JPH11265038A - 写真要素及びその作製方法 - Google Patents

写真要素及びその作製方法

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JPH11265038A
JPH11265038A JP10363861A JP36386198A JPH11265038A JP H11265038 A JPH11265038 A JP H11265038A JP 10363861 A JP10363861 A JP 10363861A JP 36386198 A JP36386198 A JP 36386198A JP H11265038 A JPH11265038 A JP H11265038A
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sheet
thickness
photographic
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Thaddeus Stephen Gula
スティーブン グラ テイディウス
Peter Thomas Aylward
トマス エイルワード ピーター
Robert Paul Bourdelais
ポール ボーデレイ ロバート
Douglas Norman Haydock
ノーマン ヘイドック ダグラス
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Eastman Kodak Co
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    • G03C2200/22Dye or dye precursor

Abstract

(57)【要約】 【課題】 実用的で、製造可能で、コスト効率がよく、
光学特性を大きく改善するためにより効率よく着色材料
を有する感光性層とベース紙との間にあるより効率のよ
い層を有する画像形成要素を提供する。 【解決手段】 画像キャリング層、及び着色層を有する
基体を含んでなり、当該着色層が0.2μm〜1.5μ
mの厚さである画像形成要素。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は写真材料に関する。
好ましい形態では、本発明は写真カラーペーパーのベー
ス材料に関する。
【0002】
【従来の技術】カラーペーパーの作製では、カラーペー
パーがそれに適用されるポリマー層、典型的にはポリエ
チレンの層を有することは公知である。この層は、カラ
ーペーパーに耐水性を与えるのに役に立ち、同時に、そ
の上に感光性層を形成する平滑面を提供するのに役に立
つ。好適な平滑面を作製することは困難であり、ポリエ
チレン層の適切なレイダウン及び冷却を確実にするの
に、多大の注意と費用が必要である。より信頼性があ
り、改善された面をより低コストで作製できるならば、
それが望ましい。
【0003】写真ペーパーでは、ポリエチレン層も、二
酸化チタン及び他の白色剤物質並びに色味剤のキャリア
層としてはたらく。ポリエチレン層全体に分散されてい
るよりも、これらの着色材料が写真的により有効となる
ポリエチレン層の表面近くに集中できるならば、それが
望ましい。
【0004】従来技術の写真材料は、単一層よりも厚く
そして/又は二酸化チタン(TiO 2 )及び着色剤がよ
り濃縮された、紙ベース上に共押出しされる層塗膜を提
案している。酸化亜鉛もしくは他の微小分割された固体
等の他の高屈折率材料も用いられる。一般的に、これら
の改良はコストがかかり、これらの濃縮層処理し、また
塗布すると、斑点、線及び表面破壊に関する製造上の問
題を生じる。高充填層は、塗膜の強度性能が劣化し、ベ
ース紙もしくは画像を載せる乳剤層との接着性が悪くな
る。また、これらの層のコーティング速度も遅くなるで
あろう。
【0005】高充填された共押出層が遭遇する問題点の
説明は米国特許第5,466,519号明細書に記載さ
れている。米国特許第5,244,861号明細書に
は、感熱色素転写用受容層において二軸延伸ポリプロピ
レンを用いることが提案されている。示されているよう
にこれらの材料は、改良された比色性能のために薄層を
最適化する非常に独特な能力を有すると思われる。
【0006】共押出薄層技法の改良及び限界の例は米国
特許第5,476,708号明細書に説明されており、
それには、感光性乳剤の下に用いるように作製された、
色相の無い未着色の薄い表皮層によって、写真システム
のシャープネスの改善が達成できると提案されている。
大ざっぱな対比から、共押出技法の限界を最大まで押し
進めると、1.5μm位の厚さの透明層が光学写真レス
ポンスに最適であるという提案がなされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】実用的で、製造可能
で、コスト効率がよく、光学特性を大きく改善するため
に、より効率よく着色材料を含有する、感光性層とベー
ス紙との間にあるより効率のよい層が必要とされてい
る。本発明の目的は、改善された写真ペーパーを提供す
ることである。本発明の更なる目的は、改善された画像
再現を有する写真画像を提供することである。本発明の
更なる目的は、従来技術で用いられている色味剤の量を
減らすことである。本発明の更なる目的は、接着性問
題、線、もしくはスポットの無い、容易に製造できる写
真要素を提供することである。本発明の更なる目的は、
非常に高速でコートできる写真要素を提供することであ
る。本発明の更なる目的は、従来技術の写真特性を越え
る、極薄で、精密で有用な層を有する写真要素を提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のこれらの目的
は、画像キャリング層、及び着色層を有する基体を含ん
でなり、当該着色層が約0.2μm〜1.5μmの厚さ
である画像形成要素によって一般的に達成される。本発
明のもう一つの態様は、予め作製された二軸延伸ポリオ
