JPH0248654A - 写真感光材料用包装材料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は写真感光材料を低湿、防湿、遮光、ガスバリヤ
状態で密封包装する包装材料に関するものである。

〔従来の技術〕

写真感光材料のように、光に曝されるとその品質価値を
失うものについては、光を完全に遮る包装袋が使用され
ている。この包装袋には遮光性のほか十分な物理強度が
必要であり、さらに、密封性と遮光性確保のためヒート
シール適性が必要である。また、摩擦による帯電を防止
するために帯電防止性も必要である。

従来、このような包装袋に使用される包装材料としては
、遮光性物質を含有した高圧法分岐状低密度ポリエチレ
ン（以下ＬＤＰＥと表示）樹脂フィルムとアルミニウム
箔と晒クラフト紙とをＬＤＰＥ樹脂溶融押出し接着剤層
で順次積層した積層フィルムがあった。

また、本発明者は一軸延伸高密度ポリエチレン（以後Ｈ
ＤＰＥと表示）樹脂フィルムのクロスラミネートフィル
ムに、遮光性物質と帯電防止剤のうち少な（ともいずれ
か一方を含有するＬＤＰＥ樹脂フィルムを積層した積層
フィルムを提案した（実公昭５６−１９０８７号公報）
。さらに、ヒートシール性と遮光性を改善したクロスラ
ミネートフィルムを有する包装材料も提案した（実公昭
６１−２０５９０号公報）。

さらに、直鎖状低密度ポリエチレン（以後り一ＬＤＰＥ
と表示）樹脂にカーボンブラックを添加した樹脂組成の
フィルムを用いた積層フィルムよりなる包装材料を提案
した（特開昭６１−１８９９３６号公報、特開昭６２−
１８５４７号公報）。

さらに、また、金属蒸着フィルムの両側に、遮光性物質
を含むＬ−ＬＤＰＥ樹脂系フィルムを積層した感光材料
用包装材料を提案した（特開昭６１５４９３４号公報）
。

［発明が解決しようとする課題］ 従来、これらの包装材料は、遮光性、ガスバリヤ性、防
湿性、密封性が優れており、はとんどの写真感光材料の
品質を長期間（有効期間）確保できる優れた包装袋とし
て実用化されてきた。

しかし、これらの包装材料を用いた包装袋では、写真感
光乳剤層中の色素やカプラー等を破壊する水分や揮発性
物質、ガス物質等が長期間に僅かずつ包装袋中に充満し
、かぶり（ｆｏｇ）の発生や感光度の異常な増減、画像
の冴えの喪失、発色濃度の異常な低下および親水性のゼ
ラチンを含む写真感光乳剤層が水分により膨潤して接着
したり光沢ムラを発生した。また８閣フイルムやＪ−１
３５型フイルムやポケットインスタマチックフィルム、
ディスクフィルム、映画用フィルム、ミニラボ用印画紙
、電算写植印画紙、コンピュータアウトプットマ、イク
ロフィルム、等遮光容器に収納する帯状写真感光材料で
は、走行不良や引き出し抵抗が大きくなって撮影できな
くなる等積々の問題が発生した。

また、水分により保護当て紙や挾み紙、紙巻芯、紙製の
ミニラボ容器、紙製の電算写植印画紙遮光容器等のよう
な、紙製の包装材料から、アンモニア、ホルマリン、亜
硫酸ガス、アセトアルデヒド、イオウ、塩素ガス等の天
然の不純有害物質が発生し、直接接している写真感光材
料に対し前記のような種々の問題を発生させていた。

これらに対する対策として、写真用紙支持体や包装紙に
対し種々の提案が行われている。例えば紙のｐＨを７前
後にして有害ガスを発生しないようにした中性紙に関す
るもの（特開昭５８−１４９３９８号公報、特開昭５８
−１７４６９６号公報、特開昭６０−５９１９５号公報
、特開昭６０−１８５８９４号公報、特開昭６０−１８
５８９９号公報、特開昭６０−１８５９００号公報、特
開昭６１−５５２９５号公報、特開昭６２−１８４１９
６号公報、特開昭６２−１９９８９８号公報、特公昭６
２−４２０７９号公報、特公昭６２−４２０８０号公報
）等である。

一方、製造工程においては、水分による上述の問題を防
ぐ方法として保護当て紙や挟み紙、紙巻芯、紙製の遮光
容器等を乾燥して用いたり、写真感光材料の含水率を少
なくし、低湿加工場内で加工、包装作業を行う等が行わ
れている。しかしこのために乾燥状態により静電気が発
生し易く、剥離帯電が発生し、スタチックマークと呼ば
れるカプリ故障が発生するため、加工包装工程では加工
包装作業のスピードを制限して行われていた。

本発明は上記の特別な処理や加工包装作業をしなくても
、上記のような種々の問題を発生させることなく安価に
、かつ長期間写真感光材料の品質を確保でき、製造直後
の優れた特性を維持確保できる新規な写真感光材料用包
装材料を提供することを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、上記目的を達成するためになされたものであ
って、特殊なフレキシブルシートの組み合せによる積層
フィルムを用いることにより解決したものである。

すなわち、本発明の写真感光材料用包装材料は吸水性、
物質を含有するフレキシブルシートの一方の面には水蒸
気透過度が５ｇ／ｍ２・２４時間以上のフレキシブルシ
ートを、他方の面には水蒸気透過度が５ｇ／ｍ・２４時
間以下のフレキシブルシートをそれぞれ積層し、前記水
蒸気透過度同志の比を１．５以上としたことを特徴とし
て構成したものである。

かかる包装材料を用いる際に水蒸気透過度が低い面を外
面（大気側）とし、水蒸気透過度が高い面を内面（写真
感光材料側）として用いると良い。

前記水蒸気透過度が５ｇ／ｒｒｒ・２４時間以下のフレ
キシブルシート（以下雑水蒸気透過性フレキシブルシー
トと表示）は、外部からの水分やガスの侵入を防ぎ、水
蒸気透過度が５ｇ／ｒｄ・２４時間以上のフレキシブル
シート（以下易水蒸気透過性フレキシブルシートと表示
）は、水分を透過して包装材料の中心層を形成している
吸水性物質を含有するフレキシブルシート（以下吸水性
フレキシブルシートと表示）に移行させるものである。

吸水性フレキシブルシートは、易水蒸気透過性フレキシ
ブルシートを透過した水分を吸水性物質に保有させる。

吸水性フレキシブルシートは、吸水性樹脂、炭酸カルシ
ウム、活性炭、シリカゲル等の吸水性物質を含有する熱
可塑性樹脂フィルム、紙、不織布、発泡シート、繊維、
ゴムシート等の中から必要特性に合致するように単独又
は２つ以上積層して用いる。

吸水性フレキシブルシートの厚さは、特に限定されない
が製袋適性、及び積層適性、コスト及び吸水能力等の点
から接着剤層の場合１〜１００１Ｍ、好ましくはｌＯ〜
５０−１及び吸水性物質のスプレーコートや溶液コート
や粉末散布又は静電気付着の場合の吸水性物質含有層の
みの厚さ換算で１〜５０Ｊｍ、一般のフレキシブルシー
トを用いる場合は６−〜３０、好ましくは１０〜５００
−である。

この厚さは吸水性物質の濃度やフレキシブルシートの密
度により大きく変化するがあまり厚すぎると包装袋とし
て剛性が高くなり過ぎたり、製袋適性が悪くなりすぎか
つ高価になり実用化困難である。

代表的なフレキシブルシートとしては、熱可塑性樹脂フ
ィルム、例えば各種ポリエチレン樹脂、各種エチレン共
重合体樹脂、各種ポリプロピレン樹脂、各種ポリ塩化ビ
ニル樹脂、各種ポリ塩化ビニリデン樹脂、各種ポリアミ
ド樹脂、ポリカーボネート樹脂、各種ポリエステル樹脂
などの公知のフィルム、及びそれらの変性樹脂のフィル
ムがある。また、セルロースアセテートフィルム、セロ
ファン、ポリビニルアルコール、各種の紙、不織布、発
泡シート等がある。

