JPH042936B2 - - Google Patents

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JPH042936B2
JPH042936B2 JP60126796A JP12679685A JPH042936B2 JP H042936 B2 JPH042936 B2 JP H042936B2 JP 60126796 A JP60126796 A JP 60126796A JP 12679685 A JP12679685 A JP 12679685A JP H042936 B2 JPH042936 B2 JP H042936B2
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/775Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers the base being of paper
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F9/00Complete machines for making continuous webs of paper
    • D21F9/003Complete machines for making continuous webs of paper of the twin-wire type

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(A) 産業上の利用分野 本発明は、原紙の両面が樹脂被覆された写真印
画紙用紙支持体の製造方法に関するものである。
特に表面の流れ方向に平行な山脈状の凹凸(以
降、面シボと称す)が少く、乳剤の均一塗布性に
優れた写真印画紙用紙支持体の製造方法に関する
ものである。 (B) 従来の技術 通常のカラー印画紙、白黒印画紙等の写真印画
紙の処理は液中で行なわれるため、写真印画紙用
の紙支持体には、湿潤強度のあるものが使用され
ている。 バライタ紙は、湿潤強度のある原紙にゼラチン
から成るバインダーに硫酸バリウムの白色無機顔
料を分散した塗布液を塗布、乾燥して得られる写
真用紙支持体で広く用いられてきた。 近年、写真処理の迅速化に伴つて、原紙の両面
に耐水性の樹脂を被覆した、樹脂被覆紙が使用さ
れ、この樹脂被覆紙が、写真用印画紙の紙支持体
として主として使用されている。 これらの紙支持体の原紙は、通常は走行する無
端の長い網の上に紙料を流し紙層を形成する長網
抄紙機により製造されている。生産性を上げるた
め、抄紙スピードも速くなつてきており、その高
速抄造における品質の維持改良のために種々の努
力が払われている。 なお、写真用紙支持体の原紙では利用されてい
ないが、新聞紙や印刷用の一般の紙では、2枚ワ
イヤー方式の抄紙機で製造されているものもあ
る。 一方、写真印画紙の製造においても生産性の向
上が図られている。たとえば、乳剤の塗布スピー
ドを速くしたり、多層を必要とするカラープリン
ト用の印画紙においては、各層の単層塗布から、
多層同時塗布、更には全層同時塗布が行なわれた
りしてきている。 そのため乳剤はもとより、支持体にも厳しい品
質が要求されるようになつてきた。特に全層同時
塗布において乳剤ズレと称する乳剤層の一部に塗
布層の厚みが微妙に変化して均一な塗布層になら
なくなつてしまう現象があり、これをプリントに
した場合には、色のムラとなり商品価値を低下し
てしまう。 この乳剤ズレの原因については良くわからない
面が多いが、乳剤の塗布スピードを上げてゆく
と、それにつれて、乳剤ズレの程度が悪化するこ
とがわかつている。写真印画紙には各種の面状、
たとえば絹目、微粒面、マツト面、鏡面などがあ
り乳剤ズレはその表面の形状にも関係があるが、
いずれの形状のものにおいても乳剤塗布スピード
の上昇に伴い乳剤ズレが発生し易くなる。 乳剤ズレに対する支持体の因子としては、これ
を構成する原紙の面シボがあり、面シボグレード
の良い原紙を用いたもの程乳剤ズレが生じにく
い。たとえばカレンダー処理で原紙の密度を上げ
