JPH0245464A - ピロリジノン化合物及び脳機能障害改善剤 - Google Patents

ピロリジノン化合物及び脳機能障害改善剤

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JPH0245464A
JPH0245464A JP19340588A JP19340588A JPH0245464A JP H0245464 A JPH0245464 A JP H0245464A JP 19340588 A JP19340588 A JP 19340588A JP 19340588 A JP19340588 A JP 19340588A JP H0245464 A JPH0245464 A JP H0245464A
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豊一 平沼
Shinsuke Kato
真介 加藤
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鶴岡 崇士
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は低酸素状態に置かれた咄乳動物の脳に起るアノ
キシア(血液酸素欠乏)に対して保に■作用を有し且つ
この保護作用をもつことから、脳内エネルギー代謝障害
等に起因する脳機能障害のf重々の症状を改善する医薬
作用を有する有用な新規なピロリジノン誘導体に関する
。また、本発明はこれらの新規なピロリジノン誘導体を
有効成分とする脳機能障害改善薬に関する。
(従来の技術及び本発明が解決しようとする課題) 高齢化社会の到来にともない、脳血管障害や脳内エネル
ギーの代謝障害が原因とされる脳機能障害に起因する老
人性痴呆症の対策が大きな社会問題になってきており、
従来から種々の薬剤が抗痴呆薬として開発されてきた。
老人性痴呆や、脳血管障害に起因する記憶障害ならびに
その障害の発生の機序が明確にされていない現状におい
て、前記の障害の治療に有効な薬物を見出す方法は未だ
十分には確立されていない、正常動物に記憶障害(アム
ネシア、 amnesia )を惹起させる方法として
、核酸や蛋白質の合成を阻害する薬物や抗コリン薬の投
与、あるいはアノキシア(anoxialや虚血負荷等
によって惹起されたアムネシアのモデル動物を用いて記
憶障害を改善あるいは予防する薬物の開発が試みられて
いる。また、致死量の青酸カリ投与により、あるいは低
圧又は常圧下で低酸素の状態下に1くことにより、即ち
低酸素負荷条件を加えることで惹起した脳アノキシアの
モデル動物を用いて脳循環代謝又は脳内エネルギー代謝
を改善する薬物の開発も試みられている(例えばr日薬
理誌」長、323〜328頁[19851;同誌廷。
445〜456頁(19861:特開昭54−1174
68号公報;参照)。
一般に、脳組織は、他の臓器の組織と比べ酸素の需要量
が高く、虚血に基づく低酸素状態に極めて感受性が高い
ので、マウス脳虚血モデル実験系に於いて保護作用をも
っと観察される化合物は脳機能保護剤として有用である
と考えられる0例えばマウスの両側総頚動脈の結索で生
ずるアノキシア脳で起る嫌気性解糖の異常亢進に起因す
る脳内乳酸の蓄積を有意に抑制する作用を有する化合物
は脳機能保護剤として有用である[例えば文献「日薬理
誌」鉦、427〜434 (198[i)参照]。
そして、従来から種々の薬剤が抗痴呆薬として開発され
てきた(特開昭55−17329号、同54−1174
68号及び同61−83170号各公報)、シかし、従
来提供された薬剤は、脳機能障害改善薬としての効果も
万全とはいい難い、このような状況下では、従来提供さ
れた薬剤よりも更に効力が強く且つより安全な脳機能障
害改善薬の創出が要望されている。
(課題を解決するための手段) 本発明の目的は、優れた脳機能障害改善の薬理作用を有
し且つ副作用のない安全な新規化合物を創成して提供す
ることにあり、また新規な脳機能障害改善薬を提供する
ことにある。前記の目的を達成するために、本発明者ら
は研究を重ねて来た。低圧性低酸素負荷条件下に置かれ
て脳アノキシアを起したマウスをモデル動物として用い
る実験において、この脳アノキシア・マウスの生存時間
を有意に延長できる効果をもつ点で抗アノキシア作用、
即ち脳アノキシアに対する保護作用を有する化合物は、
人間を含めて、咄乳動物の脳機能障害を改善できる薬効
をもつ薬物として有用乃至有望である。
他方、特開昭54−117468号公報に記載されてい
るピロリジノン誘導体(アニラセタムとその類縁化合物
)は脳機能障害に基ずく老人性痴呆症の薬剤として開発
が行われている0本発明者は、更に有効な老人性痴呆薬
を発見すべ(、ピロリジノン系化合物に着目し、ピロリ
