JPH0249065A - 熱可塑性樹脂組成物の製造方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物の製造方法

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JPH0249065A
JPH0249065A JP63323420A JP32342088A JPH0249065A JP H0249065 A JPH0249065 A JP H0249065A JP 63323420 A JP63323420 A JP 63323420A JP 32342088 A JP32342088 A JP 32342088A JP H0249065 A JPH0249065 A JP H0249065A
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柏瀬 修寿
Masaaki Miyazaki
宮崎 正昭
Masaaki Kobayashi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な熱可塑性樹脂組成物の製造方法に関する
詳しくは、熱可塑性樹脂と特定の不飽和ゴム状物質との
混合物を、特定の架橋剤を用い【動的に熱処理すること
により、剛性、耐衝撃特性および成形加工性などのバラ
ンスにすぐれ、あるいは柔軟性および成形加工性のバラ
ンスにすぐれた熱可塑性樹脂組成物を製造する方法に関
する。
〔従来の技術〕
熱可塑性樹脂は、成形性にすぐれた材料として広範な産
業分野で利用されているが、さらにゴム状物質とブレン
ドして改質することによりその利用分野が拡大されてき
た。
またこのよ5Kして得られた混合物を動的に熱処理する
ことにより、上記ブレンドの効果、たとえば耐衝撃性の
改良やゴム的性質の増大を促進することも公知である。
動的な熱処理を利用する方法としては、熱可塑性樹脂と
ゴム状物質の両者に作用する架橋剤を使用するもの(従
来法A)および主としてゴム物質のみに作用する架橋剤
を使用するもの(従来法B)が現在までに公知であるが
、従来の方法によって得られる組成物に関しては、以下
に述べるような点で改良が望まれていた。
(従来法A) この方法は有機過酸化物を代表とするフ
リーラジカル発生剤を使用するもので、特公昭53−3
4210号公報(US 3,806,558 )にその
例が示されている。熱可塑性樹脂がポリプロピレン系樹
脂のように有機過酸化物非架橋製樹脂である場合は、射
出成形時の流動性の良好な組成物は得られるが、組成物
中に残存する有られす、このため引張降伏強さ、曲げ強
さ、曲げ弾性率表との機械的特性の低下が生じる。また
該組成物を押出、中空成形に使用した場合には耐ドロー
ダウン性の劣化、パリソンの肌荒れおよび伸びの不足が
問題とされており、射出成形に際し【も光沢が悪化し、
商品の美観に影響を与える場合のあることが指摘されて
いた。なおこの方法はポリエチレン系樹脂のよ5な有機
過酸化物架橋溢樹脂に対しては組成物の流動特性が著し
く低下するために使用できなかった。さらにこの製造方
法な使用した場合には、フリーラジカル発生剤の貯蔵時
・動的処理時の安定性、安全性、加熱された加工機内壁
への付着による熱分解ロスなども必ず付随する問題とし
て解決が望まれていた。
(従来法B) この方法は上記特公昭53−34210
号公報中にも示唆されているが、詳細は以下の公報中に
見られる: 第1の方法は硫黄系架橋剤を使用するもので、特公昭5
5−18448号公報(US 4,130,535 )
に提案されている。しかしながら、硫黄ラジカルの発生
を伴う硫黄系架橋剤を添加して動的に熱処理したものは
、通常の混線温度において極度に悪臭を発生するのみな
らず、得られた組成物も悪臭な放つ。この組成物の悪臭
は成形加工時に可塑化工程で再発生して、著しく商品価
値を低下させる。またこの組成物は績黄赤色に帯色する
ため、組成物の着色の自由度が制限され、さらに長期使
用中に硫黄系化合物のブリードにより変色を生ずること
もあるため、使用分野が制限される。
第2の方法としては、特公l858−46138号公報
(US 4,311,628 )および特公昭54−1
9421号公報に、ハロゲン化フェノール樹脂またはフ
ェノールホルムアルデヒド樹脂にハロゲン化物を添加し
た架橋剤が提案されているが、活性ハロゲンが架橋反応
時に遊離するため、組成物は黒色に変色して着色の自由