レフィンシートを用意すること、ベース紙を用意するこ
と、該ベース紙上に接着剤を塗布することそして同時に
該シートを該接着剤に適用して、該ベース紙に該シート
を接着することを含んでなる写真要素を作製する方法に
よって達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は当該技術分野での今まで
のやり方を超える多くの利点を有する。本発明は、ポリ
エチレンの構成の臨界が除かれるので、非常にコストの
かからない写真ペーパーを提供する。本発明の二軸延伸
ポリマーシートによって、感光性層をキャスティングす
るための高品質の表面が提供されるので、ポリエチレン
層上の表面を形成する際の困難で且つ費用のかかるキャ
スティング及び冷却の必要がない。本発明の写真材料
は、写真部材に組み立てる前に、着色された共押出シー
トの品質に目を通すことができるので、製造コストがよ
り少ない。ポリエチレン層に関しては、接着されるこの
ポリエチレン耐水層を有するベース紙の作製が完了する
後まで当該層の品質は評価できない。従って、いくつか
欠陥があると、高価な生産品を費用をかけて廃棄する結
果となる。これらの利点及びその他の利点は、以下に記
載する詳細な説明から明らかであろう。種々の共押出及
び二軸延伸層は、種々のレベルのTiO2 及び着色剤を
含み最適な光学特性を与えるように調整される。
【0010】本発明の驚くべきことは、乳剤層の直下の
面上に、非常に薄い(0.2〜1.5μm)塗膜を、共
押出し、そして幅方向と長さ方向に延伸して作製できる
ことが分かったことである。この層は、本来的に厚みが
非常に正確であり、そしてこの層は乳剤と紙ベースの間
にある当該厚みのシート全体に、通常、分配されている
全ての色補正を提供するために用いることができること
が分かった。この最上層は非常に効率がよいので、補正
するのに必要な総着色剤は、着色剤が厚み全体に分散さ
れている場合に必要とされる量の1/2未満である。着
色剤は凝集及び分散が悪いとスポット欠陥の原因となる
ことが多い。着色剤に対するポリマーの合計容量が、典
型的に、ベース紙と感光性層との間の合計ポリマーの僅
か2〜10%であるので、着色剤の使用が少なく、又着
色層から凝集を除くための高品質の濾過がより可能であ
るので、本発明に関してはスポット欠陥が少ない。
【0011】本発明の薄い着色層のもう一つの利点は、
それらが二酸化チタンのようないずれの顔料も含有する
必要がないということである。この方法では、異種材料
は使用されないので最上層の分散品質は改善される。二
酸化チタンもしくは他の顔料は、シャープネスのような
最適な画像特性のために、乳剤の直下では通常必須であ
る。本発明の薄層は、非常に薄いので、顔料を含んでも
含まなくても同じ光学特性を有することが分かった。
【0012】本願明細書で用いる、「最上部」、「上
方」「乳剤側」及び「表面」の用語は、画像もしくは画
像形成層を載せる写真部材の側もしくはその方向を意味
する。「底部」「下方側」及び「裏面」の用語は、感光
性画像形成層又は現像もしくはプリント画像を載せた側
と反対側の写真部材の側もしくはその方向を意味する。
【0013】いずれの好適な二軸延伸ポリオレフィンシ
ートも、本発明の積層ベースの最上部側のシートに用い
ることができる。微小空孔を有する複合二軸延伸シート
が好ましく、コア層及び表面層を共押出し、次に二軸延
伸を行うことにより、コア層に含まれている空孔誘導物
質の回りに空孔を形成することによって、都合よく製造
される。そのような複合シートは、例えば、米国特許第
4,377,616号、同4,758,462号、及び
同4,632,869号明細書に開示されており、ここ
で参照することより本願の内容とする。
【0014】好ましい複合シートのコアは、総シート厚
の15〜95%、好ましくは総シート厚の30〜85%
であるのがよい。従って、空孔を有しない表皮(複数で
もよい)は、総シート厚の5〜85%、好ましくは15
〜70%である。この複合シートの密度(比重)は、次
式:
【数1】 で計算される「中実密度のパーセント」で表される。中
実密度パーセントは、45%〜100%、好ましくは6
7%〜100%であるのがよい。中実密度パーセントが
67%よりも小さくなると、この複合シートは、引張り
強さの低下のために製造しにくくなり、物理的なダメー
ジをより受けやすくなる。
【0015】この複合シートの総厚は、12〜100μ
m、好ましくは20〜70μmになることができる。2
0μm未満では、この微小空孔を有するシートは、支持
体本来の非平面性を最小にするのに十分な厚さとならな
いかもしれず、製造がより困難になるであろう。70μ
mを超える厚さでは、表面平滑性及び機械的特性のいず
れの改良もほとんど見られず、材料を追加してコストを
さらに高くする理由がほとんどない。
【0016】好ましくは、本発明の二軸延伸シートは、
0.85×10-5g/mm2 /日より小さい水蒸気透過
度を有する。支持体に乳剤を塗布する際、本発明の積層
支持体は、乳剤層から水蒸気が透過しないので、製造時
に、より速く乳剤を硬膜することができる。透過度は、
ASTM F1249によって測定される。
【0017】本明細書で用いる、「空孔」の用語は、付
加される固定及び液体物質がないことを意味するが、
「空孔(複数)」が気体を含むことはある。完成された
パッケージ用シートコアに残留する空孔誘導粒子は、所
望する形状及びサイズの空孔を生成するためには、直径
が0.1〜10μmであり、好ましくは球形であるのが
よい。また、空孔のサイズは、縦方向及び横方向の延伸
の程度に依存する。理想的には、この空孔は、二つの向
い合う、端部を接触させたくぼんだ円盤によって規定さ
れる形状を呈する。言い替えれば、この空孔は、レンズ
の様な、即ち両凸形状を有する傾向にある。二つの主次
元をシートの縦方向及び横方向に調節するように、この
空孔を延伸する。Z−方向軸は副次的な次元であり、お
およそ、空孔を空ける粒子の断面直径のサイズである。
空孔は、通常、閉じたセルとなる傾向にあるので、空孔
を有するコアの、気体もしくは液体が通り抜ける一方の
面から他方の面への開口した通路は実質的にない。
【0018】空孔誘導物質は、種々の物質から選ぶこと
ができ、コアのマトリックスポリマー重量に対して約5
〜50%量で存在するのがよい。好ましくは、空孔誘導
物質は高分子材料からなる。高分子材料を用いる場合
は、コアマトリックスが作製されるポリマーと溶融混合
でき、且つその懸濁液を冷却すると分散した球形粒子を
形成することができるポリマーがよい。これらの例に
は、例えば、ポリプロピレンに分散したナイロン、ポリ
プロピレンに分散したポリブチレンテレフタレート、も
しくはポリエチレンテレフタレートに分散したポリプロ
ピレンが含まれる。
【0019】このポリマーが、予備形成され、マトリッ
クスポリマー中に配合される場合、重要な特徴は、粒子
のサイズ及び形状である。球体が好ましく、中空もしく
は中実となることができる。これらの球体を以下に記載
する群から選ばれる架橋ポリマーから作製することがで
きる。即ち、一般式:Ar−C(R)=CH2 (Ar
は、芳香族炭化水素基、もしくはベンゼン系列の芳香族
ハロ炭化水素基を表わし、Rは、水素もしくはメチル基
である)を有するアルケニル芳香族化合物;一般式:C
2 =C(R’)−C(O)(OR)(Rは、水素及び
炭素数約1〜12のアルキル基からなる群より選ばれ、
R’は、水素及びメチルからなる群より選ばれる)のモ
ノマーを含むアクリレート型モノマー;塩化ビニル及び
塩化ビニリデン、アクリロニトリル及び塩化ビニル、臭
化ビニル、式:CH2 =CH(O)COR(Rは炭素数
2〜18のアルキル基)を持つビニルエステル、のコポ
リマー;
【0020】アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、
シトラコン酸、マレイン酸、フマル酸、オレイン酸、ビ
ニル安息香酸;テレフタル酸及びテレフタル酸ジアルキ
ルもしくはそれらのエステル形成誘導体と、HO(CH
2 n OH(nは2〜10の全ての数)系列のグリコー
ルとの反応により調製され、ポリマー分子内に反応性オ
レフィン結合を持つ合成ポリエステル樹脂(このポリエ
ステルは、そこで共重合される最大20重量%の、反応
性オレフィン不飽和を有する第二酸もしくはそれのエス
テル、及びそれらの混合物、並びにジビニルベンゼン、
ジエチレングリコールジメタクリレート、ジアリルフマ
レート、ジアリルフタレート、及びそれらの混合物から
なる群より選ばれる架橋剤を含有する)である。
【0021】架橋ポリマーを生成する典型的なモノマー
の例には、スチレン、ブチルアクリレート、アクリルア
ミド、アクリロニトリル、メチルメタクリレート、エチ
レングリコールジメタクリレート、ビニルピリジン、酢
酸ビニル、メチルアクリレート、塩化ビニルベンジル、
塩化ビニリデン、アクリル酸、ジビニルベンゼン、アク
リルアミドメチルプロパンスルホン酸、ビニルトルエン
等が含まれる。この架橋ポリマーはポリスチレンもしく
はポリメチルメタクリレートであるのが好ましい。最も
好ましいのは、ポリスチレンであり、架橋剤はジビニル
ベンゼンである。
【0022】当該技術分野で周知のプロセスにより、広
い粒子サイズ分布を特徴とする不均一なサイズの粒子を
生成する。最初のサイズ分布の範囲にわたって生成した
ビーズを選別して、生じたビーズを分類することができ
る。懸濁重合、限定融合、等の他のプロセスでは、非常
に均一なサイズの粒子が直接生成される。空孔誘導物質
を、空孔形成を促進する試薬でコートしてもよい。好適
な試薬もしくは滑剤には、コロイド状シリカ、コロイド
状アルミナ、並びに酸化錫及び酸化アルミニウム等の金
属酸化物が含まれる。好ましい試薬はコロイド状シリカ
及びアルミナであり、最も好ましいものはシリカであ
る。試薬のコーティングを有する架橋ポリマーを、当該
技術分野で周知の手順により調製することができる。例
えば、通常の懸濁重合プロセス(前記試薬を懸濁物に添
加する)が好ましい。試薬としては、コロイド状シリカ
が好ましい。
【0023】また、空孔誘導粒子は無機球体(中実もし
くは中空のガラス球体、金属もしくはセラミックビーズ
を含む)、又はクレー、タルク、硫酸バリウム、炭酸カ
ルシウム等の無機粒子となることができる。重要なこと
は、それらの物質が、コアマトリックスポリマーと化学
反応して以下の問題点を一つ以上の生じないことであ
る: (a)マトリックスポリマーの結晶動力学を変えて、延
伸するの困難にする、(b)コアマトリックスポリマー
の分解、(c)空孔誘導粒子の分解、(d)マトリック
スポリマーへの空孔誘導粒子の付着、もしくは(e)毒
性成分もしくは強着色成分等の望ましくない反応生成物
の生成。 空孔誘導物質は、写真的に活性でなく、二軸延伸ポリオ
レフィンシートを用いる当該写真要素の性能を劣化しな
いほうがよい。乳剤に向かって最上部にある二軸延伸シ
ートの場合、この好ましい複合シートの二軸延伸シート
及びマトリックスポリマーの好適なクラスの熱可塑性ポ
リマーは、ポリオレフィンからなる。好適なポリオレフ
ィン類には、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリメチ
ルペンテン、ポリスチレン、ポリブチレン及びそれらの
混合物が含まれる。プロピレン並びにヘキセン、ブテン
及びオクテン等のエチレンからなるコポリマー類を含む
ポリオレフィンコポリマー類も有用である。低コスト
で、良好な強度特性を有するので、ポリプロピレンが好
ましい。
【0024】複合シートの空孔を有しない表皮層を、前
記コアマトリックスのところで挙げた同じポリマー材料
から作ることができる。複合シートをコアマトリックス
と同じポリマー材料からなる表皮層(複数でもよい)を
用いて作ることができ、またコアマトリックスとは異な
るポリマー組成物からなる表皮(複数でもよい)を用い
て作ることができる。適合性のために、補助層を用いて
この表皮層のコアに対する接着を促進することができ
る。
【0025】最上表皮層の総厚は、0.20μm〜1.
5μm、好ましくは0.5μm〜1.0μmとなるのが
よい。0.5μmより薄いと、この共押出表皮層の固有
の非平面性によって望ましくない色変化を生じる場合が
ある。1.0μmを超える表皮層厚では、画像解像度の
ような写真の光学特性が低下する。また、1.0μmを
超える表皮層厚では、凝集もしくは劣った色顔料分散体
のような汚染物を取り除くためにより多くの材料容量を
要する。
【0026】画像形成要素の色を変えるために最上部表
皮層に添加物を加えることができる。写真用途の場合、
僅かに青味がかった白色ベースが好ましい。押出前に濃
厚顔料を機械配合すること、及び所望の配合比で予め配
合されている青着色剤の溶融押出を含む、当該技術分野
で既知のいずれの方法によっても、青味を加えることが
できる。表皮層を共押出するためには320℃を超える
温度が必要であるので、320℃を超える押出温度に耐
えることができる着色顔料が好ましい。本発明に用いら
れる青着色剤は、画像形成要素に悪い影響を与えないい
ずれの着色剤になることができる。好ましい青着色剤に
は、フタロシアニンブルー顔料、クロモフタルブルー顔
料、イルガジンブルー顔料、及びイルガライト有機ブル
ー顔料が含まれる。また、蛍光増白剤を表皮層に添加し
て、UV領域のエネルギーを吸収して青領域に十分に光
を放出することもできる。また、TIO2 を表皮層に加
えることもできる。本発明の表皮層にTIO2 を添加し
ても当該シートの光学特性に大きく寄与しないが、押出
ダイライン及びスポットのような多くの製造時の問題を
生じる可能性がある。0.20〜1.5μmの層にTI
2 を添加しても支持体の光学特性を実質的に改善せ
ず、設計にコストが追加され、押出プロセスで好ましく
ない顔料ラインが生じるであろう。
【0027】最上部シートのコアは、当該シートの反射
白色度の原因となる。微小空孔もしくはTiO2 のよう
な白色顔料の存在、または微小空孔と顔料との組合せの
ために、コアは白色となることができる。添加剤をコア
マトリックに加えて、これらのシートの白色度を改良し
てもよい。これには、二酸化チタン、硫酸バリウム、ク
レーもしくは炭酸カルシウム等の白色顔料を添加するこ
と含む、当該技術分野で公知のプロセスが含まれる。ま
たこれには、UV領域のエネルギーを吸収して青領域に
十分に光を放出する蛍光剤、または当該シートの物性も
しくは製造性を改善する他の添加剤を加えることも含ま
れる。
【0028】これらの複合シートの、共押出、急冷、延
伸及びヒートセットは、フラットシートプロセスまたは
バブルもしくはチューブラプロセス等による、延伸シー
トを製造する当該技術分野で公知のいずれの方法によっ
ても達成することができる。フラットシートプロセスで
は、スリットダイから配合物を押出して、押し出された
ウェブを冷却したキャスティングドラム上で急冷して、
シートのコアマトリックスポリマー部分及び表皮部分
(複数でもよい)をそれらのガラス固化温度より下に急
冷することを要する。その後、急冷されたシートを、マ
トリックスポリマーガラス転移温度より上で溶融温度よ
り下の温度で、お互いに垂直方向に延伸することにより
二軸延伸する。このシートを一つの方向に延伸した後、
第二の方向に延伸してもよく、もしくは二つの方向に同
時に延伸してもよい。少なくとも10:1の延伸比シー
ト(縦方向と横方向の合計の、最終長さを元の長さで割
ったものと定義する)が好ましい。シートを延伸した
後、両方向の延伸において、シートが多少縮小するのを
抑制しながら、ポリマーが結晶化もしくはアニールする
のに十分な温度に加熱することによりそれをヒートセッ
トする。
【0029】この複合シートは、微小空孔を有するコア
及び両側にある表皮層の少なくとも3層からなると記載
したが、二軸延伸シートの特性を変えるのに役に立つ追
加の層を用意することもできる。二軸延伸シートは、接
着性の改善を与えるか、もしくは支持体及び写真要素に
期待する表面層と一緒に作製することができるであろ
う。必要ならば10層位の層と一緒に二軸延伸押出し
て、ある特定の所望の特性を達成することができるであ
ろう。
【0030】印刷適性を含むシートの特性改善、蒸気バ
リアの提供、複合シートをヒートシール可能にするこ
と、又は支持体もしくは感光性層に対する接着性の改善
に用いることができるいくつかの塗膜で、これらの複合
シートを、共押出及び延伸プロセスの後、もしくはキャ
スティングと完全延伸との間で、コートもしくは処理す
ることができる。これらの例は、印刷適正のためのアク
リルコーティング、ヒートシール特性のためのポリ塩化
ビニリデンコーティングである。さらに、印刷適正もし
くは接着性を改善するフレーム、プラズマ、もしくはコ
ロナ放電処理が含まれる。
【0031】微小空孔を有するコア上に少なくとも一層
の空孔の無い表皮を持つことにより、このシートの引張
り強さ増加させ、製造性をよりよくする。それは、シー
トを全て空孔を有する層で作製した場合よりも、このシ
ートをより幅広くしかつ延伸比をより大きくすることが
できる。複数の層を共押出しすると、製造プロセスが更
に簡単になる。
【0032】本発明の典型的な二軸延伸されたシートの
構造は次のとおりである: 着色剤を含んだ中実表皮層(露出側) コア層(微小空孔及び/もしくは白色顔料) 表皮層
【0033】前記二軸延伸シートに適した熱可塑性ポリ
マーには、ポリオレフィン類、ポリエステル類、ポリア
ミド類、ポリカーボネート類、セルロースエステル類、
ポリスチレン、ポリビニル樹脂、ポリスルホンアミド
類、ポリエーテル類、ポリイミド類、ポリビニリデンフ
ルオライド、ポリウレタン類、ポリフェニレンスルフィ
ド類、ポリテトラフルオロエチレン、ポリアセタール
類、ポリスルホネート類、ポリエステルアイオノマー
類、及びポリオレフィンアイオノマーが含まれる。これ
らのポリマー類のコポリマー及び/もしくはこれらのポ
リマーの混合物を用いることもできる。
【0034】好適なポリオレフィン類には、ポリプロピ
レン、ポリエチレン、ポリメチルペンテン、及びそれら
の混合物が含まれる。プロピレンとエチレン(例えば、
ヘキセン、ブテン及びオクテン等)からなるコポリマー
類を含むポリオレフィンコポリマー類も有用である。低
コストで、良好な強度及び表面特性を有するので、ポリ
プロピレン類が好ましい。
【0035】好適なポリエステル類には、炭素数4〜2
0の、芳香族、脂肪族もしくは脂環式ジカルボン酸類、
及び炭素数2〜24の、脂肪族もしくは脂環式グリコー
ル類から生成されるものが含まれる。好適なジカルボン
酸の例には、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、
ナフタレンジカルボン酸、コハク酸、グルタル酸、アジ
ピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フマル酸、マレイ
ン酸、イタコン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン
酸、ソジオスルホイソフタル酸及びそれらの混合物が含
まれる。好適なグリコール類の例には、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ペンタ
ンジオール、ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサ
ンジメタノール、ジエチレングリコール、その他のポリ
エチレングリコール類及びそれらの混合物が含まれる。
【0036】そのようなポリエステル類は、当該技術分
野において周知であり、周知の技法により製造すること
ができる。例えば、それらは、米国特許第2,465,
319号及び同2,901,466号各明細書に記載さ
れている。好ましい連続マトリックスポリエステル類
は、テレフタル酸もしくはナフタレンジカルボン酸と、
エチレングリコール、1,4−ブタンジオール及び1,
4−シクロヘキサンジメタノールから選ばれる少なくと
も一種のグリコールとに由来する反復単位を有するもの
である。ポリエチレンテレフタレート(小量の他のモノ
マーで改質されていてもよい)が特に好ましい。その他
の好適なポリエステル類には、適量の共酸成分(スチル
ベンジカルボン酸等)を包含することにより形成される
液晶コポリエステル類が含まれる。そのような液晶コポ
リエステル類の例は、米国特許第4,420,607
号、同4,459,402号及び同4,468,510
号各明細書に開示されているものである。
【0037】有用なポリアミド類には、ナイロン6(商
品名)、ナイロン66(商品名)、及びそれらの混合物
が含まれる。ポリアミド類のコポリマーも好適な連続相
ポリマーである。有用なポリカーボネートの例は、ビス
フェノール−Aポリカーボネートである。複合シートの
連続相ポリマーとして用いるのに適したセルロースエス
テル類には、硝酸セルロース、三酢酸セルロース、二酢
酸セルロース、酢酸プロピオン酸セルロース、酢酸酪酸
セルロース、及びそれらの混合物もしくはコポリマー類
が含まれる。有用なポリビニル樹脂には、ポリ塩化ビニ
ル、ポリビニルアセタール、及びそれらの混合物が含ま
れる。ビニル樹脂のコポリマーも用いることができる。
【0038】これらの二軸延伸シートの、共押出、急
冷、延伸及びヒートセットは、フラットシートプロセス
または発泡もしくはチューブラプロセス等による延伸シ
ートを製造する当該技術分野で公知のいずれの方法によ
っても達成することができる。フラットシートプロセス
では、スリットダイから配合物を押出しもしくは共押出
して、押出しもしくは共押出しされたウェブを冷却した
キャスティングドラム上で急冷して、シートのポリマー
成分(複数でもよい)がそれらの固化温度より下に急冷
することが必要である。そして急冷されたシートを、ポ
リマー(複数でもよい)のガラス転移温度より上の温度
で、お互いに垂直方向に延伸することにより二軸延伸す
る。このシートを一つの方向に延伸したあと、第二の方
向に延伸してもよく、もしくは二つの方向に同時に延伸
してもよい。シートを延伸した後、両方向の延伸におい
て、シートが多少縮小するの抑制しながら、ポリマーが
結晶化するのに十分な温度に加熱することによりそれを
ヒートセットする。
【0039】感光性ハロゲン化銀層の積層支持体のため
に、微小空孔を有する複合シート及び二軸延伸シートを
積層した支持体は、ポリマー支持体、合成紙支持体、ク
ロス支持体、織ったポリマー繊維支持体、もしくはセル
ロース繊維紙支持体、又はそれらの積層体となることが
できる。米国特許第4,912,333号、同4,99
4,312号、及び同5,055,371号明細書に記
載されているように、ベースも微小空孔を有するポリエ
チレンテレフタレートであってもよい。
【0040】好ましい支持体は、写真グレードのセルロ
ース繊維紙である。セルロース繊維紙支持体を用いる場
合、ポリオレフィン樹脂を用いてベース紙に微小空孔を
有する複合シートを押出積層することが好ましい。押出
積層は、本発明の二軸延伸シートとベース紙をまとめ
て、その間に接着剤を塗布し、その後それらを二つのロ
ーラ間のニップでプレスすることによって行われる。接
着剤は、二軸延伸シートもしくはベース紙のいずれかに
対し、それらがニップに持ち込まれる前に塗布すること
ができる。好ましい態様では、接着剤は二軸延伸シート
とベース紙に対し同時にニップの中で塗布される。接着
剤は、写真要素に有害な影響を与えないいずれの好適な
材料にもなることができる。好ましい材料は、紙と二軸
延伸シート間のニップに置かれたとき溶融されるポリエ
チレンである。
【0041】得られる積層受容支持体のカールを最小限
にするためには、積層プロセス時に、二軸延伸シート
(複数でもよい)の張力コントロールを維持することが
望ましい。高湿度用途(相対湿度50%を超える)の場
合及び低湿度用途(20%未満の相対湿度)の場合、前
面及び裏面の両方にフィルムを積層してカールを最小に
保つことが望ましい。
【0042】一つの好ましい態様では、望ましい写真外
観及び感触を有する写真要素を作製するために、相対的
に厚い紙支持体(例えば、少なくとも120μm厚、好
ましくは120〜250μm厚)及び相対的に薄い微小
空孔を有する複合パッケージングフィルム(例えば、5
0μm厚未満、好ましくは20〜50μm厚、より好ま
しくは30〜50μm厚)を用いるのが好ましい。
【0043】本明細書で用いる「画像形成要素」の用語
は、インクジェット印刷、感熱色素転写のような技法に
よって支持体に画像を転写するための積層支持体、並び
にハロゲン化銀画像の支持体として用いることができる
材料となることができる。本明細書で用いる「写真要
素」の用語は、画像形成で感光性ハロゲン化銀を利用す
る材料である。感熱転写もしくはインクジェットの場
合、画像形成要素上に塗布される画像層は、当該技術分
野で公知の、ゼラチン、着色ラテックス、ポリビニルア
ルコール、ポリカーボネート、ポリビニルピロリドン、
スターチ及びメタクリレート等のいずれの材料にもなる
ことができる。
【0044】写真要素は、単色要素もしくは多色要素と
なることができる。多色要素はスペクトルの三原色の領
域のそれぞれに感度を有する画像形成単位を含む。各単
位は、スペクトルの所定の領域に感度を有する一つの乳
剤層もしくは複数の乳剤層を含んでなることができる。
写真要素の層(画像形成単位の層を含む)は、写真技術
の分野で公知の種々の順に配列することができる。別の
フォーマットでは、スペクトルの三原則のそれぞれに感
度を有する乳剤を単一のセグメント層として配置するこ
とができる。
【0045】本発明に有用な写真乳剤は、当該技術分野
での伝統的な方法によって、コロイド状マトリックスに
ハロゲン化銀結晶を沈殿させることによって一般的に調
製する。このコロイドは、一般的に、ゼラチン、アルギ
ン酸、もしくはそれらの誘導体のような親水性フィルム
形成剤である。
【0046】沈殿工程で形成された結晶を洗浄し、そし
て分光増感色素及び化学増感剤を加え、乳剤温度を上げ
(一般的に40℃〜70℃)そして一定時間維持する加
熱工程を用意することによって、化学増感及び分光増感
する。本発明に用いる乳剤を調製するのに使用する沈殿
方法並びに分光及び化学増感方法は、当該技術分野では
周知の方法である。
【0047】この乳剤の化学増感は、典型的に、例え
ば、イオウ含有化合物(例えば、アリルイソチオシアネ
ート、チオ硫酸ナトリウム及びアリルチオ尿素);還元
剤(例えば、ポリアミン類及び第一スズ塩);貴金属化
合物(例えば、金、プラチナ);並びにポリマー試薬
(例えば、ポリアルキレンオキシド)のような増感剤を
用いる。記載したように、加熱処理を用いて化学増感を
仕上げる。分光増感は色素を組み合わせて行う。それら
の色素は、可視もしくは赤外スペクトル範囲内の関心の
ある波長領域に設計されている。そのような色素を、加
熱処理の前及び後の両方に添加することが知られてい
る。分光増感後、乳剤を支持体に塗布する。種々のコー
ティング技法には、ディップコーティング、エアナイフ
コーティング、カーテンコーティング及び押出コーティ
ングが含まれる。
【0048】本発明に用いるハロゲン化銀乳剤は、いず
れのハロゲン化物分布を含んでなっていてもよい。従っ
て、それらは、塩化銀、臭化銀、臭塩化銀、塩臭化銀、
ヨウ塩化銀、ヨウ臭化銀、臭ヨウ塩化銀、塩ヨウ臭化
銀、ヨウ臭塩化銀、及びヨウ塩臭化銀乳剤を含んでなる
ことができる。しかし、乳剤が主として塩化銀乳剤であ
ることが好ましい。「主として塩化銀」とは、乳剤粒子
が塩化銀約50モル%超であることを意味する。好まし
くは、乳剤粒子は塩化銀約90モル%超であり、最適に
は、乳剤粒子は塩化銀約95モル%超である。
【0049】ハロゲン化銀乳剤は、いずれのサイズ及び
形状の粒子も含有することができる。従って、当該粒子
は、立方体、八面体、立方八面体形態、もしくは立方格
子型ハロゲン化銀粒子の他の自然に生じる任意形態をと
ることができる。さらに、粒子は、不規則、例えば球形
粒子もしくは平板状粒子となることができる。平板状も
しくは立方形態を有する粒子が好ましい。
【0050】本発明の写真要素は、T. H. James のThe
theory of the Photographic Process、第4版、1977、
151-152 ページ、Macmillan Publishing Inc. に記載さ
れているような乳剤を用いることができる。還元増感
は、ハロゲン化銀乳剤の写真感度を改善することが分か
っている。還元増感されたハロゲン化銀乳剤は、一般的
に良好な写真スピードを示すが、望ましくないカブリ及
び劣った保存安定性を欠点としてもつことが多い。
【0051】還元増感剤(銀イオンを還元して金属銀原
子を生成する試薬)を添加することにより、または高p
H(過剰の水酸化物イオン)及び/もしくは低pAg
(過剰の銀イオン)のような還元環境を提供することに
より、還元増感を意図的に実施することができる。ハロ
ゲン化銀乳剤の沈澱時に、例えば、硝酸銀溶液もしくは
アルカリ溶液を急速に添加するか、もしくは良く混合し
ないで乳剤粒子を生成すると、意図しない還元増感が生
じる場合がある。また、チオエーテル類、セレノエーテ
ル類、チオ尿素類、もしくはアンモニアのような熟成剤
(粒子成長改良剤)の存在下でのハロゲン化銀乳剤の沈
澱も、還元増感を促進する傾向がある。
【0052】沈澱もしくは分光/化学増感時に使用して
乳剤を還元増感できる還元増感剤及び還元環境の例は、
米国特許第2,487,850号、同2,512,92
5号、及び英国特許第789,823号の各明細書に記
載される、アスコルビン酸誘導体、スズ化合物、ポリア
ミン化合物、並びに二酸化チオ尿素系化合物が含まれ
る。ジメチルアミンボラン、塩化第一スズ、ヒドラジ
ン、高pH(pH8〜11)及び低pAg(pAg1〜
7)熟成のような、還元増感剤もしくは還元条件の特定
の例は、Potographic Science and Engineering, 23,11
3(1979) において、S.Collier によって議論されてい
る。意図的に還元増感したハロゲン化銀乳剤を調製する
方法の例は、欧州特許出願公開第0348934号A1
(山下)、同0369491号(山下)、同03713
88号(大橋)、同0396424号A1(高田)、同
0404142A1(山田)、及び同0435355号
A1(牧野)に記載されている。
【0053】本発明の写真要素は、リサーチディスクロ
ージャー(Research Disclosure ), アイテム 36544,
セクションI, 1994 年9 月, (Kenneth Mason Publicati
on Ltd., Dudley Annex, 12a North Street, Emsworth,
Hampshire PO10 7DQ, Englandによって出版) に記載さ
れるように、イリジウム、ロジウム、オスミウム及び鉄
のような第VIII族金属をドープした乳剤を用いることが
できる。さらに、ハロゲン化銀乳剤の増感におけるイリ
ジウムの使用の一般的な概要は、Carroll の「Iridiumu
Sensitization: A Literature Review 」, Photograph
ic Science andEngineering, 24巻, No.6, 1980に含ま
れている。
【0054】イリジウム塩及び写真分光増感色素の存在
下で乳剤を化学増感することによりハロゲン化銀乳剤を
製造する方法は、米国特許第4,693,965号明細
書に記載されている。ある場合では、このようなドーパ
ントを組み込むと、BritichJournal of Photography An
nual, 1982,ページ201-203 に記載されるように、カラ
ーリバーサルE−6処理で処理した場合に、乳剤は増加
した新しいカブリ及びより低いコントラストセンシトメ
トリー曲線を示す。
【0055】本発明の典型的な多色写真要素は、それと
組合わさる少なくとも一つのシアン色素生成カプラーを
もつ少なくとも一つの赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含ん
で成るシアン色素像生成単位、それと組合わさる少なく
とも一つのマゼンタ色素生成カプラーをもつ少なくとも
一つの緑感性ハロゲン化銀乳剤層を含んで成るマゼンタ
色素像生成単位、及びそれと組合わさる少なくとも一つ
のイエロー色素生成カプラーをもつ少なくとも一つの青
感性ハロゲン化銀乳剤層を含んで成るイエロー色素像生
成単位を坦持する本発明の積層支持体を含んで成る。当
該要素は、追加の層、例えば、フィルター層、中間層、
オーバーコート層、下引き層、等を含むことができる。
また、本発明の支持体を黒白写真プリント要素に用いる
こともできる。
【0056】また、本発明の写真要素は、米国特許第
4,279,945号及び同4,302,523号明細
書に記載されるような、透明支持体の裏面に磁性粒子を
含有するような透明磁気記録層も有することができる。
この要素は、典型的に、総厚約5〜約30μm(支持体
を除く)を有する。
【0057】次の表の文献は、以下のものである: (1)リサーチディスクロージャー、1978年12月、アイ
テム17643 、(2)リサーチディスクロージャー、1989
年12月、アイテム308119、(3)リサーチディスクロー
ジャー、1994年9 月、アイテム36544 、(Kenneth Mason
Publications, Ltd., Dudley Annex, 12a North Stree
t, Emsworth, Hampshire PO10 7DQ, Englandによって出
版) 。この表及び表中に引用した文献は、本発明に従う
写真要素に用いるのに適した特定の成分を説明するもの
として理解すべきである。また、この表及び表中に引用
した文献は、要素を露光、処理及び操作するのに適した
方法並びにそれに含まれる画像を記載している。
【0058】 文献番号 セクション 主題 1 I,II 粒子組成、形態及び調製;硬膜 2 I,II,IX,X, 剤、塗布助剤、添加物等を含む XI,XII,XIV,XV 乳剤調製 3 I,II,III,IX A&B 1 III,IV 化学増感及び分光増感/減感 2 III,IV 3 IV,V 1 V UV色素、蛍光増白剤、 2 V 蛍光色素 3 VI 1 VI カブリ防止剤及び安定化剤 2 VI 3 VII 1 VIII 吸収及び散乱材料;帯電防止層 2 VIII,XIII,XVI ;艶消し剤 3 VIII,IX C&D 1 VII 画像カプラー及び画像改質カプ 2 VII ラー;色素安定化剤及び色相改 3 X 良剤 1 XVII 支持体 2 XVII 3 XV 3 XI 特定層配列 3 XII,XIII ネガ型乳剤;直接陽画乳剤 2 XVIII 露光 3 XVI 1 XIX,XX 化学処理;現像主薬 2 XIX,XX,XXII 3 XVIII,XIX,XX 3 XIV 走査及びディジタル処理方法
【0059】本発明の写真要素を、電磁スペクトルの紫
外、可視、及び赤外領域、並びに電子ビーム、ベータ
線、ガンマ線、X線、アルファ粒子、中性子線を含む種
々のエネルギー形態、並びに非コヒーレント(ランダム
位相)形態もしくはレーザーで生じるようなコヒーレン
ト(同位相)形態の粒子及び波状輻射エネルギーの他の
形態を用いて露光することができる。当該写真要素をX
線で露光しようとする場合は、通常のラジオグラフィ要
素に見られる特徴を有すことができる。
【0060】好ましくは、本発明の写真要素を化学線、
特にスペクトルの可視領域に露光して、潜像を形成し、
そして処理して(好ましくは、熱処理以外)可視像を形
成する。処理は、好ましくは、公知のRA-4TM(Eastman K
odak Co.) プロセス、もしくは高塩化物乳剤の現像に適
した他の処理系で行う。
【0061】
【実施例】次の例により本発明の実施を具体的に説明す
る。それらは本発明の全ての可能な態様を網羅しようと
するものではない。特に断らない限り、部及びパーセン
トは重量による。
【0062】写真用グレード紙の例 漂白した硬材クラフト50%、漂白した硬材サルファイ
ト25%、及び漂白した軟材サルファイトからなるパル
プ完成紙料を、ダブルディスクリファイナー、その後ジ
ョルダンコニカルリファイナーで、200ccのカナダ
標準ろ水度(Canadian Standard Freeness)になるまで
精製して、写真紙支持体を作製した。得られたパルプ完
成紙料に、乾量基準で、アルキルケテンダイマー0.2
%、カチオン性コーンスターチ1.0%、ポリアミドエ
ピクロロヒドリン0.5%、アニオン性ポリアクリルア
ミド0.26%、及びTiO2 5.0%を加えた。約2
25kg/1000m2 (46.5lbf/1000ft2(ksf))
絶乾重量のベース紙をフォードリニエペーパーマシンで
作製し、固形分42%までウェットプレスし、蒸気加熱
ドライヤーで水分10%まで乾燥し、160シェフィー
ルド単位のシェフィールド間隙率(Sheffield Porosit
y)及び見掛け密度0.70g/ccを達成した。そし
てこの紙ベースを、バーチカルサイズプレスを用いて1
0%ヒドロキシエチル化したコーンスターチ溶液で表面
糊付けし、3.3重量%のスターチ充填量を達成した。
表面糊付けした支持体を見掛け密度1.04g/ccま
でカレンダーに掛けた。
【0063】例1 写真グレードセルロース紙支持体の両面に次のシートを
押出積層することによって次のように積層された写真ベ
ースを調製した。 底部シート:BICOR 70 MLT (Mobil Chemical Co.) 中実延伸ポリプロピレンコアからなる、一方の面を艶消
し仕上げ、他方の面をコロナ処理したポリプロピレンシ
ート(18μm厚、d=0.9g/cc)。この底部シ
ートを、透明ポリオレフィン(22.5g/m2 )を有
する写真グレードセルロース紙支持体に押出積層して、
艶消し面をむき出しのままにした。
【0064】最上部シート:(乳剤側) L1、L2、L3、L4、L5で表す5層からなる複合
シート。L1は、感光性ハロゲン化銀層が取り付けられ
ているシートの外側の薄い着色層である。L6は、最上
部シートを紙支持体に積層するのに用いる押出塗布され
る接着層であった。本例に用いる最上部シートを、共押
出し、二軸延伸した。L6は、この共押出し、二軸延伸
フィルムの一部ではない。
【0065】図1は本例を具体的に説明するものであ
る。
【外1】
【0066】表Iはこれらの例で一定に保持した各層の
特性を示す。
【表1】
【0067】L3層は微小空孔を有しており、L3層を
通して、一連の個々のスライスと一緒に測定した屈折率
及び幾何学厚みを表IIに表す。これらは連続層を意味
しない、別の位置でのスライスは異なる値を生じるが、
概ね同じ厚みである。屈折率1の領域は、空気を満たし
た空孔であり、残りの層はポリプロピレンである。
【0068】
【表2】
【0069】表IIIはL1の厚みと使用した着色濃厚
物のパーセントのバリエーションを示す。濃度100%
では、0.40%サンファーストマゼンタ(Sun Fast M
agenta)、16.68%シェパードブルー214(Shep
pard Blue 214 )及び82.91%LDPE(Dow Chem
ical Co.製)の組成を有する。ベースケースとして条件
2を用い、最上部シートによって追加された色の相対量
を計算した。1.5μmより薄いところで、機能的で精
密な光学LI層の成績は従来技術を超える。
【0070】
【表3】
【0071】表IVは、各例の、LSTAR明度値並び
にASTAR(緑/赤)及びBSTAR(青/黄)等級
を示す。これらの等級は、ハンターラブ(Hunterlab )
色度計で測定したCIE系の色測定値の基準である。写
真ベース紙は、カラー画像を正確に再現しようとする系
での使用に適したものとするために、正確な青味を有し
なければならない。
【0072】
【表4】
【0073】最上部層に添加した色の相対量に対する最
終パッケージと出発点(紙ベース)間のBSTAR(青
/黄)差(表IVのBSTAR DIFF)の違いをプ
ロットすると、製造方法固有の濃度及び総厚の正確なコ
ントロールの結果として、L1層のカラーコントロール
の優れた直線性を示した。
【0074】
【外2】
【0075】サンプルをさらに分析すると、共押出しし
て、その後二軸延伸した最上部シートは、1.5μmよ
り厚いTIO2 充填層に用いられる色味剤の通常量の1
/2未満を用いて、写真要素の非常に正確な色補正を提
供することができることを示した。L1層が、乳剤の下
の最上部層全体に従来必要とされたTIO2 を含有しな
かった場合であっても、その他の写真レスポンスは通常
の範囲内であった。カラーバリエーションのダウンウェ
ブ及びクロスウェブのバラツキは、従来のどの製品より
も優れており、自動フィードバックループシステムによ
るコーティングダイ調整のような高価な厚みコントロー
ルの必要性を除去した。
【0076】本発明の他の好ましい態様を請求項との関
連において、次に記載する。 (態様1)前記着色層が0.5μm〜1.0μmの厚さ
である請求項1に記載の画像形成要素。 (態様2)前記画像キャリング層が写真材料を含んでな
る請求項1に記載の画像形成要素。 (態様3)前記画像キャリング層が色素転写像を受け入
れる画像受容層を含んでなる請求項1に記載の画像形成
要素。
【0077】(態様4)前記基体が、前記画像受容層の
下の面上に前記着色層を有する二軸延伸されたポリマー
シートである請求項1に記載の画像形成要素。 (態様5)前記基体が反射と不透明を提供するコアを有
する態様4に記載の画像形成要素。
【0078】(態様6)前記着色層が約320℃の温度
に耐える顔料を含んでなる請求項1に記載の画像形成要
素。 (態様7)前記着色層が二酸化チタンを含まない請求項
1に記載の画像形成要素。
【0079】(態様8)前記着色層の着色剤が、フタロ
シアニンブルー顔料、クロモフタルブルー顔料、イルガ
ジンブルー顔料、及びイルガライト有機ブルー顔料から
なる群の少なくとも一つから選択される請求項1に記載
の画像形成要素。 (態様9)前記着色層がTiO2 を含まない請求項6に
記載の写真部材。 (態様10)前記着色層の着色剤が、フタロシアニンブ
ルー顔料、クロモフタルブルー顔料、イルガジンブルー
顔料、もしくはイルガライト有機ブルー顔料である請求
項6に記載の写真部材。
【0080】
【発明の効果】本発明は、感光性層のキャスティングの
ために改良されたベースを提供する。特に、さらにコス
ト効率が良く、より品質の高い画像を有するカラー写真
材料のための改良されたベースを提供する。本発明は、
乳剤層の直ぐ下に用いる非常に薄い着色層を提供する。
このタイプ層はいかなる従来技術を用いても確実に形成
できない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 9:00 (72)発明者 ロバート ポール ボーデレイ アメリカ合衆国,ニューヨーク 14534, ピッツフォード,オークシャー ウェイ 59 (72)発明者 ダグラス ノーマン ヘイドック アメリカ合衆国,ニューヨーク 14580, ウェブスター,アイビー ウッズ サーク ル 644

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像キャリング層、及び着色層を有する
    基体を含んでなり、当該着色層が0.2μm〜1.5μ
    mの厚さである画像形成要素。
  2. 【請求項2】 前記画像キャリング層がインクジェット
    印刷のための画像受容層を含んでなる請求項1に記載の
    画像形成要素。
  3. 【請求項3】 少なくとも二つのポリマー層を共押出す
    ることを含む画像形成用基体の作製方法であって、最上
    部着色層及び底部層が存在し、そして前記共押出層を二
    方向に少なくとも10:1の比まで延伸することを特徴
    とする作製方法。
  4. 【請求項4】 前記着色層が低くても320℃以上で色
    安定の顔料を含み、当該顔料を載せる層が0.5〜1.
    5μmの厚さを有する請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 最上部着色層及び底部層が存在し、そし
    て前記共押出層を二方向に少なくとも10:1の比まで
    延伸することを特徴とする請求項3に記載の作製方法。
  6. 【請求項6】 ハロゲン化銀及び色素生成カプラーを含
    む少なくとも一層、並びに着色層を含んでなる写真部材
    であって、前記着色層が0.2μm〜1.5μmの厚み
    を有し、前記着色層が二軸延伸シートの上面層であって
    且つハロゲン化銀と色素生成カプラーとを含む画像形成
    層の下に位置する写真部材。
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