JPH0245411Y2 - - Google Patents
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- JPH0245411Y2 JPH0245411Y2 JP3848983U JP3848983U JPH0245411Y2 JP H0245411 Y2 JPH0245411 Y2 JP H0245411Y2 JP 3848983 U JP3848983 U JP 3848983U JP 3848983 U JP3848983 U JP 3848983U JP H0245411 Y2 JPH0245411 Y2 JP H0245411Y2
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- lever
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- 238000013459 approach Methods 0.000 claims 1
- 101100494448 Caenorhabditis elegans cab-1 gene Proteins 0.000 description 19
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 210000002784 stomach Anatomy 0.000 description 1
Landscapes
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔技術分野〕
本考案は、パワーシヨベル等の運転室の前面窓
をロツクする装置に関する。
をロツクする装置に関する。
一般に、パワーシヨベルの運転室においては、
その前面窓を、運転室の前部からガイドレールに
沿つて運転室の天井部にまで移動し、運転室の前
面部を大きく開放することができるようになつて
いる。
その前面窓を、運転室の前部からガイドレールに
沿つて運転室の天井部にまで移動し、運転室の前
面部を大きく開放することができるようになつて
いる。
しかるに、従来のパワーシヨベルにおいては、
前面窓を運転室に対してロツクする装置が設けら
れていなかつたので、振動試験等の際に大きな振
動を受けると、前面窓と前記ガイドレールとの間
に介在されるローラおよびこれらのローラの支軸
が極端に摩耗したり、ガイドレールにクラツクが
生じたりするという欠点があつた。
前面窓を運転室に対してロツクする装置が設けら
れていなかつたので、振動試験等の際に大きな振
動を受けると、前面窓と前記ガイドレールとの間
に介在されるローラおよびこれらのローラの支軸
が極端に摩耗したり、ガイドレールにクラツクが
生じたりするという欠点があつた。
本考案は、前記従来の欠点を解消するべくなさ
れたもので、パワーシヨベル等の車両の運転室の
前面窓を、運転室に対しロツクすることにより、
車両が大きな振動を受けても、前面窓に支持され
たローラやそれらのローラの支軸が極端に摩耗し
たり、ガイドレールにクラツクが生じたりするの
を防止することができ、しかも前面窓の移動操作
に支障を生じることがなく、その上、構造が簡単
で製造コストを安価にすることができる車両の前
面窓ロツク装置を提供することを目的とする。
れたもので、パワーシヨベル等の車両の運転室の
前面窓を、運転室に対しロツクすることにより、
車両が大きな振動を受けても、前面窓に支持され
たローラやそれらのローラの支軸が極端に摩耗し
たり、ガイドレールにクラツクが生じたりするの
を防止することができ、しかも前面窓の移動操作
に支障を生じることがなく、その上、構造が簡単
で製造コストを安価にすることができる車両の前
面窓ロツク装置を提供することを目的とする。
本考案による車両の前面窓ロツク装置は、車両
の運転室の前部と天井部との間をガイドレールに
沿つて移動自在な前面窓に設けられた可動側と、
前記天井部の前端部付近に設けられた第一の固定
側と、前記天井部の後端部付近に設けられた第二
の固定側とを有してなり、さらに前記可動側は、
前記前面窓に回動自在に支持されたレバー回動軸
と、このレバー回動軸に固定されたレバーと、前
記レバー回動軸に固定された係合部材と、この係
合部材に設けられた係合凹部と、前記レバーを、
所定のロツク位置から所定の非ロツク位置に向か