度が失われる。またこれらの架橋剤を使用した場合に得
られる組成物の流動性は良好とはいい難い。
第3の方法として、上述の特公昭54−19421号公
報にはキノンジオキシム系化合物による架橋も提案され
ているが、キノンジオキシム類は暗紫色であるため組成
物の着色の自由度が大きく制限され、また動的熱処理時
に刺激臭を発生する問題がある。またこの方法で得られ
た組成物も成形加工時の流動特性は良好とはいい難い。
第4の方法としては、特公昭55−46661号公報(
US 4,104,210 )および特公昭55−18
448号公告(US 4,130,535 )にビスマ
レイミド系化合物またはこれとチアゾール系化合物との
併用の例が示されている。前者においては高不飽和ジエ
ンゴムに対してN、N’−鵠−7二二レンビスマレイξ
ドを使用しているが、所定の架橋効果を得るために多量
の添加を要し、このため組成物の着色、未反応分のブリ
ードなどの問題があった。また後者では、ポリプロピレ
ンlE P DM系において同じくN、N’−m−フェ
ニレンビスマレイミドを使用しているが、動的熱処理に
よる改質効果については極めて不十分な結果を報告し【
いる。なおビスマレイミド系化合物は一般に高価であり
、多量の碓加はコスト高の原因となる。
上記のように、従来の架橋剤による不飽和ゴム状物質の
架橋方法においては、架橋剤が動的熱処理時に分解、副
反応、悪臭発生、着色などの原因となり、あるいは比較
的多量の添加を必要とするなどの欠点を示すため、いず
れの方法も実用上十分に満足できるものとはいえず、よ
りすぐれた架橋剤の発見およびこれによる熱可塑性樹脂
組成物の製造方法の改良が望まれていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は上記の点に鑑み、従来の架橋剤の欠点ができる
だけ抑制され、かつ少量の添加で高い架橋反応性が得ら
れる不飽和ゴム状物質の架橋剤を見いだし、これを用い
て熱可塑性樹脂およびゴム状物質の混合物の架橋を行う
ことにより改良された熱可塑性樹脂組成物の製造方法を
提供することを目的とする。
〔問題を解決するための手段〕
本発明者らは上記の目的に沿って鋭意検討した結果、飽
和熱可塑性樹脂と不飽和ゴム状物質との混合物の架橋に
際し、特定のゴム状物質に対し、架橋剤としてジヒドロ
芳香族化合物を用いることにより従来の架橋剤による場
合に比較して著しくすぐれた結果が得られることを見い
だし、これに基づいて本発明に到達した。
すなわち本発明は、実質的に炭素−炭素不飽和結合を含
まない熱可塑性樹脂C4)および炭素−炭素不飽和結合
を有するゴム状物質からなる混合物音、架橋剤の存在下
で動的に熱処理して熱可塑性樹脂組成物を製造するに際
し、ゴム状物質(B)としてスチレン−ブタジェン−ス
チレン・ブロック共重合体(SBS)、スチレン−イソ
プレン−スチレン・ブロック共重合体(SIS)、1,
2−ポリブタジエンプムおヨヒエチレンープロピレンー
ジエン・ランダム共重合体(EPDM)からなる群から
選ばれた少なくとも1種を用い、架橋剤としてジヒドロ
芳香族化合物または七の重合体(8)を用いること′4
r:特徴とする熱可塑性樹脂組成物の製造方法を提供す
るものである。以下、本発明について詳細に説明する。
まず本発明に用いられる成分(、()は、オレフィン性
の炭素−炭素不飽和化合物を実質的に含まない樹脂から
広く選ばれるものであり、具体例としては結晶性ポリプ
ロピレン、プロピレン・α−オレフィン・ランダム共重
合体、高密度ポリエチレン、高圧法低密度ポリエチレン
、直鎖状低密度ポリエチレン、極低密度ポリエチレン(
ULDPE)、エチレン・α−オレフィン共重合体ゴム
、エチレンー不a和’Jルボン酸エステル共重合体など
のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリア
クリルニトリル系樹脂、ポリメタクリレート系樹脂、ポ
リアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアセタール
系樹脂またはこれらの混合物が挙げられる。これらのう
ちでも、後述するゴム状物質との相溶性の点および得ら
れる組成物の特性の点から、ポリオレフィン系樹脂また
はポリスチレン系樹脂からなるものであることが好まし
い。
なお上に述べた極低密度ポリエチレ/(ULDPE)と
は、密度が0.910 f/cut”以下であり、かつ
直鎖状低密度ポリエチレンとエチレン・α−オレフィン
