JP2009018323A - 曲げ加工システム - Google Patents

曲げ加工システム Download PDF

Info

Publication number
JP2009018323A
JP2009018323A JP2007182735A JP2007182735A JP2009018323A JP 2009018323 A JP2009018323 A JP 2009018323A JP 2007182735 A JP2007182735 A JP 2007182735A JP 2007182735 A JP2007182735 A JP 2007182735A JP 2009018323 A JP2009018323 A JP 2009018323A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
press
fitting
bending
mold
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007182735A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5219417B2 (ja
Inventor
Kazuo Akami
一男 赤見
Tadahiko Nagasawa
忠彦 長澤
Masaaki Sato
正昭 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP2007182735A priority Critical patent/JP5219417B2/ja
Publication of JP2009018323A publication Critical patent/JP2009018323A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5219417B2 publication Critical patent/JP5219417B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 曲げ工程と圧入工程から成る加工を行う場合に、1台の装置で実施可能にすると共に、両工程の適性順序を予め決定し、更に、既存設備を利用することにより、それぞれの点で作業効率を向上させる曲げ加工システムを提供する。
【解決手段】 接近・離反する上下テーブル12、13とワークWを所定位置に位置決め自在なバックゲージを有する曲げ加工装置1において、上記バックゲージにより位置決めされたワークWに対して、圧入加工を行う一対の圧入金型AP、ADを上下テーブル12、13に設置すると共に、該圧入金型AP、ADに圧入金具を供給する圧入金具供給部5を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、曲げ工程と圧入工程から成る加工を行う場合に、1台の装置で実施可能にすると共に、両工程の適性順序を予め決定し、更に、既存設備を利用することにより、それぞれの点で作業効率を向上させる曲げ加工システムに関する。
近年、圧入工程(ファスナー工程)を経て加工される板金製品(パソコン関係部品、家庭電化製品、電子部品、医療機器、計測機器等)が多くなってきている。
このファスナー工程においては(図9)、ワークの所定位置に予めブランク工程にて加工された穴部aに対して、スぺーサS(めねじ)やナットNが圧入されるようになっている
ところが、従来のファスナー工程は、例えば特表平11-502467号公報や米国特許第6135933号公報に開示されている専用機により実施されている。
特表平11-502467号公報 米国特許第6135933号公報
しかし、曲げ工程とファスナー工程とが混在する場合には、作業者は、曲げ機械と上記ファスナー専用機との間を往復しなければならず、極めて作業効率が悪い。
また、曲げ工程(図10)の前にファスナー工程が来た場合には、曲げ工程時に金型やフランジに干渉することがあり、また、曲げ工程の後にファスナー工程が来た場合には、圧入金具である例えばスペーサが所定位置に入り込まないことがある。
従って、この点でも、従来は、作業効率が悪い。
更に、作業者が、ファスナー工程を含む加工手順を決定する場合でも、従来は、自己の経験に基づいて作成し(頭脳展開)、しかもその場合のファスナー工程は、手動で行われているので、同様に極めて作業効率が悪い。
本発明の目的は、曲げ工程と圧入工程から成る加工を行う場合に、1台の装置で実施可能にすると共に、両工程の適性順序を予め決定し、更に、既存設備を利用することにより、それぞれの点で作業効率を向上させる曲げ加工システムを提供する。
上記課題を解決するために、本発明は、
請求項1に記載されているように、
接近・離反する上下テーブル12、13とワークWを所定位置に位置決め自在なバックゲージを有する曲げ加工装置1において、
上記バックゲージにより位置決めされたワークWに対して、圧入加工を行う一対の圧入金型AP、ADを上下テーブル12、13に設置すると共に、該圧入金型AP、ADに圧入金具Kを供給する圧入金具供給部5を設けたことを特徴とする曲げ加工システム、及び請求項5に記載されているように、
上記請求項1記載の曲げ加工システムにおいて、
曲げ加工情報及び圧入加工情報を有する製品情報を入力自在な入力部20Bと、
シミュレーションにて曲げ加工及び圧入加工の手順を決定する加工手順決定部20Dと、
曲げ加工及び圧入加工で使用される金型と金型レイアウトを決定する金型決定部20Eを有することを特徴とする曲げ加工システムという技術的手段を講じている。
上記本発明の構成によれば、曲げ加工装置1(図1)の側方に設置した金型格納部2、3に、曲げ金型P、Dと共に圧入金型AP、ADを格納し、該曲げ加工装置1の後部に圧入金具供給部5(図1〜図3)を設けたことにより、曲げ工程と圧入工程(ファスナー工程)から成る加工を1台の装置、例えば曲げ加工装置1で実施可能となり、また、曲げ加工装置1の制御装置であるNC装置20(図1)を構成する加工手順決定部20Dを設けたことにより、2次元や3次元のシミュレーションにより干渉チェックを行いながら加工の可否を判断するので、曲げ工程と圧入工程の適正順序が予め自動的に決定され、更に、圧入加工の場合には(図8のステップ105の下矢)、ワークWの位置決めは(図8のステップ106)、バックゲージの突当10、11が利用され(図6(A))、該ワークWへの実際の圧入金具Kの圧入加工は(図8のステップ111)、下降する上部テーブル12が利用されるので(図6(D))、既存の設備が利用され、従って、本発明によれば、それぞれの点で作業効率が向上することとなった。
上記のとおり、本発明によれば、曲げ工程と圧入工程から成る加工を行う場合に、1台の装置で実施可能にすると共に、両工程の適性順序を予め決定し、更に、既存設備を利用することにより、それぞれの点で作業効率を向上させる曲げ加工システムを提供するという効果を奏する。
更に、本発明によれば、上記製品情報には(図1)、曲げ加工情報としての曲げ線m1〜m4の位置(図7)や圧入加工情報としての圧入位置a1〜a8が含まれているので、ハンドリングロボット8(図1〜図3)による加工の際には、加工手順ごとにワークW上の支障のない箇所をグリッパ34で把持するように、ロボット制御部20Jが(図1)ハンドリングロボット8を駆動制御するので、途中で中間製品を生成することなく最終製品まで一貫して加工を続行することができ、従って、中間製品の保管場所も不要となり、この点でも作業効率を向上させる曲げ加工システムを提供するという効果を奏する。
以下、本発明を、実施の形態により添付図面を参照して、説明する。
図1は本発明の全体図である。
図1に示す曲げ加工装置1は、例えばプレスブレーキであり、該プレスブレーキ1は、機械本体の両側に側板16、17を有している。
上記側板16、17の上部には、ラム駆動源である例えば油圧シリンダ14、15を介して上部テーブル12が取り付けられ、該上部テーブル12には、パンチホルダ30を介して通常の曲げ加工用の上金型である曲げパンチPの他に、後述する(図4)圧入加工用の上金型である圧入パンチAPが装着されている。
また、側板16(図1)、17の下部には、下部テーブル13が配置され、該下部テーブル13には、ダイホルダ31を介して通常の曲げ加工用の下金型である曲げダイDの他に、後述する(図4)圧入加工用の下金型である圧入ダイADが装着されている。
この構成により、例えば作業者がワークWを(図1)把持したまま下部テーブル13の後方に配置されたバックゲージの突当10、11に突き当て、該ワークW上の曲げ線m1〜m4位置(図7)や圧入位置a1〜a8を所定位置に位置決めした後、作業者が例えばフットペダル7(図1)を踏み込むことにより、油圧シリンダ14、15を作動しラムである上部テーブル12を下降させれば、前記一対の曲げパンチPと曲げダイDや圧入パンチAPと圧入ダイADの協働により該ワークWが曲げ加工や(図8のステップ113)圧入加工される(図8のステップ111)。
上記上部テーブル12の前面であって、圧入パンチAPが装着されている位置(左右方向)に対応する位置には、真空装置6が設けられ、該真空装置6は、上下動自在な結合部25(例えばプラグ)を有している(図2〜図4)。
この構成により、真空装置6の前記結合部25を下降させることにより、圧入パンチAPの対応する結合部22と結合させた後、該真空装置6を作動させれば、圧入パンチAP側の吸引管24を介してエアーが吸引されて所定の圧入金具Kが該圧入パンチAPに装着されるようになっている(図6(C))。
