JPH02445A - ヒトプロラクチン生産用組み換えdna、菌株及びヒトプロラクチンを生産する方法 - Google Patents

ヒトプロラクチン生産用組み換えdna、菌株及びヒトプロラクチンを生産する方法

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JPH02445A
JPH02445A JP31531788A JP31531788A JPH02445A JP H02445 A JPH02445 A JP H02445A JP 31531788 A JP31531788 A JP 31531788A JP 31531788 A JP31531788 A JP 31531788A JP H02445 A JPH02445 A JP H02445A
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Japan
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human prolactin
plasmid
promoter
dna
sequence
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JP31531788A
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Makoto Takao
誠 高雄
Tatsuo Ichikawa
市川 達雄
Kunio Nakajima
邦夫 中島
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Shikibo Ltd
Shikishima Boseki KK
Original Assignee
Shikibo Ltd
Shikishima Boseki KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、デオキシリボ核酸(以下、これをDNAと
いう)の組み換え技術により作成された、ヒトプロラク
チン生産用DNAに関するものである。また、この発明
は、こうして得られたヒトプロラクチン生産用DNAを
、細菌に導入して得られた形質転換された細菌に関する
ものである。さらに、この発明は、こうして得られた細
菌を培養して、ヒトプロラクチンを生産する方法に関す
るものである。
(従来の技術) ヒトプロラクチン(以下、HPという)は、脳下垂体か
ら分泌される分子1約22000のペプチドホルモンで
ある。HPは、ルテオトロビン、黄体刺激ホルモン、乳
腺刺激ホルモンとも呼ばれている。
HPについては不明なことが多い。J−B−Josi、
movichらは、エンドクリノロジ(Endocri
nology)71,209(1962)でHPにライ
て報告し、L−M−5herWoodoらは、プロシー
テインク・オプ・ザ・ナショナル・アカデミ−・オブ・
サイエンx(Proc−Natl−Acad−5ci 
・)USA、53゜2307(1967)で、HPにつ
いて報告している。
これらの報告によると、)(Pは、乳腺の発育促進及び
乳汁分泌の開始と維持、前立腺及び精のう腺の発育促進
を司る作用を持つとされている。HPは、微1しか得ら
れないために、その特性を調べることが困難で、従って
それ以外のことはよく知られていない。だから、HPは
ヒトの疾患、例えば、乳汁分泌不全などの疾患の予防並
びに治療に役立つであろうことが予測されるだけで、そ
の有用性が充分に解明されない状態である。
他方、HP遺伝子のクローニングについては、N−E−
Cookeらによってジャーナル・オプ・バイオロジカ
ル・ケミストリ(J、 Biol、 Chem、)25
6゜ツバ8.・4007(1981)に報告され、また
中高らによって特開昭61−202690号公報に開示
され、さも1.:H,Takahashiらによってジ
ャーナル・オブ・バイオケミストリ(J、Bioche
m、)95,1491(1984)に報告されている。
このうち、特開昭61−202690号公報は、HP遺
伝子を増殖させるためのプラスミドを提供している。詳
しく云えば、上記公報は、HPを生産するためのDNA
を提供するものでなく、大腸菌内でHP遺伝子を増殖さ
せるためのプラスミドを提供するに過ぎない。従って、
