JP5187240B2 - 内燃機関の動弁機構 - Google Patents

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Description

この発明は、油圧式ラッシュアジャスタを備える内燃機関の動弁機構に関する。
従来、例えば特許文献1には、油圧式(液圧式)ラッシュアジャスタを備える内燃機関の動弁機構が開示されている。この従来の動弁機構では、吸気弁用のラッシュアジャスタと、排気弁用のラッシュアジャスタとを共通の支持体で支持するようにしている。また、上記特許文献1には、各ラッシュアジャスタにオイルを供給するすべてのオイル流路を上記支持体内に配置する点が記載されている。
特表2002−526707号公報 特開昭58−88412号公報 特開2008−45540号公報
しかしながら、上記特許文献1には、各気筒の油圧式ラッシュアジャスタに対するオイルの供給路の詳細についての記載がない。ところで、油圧式ラッシュアジャスタにオイルを供給するオイル供給路の圧力損失を低減してオイルポンプの負荷を低減するためには、オイル供給路は、鋭角な曲がりがなく、短く、かつ、簡素な構造であることが望ましい。そこで、各気筒を橋渡すようにシリンダヘッド上に配置した単一のアジャスタ支持部材によって各気筒の油圧式ラッシュアジャスタを支持させるようにしたうえで、各気筒のラッシュアジャスタの個々の支持部に対して1つずつ順番にオイルが供給されるようにアジャスタ支持部材内にオイル供給路を形成することが考えられる。
また、上記のようなアジャスタ支持部材を備えることを考えた場合には、シリンダヘッドを燃焼室の軸線方向から見て当該アジャスタ支持部材の中心線に対する一方側と他方側において、当該アジャスタ支持部材の重量バランスが均等に保たれていることが望ましい。このような均等な重量バランスを保つためには、当該アジャスタ支持部材における各気筒の支持部を連結する連結部を、上記中心線上に配置することが考えられる。しかしながら、このような連結部を備え、当該連結部の内部にオイルが流通する連絡油路を形成するようにすると、オイル供給路の一部に鋭角な曲がりを有する部位が生じてしまう。その結果、オイル供給路の圧力損失が増加してしまう。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、油圧式ラッシュアジャスタを支持するアジャスタ支持部材の重量バランスを悪化させることなく、圧力損失の少ないオイル供給路を有するアジャスタ支持部材を備える内燃機関の動弁機構を提供することを目的とする。
第1の発明は、内燃機関の動弁機構であって、
各気筒に橋渡すようにシリンダヘッド上に配置され、当該各気筒に配置された油圧式ラッシュアジャスタを支持するアジャスタ支持部材を備え、
前記アジャスタ支持部材は、
気筒毎に備えられ、前記油圧式ラッシュアジャスタを支持する第1乃至第4支持部を、前記シリンダヘッドを燃焼室の軸線方向から見た四隅に備えるアジャスタホルダーと、
各気筒の前記アジャスタホルダーを連結する連結部と、
一端に位置する前記アジャスタホルダーから他端に位置する前記アジャスタホルダーに向けて、オイルがそれぞれの前記アジャスタホルダー内のすべての前記第1乃至第4支持部を1つずつ順番に通過するように形成されたオイル供給路と、を含み、
前記オイル供給路は、前記アジャスタホルダーの内部に形成されたホルダー内油路と、前記連結部の内部に形成された連絡油路と、を含み、
前記ホルダー内油路のそれぞれは、先ず、前記ホルダー内油路の上流側に位置する2つの前記支持部のうちの一方である前記第1支持部にオイルが導入され、次いで、前記第1支持部に対して前記シリンダヘッドの短手方向に位置する前記第2支持部にオイルが導入され、次いで、前記第2支持部に対して前記シリンダヘッドの長手方向に位置する前記第3支持部にオイルが導入され、次いで、前記第3支持部に対して前記シリンダヘッドの短手方向に位置する前記第4支持部にオイルが導入されたうえで、オイルが前記連絡油路に排出されるように形成されており、
前記連絡油路は、隣接する前記アジャスタホルダー間において、前記連絡油路の上流側の前記アジャスタホルダーにおける前記第4支持部と、前記ホルダー内油路の上流側に位置する2つの前記支持部のうち当該第4支持部に対して距離の遠い方の支持部であって前記連絡油路の下流側の前記アジャスタホルダーにおける前記第1支持部とを直線的に接続するように形成されていることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記内燃機関では、前記シリンダヘッドを燃焼室の軸線方向から見て、各気筒の燃焼室の中心点を結ぶ仮想直線に対する一方に各気筒のすべての吸気弁が配置され、その他方に各気筒のすべての排気弁が配置されており、
