JP4932678B2 - Uプレス機及びuプレス機のロッカーダイ位置調節方法 - Google Patents

Uプレス機及びuプレス機のロッカーダイ位置調節方法 Download PDF

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Description

本発明は、鋼管製造設備に用いられるUプレス機及びUプレス機のロッカーダイ位置調節方法に関する。
鋼管の代表的な製造方法として、UO製造法が知られている。この方法は、まず被成形材である平板状の鋼板の両縁部を曲げ変形させるC成形(端曲げ)を行い、次いで、被成形材の中央部を曲げ変形させて被成形材を略U字状にするU成形を行い、さらに被成形材を略U字状から略O字状(略円管状)に変形させるO成形を行った後、突合せ部(両縁部同士を近接させた部分)を溶接することにより、円管状の溶接鋼管(UO鋼管)を製造するものである。
被成形材のU成形は、被成形材の上面中央部に当接するパンチ、パンチの両側(外側)に備えられ被成形材の下面に当接するロッカーダイ、ロッカーダイを保持するブラケット、ブラケットを保持するベッド等を備えたUプレス機を用いて行われる(特許文献1参照)。また、ブラケットをベッドに対して移動可能な構成とし、ブラケットとベッドの縁部に設けられている段差部との間の隙間にスペーサ(ブロック)を挿入し、その隙間に挿入するスペーサの数(挿入スペーサ数)を増減することで、ベッドに対するブラケットの位置、即ち、パンチに対するロッカーダイの位置を調整できる構成としたものが知られている(特許文献2参照)。
特開昭59−107725号公報 特開昭59−113931号公報
しかしながら、従来のUプレス機にあっては、ブラケットとベッドとの間にスペーサを挿入する作業(挿入作業)や、ブラケットとベッドとの間からスペーサを取り出す作業(取出作業)に手間がかかり、作業性が悪い問題があった。そのため、挿入スペーサ数を調節する作業、即ち、ロッカーダイの位置を調節する作業に、長時間(例えば約1.5時間程度)を要していた。また、ロッカーダイの位置を細かく微調整することができなかった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、ロッカーダイの位置を簡単に調節できるUプレス機及びUプレス機のロッカーダイ位置調節方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明によれば、鋼板をU成形するUプレス機であって、鋼板の上面に当接するパンチと、鋼板の下面に当接するロッカーダイと、前記ロッカーダイを支持するブラケットとを備え、前記ブラケットは、前記鋼板の幅方向に沿って移動可能であり、前記鋼板の幅方向において前記ブラケットを挟んで前記パンチに対して対向する側に、前記鋼板の長さ方向に沿って移動可能な第一の可動体を備え、前記ブラケットと前記第一の可動体との間に、前記鋼板の幅方向に沿って移動可能な第二の可動体を備え、前記第一の可動体には、前記第二の可動体に対して接触する第一の可動体接触面が、前記鋼板の幅方向及び長さ方向に対して傾斜させて設けられ、前記第二の可動体には、前記第一の可動体接触面に接触する第二の可動体接触面が、前記第一の可動体接触面に沿った方向に向けて設けられていることを特徴とする、Uプレス機が提供される。
このUプレス機においては、前記ブラケットと前記第二の可動体との間に挿入可能な複数のスペーサを備えても良い。また、前記ブラケットを保持するベッドを備え、前記ベッドの縁部に、前記ブラケットが載置される面から上方に向けて立設されたベッド内側面を備え、前記第一の可動体は、前記ベッド内側面に沿って移動する構成としても良い。さらに、前記第二の可動体を前記第一の可動体に対して押し付ける方向に付勢する第二の可動体付勢機構を備えても良い。
また、前記第一の可動体を複数備え、前記鋼板の長さ方向において隣り合う2つの前記第一の可動体を互いに反対方向に向かって同期させながら移動させる第一の可動体移動機構を備えてもよい。さらに、前記隣り合う2つの第一の可動体にそれぞれ設けられている前記第一の可動体接触面を、互いに逆向きに傾斜させて設けるようにし、前記第二の可動体には、前記第二の可動体接触面を2つ備え、前記2つの第二の可動体接触面は、前記隣り合う2つの第一の可動体にそれぞれ設けられている第一の可動体接触面に対してそれぞれ接触させるようにしても良い。
また、前記第一の可動体を複数備え、前記鋼板の長さ方向において隣り合う2以上の第一の可動体を互いに同一方向に向かって移動させる第一の可動体移動機構を備えても良い。さらに、前記鋼板の長さ方向において隣り合う2以上の第一の可動体にそれぞれ設けられている前記第一の可動体接触面は、互いに同じ向きに傾斜させて設けるようにし、前記第二の可動体は、前記第二の可動体接触面を2以上備え、前記2以上の第二の可動体接触面は、前記鋼板の長さ方向において隣り合う2以上の第一の可動体にそれぞれ設けられている第一の可動体接触面に対してそれぞれ接触させるようにしても良い。
さらに、本発明によれば、鋼板をU成形するUプレス機であって、鋼板の上面に当接するパンチと、鋼板の下面に当接するロッカーダイと、前記ロッカーダイを支持するブラケットとを備え、前記ブラケットは、前記鋼板の幅方向に沿って移動可能であり、前記鋼板の幅方向において前記ブラケットを挟んで前記パンチに対して対向する側に、所定方向に沿って移動可能な第三の可動体を備え、前記所定方向は、前記鋼板の幅方向に対して傾斜した方向、かつ、前記鋼板の長さ方向に対して傾斜した方向であることを特徴とする、Uプレス機が提供される。
このUプレス機にあっては、前記鋼板の幅方向において前記ブラケットを挟んで前記パンチに対して対向する側に、前記所定方向に沿って設けられた第三の可動体ガイド面を備えても良い。前記第三の可動体は、前記第三の可動体ガイド面に沿って移動させても良い。また、前記ブラケットと前記第三の可動体との間に挿入可能な複数のスペーサを備えても良い。
また、本発明によれば、鋼板をパンチとロッカーダイを用いてU成形するUプレス機において、前記鋼板の幅方向におけるロッカーダイの位置を調節する方法であって、前記鋼板の幅方向において前記ロッカーダイを支持するブラケットを挟んで前記パンチに対して対向する側で、第一の可動体を前記鋼板の長さ方向に沿って移動させ、前記第一の可動体の移動に伴って、第二の可動体を前記鋼板の幅方向に沿って移動させ、前記第二の可動体によって、前記ブラケットを前記鋼板の幅方向において前記パンチに対して対向する側から保持することを特徴とする、Uプレス機のロッカーダイ位置調節方法が提供される。
このロッカーダイ位置調節方法においては、前記第二の可動体と前記ブラケットとの間に複数のスペーサを挿入した状態で、前記ブラケットを保持するようにしても良い。
前記第一の可動体に設けられている第一の可動体接触面は、前記鋼板の幅方向及び長さ方向に対して傾斜させた状態で、前記第一の可動体を前記鋼板の長さ方向に沿って移動させても良い。また、前記第二の可動体に設けられている第二の可動体接触面は、前記第一の可動体接触面に沿って接触させながら、前記第二の可動体を前記鋼板の幅方向に沿って移動させても良い。
さらに、本発明によれば、鋼板をパンチとロッカーダイを用いてU成形するUプレス機において、前記鋼板の幅方向におけるロッカーダイの位置を調節する方法であって、前記鋼板の幅方向において前記ロッカーダイを支持するブラケットを挟んで前記パンチに対して対向する側で、前記鋼板の幅方向に対して傾斜し、かつ、前記鋼板の長さ方向に対して傾斜した所定方向に沿って、第三の可動体を移動させ、前記第三の可動体によって、前記ブラケットを前記鋼板の幅方向において前記パンチに対して対向する側から保持することを特徴とする、Uプレス機のロッカーダイ位置調節方法が提供される。
このロッカーダイ位置調節方法においては、前記第三の可動体と前記ブラケットとの間に複数のスペーサを挿入した状態で、前記ブラケットを保持するようにしても良い。
本発明によれば、第一の可動体を鋼板の長さ方向に移動させることにより、第二の可動体を第一の可動体(第一の可動体接触面)の移動に伴って、鋼板の幅方向に移動させることができる。第二の可動体を移動させることにより、ブランケットの位置、即ち、ロッカーダイの位置を簡単に調節でき、微調整も可能になる。また、第三の可動体を所定方向に移動させることにより、ブランケットの位置、即ち、ロッカーダイの位置を簡単に調節できる。
以下、本発明にかかる実施形態(第一の実施形態)を説明する。なお、本明細書及び図面においては、実質的に同一の機能構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、略長方形の平板状をなす鋼板である被成形材2を順次C成形、U成形、O成形することにより鋼管を製造する鋼管製造設備3の概略図を示している。図1に示すように、鋼管製造設備3は、被成形材2のC成形(端曲げ、Cプレス)を行うC成形機11、C成形された被成形材2のU成形(Uプレス)を行うUプレス機12(U成形機)、U成形された被成形材2のO成形(Oプレス)を行うOプレス機13(O成形機)、O成形された被成形材2の端部同士を溶接する溶接機15、被成形材2を所定の寸法(内径、外径)に拡管する拡管機16などを備えている。即ち、Uプレス機12には、C成形が施された状態の被成形材2が搬入されるようになっている。