この公報の提供するプラスミドを大腸菌内に導入すれば
、HP遺伝子が大腸菌内で増殖することになるが、実際
にHPを生産するには至らない。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は、上述のようにHPが有用な物質であること
までは予測されても、その取得量が微ユであるために、
現実の有効性も生理活性も確かめ得なかった事実に着目
し、組み換えDNA技術によりHPを細菌に生産させよ
うとしてなされたものである。そのために、この発明は
、細菌に導入したとき、菌体内でヒトプロラクチンを生
産できるような組み換えDNAを提供することを第1の
目的としている。
(問題を解決するための手段) この発明者は、大腸菌内で増殖できるHP遺伝子が、特
開昭61−202690号公報により提供されたのを利
用し、この遺伝子の上流にプロモーター、シャインダル
ガル/配列及び翻訳開始コドンをこの順序に組み込んで
新たな遺伝子を作り、これを大腸菌に導入して形質転換
された大腸菌を作ると、この大腸菌の培養によりHPを
生産できることを実際に確認した。この発明は、このよ
うな確認に基づいてなされたものである。
(発明の要旨) すなわち、この出願における第1の発明は、第1表に示
したヒトプロラクチンポリペプチドをコードする遺伝子
の上流に、プロモーター、シャインダルガル/配列及び
翻訳開始コドンをこの順序に組み込んで作られた、ヒト
プロラクチン生産用組み換えDNAに関するものである
この出願における第2の発明は、上記の組み換えDNA
を細菌に導入することによって作られた形質転換菌株に
関するものである。また、この出願における第3の発明
は、上記の形質転換菌株を培養してヒトプロラクチンポ
リペプチドを生産させ、これを採取することを特徴とす
る、ヒトプロラクチンポリペプチドの生産方法に関する
ものである。
(HP遺伝子の説明) この発明は、ヒトプロラクチンポリペプチドをコードす
る遺伝子を用いる。この遺伝子は、特開昭61−202
690号公報に開示されている。
この公報の開示する遺伝子は、前述のように、ヒトプロ
ラクチンをコードしたクローン化遺伝子であって、大腸
菌内で増殖可能なプラスミドに過ぎない。すなわち、こ
の公報の開示した遺伝子は、これを大腸菌内に導入して
も、大腸菌にヒトプロラクチンを生産させることはでき
ない。そこで、この発明は、この公報の開示した遺伝子
を利用し、これにプロモーター、シャインダルガル/配
列及び翻訳開始コドンをこの順序に組み込んで組み換え
DNAを作り、これを細菌内に導入したとき、細菌がヒ
トプロラクチンポリペプチドを生産するようにしたので
ある。
この発明は、ヒトプロラクチンポリペプチドをコードす
る遺伝子として、第1表に示したような塩基配列のもの
を用いる。第1表に示した塩基配列の遺伝子は、特開昭
61−202690号公報が表に掲げたものと実質的に
同一である。両者が異なるように見えるのは、上記公報
の表が遺伝子の塩基配列を二重鎖の形にして示している
のに対し、この発明の第1表は、遺伝子の塩基配列を単
一鎖の形で示して、これを上段に配置し、同時に下段に
対応するアミノ酸を付加しているからである。両者が同
一であることは、本願第1表の式中2行目以下における
塩基とアミノ酸との併記部分の塩基配列rATGAAC
ATCAA−・・・Jbi、特開昭61−202690
号公報第561頁右上欄13行末尾及び15行の塩基配
列rATGAACATCAA・・・・・」と、完全に一
致することがら明らがである。
(プロモーターの説明) この発明において、組み込むべきプロモーターとしては
、トリプトファンM (t r p)、ラクトース、m
(lac)、タック、?5(tac)、ビー−z−ルE
 (P L)の各プロモーターが適している。trpプ
ロモーターは、次に示すような塩基配列を持っている。
(Russel。
D、 R,、Bennet t、 G、 N、、 Ge
ne、 20.231  (1982))。
また、lacプロモーターは、次に示すような塩基配列
を持っている。(Yanisch−Perron、C,
Vieira、J、  and   MessinLJ
、、  33. 103  (tacプロモーターは、
de  Boer、H,A、。
Ptoc、Nat、Acad、Sci、U、S、A、、