前記アジャスタホルダーの前記第1乃至第4支持部は、同一気筒内の吸気弁用および排気弁用の前記油圧式ラッシュアジャスタを支持するものであり、
前記連絡油路は、隣接する前記アジャスタホルダー間において、前記吸気弁用の前記支持部と、前記排気弁用の前記支持部とを直線的に接続するものであることを特徴とする。
第1の発明によれば、隣接するアジャスタホルダーを連結する各連絡油路が、シリンダヘッドの長手方向に対して交互に傾斜して配置されるようになる。これにより、アジャスタ支持部材の重心をその中心線上におきつつ、鋭角な曲がりがなく、短く、かつ、簡素な構造で有するオイル供給路を得ることができる。このため、アジャスタ支持部材の重量バランスの悪化を招くことなく、圧力損失の少ないオイル供給路を有するアジャスタ支持部材を得ることができるようになる。
第2の発明によれば、シリンダヘッドを燃焼室の軸線方向から見て、各気筒の燃焼室の中心点を結ぶ仮想直線に対する一方に各気筒のすべての吸気弁が配置され、その他方に各気筒のすべての排気弁が配置されており、かつ、アジャスタホルダーの第1乃至第4支持部が同一気筒内の吸気弁用および排気弁用の前記油圧式ラッシュアジャスタを支持するように構成された動弁機構において、吸気側と排気側とでアジャスタ支持部材の重量バランスを悪化させることなく、圧力損失の少ないオイル供給路を有するアジャスタ支持部材を得ることができる。
本発明の実施の形態1における内燃機関の動弁機構の構成を説明するための断面図である。 図1に示すアジャスタ支持部材を、燃焼室の軸線方向においてシリンダヘッドの上方から見下ろした図である。 本発明の実施の形態1のオイル供給路との対比のために参照するオイル供給路の構成を表した図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における内燃機関の動弁機構10の構成を説明するための断面図である。尚、ここでは、内燃機関は、直列4気筒型エンジンであるものとする。また、図1中に示す一点鎖線は、燃焼室14の軸線Lである。
図1に示すように、内燃機関のシリンダヘッド12には、燃焼室14と吸気ポート16との開閉を担う吸気弁18と、燃焼室14と排気ポート20との開閉を担う排気弁22とが配置されている。
シリンダヘッド12の上方には、吸気カムシャフト24および排気カムシャフト26を支持するためのカムキャリア28が配置されている。ここでは、内燃機関の1つの気筒につき、それぞれ2つの吸気弁18および排気弁22を備えているものとする。そして、各気筒の吸気弁18は、同一の吸気カムシャフト24に対して吸気弁18毎に固定された吸気カム30によって開閉駆動されるものとし、同様に、各気筒の排気弁22は、同一の排気カムシャフト26に対して排気弁22毎に固定された排気カム32によって開閉駆動されるものとする。
また、図1に示すように、吸気カム30の押圧力は、吸気ロッカーアーム34を介して吸気弁18に伝達され、同様に、排気カム32の押圧力は、排気ロッカーアーム36を介して排気弁22に伝達されるようになっている。吸気ロッカーアーム34の一端は、吸気弁18(のバルブステム)によって支持されており、同様に、排気ロッカーアーム36の一端は、排気弁22(のバルブステム)によって支持されている。
また、ロッカーアーム34、36の他端は、油圧式ラッシュアジャスタ38によってそれぞれ回転自在に支持されている。各ラッシュアジャスタ38は、アジャスタ支持部材40が備えるアジャスタホルダー42によって支持されている。図1に示すように、アジャスタ支持部材40は、シリンダヘッド12に搭載されている。また、アジャスタ支持部材40は、シリンダヘッド12を燃焼室14の軸線方向から見て、吸気カムシャフト24と排気カムシャフト26との間に配置されている。
次に、上記図1に加えて図2を新たに参照して、アジャスタ支持部材40の詳細な構成について説明を行う。
図2は、図1に示すアジャスタ支持部材40を、燃焼室14の軸線方向においてシリンダヘッド12の上方から見下ろした図である。尚、図2中に付した一点鎖線は、各気筒の燃焼室14の中心点を結ぶ仮想直線Mであり、アジャスタ支持部材40の中心線にも相当する。また、図1に示す吸気カムシャフト24および吸気弁18は、当該仮想直線Mに対する一方(図2における下方)に配置されており、図1に示す排気カムシャフト26および排気弁22は、当該仮想直線Mに対する他方(図2における上方)に配置されているものとする。