共重合体コムトノ中間の性状を示すポリエチレン系樹脂
を指す。
たとえば密度0.860〜o、9xof/備島、示差走
査熱量測定法(DS(、’)による最大ピーク温FIC
T%)100℃以上および沸騰1−へキサン不溶分10
3重量%以上の性状を有する特定のエチレン・α−オレ
フィン共重合体は、マグネシウムおよびチタンを含有す
る固体触媒成分と有機アルミニウム化合物とからなる触
媒を用いて重合されるが、直鎖状低密夏ポリエチレンが
示す高結晶部分とエチレン・α−オレフィン共重合体ゴ
ムが示す非品性部分とを併せもつ樹脂であって、前者の
特長である機械的強度、耐熱性、耐油性などと、後者の
特長であるfム状弾性、耐低温衝撃性などがバランスよ
(共存しており、本発F!AK用いるときは、後述する
ように広範囲にすぐれた性能を有する熱可塑性樹脂組成
物が得られるため極めて有用である。
上記の性状において、密度が0.860 f/ex”未
満のものを使用すると熱可塑性樹脂組成物が軟らかすぎ
剛性不足となるおそれがある。またDSCIICよるT
sは結晶形態と相関する値であり、これが100℃未満
であると成形品表面にベタつきが生じ、耐熱性および引
張強度が不足する傾向をしめす。沸騰肯−へキサン不溶
分は非晶質部分および低分子量成分の含有割合の目安と
なるものであり、同不溶分が10重量%未満であるとき
は非晶質部分および低分子量成分が多すぎ【、同様に熱
可塑性樹脂組成物の強度低下を招き、かつ表面にベタつ
きを生じて外観が不良となる場合もある。
次に成分(B>は炭素−炭素不飽和結合を有するゴム状
物質のウチスチレンーブタジエンースチレン・ブロック
共重合体C3BS)、スチレン−イソプレン−スチレン
・ブロック共重合体(SIS)、1,2−ポリブタジェ
ンゴムおよびエチレン−プロピレン−ジエン・ランダム
共重合体(EPDM)が選ばれる。一般に炭素−炭素不
飽和結合を有するゴム状物質としては、上記の他に天然
ゴム、インプレンがム、フタジエンゴム、スチレン−ブ
タジェン・ランダム共重合体fム(SBR)、クロプレ
ンゴム、ニトリルコム、ブチルゴム等のゴム類も含まれ
るが、本発明においては上述の41[類が選ばれる。そ
の理由の第1は、これらのゴム状物質が他のゴム状物質
に比べて熱可胆性にすぐれており、溶融混線による分散
が容易であることによる。第2の理由としては、SBS
およびSISは不飽和結合が局新約に存在し、1.2−
ポリブテンおよびEPDMも不飽和結合が側鎖部に局在
するため、いずれも架橋剤と反応しやすいことが挙げら
れる。第3の理由としては、これら4種のゴムがSBR
,イソプレンゴム、ニトリルゴムあるいはブタジェンゴ
ムなどと比較して独特の臭気を有しない点、あるいはペ
レット状で入手できるために、配合する際の計量や取扱
いが容易であり、かつ組成物製造装置の形式についても
選択の自由度が大きくなることなど操作上の利点を有す
ることが挙げられる。その他、とくにSBRおよびブタ
ジェンゴムの場合においては、ビスマレイミド系化合物
などによる架橋反応が進行し難く、また得られた組成物
の射出成形時に流動性が乏しいなどの欠点を示す。
なおこれらのゴム状物質は、単独で使用するだけでなく
、必要に応じ2種以上を混合して使用してもよい。
本発明で使用する上記4株のゴムの中では、とくにEP
DMが成分(A)の各樹脂に対する改質効果が大きく、
適用される樹脂の種類も広く、かつ高い溶融混線温度に
おいて安定であり、得られる組成物の耐熱性・耐候性の
大きい点などから好ましい。EPDM中に含まれるジエ
ン成分についてはとくに制限はなく、現在入手しうるエ
チリデンノルボルネン、ジシクロペンタジェン、1,4
−シクロヘキサジエンなどいずれも使用できる。
成分(A)および(B)の組合せの中では、ポリプロピ
レン系樹脂からなる組成物とEPDMとの組合せが、加
工性・低温時の耐衝撃性のバランスの点でとくに好まし
い。
成分(70および(B)の配合割合は、(A)が98〜
60重量%、好ましくは95〜65重量%、(B)が2
〜40重量%、好ましくは5へ・35重量%である。成
分(B)が2重量%より少ないと耐衝撃特性の改良効果
または柔軟性が不十分であり、40重量%を超えると剛
性が低下し、あるいは耐熱性、柔軟性および引張強さの
バランスが悪化する。
本発明の方法は、成分(A)の種類を変化させることに
より、各種特性を有する広範囲の架橋系熱可塑性樹脂組
成物の製造に用いることができる。たとえば成分(A)