原紙の面シボグレードを改良することで乳剤ズレ
の発生を抑制することができる。しかし効果が十
分ではなく、また密度を上げ、厚みを保持しよう
として目方を増やせば経済的に不利である。 また、原紙を抄紙機で抄造する速度を上げてゆ
くと得られる原紙の面シボが悪化し乳剤ズレの程
度が悪くなる。 (C) 発明が解決しようとする問題点 乳剤を高速塗布しても、乳剤ズレの生じない良
好な面シボを有する原紙をもつた紙支持体を製造
すること、また、原紙を高速抄造しても良好な面
シボを保持して、乳剤ズレの生じない紙支持体を
得ることに、本発明者らは、鋭意研究を重ねてき
た。 (D) 問題点を解決するための手段 本発明者らは、研究の結果、原紙を高速抄造し
ても、また乳剤を高速塗布しても乳剤ズレを生じ
させない写真用紙支持体の製造方法を得るに至つ
た。 即ち、原紙の両面に耐水性のある樹脂を被覆し
た写真用紙支持体の製造方法において、該原紙を
長網抄紙機の紙匹を形成するワイヤーと、その上
から紙匹を挾むように無端の上部ワイヤーを設け
た2枚ワイヤーの抄紙機によつて形成する際、紙
料が長網抄紙機のワイヤーにのつてから5mから
12m後に、に上記上部ワイヤーに挾まれるように
して、更に、長網抄紙機の下部ワイヤーで脱水さ
れる水の量と上部ワイヤーで脱水される水の量の
割合(以降、上部脱水率と称す)を15%から50%
にすることを特徴とする写真用紙支持体の製造方
法である。 (E) 作用 2枚ワイヤーの抄紙機は、長網抄紙機と異り上
下両面から紙料を押えて脱水することにより、紙
料の自由表面を抑制して厚み方向に比較的均一な
構成をもつ原紙を作ることができるが、表面にワ
イヤーマークと称する規則正しい凹凸の模様が生
じ易い。 また、表裏両面から脱水することにより抄紙ス
ピードに対してワイヤーパートを短くすることが
可能であるが、両面から脱水されるため、形成さ
れる紙層が上下に分離する形になり易く、紙層間
強度が低下する傾向がある。特に写真用紙支持体
ではこの紙層間強度の低下は、写真処理中に、処
理液がその弱いところに集中し、処理液が紙層中
に残りステインと称する汚れを生じさせてしま
い、見映えを悪くしてしまう。ところが、本発明
の2枚ワイヤー抄紙機の上部ワイヤーの位置と上
部脱水率をコントロールすることにより、上部2
枚ワイヤー抄紙機の長所を生かし、かつ欠点を抑
制して、写真印画用紙支持体用へ面シボの良好
な、かつ乳剤ズレの生じない原紙が得られる。 上部ワイヤーの位置は5mから12mにすると良
く、特に7mから11mにすると良い。 5m未満では紙料が多量の水を含んだ状態で上
部ワイヤーに挾まれるため、紙料に余分な力が働
き、厚み方向に均一な紙層になりにくく、面シボ
が劣る。また上下に脱水される際に紙層が分散し
やすく、写真処理において処理液がヘリからしみ
込んでしまい、商品価値を低下してしまう。また
12mを越えると、下部ワイヤーで脱水が進んで紙
層表面も固定されてきているために、面シボの良
好なものが得られにくく、乳剤ズレが改善されな
い。 上部脱水率は15%から50%が良く、特に20%か
ら40%にすると良い。 上部脱水率が15%未満であると、挾まれた紙料
を厚み方向に均一に分散する効果が少く、従来の
長網タイプ抄紙機で得られる原紙と同様となり、
面シボの良好なものが得られにくく、乳剤ズレが
改善されない。 また40%をオーバすると紙層が上下に2分され
易く紙層間強度も得られない。さらにワイヤーマ
ークも出易い。 このようにして得られた原紙の両面に耐水性の
樹脂を被覆しても同様の効果が得られる。 本発明の実施に用いられる紙支持体の原紙は天
然パルプを主成分とするものであるが、必要に応
じて天然パルプ以外の合成パルプ、合成繊維を混
抄してなる原紙を用いてもよい。また紙支持体の
原紙の坪量に関して特に制限はないが、その坪量
は50g〜300g/m2が好ましく、密度は0.8〜1.20
g/cm2が好ましい。 本発明の実施の用いられる天然パルプを主成分
とする紙支持体の原紙は、乾燥紙力増強剤、湿潤
紙力増強剤、それらの定着剤、電解質、顔料、PH