図2は、Uプレス機12の構成を示している。なお、以下では説明の便宜のため、Uプレスの際に被成形材2の長さ方向(板長方向)が向けられる方向をX方向とし、X方向に対して直交する水平方向、即ち、Uプレスの際に被成形材2の幅方向(板幅方向)が向けられる方向をY方向とし、X方向とY方向に対して直交する鉛直方向(上下方向)、即ち、Uプレスの際に被成形材2の厚さ方向(板厚方向)が向けられる方向をZ方向と定義する。また、被成形材2の搬送方向はX方向に沿った方向であり、未だU成形が行われていない被成形材2が搬入される側(搬送方向において上流側、図2においては奥側)を後側、U成形が行われた後の被成形材2が搬出される側(搬送方向において下流側、図2においては手前側)を前側、と定義する。
図2に示すように、Uプレス機12は、被成形材2の上面中央部(Y方向(被成形材2の幅方向)における中央部)に当接するパンチ21(Uパンチ)と、被成形材2の下面中央部(Y方向における中央部)よりも外側に当接する2つのロッカーダイ22を備えている。さらに、各ロッカーダイ22をそれぞれ回転可能に支持する2つのブラケット23、ブラケット23を保持するベッド24(基台)を備えている。また、Uプレス機12は、ロッカーダイ22の位置(ブラケット23の位置)を調節するロッカーダイ位置調節システム25を複数備えている。各ロッカーダイ位置調節システム25は、2つのブラケット23、各ブラケット23とベッド24との間(即ち、Y方向においてブラケット23の外側、Y方向においてブラケット23を挟んでパンチ21に対して対向する側)においてX方向に沿って移動可能な第一の可動体としてのスライドウェッジ26、各スライドウェッジ26とブラケット23との間においてY方向に沿って移動可能な第二の可動体としての可動体27、さらに、各ブラケット23と可動体27との間に形成される隙間に対してスペーサ30(ブロック)を挿入するスペーサ挿入装置31を備えている。
パンチ21は、被成形材2に対してZ方向に昇降可能に設けられている。ロッカーダイ22とブラケット23は、パンチ21を挟んで互いに対向する位置(Y方向においてパンチ21の左右両側)にそれぞれ備えられている。各ロッカーダイ22は、支持軸22a(支点)を介してブラケット23に取り付けられている。即ち、かかる構成においては、パンチ21とロッカーダイ22の間にX−Y面に沿った姿勢で挿入された被成形材2の下面(外面)をロッカーダイ22によって保持しながら、パンチ21を被成形材2の上方から下降させ、被成形材2の中央部に対して垂直荷重を与えることにより、被成形材2の中央部を曲げ変形させるようになっている。また、各ロッカーダイ22がパンチ21及び被成形材2の下降に伴って、支持軸22aを中心として回転させられることにより、被成形材2の両側の部分が、各ロッカーダイ22の回転に伴って内側に押され、X−Z面に沿った向きに変形させられ、これにより、被成形材2がX方向からみて略U字状にプレス成形される構成となっている。
なお、図示はしないが、パンチ21の両側において、ロッカーダイ22とブラケット23は、X方向において複数並べて設置されている。スライドウェッジ26は、各ブラケット23に対してそれぞれ一つずつ対応するように、X方向において複数並べて設置され、可動体27は、後述するように、2つのブラケット23(2つのスライドウェッジ26)に対してそれぞれ一つずつ対応するように備えられている。スペーサ挿入装置31は、各ブラケット23に対してそれぞれ一つずつ対応するように、X方向において複数台が並べて設置されている。因みに、ブラケット23は、例えばベッド24の両側にそれぞれ20個ずつ、即ち、Uプレス機12全体では合計で40個程度設置される。
X方向からみてベッド24の左右両側には、段差部35がそれぞれ設けられている。即ち、ベッド24は、ブラケット23、スライドウェッジ26、可動体27などが載置されるベッド底面36と、ベッド底面36よりも高い位置に設けられたベッド上面37と、X−Z面に沿って形成されたベッド内側面38とを備えている。ベッド上面37は、Y方向においてベッド底面36の両側に、略水平に設けられている。ベッド内側面38は、ベッド底面36の外縁部と各ベッド上面37の内縁部との間に、ベッド底面36から上方に向けてそれぞれ立設されている。そして、これらベッド底面36の縁部、ベッド上面37、ベッド内側面38によって、段差部35がY方向においてほぼ左右対称に形成されている。
ブラケット23は、可動体27の内側において、ベッド底面36に対してY方向にスライド可能な状態で載置されている。即ち、ブラケット23の外側面は、可動体27に対してY方向において近接及び離隔可能になっている。ブラケット23の外側面と可動体27の側面27aとの間の隙間には、スペーサ30(ブロック)を挿入できるようになっている。即ち、ブラケット23の外側面は、スペーサ30を介して、可動体27によってY方向において外側から保持され、また、スペーサ30、可動体27、スライドウェッジ26を介して、ベッド内側面38によって、Y方向において外側から保持されるようになっている。
図3は、ロッカーダイ位置調節システム25(スペーサ挿入装置31に設けられているスペーサ30を総てブラケット23と可動体27との間に挿入している状態)の概略平面図である。図3に示すように、ロッカーダイ位置調節システム25は、X方向において所定の間隔を空けて並べて備えられた2つのブラケット23、2つの(一対の)スライドウェッジ26、1つの可動体27、2台のスペーサ挿入装置31を備えている。さらに、ロッカーダイ位置調節システム25は、スライドウェッジ26を互いに反対方向に向かって同期させながら移動させるウェッジ移動機構40(第一の可動体移動機構)と、可動体27をスライドウェッジ26に対して押し付ける方向に付勢する第二の可動体付勢機構としてのガススプリング機構41を備えている。
なお、このロッカーダイ位置調節システム25は、ロッカーダイ22の位置を連続的に調節可能な連続調節部分と、ロッカーダイ22の位置を段階的に調節可能な段階調節部分と、を備えた構成になっている。連続調節部分は、スライドウェッジ26、可動体27、ウェッジ移動機構40、ガススプリング機構41を備えており、可動体27をベッド24に対してY方向に、所定のスライド範囲内で任意の移動量だけ無段階的に移動させることにより、ベッド24に対するブラケット23の位置を無段階的(連続的)に調節できる構成になっている。段階調節部分は、スペーサ挿入装置31によって構成されており、ブラケット23と可動体27の間に挿入するスペーサ30の枚数(挿入スペーサ数)を選択することで、ベッド24に対するブラケット23の位置を、スペーサ30の枚数に従って段階的、選択的に調節できるようになっている。さらに、本実施形態においては、連続調節部分は、ロッカーダイ22の位置を細かく微調整することが可能な微調整機能を有しており、段階調節部分は、ロッカーダイ22の位置を大幅に変更可能な粗調整機能を有している。
スライドウェッジ26は、各ブラケット23の外側に1つずつ、ベッド内側面38と可動体27との間に挟まれるようにして備えられており、ベッド底面36の縁部においてベッド内側面38によってガイドされながら、ベッド内側面38に沿って移動するようになっている。また、X方向において隣り合う2つの(一対の)スライドウェッジ26は、ウェッジ移動機構40の作動によって、互いに反対方向に向かって同期しながら移動させられるようになっている。
各スライドウェッジ26は、Y方向における幅がスライドウェッジ26の基端部側(ウェッジ移動機構40側)から先端部側(ウェッジ移動機構40から離隔する側)に向かうに従い次第に小さくなるように、くさび(ウェッジ)状に形成されている。つまり、X方向においてウェッジ移動機構40の前側(図3においては左側)に位置するスライドウェッジ26は、後側から前側に向かうに従い次第に薄くなるように形成されている。X方向においてウェッジ移動機構40の後側(図3においては右側)に位置するスライドウェッジ26は、前側から後側に向かうに従い次第に薄くなるように形成されている。
各スライドウェッジ26の外側面26a(ベッド内側面38に沿って当接する面)は、X−Z面に沿って形成された平面状になっている。一方、スライドウェッジ26の内側面26b(可動体27(後述する外側面27c)に接触する第一の可動体接触面)は、スライドウェッジ26の基端部側から先端部側に向かうに従い次第に外側に向かうように、X方向及びY方向に対して(X−Z面に対して)傾斜させて設けられた平面状になっている。ウェッジ移動機構40の前側に位置するスライドウェッジ26の内側面26bは、後側から前側に向かうに従い次第に外側に向かうように設けられ、ウェッジ移動機構40の後側に位置するスライドウェッジ26の内側面26bは、前側から後側に向かうに従い次第に外側に向かうように設けられている。つまり、ウェッジ移動機構40を挟んで隣り合う(平面視においてウェッジ移動機構40の両側に設けられている)2つのスライドウェッジ26にそれぞれ設けられている内側面26bは、互いに逆向きに傾斜している。
なお、図示の例では、ウェッジ移動機構40を挟んで隣り合う2つのスライドウェッジ26は、Y−Z面を中心として(即ち、その間に位置するウェッジ移動機構40を中心として)互いに対称な形状及び配置になっている。従って、ウェッジ移動機構40を挟んで隣り合う2つのスライドウェッジ26にそれぞれ設けられている内側面26bは、Y−Z面を中心として互いに対称な方向に傾斜している。
