JPH0248A - 写真印画紙用支持体 - Google Patents

写真印画紙用支持体

Info

Publication number
JPH0248A
JPH0248A JP63261549A JP26154988A JPH0248A JP H0248 A JPH0248 A JP H0248A JP 63261549 A JP63261549 A JP 63261549A JP 26154988 A JP26154988 A JP 26154988A JP H0248 A JPH0248 A JP H0248A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
elastic modulus
base
base paper
photographic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63261549A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2690119B2 (ja
Inventor
Tsunehisa Omotani
重谷 恒久
Masahiro Yamana
山名 政宏
Takao Ayukawa
鮎川 孝雄
Masahiro Kamiya
神谷 昌博
Tetsu Kamisaka
上坂 鉄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oji Paper Co Ltd filed Critical Oji Paper Co Ltd
Publication of JPH0248A publication Critical patent/JPH0248A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2690119B2 publication Critical patent/JP2690119B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F11/00Processes for making continuous lengths of paper, or of cardboard, or of wet web for fibre board production, on paper-making machines
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/775Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers the base being of paper
    • G03C1/79Macromolecular coatings or impregnations therefor, e.g. varnishes
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/81Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers characterised by anticoiling means
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24942Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.] including components having same physical characteristic in differing degree
    • Y10T428/2495Thickness [relative or absolute]
    • Y10T428/24967Absolute thicknesses specified
    • Y10T428/24975No layer or component greater than 5 mils thick
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/31855Of addition polymer from unsaturated monomers
    • Y10T428/3188Next to cellulosic
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/31855Of addition polymer from unsaturated monomers
    • Y10T428/3188Next to cellulosic
    • Y10T428/31895Paper or wood
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/31855Of addition polymer from unsaturated monomers
    • Y10T428/3188Next to cellulosic
    • Y10T428/31895Paper or wood
    • Y10T428/31899Addition polymer of hydrocarbon[s] only
    • Y10T428/31902Monoethylenically unsaturated

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、写真印画紙用支持体に関するものである。更
に詳しく述べるならば、本発明は耐カール性、特に耐ね
じれカール性にすぐれた写真印画紙用支持体に関するも
のである。
〔従来の技術〕
写真印画紙の現像処理の高速化のために、原紙基体の両
面にポリオレフィン樹脂被覆層を形成した所謂耐水性印
画紙用支持体が、広く実用されるようになっている。こ
のような耐水性支持体の一面上に、ゼラチンを接着剤と
して感光性乳剤層を形成して写真印画紙が製造される。
