JPH0249105A - シートの厚み検出装置 - Google Patents

シートの厚み検出装置

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JPH0249105A
JPH0249105A JP1087233A JP8723389A JPH0249105A JP H0249105 A JPH0249105 A JP H0249105A JP 1087233 A JP1087233 A JP 1087233A JP 8723389 A JP8723389 A JP 8723389A JP H0249105 A JPH0249105 A JP H0249105A
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sheet
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movable roller
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    • GPHYSICS
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    • G07D7/00Testing specially adapted to determine the identity or genuineness of valuable papers or for segregating those which are unacceptable, e.g. banknotes that are alien to a currency
    • G07D7/16Testing the dimensions
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2553/00Sensing or detecting means
    • B65H2553/40Sensing or detecting means using optical, e.g. photographic, elements
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  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、シートの厚み検出装置に関するものであり、
とくに、紙幣の二重送りやテープなどが貼付された偽造
紙幣を検出するのに適したシートの厚み検出装置に関す
るものである。
先行技術 紙幣計数機などの紙幣処理機において、紙幣の二重送り
やテープなどが貼付された偽造紙幣を検出するために、
紙幣の厚みを検出することが、従来よりおこなわれてお
り、特開昭59−60592号公報は、紙幣の二重送り
やテープなどが貼付された偽造紙幣を検出するため、紙
幣計数機などの0紙幣処理機において使用し得るシート
の厚み検出装置を提案している。
このシートの厚み検出装置は、複数の支持ローラに、複
数の搬送ベルトを懸架し、その一部が互いに接する2つ
のベルト対を形成して、厚みを検出すべきシートの上下
縁部を、これらのベルト対により挟持して搬送するよう
にし、複数の支持口−ラを回転自在に支承する支持軸の
1つに、固定の基準ローラを取付け、さらに、所定の軸
まわりに揺動自在に取付けられ、基準ローラ面に当接す
るように、付勢された検出レバーを設け、シートが、基
準ローラと検出レバーの間を通過する際、検出レバーを
基準ローラの面から離れる方向に動かすことによって生
ずる検出レバーの揺動変位量を、ポテンシオメータによ
り回転角変位量に変換して検出することによって、シー
トの厚さの検出をおこなっている。
発明の解決しようとする問題点 しかしながら、かかるシートの厚み検出装置においては
、厚み検出の基準となる基準ローラは固定で、回転しな
いため、シートが、基準ローラ面と検出レバーの間を通
過する際、シートと基準ローラ面との間の摩擦力により
、ジャミングをおこすおそれがあった。
かかるジャミングの問題は、厚み検出の基準となる基準
ローラを回転可能に構成することによって、解消するこ
とが可能であるが、基準ローラを回転可能にした場合に
は、十分な厚み検出の精度を得るためには、基準ローラ
の真円度が十分に高くなるように、基準ローラの製造時
の加工精度を十分に向上させることが必要があり、かつ
、基準ローラを偏心がないように取付けることが必然的
に要求される。
しかし、基準ローラの真円度が十分に高くなるように、
基準ローラの製造時の加工精度を十分に向上させること
は、必然的にコスト高を招くことになるし、また、基準
ローラを偏心がないように取付けることは、はとんど不
可能であり、このため、かかるシートの厚み検出装置を
