JPH0247374A - 耐久性防虫繊維 - Google Patents

耐久性防虫繊維

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JPH0247374A
JPH0247374A JP19663988A JP19663988A JPH0247374A JP H0247374 A JPH0247374 A JP H0247374A JP 19663988 A JP19663988 A JP 19663988A JP 19663988 A JP19663988 A JP 19663988A JP H0247374 A JPH0247374 A JP H0247374A
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JP
Japan
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fiber
insect repellent
mothproof
binder
durable
Prior art date
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Pending
Application number
JP19663988A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroko Kaijin
廻神 弘子
Katsusuke Kawaguchi
川口 克資
Toshiichi Nunoo
敏一 布生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、蚊の忌避剤を吸着せしめた無機系多孔質粉体
が付着した防虫繊維に関するものである。
(従来の技術) 従来から防虫効果を有する繊維については、様々な開発
がなされ。市場にも多く出回っていた。
ところが、これらの多くは単に最終製品に防虫剤をスプ
レーしただけのもの、或は防虫剤と糊剤や熱可塑性重合
体との混練物を表面に塗布しただけのものであって、防
虫剤が水と接触すると防虫効果が消失してしまい、また
耐洗濯性に乏しく、1回の洗raで完全に防虫剤が脱落
してしまうようなものであった(例えば特開昭81−2
84210号公報)。或は、防虫剤をセロハンやポリエ
テ袋に封入した防虫剤、または芯紙に含浸させ°た防虫
紙を包装時に包装袋の中に同封して、その臭いをu7A
m製品に移すというようなものであった。又、特開昭5
8−4886号や特願昭83−068890号には香料
や防虫剤をマイクロカプセルに内蔵して香気性タオル織
物や防虫繊維を得る方法がある。さらに、特開昭4!l
−3714号、時開l1l−83718号、特開昭58
−1311822号には、香料や抗菌剤を繊維ポリマー
中溶融紡糸して混入する方法がある。
(発明が解決しようとする間頭点) しかしながら、このようにして得られた繊維は、その防
虫効地の耐久性に乏しいことは言うまでもなく、たった
1回の洗濯で完全に防虫効果が消失してしまい、極めて
商品価値の低いものであった。
更に、着用中外気に或は水に接触することにより、すぐ
に防虫剤が蒸発或は消失してしまい、着用後僅か数時間
しか防虫効果を維持することのできないものさえもあっ
た。また、包装袋の中で防虫剤の臭いを衣服に移すもの
においては、強い防虫剤の臭いのために、商品自体が欠
陥品となってしまう場合があった。また、マイクロカプ
セルを使用する方法については物理的な力(fI11擦
、圧力等)を加えて始めて防虫効果が出現し、徐放性が
なく、又カプセルが破壊されるまでは通常状態での耐久
性はあるが、破壊されると、洗濯に対する耐久性がない
という欠点がある。
又、合成繊維ポリマー中に、溶m等により入れる方法は
耐久性はあるが、糸の基本的物性(強度、伸度等)をそ
こねたり、忌避剤によっては相溶性が劣ったり、辞意の
低い防虫剤は蒸発したりする。
又後加工(染色、仕上等)を行なうものについては、加
工上の制限があり、実用衣料としては適さないという欠
点がある。
本発明は、従来前なわれている防虫加工方法に比較し種
々の防虫剤を種々の4a#!構造物に徐放性良く付与し
、しかも耐久性の良い防虫la維を提供することにある
(問題を解決するための手段) すなわち本発明は、防虫剤を吸着せしめた無機系多孔質
粉体を20〜66重量%含有したバインダーが、繊維電
量の0.3〜7’!1H!に%表面に付着した耐久性防
虫#aM1である。
本発明に使用する防虫剤としては、!−エチルー1.5
ヘキサンジオール、インダロン、フタル酸ジメチル、或
はN、N−ジエチル−m−)ルアミド、N−ブチルアセ
トアニリドやプロピルN、N−ジエチルサクシナートな
どのアミド系忌避剤、ナフタレン、除虫菊の殺虫成分で
あるピレトリン類、アレスリン、フレスリン、ユーカリ
油の成分であるレネオール、シトロネラール、シトロネ
ロール、ゲラニオール類、ピプリドン、リモネン、シト
ラールなど公知のものを挙げることができ、これらの1
種又は211以上が用いられる。そして忌避効果を有効
に発揮させるため、公知の共力剤を適宜混入して用いる
こともできる(例えばプロピルアイツム、ピペロニルブ
トキシド、クリサンテマートなど)。とくに蚊に対して
は上記、除虫菊の殺虫成分、ユーカリ油の成分或はN、
N−ジエチル−m−トルアミドが有効である。
本発明で言う無機系多孔質粉体とはシリカ、炭酸カルシ
ウム、炭酸バリウム、炭酸ストロンチウム、炭酸マグネ
シウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、珪酸バリ
ウム、珪酸ストロンチウム等からなる球形多孔“n又は
中空球形多孔質が好ましく、粒子径は0.1〜50μ、
細孔径は!O〜600ムのものが好ましい。かかる無機
系多孔質粉体は、防虫剤を10〜801!量%、好まし
くは30〜5oit量%吸着せしめる。吸着法としては
、防虫剤と多孔質体とを密閉容器内に放置する方法や、
カプセル般を真空鐘内にて脱気を行った後、防虫剤を注
入し、カプセル内に吸着する方法がある。
本発明のmMIとは、綿、綱、羊毛、レーヨン、アセテ
ート、トリアセテート、ポリニスチル、アクリル、ナイ
ロン等であって特に限定されないが、特に素材として好
ましいものは耐久性の良好な綿、絹、羊毛等の天然am
である。又、これらを用いて編織物等の繊M構造物とな
してもよいことは勿論である。
更に本発明で用いる繊維には、バインダーが尭m糸の中
や布目へ浸透して風合いを硬くしないように、予め揚水
処理を施しておくことが好ましく、これ番ヒよってバイ
ンダーと無機系多孔質粉体が主として布の表面ζζ付着
し、mM#本来の風合いを損なわない。揚水処理として
は公知の方法を採用できるが、揚水性を必要としない用
途については比較的少量の処理剤を単に含浸後乾燥する
だけで良い。例えば酢酸アルミニウムとパラフィンに乳
化剤と保護コロイドを加えたエマルジーンを含浸・乾燥
する方法、メチルへイドロジェンd?リシロキサンの乳
化液と金属石鹸を加えたエマルジョンを用い含浸・乾燥
後熱処理する方法などがある。
バインダーとしては、ゴム状皮膜を形成するものが耐久
性の点で好ましい。特にシリコン系樹脂バインダーは、
コーティング効果を奏し防虫剤を内包する無機系多孔質
粉体と布地との開の接着剤としての役割を果たすもので
あり、中でも水への分散性誉ζ優れ水で容易に希釈可能
なシリコン系水性エマルジ四ン型例えばオルガノポリシ
ロキサンを主成分とし乳化剤で乳化したものが好ましい
これは、水の除去により硬化し、シリコンゴムの特長を
有するゴム状皮膜を形成するものであり、耐久性のある
接着効果を有するものである。
そして、このバインダーは無機系多孔質粉体の0.5〜
S倍好ましくは1〜2倍1!を比)用いると、充分な効
果を発芽する。0.6倍よりも少なくするとバインダー
作用が極端に劣り、一方これを5倍よりも多く与えても
無機系多孔質粉体の付着率はほとんど変わらず、逆に繊
維や布地の柔軟な風合lζおいて問題が引き起こされ好
ましくない。
また、これら両者の付W1tは、付着部分の繊維重量の
0.8〜10%、好ましくは0.5〜3.0%を占める
。即ち、無機系多孔質粉体は、シリコン系樹脂バインダ
ーを上記割合で与えられることにより繊維に充分に付着
するものであるから、これら両者の付¥!!量が前記0
.3%よりも少ないものであれば、防虫効果及び耐久性
共に不十分であり、一方これが7.0%よりも多くなる
と、繊維としての風合面にかかわり、また−時に発散す
る防虫剤の臭いがきつくなりすぎるという問題も存在し
、いずれも不適である。つまり、好ましい防虫剤の発散
効果と共に好適な、風合及び柔軟性を有し、且つその防
虫効果が適宜の耐久性を有するという全ての要件を満た
すものは、上記の付着量である。
以上の如き、無機系多孔質粉体とバインダーはillし
て、水溶液又はエマルジョンとなして、パッド法、プリ
ント法、コーティング法等により繊維に付与する。前記
方法により付与した後は、例えば60〜140℃で30
秒〜50分間屹燥し、更に120〜160℃で30秒〜
B分間」pへ処理するとよい。
本発明の防虫amは、シーツ、ストッキング、靴下、カ
ーテン、カーペット、パジャマ、スポーツウェア、布団
カバー カジュアルウェア、ユニホーム、外衣などに使
用される。
(実施例) 次に本発明を実施例によって詳細に説明するが、実施例
中の数値の基本となる試験方法は次の通りである。
(1)  5t、濯試験 JI8  L−(11711
法(2) ドライクリーニング試験 JI8 L−117401法 (3)風合については、10人でそれぞれδ段階評価を
行い、良い、やや劣る、劣ると惜じたものをそれぞれ0
、−1、−2としてその平均点を評価点とした。
(4)  防虫効果は透明なアクリルケース(40cm
X40CmX40cm)の側面に直径10 cmの穴を
あけ内部に蚊を100匹放ち、蚊が逃げ出さないように
網で蓋をした。試験用の布地を腕に巻き付け、もしくは
靴下、ストッキングは腕に着用して側面の穴よりアクリ
ルケース内に入れて6分後に布上にいる蚊の数を測定し
た。
実施例1 通常公知の方法にて準備、染色を行い経6a番手双糸、
糸密度155本/インチ、緯60#手双糸、糸密度82
本/インチ、目付250F/m”の綿綾織物を得た。こ
の織物を定法に従って揚水処理した(はり水柔軟剤:メ
チルへイドロジエンポリシロキサンを主成分とする)。
次に、KM−2002’r(信越化学■製、ジメチルポ
リシロキサンジオール、架橋剤、触媒を含むエマルシラ
ン)100部及び、アゲインスト200(吉富製薬■製
、N、N−ジエチル−m−トルア【ド)50重量%を吸
着せしめた、粒子径0、5〜6.0μ(平均2.!μ)
1表面細孔60〜150ムの球形多孔質シリカ(絵本油
脂工業v74製)を10部、ボンコート3760(大日
本インキ■製ポリアクリル酸系増粘剤)8部、28%ア
ンモニア水(和光紬薬、試薬1級)0.1部からなる粘
度1!500cps(BH型粘度計、!O℃)の処理液
をナイフコーターにて、前記綾織物に塗布量10F/m
l(乾燥後)で片面コーティングした後、120℃で2
分間乾燥し、146℃でS分間熱処理を行った。
比較例1 実施例1で使用した樹脂及び増粘剤と、実施例1で使用
した球形多孔質シリカ5部からなる処理液をナイフコー
ターにて、前記4物に塗布jli50y /m!で片面
コーティングし、同様に乾燥、熱処理を行った。
比較例! 実施例1で使用した樹脂及び増粘剤のみを前記織物に1
0 f/m’で片面コーティングし、同様に乾燥、熱処
理を行った。
得られた綾織物の防虫効果の耐久性、風合を第1表に示
す。
(以示゛゛藻パ°白 ) (発明の効果) 本防虫繍維の防虫効果は、徐放性をもつ無機系多孔質粉
体に害虫忌避剤を吸着せしめているため、薬剤が一度に
発散すること無く、充分な持続性を有するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)防虫剤を吸着せしめた無機系多孔質粉体を20〜
    65重量%含有したバインダーが、繊維重量の0.3〜
    7重量%表面に付着した耐久性防虫繊維。
JP19663988A 1988-08-05 1988-08-05 耐久性防虫繊維 Pending JPH0247374A (ja)

Priority Applications (1)

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JP19663988A JPH0247374A (ja) 1988-08-05 1988-08-05 耐久性防虫繊維

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JP19663988A JPH0247374A (ja) 1988-08-05 1988-08-05 耐久性防虫繊維

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JPH0247374A true JPH0247374A (ja) 1990-02-16

Family

ID=16361116

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JP19663988A Pending JPH0247374A (ja) 1988-08-05 1988-08-05 耐久性防虫繊維

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04348200A (ja) * 1991-05-27 1992-12-03 Nichiro Kegawa Kk 毛皮の防ダニ・防虫加工方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS636679A (ja) * 1986-06-27 1988-01-12 Hitachi Ltd ワイヤの傾き検出方法

Patent Citations (1)

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