ジノンの窒素原子に種々の置換基を導入して種々の新規
なピロリジノン誘導体を合成することに成功した。そし
て、これら新規化合物の脳アノキシア保護作用、ないし
脳機能障害の改善作用を調べた。
以上の研究と試験の結果、後記の一般式CI)で表わさ
れる新規なピロリジノン誘導体は、脳アノキシアに対す
る優れた保護作用を有することを見出した。また−儀式
(1)の化合物はマウス脳虚血モデル実験においても保
護作用が観察されて脳機能障害改善薬として有用である
ことを期待できることを認めて本発明を完成するに至っ
たのである。
従って、第1の本発明の要旨とするところは、次の一般
式(I) R自 [式中、R1、R8及びR3は互いに同一でも異なって
もよく、水素原子、又は炭素数1〜3の低級アルコキシ
基を表わし、A及びBは互いに同一でも異なってもよ(
、アルキレン基−[Cl1zln−(但しnは1〜3の
整数である)又はカルボニル基−CO−を表わす]で示
されるピロリジノン化合物またはその薬理的に許容され
る塩にある。
一般式(I)の本発明化合物のうち、R1,rp及びR
3がメトキシ基、Aがカルボニル基、Bがメチレン基−
(1:II2−である化合物、あるいは、R1、R2及
びR1がメトキシ基、Aがメチレン基、Bがカルボニル
基である化合物が好ましい。
また、第2の本発明によると、上記の一般式(1)で示
されるピロリジノン誘導体及びその薬理的に許容される
塩の少なくとも一つを有効成分として含む脳機能障害改
善剤が提供される。
本発明による前記の一般式(1)のピロリジノン誘導体
の特徴として置換ベンジル基がピペラジン部分の窒素に
結合していることが挙げられるが、この置換ベンジル基
の例として2〜メトキシベンジル基、3−メトキシベン
ジル基、4−メトキシベンジル基、2.3−ジメトキシ
ベンジル基、3.4−ジメトキシベンジル基、2,4−
ジメトキシベンジル基、2.5−ジメトキシベンジル基
、2.6−ジメトキシベンジル基、2.3.4−1−ジ
メトキシベンジル基、3.4.5−トリメトキシベンジ
ル基、2.3.5−1−ジメトキシベンジル基、 2,
4.5−トリメトキシベンジル基、2,4゜6−ドリメ
トキシベンジル基、2.3.6− )−ジメトキシベン
ジル基、2,3.4− トリエトキシベンジル基、2゜
3.4−トリプロポキシベンジル基、等が挙げられる。
一般式(1)の本発明化合物が塩である場合には、薬理
的に許容される酸との付加塩であることができる。この
付加塩としては、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン
酸、硝酸などの無機酸、及び蟻酸、酢酸、プロピオン酸
、コハク酸、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、
クエン酸。
マレイン酸、安息香酸、サリチル酸、メタンスルホン酸
等の有機酸、さらにアスパラギン酸、グルタミン酸等の
アミノ酸との付加塩が挙げられる。
本発明による一般式(I)の化合物は、その骨格及び置
換基の形成及び導入に関して合目的的な任意の方法によ
って合成することが出来る。適当な合成方法を挙げれば
、下記の3つの方法がある。
A法・ (II )            (1’[)化合物
(If)(式中、n’、 R2,II3は前記の意味を
表わす)またはその無機ないしは有磯塩と化合物(Il
l)  (式中、A、Bは前記の意味を表わし、Xはハ
ロゲン原子、アルギル又はアリールスルホニルオキシ基
、A−11;0の時はカルボン酸の活性エステル残基や
アルキルオキシヵルボニルオギシ基を表わす)を結合さ
せることにより目的化合物(I)を合成する。
化合物(Ill )のハロゲン原子fX] として塩素
臭素、ヨウ素等を、アルキル又はアリールスルホニルオ
キシ基としてはメタンスルホニルオキシ基、トリフロロ
メタンスルホニルオキシ基、p−1−ルエンスルポニル
オキシ基等を、活性エステル残基としてはN、N−ジシ
クロへキシルカルボジイミドの存在下N−ヒドロキシ力
ハク酸イミド、N−ヒドロキシベンズトリアゾール等を
、アルキルオキシカルボニルオギシ基としてはエトキシ
カルボニルオキシ基、1so−ブチルオキシカルボニル
オキシ基等を用いることが出来る。又本反応は塩基の存
在下でも行うことが出来、塩ハとしては、炭酸カリウム
、炭酸ナトリウム等の無機虐、トリエチルアミン、ジイ
ソプロピルエチルアミン、 N、N−ジメチルアニリン
等の有1幾塩フ、(を用いることが出来る。
化合物(II lと化合物(III 1との416合は
無)6媒でも溶媒中、好ましくはジクロルメタン、ジク
ロルエタン、 DMF、ジオキサン等中、でも行うこと
が出来6. −30°〜100°C(7) iW度範囲
で、30分〜24時間反応を行うことにより完了する。
