JP2014133251A - ワーク掴み変え金型及びその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】曲げロボット用プレスブレーキにおいて、曲げロボットにより把持されたワークを掴み変えする際に、ワークを挟持しても傷を付けず、製品としての価値を低下させないワーク掴み変え金型及びその方法を提供する。
【解決手段】上部テーブル20に装着され平らなワーク当接面2Aを有する掴み変えパンチ2と、下部テーブル21に装着され平らなワーク当接面3Aを有する掴み変えダイ3により構成され、曲げロボット4により把持されたワークWを該掴み変えパンチと掴み変えダイの平らなワーク当接面により挟持した状態で、曲げロボットにワーク掴み変えを行わせる。
【選択図】図3

Description

本発明はワーク掴み変え金型及びその方法、特に曲げロボットにより把持されたワークをパンチとダイにより曲げ加工する曲げロボット用プレスブレーキにおいて、曲げ金型と同様に金型ホルダに装着されて自動金型レイアウトシステムの下に取り扱われるワーク掴み変え金型及びその方法に関する。
従来より、曲げロボット用プレスブレーキにおけるワーク掴み変え方法が、例えば特開2004-82216号公報に開示されている。
このワーク掴み変え方法は、端的にいえば、ラムを一時停止させパンチとダイ間にてワークをクランプした状態で、ロボットによるワーク把持を解除してワーク上の異なる位置を把持することを特徴とするものである(同公報の特許請求の範囲の請求項1における4行〜5行)。
例えば、曲げロボット5(同公報の図4、以下上記特開2004-82216号公報の図番を記載する場合には、〔背景技術〕と〔発明が解決しようとする課題〕においては、「同公報」を省略する)の吸着パッド21でワークWの上面を吸着したままラムである下部テーブル11(図1)を上昇させ、パンチP(図4)とダイDにより曲げ加工を行うと、該曲げロボット5がワークWの跳ね上がり動作に追従した場合に、パンチホルダ13が取り付けられている上部テーブル9(図1)と干渉するおそれがある。
そこで、パンチPの先端が、ワークW上面に接触したときに、ラムである下部テーブル11(図1)の上昇を一時停止させパンチP(図4)とダイD間にてワークWをクランプした状態で、今度は、曲げロボット5(図5)の吸着パッド21でワークWの下面を吸着する。
これにより、ワークWの掴み変え動作は、完了する。
その後は、ラムである下部テーブル11(図1)を再度上昇させ、曲げロボット5がワークWの跳ね上がり動作に追従しても、吸着パッド21(図6)がワークWの下面を吸着しているので、該曲げロボット4と上部テーブル9(図1)との干渉は発生しない。
特開2004-82216号公報
しかし、上記特開2004-82216号公報に開示されているワーク掴み変え方法には、次のような課題がある。
即ち、既述したように、ワークWを掴み変えする際には、図示するように(図4)、パンチPの先端が、ワークW上面に接触したときに、ラムを一時停止させパンチPとダイDによりワークWを挟持する。
しかし、パンチPとダイDは通常のV曲げ金型であって、パンチPの先端は尖塔形状を有していて尖っており、また、ダイDは幅(図4の左右方向)が狭い2つの肩部を有している。
従って、かかるパンチPとダイDによりワークWが挟持された場合には、該ワークWの上面と下面に傷が付き、製品としての価値が低下するおそれがある。
若し、パンチPの先端がワークWの上面に接触した場合に、ラムである下部テーブル11(図1)が停止せず、上昇し過ぎたときには、ワークWはパンチPとダイDにより強く押圧され、その結果、該ワークWに付く傷はより一層大きくなる傾向がある。
換言すれば、ワークWに付く傷の大きさは、ラムである下部テーブル11(図1)の停止高さに対する位置決め精度に依存する。
本発明の目的は、曲げロボット用プレスブレーキにおいて、曲げロボットにより把持されたワークを掴み変えする際に、該ワークを挟持しても傷を付けず、製品としての価値を低下させないワーク掴み変え金型及びその方法を提供にすることにある。
上記課題を解決するために、本発明は、請求項1に記載されているように、
上部テーブル20又は下部テーブル21から成るラムを駆動して上部テーブル20に装着されたパンチPと下部テーブル21に装着されたダイDにより、曲げロボット4により把持されたワークWを曲げ加工する曲げロボット用プレスブレーキにおけるワーク掴み変え金型であって、
上記上部テーブル20に装着され平らなワーク当接面2Aを有する掴み変えパンチ2と、下部テーブル21に装着され平らなワーク当接面3Aを有する掴み変えダイ3により構成され、上記曲げロボット4により把持されたワークWを該掴み変えパンチ2と掴み変えダイ3の平らなワーク当接面2A、3Aにより挟持した状態で、曲げロボット4にワーク掴み変えを行わせることを特徴とするワーク掴み変え金型(図8)、及び
請求項3に記載されているように、
上部テーブル20又は下部テーブル21から成るラムを駆動して上部テーブル20に装着されたパンチPと下部テーブル21装着されたダイDにより、曲げロボット4により把持されたワークWを曲げ加工する曲げロボット用プレスブレーキにおけるワーク掴み変え方法であって、
上記曲げロボット4により把持されダイD上面に載置されたワークWとパンチP先端とが接触したときに、ラム20又は21を一時停止させパンチPとダイDによりワークWを挟持した状態で、曲げロボット4がワークWの所定位置の把持を解除して該ワークWの他の所定位置を把持するワーク掴み変え方法において、
上記パンチPをへミングパンチHPにより、ダイDをへミングダイHDによりそれぞれ構成し、該へミングパンチHPの平らなワーク当接面2AとへミングダイHDの平らなワーク当接面3Aにより上記ワークWを把持することを特徴とするワーク掴み変え方法(図12)という技術的手段を講じている。
上記本発明の構成によれば(請求項1、3)、掴み変えパンチ2(図8)と掴み変えダイ3、及びへミングパンチHP(図12)とへミングダイHDは、いずれも平らなワーク当接面2A、3Aを有しており、従って、曲げロボット4で把持されたワークWが上記平らなワーク当接面2A、3Aにより挟持されても、該ワークWに傷が付くことはなく、製品としての価値が低下することはない。
上記のとおり、本発明によれば、曲げロボット用プレスブレーキにおいて、曲げロボットにより把持されたワークを掴み変えする際に、該ワークを挟持しても傷を付けず、製品としての価値を低下させないワーク掴み変え金型及びその方法を提供するという効果がある。
本発明による全体斜視図である。 図1の側面図である。 本発明に係るワーク掴み変え金型の全体図である。 本発明に係るワーク掴み変え金型を構成する掴み変えパンチ2の詳細図である。 本発明に係るワーク掴み変え金型を構成する掴み変えダイ3の詳細図である。 本発明による掴み変えパンチ2と通常のパンチPとの関係を示す図である。 本発明による掴み変えダイ3と通常のダイDとの関係を示す図である。 本発明の効果説明図である。 本発明が採用する自動金型レイアウトシステムが製品情報に基づいて曲げ順などを決定する場合の説明図である。 図9の結果を示す図である。 本発明によりワーク掴み変えが必要な場合の説明図である。 本発明の他の実施形態を示す図である。 本発明の動作説明図である。
以下、本発明を、実施の形態により添付図面を参照して、説明する。
図1は本発明の全体斜視図である。
図1に示すプレスブレーキ1は、機械本体の両側に側板16、17を有し、該側板16、17の上部には、ラム駆動源である例えば油圧シリンダ14、15を介して上部テーブル20が取り付けられ、該上部テーブル20には、パンチホルダ19を介して通常のパンチPと本発明に係る掴み変えパンチ2が装着されている。
また、側板16、17の下部には、下部テーブル21が配置され、該下部テーブル21には、ダイホルダ22を介して通常のダイDと本発明に係る掴み変えダイ3が装着されている。
上記プレスブレーキ1の前方には、曲げロボット4が配置され、該曲げロボット4はレール52、53上を長手方向(X軸方向)に移動自在である。
上記曲げロボット4は、アーム50を介してワーク把持ハンド57又は後述する金型交換ハンドを有している。
図1の場合には、曲げロボット4は、アーム50の先端の雄型コネクタ54に、ワーク把持ハンド57側の雌型コネクタ55を接続させている。
上記ワーク把持ハンド57には、図示するように、ワークWを吸着する吸着パッド58が取り付けられているが、吸着パッド58の代わりにジョー(図示省略)の場合もある。
この構成により、曲げロボット4は、下部テーブル21の後方に配置されたバックゲージの突当10、11に、前記ワーク把持ハンド57で把持したワークWを突き当てて位置決めすると、その突き当てを検知したプレスブレーキ1の制御装置(図示省略)が油圧シリンダ14、15を作動し、ラムである上部テーブル20を下降させれば、前記一対の金型であるパンチPとダイDの協働により該ワークWが曲げ加工される。
即ち、図1に示すプレスブレーキ1は、ラムである上部テーブル20が下降することにより、ワークWが曲げ加工される下降式プレスブレーキであるが、本発明はこれに限定されず、ラムである下部テーブル21が上昇することにより、ワークWが曲げ加工される上昇式プレスブレーキでも差し支えない。
既述したように、パンチホルダ19(図6)には、通常のパンチPと本発明に係る掴み変えパンチ2が、ダイホルダ22(図7)には、通常のダイDと本発明に係る掴み変えダイ3がそれぞれ取り付けられ、全体としての構造は、モジュラータイプ(WO00/41824号公報に開示)であるが、以下、上記掴み変えパンチ2と掴み変えダイ3について詳述する。
掴み変えパンチ2(図6)と掴み変えダイ3(図7)は、いずれも直方体形状を有し、掴み変えパンチ2(図6)の下面は、平らなワーク当接面2Aとなっており、また、掴み変えダイ3(図7)の上面は、平らなワーク当接面3Aとなっている。
この構成により、本発明によれば、曲げロボット4(図8)により把持されたワークWが、上記掴み変えパンチ2の平らなワーク当接面2Aと掴み変えダイ3の3A平らなワーク当接面3Aにより挟持されても、該ワークWに傷が付かず、従って、製品としても価値は低下しない。
また、前記掴み変えパンチ2の平らなワーク当接面2A(図6)には、弾性部材、例えばばね付き平板5が設けられている。
この構成により、曲げロボット4(図3)により把持されたワークWを前記掴み変えパンチ2と掴み変えダイ3により挟持するために、ラムである上部テーブル20を下降させた場合に、たとえ所定の高さ位置に停止しなくても、前記ばね付き平板5があるために、誤差が吸収され、該ワークWは円滑に挟持され、該パンチ2、ダイ3又はワークWが破損することは殆どない。
更に、上記ばね付き平板5は、掴み変えパンチ2の平らなワーク当接面2Aではなく、掴み変えダイ3の平らなワーク当接面3Aに設けてもよい。
また、上記弾性部材としては、ゴムでもよい。
上記掴み変えパンチ2と掴み変えダイ3は(図3〜図7)、前者は上部に後者は下部に、それぞれV溝32と落下防止部材28を有している。
そして、該パンチ2、ダイ3をホルダ19(図3)、22に固定する場合には、各V溝32に、ホルダ19、22側のシリンダ26で突出する錠止部材27を係合させ、また、落下防止部材28を、ホルダ19、22側の凹所37に係合させる。
上記落下防止部材28は(図4、図5)、通常は、外方にばね付勢されていてストッパ(図示省略)で係止され、該落下防止部材28の延長上(パンチ2の場合は下方に、ダイ3の場合は上方に)には、図示するように、係合穴43が形成されている。
一方、プレスブレーキ1(図1)の上部テーブル20と下部テーブル21の後方には、左右方向(X軸方向)に移動自在なパンチ交換部(図示省略)とダイ交換部(図示省略)を設けることが可能であり(WO00/41824号公報に開示)、各部は、例えばシリンダ(図示省略)で前後方向(Y軸方向)に移動自在な図 6と図7に示すような係合部材45、鉤部材44を有している。
又は、既述した曲げロボット4(図1)に金型交換ハンド(図示省略)を接続させ、該金型交換ハンドに、前記係合部材45と鉤部材44を持たせてもよい。
この構成により、前記パンチ交換部、ダイ交換部又は曲げロボット4が有する係合部材45、鉤部材44を、掴み変えパンチ2(図6)、掴み変えダイ3(図7)の係合穴43に係合し、貫通させた後、そのうちの鉤部材44を引き込むことにより、落下防止部材28を押圧すれば、該落下防止部材28は、該パンチ2、ダイ3内に没入し、また、同時に錠止部材27(図3)をホルダ19、22側に引き込めば、該パンチ2、ダイ3は、ホルダ19、22から解放されて自由状態になる。
従って、前記パンチ交換部(図示省略)、ダイ交換部又は曲げロボット4は、掴み変えパンチ2(図6)、掴み変えダイ3(図7)を、パンチホルダ19、ダイホルダ22の所定位置に位置決めすることができる。
このことは、通常のパンチP(図6)、ダイD(図7)についても、同様である(右側の破線部分)。
既述した掴み変えパンチ2(図1)と掴み変えダイ3から成るワーク掴み変え金型は、通常のパンチPとダイDから成る曲げ金型と同様に金型ホルダ19、22に装着されて自動金型レイアウトシステムの下に取り扱われる。
ここに、自動金型レイアウトシステムとは、製品情報に基づき、曲げ順、曲げ順ごとに使用される金型、及び金型レイアウトを決定するシステムであり、以下説明する。
上記製品情報は、例えばCAD(Computer Aided Design)情報であり、ワークW(図9)の板厚、材質、曲げ線m1〜m4の長さL1〜L4、曲げ角度、フランジF1〜F4の寸法などの情報を含み、これらが立体姿図、展開図として構成されている。
そして、この製品情報を、プレスブレーキ1(図1)に取り付けられている制御装置(図示省略)の入力部である操作盤6を用いて、例えば自動又は手動により入力することができ、入力結果は画面で確認できる。
そして、入力された製品情報(図9)は、例えば制御装置を構成する金型レイアウト決定部(図示省略)により、所定の処理がなされ、曲げ順、曲げ順ごとの金型、金型レイアウト(図10)が決定され、これらの情報はデータベースとして記憶され、制御装置のCPU(図示省略)は必要なときに検索できる。
例えば、図9に示すように、平坦なワークWの曲げ線m1、m2、m3、m4部分を(1)、(2)、(3)、(4)の順に曲げ加工し、最終的には、図示するように、フランジF1、F2、F3、F4が立った製品を加工するものとすると、金型レイアウト決定部(図示省略)が曲げ順などを決定した結果が、図10に示されている。
図10においては、曲げ順ごとに、各加工ステーションST1、ST2内の各位置X1、X2・・・・に配置された金型(○印)から成る金型レイアウトa、b、c、dが示されているが、本発明による自動金型レイアウトシステムによれば、図10の表に示すように、ワーク掴み変えの要否も決定される。
例えば、曲げ順(1)の終了後、曲げ順(2)を開始し、図11に示すように、曲げロボット4のワーク把持ハンド57に取り付けた吸着パッド58でワークWの上面を吸着したままパンチPとダイDにより曲げ加工を行うと、曲げ加工の進行に従って曲げロボット4がワークWの跳ね上がり動作に追従して行く。
しかし、このまま曲げロボット4が追従しても、やがては上部テーブル20と干渉し、曲げ加工は不可能となるおそれがある。
そこで、本発明では、自動金型レイアウトシステムの元に、図10に示すように、曲げ順(1)と(2)の間には、ワーク掴み変えが必要であると判断し、その際の情報(例えばワーク掴み替えの要否は、「要」であれば○、「否」であれば×で表示するものとする)を、データベースとして記憶しておく。
そして、曲げ加工が開始された場合には、若し、曲げ順(1)が終了後、曲げ順(2)に移行するときに、既述した本発明による掴み変えパンチ2(図8)と掴み変えダイ3を用いて、平らなワーク当接面2Aと3Aにより、曲げロボット4が把持したワークWを挟持した状態で、ワーク掴み変えを行う。
例えば、曲げロボット4は、図8に示すように、ワークWの上面から下面を吸着パッド58で吸着するようにすれば(破線)、一般には、曲げロボット4によるワークWの所定位置の把持を解除して該ワークWの他の所定位置を把持することになってワークの掴み変えが実施され、上記した干渉が回避され、曲げ加工が可能となる。
図12は、本発明の従来技術(特開2004-82216号公報)に開示されているワーク掴み変え方法に使用されているパンチP(同公報の図4)とダイDを、へミングパンチHPとへミングダイHDで構成した場合である。
即ち、よく知られているように、へミングパンチHPとへミングダイHDは、例えばワークWの先端部に傾斜角θのフランジfを形成した場合に(図12の括弧内)、この先端部のフランジfをつぶすために、換言すればへミング加工のために用いる金型である。
そして、このへミング金型を構成するへミングパンチHP(図12)とへミングダイHDは、いずれも平らなワーク当接面2Aと3Aを有しているので(例えば特開2006-315061号公報に開示されている)、前記した本発明に係るワーク掴み変え金型(図1〜図8)と同様の作用・効果を奏する。
即ち、曲げロボット4で把持されたワークWが、へミングパンチHPとへミングダイHDの上記平らなワーク当接面2A、3Aにより挟持されても、該ワークWに傷が付くことはなく、製品としての価値が低下することはない。
尚、図12においては、ワークWが受けるスラスト荷重を吸収するためのパンチ側のスラスト受け7とダイ側のスラスト受け8が設けられているが、これは図示するへミングパンチ金型を上記した本来のへミング加工に用いる場合には、必要なときがある。
しかし、本発明のようにワーク掴み変え方法に用いる場合には、無くても差し支えない。
以下、本発明の動作を、図13に基づいて説明する。
先ず、既述した自動金型レイアウトシステム(図10)により、通常の曲げ金型P、D(図13(A))と本発明に係るワーク掴み変え金型2、3を上下テーブル20、21の所定位置に配置し、その際には、曲げロボット4やパンチ交換部(図示省略)、ダイ交換部に取り付けた既述した係合部材45(図6、図7)、鉤部材44を利用する。
次に、ラムである上部テーブル20(図13(B))を下降させ、曲げロボット4により把持されたワークWを、曲げ金型P、Dにより曲げ加工し、これにより曲げ順(1)(図10)の加工が行われたものとする。
そして、次の曲げ順(2)のためには、ワーク掴み変えが必要か否かを判断すると(図10)、「要」(図10の「ワーク掴み変えの要否」の欄における最初の○印)であるから、ワークの掴み変えを行う必要がある。
そこで、上部テーブル20を上昇させ、曲げロボット4(図13(C))により把持されたワークWを、本発明に係る掴み変えダイ3の上に載せた後、上部テーブル20(図13(D))を再度下降させて一旦停止させ、掴み変えパンチ2と掴み変えダイ3により該ワークWを挟持する。
この場合、曲げロボット4(図11)により把持ざれたワークWは、掴み変えパンチ2と掴み変えダイ3の平らなワーク当接面2Aと3Aにより挟持されているので、該ワークWには傷が付かず、従って、製品としての価値が低下することはない。
その後、前記掴み変えパンチ2(図13(E))と掴み変えダイ3によりワークWを挟持した状態で、曲げロボット4が該ワークWの掴み変えを行った後(例えば図8)、次の曲げ順(2)の加工に移行する(図13(F))。
本発明は、曲げロボット用プレスブレーキにおいて、曲げロボットにより把持されたワークを掴み変えする際に、該ワークを挟持しても傷を付けず、製品としての価値を低下させず、しかも曲げ金型と同様に金型ホルダに装着されて自動金型レイアウトシステムの下に取り扱われるワーク掴み変え金型及びその方法に利用され、下降式プレスブレーキのみならず、上昇式プレスブレーキにも適用され、極めて有用である。
1 プレスブレーキ
2 掴み変えパンチ
3 掴み変えダイ
4 曲げロボット
5 ばね付き平板
6 操作盤
7 へミングパンチHP側のスラスト受け
8 へミングダイHD側のスラスト受け
10、11 突当
14、15 油圧シリンダ
16、17 側板
19 パンチホルダ
20 上部テーブル
21 下部テーブル
22 ダイホルダ
26 シリンダ
28 落下防止部材
32 V溝
37 凹所
43 係合穴
44 鉤部材
45 係合部材
50 曲げロボット4のアーム
52、53 レール
54 雄型コネクタ、
55 雌型コネクタ
57 ワーク把持ハンド
58 吸着パッド
2A 掴み変えパンチ2の平らなワーク当接面
3A 掴み変えダイ3の平らなワーク当接面
D ダイ
P パンチ
W ワーク
HP へミングパンチ
HD へミングダイ

Claims (3)

  1. 上部テーブル又は下部テーブルから成るラムを駆動して上部テーブルに装着されたパンチと下部テーブルに装着されたダイにより、曲げロボッにより把持されたワークを曲げ加工する曲げロボット用プレスブレーキにおけるワーク掴み変え金型であって、
    上記上部テーブルに装着され平らなワーク当接面を有する掴み変えパンチと、下部テーブルに装着され平らなワーク当接面を有する掴み変えダイにより構成され、上記曲げロボットにより把持されたワークを該掴み変えパンチと掴み変えダイの平らなワーク当接面により挟持した状態で、曲げロボットにワーク掴み変えを行わせることを特徴とするワーク掴み変え金型。
  2. 上記掴み変えパンチ又は掴み変えダイの平らなワーク当接面に、弾性部材が設けられている請求項1記載のワーク掴み変え金型。
  3. 上部テーブル又は下部テーブルから成るラムを駆動して上部テーブルに装着されたパンチと下部テーブルに装着されたダイにより、曲げロボットにより把持されたワークを曲げ加工する曲げロボット用プレスブレーキにおけるワーク掴み変え方法であって、
    上記曲げロボットにより把持されダイ上面に載置されたワークとパンチ先端とが接触したときに、ラムを一時停止させパンチとダイによりワークを挟持した状態で、曲げロボットがワークの所定位置の把持を解除して該ワークの他の所定位置を把持するワーク掴み変え方法において、
    上記パンチをへミングパンチにより、ダイをへミングダイによりそれぞれ構成し、該へミングパンチの平らなワーク当接面とへミングダイの平らなワーク当接面により上記ワークを挟持することを特徴とするワーク掴み変え方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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