JPH024560Y2 - - Google Patents

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JPH024560Y2
JPH024560Y2 JP7877983U JP7877983U JPH024560Y2 JP H024560 Y2 JPH024560 Y2 JP H024560Y2 JP 7877983 U JP7877983 U JP 7877983U JP 7877983 U JP7877983 U JP 7877983U JP H024560 Y2 JPH024560 Y2 JP H024560Y2
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JP
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voice coil
flat
diaphragm
coil bobbin
speaker
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JP7877983U
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JPS59183096U (ja
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【考案の詳細な説明】 この考案は組立が容易で特性の優れた平板型ス
ピーカの構造に関する。
従来は、第1図にその断面を示すような、孔の
無い平板振動板110の裏面に固着したボイスコ
イルボビン120によつて直接に駆動する方式の
振動系を有する平板スピーカを組立てるには、前
もつて平板振動板110と下方側面にボイスコイ
ルが巻回されているボイスコイルボビン120
と、エツジおよびダンパからなる支持部材を相互
に接着して振動系を組立てておき、当該振動系
を、前記ボイスコイル部分が磁気回路140の磁
気空隙内にあつて支障なく振動できるように、フ
レーム103に内部に、支持部材を接着すること
により組み込まれる。
この様な平板型スピーカの組立て作業中は、従
来のコーン型スピーカの様にボイスコイルボビン
の内周面と磁気回路104の中心磁極との間隔を
保持するボイスコイルケージを使用することが出
来ないので、ボイスコイルを磁気空隙中に、磁気
回路部品に接触しないように挿入するには非常な
手数を必要とするだけでなく、製品となつてから
もボイスコイルと磁気回路との位置関係が、ボイ
スコイルゲージを使用した場合と比べてそれ程正
確ではないので、ボイスコイルと磁気回路140
とが接触して、異常音を生じたりする事故が発生
しがちであつた。この欠点を解決するため、円形
平板型スピーカにおいては第2図に示すごとく平
板振動板210のボイスコイルボビン120の内
側に相当する部分に孔211を穿設し、従来と同
形のボイスコイルゲージを使用して組立ててから
前記孔211を平板振動板と同質の板材でできた
内側振動板212で閉塞し平板形とする方法が行
なわれているが、本方法を楕円形又は長方形に応
用すれば上記平板振動板の短径又は短辺方向に於
て、ボイスコイルボビン120の外側から振動板
外周辺までの寸法が過少となつて振動板強度が低
下し、スピーカの性能を悪化させる原因となつて
いた。
本考案は上述の欠点を除いた楕円形又は長方形
平板型スピーカの構造に関するものである。
第3図、第4図において、1は平板振動板で、
ボイスコイルボビン2が貼着されるべき部位に前
記ボイスコイルボビン2の上端が嵌挿される長孔
11が穿設されている。前記長孔11は、平板振
動板1の長辺方向はボイスコイルボビン2の外面
と同曲率の円筒面12,12′で、短辺方向は前
記ボイスコイルボビン2の直径より狭い間隔Hを
隔てた平行な2面13,13′で形成されている。
第4図においてボイスコイルボビン2の上端部
は、平板振動板1の前記長孔11の円筒面12,
12′部に係合する突片21,21′と、平板振動
板1の裏面に当接される上端面22,22′とを
形成する如く切欠部23,23′を有する。
本考案のスピーカを組立てるに際しては、前記
ボイスコイルボビン2の突片21,21′が平板
振動板1の長孔11に貫挿されて、円筒面12,
12′に係合し、同じく切欠部23,23′の上端
面22,22′が平板振動板1の裏面に当接され
るような位置関係を保つてフレーム3内の所定位
置に設置されるごとく相互に接着されるが、この
ときボイスコイルゲージが前記長孔11部を貫通
してボイスコイルボビン2内面の磁気空隙中に嵌
挿され、スピーカ振動系接着工程終了までボイス
コイルと磁気空隙の位置関係を正常に保持するこ
とが可能であるから、接着工程が終了してボイス
コイルゲージを抜脱し、その後にダストキヤツプ
兼用内側振動板14を長孔11に嵌挿接着して平
板型スピーカが完成した後には、上記組立作業中
にボイスコイルゲージによつて与えられたボイス
コイル部分と磁気回路の磁気空〓部との正常な位
置関係はそのまま維持されるので、ボイスコイル
と磁気回路との接触事故等による不良は生じな
い。またボイスコイルボビンの上端面23,2
3′が平板振動板1裏面に当接固着され、補強作
用を呈するので、ボイスコイルボビンにより平板
振動板が内、外2分されても駆動点における振動
板強度の低下は無く、組立工程の簡素化と相俟つ
て、上述した従来例平板型スピーカの欠点はすべ
て除去される。
以上のごとく本考案は楕円形又は長方形平板振
動板の被駆動点にボイスコイルボビン係合と、ボ
イスコイルゲージ貫挿用とを兼ねた長孔を穿設
し、当該長孔と係合する突片と切欠部とを有する
ボイスコイルとを組合せた構成とすることにより
組立工程を簡素化し、ボイスコイルと磁気回路と
の接触による異常音による不良を無くし、且つ平
板振動板の強度低下による性能劣化を防止した平
板型スピーカに関するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例平板型スピーカの断面図、第2
図は同じく他の従来例平板型スピーカの断面図、
第3図a,b,cは本考案平板型スピーカの平面
図、長辺方向断面図、短辺方向断面図、第4図は
本考案平板スピーカの振動系構成を示す部品の分
解斜視図である。 1は平板振動板1、11は長孔、12,12′
および13,13′は長孔11の長辺方向および
短辺方向のそれぞれ内壁、14はダストキヤツプ
兼用内側振動板、2はボイスコイル、21,2
1′は突片、23,23′は切欠部、22,22′
は切欠部の上端面、3はフレームである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 楕円形又は長方形の平板振動板1を、該平板
    振動板1に接着されたボイスコイルボビン2に
    より直接駆動する型式の平板型スピーカにおい
    て、前記平板振動板1の被駆動点に、長辺方向
    内壁12,12′が前記ボイスコイルボビン2
    と同曲率の円筒面であり、且つ短辺方向内壁1
    3,13′がボイスコイルボビン2の直径より
    小さい間隔Hだけ隔たつた平行面である長孔1
    1を穿設し、前記ボイスコイルボビン2の上端
    部に突片21,21′と切欠部23,23′とを
    形成し、突片21,21′を前記長孔11に貫
    挿してその長辺方向内壁12,12′に接着し、
    切欠部23,23′の上端面22,22′を平板
    振動板1の裏面に接着した構造を有することを
    特徴とする平板型スピーカ。 2 前記長孔11部分にダストキヤツプ兼用内側
    振動板14を挿入接着したことを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の平板型スピ
    ーカ。
JP7877983U 1983-05-24 1983-05-24 平板型スピ−カ Granted JPS59183096U (ja)

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JP7877983U JPS59183096U (ja) 1983-05-24 1983-05-24 平板型スピ−カ

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JP7877983U JPS59183096U (ja) 1983-05-24 1983-05-24 平板型スピ−カ

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JPS59183096U JPS59183096U (ja) 1984-12-06
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JP5076237B2 (ja) * 2007-10-31 2012-11-21 並木精密宝石株式会社 多機能型振動アクチュエータの磁気回路構造
JP4750212B1 (ja) 2009-07-24 2011-08-17 ミネベア株式会社 スピーカ

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JPS59183096U (ja) 1984-12-06

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