反応終了後、結晶化、沈澱化、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー等により精製し、必要に応じて酸との付加
塩として目的化合物(I)を得ることが出来る。
方法: 式中R’、 Il”、 It”、 A、 0は前記の意
味を表わす。
化合物(IV lと化合物(Vlを還元剤の存在丁番こ
反応を行い化合物CI)を合成する。
還元剤としてはNa1ll14やNaCN口■1口金1
いることが出来る0反応はこれらの試薬に不活性な溶媒
中、好ましくはメタノール、エタノール、ジオキサン中
、塩酸や酢酸のような酸の存在下或は非存在下に一20
°〜100℃の温度範囲で1〜24時間で完了する。
反応終了後、結晶化、沈澱化、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー等により精製し、必要に応じて酸との付加
塩として化合物(I)を得ることが出来る。
C法: (Vl)          (V) 式中1’、 n”、 R”、 A、 Bは前記の意味を
表わし、Yはハロゲン原子、アルキル又はアリールスル
ホニルオキシ基を表わす。
化合物(IV)と化合物(V)を塩基の存在下に縮合し
化合物(1)を合成する。
ハロゲン原子として塩素、臭素、ヨウ素等を、アルキル
又はアリールスルホニルオキシ基としてはメタンスルホ
ニルオキシ基、トリフロロメタンスルホニルオキシ基%
p−トルエンスルホニルオキシ基等を挙げることが出来
る。塩基としては、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等の
無機塩、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミ
ン、 N、N−ジメチルアニリン等の有機塩基を用いる
ことが出来る0反応はこれらの試薬に不活性な溶媒中、
好ましくはジクロルメタン、口MF、ジオキサン、ベン
ゼン、 DMSO等が用いられ、 −20°〜100℃
の温度範囲で1〜24時間で完了する0反応終了後、結
晶化、沈澱化、シリカゲルカラムクロマトグラフィー等
により精製し、必要に応じて酸との付加塩として化合物
(r)を得ることが出来る。
次に、−儀式(I)の本発明化合物の生理活性について
説明する。
−M式(1)の本発明化合物の減圧脳アノキシア保護作
用を減圧脳アノキシア症のマウスの生存時間の延長効果
を指標としてテストすると、後記の試験例に示したよう
に、生存期間の顕著な延長が観察され、本発明化合物は
優れた脳機能障害改総頚動脈結紮によって生ずる嫌気性
解糖の異常亢進による脳内乳酸蓄積を有意に制御した。
更に本発明化合物は低い急性毒性(マウス腹腔内投与に
於けるtoe。値は300mg/kg以上である)を有
する。
本発明化合物は、上記のような生理活性から。
脳機能障害改善薬として有用である0本発明化合物の投
与量は、用法、症状の程度、患者の性別、年令などによ
り異なるが、通常、成人1日当り100mg〜5gを1
−数回にわけて投与することができる。
脳機能障害改善薬としては、本発明化合物は経口或は非
経口(例えば坐薬や注射溶液の形で)的に投与すること
が出来る。経口投与の場合は、例えば錠剤、散剤、カプ
セル、顆粒剤等とすることが出来、それらはtn用の賦
形剤、例えば炭酸カルシウム、燐酸カルシウム、とうも
ろこしでんぷん、砂糖、ラクトース、タルク、ステアリ
ン酸マグネシウム等を含んでいてもよい、坐薬に適した
賦形剤は、例えば、天然または硬化した油、ワックス、
油脂、ポリオール等である。注射ン容液に適した賦形剤
は、例えば、水、アルコール、ポリオール、グリセリン
、植物油等である。
次に一般式CI)の本発明化合物の製造を、縮合反応例
を示す実施例について例証的1こ記載する。
実IU江上 1−+2−才キソビ口リジン−1−イルアセチル)−4
−+2.3.4−)リメトキシベンジル)ピペラジンの
製造 2−(2−オキソビロリジ:z−1−イル)酢酸110
0mgl 、ジシクロへキシルカルボジイミド(155
mgl 、N−ヒドロキシベンズトリアゾール(95m
g)をDMF(1mj2 )に溶かし室温下30分撹拌
した。これに1−+2.3.4−1−リメトキシベンジ
ル)−ピペラジン(185mg)の1.2−ジクロルエ
タン溶液 (2m121を加え、60℃510時間反応
した。酢酸エチルを加え不溶物をろ去し、ろ液を炭酸水
素ナトリウム水溶液と水で洗浄後、硫酸マグネシウムで
脱水し、酢酸エチルを留去した。残渣をシリカゲルカラ
ム・クロマトグラフィー(30g、 i間溶媒:クロロ
ホルム メタノール= 20:11 にかけ、表題の目
的化合物を白、色粉末として190mg(71%)得た
rlJR(CDCI231δ: 2.07(2H,ml
、 2.35−2.55f61113.44f211.
sl、 3.49(211,s)、 3.5H211,
tl、 3.69(211,ml、 3.86(311
,sl、 3.87(3t1.s)、 3.8H311
,sl4.09(211,sl、 6.64(l11.
dl、 6.96flll、d)水晶(82mg)をI
N塩酸 (0,5n+j2 ]に溶かした後、;U f
I?i乾固し、目的物の塩酸塩とした。
夫胤旦ユ 1−(2−才キソビロリジン−1−イル−カルボニルメ
チル) −4−(2,3,4−1−リメトキシベンジル
)ピペラジンの製造 1−(2,3,4−トリメトキシベンジル)−ピペラジ
ン(798mgl と1−クロルアセチル−2−オキソ
ピロリジン(485mgl をDMF、[10mg )
に溶がし無水炭酸カリウムf828mglの存在下、室
温で1.5時間撹拌した。酢酸エチルで希釈し、水洗し
た。硫酸マグネシウムで脱水し、酢酸エチルを留去し残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(100g、
展開溶媒:クロロホルム、メタノール= 20:11 
で1青製し、表題の目的化合物を白色粉末として1.0
6g(90%)得た。
PMR(CD1.lδ: 2.05(21t、ml、 
2.5−2.55(1011)3.50(211,sl
、 3.74(21[、sl、 3.81(211,t
l、 3.85(311,s)、 3.8H3+!、s
l、 3.88(311,sl、 6.63(111,
d)6、98 flH,dl 水晶[395mg1 を水 (3mI21にIN塩酸f
1.2n+421の溶液に溶かした後、濃縮乾固し目的
化合物の塩酸塩を得た。
及血±ユ 1−(2−オギソビロリジンー1−イルーアセチル)4
− (3,4,5−トリメトキシベンジル)ピペラジン
の製造 〕−(2−オギソビロリジンー1−イルーアセデル)ピ
ペラジンの酢酸塩(特開昭[12−1850G8号公報
)734mgと3.4.5−トリメトキシベンズアルデ
ヒド588mgをメタノール(10m121にン容かし
、Na(:NBIIs(388mgl を加え、室温で
1時間撹拌した。減圧下濃縮後、残渣に水を加え、 l
N−lICI2にてpHを1.5とし酢酸エチルにて洗
浄した。水層を炭酸カリウムにてpl+9.5とし、ク
ロロホルムに抽出した。クロロボルム層を硫酸マグネシ
ウムで脱水し、クロロホルムを留去した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(70[、展開溶媒;ク
ロロホルム−メタノール=20+11 にて精製し、表
題の目的物を白色粉末として400mg得た。
PMn (CDfl 、1δ: 2.08(211m1
.2.35−2.5OfCIIl。
3.43+211.31. 3.45−3.65(旧1
1. 3.60(211,mi  3.8[+(311
,s)、 3.87(311,sl、 3.88HI1
.sl、 4.10(211,sl6、54 (21+
、 sl 夫胤血A 実施例1の化合物1部、乳糖2.7部、コーンスターチ
08部、ポリビニルとロリド20.05部を混合し、常
法によりエタノールで造粒してから乾燥、整粒する。こ
れに0.5%のステアリン酸マグネシウムを加え混合後
に打錠して常法により1錠100mgの錠剤とする。
筬狡血止 減圧低酸素負荷により脳アノキシアを起したマウスの生
存時間の延長効果を指標として、本発明化合物の脳機能
障害改善作用を調べた。
1群6匹ddY系マウス(6週令、体重25〜30g)
を用い、本発明の化合物(投与液量が0.1mβ/lO
gとなるように精製水に溶解した)を腹腔的投与した、
30分間後に透明な密閉容器に1匹ずつ入れ、真空ポン
プで190mmHHに減圧した。減圧開始からマウスが