が結晶性、ポリプロピレン系樹脂、高密度ポリエチレン
系樹脂、ポリスチレン系樹脂などである場合には、耐熱
性、剛性および成形加工性を十分高い値に保持しつつ、
耐衝撃性および伸びなどの点ですぐれた性能を示す熱可
■性樹脂組成物が得られる。また成分(A)として前記
特定のエチレン・α−オレフィン共重合体からなるUL
DPEを用いる場合には、柔軟性とくに低温柔軟性およ
び成形加工性を十分高い値に保持しつつ、引張強さ、耐
熱性、耐摩耗性などの点ですぐれた性能を示す熱可塑性
エラストマーが得られる。
また本発明に使用する架橋剤は、後述するように主とし
て成分(B>の架橋反応に関与し実質的に成分(、()
 1に変化させないので、成分(A)に任意の組合せを
用いることにより、それらの性質をそのまま組成物に付
与することが可能である。これらの中でも結晶性ポリプ
ロピレンとULDPEとくに前記特定のエチレン・α−
オレフィン共重合体との組合せの場合に著しくすぐれた
性質V得ることができる。たとえば結晶性ポリプロピレ
ンとEPDMとから危る架橋組成物について柔軟性を増
加させたい場合に、軟化剤の添加、EPDHの増量ある
いは低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンな
どの添加ではいずれも耐熱性、機械的強度の低下その他
の問題が避けられないが、上記のエチレン・α−オレフ
ィン共重合体を添加した場合にはこれらの問題は生じな
い。たとえ生じたとしてもわずかであり、低温時の耐衝
撃特性、パリソンの伸びあるいは耐ドローダウン性の問
題などが改善される。
本発明において架橋剤として用いられるジヒドロ芳香族
化合物とは、1個以上の芳香族環を含む化合物であって
少なくとも1つの芳香族環がジヒドロ化されたものをい
う。
なおここでいう芳香族環とは、芳香属性の定義(たとえ
ば後藤俊夫訳「有機化学の基礎」105〜106頁、(
株)東京化学同人(1976) (R4ahard S
、 Messes aJaksC,5halton ;
Fs%datnastala  of  Orga*1
aChetyhiatry、MaoGrav−114L
L、Iso、(1974))に示されるπ−電子の数が
4%+2(%は整数)個である環構造を指し、たとえば
ピリジン、キノリンなども含まれる。したがって本発明
で用いるジヒドロ芳香族化合物はキノリンのジヒドロ肪
導体も含む。また本発明で用いるジヒドロ芳香族化合物
には置換基があってもよく、アルキル基による置換体そ
の他各種の元素、官能基による置換誘導体が使用される
。このようなジヒドロ芳香族化合物は公知の化学反応を
応用することにより任意に合成し5るが、現在入手しう
るものを例示すれば、1.2−ジヒドロベンゼン、a4
a −1、2−ジヒドロカテコール、1.2−ジヒドロ
ナフタレン、9.10−ジヒドロフェナントレン等の他
、6−デシル−2,2,4−1リメチル−1,2−ジヒ
ドロキノリン、6−ニトキシー2.2.4−トリメチル
−1,2−ジヒドロキノリン、2,2.4−トリメチル
−1,2−ジヒドロキノリン勢の1,2−ジヒドロキノ
リン系化合物が挙げられる。またこれらの化合物の重合
体であってもよい。
本発明で使用する成分(a)の中には、従来からゴム状
物質の老化防止剤として知られているものがあるが(た
とえば前記特公ll855−46661号公報)、架橋
剤として用いた例はなく、他の架橋剤たとえば硫黄系化
合物、キノンジオキシム系化合物、フェノール樹脂系化
合物、有機過酸化物などとともに使用されているので、
本発明の方法による効果を得るに至っていない。
架橋剤として用いる成分(8)は、成分CE>などの不
飽和結合に作用して炭素ラジカルを生成させ、自身はラ
ジカルを放出した後共鳴構造を示して安定化されるもの
と考えられる。ここで生じた炭素ラジカルは、前述の有
機過酸化物の開裂によって生ずる酸素ラジカルに比べて
通常の炭素−水素結合からの水素引抜き能力が弱いため
、主として成分(B)中のアリル位置の水素な引き抜い
て成分(B)のみで架橋が進行し、成分(A)は実質的
に変化しないものと思われる。
なお成分(6)は、上記のようにそのものを添加しても
よいが、また溶融混練する間に反応により成分(暴)が
合成されるような方法を用いてもよい。これに用いる反
応は任意に選択し5るが、触媒等の添加を避けるため熱
によって容易に反応する化合物から出発するのが好まし
く、とくにDials−Alder反応で生成するよう
にするのが望ましい。