調節剤、染料、蛍光増白剤等、各種の高分子化合
物、添加剤を含有せしめることができる。上記高
分子化合物、添加剤等は天然パルプを主成分とす
る、水分散スラリー中に添加したり、また紙とな
つたあとでサイズプレス、タブサイズ、スプレー
サイズ等で含有させることもできる。 本発明の実施に用いられる樹脂は押出し塗布、
溶剤塗布等の一般的な方法で塗工され、樹脂によ
つては電子線硬化等の処理を行つてもよい。樹脂
はまた予めフイルムにしてからドライラミネーシ
ヨンやウエツトラミネーシヨン法で貼り合わせて
も良い。型付加工は塗工ないし、貼り合せされた
樹脂層を型付け加工されたロール表面に圧着して
行うが、押し出し塗布では通常クーリングロール
に型付けロールを用いて、塗布と同時に型付けす
るし、電子線硬化法では樹脂層を型付けロールに
圧着しつつ、電子線を照射して硬化させる方法を
とる。 被覆用樹脂は、ポリエチレンが最も一般的であ
るが、その他の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、電
子線硬化性樹脂等耐水性があり、写真乳剤に障害
を及ぼさないものは何であつても使用できる。 また、樹脂には酸化チタン、着色剤、導電剤、
安定剤等を含有させることもできる。 樹脂被覆紙は、一般的にコロナ処理が施され、
更に目的に応じてバツクコートや下引等が施され
ても良い。 以下に実施例で本発明を具体的に説明する。実
施例は本発明を限定するものではない。 (F) 実施例 () LBKP50重量部とLBSP50重量部を配合し
たパルプを叩解し300mlCSFにした。得られた
パルプスラリーに、サイズ剤としてアラキルケ
テンダイマーを対パルプに0.5重量%、強度剤
として、ポリアクリルアミドを対パルプに2.0
重量%、ポリアミドエピクロルヒドリンを対パ
ルプ0.5重量%添加し紙料とした。 紙料を200m/minで走行している長網抄紙
機のワイヤーにのせ、上部ワイヤーを4、5、
7、11、12、13mの位置に変え、上部脱水率を
20%にして紙匹を形成し、乾燥した。 乾燥の途中で表面強度をもたせるために、変
形ポバールの塗液をタブサイズで与え、乾燥
し、最終的に得られる原紙が、水分8%坪量
170g密度1.04になるよう乾燥及びカレンダー
で調節した。 得られたそれぞれの原紙の一面に予めコロナ
放電処理した後、高密度ポリエチレン(密度
0.96メルトインデツクス7)の50重量部と低密
度ポリエチレン(密度0.92メルトインデツクス
5)の50重量部との混合したものを320℃で溶
融し、押出溶融塗布機を用いて30μの厚さにコ
ーテイングした。 次にその反対側の面に同じく予めコロナ放電
処理した後、アナターゼ型酸化チタン9%を含
有する低密度ポリエチレン(アナターゼ型酸化
チタンを含まない低密度ポリエチレンの密度
は、0.92メルトインデツクス5)を320℃で溶
融し、25μの厚さにコーテイングした。 尚、樹脂表面の形状は、表裏ともに中心線平
均粗さが1μであるクーリングロールを用いて、
細いマツト面になつている。 樹脂被覆した紙支持体について、それぞれ乳
剤塗布を行つた。 乳剤はカラー用のもので、各層を構成する全
層を同時に塗布を行い、許容される乳剤ズレと
なる限界の塗布スピードを確認した。その結果
を表−1に示す。
【表】 ることを示している。
またここでいう面シボは、肉眼による原紙表
面の流れ方向に平行な山脈状の凹凸の程度をク
レード付けしたもので数字の小さい方が凹凸が
小さく滑らかに見える。 () 実施例1〜4、比較例1〜2と同じ紙料を
用いて、上部ワイヤーの位置を9mに固定し、
上部脱水率を14、15、20、40、50、53%にして
それぞれ抄造し、そのあとは同様に変形ポバー
ルを塗布し、水分8.2%、坪量170g密度0.92の
原紙を得た。 得られた原紙の両面に、実施例1〜4、比較
例1−2と同様に樹脂を被覆して、カラー用の
写真乳剤を全層同時塗布し、許容される乳剤ズ
レとなる限界の塗布スピードを確認した。その
結果を表−2に示す。
【表】 表−1及び表−2の層間強度の測定方法は、下
記のとおりで、70g以下は不合格である。 実施例及びで得られた両面樹脂被覆紙の紙
