JPH0248648Y2 - - Google Patents

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JPH0248648Y2
JPH0248648Y2 JP1985071346U JP7134685U JPH0248648Y2 JP H0248648 Y2 JPH0248648 Y2 JP H0248648Y2 JP 1985071346 U JP1985071346 U JP 1985071346U JP 7134685 U JP7134685 U JP 7134685U JP H0248648 Y2 JPH0248648 Y2 JP H0248648Y2
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hydraulic tappet
support hole
valve
support holes
cylinder head
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Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は内燃機関の油圧タペツト付動弁装置に
関するものである。
(2) 従来の技術 従来内燃機関の動弁装置において、弁間隙の調
整をしないで済むように油圧タペツトを付設した
ものは公知である(特開昭58−210309号公報参
照)。
(3) 考案が解決しようとする問題点 ところで前記油圧タペツトは機関本体に設けた
支持孔に挿着されるが、その挿着を容易にするた
めには油圧タペツトの挿着時に、該油圧タペツト
と支持孔間に封入されるエア抜きを行う必要があ
り、このため従来ではシリンダヘツドに前記支持
孔の底部に通じる専用のエア抜き通路を穿設する
煩わしさがあつた。
本考案はかかる実情にかんがみてなされれたも
ので、前記専用のエア抜き孔を特設せずに、油圧
タペツトに給油するための給油路を利用して前記
エア抜きを行うことができるようにした、構造簡
単かつ加工容易な内燃機関の油圧タペツト付動弁
装置を提供することを目的とする。
B 考案の構成 (1) 課点を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案は、機関本体
のシリンダヘツドに複数の支持孔を穿設し、その
各支持孔に挿着される油圧タペツトを開閉弁と動
弁カム間の連動部に介装してなる内燃機関の油圧
タペツト付動弁装置において、前記シリンダヘツ
ドには、前記油圧タペツトに圧油を分配供給すべ
く前記複数の支持孔を横切つて該支持孔に直接連
通する分配油路を形成し、この分配油路に前記各
支持孔の底部を挿通させるエア抜き用切欠きを、
該各支持孔の内面に形成したことを特徴とする。
(2) 作用 油圧タペツトの、支持孔内への挿着時にそれら
間に封入されるエアを上記切欠きを通して分配油
路にスムーズに抜き出すことができる。
また前記複数の支持孔を横切る共通の分配油路
を単に穿設するだけで、該分配油路から各支持孔
に向けて分岐油路を個々に枝分かれさせずとも該
分配油路と各支持孔間を直接連通させることがで
き、その上、該分配油路が各支持孔を横切ること
よつてその両者を近接位置に置くことができるか
ら、該支持孔の底部と分配油路間を連通させるエ
ア抜き用切欠きも極力短くすることができる。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の好適な実施例につい
て説明する。
DOHC型4弁4サイクル内燃機関の機関本体
Eは、シリンダブロツク1と、その上にガスケツ
ト3を介して重合されるシリンダヘツド2とを備
え、それらはヘッドボルト4(第3図)によつて
一体に結着される。
機関本体Eのシリンダヘツド2には、燃焼室5
と、その燃焼室5に開口する吸、排気ポート6,
7とが形成され、それらのポート6,7は、シリ
ンダヘツド2に昇降可能に支持される各一対の
吸、排気弁8,9によつてそれぞれ開閉される。
前記吸、排気弁8,9はそれぞれ油圧タペツト
10,10を備えた動弁機構11によつて所定の
タイミングを以て開閉駆動される。
前記動弁機構11は、シリンダヘツド2の上面
に形成される動弁室12内に設けられる。
前記油圧タペツト10付の動弁機構11は従来
公知の構造を備えるもので、シリンダヘツド2の
中央部にはV字状に有底の二対の支持孔13,1
3が形成され、これらの支持孔13,13に油圧
タペツト10,10がそれぞれ装着される。各油
圧タペツト10,10の作動端部、すなわちプラ
ンジヤ14,14の球面状上端には吸、排気用カ
ムフオロア15,16の一端が連接され、それら
のカムフオロア15,16の他端は弁ばね21,
22によつてそれぞれ閉弁方向に付勢される吸、
排気弁8,9の上端に係合される。吸、排気用カ
ムフオロア15,16の中間部上面にそれぞれ形
成されるスリツパ面には、一対の動弁カム軸1
7,18の吸、排気カム19,20が圧接され、
これら吸、排気カム19,20の回転と、前記弁
ばね21,22との協働により吸、排気弁8,9
は所定のタイミングで開閉作動される。吸、排気
用の一対の動弁カム軸17,18は、シリンダヘ
ツド2上に設けられる軸受23,24によつてそ
れぞれ回転自在に支承される。
次に前記油圧タペツト10,10に圧油を供給
するための給油系について説明すると、シリンダ
ブロツク1には、油圧タペツト10,10に給油
するための給油通路25が形成される。この給油
通路25は第2,3図に示すようにシリンダヘツ
ド2を上下方向にのびて、シリンダブロツク1側
の給油路26を介して図示しない油圧ポンプに通
じる主給油路251と、この主給油路251に連通
されてシリンダヘツド2の中央部をその幅方向に
略水平にのびる第1分配油路252と、この第1
分配油路252に連通されてシリンダヘツド2の
中央部をその長手方向に略水平に平行にのび、互
いに連通される2条の第2分配油路253とより