たとえばSBSとジビニルベンゼンとを溶融混練すると
、SBS中の不飽和結合とジビニルベンゼンとの反応お
よびジビニルベンゼンの分子間反応によってジヒドロ芳
香族化合物を生成すると考えられる。ただしこの場合は
ジヒドロ芳香族化合物の形で加えるはうが好ましい。
本発明における架橋剤としては、上記の成分(8)にさ
らに他の多官能性七ツマ−を併用し【もよい。具体例と
してはトリメチロールプロパントリメタクリレート、エ
チレングリコールジメタクリレートに代表されるメタク
リル酸の高級エステル類、ジビニルベンゼン、トリアリ
ルイソシアヌレート、ジアリルフタレートに代表される
多官能性ビニルモノマー類、N、N’−m−フェニレン
ビスマレイミド、N 、 N’−エチレンビスマレイミ
ドに代表されるビスマレイミド類などが挙げられる。こ
れら併用する架橋剤としては、ビスマレイミド類が後述
の動的熱処理の効果を高める点で好ましい。これらは2
種以上組み合わせて併用してもよい。
またその添加効果を高めるため活性化剤として、必要に
応じベンゾチアゾール系化合物またはベンゾチアゾリル
スルフェンアミド系化合物を添加してもよい。
本発F!Aにおいては、上記のようにして得られた3種
以上の成分からなる混合物を、動的に熱処理して樹脂組
成物とする。動的に熱処理するとは、該混合物t−溶融
混練して混線後の組成物中における沸騰キシレン不溶分
を混線前の値に比べて増加させることをいう。この熱処
理によつ【本発明の効果が達成されるのであり、一般に
沸騰キシレン不溶分が増大するほど耐衝撃性をはじめと
する各種効果の向上が大きい。該キシレン不溶分を示差
走査熱量測定法で測定すると、成分(A)のピークは小
さく、主成分は成分(B)であることがわかる。またキ
シレン不溶分は実質的に成分(B)の添加量を超えるこ
とはない。これらの事実から、本発明でいう動的熱処理
とは成分(B)の架橋を行うことと見なすことができる
動的熱処理の温度は成分(A)の融点または軟化点以上
、かつ分解点以下の温度範囲内とする。また溶融混線に
当たっては高ぜん断速度を与える混合機を用いて、混合
物中にラジカルが発生しやすくすることが好ましい。
沸騰キシレン不溶分を増加させる主因子は上記の各aI
I架橋剤の添加量であるが、これらの添加量は任意に選
択できる。すなわち架橋剤・活性化剤の種類または溶融
混線の装置・条件により適切な添加量が用いられる。過
剰に添加すると、添加成分のブリード、組成物の帯色あ
るいはコストの増大等を招くため、これらの兼ね合いで
添加量を制限すればよい。実際的な添加量は通常いずれ
の架橋剤・活性化剤も成分(B)の量を100重量部と
して0.01〜5重量部、好ましくは0.05〜3重量
部である。
動的熱処理の効果を高めるためには、架橋反応が開始す
る前に成分(A)および(B)をあらかじめ溶融混練し
て、できるだけ良好に分散させてお(ことが好ましい。
動的熱処理を行う溶融混線装置としては、開放型のミキ
シングロール、非開放型のバンバリーミキサ−1押出機
、ニーダ−1二軸押出機等従来公知のものを使用するこ
とができる。前記の配合組成により本発明を実施する場
合の条件は、混線温度120〜350℃、熱処理時間2
0m−−〜20情iの範囲が好ましい。
また本発明においては、成形性、柔軟性の改善を図るた
め軟化剤を加えてもよい。鉱物油系の軟化剤とし【は、
ゴムの加工の際に加工性の改善、増量効果あるいは充て
ん材の分散性の改善などt主目的として使用されている
通称エキステンダー油と同じものが用いられる。これら
は高沸点の石油成分であって、パラフィン系、ナフテン
系および芳香族系に分類されている。本発明ではこれら
の石油留分に限らず、液状ポリイソブチンのような合成
油も使用できる。
配合量は、成分(B) 100重量部に対して5〜30
0重量部、好ましくは20〜150重量部である。配合
量が5重量部未満では効果が得られず、300fji部
を超えると強度と耐熱性の低下が著しい。また添加時期
はとくに制限されないが、成分(A)および(B)を溶
融混練する際に配合するのが好ましい。
また本発明の組成物に必要に応じて安定剤、酸化防止剤
、紫外線吸収剤、滑剤、発泡剤、帯電防止剤、難燃剤、
可盟剤、染料、顔料等の外、メルク、炭酸カルシウム、
カーボンブラック、!イカ、ガラス線維、炭素繊維、ア
ラミド樹脂、アスベスト等の各種充てん材等を適宜配合
することができる。
〔発明の効果〕
本発明により、従来の架橋剤における悪声、着色、分解
