JPH0249019Y2 - - Google Patents

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JPH0249019Y2
JPH0249019Y2 JP16173783U JP16173783U JPH0249019Y2 JP H0249019 Y2 JPH0249019 Y2 JP H0249019Y2 JP 16173783 U JP16173783 U JP 16173783U JP 16173783 U JP16173783 U JP 16173783U JP H0249019 Y2 JPH0249019 Y2 JP H0249019Y2
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medium
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roller
head
ball bearing
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JP16173783U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は用紙や紙カード等でなる記録媒体の走
行機構に関するものである。
用紙や紙カード等でなる記録媒体に対して磁気
ヘツドにより信号を記録し又は再生する場合、走
行機構によつて走行させられている媒体の記録ト
ラツクに対して磁気ヘツドが確実に密着しつつ摺
接する必要がある。しかるに、従来の媒体の走行
装置は、走行している記録媒体に対して裏面側か
らヘツド対向用ローラを押し当て、記録媒体の記
録トラツク面側から磁気ヘツドを押し当てるよう
になつているが、媒体に対する磁気ヘツドの密着
性をそれ以上によくするための考慮はなされてお
らず、媒体の厚さや材質等の各種の条件によつて
は充分な密着性が得られない場合があつつた。
本考案の目的は、走行しつつある記録媒体に対
して磁気ヘツドが良好に密着することができるよ
うにした媒体の走行装置を提供することにある。
本考案は、上記目的を達成するために、磁気ヘ
ツドを媒体の走行方向に対し垂直方向に揺動可能
に支持し、この磁気ヘツドと対向するローラを一
つの玉軸受によつて支持させ、上記磁気ヘツドの
揺動中心軸線と上記玉軸受の中心点とを含む面が
上記媒体面に対して直交するように、上記磁気ヘ
ツドとローラを配設したことを特徴とするもので
ある。
以下、図示の実施例を参照しながら本考案を説
明する。
第1図において、機枠2には駆動軸1が回転自
在に保持されると共に、媒体の走行基準面3を有
する突部4が一体に取りつけられている。機枠2
のほかに図の右側にも機枠が設けられているもの
とし、これらの機枠によつて駆動軸1が保持され
ているものとする。駆動軸1にはシート状の記録
媒体30を走行させるための駆動ローラ5と、一
部のみが図示された伝達ローラ6が嵌合固着され
ており、駆動軸1は図示されないモータにより上
記伝達ローラ6を介して回転駆動されるようなつ
ている。駆動軸1にはまた、上記ローラ5,6間
において一つの玉軸受8の内輪が嵌合固着され、
玉軸受8の外輪には、アルミ等で作られた円筒状
の芯金11の内周部が嵌合固着されている。駆動
軸1には玉軸受8と駆動ローラ5との間において
カラー9が介装され、また、玉軸受8と伝達ロー
ラ6との間において反発ばね10が介装されてい
て、上記ローラ5,6及び玉軸受8の取りつけ位
置が決められている。芯がね11の内周部に対す
る玉軸受8の外輪の嵌合位置は、玉軸受8の軸方
向の中心位置になつている。芯金11の外周全体
にはゴム等でなるヘツド対向用ローラ7が実質一
体になるように被せられている。このヘツド対向
用ローラ7は芯金11を介して玉軸受8によつて
支持されているから、ローラ7は玉軸受8のがた
の分だけ玉軸受8の中心点31を中心として揺動
することが可能であり、これにより記録媒体30
の走行面に追従して揺動することができるように
なつている。
第1図及び第2図において、前記機枠2には支
軸25が固植されており、支軸25には媒体30
の走行方向に伸びた取りつけ板26の一端部が支
軸25を中心に媒体30の面に対し垂直方向に回
動可能に支持されている。取りつけ板26の自由
端部には一対の孔27が形成されており、これら
一対の孔27に通されたねじ28をローラ支持板
24のねじ孔に螺合することにより支持板24が
一体に支持されている。ローラ支持板24には取
りつけピン23が固植されており、この取りつけ
ピン23には一対の玉軸受22,22を介して媒
体送り用の対向ローラ21が駆動ローラ5の回転
面を同一の面内において回転自在に支持されてい
る。ローラ支持板24は支軸25にはめられたば
ね29によつて付勢されることにより、媒体送り
用の駆動ローラ5の外周面に対向ローラ21の外
周面が圧接させられ、駆動ローラ5を回転駆動す
ると媒体30が双方のローラ5,21間に挟まれ
るようにして第1図において紙面に対し垂直方向
に送られるようになつている。但し対向ローラ2
1は、取りつけ板26の孔27の範囲内において
ローラ支持板24が傾けられた状態でねじ止めさ
れることにより、媒体30の面と平行な面内にお
いて、第2図に矢印で示されているように媒体3
0の送り方向に対して僅かに角度θだけ傾けられ
ていて、このローラ21の傾きにより媒体30の
一側端が前記基準面3に押しつけられながら送ら
れ、もつて、媒体30が所定の通路を正確に送ら
れるようになつている。上記ローラ21の傾き
は、ねじ28を緩めた状態で取りつけ板26の孔
27の範囲内で取りつけ板26に対するローラ支
持板24の相対位置を調整することによつて調整
しうるようになつている。
上記一対のローラ5,21によつて送られる記
録媒体30に対して磁気ヘツド13のギヤツプ部
が、次に述べるような機構によつて押しつけられ
るようになつている。即ち、ヘツド13には、媒
体30の走行方向の両側からこのヘツド13を挟
むようにして一対の支持板14が延設されてお
り、これらの支持板14に固着されたピン15付
きの突部16に、ばね17によつて支軸20を中
心に第1図において反時計方向に回動付勢された
