に外嵌されている。ニードルベアリング16の外輪は大径環状部15a(リング部)の円形開口の内周側に構成され、ニードルベアリング16の内輪は、揺動ディスク6の外周側に構成される。コネクティングロッド15は、一方の端部(入力軸側の端部)に大径の円形開口を有する大径環状部15a(リング部)が構成され、他方の端部に大径環状部15aの径よりも小径の小径環状部15bを備える。出力軸3には、一方向回転阻止機構としての一方向クラッチ17(ワンウェイクラッチ)を介して、揺動リンク18がコネクティングロッド15に対応させて6個設けられている。
揺動リンク18は、環状に形成されており、その上方には、コネクティングロッド15の小径環状部15bに連結される揺動端部18aが設けられている。揺動端部18aには、小径環状部15bを軸方向で挟み込むように突出した一対の突片18bが設けられている。一対の突片18bには、小径環状部15bの内径に対応する貫通孔18cが穿設されている。貫通孔18c及び小径環状部15bには、連結ピン19が挿入されている。これにより、コネクティングロッド15とワンウェイクラッチのアウター部材である揺動リンク18とが連結される。
無段変速機1は変速比制御部を備え、入力軸と同軸に配置され、変速アクチュエータにより回転する変速軸を入力軸に対して相対回転させて偏心カムに対する偏心部材の位相を変化させることで、入力軸の軸線からの偏心部材の偏心量を変化させて変速比を変更する。
図2に示すように、偏心機構4、コネクティングロッド15、揺動リンク18は四節リンク機構20を構成する。本実施形態の車両用動力伝達装置は合計6個の四節リンク機構20を備えている。偏心量R1が「0」でないときに、入力軸2を回転させると共に、ピニオンシャフト7を入力軸2と同一速度で回転させると、各コネクティングロッド15が、60度ずつ位相を変えながら偏心量R1に基づき入力軸2と出力軸3との間で出力軸3側に押したり入力軸2側に引いたりを交互に繰り返す。変速比制御部は偏心量を変更することで、変速比の変更制御を行う。
コネクティングロッド15の小径環状部15bは、出力軸3に一方向クラッチ17を介して設けられた揺動リンク18に連結されているため、押し方向側又は引張り方向側の何れか一方に揺動リンク18が回転するときだけ、出力軸3が回転し、揺動リンク18が他方に回転するときには、出力軸3に揺動リンク18の揺動運動の力が伝達されず、揺動リンク18が空回りする。各偏心機構4は、60度毎に位相を変えて配置されているため、出力軸3は各偏心機構4によって順に回転させられる。
ここで、本実施形態に係る車両用動力伝達装置で用いられる軸受の構成について説明する。図1に示すように揺動ディスク6の外周面側とコネクティングロッド15の大径環状部15a(リング部)の円形開口の内周側との間には、ニードルベアリング16が設けられている。また、各偏心機構4を構成する固定ディスク5の外周面と揺動ディスク6の内周面との間には、図1に示すように偏心機構用のニードルベアリング21が設けられている。本実施形態に係る軸受として、ニードルベアリングの構成を図3に基づいて詳細に説明する。尚、ニードルベアリング21の構成を例示的に説明するが、揺動ディスク6の外周面側とコネクティングロッド15の大径環状部15a(リング部)の円形開口の内周側との間に設けられているニードルベアリング16や、入力軸用ベアリング2b等についても同様に以下に説明する構成を適用することは可能である。
ニードルベアリング21は、図3(A)〜(D)に示すように、円柱状の「ころ」からなる複数の転動体21aと、複数の転動体21aを互いに一定の間隔で保持する保持器23と、外輪24と、内輪25で構成される。内輪25は外輪24の内部に同軸に配置されている。転動体21aは、外輪24の内周面および内輪25の外周部の間に配置されている。保持器23は、外輪24の内周面もしくは内輪25の外周面と接触する接触部を備える。
図3(A)、(B)に示す接触部23aは外輪24の内周面と接触する接触部を例示すものであり、図3(C)、(D)に示す接触部23bは、内輪25の外周面と接触する接触部23bを例示するものである。
接触部23aおよび23bは突起形状を有しており、この突起形状は、保持器23表面に対して異なる傾斜角度をもって構成されている。接触部23aおよび接触部23bの突起形状は第1傾斜面23eと第2傾斜面23fを有する。保持器23表面に対して第1傾斜面23eの傾斜角度はθ1(第1傾斜角)であり、保持器23表面に対して第2傾斜面23fの傾斜角度は、θ1と異なるθ2(第2傾斜角)として構成されている。このように傾斜角度を変えることにより、外輪24もしくは内輪25の回転方向が一方方向の時と他方方向の時とで、接触部との摩擦(摩擦抵抗)が異なるように構成することができる。
図3(A)、(B)は、接触部23aが外輪24の内周面と接触する構成を示す図である。例えば、接触部23aの傾斜角度の関係がθ1>θ2の場合に、外輪24の内周面に対する接触部23aの突っ張りによる摩擦(摩擦抵抗)により、保持器23は矢印A方向には動きにくく、矢印B方向に動きやすくなる。