上記のような耐水性支持体を有する写真印画紙から作成
された写真プリントは、それを平面上に!!2置すると
、プリントの両端縁部が、凹に湾曲して持ちあがる現象
、すなわちカールを発生することが知られている。この
ようなカールしたプリントにおいて、一般に用いられて
いる寸法、すなわち、82mmX114 mmのプリン
トについて、その四隅角部の載置平面からの高さを、5
0%R11において測定し、その平均値をもって「カー
ル度」を表す。
−aに用いられているプリントの50%RHにおけるカ
ール度は1〜5閣程度である。
上述のカール発生を防止するために、紙基体の両面上に
形成される両ポリオレフィン樹脂被覆層の単位面積当た
り重量、厚さ、又は、密度を互いに異なるものとして、
支持体に予め逆方向のカール特性を付与しておき、プリ
ントに発生するカールを相殺する方法(英国特許第1.
269,802号、および、特公昭4B −9963号
)などが知られている。
しかしながら、このような改良を施した印画紙において
も、プリントを、低湿度条件、例えば、自動現像機によ
る現像および乾燥の直後のような低湿度環境条件(例え
ば30℃、30%R11)におくと、5〜30mmのカ
ール度をしばしば発生する。
この発生したカールの軸が、現像機内のプリントの進行
方向と同方向にある場合には、そのカール度が30°C
130%R1+において20mm以上という異常に大き
なものにならない限り、ジャミング、又はスクッキング
性などのような自動現像操作そのものに大きな困難を生
ずるような現象を発生することはない。しかし、印画紙
に発生するカールの軸が現像機内のプリントの進行方向
と交差する方向にあり、しかも交差角が大きい場合には
、自動現像操作に支障を生ずるばかりでなく、得られる
プリントにねじれを生じ、その商品価値を著しく低減さ
せることになる。以下、このようなカールをねじれカー
ルと記すことにする。
印画紙におけるカール(ねじれカールを含む)発生の原
因は、印画紙に形成されているゼラチン含有乳剤層と、
ポリオレフィン樹脂被覆された紙基体からなる支持体と
の間の、乾燥により生ずる収縮差にあるものと考えられ
ている。
すなわち、現像後の乾燥、又は、低湿度環境におかれた
ときには、印画紙表面のゼラチン含有乳剤層が比較適急
速に乾燥し、その体積を収縮する。
しかし、疎水性ポリオレフィン樹脂被覆層によりその両
面を被覆された支持体中の紙基体の収縮およびその体積
減少は、極めて緩徐に進行する。このため、印画紙中の
ゼラチン含有乳剤層と支持体層との内に、収縮差を生じ
、このため、収縮量の大きなゼラチン含有乳剤層を内側
にしてカールが発生するものと考えられている。
また、現像および乾燥工程における印画紙カールの発生
に関し、そのねじれの程度は、乾燥温度が、50〜60
’C程度のときは、比較的小さいが、70〜80’C程
度になると、顕著に大きくなることが認められている。
このような乾燥温度が影響する理由については、未だ十
分に解明されていないが、一般に、70°C以上の高温
になると、支持体層の、特にポリオレフィン樹脂被覆層
の屈曲柔軟度が高くなり、(つまり変形に対する抵抗が
小さくなり)このため、ゼラチン含有乳剤層の収縮によ
り支持体層が容易にカールするためと考えられている。
昨今、自動現像装置に対してその一層の高速化が強く要
望され、このため、乾燥温度も漸次高くなる傾向がある
。このような自動現像における高温高速乾燥は、印画紙
プリントにおけるカール(ねじれカールを含む)の発生
を、−i大きくする傾向があり、カール発生防止につい
て、早急の対策が強く望まれている。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、従来の写真印画紙支持体の問題点、すなわち
、それが、ゼラチン含有乳剤を塗布されて写真印画紙と
され、低湿度環境に保存された場合、或いは現像後の乾
燥、特に高温乾燥に供された場合、しばしばカール(ね
じれカールを含む)を発生し、現像操作を困難にし、製
品価値を低減するという問題点を解消しようとするもの
である。
すなわち、本発明は、カール(特にねじれカール)発生
の低減された写真印画紙を形成することのできる写真印
画紙用支持体を提供するものである。
〔課題を解決するための手段およびその作用]本発明の
写真印画紙用支持体は、原紙からなる基体と、この基体
の両面に積層されたポリオレフィン樹脂層とを含み、 前記原紙が、下記関係式(I)および(II):1.5
≦E ti / Eい≦2.25    (I)〔但し
、上式中、Eelは、前記原紙の表面側半部の縦方向の
弾性率を表し、F、btは、前記原紙の裏面側半部の横
方向の弾性率を表し、Eftは、前記原紙の表面側半部
の横方向の弾性率を表し、そしてE blは、前記原紙
の裏面側半部の縦方向の弾性率を表す。〕 を満足する弾性特性を有することを特徴とする、もので
ある。
印画紙の基体用原紙は、一般に抄紙脱水用ワイヤー(す
き網)とプレス乾燥用フェルト(毛布)とを有する抄紙
機、通常は長網抄紙機で製造され、ワイヤーに接触した
面(ワイヤー接触面と記す)と、フェルトに接触した反
対面(フェルト接触面)とを有するものである。
また、原紙からなる基体の両面にポリオレフィン樹脂か
らなる耐水性被覆層が形成され、通常、基体の一方の面
(一般に表面)側に二酸化チタンを含有するポリオレフ
ィン樹脂被覆層が形成され、また、その反対面(一般に
裏面)側にポリオレフィン樹脂被覆層が形成される。
印画紙におけるカール発生状況を第2,3図を用いて説
明する。
第2図および第3図において、カールした印画紙1を水
平面6上に置いたとき、印画紙1の両側縁端7a、7b
、7c、7dが水平面6より、高さh、(mm)(h+
 、 hz 、 hz  、 h4)だけ高くなる。
この印画紙1のカール両側縁端間の巾をWp(mm)と
すれば、この印画紙1のカール度は(h、 +h2+h
、 +h4) /4で表現可能である。また、この印画
紙のカール軸は印画紙lの、水平面6に接する部分の中