また、各スライドウェッジ26の高さ(Z方向における寸法)は、例えば図2に示したように、ベッド内側面38の高さ(ベッド底面36とベッド上面37との間の段差)とほぼ同じ高さになっている。即ち、各スライドウェッジ26の上面は、ベッド上面37とほぼ同じ高さに、X−Y面に沿って配置されている。
図3に示すように、ウェッジ移動機構40は、平面視において2つのスライドウェッジ26の間に挟まれた位置にそれぞれ設けられている。また、ウェッジ移動機構40は、両側に設けられている2つのスライドウェッジ26を移動させる動力を発生させる駆動部としてのギヤードモータ42と、ギヤードモータ42で発生させた動力を各スライドウェッジ26にそれぞれ伝達させる2つの動力伝達部43を備えている。
ギヤードモータ42は、モータ部42a(電気モータ)と、減速機42bとを有している。モータ部42aと減速機42bの筐体は、ベッド底面36に対して固定されている。減速機42bは、互いに反対側に設けられた2本の出力軸42cを備えている。各出力軸42cの回転中心軸は、同一の方向(X方向)に向けられているが、一方の出力軸42cは、減速機42bの前側に配置され、他方の出力軸42cは、減速機42bの後側に配置されている。
動力伝達部43としては、例えば図3に示すような、伝動用ねじ43aとナット43bとを有するねじ伝動装置を用いても良い。図示の例では、伝動用ねじ43aは、スライドウェッジ26の上方において、長さ方向をX方向に向けた状態で、各出力軸42cの先端部に取り付けられており、出力軸42cと一体的に、出力軸42cの回転中心軸を中心として回転可能になっている。ナット43bは、伝動用ねじ43aに対してかみ合わせられており、また、スライドウェッジ26の基端部(Y方向における幅が広い側の端部)に対して固定されている。即ち、伝動用ねじ43aが回転すると、ナット43bが伝動用ねじ43aに沿ってX方向に直進移動し、スライドウェッジ26がナット43bと一体的にスライドするように構成されている。
なお、ギヤードモータ42の両側に設けられている2つの動力伝達部43は、Y−Z面を中心として互いに対称な構造になっている。即ち、ギヤードモータ42の両側の伝動用ねじ43aには、互いに同一のピッチのねじ溝が形成されているが、ねじ溝の巻き方向は、互いに逆向きになっている。図示の例では、前側の伝動用ねじ43aには、左ねじ状のねじ溝が施されており、後側の伝動用ねじ43aには、右ねじ状のねじ溝が施されている。また、ギヤードモータ42は、ギヤードモータ42の両側の出力軸42c及び伝動用ねじ43aを、互いに同一の方向に、同一の回転量だけ回転させることができる。これにより、両側の2つのナット43bを互いに同一の移動量だけ反対側に移動させることができる。即ち、両側の伝動用ねじ43aを前方からみて左方向(反時計方向)に回転させると、両側の2つのナット43b(スライドウェッジ26)をそれぞれギヤードモータ42から離隔させる向きに移動させることができ、両側の伝動用ねじ43aを前方からみて右方向(時計方向)に回転させると、両側の2つのナット43b(スライドウェッジ26)をそれぞれギヤードモータ42に近接させる向きに移動させることができる。
可動体27は、ウェッジ移動機構40の前側に設けられているスライドウェッジ26とウェッジ移動機構40の後側に設けられているスライドウェッジ26にそれぞれ当接する2つの可動ウェッジ部27a、2つの可動ウェッジ部27aを保持する可動体基部27bとを備えている。
可動ウェッジ部27aは、X方向において可動体基部27bの両側にそれぞれ備えられており、可動体基部27bと一体的にスライドするようになっている。また、Y方向における幅が基端部側(可動体基部27b側)から先端部側(可動体基部27bから離隔する側)に向かうに従い次第に広くなるように形成されている。つまり、可動体基部27bの前側に設けられている可動ウェッジ部27aは、後側から前側に向かうに従い次第に厚くなるように形成されている。可動体基部27bの後側に設けられている可動ウェッジ部27aは、前側から後側に向かうに従い次第に厚くなるように形成されている。
各可動ウェッジ部27aには、スライドウェッジ26の内側面26bに接触する第二の可動体接触面としての外側面27cと、ブラケット23又はスペーサ30を保持する可動保持面として機能する内側面27dとがそれぞれ設けられている。即ち、可動体27には、2つの外側面27cと、2つの内側面27dが設けられている。
各外側面27cは、基端部側から先端部側に向かうに従い次第に外側に向かうように、X方向及びY方向に対して(X−Z面に対して)傾斜させて設けられた平面状になっている。可動体基部27bの前側に位置する可動ウェッジ部27aの外側面27cは、後側から前側に向かうに従い次第に外側に向かうように設けられている。可動体基部27bの後側に位置する可動ウェッジ部27aの外側面27cは、前側から後側に向かうに従い次第に外側に向かうように設けられている。つまり、可動体27に設けられている2つの外側面27cは、互いに逆向きに傾斜している。また、各外側面27cは、接触させられる内側面26bに沿った方向に(内側面26bに対して平行に)それぞれ傾斜しており、各内側面26bに沿った状態で接触できるように、さらに、各内側面26bに沿って接触しながら移動できるようになっている。
一方、可動ウェッジ部27aの内側面27dは、X−Z面に沿って形成された平面状になっており、ベッド底面36に下降させられたスペーサ30は、この内側面27dに沿って当接させられるようになっている。また、図示の例では、可動ウェッジ部27aの高さ(Z方向における寸法)も、スライドウェッジ26と同様に、ベッド内側面38とほぼ同じ高さになっており、可動ウェッジ部27aの上面も、ベッド上面37とほぼ同じ高さに、X−Y面に沿って配置されている。
可動体基部27bは、Y方向においてウェッジ移動機構40よりも内側に設けられている。可動体基部27bの上方には、可動体基部27bをガイドするガイドレール45(第二の可動体ガイドレール)が設けられている。ガイドレール45は、可動体基部27bの上方においてY方向に沿って配設されており、また、X方向において2本並べて、互いに平行に設けられ、可動体保持台46を介して、ベッド24に対して固定されている。なお、保持台46は、可動体基部27bよりも内側において、ベッド底面36に対して固定されている。また、可動体基部27bの上面には、各ガイドレール45に沿って移動可能な2本のガイド溝27eが設けられている。即ち、可動体27は、各ガイド溝27eを各ガイドレール45に沿ってそれぞれ移動させながら、保持台46とスライドウェッジ26との間において、Y方向にのみスライドできるようになっており、Y方向以外の他の方向(X方向やZ方向など)に対する可動体27の移動は、ガイドレール45によって規制されている。
また、可動体27は、第二の可動体付勢機構としてのガススプリング機構41によって、スライドウェッジ26に対して押し付けられる方向(内側から外側に向かう方向)に付勢されている。図示の例では、ガススプリング機構41は、保持台46と可動体基部27bの間に、X方向において2つ並べて設けられている。また、ガススプリング機構41の中心軸(付勢力が働く方向)をY方向に向けた状態で設けられている。各ガススプリング機構41の一端部は、可動体基部27bの内側面に対して取り付けられており、ガススプリング機構41の他端部(本体側)は、保持台46に対して取り付けられている。
なお、上記のように、可動体27を両側の2つのスライドウェッジ26(互いに逆向きに傾斜している2つの内側面26b)に当接させる構成とすることにより、可動体27を安定した状態で、バランス良く保持することができる。即ち、スライドウェッジ26を固定した状態で、可動体27をガススプリング機構41によってスライドウェッジ26に対して押し付けた状態にすると、可動体27を内側面26bの傾斜方向(スライドウェッジ26の先端部側)に向かって押し出そうとする抗力が可動体27に働くが、上記のように2つのスライドウェッジ26に対して同時に押し付けた状態にすると、可動体27を押し出そうとする抗力が互いに逆向きに働いて打ち消し合うようになる。従って、可動体27がスライドウェッジ26からずれることを好適に防止できる。即ち、2つの内側面27dがX−Z面に対して傾くことを防止でき、ひいては、各内側面27dによってそれぞれ保持される(スペーサ30を挟んで間接的に、又は、直接的に保持される)ブラケット23のY方向における位置を、2つのブラケット23の間で互いに揃えることができ、各ブラケット23にそれぞれ取り付けられているロッカーダイ22の位置がずれることを防止できる。
また、2つのスライドウェッジ26を同期させながら移動させることで、可動体27を2つのスライドウェッジ26によって安定した状態で保持しながら、Y方向に円滑に移動させることができる。即ち、2つの内側面27dをX−Z面に沿った姿勢に維持しながらスライドさせることができ、2つのブラケット23の位置を確実に合わせることができる。