78.21(1983)に記載され、次に示すような塩
基配列を持っている。
また、PLプロモーターは、ラムダファージ、ビー、エ
ル、プロモーターであって、Remaut。
E、etal、、Gene、、15.8]、(1981
)に記載されている。
(SD配列の説明) シャインダルガル/配列(以下、SD配列という)は、
一般に蛋白質の生合成の開始に、重要な役割を果すとさ
れている領域である。SD配列は、プリン塩基に富んで
おり、3〜9塩基の長さを持っている。
(翻訳開始コドンの説明) 翻訳開始コドンは、蛋白質合成の開始を指定する遺伝暗
号である。この遺伝暗号は、3箇の核酸塩基の配列から
成り、ATGの順序に配列された3箇のヌクレオチド結
合から成る部分である。
プロモーター、SD配列及び翻訳開始コドンは、何れも
、ヒトプロラクチンポリペプチド3コードする遺伝子の
上流に、この順序で組み込む必要がある。しかも、それ
らの組み込み位nは、ヒトプロラクチンポリペプチドを
コードする遺伝子から適当な距離にあって、相互に適当
な距離な置いていなければならない。すなわち、プロモ
ーターは、mRNAの転写開始点より−10から−35
の位置にあり、SD配列と翻訳開始コドンとの間には、
6〜18箇の塩基対が介在するようにする。
SD配列および翻訳開始コドンが、組み込むべきプロモ
ーター含有のベクターDNA中に含まれていない場合に
は、SD配列及び翻訳開始コドンを、組み込まなければ
ならない。しかし、SD配列および翻訳開始コドンが、
組み込むべきプロモーター含有のベクター中に既に含ま
れている場合には、格別にSD配列及び翻訳開始コドン
を組み込む必要がない。
SD配列及び翻訳開始コドンを含んだプロモーター含有
のベクターDNAとしては、例えば、プラスミドpUC
19を使用することができる。SD配列及びプロモータ
ー含有のベクターDNAとしては、プラスミドpKK2
23−3を使用することができる。また、プロモーター
含有のベクターDNAとしては、プラスミドpDR72
0を使用することができる。プラスミドpUC19は、
Yanish−Perron、C,、Vieira、J
、and  Messing、J、。
Gene  33,103(1985)に記載されてお
り、プラスミドpDR720は、Ru5sel、D、R
,andBennett、G、N、、Gene  20
.231(1982)に記載されており、プラスミドp
KK223−3は、de Boer、H,A、、Pro
c、Nat、Acad、Sci。
USA  78.21(1983)に記載されている。
(組み込み) ヒトプロラクチンをコードするDNAにプロモーター等
を含有するベクターD N 、Aを組み込むには、制限
酵素を用いて両DNi〜を適当な位置で切断してのち、
T4DNAリガーゼを用いて結合させるという、一般的
なりNA組み換え技術によってこれを行うことができる
こうして、プロモーター、SD配列及び翻訳開始コドン
を、ヒトプロラクチンをコードする遺伝子に組み込んだ
DNAは、例えば次のような塩基配列のものである。
trpプロモーターの例 く    八 F−”− 9塩基 クチンcDNAが続く) Iacプロモーターの例 CGCCAAGCTTGGCCCCC・・−−−−)(
以下、7’ o 5クチンc DNAが続く) (組み換え方法) 組み換え技術の一例として、プラスミドphPRL9と
、pUC19とからプラスミドpLP100 を作る方
法について、そのあらましを以下に説明する。
まずプラスミドphPRL9 よりヒトプロラクチン成
熟ペプチドN末端付近をコードするH訳!III−EC
oRI断片を得、Ha e M切断部位に下記忙示すH
indlリンカ−DNA 値酒造製) 5’−ACAAGCTTGT−3’ 3’−TGTTCGAACA−5’ をT4DANリガーゼにより結合し、Hae I切断部
位をHin’d璽切断部位に変える。また、ヒトプロラ
クチン成熟ペプチドC末端付近をコードするEcoRニ
ーHindl断片を得る。
次にラクトースプロモーターおよびβ−ガラクトシダー
ゼ遺伝子を含むプラスミドpUC19をHindllK
より切断し、バクチリアルアルカリホスファターゼによ
り5′位のリン酸基を脱リン酸する。
上記3つのDNA断片を74DNAIJガーゼで結合し
、第1図に示した組み換え体プラスミドpLP100を
得る。本プラスミドはラクトースプロモーターの下流に