アジャスタ支持部材40は、各気筒に橋渡すようにシリンダヘッド12上に配置されており、図2に示すように、気筒毎にラッシュアジャスタ38を支持するアジャスタホルダー42と、各アジャスタホルダー42を連結する連結部44とを備えている。図2および以下の説明においては、説明の便宜上、図2中の右端のアジャスタホルダー42から順に、対応する気筒を示す符号「#1」〜「#4」を付し、同様に、右端の連結部44から順に、対応する気筒間を示す符号「#12」、「#23」、および「#34」を付している。
図2に示すように、各アジャスタホルダー42#1〜42#4には、ラッシュアジャスタ38を支持する支持部として機能する4つのアジャスタ挿入穴46a〜46dが形成されている。より具体的には、これらのアジャスタ挿入穴46a〜46dは、シリンダヘッド12を燃焼室14の軸線方向から見て(すなわち、図2に示す方向から見て)、各アジャスタホルダー42#1〜42#4の四隅に配置されている。
また、上記のように、図2においては、上記仮想直線Mの下方が吸気側であるので、アジャスタ挿入穴46b、46cが吸気弁18用のラッシュアジャスタ38を支持する支持部に該当し、残りのアジャスタ挿入穴46a、46dが排気弁22用のラッシュアジャスタ38を支持する支持部に該当する。
また、図2中にハッチングを付して示すように、アジャスタ支持部材40は、各気筒の(吸気側および排気側の)すべてのラッシュアジャスタ38にオイルを供給するためのオイル供給路48を備えている。オイル供給路48は、一端(図2の右端)に位置するアジャスタホルダー42#1から他端(図2の左端)に位置するアジャスタホルダー42#4に向けて、オイルがそれぞれのアジャスタホルダー42#1〜42#4内のすべてのアジャスタ挿入穴46a〜46dを1つずつ順番に通過するように形成されている。
より具体的には、オイル供給路48は、各アジャスタホルダー42#1〜42#4の内部にそれぞれ形成されたホルダー内油路50#1〜50#4と、各連結部44#12等の内部にそれぞれ形成された連絡油路52#12、52#23、52#34とからなる。
#1気筒用のホルダー内油路50#1は、先ず、アジャスタホルダー42#1に流入するオイルの上流側に位置するアジャスタ挿入穴46a、46bのうちの一方である挿入穴46aにオイルが導入され、次いで、当該挿入穴46aに対してシリンダヘッド12の短手方向に位置する挿入穴46bにオイルが導入され、次いで、当該挿入穴46bに対してシリンダヘッド12の長手方向に位置する挿入穴46cにオイルが導入され、次いで、当該挿入穴46cに対してシリンダヘッド12の短手方向に位置する挿入穴46dにオイルが導入されたうえで、オイルが連絡油路52#12に排出されるように形成されている。
そして、連絡油路52#12は、排気弁22用のラッシュアジャスタ38の支持部として機能するアジャスタホルダー42#1の挿入穴46dと、吸気弁18用のラッシュアジャスタ38の支持部として機能するアジャスタホルダー42#2の挿入穴46bとを直線的に接続するように形成されている。言い換えれば、連絡油路52#12は、隣接するアジャスタホルダー42#1、42#2間において、オイルの上流側のアジャスタホルダー42#1における挿入穴46dと、当該挿入穴46dに対して距離の遠い方の挿入穴であってオイルの下流側のアジャスタホルダー42#2における挿入穴46aとを直線的に接続するように形成されている。
他のホルダー内油路50#2、50#3、50#4および連絡油路52#23、52#34についても、上記ホルダー内油路50#1および連絡油路52#12と同様の思想に基づいて形成されている。このため、これらの油路50#2、52#23等についての説明は、以下のように簡略化して行うものとする。
すなわち、上記の思想に基づき、ホルダー内油路50#2は、挿入穴46b、46a、46d、46cの順で、ホルダー内油路50#3は、挿入穴46a、46b、46c、46dの順で、ホルダー内油路50#4は、挿入穴46b、46a、46d、46cの順で、それぞれオイルが通過するように形成されている。
また、連絡油路52#23は、アジャスタホルダー42#2の挿入穴46c(吸気側)と、アジャスタホルダー42#3の挿入穴46a(排気側)とを接続するように、連絡油路52#34は、アジャスタホルダー42#3の挿入穴46d(排気側)と、アジャスタホルダー42#4の挿入穴46b(吸気側)とを接続するように、それぞれ形成されている。
尚、図2に示すように、各アジャスタホルダー42の中央には、点火プラグ(図示省略)の着脱を案内するための点火プラグチューブ54がそれぞれ圧入されている。
以上説明したオイル供給路48によれば、1本の油路で、各気筒の吸気側および排気側のすべてのラッシュアジャスタ38に対してオイルを供給することができるようになる。これにより、オイル供給路48の圧力損失を低く抑えることができ、オイル供給路48にオイルを圧送するオイルポンプ(図示省略)の負荷を減らすことができる。その結果、オイルポンプの吐出量を減らすことができるので、フリクションの低減による燃費向上を図ることができる。また、オイルポンプの小型化および軽量化を図ることができる。
そのうえで、上記オイル供給路48の構成を採用したことにより得られる効果を、図3を対比のために参照して説明する。
図3は、本発明の実施の形態1のオイル供給路48との対比のために参照するオイル供給路の構成を表した図である。
図3に示す構成においても、ラッシュアジャスタを支持するアジャスタ支持部材は、気筒毎にアジャスタホルダーを備えるとともに、各気筒のアジャスタホルダーを連結する連結部を備えている。しかしながら、この構成における連結部には、図3に示すように、上記仮想直線(各気筒の燃焼室の中心点を結ぶ直線)Mに沿った連絡油路が形成されている。
上記図3に示す構成によれば、上記仮想直線Mに沿った連絡油路を備えているため、上記仮想直線Mに対して吸気側と排気側との重量バランスを良好に保つことができるようになる。しかしながら、そのような構成を採用していることが理由で、図3に示すように、ホルダー内油路と連絡油路との接続部に、強い鋭角の曲がりが生じてしまう。これにより、オイル供給路の圧力損失が増加してしまう。
その一方で、このような圧力損失の増加を回避するために、連絡油路を上記仮想直線Mに対して平行を保ちつつ離すようにすると、上記重量バランスを良好に保てなくなる。そうすると、アジャスタ支持部材の重心が中央(仮想直線M上)から離れることで、点火プラグチューブをアジャスタホルダーに圧入する際に、点火プラグチューブに傾きが生じ易くなり、製造不良を招き易くなる。
これに対し、本実施形態の構成によれば、既述したように、隣接するアジャスタホルダー間(例えば、42#1、42#2間)において、オイルの上流側のアジャスタホルダー42#1における挿入穴46dと、当該挿入穴46dに対して距離の遠い方の挿入穴であってオイルの下流側のアジャスタホルダー42#2における挿入穴46aとを直線的に接続するように、連絡油路52#12が形成されている。このような思想によれば、図2に示すように、気筒間を結ぶ連絡油路52#12等が、上記仮想直線Mに沿った形状ではなく、シリンダヘッド12の長手方向に対して交互に傾斜して配置されるようになる。
上記のような構成によれば、図2に示すように、アジャスタ支持部材40の重心を上記仮想直線M上におきつつ、鋭角な曲がりがなく、短く、かつ、簡素な構造で有するオイル供給路48を得ることができる。このため、アジャスタ支持部材40の重量バランスの悪化を招くことなく、圧力損失の少ないオイル供給路48を得ることができるようになる。また、本構成によれば、アジャスタ支持部材40のねじれ剛性を向上させることができる。
ところで、上述した実施の形態1においては、シリンダヘッド12を燃焼室14の軸線方向から見て(すなわち、図2に示す方向から見て)、各アジャスタホルダー42#1〜42#4の四隅に、アジャスタ挿入穴46a〜46d(本発明の支持部)を配置するようにしている。このように、本実施形態は、1気筒につき4つのラッシュアジャスタを備える構成、すなわち、1気筒につき吸気弁および排気弁を2つずつ備える構成を対象としている。しかしながら、本発明の対象となる吸排気弁の構成は、少なくとも上記四隅に支持部(アジャスタ挿入穴)を備える構成であれば、上記のものに限定されず、例えば、四隅に配置される各支持部を繋ぐホルダー内油路に途中に更なる支持部(それに対応するラッシュアジャスタおよび吸排気弁)が備えられたものであってもよい。
また、上述した実施の形態1においては、シリンダヘッド12を燃焼室14の軸線方向から見て、各気筒の燃焼室14の中心点を結ぶ仮想直線Mに対する一方に各気筒のすべての吸気弁18が配置され、当該仮想直線Mに対する他方に各気筒のすべての排気弁22が配置されている構成を例に挙げて説明を行った。しかしながら、本発明の対象となる吸排気弁の構成は、上記のものに限定されない。すなわち、例えば、1気筒につき吸気弁および排気弁をそれぞれ2つ備える場合であれば、上記仮想直線Mの一方に吸気弁および排気弁を1つずつ並べて配置し、当該仮想直線Mの他方に他の吸気弁および排気弁を1つずつ並べて配置するようにしてもよい。
尚、上述した実施の形態1において、アジャスタホルダー42#1、42#3における挿入穴46aおよびアジャスタホルダー42#2、42#4における挿入穴46bが前記第1の発明における「第1支持部」に、アジャスタホルダー42#1、42#3における挿入穴46bおよびアジャスタホルダー42#2、42#4における挿入穴46aが前記第1の発明における「第2支持部」に、アジャスタホルダー42#1、42#3における挿入穴46cおよびアジャスタホルダー42#2、42#4における挿入穴46dが前記第1の発明における「第3支持部」に、アジャスタホルダー42#1、42#3における挿入穴46dおよびアジャスタホルダー42#2、42#4における挿入穴46cが前記第1の発明における「第4支持部」に、それぞれ相当している。
10 動弁機構
12 シリンダヘッド
14 燃焼室
16 吸気ポート
18 吸気弁
20 排気ポート
22 排気弁
24 吸気カムシャフト
26 排気カムシャフト
28 カムキャリア
30 吸気カム
32 排気カム
34 吸気ロッカーアーム
36 排気ロッカーアーム
38 油圧式ラッシュアジャスタ
40 アジャスタ支持部材
42(#1〜#4) アジャスタホルダー
44(#12、#23、#34) 連結部
46a〜46d アジャスタ挿入穴
48 オイル供給路
50(#1〜#4) ホルダー内油路
52(#12、#23、#34) 連絡油路
54 点火プラグチューブ

Claims (2)

  1. 各気筒に橋渡すようにシリンダヘッド上に配置され、当該各気筒に配置された油圧式ラッシュアジャスタを支持するアジャスタ支持部材を備え、
    前記アジャスタ支持部材は、
    気筒毎に備えられ、前記油圧式ラッシュアジャスタを支持する第1乃至第4支持部を、前記シリンダヘッドを燃焼室の軸線方向から見た四隅に備えるアジャスタホルダーと、
    各気筒の前記アジャスタホルダーを連結する連結部と、
    一端に位置する前記アジャスタホルダーから他端に位置する前記アジャスタホルダーに向けて、オイルがそれぞれの前記アジャスタホルダー内のすべての前記第1乃至第4支持部を1つずつ順番に通過するように形成されたオイル供給路と、を含み、
    前記オイル供給路は、前記アジャスタホルダーの内部に形成されたホルダー内油路と、前記連結部の内部に形成された連絡油路と、を含み、
    前記ホルダー内油路のそれぞれは、先ず、前記ホルダー内油路の上流側に位置する2つの前記支持部のうちの一方である前記第1支持部にオイルが導入され、次いで、前記第1支持部に対して前記シリンダヘッドの短手方向に位置する前記第2支持部にオイルが導入され、次いで、前記第2支持部に対して前記シリンダヘッドの長手方向に位置する前記第3支持部にオイルが導入され、次いで、前記第3支持部に対して前記シリンダヘッドの短手方向に位置する前記第4支持部にオイルが導入されたうえで、オイルが前記連絡油路に排出されるように形成されており、
    前記連絡油路は、隣接する前記アジャスタホルダー間において、前記連絡油路の上流側の前記アジャスタホルダーにおける前記第4支持部と、前記ホルダー内油路の上流側に位置する2つの前記支持部のうち当該第4支持部に対して距離の遠い方の支持部であって前記連絡油路の下流側の前記アジャスタホルダーにおける前記第1支持部とを直線的に接続するように形成されていることを特徴とする内燃機関の動弁機構。
  2. 前記内燃機関では、前記シリンダヘッドを燃焼室の軸線方向から見て、各気筒の燃焼室の中心点を結ぶ仮想直線に対する一方に各気筒のすべての吸気弁が配置され、その他方に各気筒のすべての排気弁が配置されており、
    前記アジャスタホルダーの前記第1乃至第4支持部は、同一気筒内の吸気弁用および排気弁用の前記油圧式ラッシュアジャスタを支持するものであり、
    前記連絡油路は、隣接する前記アジャスタホルダー間において、前記吸気弁用の前記支持部と、前記排気弁用の前記支持部とを直線的に接続するものであることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の動弁機構。
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