JPH0248417A - 炭酸亜鉛の製造方法 - Google Patents
炭酸亜鉛の製造方法Info
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- JPH0248417A JPH0248417A JP19752588A JP19752588A JPH0248417A JP H0248417 A JPH0248417 A JP H0248417A JP 19752588 A JP19752588 A JP 19752588A JP 19752588 A JP19752588 A JP 19752588A JP H0248417 A JPH0248417 A JP H0248417A
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Landscapes
- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、炭酸亜鉛の製造方法に係り、詳しくは、製鉄
所で発生するダストから還元鉄を製造する際に発生する
キルンダストから炭酸亜鉛を製造する方法に関するもの
である。
所で発生するダストから還元鉄を製造する際に発生する
キルンダストから炭酸亜鉛を製造する方法に関するもの
である。
製鉄所では、高炉ダスト、焼結機ダスト、転炉ダスト、
ミルスケール等の種々のダストが発生する。この種のも
のの中には約30〜60%の176を含んでいるので、
近年、これ等からCを還元剤として使用し還元鉄を製造
することが行われている。
ミルスケール等の種々のダストが発生する。この種のも
のの中には約30〜60%の176を含んでいるので、
近年、これ等からCを還元剤として使用し還元鉄を製造
することが行われている。
この還元鉄製造法には種々のものがあるが、共通してい
るのは、ロータリーキルン法を採用していることである
。
るのは、ロータリーキルン法を採用していることである
。
一方、上記キルンダストにはそこにたとえば7〜60%
のZnを含有しているのでこのZnを回収して、Zn系
メツキ原料とすることも行われている。
のZnを含有しているのでこのZnを回収して、Zn系
メツキ原料とすることも行われている。
キルンダストからZn系メツキ原料を製造する場合の難
点は、該ダスト中にはメツキ性状を悪化させるFe、
Pb分が含まれていることであり、この点を克服するた
めの提案がなされている。例えば、特開昭59−883
19号公報にはFe、 Pbを含むZn含有物をNa0
)lおよび(NH*)zC(h溶液に溶解し、この溶液
に炭酸亜鉛の結晶化手段を施し、炭酸亜鉛を回収するこ
とが開示されている。
点は、該ダスト中にはメツキ性状を悪化させるFe、
Pb分が含まれていることであり、この点を克服するた
めの提案がなされている。例えば、特開昭59−883
19号公報にはFe、 Pbを含むZn含有物をNa0
)lおよび(NH*)zC(h溶液に溶解し、この溶液
に炭酸亜鉛の結晶化手段を施し、炭酸亜鉛を回収するこ
とが開示されている。
また、本出願人も特願昭62−142827号において
、還元鉄を製造する際に発生するキルンダストを湿式磁
選処理してFe分を除去した分離ダストを硫酸で溶解し
、この溶解液に炭酸ナトリウムを添加して炭酸亜鉛を得
る方法を提案している。
、還元鉄を製造する際に発生するキルンダストを湿式磁
選処理してFe分を除去した分離ダストを硫酸で溶解し
、この溶解液に炭酸ナトリウムを添加して炭酸亜鉛を得
る方法を提案している。
これら従来技術においては、ダストの溶解工程後に溶解
液を濾過して発生する濾過残渣を廃棄していた。
液を濾過して発生する濾過残渣を廃棄していた。
しかしながら、廃棄処分される濾過残渣には、元の原料
(キルンダスト)との比でZnが約17%、含まれてい
るので、廃棄してしまうと歩留りが低下する。
(キルンダスト)との比でZnが約17%、含まれてい
るので、廃棄してしまうと歩留りが低下する。
そこで本発明の目的は、濾過残渣を循環使用することに
よってZnの歩留向上を図るとともに、Fe。
よってZnの歩留向上を図るとともに、Fe。
pb等の不純物含量の少ない高品位の炭酸亜鉛を製造す
る方法を提供することにある。
る方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段]
一ヒ記課題を解決するための本発明は、ZnおよびFe
を含有するダストから還元鉄を製造する際に発生するキ
ルンダストを硫酸で溶解し、この溶解液を第1濾過し、
濾過液にZn粉を添加してイオン交換させ、次いで第2
濾過した後、濾過液に炭酸ナトリウムを添加し炭酸亜鉛
を回収する方法において;上記第1濾過により生ずる濾
過残渣を硫酸溶解工程に返送する第1返送手段、ならび
に上記第2濾過により生ずる濾過残渣を上記イオン交換
工程に返送する第2返送手段のうち少くとも一方の手段
を採ることを特徴とするものである。
を含有するダストから還元鉄を製造する際に発生するキ
ルンダストを硫酸で溶解し、この溶解液を第1濾過し、
濾過液にZn粉を添加してイオン交換させ、次いで第2
濾過した後、濾過液に炭酸ナトリウムを添加し炭酸亜鉛
を回収する方法において;上記第1濾過により生ずる濾
過残渣を硫酸溶解工程に返送する第1返送手段、ならび
に上記第2濾過により生ずる濾過残渣を上記イオン交換
工程に返送する第2返送手段のうち少くとも一方の手段
を採ることを特徴とするものである。
本発明では、第1濾過により生ずるZnの含有されてい
る濾過残渣を硫酸溶解工程に返送することを第1の特徴
としている。ZnはFeやpbよりイオン化傾向が強い
ので、上記濾過残渣の返送により、溶解液中に含まれて
いるFe”やpb”はZnとの間でイオン交換され、F
eやpbとなり、濾別される。
る濾過残渣を硫酸溶解工程に返送することを第1の特徴
としている。ZnはFeやpbよりイオン化傾向が強い
ので、上記濾過残渣の返送により、溶解液中に含まれて
いるFe”やpb”はZnとの間でイオン交換され、F
eやpbとなり、濾別される。
さらに、上記溶解酸化後の濾過液にZn粉を添加し、p
e]+、 pb2+とイオン交換した後、濾過して生ず
る濾過残渣を、その濾過液に返送することを第2の特徴
としている。このZn粉は1/2以上が未溶解のまま濾
過残渣中に残るので、この濾過残渣を廃棄することなく
、上記のように返送して、Fe”、 Pb”イオン等と
イオン交換させることにより、Zn粉の無駄をなくし、
有効活用を図ることができる。
e]+、 pb2+とイオン交換した後、濾過して生ず
る濾過残渣を、その濾過液に返送することを第2の特徴
としている。このZn粉は1/2以上が未溶解のまま濾
過残渣中に残るので、この濾過残渣を廃棄することなく
、上記のように返送して、Fe”、 Pb”イオン等と
イオン交換させることにより、Zn粉の無駄をなくし、
有効活用を図ることができる。
以下図面に基づき本発明をさらに具体的に説明する。
第1図に示すように高炉や転炉などのダストをまず1次
シックナーIAに供給し、濃縮した後、濃縮スラリーを
還元鉄製造設備2を構成する2次シックナーIBにてさ
らに濃縮する。濃縮したダストスラリーを脱水3処理し
、これを乾燥4した後、キルン5にて炭素分を還元剤と
して投入しながら、Fe分を高炉下で還元して還元鉄を
製造する。
シックナーIAに供給し、濃縮した後、濃縮スラリーを
還元鉄製造設備2を構成する2次シックナーIBにてさ
らに濃縮する。濃縮したダストスラリーを脱水3処理し
、これを乾燥4した後、キルン5にて炭素分を還元剤と
して投入しながら、Fe分を高炉下で還元して還元鉄を
製造する。
キルン5では、併せてたとえば電炉ダストを前述の処理
を経ることなく直接投入して還元鉄を製造することもあ
る。
を経ることなく直接投入して還元鉄を製造することもあ
る。
キルン5で生成された還元鉄を除去して残ったキルンダ
スト6は、その一部を非鉄金属メーカーに外販すること
もあるが、本発明は、このキルンダストを磁選機にて湿
式磁選処理7を行う。この磁選処理に伴う磁着物はFe
リッチスラリー8として2次シックナーIBに返送する
。非磁着物、すなわちZnリッチスラリー9については
、濾過10後、濾過液11を除去し、得られるZnリッ
チ磁選精鉱(ケーキ)12を硫酸(H,SO2,)によ
り溶解13する。なお、Fe分が少<、Zn含有率が高
いダストであれば、湿式磁選処理の代りに水洗浄処理す
るか、直接硫酸溶解してもよい。硫酸による溶解後、も
しくは溶解済の溶解液に対しては過酸化水素(Hzoz
)を吹き込むことが望まれる。I(,0□により溶液中
のFe分が溶解度の低いFe(Ot[)tとなり析出す
るのでFe分の除去効率が高まるからである。
スト6は、その一部を非鉄金属メーカーに外販すること
もあるが、本発明は、このキルンダストを磁選機にて湿
式磁選処理7を行う。この磁選処理に伴う磁着物はFe
リッチスラリー8として2次シックナーIBに返送する
。非磁着物、すなわちZnリッチスラリー9については
、濾過10後、濾過液11を除去し、得られるZnリッ
チ磁選精鉱(ケーキ)12を硫酸(H,SO2,)によ
り溶解13する。なお、Fe分が少<、Zn含有率が高
いダストであれば、湿式磁選処理の代りに水洗浄処理す
るか、直接硫酸溶解してもよい。硫酸による溶解後、も
しくは溶解済の溶解液に対しては過酸化水素(Hzoz
)を吹き込むことが望まれる。I(,0□により溶液中
のFe分が溶解度の低いFe(Ot[)tとなり析出す
るのでFe分の除去効率が高まるからである。
次いで溶解液については濾過14処理を行い、このとき
の濾過残渣15は前記溶解13処理工程へ返送する。こ
の濾過残渣15中には未溶解のZnが含まれているので
、これを返送することにより、Fe”、 Pbz+との
イオン交換によりFe、 Pbの除去効率が向上する。
の濾過残渣15は前記溶解13処理工程へ返送する。こ
の濾過残渣15中には未溶解のZnが含まれているので
、これを返送することにより、Fe”、 Pbz+との
イオン交換によりFe、 Pbの除去効率が向上する。
次に、上記濾過14処理により得られる溶解酸化濾過液
16に、Zn分を90%以上含有しているZn粉(例え
ば、パイプメツキダスト)を投入し、撹拌(イオン交換
)l了した後、濾過18する。
16に、Zn分を90%以上含有しているZn粉(例え
ば、パイプメツキダスト)を投入し、撹拌(イオン交換
)l了した後、濾過18する。
このとき生ずる濾過残渣19は、図示しない予備タンク
を介して、撹拌(イオン交換)17の工程に返送する。
を介して、撹拌(イオン交換)17の工程に返送する。
この濾過残渣19中には、撹拌(イオン交換)17エ程
に投入されるZn粉のうちの1/2以上がイオン化せず
に残っており、これを循環使用することにより、新規投
入Zn粉の量を減らすことができ、全体としてZn粉の
有効活用を図ることができる。ただし、この場合、イオ
ン交換11用タンク内のFeおよびpb分の異常濃縮の
発生するおそれがあるが、本発明者らの12時間の実施
例では、その異常濃縮は発生しなかった。しかし、万一
、不純物の濃縮現象が見られたら湿式磁選7に帰して再
磁選するか、濾過残渣19を廃棄処分に切替え、異常濃
縮がなくなった時点で、再び濾過残渣19の循環を繰返
せばよい。
に投入されるZn粉のうちの1/2以上がイオン化せず
に残っており、これを循環使用することにより、新規投
入Zn粉の量を減らすことができ、全体としてZn粉の
有効活用を図ることができる。ただし、この場合、イオ
ン交換11用タンク内のFeおよびpb分の異常濃縮の
発生するおそれがあるが、本発明者らの12時間の実施
例では、その異常濃縮は発生しなかった。しかし、万一
、不純物の濃縮現象が見られたら湿式磁選7に帰して再
磁選するか、濾過残渣19を廃棄処分に切替え、異常濃
縮がなくなった時点で、再び濾過残渣19の循環を繰返
せばよい。
次に、Feおよびpb分を除去したイオン交換濾過液2
0に炭酸ソーダ(NazCOi)を投入し、中和晶析2
1した後、水洗浄後、濾過22し、濾過液23を除去し
、濾過物を乾燥24することにより、Zn系メツキ原料
としての炭酸亜鉛(ZnCO3)25を得る。
0に炭酸ソーダ(NazCOi)を投入し、中和晶析2
1した後、水洗浄後、濾過22し、濾過液23を除去し
、濾過物を乾燥24することにより、Zn系メツキ原料
としての炭酸亜鉛(ZnCO3)25を得る。
以下実施例により本発明の効果を明らかにする。
本実施例に使用したキルンダスト(原料)の組成は第1
表に示したものである。
表に示したものである。
第1表
この原料を第1図に示す湿式磁選7以下の諸工程に供し
、最終的に炭酸亜鉛(ZnCO3)を得た。
、最終的に炭酸亜鉛(ZnCO3)を得た。
第2図は、本発明の実施時間とイオン交換濾過液(第1
図における20)中のF e 、 P b 濃度との関
係を示すグラフである。この図によれば、立ち上がりは
高濃度であるが、実施時間の経過に伴い低濃度化し、実
施時間が3時間以後はほぼ一定の低濃度となることがわ
かる。この3時間は本発明による濾過残渣15.19の
循環利用による効果が顕れるまでの時間と考えることが
でき、これにより本発明の効果は明らかとなった。
図における20)中のF e 、 P b 濃度との関
係を示すグラフである。この図によれば、立ち上がりは
高濃度であるが、実施時間の経過に伴い低濃度化し、実
施時間が3時間以後はほぼ一定の低濃度となることがわ
かる。この3時間は本発明による濾過残渣15.19の
循環利用による効果が顕れるまでの時間と考えることが
でき、これにより本発明の効果は明らかとなった。
さらに、第2表に、製品たる炭酸亜鉛(ZnCO,)の
品位を示す。
品位を示す。
第2表
第2図
第2表よりわかるように、本発明では、Fe、 Pbの
濃度が低く、高品位の炭酸亜鉛を得ることができる。
濃度が低く、高品位の炭酸亜鉛を得ることができる。
以上の通り、本発明によればZn粉の使用歩留を向上さ
せ原料原単位の向上を図るとともに、高品位の炭酸亜鉛
を得ることができる。
せ原料原単位の向上を図るとともに、高品位の炭酸亜鉛
を得ることができる。
第1図は本発明の処理フロー何回、第2図は実施時間と
イオン交換濾過液濃度との関係を示す図である。 喪襄趨内驕(Hr)
イオン交換濾過液濃度との関係を示す図である。 喪襄趨内驕(Hr)
Claims (1)
- (1)ZnおよびFeを含有するダストから還元鉄を製
造する際に発生するキルンダストを硫酸で溶解し、この
溶解液を第1濾過し、濾過液にZn粉を添加してイオン
交換させ、次いで第2濾過した後、濾過液に炭酸ナトリ
ウムを添加し炭酸亜鉛を回収する方法において;上記第
1濾過により生ずる濾過残渣を硫酸溶解工程に返送する
第1返送手段、ならびに上記第2濾過により生ずる濾過
残渣を上記イオン交換工程に返送する第2返送手段のう
ち少くとも一方の手段を採ることを特徴とする炭酸亜鉛
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19752588A JPH0248417A (ja) | 1988-08-08 | 1988-08-08 | 炭酸亜鉛の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19752588A JPH0248417A (ja) | 1988-08-08 | 1988-08-08 | 炭酸亜鉛の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0248417A true JPH0248417A (ja) | 1990-02-19 |
Family
ID=16375917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19752588A Pending JPH0248417A (ja) | 1988-08-08 | 1988-08-08 | 炭酸亜鉛の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0248417A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110627106A (zh) * | 2019-08-22 | 2019-12-31 | 日照昆欧环保科技有限公司 | 一种利用高炉布袋灰脱氯废水生产碳酸锌的方法 |
-
1988
- 1988-08-08 JP JP19752588A patent/JPH0248417A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110627106A (zh) * | 2019-08-22 | 2019-12-31 | 日照昆欧环保科技有限公司 | 一种利用高炉布袋灰脱氯废水生产碳酸锌的方法 |
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