JPH0247285B2 - Dantsukimagegatasochi - Google Patents

Dantsukimagegatasochi

Info

Publication number
JPH0247285B2
JPH0247285B2 JP7089486A JP7089486A JPH0247285B2 JP H0247285 B2 JPH0247285 B2 JP H0247285B2 JP 7089486 A JP7089486 A JP 7089486A JP 7089486 A JP7089486 A JP 7089486A JP H0247285 B2 JPH0247285 B2 JP H0247285B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
mold
upper mold
holder
pad
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7089486A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62227527A (ja
Inventor
Tomojiro Katayama
Toshio Yamagata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Anritsu Corp filed Critical Anritsu Corp
Priority to JP7089486A priority Critical patent/JPH0247285B2/ja
Publication of JPS62227527A publication Critical patent/JPS62227527A/ja
Publication of JPH0247285B2 publication Critical patent/JPH0247285B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、各種板金(被加工材料)の所定位置
に所定量の段差をなして段付曲げ加工するために
用いられる段付曲げ型装置に関するものである。
[従来技術] 従来より使用されている段付曲げ型装置(以
下、型装置という)として、第4図および第5図
に示すものがある。第4図の型装置31は、段付
曲げ加工を施こす被加工材料(以下、ワークとい
う)Wの各寸法、材質、板厚等に応じた固有の形
状に形成されて対称位置に配設された上型32と
下型33によつて構成されている。
また、第5図の型装置41は、上型42および
下型43が同一形状に形成されたもので、この上
型42および下型43は、左右が同一角の傾斜面
44a,44aをなす山型形状の雄部44と、凹
嵌部45内にスペーサ46を介して取付けられ、
その一端の上方が前記雄部44と同一角の傾斜面
47aをなす移動台47と、前記雄部44の傾斜
面44aと移動台47の傾斜面47aとが形成す
る雌部48とによつて構成され、前記スペーサ4
6を調整することにより移動台47を動かし、段
付曲げ加工するワークWの段差の調整が行なえる
ようになつている。
そして、この上型42および下型43は、上型
42の雄部44が下型43の雌部48に上型42
の雌部48が下型43の雄部44に各々位置する
ように所定高さ離れた状態で対向配置していて、
上型42が加圧されると第6図に示すように下型
43に載置されたワークWの所定位置に段付曲げ
加工が施こされる。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、上述した従来のいずれの型装置3
1,41においても下記のような問題点があつ
た。
第4図の型装置31における上型32および下
型33は、ワークWの各寸法、材質、板厚等に応
じて予じめ固有の形状に形成されたものなので、
ワークWが変わる度に新に上型32および下型3
3を成型しなければならず、その対応が困難であ
るとともに面倒であつた。また、上型32が加圧
されたときに上型32が下型33にうまく噛み合
わず、加圧された力が十分に下型33に伝わらな
いとワークWの平行度を保てず、また、ワークW
に所望の段付曲げ加工を施こすことができなかつ
た。
さらに、第5図の型装置41では、上型42お
よび下型43の上下方向が一致していないので、
第6図に示す矢印の方向にも力(偏心力)が作用
して下型43における上型42に加圧された力の
度合いが異なつてしまい、上型42と下型43が
うまく噛み合わず、前記型装置31同様ワークW
に段付曲げ加工を施こした際にワークWの平行度
を保つことができなかつた。
また、図示のように上型42および下型43の
段付曲げ加工を施こす部分には空間部49が形成
されるためワークWの段付部(第6図の破線で囲
まれた部分)の角が丸まつてしまい直角性に欠
け、設定されるワークWの段差が大きくなるほど
前記空間部49は広くなり、その欠点が顕著に現
われていた。さらに、ワークWの段差の調整をス
ペーサ46で行なつているが、その調整は困難か
つ面倒なもので、しかもその調整は段階的なもの
にすぎず各種板金のワークWに対応することがで
きなかつた。
そこで、本発明は上記の点に鑑みてなされたも
のであつて、その目的は、ワークの各寸法、材
質、板厚等に応じてワークの段差および板厚を任
意に微調整でき、また、ワークに段付曲げ加工を
施こした際にワークの段付部に直角性を持たせ、
平行度が確保される極めて高精度な段付曲げ型装
置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を達成するため本発明による段付曲
げ型装置の第1の発明は、 上型と下型との間に板状の金属被加工材料を載
置してプレスすることにより段付曲げ加工を施こ
す段付曲げ装置において、 前記上型は、上型ホルダ4と、上型ホルダ4に
設けられた上型プレツシヤパツド16と、上型ホ
ルダ4の前記上型プレツシヤパツド16と隣接す
る位置に上下に移動調整自在として設けられた上
型ダイ9と、上型プレツシヤパツド16と上型ダ
イ9との少なくとも下部の対向面部に形成される
板厚調整間隙10と、上型ホルダ4に横方向に螺
挿され、先端部が上型ダイ9の前記対向面と反対
側の壁面に当接することにより前記板厚調整間隙
10を規制する板厚調整ボルト14と、を備え、 前記下型は、下型ダイホルダ21と、前記上型
プレツシヤパツド16と対向する下型ダイホルダ
21の上面に形成された下型ダイ22と、前記上
型ダイ9と対向する下型ダイホルダ21の部分に
上下に移動調整自在として設けられた下型プレツ
シヤパツド24と、を備えたことを特徴とし、 第2の発明は、上型と下型との間に板状の金属
被加工材料を載置してプレスすることにより段付
曲げ加工を施こす段付曲げ型装置において、 前記上型は、上型ホルダ4と、上型ホルダ4に
設けられた上型プレツシヤパツド16と、上型ホ
ルダ4の前記上型プレツシヤパツド16と隣接す
る位置に上下に移動調整自在として設けられた上
型ダイ9と、上型ダイ9の上面に先端部が螺締さ
れて上型ダイ9を上型ホルダ4に上下動自在に支
持する縦方向の支持ネジ12と、上型ダイ9と上
型ホルダ4の上下の対向面間に左右に摺動自在と
して介設され、中間部には前記支持ネジ12が遊
挿される移動穴が上下方向に貫通され、上下面の
少なくともいずれか一方は傾斜面とされたクサビ
形状の上型ストツパ11と、上型ホルダ4に横方
向に螺挿され、先端部が前記上型ストツパ11の
側壁面に当接して上型ストツパ11の位置を規制
する上型調整ボルト15と、上型プレツシヤパツ
ド16と上型ダイ9との少なくとも下部の対向面
部に形成される板厚調整間隙10と、上型ホルダ
4に横方向に螺挿され、先端部が上型ダイ9の前
記対向面と反対側の壁面に当接することにより前
記板厚調整間隙10を規制する板厚調整ボルト1
4と、を備え、 前記下型は、下型ダイホルダ21と、前記上型
プレツシヤパツド16に対向する下型ダイホルダ
21の上面に形成された下型ダイ22と、前記上
型ダイ9と対向する下型ダイホルダ21の部分に
上下に移動調整自在として設けられた下型プレツ
シヤパツド24と、下型プレツシヤパツド24の
下面に先端部が螺締されて下型プレツシヤパツド
24を下型ダイホルダ21に上下動自在に支持す
る縦方向の下型ボルト27と、下型プレツシヤパ
ツド24と下型ダイホルダ21の上下の対向面間
に左右に摺動自在として介設され、中間部には前
記下型ボルト27が遊挿される移動穴が上下方向
に貫通され、上下面の少なくともいずれか一方は
傾斜面とされたクサビ形状の下型ストツパ25
と、下型ダイホルダ21に横方向に螺挿され、先
端部が前記下型ストツパ25の側壁面に当接して
下型ストツパ25の位置を規制する下型調整ボル
ト26と、を備えたことを特徴としている。
[作用] 本発明の型装置1によれば、まず、段付曲げ加
工を施こすワークWの板厚および段差に応じて上
型ダイ9を移動させワークWの板厚に相当する間
隙10の幅Lを調整し板厚調整ボルト14で固定
する。また、下型ストツパ25を左右に摺動させ
てワークWの段差に相当する下型プレツシヤパツ
ド24の移動距離lを調整し、下型調整ボルト2
6で固定する。なお、下型ボルト27により下型
ダイ22と下型プレツシヤパツド24の上端面2
2a,24aを同一高さに設定しておく。
そして、ワークWを下型3上に載置した後、型
装置本体1bからの加圧により上型2と下型3に
プレスさせ段付曲げ加工を施こす。すると、上型
ダイ9は下型プレツシヤパツド24を押圧して下
型弾性部材29がlだけ縮み、下型プレツシヤパ
ツド24がlだけ下降する。また、これと同時に
下型ダイ22は上型プレツシヤパツド16を押圧
して上型弾性部材19がlだけ縮み、上型プレツ
シヤパツド16がlだけ上昇する。従つて、ワー
クWは間隙10を境にして折曲され段付部におけ
る角部に直角性を有し、また、ワークWの上段面
WHと下段面面WLが互いに平行を保つた状態で段
差lをなして段付曲げ加工が施こされる。
そして、上型2が下型3から離れると、加工時
に縮められていた上型、下型弾部材19,29の
バネ圧によつて上型、下型プレツシヤパツド1
6,24は所定の位置まで復帰する。
[実施例] 以下、本発明による型装置(段付曲げ型装置)
の一実施例を図面に基いて説明する。
第1図は、本発明に係る型装置の一実施例を示
す側面図、第2図は、第1図におけるA−A線断
面図である。図において型装置1は、第2図にお
いて二点鎖線で示す取付部1aを介して型装置本
体1b(図面の一点鎖線で示す部分)に取付けら
れる略横長長方形状の上型2と、該上型2と対向
した位置に設けられ、その表面に段付曲げ加工を
施こす板状のワークWが載置される前記上型2と
同様に略横長長方形状をした下型3とによつて概
略構成されている。
次に、前記上型2および下型3の構成について
詳述する。まず、上型2は、上型ホルダ4と、該
上型ホルダ4に設けられる幾つかの部品によつて
構成されている。前記上型ホルダ4底面の第2図
における右方には、第1の凹嵌部5が形成されて
おり、また、該第1の凹嵌部5と並んで上型ホル
ダ4左方には、第2の凹嵌部6が形成されてい
る。そして、前記第1の凹嵌部5の最奥部は、傾
斜角θをなす右上がりの傾斜面5aになつてお
り、また、第2の凹嵌部6の最奥部は、平坦面6
aとなつている。さらに、前記第1、第2の凹嵌
部5,6の頂面の各々の中央には、段差を有する
貫通穴7,8が形成されている。
ところで、前記第1の凹嵌部5内には、該第1
の凹嵌部5よりも小径に形成された上型ダイ9が
配設されている。この上型ダイ9の上端面は、前
記第1の凹嵌部5とは対称に右下がりで同一傾斜
角θをなす傾斜面9aとなつているとともに、そ
の下端面が平坦面9bとなつている。さらに、こ
の上型ダイ9の左側面9cと第1の凹嵌部5の左
内側壁面および後述する上型プレツシヤパツド1
6の化側面との間には、ワークWの板厚に相当す
る幅Lの板厚調整間隙10(以下、間隙という)
が形成されている。
また、前記第1の凹嵌部5の内底面と上型ダイ
9の傾斜面9aとの間には、くさび形状の上型ス
トツパ11が設けられている。この上型ストツパ
11は、前記第1の凹嵌部5および上型ダイ9よ
りも小形に形成され、その上下端面が前記第1の
凹嵌部5および上型ダイ9の傾斜面5a,9aと
平行の傾斜角θをなす傾斜面11a,11bとな
つていて、各々の傾斜面11a,11bが前記第
1の凹嵌部5および上型ダイ9の傾斜面5a,9
aに当接した状態で後述する上型調整ボルト15
によつて固定保持されている。さらに、この上型
ストツパ11の中央には、後述する支持ネジ12
より大径の移動孔11cが上下に貫通して形成さ
れている。
また、前記第1の凹嵌部5の貫通穴7は、大径
穴7aと小径穴7bが上下一段に連続して形成さ
れていて、この貫通穴7には、該貫通穴7および
移動孔11Cに貫挿されるとともに、その先端が
前記上型ダイ9に螺挿されて固定された状態で支
持ネジ12が取付けられている。そして、この支
持ネジ12の頭部12aと大径穴7aとの間にお
ける軸の外周には、前記上型ダイ9を上方に付勢
するための例えば、コイル状のスプリング13が
介挿されていて、上型ダイ9の保持および上型ホ
ルダ4からの抜け防止を図つている。
ところで、前記上型ホルダ4には、その一端が
前記上型ダイ9の右側部に接した状態で板厚調整
ボルト14が取付けられている。この板厚調整ボ
ルト14は、前記上型ダイ9を左右方向に移動さ
せて前記間隙10、すなわちワークWの板厚の微
調整を行なうためのものである。
また、前記上型ホルダ4には、その一端が前記
上型ストツパ11の右側部に当接した状態で上型
調整ボルト15が取付けられている。この上型調
整ボルト15は、前記上型ストツパ11を左右に
摺動させ所定の位置に調整した後に固定すること
によつて前記上型ダイ9の高さ調整を行ない、ワ
ークWの段差を設定することができるようになつ
ている。
ところで、前記上型ホルダ4の第2の凹嵌部6
内には、断面長方形状の上型プレツシヤパツド1
6が設けられている。この上型プレツシヤパツド
16は、後述する上型弾性部材19にバネ圧によ
つて上下方向に移動するようになつている。ま
た、前記第2の凹嵌部6の内底面の中央に開口さ
れた貫通穴8は、上下に大径穴8aと小径穴8b
が連続することによつて形成されていて、この貫
通穴8には、その頭部17aが前記大径穴8aよ
り突出した状態で、かつその先端が前記上型プレ
ツシヤパツド16に螺合されて固定された状態で
上型ボルト17が取付けられている。
また、前記第2の凹嵌部6の左内面および第1
の凹嵌部5との間には、段部18,18が形成さ
れている。この段部18,18は、前記上型プレ
ツシヤパツド16の移動距離を規制するもので、
この段部18,18と上型プレツシヤパツド16
の上端面16aとの間の距離lは上型ホルダ4の
成型時において後述する下型プレツシヤパツドの
最大移動距離lに設定されている。
また、上型ホルダ4の左下部には、ヒール部4
aが形成されている。そして、このヒール部4a
の内側面(第2の凹嵌部6内壁面の一部を構成す
る)は、上型2が下型3を加圧する際に安定した
段付曲げ加工が施こせるように前記上型プレツシ
ヤパツド16および後述する下型ダイ22のガイ
ドの役目をしている。
ところで、前記第2の凹嵌部6の内底面と上型
プレツシヤパツド16の上面との間における前記
上型ボルト17の軸の外周には、上記弾性部材1
9が介挿されている。この上型弾性部材19は、
上型2が下型3をプレスした時に前記上型プレツ
シヤパツド16が後述する下型ダイ22によつて
押圧されてlだけ縮み、加工を施こし上型2が下
型3から離れた後、後述する下型ダイ22のプレ
ス時における復帰力によつて前記上型プレツシヤ
パツド16を所定位置に復帰させる。次に、下型
3は、上型2と真定距離離れた下方位置に対向配
設されていて、その最奥部が傾斜角θをなす右下
がりの傾斜面20aに形成された凹嵌部20を有
する下型ダイホルダ21と、該下型ダイホルダ2
1に設けられる幾つかの部品によつて構成されて
いる。前記下型ダイホルダ21の左上部には、前
記上型プレツシヤパツド16と対向した位置に表
面が平坦面22aをなす凸状の下型ダイ22が形
成されている。また、前記凹嵌部20の内底面の
中央には、中間に段差を有する貫通穴23が開口
形成されている。この貫通穴23aは、小径穴2
3aと大径穴23bが上下に連続して形成される
もので、さらに、下段の大径穴23bの下部に
は、該大径穴23bよりわずかに大径の螺子穴2
3cが形成されている。
ところで、前記凹嵌部20内には、下型プレツ
シヤパツド24が配設されている。この下型プレ
ツシヤパツド24の上端面は、平坦面24aとな
つており、また、下端面は、前記凹嵌部20とは
対称に右上がりの同一傾斜角θをなす傾斜面24
bとなつている。また、この下型プレツシヤパツ
ド24は、前記上型ダイ9と対向した位置に設け
られていて、後述する下型スプリング29のバネ
圧により上下方向に所定距離l移動するようにな
つている。
また、前記凹嵌部20と下型プレツシヤパツド
24との間には、くさび形状の下型ストツパ25
が設けられている。この下型ストツパ25は、前
記凹嵌部20および下型プレツシヤパツド24よ
りも小形に形成され、その上下端面が前記下型プ
レツシヤパツド24および凹嵌部20の傾斜面2
4b,20aと平行の傾斜角θをなす傾斜面25
a,25bとなつていて、各々の傾斜面25a,
25bが前記下型プレツシヤパツド24および凹
嵌部20の傾斜面24b,20aに当接した状態
で後述する下型調整ボルト26によつて固定保持
されている。また、この下型ストツパ25の中央
には、後述する下型ボルト27より大径の移動孔
25cが上下に貫通して形成されている。
さらに、前記下型ダイホルダ21には、その一
端が前記下型ストツパ25の右側部に接した状態
で下型調整ボルト26が螺挿されて取付けられて
いる。この下型調整ボルト26は、前記下型スト
ツパ25を左右に移動させて所定の位置に調整し
た後に固定することによつて前記下型プレツシヤ
パツド24の高さ調整を行ない、ワークWの段差
の設定を行なつている。
また、前記凹嵌部20の貫通穴23には、該貫
通穴23および移動孔25cに貫挿されるととも
に、その先端が前記下型プレツシヤパツド24に
螺挿されて固定され、かつその頭部27aが貫通
穴23の大径穴23bの上面に当接した状態で下
型ボルト27が取付けられている。なお、この下
型ボルト27によつて、加工前に前記下型ダイホ
ルダ24および下型ダイ22の上端面24a,2
2aが予め同一高さになるように調整されてい
る。
また、前記大径穴23bの下部に形成された螺
子穴23cには上下移動自在に押ネジ28が螺合
されている。さらに、押ネジ28と下型ボルト2
7の頭部27aとの間には下型スプリング29が
設けられており、前記押ネジ28を上下移動する
ことによつてこの下型スプリング29のバネ圧の
調整を行なうことができるようになつている。
次に、上述した構成における型装置の動作を第
3図a,bの動作図に基き、板厚L1のワークW
の所定位置に誤差l1の段付曲げ加工を施こす場合
を例にとつて説明する。
まず、第3図aの状態において、上型ストツパ
11を左右に摺動させて位置決めし、上型調整ボ
ルト15によつて固定する。また、ワークWの板
厚L1と一致するように上型ダイ9を左右に移動
させて間隙10の幅Lを調整し板厚調整ボルト1
4によつて固定する。
次に、下型ストツパ25を左右に摺動させて位
置決めし、ワークWの段差l1と一致するように下
型プレツシヤパツド24の移動距離lを設定し下
型調整ボルト26によつて固定する。
そして、上記の設定を終えた後、ワークWを下
型3上(下型ダイ22および下型プレツシヤパツ
ド24の上端面22a,24a上)に載置する。
次に、第3図bに示す如く型装置本体1bより
上型2を加圧して下型3をプレスし段付曲げ加工
を施こす。この状態において、上型ダイ9がワー
クWを挟んだ状態で下型プレツシヤパツド24を
押圧するので、下型弾性部材29がlだけ縮み、
これに伴つて下型プレツシヤパツド24がl(加
工前に設定したワークWの段差l1に相当)だけ下
降する。また、これと同時に下型ダイ22がワー
クWを挟んだ状態で上型プレツシヤパツド16を
押圧するので、上型弾性部材19がlだけ縮み、
これに伴つて上型プレツシヤパツド16がlだけ
上昇する。そして、同図B(図中の一点鎖線で囲
まれた部分で段付部30)に示すように、ワーク
Wは間隙10で折曲される。また、段付部30に
おける角部に直角性を有し、ワークWの上段面
WHと下段面WLが互いに平行を保持した状態で加
工前に設定した段差l1をなして段付曲げ加工が施
こされる。
そして、段付曲げ加工を施こした後、上型2が
上昇すると、上型プレツシヤパツド16および下
型プレツシヤパツド24はプレス時における上型
弾性部材19および下型弾性部材29のバネ圧に
よつて所定位置まで復帰する(第3図aの状態)。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の型装置によれ
ば、ワークWの段付部における角部に直角性を持
たせ、ワークWの上段面WHと下段面WLの平行度
を確保することができる。さらに、ワークの各寸
法、材質、板厚等に応じて、ワークWの段差およ
び板厚を任意に微調整して設定することができる
ので、各種板金の段付曲げ加工に対処でき、ま
た、その段付曲げ精度は極めて高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る型装置の一実施例を示
す平面図、第2図は同型装置の第1図におけるA
−A線断面図、第3図a,bは同型装置の動作
図、第4図および第5図は、従来の型装置を示す
図、第6図は、第5図の型装置における動作図で
ある。 1……段付曲げ型装置(型装置)、2……上型、
3……下型、4……上型ホルダ、9……上型ダ
イ、10……板厚調整間隙(間隙)、11……上
型ストツパ、12……支持ネジ、15……上型調
整ボルト、16……上型プレツシヤパツド、19
……弾性部材(上型弾性部材)、21……下型ダ
イホルダ、22……下型ダイ、24……下型プレ
ツシヤパツド、25……下型ストツパ、26……
下型調整ボルト、27……下型ボルト、29……
弾性部材(下型弾性部材)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上型と下型との間に板状の金属被加工材料を
    載置してプレスすることにより段付曲げ加工を施
    こす段付曲げ型装置において、 前記上型は、上型ホルダ4と、上型ホルダ4に
    設けられた上型プレツシヤパツド16と、上型ホ
    ルダ4の前記上型プレツシヤパツド16と隣接す
    る位置に上下に移動調整自在として設けられた上
    型ダイ9と、上型プレツシヤパツド16と上型ダ
    イ9との少なくとも下部の対向面部に形成される
    板厚調整間隙10と、上型ホルダ4に横方向に螺
    挿され、先端部が上型ダイ9の前記対向面と反対
    側の壁面に当接することにより前記板厚調整間隙
    10を規制する板厚調整ボルト14と、を備え、
    前記下型は、下型ダイホルダ21と、前記上型プ
    レツシヤパツド16と対向する下型ダイホルダ2
    1の上面に形成された下型ダイ22と、前記上型
    ダイ9と対向する下型ダイホルダ21の部分に上
    下に移動調整自在として設けられた下型プレツシ
    ヤパツド24と、を備えたことを特徴とする段付
    曲げ型装置。 2 前記上型プレツシヤパツド16と下型プレツ
    シヤパツド24とは、自由状態においては背部の
    弾性部材19,19によりプレス面方向に弾動突
    出し、プレス時には所定後退位置に位置決め固定
    される特許請求の範囲第1項記載の段付曲げ型装
    置。 3 上型と下型との間に板状の金属被加工材料を
    載置してプレスすることにより段付曲げ加工を施
    こす段付曲げ型装置において、 前記上型は、上型ホルダ4と、上型ホルダ4に
    設けられた上型プレツシヤパツド16と、上型ホ
    ルダ4の前記上型プレツシヤパツド16と隣接す
    る位置に上下に移動調整自在として設けられた上
    型ダイ9と、上型ダイ9の上面に先端部が螺締さ
    れて上型ダイ9を上型ホルダ4に上下動自在に支
    持する縦方向の支持ネジ12と、 上型ダイ9と上型ホルダ4の上下の対向面間に
    左右に摺動自在として介設され、中間部には前記
    支持ネジ12が遊挿される移動穴が上下方向に貫
    通され、上下面の少なくともいずれか一方は傾斜
    面とされたクサビ形状の上型ストツパ11と、 上型ホルダ4に横方向に螺挿され、先端部が前
    記上型ストツパ11の側壁面に当接して上型スト
    ツパ11の位置を規制する上型調整ボルト15
    と、上型プレツシヤパツド16と上型ダイ9との
    少なくとも下部の対向面部に形成される板厚調整
    間隙10と、上型ホルダ4に横方向に螺挿され、
    先端部が上型ダイ9の前記対向面と反対側の壁面
    に当接することにより前記板厚調整間隙10を規
    制する板厚調整ボルト14と、を備え、 前記下型は、下型ダイホルダ21と、前記上型
    プレツシヤパツド16と対向する下型ダイホルダ
    21の上面に形成された下型ダイ22と、前記上
    型ダイ9と対向する下型ダイホルダ21の部分に
    上下に移動調整自在として設けられた下型プレツ
    シヤパツド24と、下型プレツシヤパツド24の
    下面に先端部が螺締されて下型プレツシヤパツド
    24を下型ダイホルダ21に上下動自在に支持す
    る縦方向の下型ボルト27と、 下型プレツシヤパツド24と下型ダイホルダ2
    1の上下の対向面間に左右に摺動自在として介設
    され、中間部には前記下型ボルト27が遊挿され
    る移動穴が上下方向に貫通され、上下面の少なく
    ともいずれか一方は傾斜面とされたクサビ形状の
    下型ストツパ25と、 下型ダイホルダ21に横方向に螺挿され、先端
    部が前記下型ストツパ25の側壁面に当接して下
    型ストツパ25の位置を規制する下型調整ボルト
    26と、を備えたことを特徴とする段付曲げ型装
    置。 4 前記上型プレツシヤパツド16と下型プレツ
    シヤパツド24とは、自由状態においては背部の
    弾性部材19,19によりプレス面方向に弾動突
    出し、プレス時には所定後退位置に位置決め固定
    される特許請求の範囲第3項記載の段付曲げ型装
    置。
JP7089486A 1986-03-31 1986-03-31 Dantsukimagegatasochi Expired - Lifetime JPH0247285B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7089486A JPH0247285B2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31 Dantsukimagegatasochi

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7089486A JPH0247285B2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31 Dantsukimagegatasochi

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62227527A JPS62227527A (ja) 1987-10-06
JPH0247285B2 true JPH0247285B2 (ja) 1990-10-19

Family

ID=13444691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7089486A Expired - Lifetime JPH0247285B2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31 Dantsukimagegatasochi

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0247285B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4932678B2 (ja) * 2007-11-08 2012-05-16 新日本製鐵株式会社 Uプレス機及びuプレス機のロッカーダイ位置調節方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62227527A (ja) 1987-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0685955B2 (ja) 閉塞鍛造装置
JPH0247285B2 (ja) Dantsukimagegatasochi
JP2001087825A (ja) プレス金型
JP2518512Y2 (ja) 板片を曲げる装置
JP2502814B2 (ja) プレス機械でプレス作業を行う方法及び装置
JP3415315B2 (ja) プレス装置
JP3773691B2 (ja) ワークの打ち抜き成形方法及びその装置
JP2002172437A (ja) カム強制戻し装置
JPH0515381Y2 (ja)
JP2855039B2 (ja) 金属薄板折り曲げ加工方法及び装置
JP2534356B2 (ja) 絞り成形装置
JPH0357295Y2 (ja)
KR20020058726A (ko) 피어싱 프레스 장치
JPS6331782Y2 (ja)
KR900007409Y1 (ko) 복합 프레스기
JP2019038085A (ja) トムソン刃ユニット及びそのトムソン刃の高さ調整方法
US3861193A (en) Work support for press brake
JPS6135306Y2 (ja)
JPS5836421Y2 (ja) 浮動プレス型
JPH0255622A (ja) クラウニング装置付きプレスブレーキ及びそのワーク加工方法
JPS6350028Y2 (ja)
JPS602135B2 (ja) プレス加工用斜面カムユニツト
KR101531509B1 (ko) 블랭킹 다이의 사이드 게이지에 대한 스트로크 조절장치
JPS5856028Y2 (ja) プレス装置
JPH028658Y2 (ja)