心線Y−Y’で表される。カールの軸Y−Y’は、印画
紙の進行方向軸x−x’に、平行をなす場合、直交する
場合成るいは、斜交する場合などがある。第2図および
第3図においてはXX′軸とY−Y’軸とは、ねじれ角
度θで交差している。
一般に、ロール状印画紙を自動現像機で処理する場合、
カットされた印画紙のカール軸は、カットの方向に関係
なく印画紙の進行方向に平行、直交、叉は斜交すること
になる。この斜交する場合のカール軸がねじれカール軸
であり、この斜交角度をねじれ角度と記すことにする。
本発明者らは印画紙に発生するカールの軸の方向を決定
する因子は何であるかを鋭意研究した結果、最も重要な
ものは、支持体の芯層を形成する紙層の性質であること
をつきとめた。
即ち、本発明において問題にしている、印画紙に現像直
後に発生するカール、又は低湿度環境においた直後に発
生するカールは、印画紙が充分に調湿を受けた後に発生
するカール、又は従来のバライタ印画紙に発生するカー
ルとはその発生原因において異なることが判明した。調
湿された印画紙、又は従来のバライタ印画紙に発生する
カールでは、水分の出入りに基づく原紙の伸縮も、乳剤
層を形成するゼラチン層の伸縮とともにカール形成の主
因であるが、原紙の両面がポリオレフィン等の透湿性の
小さい樹脂で被覆されている耐水性支持体を有する印画
紙の現像の際の乾燥直後、成るいは短時間の低湿変還境
内放置により発生したカールにおいては、原紙層からの
水の放出は、バライタ印画紙や、長時間の充分な調湿を
施された印画紙に比較して実質的にはかなり少ない。一
方ゼラチンを含む乳剤層は乾燥に伴ってその弾性率が大
きくなりかつ収縮する(例えば50%RHで平衡させた
とき乳剤層の弾性率は、約0.3 GPaであり、かつ
30%R1+で平衡させると、約2GPaまで増大する
。) このような印画紙では、乳剤層の収縮によりその下層の
ポリオレフィン樹脂ラミネート層、原紙層が圧縮され収
縮し、その収縮量に応じて、発生するカールの大小が定
まり、また収縮し易い方向に応じて、カール軸のネジレ
が発生すると考えられる。
そしてこのネジレカールが発生する要因は、次のように
考えられる。長網抄紙機で抄紙された紙において、パル
プ繊維の配向は、横方向より縦方向の方が大きいのが一
般である。そして抄紙条件により繊維の配向度がある方
向において少し高めになるなどのように、配向度分布が
、偏在したり、又表と裏とで繊維の配向方向が異なる等
の原因によってネジレカールが発生するものと考えられ
る。
このような原紙中における繊維の配向に、片寄りを生じ
ないように原紙を抄紙することが好ましいが、現実には
紙の全幅・全層に対して、均一な配向度を実現するのは
難しい。例えば長網抄紙機においては、紙の地合を良く
する為に、ワイヤーを抄紙方向に対して直角に振動させ
るのが普通であり、これによって、抄紙スラリーの流れ
方向に対して繊維の配向角が交互に左右に少し傾(よう
になるが、このような繊維配向の片寄りはこれを回避す
ることが困難である。
本発明者らは、上記のように、繊維配向に片寄りが少々
あっても、カール軸のネジレを実質的に小さくする(軸
のネジレとして8度以下)ことのできる手段を鋭意検討
した結果、印画紙の芯層を形成する原紙の表面側半部と
、裏面側半部の弾性率を適度にバランスさせることが上
記ねじれカール発生の軽減乃至防止に有効であることを
見出したのである。
第1図に示された印画紙の構成を示す断面図において、
印画紙1は、紙基体2と、その両面上に形成されたポリ
オレフィン樹脂表面被覆Ji3a(表面側)および、ポ
リオレフィン樹脂裏面被覆層3b(裏面側)と、並びに
表面被覆層3aの上に形成された写真乳剤層4とを含む
ものである。
いま、紙基体2を表面側半部2aと裏面側半部2bとに
分けて考察する(勿論、通常紙基体2は上記2半部に分
けて抄合わせ抄紙したものではないが、抄合わせた原紙
であってもよい。)すなわち印画紙支持体5は紙基体2
並びに表裏両被覆層3aおよび3bにより形成されてい
る。
第1図に例示された5層積層構造を有する印画紙1が低
湿度条件にさらされたとき、乳剤層4が乾燥して、はり
等方向に収縮しその弾性率が増大する。乳剤層4の下に
位置しているポリオレフィン樹脂表面被覆層3aは、一
般に0.2〜0.3GPaの比較的低い弾性率を有して
いるので、乳剤層4の等方向収縮に伴って、はり等方向
に圧縮されて収縮し、更に紙基体層2も圧縮力を受ける
。このとき、紙基体2の水分含有率の減少に伴う収縮は
実質的に極めて小さい。このような、乳剤層4の収縮に
伴う紙基体層2の収縮を第1図により説明する。
二層構造2a、2bを有する紙基体2が乳剤層4の収縮
に起因する圧縮力を受けたとき、紙基体2の表面側半部
2aの縦方向の弾性率Erlを、裏面側半部2bの縦方
向の弾性率Eblよりも大きくすると、乳剤層4の収縮
に起因する圧縮力により形成されるカールに対して、カ
ールの内側となる表面側半部2aの抵抗が大きく、これ
が印画紙における横方向を軸とするねじれカールの形成
や、印画紙の巾方向におけるカールの発生を抑制する。
また、紙基体2の裏面側半部2bの横方向の弾性率E 
ttLよりも、表面側半部2aの横方向の弾性率EfL
を小さくすると、表面側半部2aが収縮しやすくなり、
このため原紙の縦方向を軸方向とするカールが発生しや
すくなり、このような原紙の縦方向を軸方向とするカー
ルを発生させることによりねじれカールの発生を防止す
ることができる。
すなわち、ねじれカールの発生を防止するためには、 E 11 > E bl 、すなわち E ti / 
E btt > IEtt<E□、すなわち E□/ 
E bt < 1を満足するように、紙基体表面側半部
および裏面側半部の縦方向および横方向の弾性率を規制
することが好ましい。
すなわち(II[)式を満足するときは、その祇基層は
、原紙の縦方向に交差する軸方向を有するカールの発生
を防止することができ、また(IV)式を満足するとき
、当該祇基層は原紙の縦方向に平行な軸方向を有するカ
ールの発生を容易にし、それによってねしれカールの発