一方、図3(C)、(D)は、接触部23bが内輪25の外周面と接触する構成を示す図である。例えば、傾斜角度の関係がθ1>θ2の場合に、内輪25の外周面に対する接触部23bの突っ張りによる摩擦(摩擦抵抗)により、保持器23は矢印A方向には動きやすく、矢印B方向に動きにくくなる。
次に、ニードルベアリング21の動作について図4、図5を用いて説明する。図4、図5に示す接触部23a、23bは、外輪24もしくは内輪25の回転方向に応じて異なる摩擦(摩擦抵抗)を発生させるための構成として、異なる傾斜角度を持つ傾斜面を有する。
図4(A)および図4(B)は、接触部23aが外輪24の内周面と接触する構成におけるニードルベアリング21の動作を示す図である。図4(A)において、外輪24が矢印A方向に回転すると、外輪24は転動体21aを転がし、転動体21aが保持器23を回す。この動きは通常のニードルベアリングの動作である。一方、図4(B)において、外輪24が矢印B方向に回転すると、接触部23aの突っ張りによる摩擦(摩擦抵抗)の作用により接触部23aが外輪24の内周面に引っかかって、外輪24が保持器23を回転させる。外輪24は転動体21aを転がすとともに、外輪24によって回転した保持器23は転動体21aを内輪25の外周面に沿った円周方向に押す。このように、外輪24が一方方向(矢印A方向)に回転する際には、転動体21aは回転動作を行い、外輪24が一方方向に対して逆の他方向(矢印B方向)に回転する際には、転動体21aは回転動作とともに、内輪25の外周面上をスリップして移動する並進動作を行う。このような動作を繰り返すことにより、内外輪の微小な差回転を利用して、転動体21aの位置を少しずつ変えることができ、転動体の特定の部位の摩耗を回避することができる。 図5(A)および図5(B)は、接触部23bが内輪25の外周面と接触する構成を示す図である。図5(A)において、外輪24が一方方向(矢印A方向)に回転しても、接触部23bの突っ張りによる摩擦(摩擦抵抗)の作用により、接触部23bが内輪25の外周面に引っかかるため保持器23は動きにくい。このため、保持器23と接触する転動体21aの回転は抑制され、転動体21aは外輪24の内周面上をスリップする。
一方、図5(B)において、外輪24が一方方向に対して逆の他方方向(矢印B方向)に回転すると、外輪24は転動体21aを転がし、転動体21aが保持器23を回す。この動きは通常のニードルベアリングの動作である。図5(A)における動作により転動体21aはスリップし、図5(B)における動作により転動体21aは回転運動する。このような動作を繰り返すことにより、内外輪の微小な差回転を利用して、転動体21aの位置を少しずつ変えることができ、転動体の特定の部位の摩耗を回避することができる。尚、図4、図5の例では外輪24が回転する例を説明したが、内輪25が回転する場合であっても、同様の効果を得ることができる。
本実施形態の軸受によれば、レシオ保持の運転状況においても、内外輪の微小な差回転を利用して、転動体の位置を少しずつ変えていき、特定の部位の摩耗を回避することが可能になる。また、大きな遠心力が作用する実施形態にかかる車両用動力伝達装置の軸受において、フレッティング摩耗を防止することが可能になる。
(第2実施形態)
外輪24もしくは内輪25の回転方向に応じて異なる摩擦(摩擦抵抗)を発生させる構成として、図3〜図5に示す例では、異なる傾斜角度を持つ傾斜面により構成される接触部の形状を説明した。外輪24もしくは内輪25の回転方向に応じて異なる摩擦(摩擦抵抗)を発生させる構成としては、接触部の形状に限定されるものではなく、摩擦係数を変えることにより接触部を構成してもよい。
図6は第2実施形態にかかる軸受を構成する接触部23cの構成を示す図である。本実施形態の接触部23cは、異なる摩擦係数を有する複数の摩擦係数部材が、外輪24または内輪25と接触する部位に形成されている。
図6(A)は接触部23cの構成を示す図であり、ニードルベアリング21は、図6(A)に示すように、円柱状の「ころ」からなる複数の転動体21aと、複数の転動体21aを互いに一定の間隔で保持する保持器23と、外輪24と、内輪25で構成される。内輪25は外輪24の内部に同軸に配置されている。転動体21aは、外輪24の内周面および内輪25の外周部の間に配置されている。保持器23は、外輪24の内周面もしくは内輪25の外周面と接触する接触部23cを備える。
図6(B)は、接触部23cの先端部を拡大した状態を示す図である。外輪24もしくは内輪25を一方方向(例えば、反時計回り方向)に回転させたときに、外輪24もしくは内輪25と接触する部分に第1の摩擦係数を有する第1摩擦係数部材61が接触部23cの先端部に形成されている。また、外輪24もしくは内輪25を一方方向とは逆の他方方向(例えば、時計方向回り方向)に回転させたときに、外輪24もしくは内輪25と接触する部分に第1の摩擦係数とは異なる第2の摩擦係数を有する第2摩擦係数部材62が接触部23cの先端部に形成されている。この構成によれば、外輪24もしくは内輪25の回転方向が一方方向の時、外輪24の内周面もしくは内輪25の外周面は、第1の摩擦係数部材に接触する。また、外輪24もしくは内輪25の回転方向が他方方向の時、外輪24の内周面もしくは内輪25の外周面は、第2の摩擦係数部材に接触する。第1の摩擦係数と第2の摩擦係数との関係を、例えば、第1の摩擦係数>第2の摩擦係数とすれば、先に説明した第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
本実施形態の軸受によれば、レシオ保持の運転状況においても、内外輪の微小な差回転を利用して、転動体の位置を少しずつ変えていき、特定の部位の摩耗を回避することが可能になる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。例えば、本発明の軸受は実施の形態のニードルベアリングに限定されず、ボールベアリング、ローラベアリング等の任意のベアリングであっても良い。

Claims (7)

  1. 外輪と、外輪の内部に外輪と同軸に配置された内輪と、外輪の内周面および内輪の外周面の間に配置された複数の転動体と、複数の転動体を保持する保持器と、を備えるにおいて、
    前記保持器は、
    前記外輪の内周面もしくは前記内輪の外周面と接触する接触部を備え、
    前記接触部は突起形状を有し、
    前記突起形状の表面には、第1の摩擦係数を有する第1の摩擦係数部材と、前記第1の摩擦係数と異なる第2の摩擦係数を有する第2の摩擦係数部材と、が形成されており、
    前記外輪もしくは前記内輪の回転方向が一方方向の時、前記外輪の内周面もしくは前記内輪の外周面は、前記第1の摩擦係数部材に接触し、
    前記外輪もしくは前記内輪の回転方向が他方方向の時、前記外輪の内周面もしくは前記内輪の外周面は、前記第2の摩擦係数部材に接触する
    ことを特徴とする軸受。
  2. 前記接触部は突起形状を有し、
    前記突起形状は、前記保持器の表面に対して第1傾斜角を有する第1傾斜面と、前記第1傾斜角と異なる第2傾斜角を有する第2傾斜面と、を備え、
    前記外輪もしくは前記内輪の回転方向が一方方向の時、前記外輪の内周面もしくは前記内輪の外周面は、前記第1傾斜面に接触し、
    前記外輪もしくは前記内輪の回転方向が他方方向の時、前記外輪の内周面もしくは前記内輪の外周面は、前記第2傾斜面に接触する
    ことを特徴とする請求項1に記載の軸受。
  3. 前記接触部が有する前記第2傾斜面の前記第2傾斜角は前記第1傾斜角よりも小さい角度であることを特徴とする請求項2に記載の軸受。
  4. 前記接触部に形成されている前記第2の摩擦係数部材の前記第2の摩擦係数は前記第1の摩擦係数よりも小さいことを特徴とする請求項に記載の軸受。
  5. 前記接触部は前記外輪の内周面と接触することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の軸受。
  6. 前記接触部は前記内輪の外周面と接触することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の軸受。
  7. 駆動源に接続された入力軸の回転を変速して出力軸に伝達する無段変速機を有する車両用動力伝達装置において、
    前記無段変速機が、
    前記入力軸と一体に設けられた偏心カムと、
    前記偏心カムの外周に相対回転自在に嵌合するリングギヤが形成された偏心部材と、
    前記入力軸と同軸に配置され、変速アクチュエータにより回転する変速軸と、
    前記変速軸に設けられ、前記リングギヤに噛合うピ二オンと、
    前記出力軸に設けられたワンウェイクラッチと、
    前記偏心部材および前記ワンウェイクラッチのアウター部材に接続されて往復運動するコネクティングロッドと、
    前記変速軸を前記入力軸に対して相対回転させて前記偏心カムに対する前記偏心部材の位相を変化させることで、前記入力軸の軸線からの前記偏心部材の偏心量を変化させて変速比を変更する変速比制御手段と、を備え、
    前記コネクティングロッドの入力軸側の端部には、円形開口を有するリング部が構成され、前記偏心部材の外周面は前記リング部の前記円形開口の内周面と、請求項1乃至のいずれか1項に記載の軸受を介して嵌合され、
    前記軸受の外輪は前記リング部の円形開口の内周側に構成され、
    前記軸受の内輪は、前記偏心部材の外周側に構成される
    ことを特徴とする車両用動力伝達装置。
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