う方向に付勢するレバーばねと、前記前面窓に回
動自在に支持されたレバー係止部材と、このレバ
ー係止部材に設けられたレバー係止凹部と、前記
レバー係止部材を所定の偏椅位置に向かつて付勢
する係止部材ばねとを有してなり、前記第一の固
定側および第二の固定側はそれぞれ、前記運転室
に固定された固定部材と、この固定部材に設けら
れたレバー侵入凹部と、前記固定部材に突設され
た突起体と、この突起体に、該突起体の周方向に
設けられた溝部とを有してなり、前記前面窓が前
記運転室の前部の所定位置にあるときは、前記レ
バー回動軸の一端部が前記第一の固定側のレバー
侵入凹部に侵入する一方、前記前面窓が前記運転
室の天井部の所定位置にあるときは、前記レバー
回動軸の一端部が前記第二の固定側のレバー侵入
凹部に侵入し、また、前記レバー回動軸の一端部
が前記第一の固定側または第二の固定側のレバー
侵入凹部に侵入している状態において、前記レバ
ーを前記ロツク位置に向かつて回動させて行く
と、前記レバーは前記係止部材を押して、該係止
部材を前記偏椅位置から前記係止部材ばねに抗し
て回動させながら前記レバー係止凹部に近付き、
最終的に前記レバーが前記ロツク位置に達したと
きには、前記レバー係止凹部が前記レバーに係合
し、前記係止部材が前記係止部材ばねの力により
前記偏椅位置側に復帰する一方、前記係合部材の
係合凹部が前記第一の固定側または第二の固定側
の溝部に係合するものである。
の運転室の前部と天井部との間をガイドレールに
沿つて移動自在な前面窓に設けられた可動側と、
前記天井部の前端部付近に設けられた第一の固定
側と、前記天井部の後端部付近に設けられた第二
の固定側とを有してなり、さらに前記可動側は、
前記前面窓に回動自在に支持されたレバー回動軸
と、このレバー回動軸に固定されたレバーと、前
記レバー回動軸に固定された係合部材と、この係
合部材に設けられた係合凹部と、前記レバーを、
所定のロツク位置から所定の非ロツク位置に向か
う方向に付勢するレバーばねと、前記前面窓に回
動自在に支持されたレバー係止部材と、このレバ
ー係止部材に設けられたレバー係止凹部と、前記
レバー係止部材を所定の偏椅位置に向かつて付勢
する係止部材ばねとを有してなり、前記第一の固
定側および第二の固定側はそれぞれ、前記運転室
に固定された固定部材と、この固定部材に設けら
れたレバー侵入凹部と、前記固定部材に突設され
た突起体と、この突起体に、該突起体の周方向に
設けられた溝部とを有してなり、前記前面窓が前
記運転室の前部の所定位置にあるときは、前記レ
バー回動軸の一端部が前記第一の固定側のレバー
侵入凹部に侵入する一方、前記前面窓が前記運転
室の天井部の所定位置にあるときは、前記レバー
回動軸の一端部が前記第二の固定側のレバー侵入
凹部に侵入し、また、前記レバー回動軸の一端部
が前記第一の固定側または第二の固定側のレバー
侵入凹部に侵入している状態において、前記レバ
ーを前記ロツク位置に向かつて回動させて行く
と、前記レバーは前記係止部材を押して、該係止
部材を前記偏椅位置から前記係止部材ばねに抗し
て回動させながら前記レバー係止凹部に近付き、
最終的に前記レバーが前記ロツク位置に達したと
きには、前記レバー係止凹部が前記レバーに係合
し、前記係止部材が前記係止部材ばねの力により
前記偏椅位置側に復帰する一方、前記係合部材の
係合凹部が前記第一の固定側または第二の固定側
の溝部に係合するものである。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説
明する。
明する。
第1図および2図は、パワーシヨベルの運転室
の側面図を示す。運転室1の左右の壁体には、そ
れぞれ該運転室1の前部から天井部へ延びるガイ
ドレール2が設けられている。前記ガイドレール
2の横断面は、第3図に示されるように、溝型状
をなしている(第3図、11図、および12図中
の1aは、運転室1の壁体を構成する部材を示
す)。
の側面図を示す。運転室1の左右の壁体には、そ
れぞれ該運転室1の前部から天井部へ延びるガイ
ドレール2が設けられている。前記ガイドレール
2の横断面は、第3図に示されるように、溝型状
をなしている(第3図、11図、および12図中
の1aは、運転室1の壁体を構成する部材を示
す)。
前記第1図および2図において、3は前面窓で
あり、この前面窓3は、第4図および5図に詳細
に示されるように、枠体4と、この枠体4に取り