β−ガラクトシダーゼと成熟ヒトプロラクチンをコード
する領域が翻訳フレームを一致するように連結したもの
である。
さらに、組み換え技術の他の例として、プラスミドph
PRL9  pLPloo及びpDR720から、プラ
スミドpTP10Qを作る方法について以下圧そのあら
ましを説明する。まず、プラスミドphPRL9よりヒ
トプロラクチン成熟ペプチドN末端付近をコードするH
pal−EcoRI断片を得る。
また、゛プラスミドpLP100よりヒトプロラクチン
成熟ペプチドC末端付近をコードするEcoRI−Ba
mHI断片を得る。一方、以下に示すDNAIJンカー
を作成する。
5 LAACTAGTACGCAAGTrCACGTA
AAAAGGGTATCG3LTrGATCATGCG
TrCMGTGCATrTrTCCCATAGCACA
匝′ロlα工萄工TGTCC,−3’MetLeuPr
olleCysPr。
この合成り N A ’Jンカーはtrp  プロモー
ターの一10領域の一部の配列、SD配列、翻訳開始コ
ドンおよびそnにつづいて成熟ヒトプロラクチンのN末
端付近をコードするDNA配列を含む。
次とプラスミドpDR720よりtrp  プロモータ
ー?含むHpal−BamH1断片を得る。
上記3つのDNA断片および合成りNAIJンカーをT
4DNAリガーゼにより結合し、第2図例示した組み換
え体プラスミドpTP100を得る。本プラスミドはt
rp  プロモーターの下流Kt熟HPをコードする領
域が連結した形を有する。
さらに、組み換え技術の例として、プラスミドphPR
L9.pKK223−3から、プラスミドpTL100
を作る方法について、以下にそのあらましを説明する。
まず、プラスミドphPRL9より成熟ヒトプロラクチ
ンペプチドC末端付近をコードするBstEII Hi
ndl!!断片を得る。
一方、以下に示すDNAリンカ−を作成する。
5’−AATTATGTTACCAATTTGTCCA
GGAGGA3’−TACAATGGTTAAACAG
GTCCTCCTGCAGCAAGATGTCAG−3
’CGTCGTTCTACAGTCCACTG−5’こ
の合成りNAリンカ−は開始コドン及びそれに続いて成
熟ヒトプロラクチンのN末端付近をコドするDNA配列
を含む。
次にプラスミドpKK223−3よりtacプロモータ
ー及びシャイン・ダルガルノ配列を含むEcoRI−H
indl断片を得る。
上記2つのDNA断片および合成りNAリンカ−をT4
 DNA’Jガーゼにより結合し、第3図に示した組み
換え体プラスミド2丁L100を得る。本プラスミドは
tacプロモーターの下流に成熟HPをコードする領域
が連結した形を有する。
(組み換え反応条件) 上記組み換え技術における反応は、一般的に云うと下記
のとおりに行うことができる。
以下で述べる制限酵素およびT4 DNA’Iガーゼと
しでは宝酒造社製を使用し、活性の単位の定義は、同社
のテキスト〔Takara  Reagents  f
orGenetic  Engineering Re
5earch(1987))K従った。
DNAの制限酵素洗よる切断反応は、通常0.1〜20
、II!のDNAを2〜200mM(好ましくは10〜
40 mM)のトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタ
ン−HCI(以下、トリス−Hclという)(pH6,
0〜9,5好ましくはpFI7.0〜8.0) 、0〜
200 mMのNaCL 2〜30 mM(好ましくは
5〜10mM)のMgC1,を含む反応液中で、制限酵
素0.1〜100単位(好ましくは17yのDNA K
対して1〜5単位)を用い、20〜70’C(各々の制
限酵素の至適温度)をておいて、1〜24時間行う。反
応の停止は、通常55〜70℃で、5〜30分間加熱す
ること(でよるか、あるいはフェノールなどの試薬によ
り制限酵素を失活させる方法も用いることができる。
制限酵素処理により生じたDNA断片の抽出および精製
は、ポリアクリルアミド電気泳動法や低融点アガロース
法などの方法によって行うことができる。
DNA断片の結合反応は、2〜200 mM(好ましく
は10−40 mM)のトリス−MCI(pH6,1〜
9.5、好ましくはpH7,0〜8.0)、2〜20 
mM (好ましくは5〜10mM)のMgCI2.0.