などの欠点を有さす、かつ比較的少量の添加で高い架橋
性反応を示す不飽和ゴム用の架橋剤が見いだされ、これ
を用いることにより熱可朦性樹脂組成物および不飽和ゴ
ム状物質の混合物の架橋を著しく改善することができた
〔実施例および比較例〕
以下、本発明を実施例により具体的に脱明するが、本発
明はこれらによって限定されるものではない。
実施例1〜29.比較例1〜24゜ 成分(A)としてポリプロピレン系樹脂、高密度ポリエ
チレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂
またはポリエステル系樹脂を65〜90重量%(成分(
A)および(B)の合計量を100重量%とする。以下
同じ。)使用した。試験片はとくに記載のないかぎり、
射出成形によって得られたものをアニーリング処理し【
使用し瓢組成物の製造方法、射出成形による試験片の製
作条件および試験方法は以下のとおりである二 l)成分(A)および(B)を所定の配合割合に調合し
、ヘンシェルミキサーで混合した。
2)上で得られた混合物を二軸連続混練押出機(30■
φ、プラスチック工学研究所(株)製)を用いて、樹脂
温度180〜260℃、回転数20 Orpmで溶融混
練した。・ 3)上で得られた混合物に所定量の架橋剤を加え、ヘン
シェルミキサーでかくはん混合した。
4)上で得られた混合物を2)で使用した二軸連続混練
押出機により溶融混練して動的熱処理を行った。この際
、押出機出口の組成物温度と押出機内の滞留時間を測定
・制御して条件の調整を行った。この時の組成物温度お
よび滞留時間を熱処理条件として表2〜4に示す。なお
組成物温度は押出機に装着した樹脂温度計で測定した。
射出成形の条件 成形機   l5−9C1(東芝機械(株)製)射出圧
力  1,000#/cm” 成形温度  180〜260℃ 金型温度  50℃ 試験・測定方法 (MFR) JIS  [6760、JIS  f6758、JIS
K7210による。
(引張降伏強さ)および(引張破壊伸び)JIS  A
6760、JIS  A6758、JISA7113に
よる。
(曲げ弾性率) JIS  f6758、JIS  [7203による。
(ビカット軟化温度) JIS  f6760、JIS  A6758、JIS
K7206による。
(アイゾツト衝撃値) JIS  f6758、JIS  f7110による。
(沸騰キシレン不溶分) 20■X 59wX Q、2smのフィルムをプレス成
形し、120メツシユの金網に入れて沸騰キシレン中に
5he浸せきした。浸せき前後の重量を測定し、以下の
式から沸騰キシレン不溶分を求めた: 沸騰キシレン不溶分(重量%)= (結晶化温度) 射出成形時のサイクル時間の指標として測定した。
結晶化温度が高いはと結晶化速度が速いため、射出成形
においてサイクル時間が短縮できると考えてよい。
測定には示差走査熱量計(SSC1580型、セイコー
電子工業(株)製)を用い、試料的10′IIgを21
0℃で5 m4s間保持した後、冷却速度lO℃/ml
鴇で降温したと′p!に得られる発熱曲線の極大を示す
温度を結晶化温度とした。
成分(A)として下記のものを、成分(B)および架橋
剤としては表1に掲げた中から表2〜4に記載したもの
を用い、表2〜4に示す配合割合および熱処理条件で処
理して組成物を製造した。さらに射出成形を行って試験
片を作製し試験を行った。結果を表2〜4に示す。
成分(A): (Ai)ポリプロピレン(1) (商品名:8石ポリプロ J620G、日本石油化学(
株)製) (Aりポリプロピレン(2) (商品名:8石ポリプロ 1120G、日本石油化学(
株)製) (A、)ポリプロピレン(3) (商品名二日石ポリプロ 1871M、日本石油化学(
株)製) (A4)ポリプロピレン(4) (商品名:8石ポリプロ 1650G、日本石油化学(
株)製) (A、)高密度ポリエチレン (MFRO,3f/ 10ats (190℃)、密度
0.961 f/an”  ;商品名二日石スタフレン
E703、日本石油化学(株)製) (A−)ポリスチレン (商品名:トーボレツクス525、三井東圧化学(株)
製) (2丁)ナイロン−6 (商品名:アミランCM1021.東しく株)製)(、
(I)ポリブチレンテレフタレート(商品名:PB73
10.東しく株y製)なお表2〜4における各架橋剤の
配合割合は、成分(A)および(B)の合計量Y100
重量部とした値である(以下各表において同じ。)。
成分(A)として極低密度ポリエチレンを70〜90重
量%使用した。試験片はとくに記載のないかぎり、射出
成形定の寸法のものを打ち抜いて使用した。組成物の製
造方法は前記と同様であるが、製造方法の2)の溶融混
線工程において、樹脂温度は150〜220℃の範囲を
用い、また必要な場合にはベントロに連結した往復動定
量ポンプから鉱物油系または合成油系軟化剤を添加した
射出成形による試験片の製作条件および新たに追加する
試験方法は以下のとおりである: 成形機   1s−90B<東芝機械(株)製)射出圧
力  500〜1,000#/工2成形温度  180
〜230℃ 金型温度  30〜50℃ (高荷]IMFR) によって得られたl Q QmX 20 QmX 21
1111の平板から所JIS  f7210による。温
度230℃、荷重lO#使用。
(引張破壊強さ)および(引張破壊伸び)JIS  K
6301に準する。引張速度20007卿i0 (デュロメータ硬さ、 Hl)A ) 150 868による。
(永久伸び) IIs  f6301に準ずルo 100 %伸張、3
号盟ダンベル使用。
(ビカット軟化温度) JIS  f7206に準する。荷重250?使用。
(ぜい化温度) JIS  [6760、JIS  f7216による。
(耐摩耗性) JIS  f7204(テーパー形摩耗試験機使用)K
よる。荷重i、ooor、連続1.000回転。
(示差走査熱量測定法(DSC)Kよる最大ピーク温度
(Tm)の測定方法) 極低密度ポリエチレンの融点として測定した。熱プレス
成形した厚さ100声mのフィルムから約5w9の試料
な精秤し、これをDSC装置にセットし、170℃に昇
温して同温度で15 srs保持した後、降温速度2.
5℃/sssで0℃まで冷却する。次にこの状態から昇
温速度lO℃/%iで170℃まで昇温を行い、0℃か
ら170℃まで昇温する間に現れたピークのうち最大の
ものの頂点の位置の温度を7’sとする。
(沸騰部−へキサン不溶分の測定法) 熱プレスを用いて厚さ200μ惰のシートを成形し、こ
れから29mX30m11のシートを3枚切り取り、そ
れらについて二重管式ソックスレー抽出器を用い沸騰s
−ヘキサンで5hr抽出を行う。鴨−ヘキサン不溶物を
取り出し、真空乾燥(7にデ、50℃)後、次式により
沸騰節−ヘキサン不溶分を算出する: 沸騰節−ヘキサン不溶分(重量%)= 成分(、()として下記のものを、成分(B)および架
橋剤としては表1に掲げた中から表5に記載したものを
用い、表5に示す配合割合および熱処理条件で処理して
組成物を製造した。さらに射出成形を行って試験片を作
製し試験を行った。結果を表5に示す。
成分(A): (A、)極低密度ポリエチレン 実質的に無水の塩化マグネシウム、1.2−ジクロロエ
タンおよび四塩化チタンから得られた固体触媒成分とト
リエチルアルミニウムからなる触媒を用いてエチレンと
1−ブテンとを共重合させ、エチレン・l−ブテン共重
合体を得た。このエチレン・l−ブテン共重合体の1−
ブテン含量は12モル%であり、性状は次のとおりであ
った: 密度          0.896 f /cx”D
SCJICよるTs       120℃沸騰外−ヘ
キサン不溶分  74替處%MFR0,9f/10惰i なお表5における軟化剤の配合割合は、成分(A)およ
び(B)の合計量を100重量部とした値である(以下
6表において同じ)。
成分(A′)として、ポリプロピレン系樹脂のみを67
fi量%、またはポリプロピレン系樹脂(40〜67重
量%)と極低密度ポリエチレン(10〜30重量%)と
の混合物を70〜75重量%使用した。組成物の製造方
法ならびに試験片の作製方法および射出成形による試験
片の製作条件は上記実施例30〜37と同様である。
新たに追加する試験方法は以下のとおりである:(スパ
イラルフロー) 一定のスパイラルのキャビティーをもつ金型に、次に示
す成形条件で試料を射出成形し、成形されたスパイラル
の長さを測定して試料の溶融流れ性を試験した。
成形機    zS−soB(東芝機械(株)II)射
出圧力   1,00014/cm”成形温度   2
30℃ ストローク  25111m 射出時間      151C キユアリング時間  10 sea インターバル時間  3 sem 金型        アルキメデス型、温度50℃(曲
げ強さ) JIS  K6758、JIS  f7203による。
(デュロメータ硬さ、HDD) JIS  K6760、JIS  f7215による。
(パリソンの肌荒れ、伸び) 前記と同様に中空成形用押出機でパリソンを成形し、そ
の表面および伸びの状態を目視し【評価した。
評価は次の三段階とした: ◎極めて良好、 O良好、 X不良。
成分(A)として下記のものを、成分(B)および架橋
剤としては表IK掲げた中から表7に記載したものを用
い、表6に示す配合割合および熱処理条件で処理して組
成物を製造した。さらに射出成形を行って試験片を作製
し試験を行った。結果を表6に示す。
成分(A): (A、)ポリプロピレン(す (商品名:目方ポリプロ ElloG、日本石油化学(
株)製) (A、)ポリプロピレン(2) (商品名:目方ポリプロ E610G、日本石油化学(
株)製) (A、)ポリプロピレン(3) (商品名二目方ポリプロ J650G、日本石油化学(
株)製) (A、)極低密度ポリエチレン(1) 実施例30〜37で使用した(Aθと同様の方法な用い
てエチレンと1−ブテンとを共重合させ、エチレン・1
−ブテン共重合体を得た。得られた共重合体の1−ブテ
ン含量は9.5モル%であり、性状は次のとおりであっ
た: 密度          0.9011f/cat”D
SCによるTm     l 20℃沸11s−へキサ
ン不溶分 80菅t%MFR0,5t/10tp*i% (A、)極低密度ポリエチレン(2) 実施例30〜37および上記と同様の方法を用い【エチ
レン・l−ブテン共重合体を得た。得られた共重合体の
1−ブテン含量は8モル%であり、性状は次のとおりで
あった: 密度 DSCによる1% 沸騰弊−ヘキサン不溶分 FR 0,9069/d 121℃ 82w黍% 5 f/10−%

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)実質的に炭素−炭素不飽和結合を含まない熱可塑
    性樹脂(A)および炭素−炭素不飽和結合を有するゴム
    状物質からなる混合物を、架橋剤の存在下で動的に熱処
    理して熱可塑性樹脂組成物を製造するに際し、該ゴム状
    物質(B)としてスチレン−ブタジエン−スチレン・ブ
    ロック共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−ス
    チレン・ブロック共重合体(SIS)、1,2−ポリブ
    タジエンゴムおよびエチレン−プロピレン−ジエン・ラ
    ンダム共重合体(EPDM)からなる群から選ばれた少
    なくとも1種を用い、架橋剤としてジヒドロ芳香族化合
    物またはその重合体(a)を用いることを特徴とする熱
    可塑性樹脂組成物の製造方法。
  2. (2)架橋剤が1,2−ジヒドロキノリン系化合物また
    はその重合体およびビスマレイミド系化合物からなる請
    求項1記載の熱可塑性樹脂組成物の製造方法。
  3. (3)成分(A)がポリオレフィン系樹脂またはポリス
    チレン系樹脂からなる請求項1または2記載の熱可塑性
    樹脂組成物の製造方法。
  4. (4)ポリオレフィン系樹脂が密度0.860〜0.9
    10g/cm^3、示差走査熱量測定法(DSC)によ
    る最大ピーク温度(Tm)100℃以上および沸騰n−
    ヘキサン不溶分10重量%以上の性状を有するエチレン
    ・α−オレフィン共重合体である請求項3記載の熱可塑
    性樹脂組成物の製造方法。
  5. (5)成分(A)がポリオレフィン系樹脂であり、成分
    (B)がEPDMである請求項1または2記載の熱可塑
    性樹脂組成物の製造方法。
  6. (6)成分(A)が結晶性ポリプロピレンおよび/また
    は請求項4記載のエチレン・α−オレフィン共重合体か
    らなり、成分(B)がEPDMである請求項2記載の熱
    可塑性樹脂組成物の製造方法。
  7. (7)前記成分以外に鉱物油系または合成油系軟化剤を
    成分(B)100重量部当り300重量部以下配合する
    請求項1〜6のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物の
    製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004059636A (ja) * 2002-07-25 2004-02-26 Kuraray Co Ltd 熱可塑性重合体組成物

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