生を押割する。
上記、(III)および(TV)弐により(II[) (IV) が導き出されるが、この関係をゼラチン含有乳剤層の収
縮力との関連においてより詳細に検討した結果、上記効
果は、下記関係式(II):を満足するときに著しく高
められることを発見した。また上記効果を、紙基体層の
米坪と、ポリオレフィン樹脂被覆層の厚さの関係から、
更に詳しく検討した。すなわち一般に紙基体の表面側半
部の縦方向の弾性率Eflの値は、下記範囲:6.6G
Pa≦Efl≦8.4GPa         (V)
内にあることが好ましい。
また紙基体の裏面側半部の横方向の弾性率E btO値
は、下記範囲: 3.7GPa≦E bt≦4.4GPa       
  (Vl)内にあることが好ましい。
このように、紙基体のEfIおよびE btについて、
更に詳しく検討した結果EflとEbtの比が、下記関
係(I)を満足するときに、この支持体は、すぐれたカ
ール防止性を存する印画紙を与えることが見出された。
1.5≦ErI/Ebt≦2.25         
 (N紙基体を形成する原紙の各半部の各方向弾性率は
、下記のようにして測定することができる。
例えば、原紙の表面側半部の、所定方向の弾性率を測定
するには、下記の方法による。
(イ)供試紙試料を、その表面がペーパーグラインダー
(精密グラインダー、抜用製作所製)の基体面に接する
ように装着し、その裏面側をグラインダーにより少量ず
つ数回にわけて削り取り、原紙の厚さを、もとの厚さの
約1/2にする。
(0)このようにして得られた表面側半部を、テンシロ
ン等の弾性率測定機に供し、常法により所望方向の弾性
率を測定する。
すなわち、供試紙試料の巾を15mm、スパン長を15
0mmとし、測定機のヘッド引張り速度を10mm/分
の低速として試料を引張りその引張り開始から破断に至
るまでの応力−伸度曲線を作成する。
この応力−伸度曲線においてはヌ直線をなす部分の傾斜
(伸びblに対する応力増加ΔTの比:ΔT/Δ2)を
測定する。
試料の弾性率(E)は、下記式より算出される。
〔但し、上式中: ΔT−上記直線部における応力増加(kg)W=試料幅
(m) h=試料厚さ(m) Δ!−ΔTに対応する伸び(mm) L=試料の原スパン長(mm) G=重力の加速度=9.8 (N/kg)(ハ)紙試料
の弾性率の上記方法による測定には長時間を要するので
、工程管理用に短時間内に測定可能な超音波伝送速度の
測定装置を用いても、上記測定方法と同様な結果が得ら
れる。上述のようにして研削調製した紙試料の四周を、
測定台の上にクラフト粘着テープで貼りつけ、その中央
部に対して所定方向の超音波伝送速度測定を施せばよい
。この方法による紙の弾性率の算出は下記式%式% 〔但し、上式中 d=祇試料の見掛は密度(kg /ボ)S−超音波伝送
速度(rn/秒) 弾性率の測定には上記(III)および(ハ)項記載の
いづれの方法を用いてもよいが、測定値の再現性の面か
ら上記(ハ)項記載の方法が有利である。
印画紙用支持体において、その紙基体が(I)式および
(II)式の関係を満足するときは、この支持体から得
られた印画紙に発生するカールは、少なくともマシン軸
方向に平行か、又は、小さな傾き角度をなして、その商
品価値を損なうようなねじれカールを発生することはな
い。
しかし、上記関係式(I)および(II)を満足しない
とき、得られる印画紙に発生するカールは、原紙の縦方
向に対する傾き角度が不安定に変化し、式は大きな傾き
角度となりねじれ外観を与えたり、印画紙の現像機内走
行を困難にしたりする。
関係式(I)および(II)を満足する弾性率を有する
印画紙用支持体の紙基体は、主として、抄紙工程におけ
るジェット/ワイヤー比、すなわち、フローボックスの
スリットからの抄紙スラリーの流出速度と、ワイヤーの
走行速度との比、を適宜に制御すること、およびプレス
パートのドロー、すなわち、抄紙機のワイヤーの速度と
乾燥機の速度との差で表される速度差、を適宜に制御す
ることによって製造することができる。すなわちジェッ
ト/ワイヤー速度比の調節においては、抄紙スラリージ
ェットの流速がワイヤー速度に比し、過度に大きくなる
と、得られる原紙のフェルト面側半部が所謂押し地合と
なりこのフェルト面側半部の横方向におけるパルプ繊維
の配向度が、ワイヤー面側半部の横方向におけるパルプ
繊維の配向度より過度に大きくなり、したがってフェル
ト面側半部の横方向弾性率E0が、ワイヤー面側半部の
横方向弾性率EbLよりも過度に大きくなる。この場合
、フェルト面側を表面として用い、ワイヤー面側を裏面
として用いると、表面側と裏面側各半部の弾性率の関係
は、前記関係式(4)および(II)を満足しないよう
になる。その結果得られる印画紙にねじれカールを生じ
、またそのねじれ角度が過大になる。
短いノーデイツケル(ワイヤー上におけるスラリーの横
方向流れを規制する手段)を使用した場合、或いは、ノ
ーデイツケルの代わりにジェットノズルを用いた場合、
抄紙工程において、ヘッドボックスから供給されるパル
プスラリーのジェットの速度が極度に高いと、ジェット
流の両側縁部分がワイヤーからこぼれ落ちる傾向を生じ
、このため得られる原紙のフェルト面側半部の斜め方向
、または横方向の繊維配向度が大きくなり、従って、得
られる印画紙の両側縁部にねじれを生じ易くなる。
また、抄紙工程のプレスパートにおけるドローが過度に
小さくなると、得られる原紙中の結合パルプ繊維間の緊
張度が過度に低くなり、原紙の縦方向の弾性率が低くな
り、関係式(I)が満足されないことになる。すると、
得られる印画紙において、ゼラチン含有写真乳剤層の収
縮力に支持体が抵抗しきれなくなってマシン方向に交差
するカール軸をもってねじれカールを形成するようにな
る。
更に、抄紙の際にパルプスラリーのジェット流を噴出す
るヘッドボックスのスライス部分の両側縁(チーキング
ピース)が中央部分と同一の長さを有するときは、ジェ
ット流の両側縁部分が側縁から外へこぼれるように流出
する傾向があり、この流失量が過大になると得られる原
紙のフェルト面側半部の縦方向のパルプ繊維の配向度が
ワイヤー面側半部のそれよりも小さくなり、従ってフェ
ルト面側半部の縦方向の弾性率がワイヤー面倒半部のそ
れよりも低くなる。このため、この原紙のフェルト接触
面を表面とする支持体は、式(n)の関係を満足しない
ものになり、この支持体から得られる印画紙に、ねじれ
カールが発生しやすくなる。
更にまた、原紙の抄紙工程に使用するワイヤーの種類、
初期脱水部の設計、ワイヤー上におけるパルプスラリー
流の横方向への流れを規制するデイツケルの設計、およ
び原料の叩解度などを適切に選択・制御することにより
、式(I)および(II)の関係を満足する支持体を製
造することができる。但し、上記抄紙諸条件は、使用す
る抄紙機および抄紙方法の特性に応じて予備実験などに
より適宜に設定しなければならない。
印画紙のカール、特にねじれカールを制御するために、
印画紙用支持体の紙基体の特性、特に弾性率に着目する
ことは、従来全(知られていなかったものである。特に
、原紙の表面側半部と、裏面側半部の縮および横方向の
弾性率に着目し、これらを適宜に、すなわち、式(I)
および(II)を満足するように制御した原紙を用いて
、印画紙のねじれカールを規制することは、本発明によ
り初めて提案され、かつ達成されたのである。
本発明の写真印画紙用支持体は、前記所要特性を具備し
た原紙を基体とし、この紙基体の両面にポリオレフィン
樹脂からなる被覆層を形成することにより製造される。
本発明方法に用いられろ紙基体用原料は、一般に写真印
画紙支持体に用いられている原料から選ぶことができ、
例えば天然パルプ、合成パルプ、天然バルブと合成パル
プの混合物のほか、各種の抄き合せ紙用原料を挙げるこ
とができる。一般には、針葉樹パルプ、広葉樹パルプ、
針葉樹広葉樹混合パルプなどを主成分とする天然バルブ
が広く用いられている。この基体用原紙中には一般に製
紙で用いられるサイズ剤、定着剤、紙力増強剤、填料、
pH調整剤、帯電防止剤、染料などの添加剤が配合され
ていてもよいし、また表面サイズ剤、表面紙力剤、帯電
防止剤および染料などを適宜表面に塗布したものであっ
てもよい。
紙基体は、通常50〜300 g / rtrの重量、
好ましくは、140〜200g/rrrの重量を有する
、表面の平滑なものが用いられる。
紙基体の両面を被覆するために用いられる耐水性・熱可
塑性樹脂は、ポリオレフィン樹脂から選ばれる。ポリオ
レフィン樹脂は、エチレン、αオレフイン類、例えばプ
ロピレンなどの単独重合体、前記オレフィンの少なくと
も2種の共重合体、および、これら各種重合体の少なく
とも2種の混合物などから選ぶことができる。特に好ま
しいポリオレフィン樹脂は低密度ポリエチレン、高密度
ポリエチレン、および、これらの混合物である。
ポリオレフィン樹脂の分子量には特に制限はないが、通
常は20,000〜200,000の範囲のものが用い
られる。各被覆層は一般に10〜50g/ポの重量で好
ましくは20〜40g/イの重量で紙基体上に形成され
る。
支持体の裏面側(乳剤層を設ける面の反対側の面)を被
覆するために用いられるポリオレフィンは普通、低密度
ポリエチレン、高密度ポリエチレン又は低密度ポリエチ
レンと高密度ポリエチレンの混合物がそれ自体溶融ラミ
ネートされる。そしてこの層は一般にマット化加工され
ることが多い。
支持体表面(乳剤層を設ける面)側の被覆層に用いられ
るポリオレフィン樹脂には、二酸化チタンのような白色
顔料が分散混合されるが、その他に有色顔料、蛍光増白
剤、酸化防止剤および分散剤などの各種添加剤を添加し
てもよい。
支持体の表裏の被覆層の形成に当たり、−iに現像済み
印画紙の常用環境における平坦性を高める為に、表側の
樹脂層の密度を裏側のそれより少し小さくしたり、表側
よりも裏側の樹脂被覆層の量を多くするなどの手段が用
いられる。
樹脂被覆層を塗布する基体の面は、上述の理論から明ら
かな様に、原紙のフェルト接触面とワイヤー接触面には
関係なく、写真乳剤並びに二酸化チタン含有ポリオレフ
ィン樹脂層を形成する面が表面であり、ポリオレフィン
樹脂層のみを形成する面が表面であり、この表面と裏面
とが弐N)及び(II)を満足する様にコントロールす
る必要がある。
一般に、表裏両面被覆層は、ポリオレフィン樹脂組成物
を、紙基体上に、溶融押出しコーティング法により形成
される。この溶融押出しコーティング法を実施するには
、通常、ポリオレフィン樹脂組成物を走行する紙基体用
原紙の上に、押出機のスリットダイから単一層ないし複
数層のフィルム状に溶融押出塗工する。通常、溶融押出
温度は200°C乃至350°Cであることが好ましい
。また、樹脂組成物を基体に塗工する前に、基体にコロ
ナ放電処理、火炎処理などの活性化処理を施すのが好ま
しい。
又、支持体の表面にもコロナ放電処理、火炎処理などの
活性化処理をすることができる。また要すれば表面樹脂
層の上に写真乳剤との接着性を向上するためのサブコー
ト層或いは裏面樹脂被覆層の上に印刷筆記性や帯電防止
性を向上するためのバックコツト層等を塗布してもよい
本発明の支持体から写真印画紙を製造するためには、支
持体の表面樹脂被覆層上に感光性乳剤を塗布する。
この乳剤は、通常の白黒用乳剤でもよいし、又はカラー
用乳剤であってもよく、一般に、乳剤100g当たり数
十mgの銀塩を含み、また、それに含まれるゼラチンの
濃度は4〜8%(重り程度である。
印画紙上の写真乳剤層の乾燥重量は10g/rrf前後
であるのが普通である。
〔実施例〕
本発明を下記の実施例により更に説明する。
実施例1〜2および比較例の各々においてカナデイアン
スタンダードフリーネス(JIS P−8121−76
)250mj!まで叩解した針葉樹晒亜硫酸バルブ(N
BSP) 20%と、フリーネス28hyflまで叩解
した広葉樹晒硫酸塩パルプ(LBKP) 80%とを混
合し、この混合パルプを長網式抄紙機に供して米秤量1
70g/ボ、緊度1.05 g / ca、水分8%の
原紙を抄造した。このとき、製紙用添加剤としてパルプ
絶乾重量に対し下記の量で使用した。
カチオン化澱粉           2.0%アルキ
ルケテンダイマー樹脂     0.4%アニオン性ポ
リアクリルアミドI(JIW   o、1%苛性ソーダ pH7,5に調節 次に、サイズプレス剤として、カルボキシル変性PVA
と、塩化ナトリウムとを、2:lの重量比率で混合し、
これを水に溶解して調整した5%サイズ液を、原紙の両
面に25g/rdの塗布量で塗布した。
また、抄造に際し、ヘッドボックスのスライス部の両側
縁部のチーキングピースの長さを、リップよりも100
mm長くしてパルプスラリーが両側縁部外へこぼれるこ
とを防止し、また、パルプスラリーのジェット流をノー
デイツケルを配置して制御し、更にジェット速度とワイ
ヤー速度との比(J/W)およびドロー条件を第1表記
載のように規制した。
第   1   表 原紙を用い、但し、その表裏の関係を逆にした。
すなわち、ワイヤー面側を表面に、フェルト面側を裏面
にして前記(I)(II)式の値を算出した。
実施例1及び比較例1,2.3においては、得られた原
紙のフェルト面側を表面とし、ワイヤー面側を裏面とし
て、超音波伝達速度測定法によりそれぞれの弾性率を測
定し、前記(I)(II)式の値を算出した。
また、実施例2においては、比較例1と同一のこの測定
において原紙は297mmX 210mmの寸法に切断
され各試料の短辺側縁部を通常のクラフトテープ(幅5
an)を用いて貼布し、前述のようにして研削を施して
、表面側半部と裏面側半部とを作成した。
次に研削した試料から18cm X 18cmの寸法の
試料(クラフトテープを含まないもの)を切り出し、こ
れを超音波伝達速度測定機(ソニックテスター野村商事
社製、5ST−200型)に供した。供試原紙すなわち
実施例1の原紙は、式(I)および(II)の関係を満
たしていたが比較例1〜3の原紙は式(Nおよび(II
)の関係のいづれか1つを満たしていなかった。但し、
比較例1の原紙のフェルト接触面とワイヤー接触面とを
逆にして表面と裏面とした実施例2の原紙は両式を満足
していた。
([+) ET7.     の−1・告下記のように
して実施例1及び比較例1,2゜3の印画紙用支持体を
製造した。
サイズされた原紙のワイヤー面にコロナ放電処理を施し
、この面に高密度ポリエチレン(密度0、94 g /
 cffl、MI=8.0)と低密度ポリエチL/7(
密度0.92g/cJ、 M I =4.6 )のl:
1混合物を樹脂温度330°Cで溶融押出して積層し、
クーリングロールでマット型付を施しながら冷却し、厚
さ26声の裏面樹脂被覆層を形成した。
次いで原紙のフェルト面に、コロナ放電処理を施し、こ
の面上に、10%の酸化チタンを含む前記高密度ポリエ
チレンと前記低密度ポリエチレンの重量比8:2の分散
混合物を、樹脂温度320°Cで溶融押出して積層し、
厚さ28卿の樹脂被覆層を形成し、光沢のある樹脂被覆
層を形成した。
また、実施例2の印画紙用支持体は、比較例1と同一の
原紙を用いて、そのワイヤー面に酸化チタンを含むポリ
エチレン混合物から成る樹脂被覆層を形成するようにし
て、上記の方法と同様にして製造された。
(ハ)印画紙の調製(写真乳剤層の塗布)上記の各支持
体の表面にコロナ放電処理を施した後、市版恨塩乳剤(
ロックランド、コロイド社製、商品名リキッドライト)
に2X10−’モル/gのゼラチン硬膜剤(HDU、相
互薬工■社製、N、N’−ヘキサンメチレン−1,6−
ビス(I−アジリジン力ルポキサミド)を添加して調製
した処理液を、Log/rrfの乾燥塗布重量になるよ
うに塗布し、冷風下に乾燥固化し、次に40°Cで90
分加熱乾燥し、更に40゛C150%R11の条件で6
0時間キュアし、20°C165%RHで2時間調ン易
した。
得られた印画紙を幅(原紙横方向)82馴、長さ(原紙
縦方向014mmに裁断し、その長手軸方向が、現像機
の送紙方向と一致するように現像機に供し、40°Cの
現像液(サクラカラーPCペーパー現像キット)で3分
間現像し40°Cの漂白定着液(サクラカラーPCペー
パー現像液用定着液)で3分間定着し、30°Cで5分
間水洗し、30°C130%RHに条件コントロールさ
れた室内で、印画紙用エヤドライヤ(F、C,Manu
facturing Co、Ltd。
製、JRC−33型)を用いて、80°Cで2分間乾燥
した。この乾燥直後および、30°C,30%RHの条
件下に2時間放置したときの印画紙のねじれ角度を測定
した。このねじれ角度とは、カールした印画紙を、その
凹面を上向きにして水平面に置き、このとき印画紙が水
平面に接する面の中心線(カール軸)と、支持体の縦方
向軸とのなす角度を云つ。
ねじれ角度が8度以下であるならば、その印画紙は実用
上良好な耐カール性を有するものと評価される。
印画紙に発生したカールのねじれ角度の測定結果を第3
表に示す。
第   3   表 3〜4および   4〜6 実施例3〜4および比較例4〜6を、それぞれ前記実施
例1〜2および比較例1〜3と同様の操作を行った。但
し、抄紙操作において、スライスヘッドの両側縁部分の
チーキングピースの長さを、そのリップ面の長さと等し
くした。
但し、実施例4において、比較例5と同一の原紙を用い
、但し、その表裏の関係を逆にした。
原祇各半部の超音波伝達速度と、弾性率の測定結果を第
4表に示す。
以下余日 第4表から明らかなように、実施例3〜4の原紙のみが
式(I)および(IT)両者を満たすものであった。
各印画紙のねじれカール角度を第5表に示す。
第   5   R 実施例3〜4の印画紙のねじれは実施例Iのものよりも
や\大きかったが、実用上十分良好なものであった。し
かし比較例4〜6の印画紙は、いづれも大きなねじれを
示した。
〔発明の効果〕
本発明において、写真印画紙用支持体の紙基体用原紙と
して、その表面側半部および裏面側半部の弾性率を、弐
(I)および(II)を満足するように制御したものを
用いることにより印画紙にねしれカール、特にマシン軸
に対し8度以上のねじれ角度を有するねじれカール、の
発生を防止することができ、それにより印画紙の現像作
業性および商品価値を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の写真印画紙用支持体を用いて得られる
写真印画紙の一例の構成を示す断面説明図であり、 第2図はカールした印画紙を水平面北に置いたときの断
面正面図であり、 第3図は、第2図に示されたカールした印画紙の斜視説
明図である。 ■・・・印画紙、      2・・・祇基層、2a・
・・表面側半部、  2b・・・裏面側半部、3a 、
 3b・・・ポリオレフィン樹脂被覆層、4・・・写真
乳剤層、    5・・・支持体、6・・・水平面、 7a 、 7b 、 7c 、 7d・・・カールした
印画紙の側縁端部、hl、hZ・・・高さ、    Y
−Y’・・・カール軸、x−x’・・・現像機の送紙方
向軸、 θ・・・ねじれ角度。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、原紙からなる基体と、この基体の両面に積層された
    ポリオレフィン樹脂層とを含み、前記原紙が、下記関係
    式( I )および(II):1.5≦E_f_l/E_b
    _t≦2.25( I )(E_f_l・E_b_t/E
    _f_t・E_b_l)≧0.93(II)〔但し、上式
    中、E_f_lは、前記原紙の表面(写真乳剤層を形成
    する面)側半部の縦方向の弾性率を表し、E_b_tは
    、前記原紙の裏面(写真乳剤層を形成する面に対し反対
    の面)側半部の横方向の弾性率を表し、E_f_tは、
    前記原紙の表面側半部の横方向の弾性率を表し、そして
    E_b_lは、前記原紙の裏面側半部の縦方向弾性率を
    表す。〕 を満足する弾性特性を有することを特徴とする、写真印
    画紙用支持体。 2、前記原紙が、140〜200g/m^2の坪量を有
    する、特許請求の範囲第1項記載の支持体。 3、前記ポリオレフィン樹脂被覆層が、ポリエチレン樹
    脂を主成分として形成されている、特許請求の範囲第1
    項記載の支持体。 4、前記ポリオレフィン樹脂被覆層が、10〜50μm
    の厚さを有する、特許請求の範囲第1項記載の支持体。 5、前記関係式( I )および(II)において、E_f
    _lおよびE_b_tの値が下記の範囲:6.6GPa
    ≦E_f_l≦8.4GPa 3.7GPa≦E_b_t≦4.4GPa 内にある、特許請求の範囲第1項記載の支持体。
JP63261549A 1987-10-22 1988-10-19 写真印画紙用支持体 Expired - Fee Related JP2690119B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62-265221 1987-10-22
JP26522187 1987-10-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0248A true JPH0248A (ja) 1990-01-05
JP2690119B2 JP2690119B2 (ja) 1997-12-10

Family

ID=17414206

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63261549A Expired - Fee Related JP2690119B2 (ja) 1987-10-22 1988-10-19 写真印画紙用支持体

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4968554A (ja)
EP (1) EP0316081B1 (ja)
JP (1) JP2690119B2 (ja)
DE (1) DE3882488T2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0288101A (ja) * 1988-09-22 1990-03-28 Hitachi Seiki Co Ltd 対向型2軸スピンドル旋盤のワーク授受確認方法とその制御装置
JP2017100359A (ja) * 2015-12-02 2017-06-08 王子ホールディングス株式会社 剥離紙用原紙及びその製造方法

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4005682C2 (de) * 1989-02-22 1995-02-23 Mitsubishi Paper Mills Ltd Schichtträger für fotografische Aufzeichnungsmaterialien
US5178992A (en) * 1989-09-01 1993-01-12 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method for processing silver halide color photographic material
US5234804A (en) * 1992-09-04 1993-08-10 Eastman Kodak Company Photographic paper support with silver halide emulsion layer
US5902720A (en) * 1997-05-23 1999-05-11 Eastman Kodak Company Photographic element that resists curl using oriented sheets
US5853965A (en) * 1997-05-23 1998-12-29 Eastman Kodak Company Photographic element with bonding layer on oriented sheet
US5888643A (en) * 1997-05-23 1999-03-30 Eastman Kodak Company Controlling bending stiffness in photographic paper
US5888683A (en) * 1997-05-23 1999-03-30 Eastman Kodak Company Roughness elimination by control of strength of polymer sheet in relation to base paper
US6107014A (en) 1998-06-09 2000-08-22 Eastman Kodak Company Raw stock for photographic paper
US6296983B1 (en) 1998-11-20 2001-10-02 Eastman Kodak Company Imaging element with improved twist warp
US7906218B2 (en) * 2004-11-30 2011-03-15 Hewlett-Packard Development Company, L.P. System and a method for inkjet image supporting medium
US20060115634A1 (en) * 2004-11-30 2006-06-01 Park Chang S Resin coated papers with imporved performance

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1772347A1 (de) * 1968-05-02 1971-03-04 Schoeller Felix Jun Fa Verfahren zur Herstellung eines nicht rollenden,beidseitig mit UEberzuegen versehenen Papiers fuer fotografische Zwecke
JPS5841501B2 (ja) * 1976-04-27 1983-09-12 富士写真フイルム株式会社 写真用支持体の製造方法
JPS6046424B2 (ja) * 1979-01-18 1985-10-16 三菱製紙株式会社 写真材料
JPS59177541A (ja) * 1983-03-29 1984-10-08 Fuji Photo Film Co Ltd 写真印画材料

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0288101A (ja) * 1988-09-22 1990-03-28 Hitachi Seiki Co Ltd 対向型2軸スピンドル旋盤のワーク授受確認方法とその制御装置
JP2017100359A (ja) * 2015-12-02 2017-06-08 王子ホールディングス株式会社 剥離紙用原紙及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2690119B2 (ja) 1997-12-10
US4968554A (en) 1990-11-06
EP0316081B1 (en) 1993-07-21
DE3882488T2 (de) 1994-02-24
DE3882488D1 (de) 1993-08-26
EP0316081A1 (en) 1989-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6335102B1 (en) Support for imaging material
US5888643A (en) Controlling bending stiffness in photographic paper
EP0217959B1 (en) Paper manufacturing method
US5853965A (en) Photographic element with bonding layer on oriented sheet
US5888681A (en) Photographic element with microvoided sheet of opalescent appearance
JPH0248A (ja) 写真印画紙用支持体
US6190781B1 (en) Support for imaging material
JPH11350394A (ja) 写真用途の紙及び写真要素
JP2000310831A (ja) 緩衝層を有する写真要素
US7906218B2 (en) System and a method for inkjet image supporting medium
JPH11265038A (ja) 写真要素及びその作製方法
EP0585849B1 (en) Photographic paper
JP2765748B2 (ja) 写真印画紙用支持体
JPS61260240A (ja) 写真印画紙用支持体
JP2770949B2 (ja) 写真印画紙用支持体
JP3463839B2 (ja) 写真印画紙用支持体およびその製造方法
JPH042936B2 (ja)
JP2000155385A (ja) フッ素ポリマ―を含む二軸延伸シ―トを有する画像形成要素
JPS5828740A (ja) ハロゲン化銀写真材料の製造方法
JP3343834B2 (ja) 画像材料用支持体
JP4035388B2 (ja) 写真印画紙用支持体およびその製造方法
US5576152A (en) Photographic paper formed with low molecular weight polyvinyl alcohol having low oxygen permeability
JP2972405B2 (ja) 写真用支持体
JPH06214342A (ja) 写真印画紙用支持体の製造方法
JPH06266045A (ja) 写真用支持体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees