JPH0237471Y2 - - Google Patents

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JPH0237471Y2
JPH0237471Y2 JP10281085U JP10281085U JPH0237471Y2 JP H0237471 Y2 JPH0237471 Y2 JP H0237471Y2 JP 10281085 U JP10281085 U JP 10281085U JP 10281085 U JP10281085 U JP 10281085U JP H0237471 Y2 JPH0237471 Y2 JP H0237471Y2
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arm
latch
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lower mold
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は製品の取出し装置に関し、特に、上型
の移動を利用して下型上にあるプレス製品を取り
出す装置に関する。
(従来技術) プレス型から製品を取り出す装置として、流体
圧力や電気等他のエネルギを利用する方式の装置
と、プレス機の上下運動を利用する方式の装置と
が採用される。前者は、装置を小型化できる反
面、独立したエネルギ源が必要となり、後者は、
独立したエネルギ源を不要とする。
プレス機の上下運動を利用した取出し装置は、
たとえば第4図に示すように、複数の持上げ部材
1を間隔をおいてシヤフト2に取り付け、シヤフ
ト2をその軸線の回りに回動可能に下型に結合し
てエジエクタ4を形成する一方、上型に固定され
たアーム6の下端にラツチ8を回動可能に取り付
けて構成される。
上型が上昇している時、下型上に素材が供給さ
れる。その後、上型が下降すると、ラツチ8が持
上げ部材1に突き当つて上方向へ回動され、ラツ
チ8が持上げ部材1から外れた位置に達すると、
ラツチ8は水平位置に復帰し、持上げ部材1に当
接可能となる。プレス加工が終了すると、上型が
上昇し、ラツチ8が持上げ部材1の下面に当接し
て、これを引上げる。その結果、エジエクタ4が
シヤフト2の回りに回転し、製品9は持上げ部材
1を滑つて取り出される。
(考案が解決しようとする問題点) 前記装置では、エジエクタ4とラツチ8、ラツ
チ8を支えるアーム6等があるため、全体に大型
となり、部品点数が多い。
また、エジエクタ4は、下型に設けられた、エ
ジエクタと実質的に同じ形状を呈する凹所内に配
置される必要があるところ、製品形状やその大き
さによつては、下型に凹所を設けることができ
ず、装置を使用できない事態が生ずる。
本考案の目的は、プレス機の移動により作動さ
れる装置であつて小型化が可能であり、部品点数
を減らすことができ、しかも汎用性の高い製品取
出し装置を提供することにある。
(問題を解決するための手段) 本考案は、上型の移動を利用して下型上の製品
を前記移動方向に交差する方向へ取り出す装置で
あつて、前記上型に回動可能に結合されたアーム
と、該アームを前記製品に向けて偏倚させるばね
と、前記製品を取り出す端部が前記製品に対向す
るように前記アームに結合され、前記取出し端部
の下方向への所定以上の回動が不可かつ上方向へ
の回動が可能に保持されるラツチと、前記下型に
設けられ、前記アームを前記ばね力に逆らつて回
動させるカムとを含み、前記下型は前記アームに
対向する部位に前記ラツチの取出し端部を案内す
る案内面を有する。
(作 用) 上型の上昇に伴い、アームの先端がカムの作用
面に沿つて製品に向けて移動し、その先端がカム
を外れると、ラツチの取出し端部が下型の案内面
に接触する。その後、アームが上昇すると、ラツ
チの取出し端部が下型の案内面に沿つて移動す
る。そして、ラツチの取出し端部が案内面から外
れる時、製品は取出し端部に乗り、ばねの作用で
型外へはね出される。
製品をはね出したアームはその回動量を規制す
るためのストツパまたはばねの自由長さ等によ
り、垂直線から一定の角度に保たれる。製品を成
形するべく上型が下降を開始し、ラツチが素材に
達すると、ラツチは上方向へ回動され、ラツチが
素材を外れた位置に至ると、ラツチの取出し端部
は下方向へ所定の位置まで回動する。他方、アー
ムは上型の下降につれてカムの作用面上に乗り上
げ、この作用面からばね力に逆らう力を受けてほ
ぼ垂直の位置まで押し戻され、下死点の位置をと
る。
(効 果) プレス機の移動を利用して作動されるものであ
り、特別なエネルギ源が不要であるので、省エネ
ルギを図ることができる。
持上げ部材とシヤフトからなる従来のエジエク
タに相当するものが不要であるので、装置の全体
が小型化され、部品点数を減らすことができる。
これにより、コストを低減できる。
下型の上面に凹所を設けることを要しないの
で、製品の形状や大きさにかかわらず使用でき、
汎用性が高い。また、下型に凹所を設けるための
煩雑な作業を不要とすることができる。
(実施例) 製品取出し装置10は第1図に示すように、上
型12と下型14とに渡つて配置され、上型12
の移動を利用して、下型14上にある製品16を
上型12の移動方向に交差する方向へ取り出すも
のであつて、アーム18とラツチ20を含む。
アーム18は上型12に回動可能に結合され
る。第1図および第2図に示す例では、アーム1
8はベース22を介して上型12に取り付けられ
ている。
アーム18は、正面形状がL字形を呈するよう
に形成され、上方の端部から水平方向へ伸びる部
分はストツパ部19aとなつている。アームの中
間部分から下方の端面に向けてすり割が設けら
れ、すり割の両側の部分は脚部19bとなつてい
る。アーム18の上方および下方の端部にピンを
挿通させる孔24が穿たれる。
アーム18の脚部19bの、製品16側となる
隅部は半径Rの丸み付けされた部分19cに形成
されている。この丸み部分19cは、アーム18
が後述するカムの作用面を滑動する際、滑動を円
滑にし、作用面にかじり傷が付くのを防止する。
ベース22は、間隔をおいて下方向へ突出され
た一対のブラケツト23aと、両ブラケツト23
aの間に設けられた傾斜状の係止面23bと、取
付座23cとを有し、取付座23cを貫通するボ
ルト26を上型12にねじ込んで、ベース22は
上型12に固定される。両ブラケツト23aのな
す間隔内にアーム18の上方部分を差し込み、ピ
ン28をブラケツトからアームの孔24に通し
て、アーム18はベース22に回動可能に支持さ
れる。
アーム18とベース22との間に圧縮ばね30
が配置され、アーム18を製品16に向けて偏倚
させる。アーム18はばね30によつて矢印Aの
方向へ、ストツパ部19aがベースの係止面23
bに突き当るまで、回動される。
ラツチ20は、製品16を取り出す段付き端部
21aを有し、この端部21aが製品16に対向
するように、アーム18に結合される。図示の例
では、ラツチ20はアーム18の一対の脚部19
b,19bの間の間隔内に配置され、、アーム1
8の孔24に挿通したピン32により、アーム1
8に結合されている。端部21aの段部分の長さ
L1は、下型上にある製品16の下型14からの
突出長さL2より1〜数mm長く形成される。
ラツチ20は、その重心がピン32への結合部
から図面上で左方向、すなわち製品16方向へ隔
たるように、アーム18に回動可能に結合され
る。そして、アーム18の、製品16に対向する
側とは反対側にストツパ34が溶接されている。
この結果、ラツチ20の取出し端部21aは、ラ
ツチ20がストツパ34に突き当るまで下方向へ
回動し、また上方向へ回動可能である。図示の例
では、ラツチ20がストツパ34に突き当つたと
き、ラツチ20は水平となる。
ラツチ20の下面21bは上向きの傾斜面に形
成されている。これにより、上死点に至つた上型
12が下降し、ラツチ20が素材に突き当つた
時、ラツチ20が素材に変形を与えることなく、
ラツチ20のB方向への回動を容易にすることが
できる。
下型14に、アーム18をばね30のばね力に
逆らつて回動させるカム40が設けられる。カム
40は、第3図に示すように、平面形状がコの字
状を呈するように形成され、溝部41dの両側に
垂直な作用面41aと、上向き傾斜した作用面4
1bとを有し、溝部41dの後方に取付座41c
を有する。取付座41cを貫通するボルト42を
下型14にねじ込み、作用面41a,41bがア
ーム18の脚部19bに接触可能に、カム40は
下型14に固定される。溝部41dの作用面41
aからの長さSは、アーム18が図示のように作
用面41aに接触したとき、ラツチ20が水平に
保持されるように定める。
アーム18とカム40とは、アーム18のスト
ツパ部19aがベースの係止面23bに突き当つ
たとき、アームの丸み部分19cがカムの作用面
41bの真上となるように相互の位置を定め、ア
ーム18が下降したとき、丸み部分19cが作用
面41bの上端に接触するようにする。
下型14はアーム18に対向する部位に、ラツ
チ20の取出し端部21aを案内する案内面15
を有する。図示の例では、案内面15は、上方が
アーム18に近づく傾斜状に形成されている。こ
の案内面15によれば、アーム18がカム40を
離れた時、案内面15からラツチ20に下向きの
力を及ぼして、ラツチ20がB方向へ回動するの
を防止でき、ラツチ20により製品16の取出し
作用が確実となる。案内面15にこの機能を持た
せるためには、案内面15のうち、アーム18が
カム40を離れる位置に対向する部位の案内面
を、図示のような傾斜面に形成すれば良い。
(実施例の作用) 上型12が上昇すると、アーム18がカム40
の作用面41aに沿つて上方へ移動する。アーム
18の丸み部分19cが作用面41bに達する
と、アーム18はその丸み部分19cを作用面4
1bに滑動させ、A方向へ製品16に向けて移動
する。丸み部分19cが作用面41bを外れたと
き、ラツチ20の取出し端部21aが直ちに下型
14の案内面15に接触する。
その後、アーム18の上昇につれて、ラツチ2
0の取出し端部21aが下型14の案内面15に
沿つて移動し、アーム18は押し戻される。そし
て、ラツチ20の取出し端部21aが案内面15
から外れる時、製品16は取出し端部21aに乗
り、ばね30の作用で型外へはね出される。
製品をはね出したアーム18は、そのストツパ
部19aがベース22の係止面23bに当接され
ることから、垂直線から一定の角度に保たれる。
製品を成形するべく上型12が下降を開始し、ラ
ツチ20が素材に達すると、ラツチ20はB方向
へ回動される。上型12がさらに下降し、ラツチ
20が素材を外れた位置に至ると、ラツチ20の
取出し端部21aは、ラツチ20がストツパ34
に突き当るまで、下方向へ回動する。上型12の
下降により、アーム18の丸み部分19cがカム
の作用面41b上に乗り上げ、アーム18はこの
作用面41bからばね力に逆らう力を受けて押し
戻される。アーム18が作用面41aに接触した
後、アーム18は垂直に移動し、下死点の位置を
とる。
【図面の簡単な説明】
第1図は製品取出し装置の正面図、第2図はア
ームとベースの一部とを示す斜視図、第3図は第
1図の3−3線に沿つて切断した断面図、第4図
は従来の製品取出し装置の概略を示す斜視図であ
る。 10……製品取出し装置、12……上型、14
……下型、15……案内面、16……製品、18
……アーム、20……ラツチ、21a……取出し
端部、40……カム、41a,41b……作用
面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上型の移動を利用して下型上の製品を前記移動
    方向に交差する方向へ取り出す装置であつて、前
    記上型に回動可能に結合されたアームと、該アー
    ムを前記製品に向けて偏倚させるばねと、前記製
    品を取り出す端部が前記製品に対向するように前
    記アームに結合され、前記取出し端部の下方向へ
    の所定以上の回動が不可かつ上方向への回動が可
    能に保持されるラツチと、前記下型に設けられ、
    前記アームを前記ばね力に逆らつて回動させるカ
    ムとを含み、前記下型は前記アームに対向する部
    位に前記ラツチの取出し端部を案内する案内面を
    有する、製品の取出し装置。
JP10281085U 1985-07-08 1985-07-08 Expired JPH0237471Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10281085U JPH0237471Y2 (ja) 1985-07-08 1985-07-08

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10281085U JPH0237471Y2 (ja) 1985-07-08 1985-07-08

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Publication Number Publication Date
JPS6210926U JPS6210926U (ja) 1987-01-23
JPH0237471Y2 true JPH0237471Y2 (ja) 1990-10-11

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JP10281085U Expired JPH0237471Y2 (ja) 1985-07-08 1985-07-08

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