付けられた窓ガラス5(第5図にのみ図示)とか
らなる。前記枠体4の四隅部には、ローラ軸6を
介してローラ7が回転自在に支持されており、こ
れらのローラ7は前記ガイドレール2に転動自在
に嵌合されている。また、前記枠体4には、前面
窓3を操作するための把手8が取り付けられてい
る。さらに、前記枠体4の上端部には、前面窓ロ
ツク装置9の可動側9aが取り付けられている。
あり、この前面窓3は、第4図および5図に詳細
に示されるように、枠体4と、この枠体4に取り
付けられた窓ガラス5(第5図にのみ図示)とか
らなる。前記枠体4の四隅部には、ローラ軸6を
介してローラ7が回転自在に支持されており、こ
れらのローラ7は前記ガイドレール2に転動自在
に嵌合されている。また、前記枠体4には、前面
窓3を操作するための把手8が取り付けられてい
る。さらに、前記枠体4の上端部には、前面窓ロ
ツク装置9の可動側9aが取り付けられている。
次に、この可動側9aの詳細を、第6図から第
10図までにより説明する。10はレバー支持台
であり、このレバー支持台10は枠体4に固定さ
れている。前記レバー支持台10には、レバー回
動軸11が回動自在に支持されており、このレバ
ー回動軸11にはレバー12が固定されている。
前記レバー12の先端部には、握り部13が設け
られている。
10図までにより説明する。10はレバー支持台
であり、このレバー支持台10は枠体4に固定さ
れている。前記レバー支持台10には、レバー回
動軸11が回動自在に支持されており、このレバ
ー回動軸11にはレバー12が固定されている。
前記レバー12の先端部には、握り部13が設け
られている。
なお、14はレバー回動軸11に嵌合された円
筒材であり、レバー12によつてレバー回動軸1
1に対し固定されている。そして、レバー回動軸
11は、前記円筒材14により、レバー支持体1
0に対する軸方向の位置決めをなされている。
筒材であり、レバー12によつてレバー回動軸1
1に対し固定されている。そして、レバー回動軸
11は、前記円筒材14により、レバー支持体1
0に対する軸方向の位置決めをなされている。
前記レバー支持台10とレバー12との間に
は、ねじりばね15が介装されており、このばね
15は、レバー12をロツク位置イ(実線で示す
位置)から非ロツク位置ロ(第5図、7図および
8図に一点鎖線で示す位置であり、ロツク位置イ
と180度をなす)に向かう方向に付勢している。
前記レバー回動軸11は、その一端部11aをレ
バー支持台10から突出されており、かつ該端部
11a付近に、係合部材16を固定されている。
この係合部材16には、係合凹部37が設けられ
ている。
は、ねじりばね15が介装されており、このばね
15は、レバー12をロツク位置イ(実線で示す
位置)から非ロツク位置ロ(第5図、7図および
8図に一点鎖線で示す位置であり、ロツク位置イ
と180度をなす)に向かう方向に付勢している。
前記レバー回動軸11は、その一端部11aをレ
バー支持台10から突出されており、かつ該端部
11a付近に、係合部材16を固定されている。
この係合部材16には、係合凹部37が設けられ
ている。
17は係止部材支持台であり、この係止部材支
持台17は枠体4に固定されている。前記係止部
材支持台17には、軸18を介して、レバー係止
部材19が回動自在に支持されており、このレバ
ー係止部材19の先端側には、斜面部20が設け
られている。また、前記レバー係止部材19に
は、斜面部20に隣接してレバー係止凹部21が
設けられている。
持台17は枠体4に固定されている。前記係止部
材支持台17には、軸18を介して、レバー係止
部材19が回動自在に支持されており、このレバ
ー係止部材19の先端側には、斜面部20が設け
られている。また、前記レバー係止部材19に
は、斜面部20に隣接してレバー係止凹部21が
設けられている。
前記係止部材支持台17とレバー係止部材19
との間には、係止部材ばね22が介装されてお
り、このばね22はレバー係止部材19を第10
図において反時計方向に付勢している。なお、前
記レバー係止部材19は、所定の偏椅位置(第1
0図における実線位置)を越えて反時計方向に回
動することはできないようになつている。
との間には、係止部材ばね22が介装されてお
り、このばね22はレバー係止部材19を第10
図において反時計方向に付勢している。なお、前
記レバー係止部材19は、所定の偏椅位置(第1
0図における実線位置)を越えて反時計方向に回
動することはできないようになつている。
前記前面窓ロツク装置9の固定側は、2箇所に
設けられており、そのうち、第一の固定側9b
は、運転室1の天井部の前端部付近(第1図の丸
印B部分)に、第二の固定側9cは、前記天井部
の後端部付近(第2図の丸印C部分)にそれぞれ
設けられている。これらの固定側9b,9cは同
一構造とされているので、その構造の詳細を第8
図および9図により一緒に説明する。
設けられており、そのうち、第一の固定側9b
は、運転室1の天井部の前端部付近(第1図の丸
印B部分)に、第二の固定側9cは、前記天井部
の後端部付近(第2図の丸印C部分)にそれぞれ
設けられている。これらの固定側9b,9cは同
一構造とされているので、その構造の詳細を第8
図および9図により一緒に説明する。
23は固定部材であり、この固定部材23は運
転室1の壁体に固定されている(第二の固定側9
cの場合は、第12図に示されるように、運転室
1の壁体を構成する部材1aに取付具29を介し
て固定されている)。前記固定部材23には、回
動軸侵入凹部24が設けられている。また、前記
固定部材23には、突起体25が突設されてお
り、この突起体25には、溝部26が周方向に設
けられている。
転室1の壁体に固定されている(第二の固定側9
cの場合は、第12図に示されるように、運転室
1の壁体を構成する部材1aに取付具29を介し
て固定されている)。前記固定部材23には、回
動軸侵入凹部24が設けられている。また、前記
固定部材23には、突起体25が突設されてお
り、この突起体25には、溝部26が周方向に設
けられている。
なお、運転室1の天井部の後端部付近(第2図
の丸印C部分)には、取付具27を介してゴム等
からなる緩衝体28が取り付けられている。
の丸印C部分)には、取付具27を介してゴム等
からなる緩衝体28が取り付けられている。
次に、本実施例の作動を説明する。
前面窓3は、把手8を持つて力を加えることに
より、ガイドレール2に沿つて移動させることが
できる(このとき、ローラ7はガイドレール2に
沿つて転動し、前面窓3の移動を円滑にする)。
すなわち、前面窓3は、第1図の位置ハのように
運転室1の前部にある状態から、位置ニのような
中間の状態を経由して、第2図の位置のホのよう
に運転室1の天井部にまで移動することもできる
し、逆に、前記位置ホから位置ニを経由して位置
ハにまで戻すこともできる。そして、前面窓3が
前記位置ホにあるときは、運転室1の前面部は大
きく開放される。
より、ガイドレール2に沿つて移動させることが
できる(このとき、ローラ7はガイドレール2に
沿つて転動し、前面窓3の移動を円滑にする)。
すなわち、前面窓3は、第1図の位置ハのように
運転室1の前部にある状態から、位置ニのような
中間の状態を経由して、第2図の位置のホのよう
に運転室1の天井部にまで移動することもできる
し、逆に、前記位置ホから位置ニを経由して位置
ハにまで戻すこともできる。そして、前面窓3が
前記位置ホにあるときは、運転室1の前面部は大
きく開放される。
さて、前面窓3が前記第1図の位置ハのように
運転室1の前部に位置している状態では、ロツク
装置9の可動側9aと第一の固定側9bとの位置
関係は、第11図のようになる。また、前面窓3
が前記第2図の位置ホのように運転室の天井部に
移動して行き、第12図のように前面窓3の枠体
4の上端部4aが緩衝体28に当接すると、可動
側9aと第二の固定側9cとの位置関係は、第1
2図のようになる。そして、これらの第11図お
よび12図のいずれの状態においても、レバー回
動軸11の一端部11aが固定部材23の回動軸
侵入凹部24に侵入した状態となる(第6図、8
図および9図参照)。
運転室1の前部に位置している状態では、ロツク
装置9の可動側9aと第一の固定側9bとの位置
関係は、第11図のようになる。また、前面窓3
が前記第2図の位置ホのように運転室の天井部に
移動して行き、第12図のように前面窓3の枠体
4の上端部4aが緩衝体28に当接すると、可動
側9aと第二の固定側9cとの位置関係は、第1
2図のようになる。そして、これらの第11図お
よび12図のいずれの状態においても、レバー回
動軸11の一端部11aが固定部材23の回動軸
侵入凹部24に侵入した状態となる(第6図、8
図および9図参照)。
このような状態においても、レバー12が非ロ
ツク位置ロにあるときは、第9図の一点鎖線で示
されるように、係合部材16は突起体25の溝部
26に係合しておらず、前面窓3は運転室1の壁
体に対してロツクされていない。
ツク位置ロにあるときは、第9図の一点鎖線で示
されるように、係合部材16は突起体25の溝部
26に係合しておらず、前面窓3は運転室1の壁
体に対してロツクされていない。
しかし、前記のように、レバー回動軸11の端
部11aが回動軸侵入凹部24に侵入している状
態において、レバー12をレバーばね15に抗し
てロツク位置イにまで回動させると、係合部材1
6の係合凹部37が突起体25の溝部26に係合
し(第6図、8図、11図および12図、並びに
9図の実線位置は、この状態を示している)、レ
バー回動軸11が固定部材23に対してどの方向
にも移動できない状態になる。これにより、前面
窓3は、運転室1の壁体に対してロツクされた状
態となる。
部11aが回動軸侵入凹部24に侵入している状
態において、レバー12をレバーばね15に抗し
てロツク位置イにまで回動させると、係合部材1
6の係合凹部37が突起体25の溝部26に係合
し(第6図、8図、11図および12図、並びに
9図の実線位置は、この状態を示している)、レ
バー回動軸11が固定部材23に対してどの方向
にも移動できない状態になる。これにより、前面
窓3は、運転室1の壁体に対してロツクされた状
態となる。
一方、前記のようにレバー12を、レバーばね
15に抗して非ロツク位置ロからロツク位置イま
で回動させて行く過程において、第10図に示さ
れるように、レバー12の中間部がレバー係止部
材19の斜面部20を押し、該レバー係止部材1
9を前記偏椅位置から係止部材ばね22に抗して
回動させる。そして、レバー12が最終的にロツ
ク位置イに達すると、第10図の実線で示される
ように、レバー係止部材19のレバー係止凹部2
1がレバー12に係合した状態となり(このと
き、レバー係止部材19は係止部材ばね22によ
り前記偏椅位置に復帰する)、レバー12から手
を離してもレバー12はロツク位置イに保持され
る。したがつて、前面窓3は、前記運転室1に対
しロツクされ続ける。
15に抗して非ロツク位置ロからロツク位置イま
で回動させて行く過程において、第10図に示さ
れるように、レバー12の中間部がレバー係止部
材19の斜面部20を押し、該レバー係止部材1
9を前記偏椅位置から係止部材ばね22に抗して
回動させる。そして、レバー12が最終的にロツ
ク位置イに達すると、第10図の実線で示される
ように、レバー係止部材19のレバー係止凹部2
1がレバー12に係合した状態となり(このと
き、レバー係止部材19は係止部材ばね22によ
り前記偏椅位置に復帰する)、レバー12から手
を離してもレバー12はロツク位置イに保持され
る。したがつて、前面窓3は、前記運転室1に対
しロツクされ続ける。
以上のことから、この前面窓ロツク装置9によ
れば、前面窓3が前記第1図の位置ハのように運
転室1の前部にある状態、および前面窓3が前記
第2図の位置ホのように天井部の所定位置にある
状態の両方の状態において、前面窓3を運転室1
に対してロツクすることができる。そして、この
ように前面窓3が運転室1にロツクされた状態で
は、車体が大きな振動を受けても、ローラ7やロ
ーラ軸6等が極度に摩耗したり、ガイドレール2
にクラツクが生じたりすることがない。
れば、前面窓3が前記第1図の位置ハのように運
転室1の前部にある状態、および前面窓3が前記
第2図の位置ホのように天井部の所定位置にある
状態の両方の状態において、前面窓3を運転室1
に対してロツクすることができる。そして、この
ように前面窓3が運転室1にロツクされた状態で
は、車体が大きな振動を受けても、ローラ7やロ
ーラ軸6等が極度に摩耗したり、ガイドレール2
にクラツクが生じたりすることがない。
また、前記のように、前面窓3が第1図の位置
ハのように運転室1の前面にあり、レバー回動軸
11の一端部11aが第一の固定側9bの回動軸
侵入凹部24に侵入している場合でも、レバー回
動軸11が非ロツク位置ロに回動されたままのと
きには、前面窓3が運転室1の天井部に向かつて
移動されると、レバー回動軸11の一端部11a
は、どの部材にもぶつからずに、回動軸侵入凹部
24からそのまま脱出する。したがつて、運転室
1の前面側と天井部との間における前面窓3の移
動に、ロツク装置9が支障を与えることはない。
ハのように運転室1の前面にあり、レバー回動軸
11の一端部11aが第一の固定側9bの回動軸
侵入凹部24に侵入している場合でも、レバー回
動軸11が非ロツク位置ロに回動されたままのと
きには、前面窓3が運転室1の天井部に向かつて
移動されると、レバー回動軸11の一端部11a
は、どの部材にもぶつからずに、回動軸侵入凹部
24からそのまま脱出する。したがつて、運転室
1の前面側と天井部との間における前面窓3の移
動に、ロツク装置9が支障を与えることはない。
なお、前記実施例は、本考案による車両の前面
窓ロツク装置をパワーシヨベルの運転室に適用し
た場合を示したが、本考案は他の種の車両の運転
室にも適用することができることは言うまでもな
い。
窓ロツク装置をパワーシヨベルの運転室に適用し
た場合を示したが、本考案は他の種の車両の運転
室にも適用することができることは言うまでもな
い。
(考案の効果)
以上のように、本考案による車両の前面窓ロツ
ク装置は、前記構成を有することにより、 (a) 前面窓を、該前面窓が運転室の前面部にある
場合、および天井部にある場合の両方におい
て、運転室に対しロツクすることができ、車両
が大きな振動を受けても、前面窓に支持された
ローラやそれらのローラの支軸が極端に摩耗し
たり、ガイドレールにクラツクが生じたりする
のを防止することができる。
ク装置は、前記構成を有することにより、 (a) 前面窓を、該前面窓が運転室の前面部にある
場合、および天井部にある場合の両方におい
て、運転室に対しロツクすることができ、車両
が大きな振動を受けても、前面窓に支持された
ローラやそれらのローラの支軸が極端に摩耗し
たり、ガイドレールにクラツクが生じたりする
のを防止することができる。
(b) レバーが非ロツク位置に回動されている限
り、装置の可動側と第一の固定側とは干渉しな
いので、前面窓の移動操作に支障を生じること
がない。
り、装置の可動側と第一の固定側とは干渉しな
いので、前面窓の移動操作に支障を生じること
がない。
(c) 構造が簡単で、製造コストを安価にすること
ができる。
ができる。
等の優れた効果を得られるものである。
第1図および2図は本考案による車両の前面窓
ロツク装置の一実施例を備えたパワーシヨベルの
運転室を示す側面図、第3図は第1図の−線
における断面図、第4図は前記運転室の前面窓を
示す側面図、第5図前記前面窓を示す正面図、第
6図は前記実施例を示す斜視図、第7図は前記実
施例における可動側の一部を示す側面図、第8図
は前記実施例を示す正面図、第9図は第8図の
−線における断面図、第10図は第8図の−
線における断面図、第11図は前面窓が運転室
の前部の所定位置にある場合の、前記実施例にお
ける可動側と第一の固定側との位置関係を示す断
面図、第12図は前面窓が運転室の天井部の所定
位置にある場合の、前記実施例における可動側と
第二の固定側との位置関係を示す断面図である。 1……運転室、2……ガイドレール、3……前
面窓、4……枠体、9……前面窓ロツク装置、9
a……ロツク装置9の可動側、9b……ロツク装
置9の第一の固定側、9c……ロツク装置9の第
二の固定側、11……レバー回動軸、12……レ
バー、15……レバーばね、16……係合部材、
19……レバー係止部材、21……レバー係止凹
部、22……係止部材ばね、23……固定部材、
24……回動軸侵入凹部、25……突起体、26
……溝部。
ロツク装置の一実施例を備えたパワーシヨベルの
運転室を示す側面図、第3図は第1図の−線
における断面図、第4図は前記運転室の前面窓を
示す側面図、第5図前記前面窓を示す正面図、第
6図は前記実施例を示す斜視図、第7図は前記実
施例における可動側の一部を示す側面図、第8図
は前記実施例を示す正面図、第9図は第8図の
−線における断面図、第10図は第8図の−
線における断面図、第11図は前面窓が運転室
の前部の所定位置にある場合の、前記実施例にお
ける可動側と第一の固定側との位置関係を示す断
面図、第12図は前面窓が運転室の天井部の所定
位置にある場合の、前記実施例における可動側と
第二の固定側との位置関係を示す断面図である。 1……運転室、2……ガイドレール、3……前
面窓、4……枠体、9……前面窓ロツク装置、9
a……ロツク装置9の可動側、9b……ロツク装
置9の第一の固定側、9c……ロツク装置9の第
二の固定側、11……レバー回動軸、12……レ
バー、15……レバーばね、16……係合部材、
19……レバー係止部材、21……レバー係止凹
部、22……係止部材ばね、23……固定部材、
24……回動軸侵入凹部、25……突起体、26
……溝部。
Claims (1)
- 車両の運転室の前部と天井部との間をガイドレ
ールに沿つて移動自在な前面窓に設けられた可動
側と、前記天井部の前端部付近に設けられた第一
の固定側と、前記天井部の後端部付近に設けられ
た第二の固定側とを有してなり、さらに前記可動
側は、前記前面窓に回動自在に支持されたレバー
回動軸と、このレバー回動軸に固定されたレバー
と、前記レバー回動軸に固定された係合部材と、
この係合部材に設けられた係合凹部と、前記レバ
ーを、所定のロツク位置から所定の非ロツク位置
に向かう方向に付勢するレバーばねと、前記前面
窓に回動自在に支持されたレバー係止部材と、こ
のレバー係止部材に設けられたレバー係止凹部
と、前記レバー係止部材を所定の偏椅位置に向か
つて付勢する係止部材ばねとを有してなり、前記
第一の固定側および第二の固定側はそれぞれ、前
記運転室に固定された固定部材と、この固定部材
に設けられたレバー侵入凹部と、前記固定部材に
突設された突起体と、この突起体に、該突起体の
周方向に設けられた溝部とを有してなり、前記前
面窓が前記運転室の前部の所定位置にあるとき
は、前記レバー回動軸の一端部が前記第一の固定
側のレバー侵入凹部に侵入する一方、前記前面窓
が前記運転室の天井部の所定位置にあるときは、
前記レバー回動軸の一端部が前記第二の固定側の
レバー侵入凹部に侵入し、また、前記レバー回動
軸の一端部が前記第一の固定側または第二の固定
側のレバー侵入凹部に侵入している状態におい
て、前記レバーを前記ロツク位置に向かつて回動
させて行くと、前記レバーは前記係止部材を押し
て、該係止部材を前記偏椅位置から前記係止部材
ばねに抗して回動させながら前記レバー係止凹部
に近付き、最終的に前記レバーが前記ロツク位置
に達したときには、前記レバー係止凹部が前記レ
バーに係合し、前記係止部材が前記係止部材ばね
の力により前記偏椅位置側に復帰する一方、前記
係合部材の係合凹部が前記第一の固定側または第
二の固定側の溝部に係合することを特徴とする車
両の前面窓ロツク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3848983U JPS59146474U (ja) | 1983-03-18 | 1983-03-18 | 車両の前面窓ロツク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3848983U JPS59146474U (ja) | 1983-03-18 | 1983-03-18 | 車両の前面窓ロツク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59146474U JPS59146474U (ja) | 1984-09-29 |
JPH0245411Y2 true JPH0245411Y2 (ja) | 1990-11-30 |
Family
ID=30169156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3848983U Granted JPS59146474U (ja) | 1983-03-18 | 1983-03-18 | 車両の前面窓ロツク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59146474U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7238720B2 (ja) * | 2019-09-26 | 2023-03-14 | コベルコ建機株式会社 | 建設機械のキャブ |
-
1983
- 1983-03-18 JP JP3848983U patent/JPS59146474U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59146474U (ja) | 1984-09-29 |
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