JPH024872Y2 - - Google Patents

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JPH024872Y2
JPH024872Y2 JP15627084U JP15627084U JPH024872Y2 JP H024872 Y2 JPH024872 Y2 JP H024872Y2 JP 15627084 U JP15627084 U JP 15627084U JP 15627084 U JP15627084 U JP 15627084U JP H024872 Y2 JPH024872 Y2 JP H024872Y2
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JP15627084U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、スクーターの前部に取付ける合成
樹脂を用いて型成形する物入れボツクスの蓋体開
閉装置に関する。
〔考案の技術的背景と問題点〕
スクーターでは、前部覆いの後側に、物入れボ
ツクスを装着することがある。物入れボツクス
は、前部覆いの形状に合せて合成樹脂を用いて型
成形し、開口には、蓋体の一側を螺番を用いて取
付け、蓋体を螺番を中心に回動させて開閉し、品
物が出し入れできるようにしている。ところが螺
番は、ボツクス及び蓋体と別個に用意し、ビス、
リベツト等で、ボツクスと蓋体に連結しなければ
ならず、部品点数が多く、製作手間がかかつて、
製造コストが高くつく等の問題がある。
〔考案の目的〕
この考案は、合成樹脂を用いて型成形するボツ
クスと蓋体に同時成形することによつてヒンジに
なる部分を設け、安価な物入れボツクスの蓋体開
閉装置を得ることを目的とする。
〔考案の構成〕
スクーターの前部を覆つた前部覆い1の後面
に、合成樹脂で型成形したボツクス2を装着す
る。ボツクス2の運転席と対向する面には、開口
3があつて蓋体4を取付ける。蓋体4は、合成樹
脂で型成形するもので、下側の縁にはその左右両
側部に先端を蓋体4の裏面側に折曲げ5した円弧
状突起6を一体的に成形する。ボツクス2には、
開口3の下側の上記蓋体4の円弧状突起6と対応
する位置に左右の切欠き7を設け、この切欠き7
の奥にボツクス壁の内面側に突出する受部突縁8
とガイド壁9を一体的に成形して設ける。切欠き
7は、狭くできていて、円弧状突起6を無理に押
込んで、折曲げ5の先端を受部突縁8の隅に当て
るとともに、円弧状突起6の外周部をガイド壁9
に摺接させる。
蓋体4は、上端をボツクス2に掛止めてあつ
て、矢印Bで示すように下方に回動させて開く。
蓋体4は、円弧状突起6が、ガイド壁9に沿つて
外側に摺動して開く。そして、折曲げ5が、ボツ
クス2の壁に当るまで開いて止る。一方、蓋体4
の表面側にはその下端部に蓋体4が全開したとき
ボツクス壁に当接するストツパー突起10が設け
られている。したがつて開いた位置が安定し、ス
トツパー突起10の先にゴム片11を設けておけ
ば、音の発生も防げる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案は、スクーター
の前部を覆う前部覆いの後面に合成樹脂で型成形
した物入れ用ボツクスを装着するとともに、上記
ボツクスの運転席に対向する面に形成された開口
に蓋体を設けた物入れボツクスの蓋体開閉装置に
おいて、上記蓋体の下側縁に先端を蓋体の裏面側
に折曲げた一対の円弧状突起を一体成形し、ボツ
クスに設けられた前記開口の一側には上記円弧状
突起と対応する位置に切欠きを設け、該切欠き内
に挿入された前記円弧状突起の折曲げ部の先端
を、ボツクス壁の内面側に突設された受部突縁の
隅部に当接させ、円弧状突起の外面をボツクス壁
の内面側に設けられたガイド壁に摺接させるとと
もに、蓋体の下端表面側には、蓋体が全開された
とき先端がボツクス壁に当接するストツパを設け
たので蓋体に一体成形した円弧状突起がヒンジに
なり、螺番を別に用意する必要もなく、部品点数
が減り、安価に製作できる。そして、ガイド壁に
沿つて開閉するので、蓋体の開閉もスムースであ
る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示し、第1図は外観斜
視図、第2図は第1図A−A矢視拡大断面図であ
る。 2……ボツクス、3……開口、4……蓋体、5
……折曲げ、6……円弧状突起、7……切欠き、
8……受部突縁、9……ガイド壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スクーターの前部を覆う前部覆いの後面に合成
    樹脂で型成形した物入れ用ボツクスを装着すると
    ともに、上記ボツクスの運転席に対向する面に形
    成された開口に蓋体を設けた物入れボツクスの蓋
    体開閉装置において、上記蓋体の下側縁に先端を
    蓋体の裏面側に折曲げた一対の円弧状突起を一体
    成形し、ボツクスに設けられた前記開口の一側に
    は上記円弧状突起と対応する位置に切欠きを設
    け、該切欠き内に挿入された前記円弧状突起の折
    曲げ部の先端を、ボツクス壁の内面側に突設され
    た受部突縁の隅部に当接させ、円弧状突起の外面
    をボツクス壁の内面側に設けられたガイド壁に摺
    接させるとともに、蓋体の下端表面側には、蓋体
    が全開されたとき先端がボツクス壁に当接するス
    トツパ突起を設けたことを特徴とする、物入れボ
    ツクスの蓋体開閉装置。
JP15627084U 1984-10-16 1984-10-16 Expired JPH024872Y2 (ja)

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JP15627084U JPH024872Y2 (ja) 1984-10-16 1984-10-16

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JPS6171586U JPS6171586U (ja) 1986-05-15
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2571922Y2 (ja) * 1992-03-30 1998-05-20 豊田合成株式会社 開閉体のヒンジ構造
JP2003175872A (ja) * 2002-12-24 2003-06-24 Ogk Co Ltd 自転車の荷籠兼用子供載せ籠装置

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JPS6171586U (ja) 1986-05-15

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