押さえ板18の孔19が嵌ることによりヘツド1
3が媒体30に押しつけられるようになつてい
る。ここで、突部16は半球面をなしており、こ
の半球面の突部16に対して球面に形成された上
記孔19の半部が嵌り、かつ、突部16のピン1
5に対して上記孔19が余裕をもつて嵌ることに
より、ヘツド13は上記球面の中心点32を通る
媒体30の走行方向に平行な中心軸線を揺動中心
として媒体30の面に対して垂直方向に揺動しう
るようになつている。また、上記ヘツド13の揺
動中心軸線と前記ヘツド対向用ローラ7の中心点
31とを結ぶ線を含む面は、突部30の面に対し
て直交するようになつている。従つて、ヘツド1
3は媒体30の姿勢に応じて媒体30の面に対し
垂直方向に揺動し、ヘツド13のギヤツプ部が常
に媒体30の記録トラツクに密着しつつ摺接する
ことができるようになつている。上記支軸20は
図示されない機枠等に取りつけられている。
上記の如く構成された実施例において、いま、
用紙や紙カード等の記録媒体30を図示されない
挿入口から挿入すると、媒体30の一側縁部が駆
動ローラ5と対向ローラ21との間に挟まれるよ
うにして第1図において紙面に垂直方向に、第2
図では矢印方向に走行させられる。このとき、前
述のようにローラ21の傾きθによつて媒体30
は基準面3に押しつけられつつ走行させられ、所
定の通路を正確に送られる。この走行させられて
いる媒体30に対しては、ばね17の弾力により
押さえ板18、突部16、支持板14を介して磁
気ヘツド13のギヤツプ部が押し付けられる。こ
こで、磁気ヘツド13は、突部16の球面の中心
点32を含む媒体30の走行方向に平行な中心軸
線を中心として媒体30の面に対し垂直方向に揺
動可能に支持されており、また、ヘツド対向用ロ
ーラ7は一つの玉軸受8を介して支持されること
により玉軸受8のがたの分だけ玉軸受8の中心点
31を中心として若干の揺動が可能であるから、
媒体30の傾きを生じたり、駆動ローラ5とその
対向ローラ21との接触面と、磁気ヘツド13と
ヘツド対向用ローラ7との接触面との間に段差を
生じたりしても、磁気ヘツド13は媒体30に対
して適切な接触圧を保持したまま密接しつつ摺接
することができる。しかも、磁気ヘツド13の揺
動中心軸線と玉軸受8の中心点とを結ぶ線を含む
面は媒体30の面に対して直交するように上記磁
気ヘツド13とローラ7が配設されているから、
磁気ヘツド13とローラ7は媒体30の姿勢に応
じて走行運動し磁気ヘツド13とローラ7は常に
媒体30に良好に密着することができる。
なお、駆動ローラ5とその対向ローラ21は、
第1図において上下逆の配置にしてもよい。ま
た、図示の例では、磁気ヘツド13が回動可能な
押さえ板18により押さえられて磁気ヘツド13
の支点32は比較的自由に動き得るようになつて
いるが、ヘツド対向用ローラ7の弾力性を有効に
利用すれば、ヘツド13の支点32は必ずしも移
動しうるようにする必要はない。
本考案の媒体の走行機構によれば、磁気ヘツド
を媒体の走行方向に対し垂直方向に揺動可能に支
持し、この磁気ヘツドと対向するローラを一つの
玉軸受によつて支持させ、上記磁気ヘツドの揺動
中心軸線と上記玉軸受の中心点とを含む面が上記
媒体面に対して直交するように、上記磁気ヘツド
とローラを配設したから、磁気ヘツドと対向する
ローラを一つの玉軸受で支持するという比較的簡
単な構成であるにもかかわらず、記録媒体と磁気
ヘツドとの密着性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す側面断面図、第
2図は同上実施例中の駆動ローラに対する対向ロ
ーラの部分を示す平面図である。 1……駆動軸、3……基準面、5……駆動ロー
ラ、7……ヘツド対向用ローラ、8……玉軸受、
13……磁気ヘツド、21……駆動ローラに対す
る対向ローラ、31……玉軸受中心点、32……
磁気ヘツドの揺動中心軸線が通る点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 媒体を磁気ヘツドに摺接させつつ走行させるよ
    うにした媒体の走行機構において、磁気ヘツドを
    媒体の走行方向に対して垂直方向に揺動可能に支
    持し、この磁気ヘツドと対向するローラを一つの
    玉軸受によつて支持させ、上記磁気ヘツドの揺動
    中心軸線と上記玉軸受の中心点とを含む面が上記
    媒体面に対して直交するように、上記磁気ヘツド
    とローラを配設したことを特徴とする媒体の走行
    機構。
JP16173783U 1983-10-19 1983-10-19 媒体の走行機構 Granted JPS6070942U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16173783U JPS6070942U (ja) 1983-10-19 1983-10-19 媒体の走行機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16173783U JPS6070942U (ja) 1983-10-19 1983-10-19 媒体の走行機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6070942U JPS6070942U (ja) 1985-05-20
JPH0249019Y2 true JPH0249019Y2 (ja) 1990-12-21

Family

ID=30355359

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16173783U Granted JPS6070942U (ja) 1983-10-19 1983-10-19 媒体の走行機構

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JP (1) JPS6070942U (ja)

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JPS6070942U (ja) 1985-05-20

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