構成されている。
前記主給油路251は、シリンダブロツク1と
シリンダヘツド2とを連通する前記ヘツドボルト
4の通し孔を兼ねており、その下端がヘツド側給
油路26を介して図示しない油圧ポンプに連通さ
れる。
また前記第1分配油路252は、その途中にO
リング27を介してオリフイス28が挿入され
る。このオリフイス28の一端面は第1分配油路
252に形成した係止段部29に係合され、また
その他端面は前記ヘツドボルト4の側面に対面
し、前記オリフイス28の軸方向の位置が規制さ
れる。
前記第2分配油路253,253は、本考案の分
配油路を構成するものであつて、複数の前記支持
孔13,13の一側面を横切ることにより該支持
孔13,13に直接連通しており、該支持孔1
3,13を介して油圧タペツト10,10の給油
孔に連通される。したがつて、油圧ポンプからの
加圧油は、ブロツク側給油路26から主給油路2
1、第1分配油路252、オリフイス28、第2
分配油路253,253を通つて油圧タペツト1
0,10に給油される。
各支持孔13の開口上面より、その底部一側に
エア抜き用の切欠き30が形成される。この切欠
き30は支持孔13の底部と前記第2分配油路2
3とを直接連通しており、支持孔13に油圧タ
ペツト10を挿着する際に、該支持孔13と油圧
タペツト10間に封入されるエアを前記切欠き3
0を通して第2分配油路252に導き、そこより
外部に排出することができる。
次にこの実施例の作用について説明する。
いま機関の運転により一対の動弁カム軸17,
18が回転されれば、吸、排気カム19,20の
回転と、弁ばね21,22の弾発力とによりカム
フオロア15,16は油圧タペツト10,10と
の連接部を支点として上下に揺動し吸、排気弁
8,9を上下に摺動して吸、排気ポート6,7は
所定のタイミングで開閉される。
また機関の運転により駆動される油圧ポンプか
らの加圧油の一部はブロツク側給油路26から主
給油路251を通つて第1分配油路252に流れ、
ここでオリフイス28により流量を制御されたの
ち、第2分配油路253を通り、支持孔13より
油圧タペツト10,10に給油される。油圧タペ
ツト10,10は、従来公知の構造を備え圧油を
うけて作動されその上端のプランジヤ14,14
がカムフオロア15,16の基端に圧接される。
ところでシリンダブロツク2の支持孔13に、
その開口上端より油圧タペツト10を挿着する際
に、該油圧タペツト10と支持孔13間にエアが
封入されるが、この封入エアは切欠き30を通つ
て第2分配油路252に導かれ、そこより外部に
抜かれる。なお油圧タペツト10の挿着時には当
然機関は運転されていないので給油通路25内に
は圧油は流通していない。
前記実施例において、吸、排気弁8,9は本発
明における開閉弁を構成する。
C 考案の効果 以上の実施例により明らかなように、本考案に
よれば、機関本体のシリンダヘツドに複数の支持
孔を穿設し、その各支持孔に挿着される油圧タペ
ツトを開閉弁と動弁カム間の連動部に介装してな
る内燃機関の油圧タペツト付動弁装置において、
前記シリンダヘツドには、前記油圧タペツトに圧
油を分配供給すべく前記複数の支持孔を横切つて
該支持孔に直接連通する分配油路を形成し、この
分配油路に前記各支持孔の底部を連通させるエア
抜き用切欠きを、該各支持孔の内面に形成したの
で、油圧タペツトの、支持孔内への挿着時にそれ
ら間に封入されるエアを上記切欠きを通して分配
油路に抜き出すことができ、従つて油圧タペツト
の支持孔への挿着作業を容易にし、かしも従来装
置のようにシリンダヘツドに長い専用エア抜き孔
を特設する必要はなくなり、シリンダヘツドのコ
ストダウンに寄与することができる。
またシリンダヘツドに、前記複数の支持孔を横
切る共通の分配油路を単に穿設するだけで、該分
配油路から各支持孔に向けて分岐油路を個々に枝
分かれさせずとも該分配油路と各支持孔間を直接
連通させることができ、その上、該分配油路が各
支持孔を横切ることよつてその両者を近接位置に
置くことができるから、該支持孔の底部と分配油
路間を連通させる前記エア抜き用切欠きも極力短
くすることができ、従つて全体として分配油路及
びエア抜き用切欠きの加工、形成が頗る容易であ
るから、シリンダヘツドの一層のコストダウンに
寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案装置の一実施例を示すもので、第
1図は本考案装置を備えた内燃機関の動弁機構部
分の縦断面図、第2図は第1図−線に沿うシ
リンダヘツドの部分横断面図、第3図は第2図
−線に沿うシリンダヘツドの部分縦断面図であ
る。 E……機関本体、2……シリンダヘツド、8,
9……開閉弁としての吸、排気弁、10……油圧
タペツト、13……支持孔、15……カムフオロ
ア、253……分配油路としての第2分配油路、
30……切欠き。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関本体Eのシリンダヘツド2に複数の支持孔
    13を穿設し、その各支持孔13に挿着される油
    圧タペツト10を開閉弁8,9と動弁カム19,
    20間の連動部に介装してなる、内燃機関の油圧
    タペツト付動弁装置において、シリンダヘツド2
    には、前記油圧タペツト10に圧油を分配供給す
    べく前記複数の支持孔13を横切つて該支持孔1
    3に直接連通する分配油路253を形成し、この
    分配油路253に前記各支持孔13の底部を連通
    させるエア抜き用切欠き30を、該各支持孔13
    の内面に形成したことを特徴とする、内燃機関の
    油圧タペツト付動弁装置。
JP1985071346U 1985-05-14 1985-05-14 Expired JPH0248648Y2 (ja)

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