特に好ましいフレキシブルシートは坪量が２０〜４００
ｇ／　ｒｄの各種の祇（未晒クラフト紙、半晒クラフト
紙、晒クラフト紙、ヒネリ原祇、タルパック紙、デュオ
ストレス紙、白板紙、写真用原紙、純白ロール紙、コー
ト紙、模造紙、グラシン紙）、不織布、発泡シート等で
ある。

これらのフレキシブルシートは、雑水蒸気透過性フレキ
シブルシート、易水蒸気透過性フレキシブルシートにも
用いられる。なお、本発明はこれらに限定されるもので
はなく要求される特性を有するフレキシブルシートはす
べて使用できる。

吸水性フレキシブルシートに用いられる吸水性物質は、
吸水力が３０ｇ／ｇ以上、好ましくは５０ｇ／ｇ以上で
あることが望ましく、また吸水性物質の形態が粉末状又
はフィルム状又は繊維状等のいずれであってもよい。

吸水性フレキシブルシートに用いられる吸水性樹脂は、
例えばカルボキシレート基含有の吸水性樹脂、架橋性ポ
リアクリル酸アルカリ金゛属塩、カルボキシレート含有
のエチレン共重合体樹脂、アクリル酸アクリル金属グラ
フト澱′粉架橋剤、架橋ポリビニルアルコール−アクリ
ル酸アルカリ金属塩コポリマー、ポリビニルアルコール
・無水マレイン酸コポリマー架橋物、セルロース変性体
、水溶性高分子の架橋剤、自己架橋型アクリル酸アルカ
リ金属塩ポリマー、ポリアクリル酸またはそのアルカリ
塩、ポリアクリルアミドまたはその部分加水分解物、ポ
リビニルピロリドン、スルホン化ポリスチレン、ポリア
クリルアミド２−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム
、澱粉−アクリルニトリルのグラフト重合物またはその
加水分解物、ポリアクリロニトリルの加水分解物、アク
リルアミドとアクリル酸の共重合体、カルボキシメチル
セルロース、ビニルスチレンスルホン酸、ポリアクリル
アミドのマンニッヒ反応物、ポリアクＩＪ　ＪＬ／アミ
ン、ジメチルアミノエチルメタクリレートのホモポリマ
ーまたはアクリルアミドとの共重合物、ジメチルアミノ
エチルメタクリレートを塩化メチルで４級化アンモニウ
ム塩としたもののホモポリマーまたはそのアクリルアミ
ドとの共重合物、ポリジメチルアリルアミン４級アンモ
ニウム塩、４級化ビニルベンジルアミンの重合物、キト
サンのアセチル化剤、エピクロルヒドリンと多価アミン
またはモノアミンとの縮合反応物、高吸水性樹脂粒子表
面にポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン系熱硬化
性樹脂を吸着させた後、熱硬化させた樹脂、親水゛性ビ
ニルモノマー（アクリルアミドの誘導体等）と疎水性ビ
ニル七ツマ−（メタクリレートの誘導体）との共重合体
、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体のナトリウム
塩、澱粉とアクリル酸およびアクリル酸誘導体のグラフ
ト共重体のナトリウム塩、カルボキシメチルセルローズ
多塩基酸部分架橋物、ポリエチレンオキシド部分架橋物
、ポリアクリル酸部分架橋物、高吸水性ポリマーの表面
コーテイング物、高吸水性ポリマーと無機物（アクパル
ジャイト、カオリン、タルク、珪藻土等）との混和物、
アニオン性解離基を有する高吸水性樹脂とカチオン性解
離基を有する高吸水性樹脂との混合物、澱粉アクリル酸
、アクリル酸ナトリウム共重合物、澱粉アクリル酸ナト
リウム共重合物、等がある。

これらの中で好ましいのは、吸水能力の大きい原料が澱
粉またはセルロースあるいは合成ポリマーのものである
。

吸水性フレキシブルシートの一方の面に積層される水蒸
気透過度５ｇ／ｎｆ・２４時間以上の湯水蒸気透過性フ
レキシブルシートは、前記吸水性フレキシブルシートに
記載したシート材料を用いる。

湯水蒸気透過性フレキシブルシートは、上記シート材料
の少なくとも１層以上より構成され、その最内層がヒー
トシールが可能であることが好ましく、また最内層が熱
可塑性樹脂フィルムであり、かつエチレン共重合体樹脂
を含むことが密封性確保の点で好ましい。

このようなものとして、カーボンブラックとエチレン共
重合体樹脂を含む遮光性ポリオレフィン樹脂フィルムが
ある。特にエチレン共重合体樹脂がＬ−ＬＤＰＥ樹脂で
ある遮光性ポリオレフィン樹脂フィルムである。一方ヒ
ートシール性を有するものとして各種ポリエチレン樹脂
フィルム、各種ポリプロピレン樹脂フィルム、エチレン
、プロピレンを主体としたコポリマーの延伸又は無延伸
フィルムがある。

湯水蒸気透過性フレキシブルシートとして最も好ましい
のは、Ｌ−ＬＤＰＥ樹脂と遮光性物質を含む遮光性ポリ
オレフィン樹脂フィルムである。

Ｌ−ＬＤＰＥ樹脂は第３のポリエチレン樹脂と称され、
中低圧法、高圧法両ポリエチレン樹脂の利点を併せもつ
省エネルギー、省資源という時代の要請に合致する低コ
スト、高強度の樹脂である。

この樹脂は重合プロセスとして中・低圧装置を用いる気
相法、液相法と高圧改良性装置を用いるイオン重合法等
で作られる。

エチレンと炭素数が３〜１３個、好ましくは４〜１０個
のα−オレフィンを共重合させたコポリマーで線状の直
鎖に短分岐をもった構造の低中密度のポリエチレン系樹
脂である。

α−オレフィンとしてはブテン−１、オクテン−１、ヘ
キセン−１，４−メチルペンテン−１、ヘプテン−１な
どが使用される。密度は一般に低中ポリエチレン樹脂程
度とされているが市販品では０．８７〜０．９５ｇ／ａ
ｊの範囲内にあるものが多い。

これらのＬ−ＬＤＰＥ樹脂の中で物理強度とヒートシー
ル強度の点から特に好ましいのは、メルトインデックス
（以後ＭＩと表示）が０．８〜３０ｇ／１０分（ＪＩＳ
　Ｋ−６７６０）、密度が０．８７０〜０．９４０ｇ／
ｃ＋ｆｌ　（ＪＩＳＫ−６７６０）、そしてα−オレフ
ィンの炭素数６〜８個の液相法プロセスと気相法プロセ
スで得られたものである。

特に好ましい代表的な例を商品名であげると、ポリエチ
レンにα−オレフィン側鎖として炭素数６個のヘキセン
−１を導入した日本ユニカー■のＴＵＦＴＨＥＮＥとＵ
ＣＣ社のＴＵＦＬＩＮ及び４−メチルペンテン−１を導
入した三井石油化学側のウルトゼックス及びα−オレフ
ィン側鎖として炭素数８個のオクテン−１を導入した出
光石油化学■のＭＯＲＥＴＥＣとＤＳＭ社のスタミレッ
クスとダウケミカル社のダウレックスがある（以上６社
品とも低圧法の気相法プロセスと液相法プロセスで得ら
れたＬ−ＬＤＰＥ樹脂である。）。

低圧法の気相法プロセスで得られた好ましい代表的な例
を商品名であげると、α−オレフィン側鎖として炭素数
６個のヘキセン−１を導入した日本ユニカー味のＴＵＦ
ＳＥＮ及びＵＣＣ社のＴＵＦＴＨＥＮＥ等がある。

また、最近発売された超低密度直鎖状低密度ポリエチレ
ン樹脂、例えばＵＣＣ社のＮＵＣ−ＦＬＸや住人化学■
のエフセレンＶＬも好ましい（以上２社品ともα−オレ
フィンが炭素数４個のブテン−１を使用している。）。

これら熱可塑性樹脂フィルムのフレキシブルシートは、
Ｔダイ法フィルム、キャスティング法フィルム、インフ
レーション法フィルム、エクストルージョンラミネート
フィルム、ドライラミネートフィルム、ウェットラミネ
ートフィルム、ホットメルトコートフィルム等で形成さ
れる。これらは２Ｎ以上例えば多層共押出しフィルムと
して用いても、２つ以上の組を組み合わせて用いても、
２つ以上の同−又は異る層を接着剤層を介して積層した
積層フィルム又は接着剤層を介さずにブロッキングによ
り積層したフィルムの構成で用いても良い。

いずれにしても、水蒸気透過度が５ｇ／ｍ２・２４時間
以上であり、吸水性フレキシブルシートの塩化カルシウ
ム等のように写真感光材料に悪影響を与える吸水性物質
が直接写真感光材料に接触しないような層構成で、かつ
輸送運搬中に破損して吸水性物質の粉末が写真感光材料
に付着したり触れることを防ぐ厚さと物理強度を持った
フレキシブルシートであればよい。

吸水性フレキシブルシートの一方の面に積層される水蒸
気透過度が５ｇ／ｒｒｒ・２４時間以下の離水蒸気透過
性フレキシブルシートは、各種金属薄膜加工フレキシブ
ルシートやアルミニウム箔やアイアンホイル等の各種金
属層を含む積層フィルム、塩化ビニリデン樹脂フィルム
、塩化ビニリデン塗布プラスチックフィルム（例えば二
軸延伸ポリエステル樹脂フィルム、二輪延伸ポリアミド
樹脂フィルム、二輪延伸ポリプロピレン樹脂フィルム、
二輪延伸ポリエチレン樹脂フィルム、二軸延伸ポリスチ
レン樹脂フィルム等及び前記樹脂を用いた一軸分子配向
フィルム等のプラスチックフィルム）及び塩化ビニリデ
ン塗布セロハン、塩化ビニリデン塗布紙、塩化ビニリデ
ン塗布ポリビニルアルコールフィルム、ポリアミド樹脂
フィルム、等の１層以上より構成される。

上記構成のうち特に離水蒸気透過性フレキシブルシート
として好ましいのは、金属箔または金属薄膜加工フレキ
シブルシートを構成要件として含むものである。

金属薄膜加工フレキシブルシートは、フレキシブルシー
トに金属の薄膜加工を施したものである。

金属薄膜加工方法（金属薄膜形成方法とも言う）として
は真空蒸着法、スパックリング法、イオンブレーティン
グ法、電子ビーム蒸着法など従来公知の薄膜形成法等に
よりフレキシブルシートの両面又は片面（例えば遮光層
の片面）に設けることができる。

金属薄膜にはＡｊ！１Ｓｎ、Ｚｎ、Ｃｏ、Ｃｒ、ＮＬＦ
ｅ、ＣｕＳＡｇ、Ａｕ等の金属単体、合金、その他薄膜
形成可能な金属はすべて使用できるが、コスト、加工し
やすさの点でアルミニウム（Ａ２）が最も適している。

最も好ましいのはアルミニウム真空蒸着薄膜加工二軸延
伸熱可塑性樹脂フィルムである。

金属薄膜加工層は積層体としての物理強度、遮光性、帯
電防止性と防湿性確保及びコスト、品質の点から５５〜
１２００人の厚さが好ましい。即ち厚さが５５人未満で
は金属薄膜加工層の両面の層に発生する帯電を減少させ
ることができない上に金属薄膜加工を施すフレキシブル
シートの厚さ増加をしないと写真感光材料用包装材料と
して必要な防湿性、遮光性を確保することが出来ない。

また、厚さが１２００人を越えると、帯電防止、防湿性
、遮光性は確保できるがコスト及び真空蒸着法等では加
熱によるフレキシブルシートの劣化、出来上がった積層
フィルムの物理強度低下等の点で問題があり、実用化困
難である。アルミニウム真空蒸着膜の場合、７０Å以上
、通常の用途には８０〜８００人の厚さが好ましく、さ
らに好ましくは１００〜６００人である。

金属薄膜加工層を支持するフレキシブルシートとしては
、写真感光材料用包装材料として薄層で物理強度が大き
く、防湿性、ガスバリヤ−性に優れたものであれば、厚
さ５〜７０−のあらゆる紙状またはフィルム状のシート
が使用される。

特に本発明品としては好ましいのは包装材料の薄層化と
コストダウン及び物理強度確保のため厚さが８〜６０−
の各種の紙、合成紙、セロハン、熱可塑性樹脂フィルム
等であり、最も好ましいのは厚さが１０〜５０−の−軸
又は二軸分子配向したポリプロピレン樹脂フィルム、ポ
リエステル樹脂フィルム、ポリアミド樹脂フィルム、高
密度ポリエチレン樹脂フィルム及びこれらのいずれかの
樹脂と他の樹脂との混合樹脂フィルムである。ポリプロ
ピレン樹脂フィルムでは無延伸フィルムも物理強度が大
きく安価で好ましい。高密度ポリエチレン樹脂を用いて
ブロー比を大きくした極薄強化フィルムは物理強度が大
きく安価で特に好ましい。また、アルミニウム蒸着紙も
好ましい。

必要なら金属薄膜加工層の上に保護層を設けてもよい。

金属薄膜保護層としてはブチラール樹脂、アクリル樹脂
、酢酸繊維素等のセルロース系樹脂、ウレタン樹脂、エ
ポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アイオノマー樹脂、エ
チレン−エチルアクリレート共重合体（ＥＥＡ）樹脂、
各種ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等適宜の樹
脂が使用できる。

また、ワックス、ゼラチン、ポリビニルアルコール等も
使用できる。

金属薄膜加工層の保護層は極薄の厚さで形成するのがよ
い。押出しラミネート法で設ける場合でも５０−以下に
しないと静電気の除去は不十分となる。

公知の溶液塗布法又はスプレー塗布法等により５−以下
の厚さにすると金属薄膜加工層の保護ができ静電気の除
去効果も大である。

フレキシブルシート、遮光フィルム、接着剤層、金属薄
膜保護層に帯電防止剤やカーボンブランク、アルミニウ
ム粉末、アルミニウムペースト等の金属粉末や炭素繊維
等の導電物質等を混入することもでき、このようにすれ
ば、静電気の除去はさらに万全となる。

次に無水蒸気透過性フレキシブルシートの代表例を記載
するが、本発明はこれらに限定されないことは言うまで
もない。

アルミニウム真空蒸着熱可塑性樹脂フィルム（ＰＥＴ、
ナイロン、ＰＰ、ＨＤＰ、Ｅ、ＰＣＳ　ＰＳＴ、ＰＶＣ
等）、アルミニウム真空蒸着紙（グラシン祇、セロハン
、合成紙、各種紙等）、アルミニウム真空蒸着布（不織
布）、多層共押出しフィルム（例、住人ベークライト製
ＣＥＬ　５５０１　Ａ、ナイロン、エチレンビニルアル
コール共重合体等の厚さ１４０−の４層共押出しフィル
ム、酸素透過度２．０ｃｃ／ｍ”時間・ａｔＩＩｌ、透
湿度４．０ｇ／ｍ２　・２４時間）、塩化ビニリデン、
アクリル酸エステル系共重合体樹脂二輪延伸フィルム（
例、旭化成工業製すランＵＢフィルム、サラン■ＵＢ＃
１５、厚さ１５　ｔｒｍ　、酸素透過度１．０ｃｃ／ｍ
２　・２４時間・ａｔＩｌｌ、透湿度１．０ｇ／ボ・２
４時間）、塩化ビニリデンコートニ軸延伸ポリプロピレ
ンフィルム（例、ダイセル製ＫＯＰ＃２０００、厚さ２
０−１酸化透過度１０ｇ／ｉｆ　−２４，時間・ａｔｍ
、透湿度５ｇ／ｒｒｒ・２４時間）。

易水蒸気透過性フレキシブルシートの代表例を以下に記
載する。

ＬＤＰＥ樹脂フィルム（例、厚さ３０Ｉ！ｍ、酸素透過
度２０００ｃｃ／ｎ（・２４時間・ａｔｍ、透湿度２０
ｇ／ｎ′ｆ・２４時間）、エチレン・酢酸ビニルエステ
ル共重合体樹脂ケン化物二輪延伸フィルム（例、クラレ
製エバールＥＦ−ＸＬ、厚さ１５ｍ、酸素透過度２５ｃ
ｃ／ｒｄ　・２４時間・ａｔＩｌｌ、透湿度１００ｇ／
ｒｒｒ　・２４時間）、ポリアクリロニトリル系インフ
レーションフィルム（例、タマポリ製ハイトロンＢＸ、
厚さ３０Ｉ！ｍ、酸素透過度１２ｃｃ／％　・２４時間
・ａｔｌｌ、透湿度１０ｇ／ｎＴ　・２４時間）。

前記易水蒸気透過性フレキシブルシートの水蒸気透過度
が５ｇ／％・２４時間以上で、無水蒸気透過性フレキシ
ブルシートの水蒸気透過度が５ｇ／ｎ（・２４時間以下
であり、これらの水蒸気透過度の比が１．５以上である
。

この水蒸気透過度は、ＪＩＳ　Ｚ−０２０８（カップ法
）による測定値である（４０°Ｃ９０％ＲＨにおける水
蒸気透過度）。

以上の吸水性フレキシブルシート、離水蒸気透過性フレ
キシブルシート、湯水蒸気透過性フレキシブルシートの
三シートを、吸水性フレキシフルシートを中心にして積
層するには種々の方法で行うことができる。

例えば熱接着法（熱板接着法、火炎溶融接着法、インパ
ルス接着法、超音波接着法）、接着剤による方法（ウェ
ットラミネート法、ドライラミネート法、ホットメルト
ラミネート法、エクストルージョンラミネート法、共押
出しラミネート法）、等が使われる。

前記積層フィルムがタンデムラミネート法等によりｌ工
程で作成されて、吸水性フレキシブルシートが離水蒸気
透過性フレキシブルシート及び湯水蒸気透過性フレキシ
ブルシートとコンタミネーションすることなく作成され
ることが望ましく、例えば次のように、タンデムラミネ
ート工程の第１ラミネーターにより離水蒸気透過性フレ
キシブルシートと吸水性フレキシブルシートを積層し、
第２ラミネーターにより吸水性フレキシブルシートと湯
水蒸気透過性フレキシブルシートを積層することにより
、吸水性フレキシブルシートが離水蒸気透過性フレキシ
ブルシート及び湯水蒸気透過性フレキシブルシートとコ
ンタミネーションすることなく作成することができる。

また、離水蒸気透過性フレキシブルシートに直接吸水性
フレキシブルシート、湯水蒸気透過性フレキシブルシー
トの順で多層共押出しエクストルージョンラミネート法
により形成することも良い。

積層に使用される接着剤の代表的なものとして、各種ポ
リエチレン樹脂、各種ポリプロピレン樹脂等のポリオレ
フィン系熱可塑性樹脂熱溶融接着剤、エチレン−プロピ
レン共重合体樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂
、エチレン−エチルアクリレート共重合体樹脂等のエチ
レン共重合体樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体樹脂
、アイオノマー樹脂等の熱可塑性樹脂熱溶融接着剤その
地熱溶融型ゴム系接着剤等がある。

エマルジョン型接着剤としては、ポリ酢酸ビニル樹脂、
酢酸ビニル−エチレン共重合体樹脂、酢酸ビニルとアク
リル酸エステル共重合体樹脂、酢酸ビニルとマレイン酸
エステル共重合体樹脂、アクリル共重合体樹脂、エチレ
ン−アクリル酸共重合体樹脂等のエマルジョンがある。

ラテックス型接着剤としては、天然ゴム、スチレンブタ
ジェンゴム（Ｓ　Ｂ　Ｒ）、アクリロニトリルブタジェ
ンゴム（Ｎ　Ｂ　Ｒ）、クロロブレンゴム（ＣＲ）等の
ゴムラテックスがある。

ドライラミネート用接着剤としてはイソシアネート系接
着剤、ウレタン系接着剤、ポリエステル系接着剤等があ
り、その他、パラフィンワックス、マイクロクリスタリ
ンワックス、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチ
レン−エチルアクリレート共重合体樹脂等をブレンドし
たホラメルトラミネート接着剤、感圧接着剤、感熱接着
剤等公知の接着剤を用いることもできる。

エクストルージョンラミネート用ポリオレフィン系樹脂
接着剤をより具体的にいえば、各種ポリエチレン樹脂、
ポリプロピレン樹脂、ポリブチレン樹脂からなる重合物
及びエチレン共重合体（ＥＶＡ、ＥＥＡ等）樹脂の他、
Ｌ−ＬＤＰＥ樹脂の如く、エチレンに一部他のモノマー
（α−オレフィン）を共重合させたもの、エチレンー不
飽和カルボン酸共重合体樹脂、エチレンー不飽和カルボ
ン酸エステル共重合体樹脂、各種エチレン−アルキルエ
ステル共重合体樹脂、Ｄｕｐｏｎｔ社のサーリン、三井
ポリケミカル社のハイミラン等のアイオノマー樹脂（イ
オン性共重合体）や三片石油化学■のアトマーや三菱油
化■のＭＯＤＩＣ（接着性ポリマー）等がある。その他
紫外線硬化型接着剤等も最近使われはじめた。特にＬＤ
ＰＥ樹脂とＬ−ＬＤＰＥ樹脂が安価でラミネート適性に
優れているので好ましい。又前記記載の樹脂を２種以上
ブレンドして各樹脂の欠点をカバーした混合樹脂は特に
好ましい。

熱可塑性樹脂を用いたエクストルージョンラミネート法
による接着剤層の厚さは、通例６ｊＩｍ〜５０−１好ま
しくは１０−〜２０１Ｍとなるが、コスト、接着強度、
ラミネート速度、積層体の全厚さ等に基づいて定められ
るので、この数値には特に限定されない。

積層用接着剤層の接着強度向上方法の代表例を以下に記
す、ラミネート業界で使用されている接着促進剤または
架橋剤を総称してＡＣ剤（ＡｎｃｈｏｒＣｏａｔｉｎｇ
　Ａｇｅｎｔ）と呼んでいる。このＡＣ剤は単なる接着
剤と異なり、化学的に接着する意味で接着剤とは区別し
てＰｒｉｍｅｒあるいはＡｄｈｅｓｉｎｅ　Ｐｒｏｒａ
ｏ　ｔｅｒ等とも呼ばれる。ＡＣ剤の代表例を次に記す
。

有機チタネート（チタン系）アンカーコート剤、ポリエ
チレンイミン（イミン系）アンカーコート剤、イソシア
ネート系アンカーコート剤、ポリエステル系及びウレタ
ン系アンカーコート剤、ポリオレフィン系アンカーコー
ト剤、ポリブタジェン系アンカーコート剤である。

ＡＣ層は極薄の厚さで形成するのがよい。ＡＣ剤のコー
ティング方法としてはグラビアロールコーティング法、
キスロールコーティング法、カーテンコーティング法、
バーコーティング法、リバースロールコーティング法、
ダイレクトロールコーティング法、エアナイフコーティ
ング法等が利用される。

エクストルージジンラミネート接着剤層の接着強度を向
上させる表面物理的処理法の代表例を以下に記す。これ
らを２種以上併用してもよく、またＡＣ処理と組み合わ
せてもよい。

フレーム（火焔）処理、プラズマ処理、コロナ放電処理
、サンドブラスト処理、化学薬品処理、オゾン処理、プ
レヒート処理、紫外線照射処理、高周波加熱処理、電気
誘導加熱処理、マイクロウェーブ処理等がある。

本発明の包装材料では、遮光性を確保するために遮光性
を有する層を少なくとも１層具備している。

この遮光性を有する層は、離水蒸気透過性、吸水性、及
び湯水蒸気透過性の三フレキシブルシートのそれぞれま
たはいづれかのフレキシブルシートであっても、接着剤
層であっても、本発明に必須の上記フレキシブルシート
以外のさらに積層される各種フレキシブルシートであっ
てもよい。

遮光性を有するようにするためには、遮光物質を添加し
て行う。この遮光物質は各層に混練または分散可能であ
って、可視光線及び紫外線等を透過させないものをいう
。本発明に使用可能な遮光物質としては、各種カーボン
ブラック、グラファイト、酸化鉄、亜鉛華、酸化チタン
、クレー、アルミニウム粉末、アルミニウムペースト、
炭酸カルシウム、マイカ、硫酸バリウム、タルク、カド
ミウム系顔料、弁柄、コバルトブルー、銅フタロシアニ
ン系顔料、モノアゾ又はポリアゾ系顔料、アニリンブラ
ック等の有機系顔料や無機系顔料及び着色染料等が挙げ
られる。

これらの遮光物質の中では、品質、コスト、遮光能力等
の点で、光を吸収しやすい着色顔料特に黒色顔料のカー
ボンブラックが好ましい。

カーボンブラックは原料によりガスブラック、オイルフ
ァーネスブラック、アントラセンブラック、アセチレン
ブラック、サーマルブラック、チャンネルブラック、油
煙、松煙、アニリンブラック、ベジタブルブラック等に
分類される。

これらのカーボンブラックの中では、ｐＨ５〜９特にｐ
Ｈ６〜８、゛平均粒子径１０〜２００ｍｐのものが好ま
しく、特にｐＨ６〜９、平均粒子径１５〜８０Ｉｌｌμ
のカーボンブラックが好ましい。このようなｐＨ及び粒
子径のものを使用することによって、カブリの発生が少
なく、感光度の増減の発生が少なく、遮光能力が大きく
、塊り状の不均一物質、フィッシュアイ及びピンホール
が発生しにくい等の数々の利点を有する包装材料を製造
できる。

本発明の包装材料では遮光性、コスト、物性向上の目的
からファーネスカーボンブラックが好ましく、高価では
あるが帯電防止効果を有するアセチレンカーボンブラッ
ク、ケッチエンカーボンブラックも好ましい。

カーボンブラックの含有量は０゜０５〜１５．０重量％
が好ましい。０．０５重量％未満では遮光性を確保する
ためにさらに他の遮光層を積層する必要があり１５．０
重量％をこえるとフィルムの物理強度やヒートシール性
が低下し、コストアップになる。

遮光物質を各層に配合する方法としては、従来からよく
行われているマスチーパッチ着色法やダイカシーグラニ
ュー着色法やコンパウンド着色法等がある。上記遮光性
物質は使用樹脂、使用機械、コスト等により使用形態と
してドライカラー、ペースト状着色剤、リキッドカラー
、ダイカラーグラニュー、マスターバッチ、染顔料、カ
ラードペレット等がある。

本発明の包装材料に用いる各種フレキシブルシートには
、安定性、その他の性能向上、取り扱い易さの向上のた
めに酸化防止剤や滑剤およびその他の添加剤を添加する
のが好ましい。

酸化防止剤としては、フェノール系のものとして、ｎ−
オクタデシル−３（３’、５”−ジーＬ−ブチル４°ヒ
ドロキシフェニル）プロピネート、２．６ジーＬ−ブチ
ル４−メチルフェノール、２．６ジーｔブチル−ｐ−ク
レゾール、２．２’−メチレンビス（４−メチル−６−
ｔ−ブチルフェノール）、４゜４゛−チオビス（３−メ
チル６−ｔ−ブチルフェノール）、４．４′−ブチリデ
ンビス（３−メチル−６−ｔ−プチルフェノール）、ス
テアリル−β（３，５−ジー４−ブチル４−ヒドロキシ
フェニル）プロピオネート、１，１．３−　）リス（２
−メチル−４−ヒドロキシ−５−ｔ−ブチルフェニル）
ブタン、１，３゜５−トリメチル−２，４，６−）リス
（３，５−ジ−ｔ−ブチルー４−ヒドロキシベンジル）
ベンゼン、オクタデシル−３−（３，５−ジ−ｔ−ブチ
ル−４ヒドロキシフエニル）プロピオネート、テトラキ
ス〔メチレン−３（３”、５′−ジ−ｔ−ブチル−４゛
−ヒドロキシフェニル）プロピオネートコメタン等があ
る。

硫黄系のものとして、ジラウリル−３，３゛−チオジプ
ロピオネート、シミリスチル−３，３゛−チオジプロピ
オネート、ラウリルステアリルチオジプロピオネート、
ジステアリル−３゛−チオジプロピオネート、ジトリデ
シル−３，３゛−チオジプロピオネート等がある。

燐系のものとして、トリノニルフェニルフォスファイト
、トリフェニルフォスファイト等である。

中でも特に好ましいのはフェノール系酸化防止剤である
。

特に２．６−ジーｔ−ブチル−ｐ−クレゾール（ＢＨＴ
）や低揮発性の高分子量クレゾール型酸化防止剤（商品
名１ｒｅｇａｎｏｘ　１０１０＋　ｌｒｅｇａｎｏｘ　
１０７６＋ＴＯＰａｎｏｌ　ＣＡ、　Ｉｏｎｏｘ　３３
０等）やジラウリルチオジプロピオネートやジステアリ
ルチオジプロピオネートやシアルキスフォスフェート等
の１つ以上、特に２つ以上を併用するのが効果的である
。

添加量は単独使用の場合でも２種以上の併用の場合でも
合計量がｏ、ｏｏｉ〜１．０重量％が好ましい。

添加量が０．００１重量％未満では添加効果がほとんど
ない。一方、添加量が１．０重量％を越えると酸化、還
元作用を利用する写真フィルムに悪影響があり性能に異
常が発生する場合がある。このため酸化防止剤は着色故
障や不均一な塊が発生しない最少量を添加するようにす
ることが好ましい。

市販品としてはチバガイギー社のイルガノックス各種と
住人化学■のＳｕｍｉｌｉｚｅｒＢＨＲ，Ｓｕｍｉｌｉ
ｚｅｒＢＰ−７６＋　　ＳｕｍｉｌｉｚｅｒＷＸ−Ｒ，
ＳｕｍｉｌｉｚｅｒＢＰ−１０１等がある。

また、カーボンブラック等と併用すると酸化防止が相乗
的に効果を発揮する。

滑剤としては、シリコーン系には各種グレードのジメチ
ルポリシロキサンがあり、脂肪酸アミド系にはオレイン
酸アミド、ステアリン酸アミド、エルカ酸アミド、ビス
脂肪酸アミドなどがあり、アルキルアミン系にはエレク
トロストリッパーＴＳ−２（花王石鹸）などがある。

また、添加剤の代表例を以下に記載するが、本発明はこ
れに限定されるものではなく公知のあらゆるものの中か
ら選択できる。

（添加剤種類）　　　　　（代　表　例）（１）　可塑
剤ｉフタル酸エステル、グリコールエステル、脂肪酸エ
ステル （２）安定剤　　；鉛系、カドミウム系、亜鉛系、アル
カリ土類金属系、有機スズ 系等 （３）帯電防止剤及び帯電防止物質；陽イオン系界面活
性剤、陰イオン系界面活性 剤、非イオン系界面活性剤、両 面活性剤、各種カーボンブラッ ク、金属粉末、金属繊維、炭素 繊維、グラファイト等 （４）難燃剤　　；燐酸エステル、ハロゲン化燐酸エス
テル、ハロゲン化Ｌ　無８０ 物、含燐ポリオール等 （５）充填剤　　；アルミナ、カオリン、クレー炭酸カ
ルシウム、マイカ、タル ク、酸化チタン、シリカ等 （６）補強剤　　；ガラスロービング、金属繊維、ガラ
ス繊維、ガラスミルドファ イバー、炭素繊維等 （７）着色剤　　；無機顔料（Ａｌｌ　ＦｅｚＯ５＋　
Ｔｉ０ｚ＋ＺｎＯ，ＣｄＳ等）、有機顔料（カー ボンブラック、染料等）等 （８）発泡剤　　；無機発泡剤（炭酸アンモニア、重炭
酸ソーダ）、有機発泡剤 にトロソ系、アゾ系）等 （９）劣化防止剤；紫外線吸収剤、酸化防止剤、金属不
活性化剤、過酸化物分解剤 等 （１０）カップリング剤；シラン系、チタネート系、ク
ロム系、アルミニウム系等で ある。

本発明の包装材料は各種の写真感光材料の包装袋として
好適である。

特にわずかなガスや光や湿度により品質が破壊されるハ
ロゲン化銀写真感光材料、ジアゾ写真感光材料、感光性
樹脂、自己現像型写真感光材料、拡散転写型写真感光材
料、感光性感熱材料等の写真感光材料に好適である。

また、上記の写真感光材料以外に光や酸素等により品質
劣化が起こる食料品や医薬品や化学物質等の感光物質の
包装袋としても好適である。

本発明の包装材料を写真感光材料や感光物質に適用する
場合、−重平袋、二重平袋、自立袋、−重ガゼット袋、
二重ガゼツト袋、多層共押出しチューブ袋等あらゆる形
態で使用可能である。

製袋の方法は使用する積層フィルムの性質に応じて、ヒ
ートシール、溶断シール、インパルスシール、超音波シ
ール、高周波シールなど、従来公知のプラスチックフィ
ルムのシール法による。なお、適宜の接着剤、粘着剤な
どを使用して製袋することも可能である。

〔作用〕

本発明の包装材料は、吸水性物質を含有する吸水性フレ
キシブルシートを中心にして、一方の面には、水蒸気透
過度が５ｇ／ｒｒｒ・２４時間以下の離水蒸気透過性フ
レキシブルシートを積層しているので、この面を包装袋
の外面（大気側）に用いれば大気中の水分を吸着するこ
とが少なく、吸水性物質の吸水力を低下させることが無
い。また、他方の面には、水蒸気透過度が５ｇＩｎ？・
２４時間以上で、離水蒸気透過性フレキシブルシートよ
り１．５倍以上の水蒸気透過度である湯水蒸気透過性フ
レキシブルシートが積層しているので、水分を吸水性フ
レキシブルシートに移行して吸水性物質に吸着させ、包
装袋内の水分を減少させて感光材料の品質低下を防止す
る。

また、リグニンやホルマリン、アセトアルデヒド、塩素
ガス、硫化水素、硫黄等の感光材料に悪影響を及ぼす有
害物質を含む紙、特に未晒パルプや半晒パルプを用いた
紙から水分を吸収して、これら有害物質を不活性化する
。

〔実施例〕

本発明の包装材料の実施例を第１図から第５図に基づい
て説明する。

第１図から第５図は包装材料の層構成を示す部分断面図
である。

第１図に示す包装材料は、吸水性フレキシブルシート１
の一方の面に湯水蒸気透過性フレキシブルシートとして
のエチレン共重合体樹脂フィルム２ａが接着剤層３を介
して積層され、他方の面に離水蒸気透過性フレキシブル
シートとしての、フレキシブルシート４に金属薄膜加工
層５を加工した金属薄膜加工フレキシブルシート６が接
着剤層３を介して積層されている。

第２図に示す包装材料は、吸水性フレキシブルシー・）
ｌａと湯水蒸気透過性フレキシブルシートしてのエチレ
ン共重合体フィルム２ａとの２層共押出しエクストルー
ジョンラミネートフィルム７ａを、離水蒸気透過性フレ
キシブルシートとしての金属薄膜加工フレキシブルシー
ト６に、吸水性フレキシブルシートＬａが金属薄膜加工
層５に接するように２層同時共押出しエクストルージョ
ンラミネート法で積層したものである。

第３図に示す包装材料は、吸水性フレキシブルシートｌ
ａと湯水蒸気透過性フレキシブルシートとしてのエチレ
ン共重合体フィルム２ａとの２層共押出しエクストルー
ジョンラミネートフィルム７ａと、フレキシブルシート
４に接着剤層３を介して金属箔８を積層した雑水蒸気透
過性フレキシブルシート９とが、吸水性フレキシブルシ
ート１ａと金属箔８が接するように２層同時共押出しエ
クストルージョンラミネート法で積層されている。

第４図に示す包装材料は、金属薄膜加工フレキシブルシ
ート６の金属薄膜加工層５に接着剤Ｎ３を介してフレキ
シブルシート４を積層した雑水蒸気透過性フレキシブル
シート９と、湯水蒸気透過性フレキシブルシートとして
のエチレン共重合体樹脂フィルム２ａと熱可塑性樹脂フ
ィルム１０ａとの２層共押出しインフレーションフィル
ムｌｌａとを、フレキシブルシート４と熱可塑性樹脂フ
ィルム１０ａが接するように吸水性フレキシブルシー）
１ａの両面に積層している。

第５図の包装材料は、金属薄膜加工フレキシブルシート
６の金属薄膜加工層５に、エチレン共重合体フィルム２
ａと高密度ポリエチレン樹脂フィルム１２ａの２層共押
出しインフレーションフィルム１３ａのエチレン共重合
体フィルム２ａが接するように接着剤層３を介して積層
された離水蒸気透過性フィルム９ａと、吸水性フレキシ
ブルシート１ａと湯水蒸気透過性フレキシブルシートと
してのエレン共重合体樹脂フィルム２ａとの２層共押出
しエクストルージョンラミネートフィルム７ａとを、吸
水性フレキシブルシートｌａと、フレキシブルシート４
とが接するように２層同時共押出しエクストルージョン
ラミネート法で積層されている。

第６図は比較例の、層構成を示す部分断面図である。こ
の包装材料は、フレキシブルシート４に金属箔８を接着
剤層３で接着した雑水蒸気透過性フレキシブルシート９
と吸水性フレキシブルシート１ａが接着剤層３を介して
接着されている。

第７図は従来例の層構成を示す部分断面図である。この
包装材料はフレキシブルシート４に接着剤層３を介して
金属箔８及びＬＤＰＥ樹脂フィルム１４ａを積層したも
のである。

次に本発明品■〜Ｖ、比較品Ｉ、従来品■の特性を比較
した実験結果について説明する。

本発明品■ 層構成は第１図に相当する。

フレキシブルシート４は、厚さ１２ｍ＋の二軸延伸ポリ
エステルフィルムを用い、金属薄膜加工層５は厚さ４０
０人のアルミニウム真空蒸着膜とした。

吸水性フレキシブルシート１は、厚さ２００−１坪量４
０ｇ／　ｒｒｒのスパンボンド不織布に、吸水性物質と
して澱粉−アクリル酸ナトリウムグラフト重合体樹脂Ｌ
ｏｇ／　ｒｄをコーティングしたシートである。

エチレン共重合体樹脂フィルム２ａは、平均粒子径２１
ｓｔｔ、　ｐＨ８のファーネスカーボンブラック３重量
％、Ｍ　Ｔ　２．１ｇ／１０分、密度０．９２０ｇ／ｃ
ｍのエチレン・４メチルペンテン−１共重合体樹脂であ
るＬ−ＬＤＰＥ樹脂９６．５８重量％、オレイン酸アミ
ド０．０２重量％、ステアリン酸カルシウム０．２重量
％の酸化防止剤０．２重量％を含む厚さ７０１ｍのＬ−
ＬＤ　Ｐ　Ｅｍ脂系遮光性インフレーションフィルムで
ある。

アルミニウム真空蒸着二輪延伸ポリエステルフィルムノ
アルミニウム蒸着膜を内側にし、タンデムラミネータを
用いて、第１ラミネータで、厚さ１５−のＬＤＰＥ樹脂
溶融押出し接着剤層３を介して吸水性フレキシブルシー
ト１を積層した。続いて第２ラミネーターで吸水性フレ
キシブルシート１側を厚さ１５−のエチレン・エチルア
クリレート共重合体樹脂（ＮＵＣ６１７０、Ｍ１６ｇ／
１０分、密度０．９３１ｇ／ｄ、日本ユニカー製）接着
剤層３を介してエチレン共重合体フィルム２ａを積層し
た。

この積層フィルムを用いてエチレン共重合体樹脂フィル
ム２ａを内面として、内寸が縦３３ａａ、横２８１の三
方ヒートシール袋を作り、四つ切りサイズのシート状の
印刷用フィルム（リスフィルム）５０枚を、坪１３１０
ｇ／ｒｄの晒サルファイド紙の保護当て紙でコの字状に
包んだ状態で挿入後、開口部をヒートシールにより完全
密封した包装袋とした。

本発明品■ 層構成は第１図に相当する。

本発明品Ｉと同一の三方ヒートシール袋に、四つ切りサ
イズのシート状カラー印画紙２４枚を坪量３７０ｇ／　
ｒｄの新聞故紙を用いた保護当て紙でコの字状に包んだ
状態で挿入後、開口部を２つに折り曲げ、折り口の中央
部をセロテープで完全に密封した包装袋とした。

本発明品■ 層構成は第２図に相当する。

金属薄膜加工フレキシブルシート６は、本発明品■と同
一である。

吸水性フレキシブルシー）１ａは、接着性樹脂（アトマ
ー、三井石油化学製）３０重量％、吸水性物質として粉
末状のポリアクリル酸ソーダ２０重量％、平均粒子径２
１＋Ｂ、　ｐＨ７，７のファーネスカーボンブラック２
重量％を含むエチレンとブテン−１の共重合体樹脂（ナ
ックフレックス、Ｍｌｌ、０ｇ／１０分、密度０．８９
０ｇ／ｃ４．　Ｕ　ＣＣ社製）よりなる厚さ３０−のＬ
−ＬＤＰＥ樹脂系フィルムである。

エチレン共重合体樹脂フィルム２ａは、平均粒子径２１
＊ｕ、　ｐＨ８，０のファーネスカーボンブラック３重
量％、ＬＤＰＲ樹脂（Ｍ　１２．４ｇ／１０分、密度０
．９２３ｇ／ｄ、日本ユニカー製）５重量％を含むエチ
レンと４メチルペンテン−１の共重合体樹脂（ウルトゼ
ックス２０８０Ｃ，Ｍ　Ｉ　８ｇ／１０分、密度０．９
２０ｇ／ａａ、三井石油化学製）よりなる厚さ４０−の
遮光性Ｌ−ＬＤＰＥ樹脂系フィルムである。

吸水性フレキシブルシートｌａとエチレン共重合体樹脂
フィルム２ａとの２Ｎ共押出しエクストルージョンラミ
ネートフィルム７ａを、金属薄膜加工層５に２層同時共
押出しエクストルージョンラミネート法により積層した
。

この積層フィルムを用いて、本発明品Ｉと同時に同一寸
法の三方ヒートシール袋を作り、本発明品■と同様に四
つ切りサイズのシート状カラー印画紙を完全密封した包
装袋とした。

本発明品■ 層構成は第３図に相当する。

フレキシブルシート４は坪量３０ｇ／　％の晒クラフト
紙とし、金属箔８は厚さ７−のアルミニウム箔とした。

接着剤層３は厚さ１５−のＬＤＰＥ樹脂接着剤層を用い
た。

吸水性フレキシブルシート１ａとエチレン共重合体樹脂
フィルム２ａは本発明品■と同一の２層共押出しエクス
トルージョンラミネートフィルムである。

２層共押出しエクストルージョンラミネートフィルム７
ａを金属箔８に２Ｎ同時押出しエクストルージョンラミ
ネート法により積層した。

この積層フィルムを用いて、本発明品Ｉと同時に同一寸
法の三方ヒートシール袋を作り、本発明品■と同様に四
つ切りサイズのシート状カラー印刷紙を完全密封した包
装袋とした。

本発明品Ｖ 層構成は第４図に相当する。

金属ｌ［Ｍ加エフレキシブルシ一ト６のフレキシブルシ
ート４は、厚さ１５−の二軸延伸ナイロンフィルムを用
い、金属薄膜加工層５は４００人のアルミニウム真空薄
着膜を用いた。

外側のフレキシブルシート４は、坪量３５ｇ／　％のヒ
ネリ原祇を用いた。

接着剤Ｎ３は、厚さ１５−のＬＤＰＥ樹脂エクストルー
ジョンラミネート接着剤層とした。

吸水性フレキシブルシー目ａは、接着性樹脂（アトマー
、三井石油化学製）２０重量％、ファーネスカーボンブ
ラック（前出）３重量％、吸水性物質として架橋ポリア
クリル酸ナトリウム１５重量％を含むエチレンと４メチ
ルペンテン−１の共重合体樹脂（ウルトゼックス２０８
０　Ｃ前出）よりなる厚さ３０−のＬ−ＬＤＰＥ樹脂系
エクストルージョンラミネート層である。

熱可塑性樹脂フィルム１０ａは、ファーネスカーボンブ
ラック（前出）３重量％、ＬＤＰＥ樹脂（前出）５重量
％、ＨＤＰＥ樹脂（ハイゼックス３３００　Ｆ三井石油
化学製、Ｍ　１１．１ｇ／１０分、密度０．９５４ｇ／
ａｊ）　１０重量％を含むエチレンと４メチルペンテン
−１の共重合体樹脂（ウルトゼックス２０２ＯＬ、　Ｍ
　Ｉ　２．１ｇ／１０分、密度０．９２０ｇ／ｃｎ、三
井石油化学製）よりなる厚さ４０ＩＩＭの遮光性Ｌ−Ｌ
ＤＰＥ樹脂系フィルムである。

エチレン共重合体樹脂フィルム２ａは、ファーネスカー
ボンブラック（前出）３重量％、ＬＤＰＥ樹脂（前出）
５重量％を含むエチレンとオクテン−１の共重合体樹脂
（スタミレックス、Ｍ１４ｇ／１０分、密度０．９２５
ｇ／ｃｆｆｌ、ＤＳＭ社製）よりなる厚さ４０−の遮光
性Ｌ−ＬＤＰＥ樹脂系ヒートシールフィルムである。

難水蒸気透過性フレキシブルシート９に２層共押出しイ
ンフレーションフィルムｌｌａの熱可塑性樹脂フィルム
１０ａ側を、吸水性フレキシブルシート１ａを接着剤と
して積層した。

この積層フィルムを用いてエチレン共重合体樹脂２ａを
内面としたガゼツト袋を作り、乳剤面を外側にして巻い
た（感光材料業界では外巻と称する）巾８．９ｃｍ、巻
長１８０ｍの帯状のカラー印画紙を挿入後、完全密封し
た包装袋である。

本発明品■ 層構成は第５図に相当する。

難水蒸気透過性フレキシブルシート９において、高密度
ポリエチレン樹脂フィルム１２ａは、ファーネスカーボ
ンブラック（前出）３重量％を含むＨＤＰＥ樹脂（ハイ
ゼックス５３００　Ｓ、三井石油化学製、Ｍ　Ｉ　０．
４ｇ／１０分、密度０　、９６４ｇ／ｃｎｌ　）よりな
る厚さ４０−の遮光性ＨＤＰＥ樹脂フィルムを用い、エ
チレン共重合体フィルム２ａは、ファーネスカーボンブ
ラック（前出）３重量％を含むエチレンと４メチルペン
テン−１の共重合体樹脂（ウルトゼックス２０２１Ｌ、
　Ｍ　１２．１ｇ／１０分、密度０．９２０ｇ／ｃｄ、
三井石油化学製）よりなる厚さ４０−の遮光性ＬＬＤＰ
Ｅ樹脂フィルムを用い、金属薄膜加工フレキシブルシー
ト６は、本発明品■と同一であり、接着剤層３は、厚さ
１５−のＬＤＰＥ樹脂エクストルージョンラミネート接
着剤を用いた。

吸水性フレキシブルシート１ａと湯水蒸気透過性フレキ
シブルシートとしてのエチレン共重合体樹脂フィルム２
ａは、本発明品■と同一である。

難水蒸気透過性フレキシブルシー）９ａに２層共押出し
エクストルージョンラミネートフィルム７ａを、２層同
時共押出しエクストルージョンラミネート法により積層
した。

この積層フィルムを用いて、本発明品Ｖと同様なガゼツ
ト袋を作り、本発明品Ｖと同様に帯状のカラー印画紙を
密封した包装袋とした。

比較品■ 層構成は第６図に相当する。

難水蒸気透過性フレキシブルシート９は本発明品■と同
一である。

吸水性フレキシブルシー）１ａは、ファーネスカーボン
ブラック（前出）３重量％と吸水性物質として粉末状の
ポリアクリル酸ソーダ２０重量％を含むＬＤＰＥ樹脂（
Ｍ　Ｉ　２．４ｇ／１０分、密度０．９２３ｇ／ｃｒＡ
、日本ユニカー製）よりなる厚さ７０．の遮光性ＬＤＰ
Ｅ樹脂インフレーションフィルムを用いた。

接着剤層３は厚さｌｈｍのＬＤＰＥ樹脂エクストルージ
ョンラミネート接着剤層を用いた。この積層フィルムを
用いて本発明品■と同一の三方シール袋を作り、本発明
品■と同様にして四つ切りサイズのシート状カラー印画
紙を完全密封した包装袋である。

従来品■ 層構成は第７図に相当する。

フレキシブルシート４及び金属箔８は、本発明品■と同
一である。

ＬＤＰＥ樹脂フィルム１３ａは、ファーネスカーボンブ
ラック（前出）３重量％を含むＬＤＰＥ樹脂（比較品Ｉ
と同一）よりなる厚さ７０１Ｍの遮光性ＬＤＰＥ樹脂イ
ンフレーションフィルムを用いた。

接着剤層３は、厚さ１５ｐのＬＤＰＥ樹脂エクストルー
ジョンラミネート接着剤層を用いた。

この積層フィルムを用いて本発明品Ｉと同一の三方シー
ル袋を作り、本発明品■と同様にして四つ切りサイズの
シート状カラー印画紙を完全密封した包装袋である。

実験結果を第１表に示す。

評価は下記による。

◎・・・非常に優れている Ｏ・・・優れている ・・・・可（実用限度内） ム・・・問題あり（改良必要） ×・・・実用不可 試験方法は下記による。

メルトインデックス（Ｍｌ）・・・ＪＩＳに−６７６０
（・ＡＳＴＭ　Ｄ−１２３８） 密度・・・ＪＩＳ　Ｋ６７６０（＝ＡＳＴＭ　Ｄ−１５
０５）※Ａ防湿性能 各実施例の完全密封した包装袋の状態で３５℃８０％Ｒ
Ｈの温湿度下に３０日間放置後密封袋を開封した直後の
写真感光材料の含水率より評価※Ｂ写真性能 各実施例の完全密封した包装袋の状態で３５°Ｃ８０％
ＲＨの温湿度下に３０日間放置後現像処理した時の感光
度変化、諧調変化、濃度変化、カブリ発生、濃度ムラ発
生等の検査結果より評価※Ｃヒートシール適性 ヒートシール許容温度中、ホットタック性、夾雑物ヒー
トシール性、ヒートシール強度、経時ｔ−−）シール強
度等のトータルヒートシール性能により評価 ※Ｄ物理強度 写真感光材料用包装材料に要求される引裂き強度（ＪＩ
Ｓ　Ｐ８１１６に準する）衝撃穴あけ強度、破裂強度（
ＪＩＳ　Ｐ８１１２）　、ヒートシール強度、ゲルボテ
スト強度（米軍規格ＭＩＬ　８１３１に準する）等のト
ータル物理強度により評価 ※Ｅ遮光性 各実施例の完全密封包装袋の製品形態でＪＩＳＺ−０２
３２による振動試験を行った後に８万ルツクスの光に１
時間曙光し、遮光性を各写真感光材料のカブリの程度に
より評価 〔発明の効果〕 本発明の包装材料は、ヒートシール性が良好で製袋適性
に冨み、製袋が容易である。また完全防湿とガスバリヤ
および遮光性が得られる。包装袋内の水分を減するため
、水分の増加に基因するカブリ、感光度の異常、画像の
冴の喪失、発色濃度の異常低下等の写真性能の低下が無
く、また感光乳剤の膨潤による接着や光沢ムラの発生、
走行不良や引出し抵抗の増加による問題の発生が無い。

また、さらに紙製包装材料から生ずる感光性能を阻害す
る有害物質の発生を吸着したり防止し、写真感光材料の
品質向上を計ることができる。

更に、以上の効果が招来されるため、感光材料の包装作
業においては、特別に含水率を低くした保護当て紙、挟
み紙、紙巻芯、紙製容器等の紙製包装材料を用いる必要
が無く、また低湿、加工場内で作業する必要が無いため
カプリ故障防止対策として行われる作業速度の制限が不
用となり作業能率を向上することかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図から第５図は本発明の包装材料の実施例の層構成
を示す部分断面図、第６図は比較品の層構成を示す部分
断面図、第７図は従来品の層構成を示す部分断面図であ
る。 １．１ａ・・・吸水性フレキシブルシート２．２ａ・・
・エチレン共重合体樹脂フィルム（湯水蒸気透過性性フ
レキシブルシート） ６・・・金属薄膜加工フレキシブルシート（離水蒸気透
過性フレキシブルシート） ７．７ａ・・・２層共押出しエクストルージョンラミネ
ートフィルム ９・・・離水蒸気透過性（金属箔積層）フレキシブルシ
ート １１、ｌｌ’ａ・・・多層共押出しインフレーションフ
ィルム ａ；遮光物質を含むことを示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 吸水性物質を含有するフレキシブルシートの一方の面に
   は水蒸気透過度が５ｇ／ｍ＾２・２４時間以上のフレキ
   シブルシートを、他方の面には水蒸気透過度が５ｇ／ｍ
   ＾２・２４時間以下のフレキシブルシートをそれぞれ積
   層し、前記水蒸気透過度同志の比を１．５以上としたこ
   とを特徴とする写真感光材料用包装材料