料を第1図のごとく、抄紙方向に巾7mmに調節し
た平行2枚刃カツターで裏樹脂層から原紙層の中
層まで7mm巾の切り込み2を入れる。切り込み2
を入れる流さは9cmである。切り込み2の一部を
剥離し、その剥離片3を第2図に示した測定用架
台の天板4のスリツト6(開口は1cm×10cm)か
ら第3図に示すように下に出し、剥離片3にクリ
ツプ7及び系9を介し水受け容器8を取りつけ
る。 水受け容器8に少しづつ水を注ぎ、剥離片3が
更に剥離されるまで入れる。そのときの水受け容
器と水の総重量を測定し、それを層間強度とす
る。単位はgである。 (G) 発明の効果 実施例()及、()から明らかなように、
本発明で得られる写真用紙支持体は、面シボが良
好で、全層同時塗布での高速塗布でも乳剤ズレを
生じないことがわかり、乳剤塗布での生産性を大
巾に改善することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、層間強度を測定しようとする試料の
斜視図である。第2図は、層間強度測定用架台の
斜視図である。第3図は層間強度を測定しようと
する試料を測定用架台に装着したときの概略図で
ある。 1……測定試料、2……切り込み、3……剥離
片、4……天板、5……試料押え板、6……スリ
ツト、7……クリツプ、8……水受け容器、9…
…糸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原紙の両面に耐水性のある樹脂を被覆した写
    真用紙支持体の製造方法において、該原紙を長網
    抄紙機の紙匹を形成するワイヤーとその上から紙
    匹を挾むように無端の上部ワイヤーを設けた2枚
    ワイヤー抄紙機によつて形成する際、紙料が長網
    抄紙機のワイヤーにのつてから5mから12m後に
    上記上部ワイヤーに挾まれるようにして、更に長
    網抄紙機の下部ワイヤーで脱水される水の量と上
    部ワイヤーで脱水される水の量の合計量に対する
    上部ワイヤーで脱水される水の量の割合(以降上
    部脱水率と称す)を15%から50%にすることを特
    徴とする写真用紙支持体の製造方法。 2 上部ワイヤーの位置を7mから11mに、上部
    脱水率を20%から40%にする特許請求の範囲第1
    項記載の写真用紙支持体の製造方法。
JP60126796A 1985-06-10 1985-06-10 写真用紙支持体の製造方法 Granted JPS61284762A (ja)

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GB08613280A GB2177734B (en) 1985-06-10 1986-06-02 A method of making a paper support for photographic paper
DE19863619339 DE3619339A1 (de) 1985-06-10 1986-06-09 Verfahren zur herstellung eines papiertraegers
US07/495,135 US5108545A (en) 1985-06-10 1990-03-19 Method for making paper support

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JPS61284762A JPS61284762A (ja) 1986-12-15
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GB2177734A (en) 1987-01-28
JPS61284762A (ja) 1986-12-15
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GB8613280D0 (en) 1986-07-09
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