JPH024Y2 - - Google Patents

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JPH024Y2
JPH024Y2 JP13506082U JP13506082U JPH024Y2 JP H024 Y2 JPH024 Y2 JP H024Y2 JP 13506082 U JP13506082 U JP 13506082U JP 13506082 U JP13506082 U JP 13506082U JP H024 Y2 JPH024 Y2 JP H024Y2
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JP
Japan
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arm
hydraulic
lift
rotation shaft
hydraulic cylinder
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JP13506082U
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JPS5938704U (ja
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  • Harvester Elements (AREA)
  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は小形の農用トラクターにおいて、腹
部・後部等にモアー装置を装着し、芝生等の刈取
りを行うモアトラクターの作業機昇降用油圧装置
に関するものである。
(ロ) 従来技術 このような農用トラクターは馬力も小さく、一
度に腹部にも後部にも作業機を装着して刈取作業
を行うことは難しく、どちらかにロータリーモア
ー装置を装着したのち、そのままで腹部と後部を
つけかえる等ということもなく、耐久年限いつぱ
いにその装着状態で使われることが多いのであ
る。
しかし、どちらかにロータリーモアーを装着す
るか伴らないので農用トラクターとしてはミツド
マウント、リアマウントの両者を考慮してどちら
の場合にも油圧装置にて上下昇降操作可能として
おく必要があるのである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案は油圧シリンダーは一本で、アームとリ
ンクによりモアリフトアームも、リアリフトアー
ムもどちらも回動可能とし、アーム、リンク間の
ピンを外せば不必要なリフトアームの回動を停止
してしまうことができるのである。
又、腹部にも、後部にも両方に装着した場合に
必要な方だけを使用し、不必要なモアーは駆動も
しないし、上下回動もしないようにすることがで
きて、多様な使い方のできる農用トラクターの油
圧装置となるのである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的
を達成する為の構成を説明すると。
機体フレーム10の腹部に支持した前部回動軸
38にモアリフトアーム22を枢支し、後部に支
持した後部回動軸25にリアリフトアーム18を
枢支した農用トラクターにおいて、前部回動軸3
8と後部回動軸25の間に1本の油圧シリンダー
6を配置し、該油圧シリンダー6の伸縮により前
部回動軸38と後部回動軸25を回動させるべく
アーム21,39とリンク20を介装し、油圧シ
リンダー6とアームとリンクの間を係止するピン
40,44の挿抜により、モアリフトアーム22
のみ、リアリフトアーム18のみ、両リフトアー
ム22,18の回動を可能としたものである。
(ホ) 実施例 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に
添付の図面に示した実施例の構成を説明すると。
第1図は農用トラクターの油圧装置の側面全体
図、第2図は同じく機体フレームと油圧装置の関
係を示す平面図、第3図はダツシユボードとフエ
ンダー部付近の拡大側面図、第4図は同じく平面
図、第5図はリフトアームと油圧シリンダー近辺
の後面図、第6図は作動油タンクとリフトレバー
部の側面図、第7図は同じく後面断面図、第8図
は本油圧装置の油圧回路図である。
第1図、第2図、第3図、第4図、第5図にお
いて、農用トラクターは機体の前端から後端ま
で、枠形に構成した機体フレーム10を機体支持
部材としている。
機体フレーム10は左右の機体フレーム10
L,10Rを主要構成部品としている。該機体フ
レーム10上の前部にエンジンEを防振ゴムを介
して浮かせて支持している。
エンジンEの前部へフロントPTOプーリー3
6を突設駆動している。エンジンEの後面にはク
ラツチハウジング14が固設され、クラツチハウ
ジング14はエンジンEと共に防振ゴムにて浮か
せて支持されている。
機体フレーム10の後部にはミツシヨンケース
11が機体フレーム10の左右フレーム10L,
10Rに挟まれるように固設されており、その上
にフエンダー12が機体フレーム10に立設され
ている。
フエンダー12の左右が前方下方へ突出され、
ステツプ13に連結されている。前部のエンジン
Eの上にボンネツト1が被覆され、ボンネツト1
の後部はダツシユボード2で閉じられている。エ
ンジンEの側面にエンジンEから駆動される油圧
ポンプ3が固設され、ダツシユボード2の前部の
ボンネツト1内に油圧装置の作動油タンク4が配
置されている。
クラツチハウジング14は防振ゴムで支持され
ていて振動で上下するので他の部品を固定するこ
とはできず、機体フレーム10からコの字形の支
持台17を立設し、その上に逆コの字形の作動油
タンク基台19を設けて、これに作動油タンク4
を固設している。そして作動油タンク4の側面蓋
体5に油圧バルブ装置Vを付設している。
作動油タンク4より油圧ポンプ3へ大径のフレ
キシブルパイプより成る吸引パイプ9が連結さ
れ、油圧ポンプ3より作動油タンク4の蓋体5に
付設された油圧バルブ装置Vへ高圧パイプ7が連
結されている。
油圧バルブ装置Vを操作するリフトレバー15
がダツシユボードの右側に突出されている。油圧
バルブ装置Vで制御された圧油が高圧パイプ8に
てミツシヨンケース11、側面上部の油圧シリン
ダー6へ連結されている。16は高圧パイプ8の
止め金具である。
第5図に示す如く、機体フレーム10の後端上
に回動軸25が枢支され、該回動軸25に左右の
リアリフトアーム18L,18Rが固設されてい
る。又、同じく回動軸25に回動アーム24が遊
嵌されている。回動アーム24はリンク20を介
して、アーム21に枢結されており、アーム21
は油圧シリンダー6の伸長により回動する。
アーム21は前部回動軸38に固定されてお
り、該前部回動軸38に固設されたモアリフトア
ーム22L,22Rを上下回動させる。
油圧シリンダー6と油圧装置はオプシヨンであ
り、これらを装着しない場合には手動昇降レバー
にてアーム21を回動させるのである。
本実施例では手動昇降レバーは図示されていな
い。
モアリフトアーム22L,22Rは前部回動軸
38に固設されており、更にもう一本アーム39
が前部回動軸38から突設されている。このアー
ム39とアーム21とをピン40で同時に、油圧
シリンダー6に枢結されている。
故にこのピン40をアーム39部から抜いてア
ーム21のみに枢結することにより、モアリフト
アーム22の回動を中止させることができる。
又、逆にリンク20の前部又は後部のピン4
2,41を抜くことにより、後部の他の作業機用
のリアリフトアーム18の回動を停止させること
もできるのである。
又、回動アーム24とリアリフトアーム18L
のピン44を抜いてもよいのである。
第5図において、支台26は後部の回動軸25
の枢支筒43の支台であり、該支台26からはト
ツプリンクヒツチ23も突出されている。
支台26は機体フレーム10上に固設されてい
る。
第5図、第7図において、作動油タンク4の右
面に蓋体5が固設されている。4aは作動油タン
ク4のキヤツプである。
蓋体5の作動油タンク4内面側に油圧バルブ装
置Vが固設され、その下にフイルター34が固設
されている。大径のフレキシブルパイプによりな
る吸引パイプ9はここから突出するパイプ9aに
連結されて、油圧ポンプ3に作動油を供給してい
る。そして、油圧ポンプ3にて高圧化された圧油
が高圧パイプ7にて蓋体5の圧油口7aへ送られ
てくる。そして油圧バルブ装置V内で制御されて
高圧パイプ8より油圧シリンダー6へ送られる。
油圧バルブ装置Vのロータリースプールをアー
ム27が動かし、アーム27はリンク28を介し
てリフトレバー15と一体化された作動アーム2
9に連結されている。
油圧バルブ装置Vが、リフトレバー15を放す
と直ちに中立位置へ戻るように中立位置保持機構
が上げアーム32と下げアーム31により構成さ
れている。
作動アーム29は第7図の如く、中途でクラン
ク曲げ部29aが構成されており、リフトレバー
15を回動すると作動アームが回動するが、その
回動により上げ方向の回動の場合には上げアーム
32をつれて下方へ回動し、下げ方向へ回動する
場合には下げアーム31をつれて上方へ回動する
のである。上げアーム32、下げアーム31は中
央の固定ピン33でそれ以上内側への回動を阻止
されており、両アーム32,31間に架設された
戻しバネ30が、一方のアームの外方への回動を
固定ピン33側へ戻すように働くのである。
故にリフトレバー15を上げ方向へ操作した後
でリフトレバー15を放すと、作動アーム29が
上げアーム32と戻しバネ30により戻されて、
上げアーム32が固定ピン33で係止されて作動
アーム29が中立位置へくるまで回動するのであ
る。
同じくリフトレバー15を下げ方向に操作した
後でリフトレバー15を放すと、作動アーム29
が下げアーム31と戻しバネ30により中立位置
へ戻されるのである。35は下げ方向のリフトレ
バーの回動ストツパーピンであり、上げ方向の回
動は支持台17の上面にストツパーを兼ねてい
る。リフトレバー15及び中立位置保持機構は、
作動油タンク基台19に構成されている。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したことにより、次の
ような効果を奏するものである。
第1に、ロータリーモアー装置を腹部のみにつ
ける場合、後部のみにつける場合には他方のリフ
トアームの無駄な回動を停止させることができ、
両方に装着しながら一方のモアーのみを使用する
場合には、他方を回動不能とすることができ無駄
な馬力を費せずにすみ、一台の農用トラクターで
腹部にも、後部にも作業機を装着できる上に、一
本の油圧シリンダーで2台の作業機を上下できる
ので使用範囲の広いトラクターとすることができ
たものである。
第2に、油圧式の昇降装置をとり除いて、手動
レバーによる作業機昇降装置とする場合にも同じ
アームとリンクを使用して手動回動レバーと連動
させ、腹部のみ、後部のみの作業機を上下させる
こともできるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は農用トラクターの油圧装置の側面全体
図、第2図は同じく機体フレームと油圧装置の関
係を示す平面図、第3図はダツシユボードとフエ
ンダー部付近の拡大側面図、第4図は同じく平面
図、第5図は後部リフトアームと油圧シリンダー
近辺の後面図、第6図は作動油タンクとリフトレ
バー部の側面図、第7図は同じく後面断面図、第
8図は本件油圧装置の油圧回路図である。 6……油圧シリンダー、18……リアリフトア
ーム、22……モアリフトアーム、40,41,
42,44……ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機体フレーム10の腹部に支持した前部回動軸
    38にモアリフトアーム22を枢支し、後部に支
    持した後部回動軸25にリアリフトアーム18を
    枢支した農用トラクターにおいて、前部回動軸3
    8と後部回動軸25の間に1本の油圧シリンダー
    6を配置し、該油圧シリンダー6の伸縮により前
    部回動軸38と後部回動軸25を回動させるべく
    アーム21,39とリンク20を介装し、油圧シ
    リンダー6とアームとリンクの間を係止するピン
    40,41,42,44の挿抜により、モアリフ
    トアーム22のみ、リアリフトアーム18のみ、
    両リフトアーム22,18の回動を可能としたこ
    とを特徴とする農用トラクターの油圧装置。
JP13506082U 1982-09-06 1982-09-06 農用トラクタ−の油圧装置 Granted JPS5938704U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13506082U JPS5938704U (ja) 1982-09-06 1982-09-06 農用トラクタ−の油圧装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP13506082U JPS5938704U (ja) 1982-09-06 1982-09-06 農用トラクタ−の油圧装置

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Publication Number Publication Date
JPS5938704U JPS5938704U (ja) 1984-03-12
JPH024Y2 true JPH024Y2 (ja) 1990-01-05

Family

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JP13506082U Granted JPS5938704U (ja) 1982-09-06 1982-09-06 農用トラクタ−の油圧装置

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