上記下部テーブル13(図1)の前方のベース9には、ハンドリングロボット8が設置され、X軸モータMx(図2)とY軸モータMyとZ軸モータMzを駆動すれば、該ハンドリングロボット8は、X軸方向とY軸方向とZ軸方向に移動するようになっている。
この構成により、上記ハンドリングロボット8のアーム33の先端のグリッパ34でワークWを把持し、該ワークWをバックゲージの突当10、11に突き当てて位置決めした後、前記上部テーブル12を下降させれば、例えば圧入加工(ファスナー加工)をすることができる(図8のステップ111)。
曲げ加工装置1(図1)の側方には、金型格納部2、3が設置されており、該金型格納部2、3には、前記曲げ金型P、D、圧入金型AP、ADのいずれもが格納され、金型交換ユニット2A、3Aにより、曲げ加工装置1との間を交換可能である(例えば、WO00/41824号公報に開示)。
上記曲げ金型P、D、圧入金型AP、ADは、既述したホルダ30、31を介して上下テーブル12、13のどの位置にも取り付けることができる。
しかし、本実施形態では、圧入加工用の前記真空装置6や後述する圧入金具供給部5は、左右方向(X軸方向)には移動せずに固定されているので、前記圧入金型AP、ADについては、左右方向の取付位置は、上下テーブル12、13上の所定位置に固定することが望ましい。
一方、上記曲げ金型P、D、圧入金型AP、ADは、いずれもモジュラー金型であって、例えば圧入パンチAPを例に説明すれば(図3、図4)、V溝32と落下防止部材28を有している。
そして、圧入パンチAPをパンチホルダ30に取り付ける場合には(図3)、V溝32にパンチホルダ30側のシリンダ26で突出する錠止部材27を係合させ、また、落下防止部材28をパンチホルダ30側の凹所37に係合させる。
前記落下防止部材28の(図4)延長線上には、穴43が形成され、例えば圧入パンチAPがパンチホルダ30に取り付けられている場合に、上部テーブル12(図1)の後方に設置されている金型交換ユニット2Aのフック44(図4)を前記穴43から突出させて落下防止部材28を押圧すれば、ばね付勢された落下防止部材28は該圧入パンチAP内に没入する。
これにより、圧入パンチAPは、パンチホルダ30から解放され、前記金型交換ユニット2A(図1)により、金型格納部2との間で自動交換が行われるようになっている。
上記圧入パンチAP(図3、図4)の前面には(作業者側)、既述した落下防止部材28及び金型交換ユニット2A側(図1)のフック44(図4)を回避するように、U字型部材21が設けられ、該U字型部材21には、前記真空装置6に結合する結合部22(例えばソケット)が設けられている。
上記結合部22には、チューブ23の一端が設けられ、該チューブ23の他端は、該圧入パンチAPの下面から下方に伸びる吸引管24に設けられている。
また、圧入ダイADは、全体としては前記圧入パンチAPと同様にモジュラー金型であるが、上面には、ガイド用のピン35が設けられている。
この構成により、ワークW(図6(A))をバックゲージの突当10、11に突き当てて位置決めすると共に、該ワークWの例えば穴a1に前記ピン35を挿入し、後述する圧入金具供給部5からの所定の圧入金具Kを圧入パンチAPの直下に位置決めした後(図6(B))、前記真空装置6の結合部25(例えばプラグ)を下降させることにより、該真空装置6と圧入パンチAPを結合させる。
この状態で、上部テーブル12(図6(C))を下降させることにより、圧入パンチAPの吸引管24の先端が前記圧入金具供給部5側の掴み部材59に把持された圧入金具Kに接触した瞬間に真空装置6を作動させれば、吸引管24を介してエアーが吸引されて圧入金具Kが圧入パンチAPに装着されるので、更に、上部テーブル12を下降させれば(図6(D))、上記圧入金具Kがピン35に案内されながらワークWに圧入される。
上記曲げ加工装置1(図1〜図3)の後部であって、例えば一方の側板17の近傍には、圧入金具供給部5が設けられている。
圧入金具供給部5は、スペーサS(図9)やナットNなどの所定の圧入金具K
(図3)が収納されている容器50と、該容器50に連結した可撓性の中空部材51を有する。
この構成により、例えばエアーを利用し上記容器50から圧入金具Kを既述した圧入パンチAPに向かって搬送する場合に、上記可撓性の中空部材51(例えばホース)が搬送路を形成する(図6(A))。
上記容器50は(図3)、容器搭載台57上に搭載されていると共に、該容器搭載台57は、曲げ加工装置1の長手方向(X軸方向)に伸びる第1フレーム54と第2フレーム55に支持されている。
上記容器50には、前記中空部材51であるホースの一端が結合され、該ホース51の他端は、後述する水平滑動体52に結合されている。
上記水平滑動体52には、容器50からホース51を介して搬送された圧入金具Kを受け取ってから圧入パンチAPの直下まで持っていくための第3シリンダCL3が設けられている(図6(A)〜図6(B))。
即ち、圧入金具供給部5の構造上の理由から、前記ホース51を設けただけでは該ホース51で搬送された圧入金具Kを圧入パンチAPの直下に持ってゆくことができない。
そのために、第3シリンダCL3のピストンロッド60の先端に掴み部材59を設けておき、容器50(図3)から圧入金具Kを搬送するときに、ホース51の他端の直下に前記掴み部材59を待機させておく(図6(A))。
そして、ホース51を搬送されてきた圧入金具Kを掴み部材59で受け取った後、第3シリンダCL3を作動させ掴み部材59を前進させることにより(図6(B))、圧入金具Kを圧入パンチAPの直下に位置決めする。
上記掴み部材59は(図6(C))、2つの部材59A、59Bから成り、圧入工程時には(図6(C)〜図6(D))、上部テーブル12と共に下降する吸引管24の押圧力により前記2つの部材59A、59Bが下方外側に旋回するので(前記米国特許第6135933号公報の図14にも開示)、吸引管24は下降し続けることができ、これにより、本発明による圧入加工が円滑に行われるようになっている。
また、水平滑動体52は(図5)、第2シリンダCL2により前後方向(Y軸方向)に移動自在であり、該第2シリンダCL2は、傾斜滑動体53の底部に固定され、該傾斜滑動体53は、曲げ加工装置1の後部高位置(図3、図5)から前部低位置の間を移動自在である。
この構成により、前記水平滑動体52と傾斜滑動体53から成る進退機構が構成され、本発明を構成する圧入金具供給部5が、圧入工程時の必要な場合のみ前進し、圧入工程以外の例えば曲げ工程時の不要な場合には後退可能となっている。
即ち、既述したように、容器搭載台57は(図3、図5)、第1フレーム54と第2フレーム55で支持されているが、第2フレーム55に対して、前方には(右側)、より低い位置に同様に曲げ加工装置1の長手方向(X軸方向)に伸びる第3フレーム56が設けられている。
そして、前記後部高位置(図3、図5)の第2フレーム55と、前部低位置の第3フレーム56間には、図5に示すように、第1シリンダCL1とガイドレール58とが併設され、該第1シリンダCL1のピストンロッド(図示省略)には、傾斜滑動体53が結合し、該傾斜滑動体53はガイドレール58に滑り結合している。
この構成により、第1シリンダCL1と第2シリンダCL2を作動させれば、既述したように、圧入金具供給部5を、圧入工程時のように必要な場合には、前進させ更に第3シリンダCL3を作動させることにより、圧入金具Kを圧入パンチAPの直下に位置決めすることができ(図6(B))、反対に曲げ工程時のように不要な場合には後退させることができる。
上記構成を有するプレスブレーキのNC装置20は(図1)、CPU20Aと、入力部20Bと、記憶部20Cと、加工手順決定部20Dと、金型決定部20Eと、金型格納・交換制御部20Fと、圧入金具供給制御部20Gと、真空制御部20Hと、ロボット制御部20Jと、バックゲージ制御部20Kと、加工制御部20Lにより構成されている。
CPU20Aは、本発明を実施するための動作手順(例えば図8に相当)に従って加工手順決定部20D、金型決定部20E、金型格納・交換制御部20Fなど図1に示す装置全体を統括制御する。
入力部20Bは、プレスブレーキに取り付けられている操作盤により構成され、よく知られているように、キーボードなどの入力部材と、画面などの出力部材を有し、この操作盤20Bを用いて例えば自動又は手動により、製品情報などを入力することができ(図8のステップ101)、入力結果は画面で確認できる。
この場合、製品情報は、例えばCAD(Computer Aided Design)情報であり、一般には、ワークW(図1)の板厚、材質、曲げ線の長さ、曲げ角度、フランジ寸法などの情報を含み、これらが立体姿図、展開図として構成され、更に、本発明においては、前記曲げ線m1〜m4(図7)等の曲げ加工情報及び圧入位置a1〜a8等の圧入加工情報が含まれる点に特徴がある。
記憶部20Cは(図1)、本発明を実施するためのプログラムを記憶する他に、加工手順決定部20Dが決定する加工手順等を記憶し、CPU20Aが必要なときに参照できるようになっている。
加工手順決定部20Dは、前記入力部20Bを介して入力された製品情報に基づいて、既述したように、2次元や3次元のシミュレーションにより干渉チェックを行いながら加工の可否を判断することにより、曲げ工程と圧入工程の適正順序を予め自動的に決定し(図7、図8のステップ102)、金型決定部20Eは、各工程で使用される金型と金型レイアウトを決定する(図8のステップ103)。