、紙幣の二重送りや紙幣にテープが貼付されているかど
うかを検出するための紙幣の厚み検出に使用するときは
、その厚みが100ミクロン以下の紙幣の厚みを精度良
く検出することができず、紙幣の二重送りや紙幣にテー
プが貼付されているかどうかを確実に検出することは不
可能であった。
発明の目的 本発明は、精度良く、シートの厚みを検出することので
きるシートの厚み検出装置を提供することを目的とする
ものである。
本発明の別の目的は、シートの搬送路を挟んで対向する
ように設けられ、駆動手段によって駆動される一対のロ
ーラの一方の変位量を検出することにより、シートの厚
みを検出する装置において、シートのジャミングを防止
しつつ、精度良く、シートの厚みを検出することのでき
るシートの厚み検出装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、シートの盪送路を挟んで対
向するように設けられ、駆動手段によって駆動される一
対のローラの一方の変位量を検出することにより、シー
トの厚みを検出する装置において、ローラの加工精度お
よび取付精度が十分でない場合にも、精度良く、シート
の厚みを検出することのできるシートの厚み検出装置を
提供することにある。
発明の構成 本発明のかかる目的は、シートの搬送路を挟んで対向す
るように設けられ、駆動手段によって駆動される一対の
ローラの一方の変位量を検出することによって、シート
の厚みを検出する装置にふいて、固定軸まわりに回転可
能な基Qo−ラと、該基準ローラと当接可能てあり、か
つ、該基準ローラに対して変位可能な可動軸まわりに回
転可能な可動ローラとにより、前記一対のローラが構成
されるとともに、前記シートの搬送速度と同期したタイ
ミング信号を発生するタイミング信号発生子役と、前記
タイミング信号に同期して、前記可動軸の変位量を検出
することにより、前記可動ローラの変位量を検出する変
位量検出手段と、前記基準ローラと可動ローラ間に前記
シートが存在するか否かを検出するシート検出手段と、
前記タイミング信号にしたがって、前記シート検出手段
により前記シートが前記基準ローラと可動ローラ間に検
出されたときに、前記変位量検出手段により検出された
前記可動ローラの変位量から、前記シート検出手段によ
り前記シートが前記基準ローラと可動ローラ間に検出さ
れないときに、前記変位量検出手段により検出された前
記可動ローラの変位置を減算し、前記シートの厚みを算
出するシート厚み算出手段を備えたシートの厚み検出装
置により達成される。
本発明の好ましい実施態様においては、前記基準ローラ
と前記可動ローラの径の比、または、前記可動ローラと
前記基準ローラの径の比がM (Mは1以上)で、Mと
1との最小公倍数が10以下であり、さらに好ましくは
、前記基準ローラと前記可動ローラの径の比が1である
ように基準ローラおよび可動ローラが選択される。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記シー
ト厚み算出手段が、前記シート検出手段により前記シー
トが前記基準ローラおよび可動ローラ間に検出されない
ときに、前記変位量検出手段により検出された前記可動
ローラの変位量を補正量として、記憶する補正量メモリ
手段と、前記シート検出手段により前記シートが前記基
準ローラおよび可動ローラ間に検出されたときに、前記
変位量検出手段により検出された前記可動ローラの変位
量から、前記基準ローラおよび前記可動ローラの径の比
の最小公倍数だけ前記基準ローラおよび前記可動ローラ
のうち径の小さいローラが回転する時間により定められ
る回転周期の前回の周期における対応する前記タイミン
グ信号が出力されたときに前記補正量メモリ手段に記憶
された前記補正量を減算する手段と、減算して得られた
値を記憶するシート厚みメモリ手段と、該シート厚みメ
モリ手段に記憶された値に基づいて、シートの厚みを算
出する厚み算出手段を含んで構成されている。
発明の作用 本発明によれば、基準ローラおよび可動ローラはともに
回転しているので、この間で、シートがジャミングを起
こすことが防止されるし、また、シート検出手段により
、基準ローラと可動ローラ間にシートが存在するか否か
を検出し、シートが存在せず、専ら、基準ローラおよび
/または可動ローラが十分に高い真円度をもって製造さ
れなかったこと、$よび/または、これらの軸への取付
は精度が十分でなかったことに起因して生ずる可動ロー
ラの変位量を検出しておき、タイミング信号にしたがっ
て、基準ローラと可動ローラ間にシートが存在している
ときに検出された可動ローラの変位量より、これを差し
引い得た可動ローラの変位量に基づいて、シートの厚み
を算出しているので、基準ローラおよび/または可動ロ
ーラが十分に高い真円度をもって製造されなかった場合
、および/または、これらの軸への取付は精度が十分で
ない場合にも、精度良くシートの厚みを検出することが
可能となり、したがって、本発明にかかるシートの厚み
検出装置を紙幣の二重送りやテープを用いて偽造された
紙幣の検出に使用するときは、十分に高い精度で、紙幣
の二重送りおよび/または偽造紙幣を検出するができる
実施例 以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例につき、詳
細に説明を加える。
第1図は、本発明の実施例にかかる紙幣の厚み検出装置
の上面図である。
第1図において、図示しない搬送駆動手段により駆動さ
れる図示しない搬送ローラおよびベルトなどよりなる搬
送手段により、立位状態に搬送される紙幣の搬送路1を
挟んで対向するように配置された同一径の基準ローラ2
と可動ローラ3とを有しており、基準ローラ2は、基準
固定軸4まわりに紙幣の搬送駆動手段と同期して回転可
能に支持されており、可動ローラ3は、固定軸5まわり
に揺動可能な連結アーム6の一端に連結された可動軸7
まわりに紙幣の搬送駆動手段と同期して回転可能に支持
されている。連結アーム6は、スプリング8により、基
準ローラ2に向けて、すなわち、矢印Y1とは反対向き
に常時付勢されており、このため、可動ローラ3は、紙
幣が基準ローラ2と可動ローラ3の間に存在していない
ときには、基準ローラ2の面に当接しており、紙幣が搬
送路1に沿って、基準ローラ2と可動ローラ3の間に搬
送されてきた場合には、紙幣により可動ローラ3が押し
やられ、固定軸5まわりに連結アーム6および可動ロー
ラ3は、矢印Y1の向きに揺動するように構成されてい
る。
基準ローラ2と可動ローラ3の対向部には、フォトセン
サ9が設けられており、基準ローラ2と可動ローラ3の
間に、紙幣が搬送されてきたことを検出し得るようにな
っている。
可動ローラ3の基準ローラ2に対向する側と反対側には
、軸10まわりに回転可能な小径の補助ローラ11が設
けられており、その軸10には、検出アーム12の一端
が取付けられ、検出アーム12の他端は、角度センサ1
3の回転軸14に取付けられている。検出アーム12に
は、検出アーム12を可動ローラ3に向けて、すなわち
、矢印Y2と反対の向きに付勢するスプリング15が取
付けられており、このため、補助ローラ11は、常時可
動ローラ3の面に当接している。
したがって、紙幣が、基準ローラ2と可動ローラ3との
間に搬送され、連結アーム6および可動ローラ3が、固
定軸5まわりに矢印Y1の向きに揺動したときには、こ
れと同期して、補助ローラ11および検出アーム12は
、矢印Y2の向きに揺動し、角度センサ13回転軸14
が回転するので、角度センサ13の回転軸14の回転角
度を検出することによって9、可動ローラ3、すなわち
、可動軸7の変位量を検出することができ、したがって
、紙幣の厚みを検出することができる。
第2図は、本発明の実施例にかかる紙幣の厚み検出装置
の厚み検出手段20のプロ7クダイアグラムである。
第2図において、フォトセンサ9が、紙幣を、基準ロー
ラ2と可動ローラ3との間に検出したときに出力される
紙幣検出信号は、増幅器21により増幅された後、バス
22を介して、CPU23に人力される。また、紙幣を
搬送する搬送ローラ、基準ローラ2および可動ローラ3
を同期させて駆動する搬送駆動手段のギアの歯などを検
出することにより、搬送速度すなわち、基準ローラ2お
よび可動ローラ3の回転に同期して基準パルスを発生す
る基準パルス発生用フォトセンサ24が設けられており
、基準パルス発生用フォトセンサ24から出力される基
準パルスは、増幅器25により増幅され、バス22を介
して、CPU23に入力される。CPU23は、この基
準パルスに同期して、角度センサ13から出力される回
転角度検出信号を増幅器26により増幅した後、A/D
コンバータ27よりデジタル化して、可動ローラ3の可
動軸7の変位lを可動ローラ変位Iデータとして読み取
るようになっている。
フォトセンサ9から紙幣検出信号が出力されず、CPU
23が、基準ローラ2と可動ローラ3との間に紙幣が存
在しないと判定したときは、CPU23は、角度センサ
13から人力される回転角度検出信号に基づいて、読み
取った可動ローラ変位量データを補正用データとして、
RAM28の補正データ用メモIJ 28 Aに格納す
る。この補正用データは、基準ローラ2と可動ローラ3
との間に紙幣が゛存在しない場合の可動ローラ3の変位
量を示すものであり、基準ローラ2および可動ローラ3
の少なくとも一方が十分な真円度を持つように加工され
ていないこと、および/または、基準ローラ2および可
動ローラ3の少なくとも一方の基準固定軸4および可動
軸7への取付けに偏心があることに起因して生ずる可動
ローラ3の変位量に相当する。
他方、フォトセンサ9から紙幣検出信号が出力され、C
PU22が、基準ローラ2と可動ローラ3との間に紙幣
が存在すると判定したときは、CPU23は、角度セン
サ13から人力される回転角度検出信号に基づいて、読
み取った可動ローラ変位量データから、RAM28の補
正データ用メモIJ 28 Aに格納されている補正用
データを減算して得たデータを紙幣の厚みデータとして
、RAM28の紙幣厚みデータメモリ28 Bに格納す
るようになっている。基準ローラ2と可動ローラ3との
間に紙幣が存在している場合に、CPU23が読み取っ
た可動ローラ変位量データは、紙幣の厚みによる可動ロ
ーラ3の変位量に、基準ローラ2および可動ローラ3の
少なくとも一方が十分な真円度を持つように加工されて
いないこと、および/または、基準ローラ2および可動
ローラ3の少なくとも一方の基準固定軸4および可動軸
7への取付けに偏心があることに起因して生ずる可動ロ
ーラ3の変位量が加算されたものになるから、補正用デ
ータが減算され、RAM28の紙幣厚みデータメモ’J
28Bに格納された紙幣の厚みデータは、基準ローラ2
および可動ローラ3の加工精度、取付は精度が十分でな
いことに起因する誤差が除去されたものになっている。
第2図において、29は制御プログラムや種々の基$値
を格納しているROMであり、30は、紙幣の二重送り
や紙幣にテープなどが貼付されていることを検出したと
きに、その旨を表示するデイスプレィである。
第3図は、CPU23により読み取られた可動ローラ3
の変位量データの一例を示すグラフである。
第3図において、曲線L1は、基準ローラ2と可動ロー
ラ3との間に紙幣が存在しない場合に、CPU23によ
り読み取られた可動ローラ3の変位量データを示し、曲
線L2は、紙幣が、基準d−ラ2と可動ローラ3との間
に存在している場合に、CPU23により読み取られた
可動ローラ3の変位量データを示している。ここに、基
準パルス発生用フォトセンサ24からは、基準ローラ2
および可動ローラ3の1回転あたり、16パルスの基準
パルスが、出力されるように設定されている。
第3図に例示されるように、基準ローラ2および可動ロ
ーラ3の回転周期T (N)  における基準パルス0
〜9までは、フォトセンサ9は基準ローラ2と可動ロー
ラ3との間に紙幣を検出せず、紙幣検出信号を出力しな
い。したがって、基準ローラ2と可動ローラ3との間に
紙幣が存在しないから、基準ローラ2および可動ローラ
3の少なくとも一方の加工精度および/または取付は精
度が十分でないことに起因する誤差分に相当する可動ロ
ーラ3の変位量データL1が、CPU23によって読み
取られる。CPU23は、こうして読み取ったデータを
補正用データとして、RAM28の補正データ用メモ’
J28Aに格納する。
基準ローラ2および可動ローラ3の回転周期T(N) 
 における基準パルス10が出力されると、フォトセン
サ9は、基準ローラ2と可動ローラ3との対向部に紙幣
を検出し、紙幣検出信号を出力する。したがって、基準
ローラ2および可動ローラ3の少なくとも一方の加工精
度および/または取付は精度が十分でないことに起因す
る誤差分に相当する可動ローラ3の変位量に、紙幣の真
の厚みに起因する可動ローラ3の変位量が加算された可
動ローラ3の変位量データL2が、CPU23により読
み取られる。CPU23は、RAM28の補正データ用
メモ’J28Aに格納された補正用データから前の周期
T (N−1)  の対応する基準パルス10が出力さ
れたときに、読み取られ、格納された補正用データを読
み出し、こうして読み取ったデータから、補正用データ
を減算して、得られた可動ローラ3の変位量データL2
−Llを、紙幣の厚みデータとして、RAM28の紙幣
厚みデータメモリ28Bに格納する。
第3図に示されるように、次の回転周期T (Ni1)
における基準パルス7までは、基準ローラ2と可動ロー
ラ3との間に紙幣が存在し、フォトセンサ9から紙幣検
出信号がCPU23に人力されるから、この間、基準ロ
ーラ2および可動ローラ3の少な(とも一方の加工精度
および/または取付は精度が十分でないことに起因する
誤差分に相当する可動ローラ3の変位量に、紙幣の真の
厚みに起因する可動ローラ3の変位量が加算された可動
ローラ3の変位量データL2が、CPU23によって読
み取られる。したがって、CPU23は、こうして読み
取ったデータから、それぞれ、前の周期における対応す
る番号の基準パルスが出力されたときに、読み取られ、
RAM28の補正データ用メモリ28、へに格納された
補正用データを読み出して減算し、得られた可動ローラ
3の変位量データL2−Llを、紙幣の厚みデータとし
て、RAM28の紙幣厚みデータメモIJ 28 Bに
格納する。曲線L3は、こうして、RA M 2 Bの
紙幣厚みデータメモIJ 28 Bに格納された紙幣の
厚みデータを示している。
さらに、周期T (Ni1>  における基準パルス8
が出力され、フォトセンサ9が、紙幣検出信号の出力を
停止すると、1枚の紙幣の厚み検出は完了する。したが
って、CPU23は、回転周期T (N)の基準パルス
10が出力されてから、回転周期T(Ni1)  の基
準パルスが出力されるまでの間に、RAM28の紙幣厚
みデータメモ’J28Bに格納された紙幣の厚みデータ
を読み出すとともに、あらかじめROM29に記憶され
ていた紙幣の厚み基準値と紙幣の長さに対応する基準パ
ルスの基準数を読み出す。そして、CPU23は、紙幣
の厚みデータおよびフォトセンサ9が紙幣検出信号を出
力した基準パルスの検出数と、紙幣の厚み基準値および
基準パルスの基準数とを、それぞれ比較する。その結果
、基準パルスの検出数と基準パルスの基準数とは一致す
るが、紙幣の厚みデータが、基準値の約2倍であったり
、あるいは、基準パルスの検出数が基準パルスの基準数
を越え、フォトセンサ9が紙幣検出信号を出力している
一部の期間にわたって、基準値の約2倍の紙幣厚みデー
タが検出されていた場合には、紙幣の二重送りがあった
と判定し、デイスプレィ30に、二重送り検出信号を出
力し、紙幣の二重送りがあった旨を表示させる。他方、
基準パルスの検出数と基準パルスの基準数とは一致して
いるが、一部の期間にわたり、基準値を越える厚みデー
タが検出されていた場合には、紙幣にテープなどが貼付
されていたと判断し、CPU23は、デイスプレィ30
に、偽造紙幣信号を出力して、偽造紙幣が検出された旨
表示させる。
ここに、RAM28の補正データ用メモリ28Aは、基
準ローラ2および可動ローラ3の1回転周期分のデータ
を格納するリングカウンタにより構成されており、基準
ローラ2および可動ローラ3の回転に同期して、つねに
、格納されている補正用データが更新されてるようにな
っている。したがって、時間経過とともに、基準ローラ
2および可動ローラ3の基準固定軸4および可動軸7へ
の取付は状態が変化して、偏心状態が変化する場合にも
、それに伴う検出誤差を最小限に抑えることができる。
本実施例によれば、基準ローラ2と可動ローラ3との間
に紙幣が存在しない場合における可動ローラ3の変位量
を補正用データとして記憶し、基準ローラ2と可動ロー
ラ3との間に紙幣が存在している場合に読み取った可動
ローラ3の変位量がら減算して得られたデータを、紙幣
の厚みデータとして読み取るようにしているので、基準
ローラ2および可動ローラ3の少なくとも一方の加工精
度および/または取付は精度が十分でないときにも、こ
れらに起因する誤差が除去され、精度良く紙幣の厚みを
検出することが可能になり、したがって、紙幣の二重送
りや紙幣にテープなどが貼付されている場合を確実に検
出することができる。
また、基準ローラ2および可動ローラは回転可能に構成
され、紙幣の搬送速度に同期して駆動されているので、
紙幣がジャミングを起こすことも効果的に防止すること
ができる。
さらに、RAM28の補正データ用メモリ28Aに格納
されている補正用データは、つねに更新されているから
、時間経過に伴って、基準ローラ2および/または可動
ローラ3の取付は状態が変化しても、紙幣の厚みを精度
良く検出することができ、したがって、紙幣の二重送り
や紙幣にテープなどが貼付されている場合を確実に検出
することができる。
本発明は、以上の実施例に限定されることなく特許請求
の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能で
あり、それらも本発明の範囲内に包含されるものである
ことはいうまでもない。
たとえば、前記実施例においては、可動ローラ3に当接
する補助ローラ11の釉10に、一端が取付けられた検
出アーム12の他端を角度センサ13の回転軸14に取
付け、検出アーム12の揺動による角度センサ13の回
転軸14の回転変位量によって、可動ローラ3の変位量
を検出するようにしているが、その一端で可動ローラ3
を回転可能に支持している連結アーム6の他端を、直接
、角度センサ13の回転軸14に取付け、連結アーム6
の揺動による角度センサ13の回転軸14の回転変位量
によって、可動ローラ3の変位量を検出するようにして
もよい。
また、前記実施例においては、紙幣を立位状態にて搬送
し、連結アーム6および検出アーム12を、スプリング
8およびスプリング15により、それぞれ、基準ローラ
2および可動ローラ3へ向けて付勢しているが、紙幣を
、その面が水平になるように搬送するようにし、基準ロ
ーラ2を搬送路1の下方に、また、可動ローラ3を搬送
路1の上方に、さらに、補助ローラ11を可動ローラ3
の上方に配置し、重力によって、補助ローラ11が可動
ローラ3に常時当接するようにするとともに、紙幣が、
基準ローラ2と可動ローラ3と゛の間に存在しないとき
に、可動ローラ3がその重力により基準ローラ2に当接
するようにしてもよいし、また、この場合に、スプリン
グなどによって、連結アーム6および検出アーム12を
それぞれ、基準ローラ2および可動ローラ3に向けて付
勢するようにしてもよいことはもちろんである。
さらに、前記実施例においては、シートの厚みデータお
よび基準パルスの検出数と、シートの厚みの基準宜およ
び基準パルスの基準数とを、それぞれ比較することによ
り、紙幣の二重送りや紙幣にテープなどが貼付されてい
るか否かを判定しているが、紙幣の厚さデータと紙幣の
厚さの基準値のみを比較し、紙幣の基準厚みの約2倍の
紙幣厚みが検出されたときは、紙幣の二重送りが発生し
たと判定し、また、紙幣の基準厚みより大きい厚みが所
定数以上の基準パルスにわたり検出されたときは、紙幣
にテープなどが貼付されていると判定するようにしても
よい。
また、前記実施例においては、基準ローラ2と可動ロー
ラ3の径は同一であるので、基準ローラ2と可動ローラ
3の回転周期は同一であり、したがって、基準ローラ2
と可動ローラ3の回転周期と同一の周期で、可動ローラ
3の変位量の検出をおこなっているが、基準ローラ2と
可動ローラ3の径および周期が一致している必要は必ず
しもない。すなわち、一方のローラの径および回転周期
が他方のローラより小さ(、一方のローラの径と他方の
ローラの径の比が、すなわち、一方のローラの回転周期
と他方のローラの回転周期の比が、1/L(L>1)で
あっても、一方のローラが、1とLとの最小公倍数に相
当する数だけ回転する毎に、必ず、両ローラの位置関係
は、同一になるから、基準ローラ2および可動ローラ3
取付状態に変化がないと仮定すると、一方のローラが、
1とLとの最小公倍数に相当する数だけ回転する時間を
1周期として、つねに同一の基準ローラ2および/また
は可動ローラ3の製造上の誤差および/または取付上の
誤差に起因する誤差をともなった可動ローラ3の変位量
が検出される。したがって、一方のローラが、1とLと
の最小公倍数に相当する数だけ回転する時間を1周期と
して、可動ローラ3の変位量の検出をおこなうことによ
り、フォトセンサ9が紙幣検出信号を出力している場合
に検出された可動ローラ3の変位量から、フォトセンサ
9が紙幣検出信号を出力していない場合に、検出され、
補正データ用メモU 28 Aに格納されていた前回の
周期の対応する基準パルスの出力時の補正データを減算
して、紙幣の厚みを精度良く検出することができる。た
だし、1とLとの最小公倍数があまりに大きいときは、
可動ローラ3の変位量の検出周期もまた長くなり、補正
データ用メモIJ 28 Aに格納すべき補正データの
量も必然的に多くなるから、容量の大きいメモリを使用
しなければならず、好ましくない。したがって、IとL
との最小公倍数は小さいほど好ましく、通常、これが1
0以下であることが好ましく、これが1、すなわち、基
準ローラ2と可動ローラ3の径が同一である場合が最も
好ましい。
また、前記実施例においては、補正データ用メモリ28
Aとして、リングカウンタを用いているが、基準ローラ
2および可動ローラ3のうち、回転周期の長いローラの
回転周期分の可動ローラ3の変位量データを格納するこ
とができ、かつ、これを更新し得るメモリであれば、い
かなるものも使用し得る。
さらに、前記実施例においては、紙幣の厚み検出装置に
つき説明を加えているが、本発明は、紙幣の厚み検出に
限らず、種々のシートの厚み検出に使用し得るものであ
ることは明らかである。
さらには、本発明において、クレームに記載された各手
段は、必ずしも物理的手段を示すものではなく、これら
の機能がソフト的に実現されるものでもよく、たとえば
、クレームに記載された1つの手段の機能が、2つの物
理的手段により実現される場合、あるいは、クレームに
記載された2以上の手段の殿能が1つの物理的手段によ
り実現される場合も、本発明は包含する。
発明の効果 本発明によれば、シートのジャミングを生ずるおそれが
なく、シートの厚みを精度良く検出することのできるシ
ートの厚み検出装置を得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例にかかる紙幣の厚み検出装置
の上面図である。 第2図は、本発明の実施例にかかる紙幣の厚み検出装置
の厚み検出手段のブロックダイアグラムである。 第3図は、本発明の実施例にかかる紙幣の厚み検出装置
の厚み検出手段により読み取られた可動ローラの変位量
データの一例を示すグラフである。 l 搬送路、 2 基準ローラ、 3 可動ローラ、 4 基準固定軸、 5 固定軸、 6 連結アーム、 7 可動軸、 8 スプリング、 9 フォトセンサ、 1〇−補助ローラの軸、 11 補助ローラ、 12 検出アーム、 13 角度センサ、 14 角度センサの回転軸、 15 スプリング、 20 紙幣厚み検出手段、 21・・・増幅器、 22・バス、 3CP L’ 。 4 基準パルス発生用フォトセンサ、 5 増幅器、 6 増幅器、 L−A/Dコンバーク、 8− RA M 。 8 A””” RA Mの補正データ用メモリ、8 B
、、、、、、 RA Mの紙幣厚みデータメモリ、9 
 ROM 。 0 デイスプレィ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シートの搬送路を挟んで対向するように設けられ
    、駆動手段により駆動される一対のローラの一方の変位
    量を検出することによって、シートの厚みを検出する装
    置において、固定軸まわりに回転可能な基準ローラと、
    該基準ローラと当接可能であり、かつ、該基準ローラに
    対して変位可能な可動軸まわりに回転可能な可動ローラ
    とによって、前記一対のローラが構成されるとともに、
    前記シートの搬送速度と同期したタイミング信号を発生
    するタイミング信号発生手段と、前記タイミング信号に
    同期して、前記可動軸の変位量を検出することにより、
    前記可動ローラの変位量を検出する変位量検出手段と、
    前記基準ローラと可動ローラ間に前記シートが存在する
    か否かを検出するシート検出手段と、前記タイミング信
    号にしたがって、前記シート検出手段により前記シート
    が前記基準ローラと可動ローラ間に検出されたときに、
    前記変位量検出手段により検出された前記可動ローラの
    変位量から、前記シート検出手段により前記シートが前
    記基準ローラと可動ローラ間に検出されないときに、前
    記変位量検出手段により検出された前記可動ローラの変
    位量を減算し、前記シートの厚みを算出するシート厚み
    算出手段を備えたシートの厚み検出装置。
  2. (2)前記基準ローラと前記可動ローラの径の比、また
    は、前記可動ローラと前記基準ローラの径の比がM(M
    は1以上)であり、Mと1との最小公倍数が10以下で
    あることを特徴とする請求項(1)に記載のシートの厚
    み検出装置。
  3. (3)前記基準ローラと前記可動ローラの径の比が1で
    あることを特徴とする請求項(2)に記載のシートの厚
    み検出装置。
  4. (4)シートの搬送路を挟んで対向するように設けられ
    、駆動手段により駆動される一対のローラの一方の変位
    量を検出することによって、シートの厚みを検出する装
    置において、固定軸まわりに回転可能な基準ローラと、
    該基準ローラと当接可能であり、かつ、該基準ローラに
    対して変位可能な可動軸まわりに回転可能な可動ローラ
    とによって、前記一対のローラが構成されるとともに、
    前記可動ローラの前記基準ローラに対する変位にしたが
    って、回転軸まわりに揺動する揺動部材と、前記シート
    の搬送速度と同期したタイミング信号を発生するタイミ
    ング信号発生手段と、前記タイミング信号に同期して、
    前記回転軸の回転を検出することにより、前記可動ロー
    ラの変位量を検出する変位量検出手段と、前記基準ロー
    ラと可動ローラ間に前記シートが存在するか否かを検出
    するシート検出手段と、前記タイミング信号にしたがっ
    て、前記シート検出手段により前記シートが前記基準ロ
    ーラと可動ローラ間に検出されたときに、前記変位量検
    出手段により検出された前記可動ローラの変位量から、
    前記シート検出手段により前記シートが前記基準ローラ
    と可動ローラ間に検出されないときに、前記変位量検出
    手段により検出された前記可動、ローラの変位量を減算
    し、前記シートの厚みを算出するシート厚み算出手段を
    備えたシートの厚み検出装置。
  5. (5)シートの搬送路を挟んで対向するように設けられ
    、駆動手段により駆動される一対のローラの一方の変位
    量を検出することによって、シートの厚みを検出する装
    置において、固定軸まわりに回転可能な基準ローラと、
    該基準ローラと当接可能であり、かつ、該基準ローラに
    対して変位可能な可動軸まわりに回転可能な可動ローラ
    とによって、前記一対のローラが構成されるとともに、
    前記シートの搬送速度と同期したタイミング信号を発生
    するタイミング信号発生手段と、前記タイミング信号に
    同期して、前記可動軸の変位量を検出することにより、
    前記可動ローラの変位量を検出する変位量検出手段と、
    前記基準ローラと可動ローラ間に前記シートが存在する
    か否かを検出するシート検出手段と、前記タイミング信
    号にしたがって、前記シート検出手段により前記シート
    が前記基準ローラおよび可動ローラ間に検出されないと
    きに、前記変位量検出手段により検出された前記可動ロ
    ーラの変位量を補正量として、記憶する補正量メモリ手
    段と、前記シート検出手段により前記シートが前記基準
    ローラおよび可動ローラ間に検出されたときに、前記変
    位量検出手段により検出された前記可動ローラの変位量
    から、前記基準ローラおよび前記可動ローラの径の比の
    最小公倍数だけ前記基準ローラおよび前記可動ローラの
    うち径の小さいローラが回転する時間により定められる
    回転周期の前回の周期における対応する前記タイミング
    信号が出力されたときに前記補正量メモリ手段に記憶さ
    れた前記補正量を減算する手段と、減算して得られた値
    を記憶するシート厚みメモリ手段と、該シート厚みメモ
    リ手段に記憶された値に基づいて、シートの厚みを算出
    する厚み算出手段を備えたことを特徴とするシートの厚
    み検出装置。
  6. (6)シートの搬送路を挟んで対向するように設けられ
    、駆動手段により駆動される一対のローラの一方の変位
    量を検出することによって、シートの厚みを検出する装
    置において、固定軸まわりに回転可能な基準ローラと、
    該基準ローラと当接可能であり、かつ、該基準ローラに
    対して変位可能な可動軸まわりに回転可能な可動ローラ
    とによって、前記一対のローラが構成されるとともに、
    前記シートの搬送速度と同期したタイミング信号を発生
    するタイミング信号発生手段と、前記タイミング信号に
    同期して、前記可動軸の変位量を検出することにより、
    前記可動ローラの変位量を検出する変位量検出手段と、
    前記基準ローラと可動ローラ間に前記シートが存在する
    か否かを検出する、シート検出手段と、前記タイミング
    信号にしたがって、前記シート検出手段により前記シー
    トが前記基準ローラおよび可動ローラ間に検出されない
    ときに、前記変位量検出手段により検出された前記可動
    ローラの変位量を補正量として、記憶する補正量メモリ
    手段と、前記シート検出手段により前記シートが前記基
    準ローラおよび可動ローラ間に検出されたときに、前記
    変位量検出手段により検出された前記可動ローラの変位
    量から、前記基準ローラおよび前記可動ローラの径の比
    の最小公倍数だけ前記基準ローラおよび前記可動ローラ
    のうち径の小さいローラが回転する時間により定められ
    る回転周期の前回の周期における対応する前記タイミン
    グ信号が出力されたときに前記補正量メモリ手段に記憶
    された前記補正量を減算する手段と、減算して得られた
    値を記憶するシート厚みメモリ手段と、該シート厚みメ
    モリ手段に記憶された値に基づいて、シートの厚みを算
    出する厚み算出手段と、前記シートの基準厚みを記憶す
    る手段と、前記厚み算出手段により算出された前記シー
    トの厚みと基準厚みとを比較する比較手段と、比較手段
    による比較結果を表示する表示手段とを備えたことを特
    徴とするシートの厚み検出装置。
  7. (7)前記基準ローラと前記可動ローラの径の比、また
    は、前記可動ローラと前記基準ローラの径の比がM(M
    は1以上)であり、Mと1との最小公倍数が10以下で
    あることを特徴とする請求項(4)に記載のシートの厚
    み検出装置。
  8. (8)前記基準ローラと前記可動ローラの径の比が1で
    あることを特徴とする請求項(7)に記載のシートの厚
    み検出装置。
  9. (9)前記基準ローラと前記可動ローラの径の比、また
    は、前記可動ローラと前記基準ローラの径の比がM(M
    は1以上)であり、Mと1との最小公倍数が10以下で
    あることを特徴とする請求項(5)に記載のシートの厚
    み検出装置。
  10. (10)前記基準ローラと前記可動ローラの径の比が1
    であることを特徴とする請求項(9)に記載のシートの
    厚み検出装置。
  11. (11)前記基準ローラと前記可動ローラの径の比、ま
    たは、前記可動ローラと前記基準ローラの径の比がM(
    Mは1以上)であり、Mと1との最小公倍数が10以下
    であることを特徴とする請求項(6)に記載のシートの
    厚み検出装置。
  12. (12)前記基準ローラと前記可動ローラの径の比が1
    であることを特徴とする請求項(11)に記載のシート
    の厚み検出装置。
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