図4、図5、図6は、スペーサ挿入装置31の側面図(6枚のスペーサ30をブラケット23と可動体27との間に挿入している状態の側面図)、平面図、正面図をそれぞれ示している。図4、図5、図6に示すように、スペーサ挿入装置31は、複数(例えば30枚程度)のスペーサ30と、複数のスペーサ30をY方向において一列に近接させて並べた状態で、また、ベッド24から上昇させた位置(スペーサ上昇位置PBH)で支持可能なスペーサ支持体51と、スペーサ支持体51に対してZ方向に昇降することによりスペーサ30をスペーサ支持体51に対して昇降させる昇降体52とを備えている。さらに、スペーサ30を昇降体52に対して選択的に係合させる係合具53を備えている。
スペーサ30は、X−Z面に沿った逆T字状の平板状をなしている。即ち、X方向に沿って細長く形成された横板部61と、横板部61の中央部から上方に突出している縦板部62とを備えている。さらに、縦板部62には、係合具53に当接する突起63(係合部)、後述する昇降バー96を貫通させる貫通穴65、後述する鋼球91によって保持される保持溝66が形成されている。なお、スペーサ30は、例えば鋼板などによって形成されている。
横板部61は、スペーサ支持体51の下方に設けられており、また、ベッド底面36に下降させられ、あるいは、ベッド上面37(可動ウェッジ部27aの上面、スライドウェッジ26の上面)の上方に配置されるようになっている。縦板部62は、スペーサ支持体51の内側を上下に貫通するように設けられる。即ち、横板部61はブラケット23やベッド内側面38に対してY方向に並ぶ位置に挿入可能な被挿入部として機能し、縦板部62はスペーサ支持体51によって保持される被保持部、横板部61を支持する支持部として機能する。また、図示の例では、横板部61の高さ(Z方向における寸法)は、可動ウェッジ部27aの高さよりも若干大きくなっている。
突起63は、縦板部62の側縁部からX方向に突出しており、また、スペーサ支持体51の上方に備えられている。貫通穴65は、縦板部62の上部において、Z方向に細長く形成されている。保持溝66は、突起63よりも下方において、縦板部62の側縁部に設けられており、また、スペーサ支持体51の内部に配置されるようになっている。
スペーサ支持体51は、支持体移動機構71によって支持されている。また、支持体移動機構71の駆動により、段差部35の上方において、Y方向に横移動可能になっている。なお、支持体移動機構71は、ベッド24に対して固定されている。
また、図示の例では、スペーサ支持体51は、上方からみて略長方形の枠状に形成されており、その内側の空間は、スペーサ30の縦板部62を保持するスペーサ保持空間80となっている。スペーサ支持体51の外側面には、昇降体52をZ方向にガイドするガイドレール81(昇降体ガイドレール)、昇降体52をスペーサ支持体51に対して下降させる付勢力を与える下降用付勢機構としてのガススプリング82、昇降体52をスペーサ支持体51に対して上昇させる動力を与える上昇用駆動機構としての油圧シリンダ機構83が取り付けられている。
スペーサ支持体51の内面には、スペーサ30をスペーサ支持体51及びベッド上面37に対して上昇した位置(スペーサ上昇位置PBH)に保持するスペーサ保持部材としての鋼球91と、鋼球91を保持するための凹部92が設けられている。鋼球91は、各スペーサ30にそれぞれ対応するように、Y方向において複数並べて設けられている。
各鋼球91は、凹部92の内部において、X方向に沿ってそれぞれスライド可能に保持されている。また、図示はしないが、各凹部92の内部には、鋼球91をスペーサ保持空間80(スペーサ30)に向かって突出させるように付勢する保持部材用付勢部材としてのコイルバネが、圧縮された状態でそれぞれ設けられている。かかる構成においては、スペーサ30がスペーサ上昇位置PBHに移動した状態では、保持溝66は鋼球91に対向する位置に上昇し、鋼球91はコイルバネ(図示せず)の弾性力によって凹部92から突出する。即ち、保持溝66の上縁部が鋼球91に引っ掛かることで、スペーサ30がスペーサ上昇位置PBHから落下しないように保持される。一方、スペーサ30がスペーサ下降位置PBLに移動した状態では、保持溝66は鋼球91の下方に移動し、鋼球91は縦板部62の側縁部によって押さえられ、コイルバネ(図示せず)の弾性力に抗して、凹部92の内部に押し入れられるようになっている。即ち、昇降体52は、コイルバネ(図示せず)の付勢力に抗して鋼球91を移動させることにより、スペーサ30をスペーサ支持体51に対して下降させるようになっている。
ガイドレール81は、Y方向においてスペーサ支持体51の側面両側にそれぞれ取り付けられており、昇降体52は、これらのガイドレール81によって保持されている。即ち、昇降体52は、ガイドレール81を介して、スペーサ支持体51に対して取り付けられている。そして、昇降体52がスペーサ支持体51に対してガイドレール81に沿って下降することにより、スペーサ支持体51に支持されている複数のスペーサ30のうち1又は2以上のスペーサをスペーサ支持体51に対して一括して下降させるようになっている。また、昇降体52がスペーサ支持体51に対してガイドレール81に沿って上昇することにより、スペーサ支持体51に支持されている複数のスペーサ30のうち1又は2以上のスペーサ30をスペーサ支持体51に対して一括して上昇させる構成となっている。このように、任意の数のスペーサ30をスペーサ支持体51に対して一括して昇降させる構成にすることで、スペーサ30の挿入作業、取出作業を効率的に行い、挿入スペーサ数を簡単かつ迅速に変更できるようになる。
昇降体52の下部には、ガススプリング82の先端部(下端部)が取り付けられている。一方、昇降体52の上部には、油圧シリンダ機構83の先端部(ピストン82aの上端部)が取り付けられている。即ち、昇降体52は、ガススプリング82の作用によって、スペーサ支持体51に対して下方(昇降体下降位置PKL)に向かうように付勢されている。また、油圧シリンダ機構83を作動させると、ガススプリング82の付勢力に抗して、昇降体52をスペーサ支持体51に対して上昇させ、昇降体上昇位置PKHに移動させることができる構成になっている。
また、昇降体52の上部には、各スペーサ30に設けられている貫通穴65をY方向に貫通する昇降バー96と、係合具53を保持するための係合具保持溝97が設けられている。
昇降バー96は、スペーサ支持体51(スペーサ保持空間80)の中央部上方に設けられ、長さ方向をY方向に向けた状態で保持されている。一方、スペーサ30の貫通穴65は、Y方向において一列に並べて設けられており、昇降バー96は、これらの貫通穴65の内側に通されている。かかる昇降バー96によって貫通穴65を持ち上げることにより、スペーサ30をスペーサ支持体51に対して上昇させることができるようになっている。
係合具保持溝97は、スペーサ支持体51の上方において、昇降体52の内側面に開口されている。即ち、スペーサ支持体51によって保持されているスペーサ30(突起63)の側方に形成されている。また、Y方向に沿って設けられている。
昇降体52が昇降体上昇位置PKHにあるとき、係合具保持溝97の底面は、スペーサ上昇位置PBHにあるスペーサ30に設けられている突起63の上面と同じ高さに配置されるようになっている。即ち、昇降体52が昇降体上昇位置PKHにあり、また、スペーサ30がスペーサ上昇位置PBHにあるとき、係合具保持溝97の底面と突起63の上面に係合具53(後述する係合具本体101)を架け渡し、スペーサ30を昇降体52に係合させることが可能な状態になる。また、係合具保持溝97の底面と突起63の上面に係合具53を架け渡した状態で、スペーサ30を昇降体52と共に下降させることができるようになっている。
係合具53は、スペーサ30の突起63に係合させられる係合具本体101を備えている。係合具本体101には、係合具操作棒102が取り付けられている。また、係合具53は、係合具保持溝97内において、昇降体52やスペーサ30に対してY方向に移動可能になっている。
係合具本体101は、例えば一定の幅を有する細長い直棒状に形成されており、長さ方向をY方向に向けた状態で、係合具保持溝97に挿入可能になっている。また、係合具保持溝97に挿入されたとき、係合具本体101の一縁部は、係合具保持溝97から突出して、スペーサ30(突起63の上面)に対して係合(接触)するようになっている。即ち、スペーサ30は、昇降体52の上部に対して係合具本体101を介して係合されるようになっている。
係合具操作棒102は、係合具本体101の基端部に取り付けられており、係合具本体101の長さ方向に沿った直棒状に形成されている。この係合具操作棒102を作業員が手動で押したり引いたりすることで、係合具保持溝97に対する係合具本体101のY方向における位置、即ち、昇降体52に対して係合されるスペーサ30の数を調節できるように構成されている。なお、係合具操作棒102は、係合具保持溝97内に沿って移動可能になっているが、係合具本体101よりも細く形成されており、係合具保持溝97からは突出しないようになっている。即ち、突起63に対して係合(接触)しない位置に配置されるようになっている。
次に、以上のように構成されたUプレス機12において、ロッカーダイ22の位置を調節する手順を説明する。図7は、スペーサ30の挿入作業が行われる前の状態、即ち、スペーサ支持体51によって支持されているスペーサ30が、総てスペーサ上昇位置PBHに保持され、また、ベッド底面36の外側(可動ウェッジ部27a、スライドウェッジ26、ベッド上面37の上方)に配置されている状態を示している。かかる状態では、昇降体52は、ガススプリング82の付勢力によって、スペーサ支持体51に対して下降させられ、昇降体下降位置PKLに配置されている。
一方、スライドウェッジ26は、ギヤードモータ42が停止状態になっている(出力軸42aの回転が停止している)ことにより、ベッド24に対して移動しないように保持されている。即ち、スライドウェッジ26は、ベッド内側面38とウェッジ移動機構40によって、所定の位置に静止するように保持されている。可動体27は、ガススプリング機構41の付勢力によって、スライドウェッジ26の内側面26bに対して内側から押さえ付けられており、また、スライドウェッジ26の内側面26bによって、外側から保持されている。可動体27の外側面27cとスライドウェッジ26の内側面26b、スライドウェッジ26の外側面26aとベッド内側面38は、それぞれ密着させられている。
このような状態において、先ず、油圧シリンダ機構83を作動させ、ガススプリング82の付勢力に抗して、昇降体52をスペーサ支持体51に対して上昇させ、昇降体上昇位置PKHに配置させる。そして、図8に示すように、係合具保持溝97に係合具53を通し入れ、下降させようとするスペーサ30(ブラケット23と可動体27の間に挿入させるスペーサ30)、即ち、例えば30枚のスペーサ30のうち、内側(パンチ21側、奥側)から数えて1又は2以上の隣り合うスペーサ30(図示の例では内側から数えて6枚のスペーサ30)にそれぞれ設けられている突起63の上面に、係合具本体101の下面を架け渡すように当接させた状態で、係合具53の挿入を停止させる。
次に、支持体移動機構71を作動させ、スペーサ支持体51をY方向に沿って内側にスライドさせる。スペーサ30、昇降体52、係合具53などは、スペーサ支持体51と一体的に、Y方向に移動させられる。そして、下降させようとする6枚のスペーサ30の横板部61を、可動体27の上方からベッド底面36の上方(可動体27よりも内側)に移動させた状態とし、スペーサ支持体51の移動を停止させる。
その後、油圧シリンダ機構83の作動を停止させ、ガススプリング82の付勢力により、図9に示すように、昇降体52をスペーサ支持体51に対して下降させる。すると、係合具保持溝97に保持されている係合具53が、昇降体52と共に下降させられ、係合具本体101に当接している6枚のスペーサ30は、昇降体52と一体的に、スペーサ支持体51に対して下降させられる。即ち、昇降体52は昇降体下降位置PKLに戻り、6枚のスペーサ30は、スペーサ上昇位置PBHからスペーサ下降位置PBLに一括して下降移動させられる。これにより、6枚のスペーサ30の横板部61が、ベッド底面36(ブラケット23の外側面と可動体27の内側面27dとの間)に一括して、選択的に下降させられる。なお、このとき、6枚のスペーサ30よりも外側に位置する他のスペーサ30は、突起63が係合具本体101に当接していないので、昇降体52と共に下降することはなく、スペーサ上昇位置PBHに保持された状態に維持される。
以上のようにして、スペーサ挿入装置31によって6枚のスペーサ30をベッド底面36に下降させ、ブラケット23と可動ウェッジ部27a(可動体27に設けられている一方の内側面27d)の間に挿入した状態とする。その後、支持体移動機構71の作動によりスペーサ支持体51の位置を調整したり、可動体27の位置を調整したり、ブラケット23を6枚のスペーサ30に近接させたりする。即ち、ブラケット23を6枚のスペーサ30のうち最も内側に位置するスペーサ30の横板部61の側面に当接させ、また、下降させられた6枚のスペーサ30のうち最も外側に位置しているスペーサ30の横板部61の側面を、可動体27の内側面27dに当接させる。
可動体27の位置調節は、ウェッジ移動機構40の作動(スライドウェッジ26の移動)により行うことができる。即ち、ギヤードモータ42の駆動により、出力軸42aを回転させると、伝動用ねじ43aが出力軸42aと一体的に回転させられる。すると、伝動用ねじ43aの回転に伴って、ナット43bが伝動用ねじ43aの長さ方向(X方向)に沿って移動させられる。かかるナット43bの移動に伴って、スライドウェッジ26は、X方向に移動させられる。
例えばウェッジ移動機構40の両側のスライドウェッジ26が、ウェッジ移動機構40から離隔する方向に移動させられると、各スライドウェッジ26の内側面26bは、各可動ウェッジ部27aの外側面27cに沿って接触しながら、各可動ウェッジ部27aの先端部側に向かって相対的にスライドし、各外側面27cは内側面26bに沿って接触しながら、内側面26bによって押される。即ち、可動体27を内側に移動させようとする向きの外力が、内側面26bによって与えられる。これにより、可動体27は、ガススプリング機構41の付勢力に抗して、内側面26bの移動に従って、内側に向かって移動させられる。即ち、各可動ウェッジ部27aの内側面27dが、ベッド内側面38から離隔した内側の位置に移動させられる。この場合、ベッド底面36に下降した6枚のスペーサ30は、内側に寄せられた位置において、各可動ウェッジ部27aの内側面27dに当接させられて保持される。従って、ブラケット23は、各可動ウェッジ部27aの移動量(即ち、スライドウェッジ26の移動量、伝動用ねじ43aの回転量)だけ内側に寄せられた位置に保持される。
また、例えばウェッジ移動機構40の両側のスライドウェッジ26が、ウェッジ移動機構40に向かう方向に移動させられると、可動体27は、ガススプリング機構41の付勢力により、外側に移動させられる。即ち、各スライドウェッジ26の内側面26bは、各可動ウェッジ部27aの外側面27cに沿って接触しながら、各可動ウェッジ部27aの基端部側に向かって相対的にスライドし、各外側面27cは内側面26bに沿って接触しながら、内側面26bの移動に従って、外側に向かって移動する。これにより、各可動ウェッジ部27aの内側面27dは、内側からベッド内側面38に近づいた位置に移動させられる。この場合、ベッド底面36に下降した6枚のスペーサ30は、外側に寄せられた位置において、各可動ウェッジ部27aの内側面に当接させられて保持される。従って、ブラケット23は、各可動ウェッジ部27aの移動量(即ち、スライドウェッジ26の移動量に応じた量、伝動用ねじ43aの回転量に応じた量)だけ外側に寄せられた位置に保持される。
なお、可動体27は2つのスライドウェッジ26によって安定した状態で保持されており、2つのスライドウェッジ26が互いに同期しながら移動させられることで、Y方向に円滑に移動させられる。各可動ウェッジ部27aの内側面27dは、X−Z面に沿った姿勢のまま、即ち、スペーサ30の側面やブラケット23に対して平行な姿勢のままでスライドさせられる。従って、可動ウェッジ部27aの内側面27dをスペーサ30の側面に沿って確実に当接させることができ、スペーサ30を安定した状態で保持することができる。
こうして、ブラケット23の外側面と最も内側のスペーサ30、及び、最も外側のスペーサ30と可動ウェッジ部27aの内側面27dをそれぞれ当接させることにより、ブラケット23の外側面とベッド内側面38の間に6枚のスペーサ30を挿入した状態にすることができる。即ち、ブラケット23をスペーサ30によって保持した状態(換言すれば、スペーサ30を介して可動ウェッジ部27aによって間接的に保持した状態)にすることができる。また、ブラケット23を可動ウェッジ部27aの内側面27dから6枚のスペーサ30の厚さ分だけ離隔させた位置に配置した状態、かつ、可動体27のY方向における移動量に応じてベッド内側面38から離隔させた位置で保持することができる。従って、ロッカーダイ22の位置が、6枚のスペーサ30の厚さ分と可動ウェッジ部27aの内側面27dの位置に応じた所望の位置に設定される。
なお、挿入スペーサ数は係合具53の配置を調節することで、任意に変更することができる。即ち、昇降体52をスペーサ支持体51に対して再び上昇させることにより、ベッド底面36に下降している6枚のスペーサ30を昇降バー96によって持ち上げ、スペーサ上昇位置PBHに一括して戻し、30枚の総てのスペーサ30をスペーサ上昇位置PBHに保持した状態にしてから、係合具53をスライドさせ、係合具本体101が当接する突起63の枚数を増減させる。その後、昇降体52を再び下降させれば、所定の挿入スペーサ数のスペーサ30を昇降体52と一体的に、選択的に下降させることができる。勿論、スペーサ30を挟まない状態、即ち、ブラケット23をスペーサ30に当接させるのではなく、可動ウェッジ部27aの内側面27dに当接させ、可動ウェッジ部27aによって直接的に保持した状態にすることも可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、スライドウェッジ26をX方向に移動させることにより、可動体27をスライドウェッジ26(第一の可動体接触面)の移動に伴って、Y方向に移動させることができる。可動体27を移動させることにより、ブランケット23の位置、即ち、ロッカーダイ22の位置を簡単かつ適切に調節することができる。
また、例えばロッカーダイ22の位置を比較的小さい範囲内(例えばスペーサ30の厚さよりも小さい範囲内)で変更する場合、微調整を行う場合等は、スペーサ30の挿入作業、取出作業を行わず、可動体27の位置を調節するだけで、スペーサ30とブランケット23の位置をスライドさせ、ロッカーダイ22の位置を迅速に調整することができる。これにより、ロッカーダイ22の位置を調節する作業に要していた時間を大幅に短縮できる。少ない人数でも効率的に作業を行うことができる。一方、例えばロッカーダイ22の位置を比較的大幅に変更する場合、粗調整を行う等は、スペーサ挿入装置31によってスペーサ30の挿入作業や取出作業を行うことにより、ロッカーダイ22の位置を効率的に調整することができる。従って、ロッカーダイ22の位置調節は、微調整、粗調整のいずれを行う場合も、効率的に行うことができる。
スペーサ挿入装置31においては、任意の数のスペーサ30を一括して昇降させることにより、スペーサ30の挿入作業や取出作業を、簡単かつ迅速に行うことができる。係合具53を操作することで、挿入スペーサ数を容易に変更でき、作業性が良い。従って、粗調整も短時間、少人数で実施できる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば以上の実施形態では、ウェッジ移動機構40はギヤードモータ42と動力伝達部43(ねじ伝動装置)を備える構成としたが、ウェッジ移動機構40の構成はかかるものには限定されない。また、ウェッジ移動機構40は、2つのスライドウェッジ26を移動させるものとしたが、勿論、ウェッジ移動機構は各スライドウェッジ26に対して個別に設けても良い。即ち、例えばギヤードモータ及び動力伝達部を、各スライドウェッジ26に対して1つずつ対応させて設けても良い。
可動体27を付勢する第二の可動体付勢機構としては、ガススプリング機構41を用いるとしたが、第二の可動体付勢機構はかかるものに限定されず、例えばコイルバネの弾性力を利用する構成等であっても良い。
以上の実施形態では、ウェッジ移動機構40によってスライドウェッジ26を固定保持する構成、即ち、ギヤードモータ42を停止状態にさせることにより、スライドウェッジ26がベッド24に対して移動しないように保持する構成としたが、スライドウェッジ26の移動を抑制する構成は、かかるものに限定されない。例えば、スライドウェッジ26とベッド24の間に働く摩擦力を向上させること(即ち、例えば外側面26aとベッド内側面38の間の摩擦係数を高くすること、スライドウェッジ26の下面とベッド底面36の間の摩擦係数を高くすること、スライドウェッジ26の重量を重くすること等)によっても、スライドウェッジ26の移動を抑制できる。そうすれば、例えばプレス成形が行われるとき(ロッカーダイ22に力が加えられるとき)に、ロッカーダイ22、ブラケット23、スペーサ30、可動体27がスライドウェッジ26側にずれること、即ち、スライドウェッジ26が可動体27の外側面27cとベッド内側面38との間から押し出されて基端部側にスライドしてしまうことを防止できる。従って、ロッカーダイ22をロッカーダイ位置調節システム25によって確実に支持でき、Uプレスの成形力や精度が低下することを防止できる。
また、例えば可動体27とベッド24の間に働く摩擦力を向上させること(即ち、可動体27の下面とベッド底面36の間の摩擦係数を高くすること、可動体27の重量を重くすること等)によって、可動体27の移動を抑制し、これにより、スライドウェッジ26の移動を抑制することもできる。即ち、プレス成形が行われるときに、ロッカーダイ22、ブラケット23、スペーサ30、可動体27がスライドウェッジ26側にずれること、スライドウェッジ26が基端部側にスライドすることを防止できる。
さらに、例えばスライドウェッジ26と可動体27の間に働く摩擦力を向上させること(即ち、内側面26bと外側面27cの間の摩擦係数を高くすること、内側面26bと外側面27cのX−Z面に対する傾斜角度を小さく設計すること等)によっても、スライドウェッジ26の移動を抑制できる。即ち、プレス成形が行われるときに、ロッカーダイ22、ブラケット23、スペーサ30、可動体27がスライドウェッジ26側にずれること、スライドウェッジ26が基端部側にスライドすることを防止できる。
また、プレス成形が行われるときにスライドウェッジ26が移動することを抑制する力を与える第一の可動体停止用機構として、例えばシリンダ機構、付勢機構などを設けても良い。例えば第一の可動体停止用機構として、X方向に伸縮可能なピストンを有する油圧シリンダ機構を用いる場合は、ロッカーダイ22の位置を調節するときなど、スライドウェッジ26の位置を変更する際に、当該油圧シリンダ機構のピストンをスライドウェッジ26の位置に応じてX方向に伸縮させ、ロッカーダイ22の位置を固定してプレス成形を行うときなど、スライドウェッジ26の位置を固定する際には、当該油圧シリンダ機構の作動を停止させ、ピストンが伸縮しない状態にすれば良い。そうすれば、油圧シリンダ機構によってスライドウェッジ26を支持し、スライドウェッジ26の移動を好適に抑制できる。
以上の実施形態では、2つのスライドウェッジ26をウェッジ移動機構40の両側に設け、各スライドウェッジ26の内側面26bは、Y−Z面を中心として互いに対称な方向に傾斜している構成としたが、Y−Z面に対する傾斜角度は、必ずしも対称でなくても良く、それぞれ異なる傾斜角度で傾斜させても構わない。その場合でも、可動体27の位置を調節するとき、各スライドウェッジ26のX方向における移動量を、傾斜角度に応じて互いに異なるものにすれば、可動体27の内側面27dをX−Z面に沿った姿勢のままで移動させることが可能である。
また、例えば図10に示すように、隣り合う2つのスライドウェッジ26の内側面26bを、互いに同じ方向に傾斜させた構成(2つの可動ウェッジ部27aの外側面27cを、互いに同じ方向に傾斜させた構成)にしても良い。
図10に示した2つのスライドウェッジ26は、互いに同一の形状及び寸法になっている。各スライドウェッジ26の内側面26b(第一の可動体接触面)は、いずれも、後側から前側に向かうに従い次第に外側に向かうように設けられており、互いに平行になっている。また、この2つのスライドウェッジ26は、連結部材121を介して互いに連結されており、X方向において一体的にスライドできるようになっている。図示の例では、連結部材121は、2つのスライドウェッジ26の間に設けられており、連結部材121の前端部は、前側のスライドウェッジ26の後端部に固定され、連結部材121の後端部は、後側のスライドウェッジ26の前端部に固定されている。また、後側のスライドウェッジ26には、2つのスライドウェッジ26を互いに同一方向に向かって同期させながら移動させる第一の可動体移動機構としてのウェッジ移動機構122が接続されている。
ウェッジ移動機構122としては、実施の形態で説明したウェッジ移動機構40に類似したもの、即ち、図10に示すように、ギヤードモータ42と1つの動力伝達部43を有する機構を使用しても良い。図示の例では、動力伝達部43のナット43bは、後側に設けられているスライドウェッジ26の基端部(後端部)に対して固定されている。従って、後側のスライドウェッジ26をナット43bと一体的にX方向にスライドさせることにより、連結部材121、前側のスライドウェッジ26を、後側のスライドウェッジ26に伴って、X方向にスライドさせることができる。即ち、各スライドウェッジ26を、互いに同じ方向に、同一の移動量だけ移動させることができる。このように、2つのスライドウェッジ26の位置は、簡素な構成で容易に調節することができる。
また、図10において、可動体27は、2つの可動ウェッジ部27a、即ち、可動体基部27bの前側に設けられている可動ウェッジ部27a、可動体基部27bの後側に設けられている可動ウェッジ部27aを有するが、これらはいずれも、後側から前側に向かうに従い次第に厚くなるように形成されている。各可動ウェッジ部27aの外側面27c(第二の可動体接触面)は、いずれも、後側から前側に向かうに従い次第に外側に向かうように設けられ、互いに同じ向きに(平行な向きに)傾斜しており、また、接触させられる内側面26bに沿った方向に(内側面26bに対して平行に)それぞれ設けられている。そして、2つのスライドウェッジ26にそれぞれ設けられている内側面26bに対してそれぞれ接触させられる。
かかる構成においては、連結された2つのスライドウェッジ26が、前方に向かって移動させられると、各可動ウェッジ部27aは内側面26bによって押され、ガススプリング機構41の付勢力に抗して内側に向かって移動させられる。この場合、ブラケット23は、各可動ウェッジ部27aの移動量だけ内側に寄せられた位置に保持される。また、連結された2つのスライドウェッジ26が、後方に向かって移動させられると、各可動ウェッジ部27aは内側面26bに沿って接触しながら、ガススプリング機構41の付勢力により、外側に移動させられる。この場合、ブラケット23は、各可動ウェッジ部27aの移動量だけ外側に寄せられた位置に保持される。このような構成によっても、スライドウェッジ26の位置を調節することで、可動体27、ブランケット23、ロッカーダイ22の位置を簡単かつ適切に調節することができる。
可動体27は2つの可動ウェッジ部27a(2つの外側面27c、2つの内側面27d)を備え、2つのスライドウェッジ26によって保持される構成としたが、かかる構成には限定されない。即ち、例えば図11に示すように、可動体27は1つの可動ウェッジ部27a(1つの外側面27cと1つの内側面27d)を備えるものとし、1つのスライドウェッジ26によって保持される構成にすることもできる。さらに、図11に示すように、各スライドウェッジ26には、スライドウェッジ26を移動させるウェッジ移動機構122を、それぞれ1台ずつ対応させて設け、各スライドウェッジ26の位置を個別に調節できる構成にしても良い。ウェッジ移動機構122は、図10に示したものと実質的に同一の機構であっても良い。
また、図10においては、互いに同一方向に向かって移動させられるスライドウェッジ26(互いに同じ向きに傾斜させて設けられた内側面26b)の個数や、可動体27に設けられている可動ウェッジ部27a(互いに同じ向きに傾斜させて設けられた外側面27c)の個数は、2つであるとしたが、これらは任意の個数であっても良い。即ち、X方向において隣り合う2以上のスライドウェッジ26に、互いに同じ向きに傾斜させて設けられた内側面26bをそれぞれ設け、これらを互いに同一方向に向かって移動させる第一の可動体移動機構を備えるとともに、可動体27に設けられている可動ウェッジ部27a(互いに同じ向きに傾斜させて設けられた外側面27c)の個数を2以上としても良い。そして、可動体27に設けられている2以上の外側面27cを、X方向において隣り合う2以上のスライドウェッジ26にそれぞれ設けられている内側面26bに対してそれぞれ接触させる構成としても良い。このような構成によっても、スライドウェッジ26の位置を調節することで、可動体27、ブランケット23、ロッカーダイ22の位置を簡単かつ適切に調節することができる。
また、以上の実施形態では、各ロッカーダイ位置調節システム25は、2つのブラケット23、2つのスライドウェッジ26、1つの可動体27、2つのスペーサ挿入装置31を備えるとしたが、これらの個数の組み合わせも限定されない。例えば、ロッカーダイ位置調節システム25は、1つのブラケット23、1つのスライドウェッジ26、1つの可動体27、1つのスペーサ挿入装置31を備える構成にすることもできる。また、2つのブラケット23、1つのスライドウェッジ26、1つの可動体27、1つのスペーサ挿入装置31を備える構成にすることもできる。
スペーサ挿入装置31においては、下降用付勢機構としてガススプリング82を用いることとしたが、下降用付勢機構はかかるものに限定されず、例えばコイルバネの弾性力を利用する構成等であっても良い。また、上昇用駆動機構としては油圧シリンダ機構83を例示したが、上昇用駆動機構もかかるものに限定されない。また、例えば図8に示した例では、段差部35の近傍において、係合具53を操作し、挿入スペーサ数を調節するものとしたが、勿論、段差部35から離隔した位置で、これらの操作を行っても良い。例えば段差部35近傍のスペースの余裕が少なく、作業性が良くない場合は、スペーサ支持体51をベッド24の外側等、作業性の良い任意の位置に移動させ、係合具53の操作を行えば良い。
以上の実施形態(第一の実施形態)におけるUプレス機12では、ロッカーダイ位置調節システム25は、X方向に沿って移動可能な第一の可動体(スライドウェッジ26)と、Y方向に沿って移動可能な第二の可動体(可動体27)を備える構成としたが、例えば図12に示すようなロッカーダイ位置調節システム125、即ち、X方向に対して傾斜し、かつ、Y方向に対して傾斜した所定方向(第三の可動体移動方向)に沿って移動可能な第三の可動体を用いた構成によっても、ロッカーダイ22の位置を簡単に調節することができる。
図12は、第二の実施形態にかかるUプレス機に備えられているロッカーダイ位置調節システム125の平面図を示している。かかるロッカーダイ位置調節システム125は、1つのブラケット23、ベッド24の縁部(Y方向においてブラケット23を挟んでパンチ21に対して対向する側)に設けられた第三の可動体ガイド面としてのウェッジガイド面131、ブラケット23とウェッジガイド面131との間において所定方向に移動可能な第三の可動体としてのウェッジ132、ウェッジ132をウェッジガイド面131に対して移動させるウェッジ移動機構122、ブラケット23とウェッジ132との間に形成される隙間に対してスペーサ30を挿入するスペーサ挿入装置31を備えている。
なお、このロッカーダイ位置調節システム125は、ロッカーダイ22の位置を連続的に調節可能な連続調節部分と、ロッカーダイ22の位置を段階的に調節可能な段階調節部分と、を備えた構成になっている。連続調節部分は、ウェッジガイド面131、ウェッジ132、ウェッジ移動機構122を備えており、ウェッジ132をベッド24に対して所定方向に、所定のスライド範囲内で任意の移動量だけ無段階的に移動させることにより、ベッド24に対するブラケット23の位置を無段階的(連続的)に調節できる構成になっている。段階調節部分は、スペーサ挿入装置31によって構成されており、ブラケット23とウェッジ132の間に挿入するスペーサ30の枚数(挿入スペーサ数)を選択することで、ベッド24に対するブラケット23の位置を、スペーサ30の枚数に従って段階的、選択的に調節できるようになっている。さらに、本実施形態においては、連続調節部分は、ロッカーダイ22の位置を細かく微調整することが可能な微調整機能を有しており、段階調節部分は、ロッカーダイ22の位置を大幅に変更可能な粗調整機能を有している。
ロッカーダイ位置調節システム125のブラケット23とスペーサ挿入装置31は、上記第一の実施形態において説明したものとほぼ同様の構成を有している。ベッド24は、上記第一の実施形態と同様に、ベッド底面36、ベッド上面37、ベッド内側面38を備えており、さらに、ベッド内側面38から内側に向かって突出するように設けられた突設部135を備えている。この突設部135の内側面が、ウェッジガイド面131となっている。即ち、ウェッジガイド面131は、ベッド内側面38の内側に設けられている。図示の例では、ウェッジガイド面131は、前方から後方に向かうに従い次第に内側に向かうように、所定方向(X方向及びY方向に対して傾斜した方向)に沿って設けられた平面状になっている。
ウェッジ132は、ウェッジガイド面131とスペーサ30(ブラケット23)との間に挟まれるようにして備えられており、ウェッジガイド面131によってガイドされながら、ウェッジガイド面131に沿って移動するようになっている。また、Y方向における幅が基端部側(ウェッジ移動機構122側、前側)から先端部側(後側)に向かうに従い次第に小さくなるように、くさび(ウェッジ)状に形成されている。ウェッジ132の外側面132a(ウェッジガイド面131に沿って当接する第三の可動体接触面)は、基端部側から先端部側に向かうに従い次第に内側に向かうように、所定方向に沿って傾斜させて設けられた平面状になっている。一方、ウェッジ132の内側面132bは、X−Z面に沿って形成された平面状になっており、ベッド底面36に下降させられたスペーサ30は、この内側面132bに沿って当接させられるようになっている。即ち、ブラケット23の外側面は、スペーサ30を介して間接的に、ウェッジ132によってY方向において外側から保持され、また、スペーサ30、ウェッジ132を介して間接的に、ウェッジガイド面131によって、Y方向において外側から保持されるようになっている。なお、ブラケット23と内側面132bとの間にスペーサ30を挟まない状態、即ち、ブラケット23をスペーサ30に当接させるのではなく、内側面132bに当接させ、ウェッジ132によって直接的に保持した状態にすることも可能である。また、ウェッジ132の高さ(Z方向における寸法)は、ベッド内側面38の高さや突設部135の高さとほぼ同じ高さにしても良い。
ウェッジ132を移動させるウェッジ移動機構122は、図10に示したものと実質的に同一の機構であっても良い。図12に示した例では、ウェッジ移動機構122は、ウェッジ132の基端部側(前側)に設置されている。また、ウェッジ移動機構122に設けられているギヤードモータ42の出力軸42c(回転中心軸)と伝動用ねじ43aは、ウェッジガイド面131に沿った方向に向けられている。ナット43bは、ウェッジ132の基端部(前端部)に対して固定されている。即ち、伝動用ねじ43aが回転すると、ナット43bが伝動用ねじ43aに沿ってウェッジガイド面131の傾斜方向に沿った方向に直進移動し、ウェッジ132がナット43bと一体的に、所定方向にスライドするように構成されている。
かかるロッカーダイ位置調節システム125においては、例えばウェッジ132が先端部側(後方内側)に向かって移動させられると、外側面132aはウェッジガイド面131に沿って接触しながら所定方向に沿ってスライドし、内側面132bはX−Z面に沿った姿勢を維持したまま、後方内側に向かって平行移動させられる。この場合、ベッド底面36に下降したスペーサ30は、外側に寄せられた位置において、内側面132bに当接させられて保持される。従って、ブラケット23は、内側面132bの移動量だけ外側に寄せられた位置に保持される。
また、例えばウェッジ132が基端部側(前方外側)に向かって移動させられると、外側面132aがウェッジガイド面131に沿って接触しながら所定方向に沿ってスライドし、内側面132bはX−Z面に沿った姿勢を維持したまま、前方外側に向かって平行移動させられる。この場合、ベッド底面36に下降したスペーサ30は、外側に寄せられた位置において、内側面132bに当接させられて保持される。従って、ブラケット23は、内側面132bの移動量だけ外側に寄せられた位置に保持される。
かかる第二の実施形態によれば、ウェッジ132を所定方向(X方向に対して傾斜した方向、かつ、Y方向に対して傾斜した方向)に移動させることにより、内側面132bをY方向に移動させることができる。これにより、ブランケット23の位置、即ち、ロッカーダイ22の位置を簡単かつ適切に調節することができる。例えばロッカーダイ22の位置を比較的小さい範囲内で変更する場合、微調整を行う場合等は、スペーサ30の挿入作業、取出作業を行わず、ウェッジ132の位置を調節するだけで、スペーサ30とブランケット23の位置をスライドさせ、ロッカーダイ22の位置を迅速に調整することができる。一方、例えばロッカーダイ22の位置を比較的大幅に変更する場合、粗調整を行う等は、スペーサ挿入装置31によってスペーサ30の挿入作業や取出作業を行うことにより、ロッカーダイ22の位置を効率的に調整することができる。
本発明は、例えばUO鋼管、UOE鋼管等を製造する際に用いられるUプレス機、及び、Uプレス機のロッカーダイ位置調節方法に適用できる。
鋼管製造設備の概略を示した説明図である。 第一の実施形態にかかるUプレス機の側面図である。 第一の実施形態にかかるUプレス機に備えられているロッカーダイ位置調節システムの平面図である。 ロッカーダイ位置調節システムの側面図である。 スペーサ挿入装置の平面図である。 スペーサ挿入装置の正面図である。 スペーサをブラケットと可動体との間に挿入する前の状態を示したロッカーダイ位置調節システムの側面図である。 昇降体をスペーサ支持体に対して上昇させ、係合具を挿入する様子を示したロッカーダイ位置調節システムの側面図である。 昇降体をスペーサ支持体に対して下降させ、スペーサを選択的に下降させる様子を示したロッカーダイ位置調節システムの側面図である。 2つのスライドウェッジの内側面、可動体の2つの外側面を互いに同じ方向に傾斜させた実施形態を説明する平面図である。 1つのスライドウェッジによって1つの可動体を保持する構成とした実施形態を説明する平面図である。 第二の実施形態にかかるUプレス機に備えられているロッカーダイ位置調節システムの平面図である。
符号の説明
2 被成形材
3 鋼管製造設備
12 Uプレス機
21 パンチ
22 ロッカーダイ
23 ブラケット
24 ベッド
25 ロッカーダイ位置調節システム
26 スライドウェッジ(第一の可動体)
26a スライドウェッジの外側面
26b スライドウェッジの内側面(第一の可動体接触面)
27 可動体(第二の可動体)
27a 可動ウェッジ部
27c 可動ウェッジ部の外側面(第二の可動体接触面)
26d 可動ウェッジ部の内側面
30 スペーサ
31 スペーサ挿入装置
35 段差部
40 ウェッジ移動機構
41 ガススプリング機構

Claims (14)

  1. 鋼板をU成形するUプレス機であって、
    鋼板の上面に当接するパンチと、鋼板の下面に当接するロッカーダイと、前記ロッカーダイを支持するブラケットとを備え、
    前記ブラケットは、前記鋼板の幅方向に沿って移動可能であり、
    前記鋼板の幅方向において前記ブラケットを挟んで前記パンチに対して対向する側に、前記鋼板の長さ方向に沿って移動可能な第一の可動体を備え、
    前記ブラケットと前記第一の可動体との間に、前記鋼板の幅方向に沿って移動可能な第二の可動体を備え、
    前記第一の可動体には、前記第二の可動体に対して接触する第一の可動体接触面が、前記鋼板の幅方向及び長さ方向に対して傾斜させて設けられ、
    前記第二の可動体には、前記第一の可動体接触面に接触する第二の可動体接触面が、前記第一の可動体接触面に沿った方向に向けて設けられていることを特徴とする、Uプレス機。
  2. 前記ブラケットと前記第二の可動体との間に挿入可能な複数のスペーサを備えることを特徴とする、請求項1に記載のUプレス機。
  3. 前記ブラケットを保持するベッドを備え、
    前記ベッドの縁部に、前記ブラケットが載置される面から上方に向けて立設されたベッド内側面を備え、
    前記第一の可動体は、前記ベッド内側面に沿って移動することを特徴とする、請求項1又は2に記載のUプレス機。
  4. 前記第二の可動体を前記第一の可動体に対して押し付ける方向に付勢する第二の可動体付勢機構を備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のUプレス機。
  5. 前記第一の可動体を複数備え、
    前記鋼板の長さ方向において隣り合う2つの前記第一の可動体を互いに反対方向に向かって同期させながら移動させる第一の可動体移動機構を備え、
    前記隣り合う2つの第一の可動体にそれぞれ設けられている前記第一の可動体接触面は、互いに逆向きに傾斜させて設けられ、
    前記第二の可動体は、前記第二の可動体接触面を2つ備え、
    前記2つの第二の可動体接触面は、前記隣り合う2つの第一の可動体にそれぞれ設けられている第一の可動体接触面に対してそれぞれ接触させられることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のUプレス機。
  6. 前記第一の可動体を複数備え、
    前記鋼板の長さ方向において隣り合う2以上の第一の可動体を互いに同一方向に向かって移動させる第一の可動体移動機構を備え、
    前記鋼板の長さ方向において隣り合う2以上の第一の可動体にそれぞれ設けられている前記第一の可動体接触面は、互いに同じ向きに傾斜させて設けられ、
    前記第二の可動体は、前記第二の可動体接触面を2以上備え、
    前記2以上の第二の可動体接触面は、前記鋼板の長さ方向において隣り合う2以上の第一の可動体にそれぞれ設けられている第一の可動体接触面に対してそれぞれ接触させられることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のUプレス機。
  7. 鋼板をU成形するUプレス機であって、
    鋼板の上面に当接するパンチと、鋼板の下面に当接するロッカーダイと、前記ロッカーダイを支持するブラケットとを備え、
    前記ブラケットは、前記鋼板の幅方向に沿って移動可能であり、
    前記鋼板の幅方向において前記ブラケットを挟んで前記パンチに対して対向する側に、所定方向に沿って移動可能な第三の可動体を備え、
    前記所定方向は、前記鋼板の幅方向に対して傾斜した方向、かつ、前記鋼板の長さ方向に対して傾斜した方向であることを特徴とする、Uプレス機。
  8. 前記鋼板の幅方向において前記ブラケットを挟んで前記パンチに対して対向する側に、前記所定方向に沿って設けられた第三の可動体ガイド面を備え、
    前記第三の可動体は、前記第三の可動体ガイド面に沿って移動することを特徴とする、請求項7に記載のUプレス機。
  9. 前記ブラケットと前記第三の可動体との間に挿入可能な複数のスペーサを備えることを特徴とする、請求項7又は8に記載のUプレス機。
  10. 鋼板をパンチとロッカーダイを用いてU成形するUプレス機において、前記鋼板の幅方向におけるロッカーダイの位置を調節する方法であって、
    前記鋼板の幅方向において前記ロッカーダイを支持するブラケットを挟んで前記パンチに対して対向する側で、第一の可動体を前記鋼板の長さ方向に沿って移動させ、
    前記第一の可動体の移動に伴って、第二の可動体を前記鋼板の幅方向に沿って移動させ、
    前記第二の可動体によって、前記ブラケットを前記鋼板の幅方向において前記パンチに対して対向する側から保持することを特徴とする、Uプレス機のロッカーダイ位置調節方法。
  11. 前記第二の可動体と前記ブラケットとの間に複数のスペーサを挿入した状態で、前記ブラケットを保持することを特徴とする、請求項10に記載のUプレス機のロッカーダイ位置調節方法。
  12. 前記第一の可動体に設けられている第一の可動体接触面を、前記鋼板の幅方向及び長さ方向に対して傾斜させた状態で、前記第一の可動体を前記鋼板の長さ方向に沿って移動させ、
    前記第二の可動体に設けられている第二の可動体接触面を、前記第一の可動体接触面に沿って接触させながら、前記第二の可動体を前記鋼板の幅方向に沿って移動させることを特徴とする、請求項10又は11に記載のUプレス機のロッカーダイ位置調節方法。
  13. 鋼板をパンチとロッカーダイを用いてU成形するUプレス機において、前記鋼板の幅方向におけるロッカーダイの位置を調節する方法であって、
    前記鋼板の幅方向において前記ロッカーダイを支持するブラケットを挟んで前記パンチに対して対向する側で、前記鋼板の幅方向に対して傾斜し、かつ、前記鋼板の長さ方向に対して傾斜した所定方向に沿って、第三の可動体を移動させ、
    前記第三の可動体によって、前記ブラケットを前記鋼板の幅方向において前記パンチに対して対向する側から保持することを特徴とする、Uプレス機のロッカーダイ位置調節方法。
  14. 前記第三の可動体と前記ブラケットとの間に複数のスペーサを挿入した状態で、前記ブラケットを保持することを特徴とする、請求項13に記載のUプレス機のロッカーダイ位置調節方法。
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