金型格納・交換制御部20Fは(図1)、前記金型決定部20Eにより決定された金型と金型レイアウトに基づいて、金型格納部2、3と金型交換ユニット2A、3Aを駆動制御することにより、上下テーブル12、13の所定位置に曲げ金型P、Dと圧入金型AP、ADを取り付ける(図8のステップ104)。
圧入金具供給制御部20Gは、第1シリンダCL1(図3、図5)と第2シリンダCL2と第3シリンダCL3を駆動制御することにより、例えば容器50からホース51を介して搬送されてきた圧入金具Kを圧入パンチAPの直下に位置決めし(図8のステップ108のYES⇒ステップ109).
真空制御部20Hは(図1)、真空装置6を駆動制御することにより、エアーを吸引し、圧入金具K(図6(C))を圧入パンチAPに装着する(図8のステップ110)。
ロボット制御部20Jは(図1)、既述したハンドリングロボット8を駆動制御する。
バックゲージ制御部20Kは、曲げ加工又は圧入加工の場合に(図8のステップ105の右矢又は下矢)、ワークWを(図1)突当10、11に突き当てて位置決めするが(図8のステップ106又はステップ113)、その前提として、前記記憶部20Cに記憶された加工順序(図7)に従い、バックゲージの突当10、11を所定位置に位置決めしておく。
加工制御部20Lは、上部テーブル12を下降させることにより、上記位置決めされたワークWに対して曲げ加工を行い又は圧入加工を行う(図8のステップ113又はステップ111)。
以下、上記構成を有する本発明の動作を、図8に基づいて説明する。
(1)金型、金型レイアウトを決定するまでの動作。
図8のステップ101において、製品情報を入力し、ステップ102において、下降順序を決定し、ステップ103において、金型、金型レイアウトを決定する。
即ち、CPU20Aは(図1)、入力部20Bを介して製品情報が入力されたことを検知すると、加工手順決定部20Dを介して曲げ工程と圧入工程の適切な加工順序を決定し、更に、金型決定部20Eを介して金型と金型レイアウトを決定する。
(2)金型の取り付け動作。
図8のステップ104において、金型を取り付ける。
前記図8のステップ103で、金型と金型レイアウトが決定されたことを検知したCPU20Aは(図1)、金型格納・交換制御部20Fを介して金型格納部2、3と金型交換ユニット2A、3Aを駆動制御し、上下テーブル12、13の所定位置に必要な曲げ金型P、Dと圧入金型AP、ADを取り付ける。
(3)加工動作。
(3)-A 曲げ加工か圧入加工かの判断動作。
図8のステップ105において、曲げ加工か圧入加工(ファスナー加工)かを判断する。
即ち、CPU20Aは(図1)、前記図8のステップ104で金型を取り付けたことを検知した後、例えば記憶部20C(図1)に記憶させた加工順序(図7)を参照することにより、今度は曲げ加工を実施するのか、圧入加工を実施するのかを判断する。
(3)-B圧入加工動作。
図8のステップ105において、圧入加工を実施する場合には(下矢)、ステップ106において、ワークWを位置決めし、ステップ107において、圧入金具供給部5を前進させ、ステップ108において、圧入金具Kが圧入パンチAPの直下に到達したか否かを判断し、到達しない場合には(NO)、ステップ107に戻って同じ動作を繰り返し、到達した場合には(YES)、ステップ109において、圧入金具供給部5を停止させる。
即ち、CPU20Aは(図1)、圧入加工を実施すると判断した場合には、予めバックゲージ制御部20Kを介してバックゲージの突当10、11を所定位置に位置決めしておく。
この状態で、作業者又はハンドリングロボット8は、ワークWを把持し、前記所定位置に位置決めされたバックゲージの突当10、11に突き当てることにより、該ワークWを位置決めする。そのとき、ワークW上の圧入位置a1〜a8(図7)には穴が開いており、圧入ダイADに設けたピン35をこの穴(例えばa1)に挿入する。
ワークWが位置決めされたことを検知したCPU20Aは(図1)、圧入金具供給制御部20G.を介して圧入金具供給部5を駆動制御し、ホース51を介して搬送された圧入金具Kを、待機させてある掴み部材59(図6(A))で受け取った後、該掴み部材59を前進させ圧入パンチAPの直下に位置決めする(図6(B))。
次いで、図8のステップ110において、圧入金具Kを圧入パンチAPに装着し、ステップ111において、上部テーブル12を下降し、圧入加工を行う。
即ち、CPU20Aは(図1)、圧入金具Kが圧入パンチAPの直下に位置決めされたことを(図6(B))検知すると、真空制御部20Hを(図1)介して真空装置6を駆動制御することにより、図6(B)に示すように、真空装置6の結合部25を下降させて圧入パンチAPの結合部22に結合させる。
その後、CPU20Aは(図1)、加工制御部20Lを介して油圧シリンダ14、15を駆動制御し、上部テーブル12(図6(C))を下降させることにより、圧入パンチAPの吸引管24の先端が前記掴み部材59で把持された圧入金具Kに接触した瞬間に真空装置6を作動させれば、吸引管24を介してエアーが吸引されて圧入金具Kが圧入パンチAPに装着される。
この状態で、CPU20Aが(図1)、図6(D)に示すように、圧入金具供給部5とバックゲージの突当10、11を退避させた後、更に、上部テーブル12を下降させれば、吸引管24も下降し、該吸引管24の先端に装着された圧入金具Kがピン35に案内されながらワークWに圧入される。
尚、CPU20Aは(図1)、曲げ加工を実施すると判断した場合には(図8のステップ105の右矢)、同様に予めバックゲージ制御部20Kを介してバックゲージの突当10、11を所定位置に位置決めしておき、作業者又はハンドリングロボット8が把持したワークWをバックゲージの突当10、11に突き当てて位置決めした後、従来どおり上部テーブル12を下降することにより、曲げパンチPと曲げダイDにより曲げ加工が行われる(図8のステップ113)。
このようにして、加工が終了したか否かを判断し(図8のステップ112)、終了しない場合には(NO)、ステップ105に戻って同じ動作を繰り返し、終了した場合には(YES)、全ての動作を完了する(END)。
本発明は、曲げ工程と圧入工程から成る加工を行う場合に、1台の装置で実施可能にすると共に、両工程の適性順序を予め決定し、更に、既存設備を利用することにより、それぞれの点で作業効率を向上させる曲げ加工システムに利用され、具体的には、下降式プレスブレーキ(図1)のみならず、ラムである下部テーブル13が上昇する上昇式プレスブレーキにも適用され、極めて有用である。
本発明の全体図である。 本発明に係る曲げ加工装置1の斜視図である。 本発明に係る曲げ加工装置1の側面図である。 本発明を構成する圧入金型AP、ADを示す図である。 本発明を構成する圧入金具供給部5を示す図である。 本発明によるファスナー加工の例を示す図である。 本発明による加工手順の例を示す図である。 本発明の動作を説明するためのフローチャートである。 ファスナー加工製品の例を示す図である。 従来技術の説明図である。
符号の説明
1 曲げ加工装置
2、3 金型格納部
2A、3A 金型交換ユニット
5 圧入金具供給部
6 真空装置
7 フットペダル
8 ハンドリングロボット
9 ベース
10、11 突当
12 上部テーブル
13 下部テーブル
14、15 油圧シリンダ
16、17 側板
20 NC装置
20A CPU
20B 入力部
20C 記憶部
20D 加工手順決定部
20E 金型決定部
20F 金型格納・交換制御部
20G 圧入金具供給制御部
20H 真空制御部
20J ロボット制御部
20K バックゲージ制御部
20L 加工制御部
21 U字型部材
22、25 結合部
23 チューブ
24 吸引管
26 シリンダ
27 錠止部材
28 落下防止部材
30 パンチホルダ
31 ダイホルダ
32 V溝
33 アーム
34 グリッパ
35 ピン
37 凹所
43 穴
44 フック
50 容器
51 中空部材
52 水平滑動体
53 傾斜滑動体
54 第1フレーム
55 第2フレーム
56 第3フレーム
57 容器搭載台
58 ガイドレール
59 掴み部材
CL1 第1シリンダ
CL2 第2シリンダ
CL3 第3シリンダ
AD 圧入ダイ
AP 圧入パンチ
D 曲げダイ
P 曲げパンチ
W ワーク

Claims (5)

  1. 接近・離反する上下テーブルとワークを所定位置に位置決め自在なバックゲージを有する曲げ加工装置において、
    上記バックゲージにより位置決めされたワークに対して、圧入加工を行う一対の圧入金型を上下テーブルに設置すると共に、該圧入金型に圧入金具を供給する圧入金具供給部を設けたことを特徴とする曲げ加工システム。
  2. 上記ワークを把持し加工手順ごとに該ワークをバックゲージにより位置決めするハンドリングロボットと、曲げ金型を格納する金型格納部と、金型格納部と曲げ加工装置間で金型を交換自在とする金型交換ユニットを有する請求項1記載の曲げ加工システム。
  3. 上記金型格納部には、曲げ金型の他に圧入金型も格納され、曲げ金型と同様に金型交換ユニットで交換自在である請求項2記載の曲げ加工システム。
  4. 上記圧入金具供給部5は、圧入工程以外には圧入金型から退避し、圧入工程時には圧入金型側に進入する請求項1記載の曲げ加工システム。
  5. 上記請求項1記載の曲げ加工システムにおいて、
    曲げ加工情報及び圧入加工情報を有する製品情報を入力自在な製品情報入力部と、
    シミュレーションにて曲げ加工及び圧入加工の手順を決定する加工手順決定部と、
    曲げ加工及び圧入加工で使用される金型と金型レイアウトを決定する金型決定部を有することを特徴とする曲げ加工システム。
JP2007182735A 2007-07-12 2007-07-12 曲げ加工システム Expired - Fee Related JP5219417B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007182735A JP5219417B2 (ja) 2007-07-12 2007-07-12 曲げ加工システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007182735A JP5219417B2 (ja) 2007-07-12 2007-07-12 曲げ加工システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009018323A true JP2009018323A (ja) 2009-01-29
JP5219417B2 JP5219417B2 (ja) 2013-06-26

Family

ID=40358420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007182735A Expired - Fee Related JP5219417B2 (ja) 2007-07-12 2007-07-12 曲げ加工システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5219417B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012152793A (ja) * 2011-01-27 2012-08-16 Howa Mach Ltd かしめ装置
CN109153058A (zh) * 2016-05-25 2019-01-04 特鲁普机械奥地利有限公司及两合公司 工具库系统、制造设备以及利用这种工具库系统进行操作的方法
CN114260385A (zh) * 2021-11-18 2022-04-01 青岛青西医疗科技有限公司 一种钛夹折弯裁切成型机构

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54182488U (ja) * 1978-06-14 1979-12-24
JPS55138423U (ja) * 1979-03-26 1980-10-02
JPS5728638A (en) * 1980-07-25 1982-02-16 Amada Co Ltd Punch press
JPS61152324U (ja) * 1985-03-11 1986-09-20
JPS63116110U (ja) * 1987-01-16 1988-07-27
JPH0520836U (ja) * 1991-08-28 1993-03-19 株式会社アマダ 曲げ複合加工装置
JP2002219518A (ja) * 2000-12-04 2002-08-06 Trumpf Gmbh & Co Kg 少なくとも1つの曲げステーション並びに少なくとも1つの接合装置を有する、工作物特に金属薄板の加工機械
JP2007061879A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Amada Co Ltd 金型セットアップ情報作成装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54182488U (ja) * 1978-06-14 1979-12-24
JPS55138423U (ja) * 1979-03-26 1980-10-02
JPS5728638A (en) * 1980-07-25 1982-02-16 Amada Co Ltd Punch press
JPS61152324U (ja) * 1985-03-11 1986-09-20
JPS63116110U (ja) * 1987-01-16 1988-07-27
JPH0520836U (ja) * 1991-08-28 1993-03-19 株式会社アマダ 曲げ複合加工装置
JP2002219518A (ja) * 2000-12-04 2002-08-06 Trumpf Gmbh & Co Kg 少なくとも1つの曲げステーション並びに少なくとも1つの接合装置を有する、工作物特に金属薄板の加工機械
JP2007061879A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Amada Co Ltd 金型セットアップ情報作成装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012152793A (ja) * 2011-01-27 2012-08-16 Howa Mach Ltd かしめ装置
CN109153058A (zh) * 2016-05-25 2019-01-04 特鲁普机械奥地利有限公司及两合公司 工具库系统、制造设备以及利用这种工具库系统进行操作的方法
CN109153058B (zh) * 2016-05-25 2020-04-28 特鲁普机械奥地利有限公司及两合公司 工具库系统、制造设备以及用于操作弯曲工具的方法
US10987715B2 (en) 2016-05-25 2021-04-27 Trumpf Maschinen Austria Gmbh & Co. Kg Tool storage system, production plant and method for manipulating with such a tool storage system
CN114260385A (zh) * 2021-11-18 2022-04-01 青岛青西医疗科技有限公司 一种钛夹折弯裁切成型机构
CN114260385B (zh) * 2021-11-18 2024-04-02 格利纳(青岛)医疗器械有限公司 一种钛夹折弯裁切成型机构

Also Published As

Publication number Publication date
JP5219417B2 (ja) 2013-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2014002569A1 (ja) 金型搭載用ストッカ、金型格納装置、並びに金型・ハンド格納装置及びロボットによる金型交換方法とその制御装置
JP6101454B2 (ja) ワーク加工装置及び該ワーク加工装置における金型の移動方法
JP5219417B2 (ja) 曲げ加工システム
CN105855964B (zh) 一种加工手机金属外壳侧孔的cnc治具
CN104827030A (zh) 一种粉末冶金用的自动送料装置
JP2004167513A (ja) パイプ穴明装置及び穴明パイプの製造方法
JP3964221B2 (ja) 複合加工プレス型
JP6152600B2 (ja) ワーク操作用ロボットにおけるワーククランプ装置及びその方法
JP4090754B2 (ja) 金型交換装置
JP4367692B2 (ja) 曲げ加工装置
JP2006315060A (ja) 板金加工システム及び板金加工方法
CN105499469A (zh) 一种可测工件厚度的铆接机
KR101184106B1 (ko) 파이프의 확관 가공장치
JP2017100192A (ja) 金型搭載用ストッカ、金型格納装置、並びに金型・ハンド格納装置及びロボットによる金型交換方法とその制御装置
JP4995031B2 (ja) 鍛造機
CN210115371U (zh) 一种汽车工件冲孔装置
WO2005120740A1 (ja) ヘミングダイおよびヘミング金型装置
JP5311923B2 (ja) ベンドピアス加工装置
JP2007125591A (ja) パンチプレスによる折曲げ加工方法及びパンチプレス
CN110891706A (zh) 能够使两上升部的间隔尺寸减小的工件供给装置
CN202571745U (zh) 一种座椅装销治具
CN210754679U (zh) 折弯模具
JP2004209552A (ja) トランスファ装置
JP2001259743A (ja) 曲げ加工装置及び曲げ加工装置を用いた曲げ加工方法
JP2005349536A (ja) クランプ装置及びそれを用いたクランプ方法並びにクランプ装置の使用方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121107

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130305

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160315

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5219417

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees