JPS6331782Y2 - - Google Patents

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JPS6331782Y2
JPS6331782Y2 JP1983192427U JP19242783U JPS6331782Y2 JP S6331782 Y2 JPS6331782 Y2 JP S6331782Y2 JP 1983192427 U JP1983192427 U JP 1983192427U JP 19242783 U JP19242783 U JP 19242783U JP S6331782 Y2 JPS6331782 Y2 JP S6331782Y2
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JP
Japan
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die
flange
punch
forming
vertical front
Prior art date
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JP1983192427U
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JPS6099021U (ja
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  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野) 本考案は、フランジ成形装置の改良に関する。
(従来技術) 第1図に示す如く、フランジ成形装置(例えば
実開昭56−147936号公報参照)によりワーク(板
材)1を直角に折り曲げてフランジ2を成形する
と、成形後にフランジ2が二点鎖線で示すように
反折曲方向に戻る、いわゆるスプリングバツクが
発生する。
このため、成形後のスプリングバツク量を見込
んでワーク1のフランジ2を予め鋭角に成形する
フランジ成形装置が実用化されているが、従来の
装置は、第2図に示す如く、ダイス3の上面3a
と上昇位置のクツシヨン台4の上面4aとにまた
がつてワーク1を載置し、パンチ5の下降でパン
チ5の底面5aとクツシヨン台4の上面4aとの
間でワーク1を挾みつつパンチ5の下端折曲角部
5bとダイス3の上端角部3bとのクリアランス
c′でフランジ2を折り曲げ成形し、ついで上下動
カム6の下降によりダイス3の斜面3cでフラン
ジ2をワーク1のフランジ成形面5cに押圧する
ようにしていた。
ところが、パンチ5の下端折曲角部5bとダイ
ス3の上端角部3bとのクリアランスc′は、ダイ
ス3が斜面3cになつているので折り曲げ初期の
僅かなストローク分しか確保されず、従つて、パ
ンチ5の下端折曲角部5bでフランジ2の折曲部
分を十分にしごくことができないから、第3図a
に示すように、フランジ2の見切線(折曲角部)
が決まらないので、フランジ2の折曲部分が湾曲
して、そのままスプリングバツクし、第3図bの
ようにフランジ2が直角にスプリングバツクしな
いという問題があつた。
(考案の目的) 本考案は、上記従来のフランジ成形装置の問題
を解決するためになされたもので、正確な見切線
(エツジ)でフランジを折り曲げることを可能と
したフランジ成形装置を提供することを目的とす
るものである。
(考案の構成) このため、本考案は、成形後のスプリングバツ
ク量を見込んでワークにフランジを成形する装置
であつて、半円弧状の底面を有し、皿ばねを介し
てボルトにより基台に取付けられて直立位置と前
方揺動位置とに揺動可能に基台に支持され、さら
にワークを載置する上面と、垂直前面とを有する
ダイスと、プレス装置により上下動され、直立位
置のダイスの垂直前面と所定のクリアランスが隔
てられた下端折曲角部と、該角部の上部にワーク
のフランジのスプリングバツク量を見込んで底面
と鋭角をなすフランジ成形面とを有するパンチ
と、該パンチの下方で、かつダイスの垂直前面側
においてプレス装置のクツシヨンピンにより上下
動可能に支持され、パンチの所定ストロークの
間、ダイスの垂直前面に接してダイスの前方揺動
を規制するクツシヨン台と、プレス装置により上
下動され、パンチの上記所定ストローク後にダイ
スに接してダイスを前方揺動させ、ダイスの垂直
前面でワークのフランジをパンチのフランジ成形
面に押圧させる上下動カムとを設けて成ることを
特徴とするものである。
(作用) そして、パンチの下端折曲角部とダイスの上端
角部とのクリアランスでフランジを折り曲げ、そ
のままダイスの垂直前面でフランジの折曲部分
を、いわば押し切り状態で十分にしごいて見切線
を正確に決め、ついでダイスを上下動カムにより
前方揺動させて、ダイスの垂直前面でワークのフ
ランジをパンチのフランジ成形面に押圧してフラ
ンジを鋭角に成形する。
(考案の効果) 本考案によれば、揺動式ダイスの垂直前面で、
パンチの所定ストロークだけフランジの折曲部分
を十分にしごくことができるから、フランジの見
切線が正確に決まり、見切線が決まつた状態でダ
イスの前方揺動によりスプリングバツク量を見込
んだ鋭角にフランジを折り曲げることができるの
で、フランジが直角にスプリングバツクし、製品
の仕上り形状が安定するようになる。
また、ダイスの上面にもワークを載置するよう
にしているため、ワークの突出端部を支持でき、
ワークの安定がよく、ワークの位置決めを正確に
できる。
さらに、クツシヨン台は、プレス装置のクツシ
ヨンピンにより上下動可能に支持されているか
ら、特別な弾性部材を型具として必要としない。
さらにまた、半円弧状の底面を有するダイスを
皿ばねを介してボルトにより基台に取付け、ダイ
スを直立位置と前方揺動位置とに揺動可能に基台
に支持しているから、加工時にダイスに作用する
力は、半円弧状の底面を介して基台に伝えられ、
その支持剛性は高く、ダイスに曲げ力などが作用
せず、高精度な加工を行うことができる。
(実施例) 第4図に示すように、プレス装置は、基台10
を備え、該基台10の左側の段部10aには、ワ
ーク1を載置する上面11aと、垂直前面11b
と、傾斜カム面11cと、半円底面11dとを有
するダイス11が配置されている。
該ダイス11は、ワーク1の板幅に相当する長
さを有し、長さ方向の適所には、大径の座ぐり部
12aを形成した軸穴12が形成されている。
この軸穴12には、ボルト13の軸部13aを
遊嵌してねじ部13bを基台10にねじ止めると
ともに、ボルト13の頭部13cと座ぐり部12
aのワツシヤ14との間に2枚の皿ばね15,1
5を広口側を対向させた状態で介装してダイス1
1を下向きに付勢する。
従つて、ダイス11は、皿ばね15,15の付
勢力により直立位置(第4図の状態)に復帰でき
るとともに、ボルト13の軸部13aと軸穴12
の遊嵌隙間により前方揺動位置(第6図参照)に
揺動できるようになる。
一方、プレス装置の上下動部20には、直立位
置のダイス11の垂直前面11bと所定のクリア
ランスcが隔てられた下端折曲角部16aと、該
角部16aの上部にワーク1のフランジ2のスプ
リングバツク量を見込んで底面16bと鋭角をな
すフランジ成形面16cとを有するパンチ16が
取付けられるとともに、該パンチ16の上方にパ
ンチ16の所定ストローク後にダイス11の傾斜
カム面11cに接してダイス11を前方揺動させ
るカム面17aを有する上下動カム17が取付け
られている。
また、上記パンチ16下方で、ダイス11の垂
直前面11b側には、ダイス11の垂直前面11
bに接する垂直面18aと、上面18bとを有す
るクツシヨン台18が設けられ、該クツシヨン台
18はクツシヨンピン19で上昇付勢され、上昇
位置ではクツシヨン台18の上面18bとダイス
11の上面11aとが揃うようになつている。
上記のようにフランジ成形装置を構成すれば、
第4図のように、最初はプレス装置の上下動部2
0は上昇してパンチ16と上下動カム17は第4
図の状態よりもやや上昇した位置にあり、クツシ
ヨン台18も上昇位置にあり、ダイス11は、垂
直前面11bがクツシヨン台18の垂直面18a
に接して直立位置に保持されている。
ダイス11とクツシヨン台18の上面11a,
18bにまたがつてワーク1を所定位置にセツト
した後、上下動部20によりパンチ16が所定の
ストロークで下降すると、同図の状態のように、
クツシヨン台18の上面18bとパンチ16の底
面16bとの間にワーク1が挾まれ、このままク
ツシヨン台18が下降すると、第5図のように、
パンチ16の下端折曲角部16aとダイス11の
上端角部11eとのクリアランスcでフランジ2
が直角に折り曲げられ、そして、折り曲げられた
フランジ2の折曲部分がダイス11の垂直前面1
1bでパンチ16の所定の下降ストロークだけ、
押し切り状態でしごかれてゆく。
従つて、フランジ2の折曲部分のしごき時間が
長くなるので見切線が正確に決められるようにな
る。
ついで、第6図のように、所定の下降ストロー
クの後にパンチ16とともに下降する上下動カム
17のカム面17aがダイス11の傾斜カム面1
1cに接し、ダイス11が前方揺動されて、ダイ
ス11の垂直前面11bでフランジ2がパンチ1
6のフランジ成形面16cに押圧されて、スプリ
ングバツク量を見込んだ鋭角に折り曲げられるよ
うになる。
従つて、フランジ2の折曲部の見切線が正確に
決まるから、フランジ2が第3図bのように直角
にスプリングバツクするようになる。
パンチ16と上下動カム17が上昇してゆく
と、クツシヨンピン19によるクツシヨン台18
の上昇でワーク1が持上げられつつダイス11が
皿ばね15,15の付勢力で直立位置に復帰して
第4図の状態に戻り、一プレスサイクルが終了す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はフランジのスプリングバツクを示すワ
ークの断面図、第2図は従来のフランジ成形装置
の断面図、第3図aは従来装置により成形された
フランジを示す断面図、第3図bは本考案に係る
フランジ成形装置により成形されたフランジを示
す断面図、第4図は本考案に係るフランジ成形装
置の加工前の断面図、第5図は第4図の加工初期
の断面図、第6図は第4図の加工後の断面図であ
る。 1……ワーク、2……フランジ、10……基
台、11……ダイス、11a……上面、11b…
…垂直前面、13……ボルト、15……皿ばね、
16……パンチ、16a……下端折曲角部、16
b……底面、16c……フランジ成形面、17…
…上下動カム、17a……傾斜カム面、18……
クツシヨン台、20……上下動部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 成形後のスプリングバツク量を見込んでワーク
    にフランジを成形する装置であつて、 半円弧状の底面を有し、皿ばねを介してボルト
    により基台に取付けられて直立位置と前方揺動位
    置とに揺動可能に基台に支持され、さらにワーク
    を載置する上面と、垂直前面とを有するダイス
    と、 プレス装置により上下動され、直立位置のダイ
    スの垂直前面と所定のクリアランスが隔てられた
    下端折曲角部と、該角部の上部にワークのフラン
    ジのスプリングバツク量を見込んで底面と鋭角を
    なすフランジ成形面とを有するパンチと、 該パンチの下方で、かつダイスの垂直前面側に
    おいてプレス装置のクツシヨンピンにより上下動
    可能に支持され、パンチの所定ストロークの間、
    ダイスの垂直前面に接してダイスの前方揺動を規
    制するクツシヨン台と、 プレス装置により上下動され、パンチの上記所
    定ストローク後にダイスに接してダイスを前方揺
    動させ、ダイスの垂直前面でワークのフランジを
    パンチのフランジ成形面に押圧させる上下動カム
    とを設けて成ることを特徴とするフランジ成形装
    置。
JP19242783U 1983-12-13 1983-12-13 フランジ成形装置 Granted JPS6099021U (ja)

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JP19242783U JPS6099021U (ja) 1983-12-13 1983-12-13 フランジ成形装置

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JP19242783U JPS6099021U (ja) 1983-12-13 1983-12-13 フランジ成形装置

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JPS6099021U JPS6099021U (ja) 1985-07-05
JPS6331782Y2 true JPS6331782Y2 (ja) 1988-08-24

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5380847B2 (ja) * 2008-02-04 2014-01-08 日産自動車株式会社 ワーク成形方法及びワーク成形装置
JP6004296B1 (ja) * 2015-08-12 2016-10-05 株式会社吉野機械製作所 曲げ金型およびそれを用いた曲げ方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5736339Y2 (ja) * 1977-04-25 1982-08-11

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