呼吸停止により死亡するまでの時間を測定し、生存時間
(秒)とした。
供試薬剤を含まない精製水を投与した対照群の生存時間
に対する本発明の供試化合物投与群の生存時間の比を求
め、次の表−1に記載した。
表−1 比較群ではアニラセクムは0.5%CMC溶液に懸濁し
て投与して生存時間を測定し、そして0.5%CMCの
み投与の群との生存時間比を求めた。
墓脹廻ユ 両側縁頚動脈永久結紮によるマウス脳虚血モデルに対す
る、−儀式(I)の本発明化合物の脳機能障害改善作用
を調べた。
一群4−15匹のddY系マウスを用い、本発明の化合
物(投与液量が0. l/10gとなるように精製水に
溶かした)を腹腔内投与し、30分後にマウスを無麻酔
下で背位に固定して腹側頚部を切開した。
両側縁頚動脈(BOA)を迷走神経幹から分離し、結合
糸で永久結紮した。これによって脳を虚血状態にして脳
アノキシアを惹起させた0手術後直ちにマウスをケージ
内に解放し、BCAC繋結330分後頭した。直ちに頭
部を液体窒素で冷却し、小脳を除く脳組織を摘出した。
脳試料を秤量後、水冷した0、 IN  l1l−99
%メタノールを0.4mj27100mgの割合で加え
てホモジナイズした。このホモジネート0.5nlに水
冷した0、3N NCJ204−1+nM EDTAを
1m12添加混和し、冷却下に遠心分II (1000
0rpm。
4℃、 10分〕して上演を採取した。この上清を水冷
り、 タ1.5N KOJI−1mM イミダゾール塩
基−0,3M Klで中和し、再び冷却下に遠心分離し
て、得られた上清を乳酸定量用試料とした。
更に、上記の試験方法を本発明化合物の腹腔投与なしに
反復して対照群とし、また本発明化合物の代りにホパテ
ン酸カルシウム又はイデベノンを腹腔投与して反復して
比較群とした。
乳酸の定量は、ベーリンガーマンハイム山之内社のF−
キットを用いて酵素法により行った。
偽手術群の脳試料に於ける乳酸量に対する虚血処理群の
乳酸量比を求め、表−2に記載した。
表−2 (発明の効果) 本発明による一般式(I)の化合物は、前記の試験例か
ら明らかなように、低圧性低酸素負荷条件で惹起された
脳アノキシアの哺乳動物の生存時間を延長し、またマウ
ス脳虚血モデルにおいても保護作用が観察され脳機能障
害改善薬として有用である。
特に臨床においては、脳梗塞後遺症や脳出血後遺症など
における意欲低下や情緒障害等の改善に有用であると考
えられ、 老人性痴呆症等の治療薬 としても効果を示すと思われる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次の一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、R^1、R^2及びR^3は互いに同一でも異
    なってもよく、水素原子、又は炭素数1〜3の低級アル
    コキシ基を表わし、A及びBは互いに同一でも異なって
    もよく、アルキレン基−(CH_2)_n− (但しnは1〜3の整数である)又はカルボニル基−C
    O−を表わす]で示されるピロリジノン化合物またはそ
    の薬理的に許容される塩。 2、R^1、R^2及びR^3がメトキシ基、Aがカル
    ボニル基、Bがメチレン基−CH_2−である請求項1
    に記載の化合物またはその塩。 3、R^1、R^2及びR^3がメトキシ基、Aがメチ
    レン基、Bがカルボニル基である請求項1に記載の化合
    物。 4、請求項1に記載の一般式( I )の化合物又はその
    塩を有効成分とする脳機能障害改善剤。 5、請求項2〜3に記載の化合物を有効成分とする脳機
    能障害改善剤。
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