JPH0249739B2 - Matsusaajiki - Google Patents

Matsusaajiki

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JPH0249739B2
JPH0249739B2 JP5964887A JP5964887A JPH0249739B2 JP H0249739 B2 JPH0249739 B2 JP H0249739B2 JP 5964887 A JP5964887 A JP 5964887A JP 5964887 A JP5964887 A JP 5964887A JP H0249739 B2 JPH0249739 B2 JP H0249739B2
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JP
Japan
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treatment element
arm
pine
shaft
width
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JP5964887A
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Kazumi Ookawa
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【技術分野】
本発明は少なくとも偏心または傾斜した内輪に
対して遊転自在とされている外輪より突設したア
ームに施療子を設けているマツサージ機に関する
ものである。
【背景技術】
回転駆動される主軸に間隔をおいて取り付けら
れる一対の輪状のものを施療子としたマツサージ
機が米国特許第3633571号明細書にて知られてい
る。主軸に対して偏心且つ傾斜した状態で取り付
けられた上記施療子は、主軸の回転によつてマツ
サージ動作を行なう。ところが、このような形状
の施療子であると、主軸からの施療子の突出量
は、施療子の外径と偏心量のみによつて定まつて
しまい、外径を大きくすると、施療子外面の曲率
が小さくなつて身体との接触面積が大きくなるた
めに、「つぼ」を押さえるといういわゆるポイン
トマツサージが得られないという問題を有してお
り、偏心量を大きくするにしてもこれは外径によ
り制限を受けるために、やはり同様である。従つ
て、ポイントマツサージを得られる外径に設定さ
れている施療子によつて、首の側面や肩をマツサ
ージしようとすると、主軸が首の後部にあたつて
しまい、十分なマツサージを得られないものであ
つた。 ここにおいて、実公昭60−21061号公報には、
主軸に偏心且つ傾斜した状態で取り付けられてい
る内輪に外輪を遊転自在に装着するとともに、先
端に施療子が設けられているとともに中程が自在
継手を介してリンクに連結されているアームの基
端を外輪に連結したものが開示されている。外輪
の内輪に対する遊転範囲が自在継手とリンクとを
介して規制されたものとなつているこのマツサー
ジ機では、主軸を回転駆動した場合、前記従来例
における外輪が使用者に対して与えるマツサージ
動作とほぼ同じ動作をアーム先端の施療子が行う
ものであり、そしてアームの長さには別段制限が
ないために、ポイントマツサージと肩に対するマ
ツサージとの両者を共に満足することができる構
成となつている。しかも、ここで示されたもので
は、アームの中程を自在継手とリンクとを介して
偏心回転部材に連結していることから、偏心回転
部材を回転させた場合、アームに揺動運動を行わ
せることができ、これによつて施療子にたたきマ
ツサージに類した動作を行わせることができるも
のであり、マツサージ機として非常に優れたもの
となつている。 しかしながら、上記公報に示されたものでは、
マツサージ機として求められる幅調整機能や、強
弱調整機能がなく、実使用において使用者に適し
たマツサージを行えないという問題がある。
【発明の目的】
本発明はこのような点に鑑み為されたものであ
り、その目的とするところはポイントマツサージ
を行なうことができる施療子によつて、たたきマ
ツサージも行える上に、強弱調節あるいは幅調整
も、的確に行うことができるマツサージ機を提供
するにある。
【発明の開示】
しかして本発明は、主軸に少なくとも偏心また
は傾射したものとして取り付けられた内輪と、こ
の内輪の外周に遊転自在に装着された外輪と、ア
ームを介して外輪に取り付けられた施療子と、外
輪を内輪の回りに所定角度範囲内で往復回動させ
てアームに設けられた施療子にたたき動作を行わ
せる揺動駆動手段とを備えるとともに、施療子の
主軸軸方向における位置を変更する幅調整手段も
しくは主軸軸回りの揺動領域を変更する強弱調整
手段と、幅調整手段もしくは強弱調整手段の動作
を上記揺動駆動手段の動作に優先させて、幅調整
もしくは強弱調整の際にたたき動作を中断させる
制御手段とを備えていることに特徴を有して、ア
ーム先端の施療子にたたきマツサージを行わせる
ことができる上に、幅調整あるいは強弱調整を行
なわせることができるようにするとともに、たた
きマツサージ中の幅調整あるいは強弱調整は、た
たきマツサージを中断した状態でなされるように
したものである。 以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
る。このマツサージ機は、椅子の背もたれやベツ
ド等の施療台内に組み込まれるものであるが、図
示例では第7図に示すように、椅子のリクライニ
ング自在とされている背もたれ内に組み込むもの
を示している。この椅子はパイプで枠組みした下
部枠81に座部82とひじ掛け83とを設けると
ともに、背もたれ84のフレーム85の下部を下
部枠81に枢着し、フレーム85の下端と下部枠
81間にガススプリング86を取り付けて、ひじ
掛け83側面に設けたレバー87の操作によるガ
ススプリング86の伸縮で背もたれ84をリクラ
イニングさせ得るようにしたもので、背もたれ8
4の両側フレーム85には夫々断面コ字型で開口
面が対向する一対のレール90,90が固着され
ている。また背もたれ84の上端にはヘツドレス
ト88が設けられ、背もたれ84の前面にヘツド
レスト88に至るまで設けられているカバーシー
トの背面両側には、支持帯89が上下方向に夫々
配設されている。前記一対のレール90,90の
開口縁には夫々ラツク91,91が長手方向に沿
つて固着されており、両レール90,90間にこ
のレール90内を転動するころ18と、ラツク9
1に噛み合うピニオン17とを備えているマツサ
ージ機が架設されている。 マツサージ機は、第1図に示すように、一端に
モータブロツク20を、他端に減速機ブロツク1
9を備えて、これら両ブロツク20,19から上
記ころ18や回転駆動されるピニオン17を突設
したもので、両ブロツク20,19間には主軸1
とねじ軸14と補助軸13とが架設されている。
そして両ブロツク20,19によつて両端が支持
されている補助軸13には、この補助軸13に対
して回転自在とされている一対の回転板15,1
5を介して、主軸1やねじ軸14並びに補助軸1
3と平行な回転軸12が取り付けられて、補助軸
13のまわりを回転軸12が回転自在となるよう
にされている。一対の回転板15,15で両端が
支持されているとともに回転板15に対して回転
自在とされている回転軸12は、偏心方向が互い
に逆とされている一対のクランク軸12a,12
bを軸方向につないだものとして形成されて偏心
部材7として機能するものであり、両端の非偏心
部12d,12eが回転板15で支持されてい
る。 モータブロツク20に納められたモータは、主
軸1、ねじ軸14、回転軸12、ピニオン17の
各回転駆動を行なう他、補助軸13のまわりの回
転軸12の回転駆動を行なう。すなわち、モータ
ブロツク20の下方に突出するモータの出力軸に
装着されたプーリ28に、減速機ブロツク19外
面に配設された被駆動軸31がベルト29とプー
リ30とを介して接続されており、また被駆動軸
31と減速機ブロツク19内の減速機構部とが、
クラツチ33と、プーリ34,36及びベルト3
5とで接続されている。減速機ブロツク19内の
減速機構部(図示せず)は、減速部と、複数のク
ラツチ部とで構成されており、クラツチ33が接
続されている際、主軸1、ねじ軸14、あるいは
ピニオン17にモータ出力を選択的に伝達する。
また被駆動軸31にはクラツチ32とプーリ3
7、ベルト38、プーリ39、ウオーム40とを
介して、補助軸13に装着されたウオームホイー
ル41が接続されており、ウオームホイール41
と一体のギア42が回転軸12の非偏心部12d
に固着されたギア43に噛み合つている。クラツ
チ32が接続されると、モータ出力は上記の各部
材を介して回転軸12に伝えられ、回転軸12は
その軸まわりの回転を行なう。 更にモータブロツク20の外面には、プーリ2
1,23とベルト22とクラツチ24とを介して
モータに接続された送りねじ25が配設されてお
り、この送りねじ25に螺合する送りナツト26
と、前記一対の回転板15,15のうちの一方と
がリンク16にて連結されている。送りねじ25
がモータ出力で回転する時、送りねじ25の軸方
向に移動する送りナツト26は、リンク16を介
して回転板15を動かすものであり、この結果、
回転板15で支持されている回転軸12は、補助
軸13のまわりの回転を行なう。 さて、主軸1には一対の内輪2,2が間隔をお
いて取り付けられている。両内輪2,2は主軸1
に対して同方向に同量だけ偏心し且つ互いに逆方
向に傾斜しているもので、主軸1に形成された突
条11との係合により、主軸1と共に回転するよ
うに、そして主軸1の軸方向にスライド自在とな
るようにされており、外周面には夫々外輪3,3
が遊転自在に装着されている。また各内輪2,2
における非偏心部の外周面には、夫々連結アーム
6,6の各一端が遊転自在に連結されている。内
輪2と共に主軸1の軸方向へのスライドを行なう
ようにされているこの連結アーム6は、前記ねじ
軸14と螺合している。また、各連結アーム6,
6は、ねじ軸14におけるねじ方向が逆とされて
いる部分に夫々螺合していることから、ねじ軸1
4の回転に伴なつて、両連結アーム6,6は一対
の内輪2,2を互いに接近させたり遠ざけたりす
る。 上記各外輪3,3には、夫々アーム4,4の中
程が固着されている。そして各アーム4先端の屈
曲部には、アーム4に対して遊転自在とされたロ
ーラ状の施療子5が夫々取り付けられており、一
方のアーム4の他端は、連結リンク8と球体70
とを介して回転軸12のクランク軸12aに、他
方のアーム4の他端は連結リンク8と球体70と
を介して回転軸12のクランク軸12bに連結さ
れている。ここにおける球体70は、回転軸12
に対して軸方向にスライド自在に取り付けられた
もので、連結リンク8とクランク軸12a,12
bとの係合は連結リンク8の一端で球体70をつ
つむことによりなされている。このために、連結
リンク8はクランク軸12a,12bに対して3
次元的回動が自在となつており、更に連結リンク
8他端とアーム4との連結部もボールジヨイント
44として形成されていることから、同じく3次
元的回動が自在となつている。また、回転軸12
中央部の非偏心部12cと補助軸13とが、これ
らに対して夫々遊転自在となつている連結板9に
よつて連結されている。 次に動作の概略について説明する。モータによ
つて主軸1を回転させた場合、主軸1と共に回転
する内輪2が主軸1に対して偏心且つ傾斜したも
のとなつているために、この内輪2に遊転自在に
装着されている外輪3にアーム4を介して取り付
けられた施療子5は、連結リンク8によつてアー
ム4の動きに制限が加えられていることもあつ
て、主軸1の回転に伴ない、第4図及び第5図に
示す3次元的な軌跡lを描く運動、すなわち上下
方向と主軸1の軸方向と主軸1からの突出方向と
に位置を変化させる運動を行なう。尚、第5図は
施療子5を正面から見た時の軌跡lを示してい
る。このような動きを対称に行なう一対の施療子
5,5は、使用者の背面にいわゆる「ねりもみ」
のマツサージを与える。尚、アーム4にボールジ
ヨイント44を介して連結された連結リンク8
は、内輪2の回転に伴なつて上下左右に振られる
ことになるが、連結リンク8と回転軸12とはボ
ールジヨイントを構成する球体70で連結されて
いるために、上記施療子5の動作は円滑に行なわ
れる。 モータによつて送りねじ25を回転させること
で、リンク16と回転板15とを介して、第6図
に示すように、補助軸13のまわりに回転軸12
を回転させると、これに伴なつてアーム4及び外
輪3が内輪2のまわりを回転し、そして施療子5
は使用者の背面が位置することになる正面方向へ
の突出量を変化させることから、主軸1を回転さ
せてマツサージを得るにあたり、施療子5を第6
図中に実線で示す位置においている時には、強い
「ねりもみ」のマツサージを、鎖線で示す位置に
おいている時には、弱い「ねりもみ」のマツサー
ジを行なう。強弱の調節を行なえるようになつて
いるわけである。 そして、主軸1ではなく、回転軸12を回転さ
せた場合、回転軸12の偏心部であるクランク軸
12a,12bに各アーム4が連結リンク8を介
して連結されているために、この場合には第3図
に示すように、クランク軸12a,12bの偏心
回転につれて動かされる連結リンク8が、ボール
ジヨイント44で連結されているアーム4を動か
すものであり、この時のアーム4の動きは止まつ
ている内輪2のまわりを外輪3と共に回動する動
きとなることから、アーム4先端の施療子5は、
内輪2の位置にもよるが、正面から見て、ほぼ上
下方向の直線往復運動となり、たたきマツサージ
を行なうことになる。また、偏心部材7である回
転軸12の両クランク軸12a,12bの偏心方
向が180゜逆となつているために、たたきマツサー
ジ動作は両施療子5,5において交互になされ
る。更に、前記強弱調整は、主軸1の軸回りにお
けるアーム4の揺動領域をずらすことになるため
に、このたたきマツサージに対しても、有効に働
く。もつとも、たたきマツサージ中にこの強弱調
整を行う時には、後述するように、たたきマツサ
ージがいつたん中断されるようにしてある。 尚、上記「ねりもみ」のマツサージ動作の際な
どにおいては、回転軸12の回転に伴なつて変化
する偏心方向を検出することで、両クランク軸1
2a,12bの偏心方向が特定の方向となつた状
態で、つまり、回転軸12の回転に伴なつて各々
内輪2,2の中心のまわりに揺動する対のアーム
4及び施療子5の位置が互いに等しくて「くいち
がい」のない状態とするようにしてある。回転軸
12一端の非偏心部12dに設けられているギア
43に取り付けた磁石50及び回転板15に取り
付けられて磁石50に感応することでオンとなる
リードスイツチ51は、上記回転軸12の偏心方
向を検出するためのものである。 モータによつてピニオン17を回転させた場合
には、ラツク91とピニオン17との噛み合いに
より、このマツサージ機は施療台である椅子の背
もたれ84をレール90に沿つて上下に移動す
る。従つて、施療子5の位置を上下に変えること
ができる。また、この時にはローラ状の施療子5
が人体背面に沿つて転がるために、人体背面を施
療子5がさするローリングマツサージを得ること
ができる。 更にねじ軸14を回転させた時には、第2図に
鎖線で示すように、施療子5は主軸1の軸方向に
移動し、一対の施療子5,5間の間隔を変えるた
めに、施療すべき部位が肩であるか、首であるか
等によつて、施療子5の軸方向の位置を変えるこ
とができる。尚、内輪2と偏心部材7であるクラ
ンク軸12a,12bとの位置関係は幅調整にか
かわらず一定であることから、前記従来例に記載
したものと異なつて、アーム4に設けられた施療
子5の動きも幅調整にかかわらず一定である。 そして、回転軸12をその軸まわりに回転させ
ることによるたたきマツサージ動作を、ピニオン
17の回転による移動動作と並行して実行させた
時には、施療子5が上下動しながらたたき動作を
行なう「たたきローリングマツサージ」、つまり
はたたき動作を与える部位が順次上下に変化する
マツサージを得ることができる。 施療子5にどのような動作を行なわせるかの指
示は、椅子のひじ掛けに着脱自在とされた操作器
60によつて行なう。椅子内に設置された本体制
御部や電源回路Dに接続されたこの操作器60
は、第8図に示すように、「最下部停止」、「動
作」、「停止」の3位置切換型のモードスイツチ
SW2と、「ローリング」、「部位ローリング」、「も
み上げ」、「もみ下げ」、「たたきローリング」、「部
分たたきローリング」、「たたき」の各種マツサー
ジを選択するためのプツシユオン型で動作上では
択一選択型となるスイツチSW30〜SW36で構成さ
れたスイツチSW3、施療子5の位置を上乃至下に
変更するためのスイツチSW4,SW5、両施療子
5,5の幅(ピツチ)を変更するためのスイツチ
SW6,SW7、そして回転板15の回動によるアー
ム4の主軸1まわりの角度調節によつて施療子5
のカバーシート側への突出量を調節するためのス
イツチSW8,SW9を備えるとともに、動作表示用
の発光素子L1,L2,L30〜L36と、第11図に示す
発光素子駆動回路A、並びに上記各スイツチSW2
〜SW9の操作に応じたパルスコード信号を作成し
て本体制御部へ送出する信号形成回路B1及び送
られてきたパルスコード信号を判別する信号判別
回路B2とからなる制御回路CPU1を備えている。 本体制御部は、操作器60の制御回路CPU1
ら送られてくる信号を判別する信号判別回路C2
や操作器60へ信号を送る信号形成回路C3、タ
イマ回路C4、動作指示回路C1等からなる制御回
路CPU2と、動作指示回路C1の出力に応じてモー
タMを駆動するモータ駆動回路I、各クラツチの
制御のためのソレノイド駆動回路Hを備えている
とともに、主軸1の上下位置を検出する上下位置
検出回路E、一対の施療子5,5の間隔を検出す
る幅位置検出回路F、主軸1の回転に伴なう施療
子5の突出量を検出する突出量検出回路G、そし
てアーム角度検出回路J等によつて構成されてい
る。 次にこれら検出回路について説明する。まず上
下位置検出回路Eであるが、これはセンサPS1
PS2,PS3で構成されている。第9図に示すよう
に、ピニオン17への動力伝達用として設けられ
ているウオームホイール61に付設されたギア6
2、これと噛み合うギア63、ギア63と噛み合
いクラツチ64を介して接続されたギア65を減
速輪列として、ピニオン17の回転に伴なつて微
速回転駆動される円板66,67が設けられてお
り、この両円板66,67に形成された弧状孔6
6a,67aを光学的に検出するセンサPS1
PS2は、そのオンオフの組み合わせにより、第1
0図に示すように、首や肩の位置に対応する上端
y1、背中の位置に対応する点y2、そして腰の位置
に対応する下端y3の3点を検出する。 また、円板66,67とともに微速回転する円
板68に等間隔で形成されている透孔68aを光
学的に検出するセンサPS3は、透孔68aによる
オンオフで生じるパルス数とその発生タイミング
とにより、位置検知を更に細かく行なうとともに
移動速度の検出を行なう。 主軸1の回転に伴なう施療子5の突出量を検出
する突出量検出回路Gは、主軸1の回転角を光学
的に検出するものとして構成され、またアーム4
の角度検出回路Jは、回転板15を介して外輪3
の主軸1まわりの位置を変更することでアーム4
の主軸1まわりの角度を変更している前記送りナ
ツト体50の位置を検出するものとして形成さ
れ、更に幅位置検出回路Fは連結アーム6の位置
を検出するものとして構成されているのである
が、ここでは説明を省略する。 さて、操作器60への入力に応じて行なわれる
各種動作の概略から説明すると、電源スイツチ
SW1(図示せず)を投入するとともに、モードス
イツチSW2を「最下部停止」もしくは「停止」か
ら「動作」に切り換えれば、施療子5はその位置
において「ねりもみ」のマツサージ動作(以下も
み動作と称す)を開始する。このもみ位置を変更
するには、スイツチSW4〜SW7を操作すればよ
い。各スイツチSW4〜SW7からの入力が継続する
間、施療子5は指定された方向へ移動し、スイツ
チSW4〜SW7から手が離れた時点でもみ動作を再
開する。スイツチSW8,SW9を操作したならば、
第6図に示した前述の強弱調整作用が行なわれ
る。 「ローリング」のスイツチSW30を操作したな
らば、まず両施療子5,5の幅が所定幅内にある
かどうかの確認がなされ、この条件が満たされて
いない時には幅調整がなされる。ついで、施療子
5の突出量の設定が同様になされた後、ピニオン
17を回転させることによる施療子5の上下動が
なされる。施療子5が転がりながら使用者の背面
をさする「ローリングマツサージ」が行なわれる
わけである。この時、施療子5が上下端y1,y3
達したならば、モータMの回転方向の制御による
上下移動方向の自動反転がなされる。また、この
スイツチSW30によるマツサージがなされている
間に、スイツチSW4〜SW9が操作されると、これ
らスイツチSW4〜SW9による動作が割り込み実行
され、手動反転や幅調整あるいは強弱調整がなさ
れる。 「部分ローリング」のスイツチSW31を押せば、
これが押された時点における施療子5の位置がy1
〜y2の範囲内であれば、この範囲内で上下動を操
り返すローリングマツサージが実行され、y2〜y3
であればこの範囲内でのローリングマツサージが
実行される。 「もみ上げ」あるいは「もみ下げ」のスイツチ
SW32,SW33が押されたならば、施療子5はその
位置でもみ動作を開始する。ただし、もみ上げと
もみ下げとでは主軸1の回転方向が逆となつてい
るために、やや異なつたマツサージ感を使用者に
与える。 「たたき」のスイツチSW36が押された時には、
回転軸12の回転駆動がなされることで、第3図
に示した前述のたたきマツサージが実行される。
そして「たたきローリング」のスイツチSW34
押された時には、回転軸12の回転駆動とピニオ
ン17の駆動とが同時になされるために、第12
図中にイで示すように、上下端y1〜y3の全範囲内
の上下動を操り返しながら施療子5がたたき動作
を行なうたたきローリングマツサージが行なわれ
る。第13図はこの動作のフローチヤートを示し
ている。 更に「部分たたきローリング」のスイツチ
SW35が押された時には、この操作がなされた時
点における位置から施療子5を上昇させる。そし
てこの上昇に移つてから、上下位置検出回路Eに
おけるセンサPS3のオンオフの立ち上がり及び立
ち下がりを監視して、その監視出力信号が4回出
力された時点で移動方向を反転させて施療子5を
下降させる。以後、上記監視出力信号が7回出力
されるごとに、移動方向を反転させるものであ
り、また、たたきマツサージも同時に行なわれ
る。第12図中のロ,ハ,ニはこの局所的(部
分)たたきローリングマツサージ動作を示してお
り、第14図はこの動作のフローチヤートを示し
ている。尚、上下端y1,y3に至ることによる移動
方向の反転動作は、監視出力信号のカウントによ
る反転動作よりも優先している。 また、たたきローリングマツサージを含むたた
きマツサージ)動作中に強弱調整のためのスイツ
チSW8,SW9が操作された時や、幅調整のための
スイツチSW6,SW7が操作された時には、第15
図あるいは第16図に示すように、比較的高速で
あるたたきマツサージをいつたん中止して、低速
なもみ動作に移り、この状態で強弱調整や幅調整
動作を行ない、上記各スイツチSW6,SW7
SW8,SW9から操作力が除かれた時点で、たたき
マツサージに復帰するようになつている。 これは、たたき動作という周期が短くて人体と
の接触時間も短い比較的高速の動作状態のままで
強弱調整や幅調整を行なうと、調整変化を使用者
が認識し難く、従つて調整が困難となるとともに
調整量が好みや目的とする量よりも大きくなりす
ぎる状態を招くことがあるためであり、低速であ
るもみ動作中に調整動作を行なわせることで、調
整による変化量もゆつくりとなるようにして、使
いやすさ及び安全性を高めているのである。尚、
この調整動作中にアーム角度検出回路Jや幅位置
検出回路Fの出力によつて調整範囲の限界に達し
たことが検出されたならば、調整動作は強制的に
停止される。 モードスイツチSW2を「停止」にすれば、その
時点で全動作が止められる。「最下部停止」にし
た時には、施療子5の偏心内輪2によるところの
突出量及びアーム4の主軸1まわりの角度による
ところの突出量を小さくする動作に続いて、施療
子5のy3位置までの下降、施療子5を最大幅とす
る幅の変更がなされた後、全動作が止まる。制御
回路CPU2におけるタイマ回路C4は、モードスイ
ツチSW2が「動作」とされた時点でカウントアツ
プを開始し、所定の時間が経過すれば、モードス
イツチSW2を「最下部停止」とした時と同じ動作
を行なわせる。
【発明の効果】
以上のように本発明においては、主軸を回転さ
せることでアームに取り付けた施療子にポイント
マツサージを行なわせることができるのはもちろ
ん、アームを駆動させることによるたたきマツサ
ージも揺動駆動手段によつて得ることができる上
に、幅調整あるいは強弱調整も使用者に応じて行
うことができるものであり、しかも幅調整あるい
は強弱調整は、たたきマツサージ中に指定された
時、たたきマツサージを中断して調整を行うこと
から、使用者にしてみれば、施療子の位置を明確
に確認しつつ幅調整あるいは強弱調整を行えるも
のであつて、使いやすさ及び安全性が高いもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例の斜視図、第2図は同
上の破断平面図、第3図は同上の「たたき」マツ
サージの動作を示す破断側面図、第4図及び第5
図は同上の「ねりもみ」マツサージの際の動作を
示す破断側面図及び施療子の動きの軌跡を示す正
面図、第6図は同上の強弱調整動作を示す破断側
面図、第7図は同上を備えた椅子の斜視図、第8
図は同上の操作器の正面図、第9図は同上の上下
位置検出回路の機構部を示す斜視図、第10図
a,bは上下位置の検出位置を示す説明図、第1
1図は同上のブロツク回路図、第12図は同上の
「たたきローリングマツサージ」の動作説明図、
第13図乃至第16図は同上の動作を説明するフ
ローチヤートであつて、1は主軸、2は内輪、3
は外輪、4はアーム、5は施療子、6は連結アー
ム、7は偏心部材、8は連結リンクを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 主軸に少なくとも偏心または傾斜したものと
    して取り付けられた内輪と、この内輪の外周に遊
    転自在に装着された外輪と、アームを介して外輪
    に取り付けられた施療子と、外輪を内輪の回りに
    所定角度範囲内で往復回動させてアームに設けら
    れた施療子にたたき動作を行わせる揺動駆動手段
    とを備えるとともに、施療子の主軸軸方向におけ
    る位置を変更する幅調整手段もしくは主軸軸回り
    の揺動領域を変更する強弱調整手段と、幅調整手
    段もしくは強弱調整手段の動作を上記揺動駆動手
    段の動作に優先させて、幅調整もしくは強弱調整
    の際にたたき動作を中断させる制御手段とを備え
    ていることを特徴とするマツサージ機。
JP5964887A 1987-03-14 1987-03-14 Matsusaajiki Expired - Lifetime JPH0249739B2 (ja)

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