1〜l OmM(好ましくは0.5〜2.0 mM)の
アデノシン5′−三+) ン酸(以下、ATPという)
1〜50mM(好ましくは5〜lomM)のジチオスレ
イトール3含む反応液中で、T4DNAリガーゼ0.3
〜10単位を用い、1〜37℃(好ましくは3〜20’
C)で15分間〜72時間(好ましくは2〜24時間)
行う。
(形質転換菌) 結合反応によって生じた組み換え体プラスミドDNAは
、必要洗よりCohen等の形質転換法〔ニス・xヌ−
:I−xン(S、N、Cohen)等:プロ シ−ティ
ング・オブ・ザ・ナショナル・アカデミイ・オブlイx
>:x、 (Proc、Natl、Acad、Sci、
)。
USA、69.2110 (1972))Kよって、こ
れを大腸菌に導入する。
形質転換の宿主として用いる大腸菌としては、とくに特
定の菌株を用いる必要はない。大腸菌の中では、E、c
oliDHl (ATCC33849)、E、c。
l i JM103. E、 co I 1HB101
 (ATCC33694)が適当である。組み換え体プ
ラスミドDNAを保持する大腸菌から該DNAの単離は
、バーンボイム(Birnboim)等の方法〔エイチ
・シー・バーンボイム(H,C,Bi rnbo im
)等:ヌクレイツク・アシド・リサーチ(Nuclei
c  Ac1d  Res、)7゜1513 (197
9)により行う。
プラスミドDNAを1〜10種類の制限酵素で切断後、
アガロースゲル電気泳動あるいはぎリアクリルアミドゲ
ル電気泳動により切断部位を調べる。さらIcDNAの
塩基配列を決定する必要がある場合はマキサム・ギルバ
ード法〔プロシーディング・オブ・ザ・ナショナル・ア
カデミア・オプ・サイエンス(Proc、Natl、A
cad、Sci、)、74゜560097’l))また
はM13ファージを泪いたサンガー(S a n g 
e r)法〔サンガー(S a n g e r)等:
プロシーディング・オブ・ザ・ナショナル・アカデミ−
・オブ・サイエンス(Proc、 Nat l、 Ac
ad、Sci、USA、74,5463 (1977)
)によって決定する。
未発明洸よnば、ヒトプロラクチンポリペプチドは以下
のようにして、製造することができる。
すなわち、プラスミド(例えばpLPloo、p”rp
loo)を用いて大腸菌を形質転換させ、アンピシリン
耐性のコロニーの中から各々のプラスミドを保持する大
腸菌分選び出す。形質転換されたアンピシリン耐性の大
腸菌のヒトプロラクチンぎりペプチドの発現の確認は、
下記に示すコロニーイムノアッセイ法により行うことが
できる。すなわち寒天培地に生育した形質転換菌株のコ
ロニーをニトロセルロースフィルターに移し、菌体をリ
ゾチームにより溶菌し、ヒトプロラクチンポリペプチド
の存在をHPに対する抗体とプロティンA・ホースラデ
イシュ・パーオキシダーゼ・コンジュゲ−)(E−Yラ
ボラトリーズ)および4−クロロ−1−ナフトールを眉
いるエンザイム・イムノアッセイIP、Bucle  
and  E、Zehelein:Gene、16,1
49 (1981))により調べるコトカテキル。
こnらのプラスミドを保持する大腸菌を適当な培地に培
養することKより、培養物中にヒトプロラクチンポリペ
プチドを生成させることができる。
(HPの生産) ここで用いる培地としては、大腸菌の生育ならびにヒト
プロラクチンポリペプチドの生産に好適なものならば、
合成培地及び天然培地のいずれも使用することができる
炭素源としては、グルコース、フラクトース、ラクトー
ス、グリセロール、マンニトール、ソルビトール等が、
窒素源としては、NH,CI 、 (NH4’)2SO
,、カザミノ酸、酵母エキス、ポリペプトン、肉エキス
、バクトドリブトン、フーン・ステーブ・リカー等が使
用できる。
培養は、ρ85.5〜8.5、温度18°C−40°C
で、通気攪拌培養により行われる。培養5〜90時間で
培養菌体中にHPが蓄積するので、培養物から菌体を集
菌、破砕し、遠心分離して得られる上澄から通常の抽出
方法に従ってポリペプチドを採取する。菌体の破砕は、
菌体をリゾチーム処理後、凍結、融解する方法、超音波
処理による方法、浸透圧による方法により行うことがで
きる。また、該ポリペプチドの検出は培養菌体を直接レ
ムリ (Laemmli)のサンプルバッファー〔レム
リ(Laemmli)、ネイチャー(Nature)、
227,680(1970))K溶解後、5DS−ポリ
アクリルアミドゲル電気泳動〔レム’J (Laemm
l i)の方法:同上文献〕を行い、クマシーブリリア
ントプルー姿色によって打う。
また生産されたホ゛リペブ千ドがヒトプロラフチント1
i−のポリペプチドであることを確認するには、上記に
従って5DS−ポリアクリルアミドゲル−気米動によっ
て分離されたポリペプチドを、NanKニトロセルロー
スフィル!’  CW、N、Burnette:Ana
l、Biochem、、112.195−203(19
81))プロッティングし、プロラクチンのバンドEH
Pに対する抗体と、プロティンA・ホースラデイシュ・
パーオキシダーゼ・コンジュゲー)(E−Yラボラトリ
ーズ)および4−クロロ−1−ナフトールを用いるエン
ザイム・イムノアラ七イ%gP、Bucle  and
  E、Zehelein:Gene、16,149(
1981)l)Icより、検出することができる。
(実 施 例) 以下)て本発明の実施例を示す。
実施M1 1acプロモーター洸よるHPの発現HPを
コードするDNAを含むプラスミドphPRL9 25
p9を10 mM、 )リス−HCI(p)17.5)
 、  7mMMgcI2.60mMNaCl、7mM
2−メルカプトエタノールを含む溶液300#に溶解し
、制限酵素HaellOO単位を加え、37℃2時間消
化を行なった。この反応液をポリアクリルアミドゲル電
気泳動を行った後、電気溶出法によりN末端付近江相当
する1 45 bpのDNA断片約0.8pりを得た。
次K、このDNA0.8メyと下記に示す10merの
リン酸化Hi n d IIリンカ−DNA(全酒造社
製) 5’−pCCAAGCTTGG  −3’3’−GGT
TCGAACCp−5’ 1)tyを66 mM )リス−HCI(pH7,6)
 、  6.6mMMgC12,10mM  ジ千オス
レイトール、1mMATPを含む溶液20声lK溶解し
、T4DNAリガーゼ(全酒造社製)50単位を加え、
145℃16時間結合反応分行った。該反応液からエタ
ノール沈澱法によりDNAを回収した。このDNAを1
0 mMトリス−HCl (pH7,5)、 7mM 
MgC14,60mMNaC1を含む溶液(以下Hin
diSl衝液という)析液0/ilK溶解し、制限酵素
Hindl100単位を加え、37℃で2時間消化を行
った。該反応液からエタノール沈澱法によりDNAを回
収した。
このDNAEloomM  )リス−HCI(pH7,
5)。
7mM Mgc+2.50mMNaCl、7mM 2−
ythカプトエタノール、0.01%ウシ血清アルブミ
ン?含む溶液(以下、EcoRI緩衝液という)100
#に溶解し、制限酵素EcoR110単位?加え、37
 ”C2時間消化を行った。この反応液をポリアクリル
アミドゲル電気泳動を行った後、電気溶出法によりヒト
プロラクチンのN末端付近に相当する128bpのHi
ndll−EcoRI断片約o、5pyを得た。
次に、プラスミドphPRL925fi!jをEcoR
I緩j液300)’lK溶解し、制限酵素EcoR11
00単位を加え、37°C2時間消化反応を打った。該
反応液からエタノール沈澱法によりDNAを回収した。
このDNAをHindmli液300z/液溶00z/
限酵素HindII 100単位を加え、37°C2時
間消化を行った。この反応液3ポリアクリルアミドゲル
電気泳動を行った後、電気油出法によりヒトプロラクチ
ンのC末端付近洗相当する541bpのEcoRI−H
indlllDNA断片約2.iI?を得た。
次に、プラスミドpUC195)”;’をHindll
緩衝液100/lt!に溶解し、制@酵素Hindl1
15単位を加え、37°C2時間消化を行った。この反
応液からエタノール沈澱法てよりDNAを回収した。こ
のDNAを10mM)リス−HCI(pHs、 0 )
、 O,1mM x千しンジアミン四酢酸(以下、ED
TAという)K溶解し、バクチリアルアルカリホスファ
ターゼ(全酒造社製)0.4単位を加え、65°C2時
間反応を行い、5′位のリン酸基を脱リン酸した。
上記で得たプラスミドphPRL9由来のHindu−
EcoRI断片(128bl))0.028pmoL 
EcoRI−Hind11DNA断片(541bp)0
.028pmol、  プラスミドpUC19のHin
d111消化物(約2.7Kb)0.028pmoIを
66mM)リス−HC1(pH7,6)、 8.6mM
 MgCl2.10mN■ジチオスレイトール、1mM
ATPを含む溶液20声lに溶解し、T4DNAリガー
ゼ50単位を加え、12.5°C16時間結合時間分行
った。
この反応液を用いてE、coliJM103を形質転換
し、アンピシリン耐性の形質転換株を得た。これらの株
の中からHPを生産する株をHPK対する抗血清とプロ
ティンA・ホースラデイシュ・パーオキシダーゼ・フン
シュゲート(E−Yラボラトリーズ社製品)および4−
クロロ−1−ナフトールを用いるエンザイム・イムノア
ッセイ法[:P、Buckl  and  E、Zeh
elein:Gene、16,149(1981))に
より選択した。HP生産株よりプラスミドDNAを回収
し、第1図に示したプラスミドpLP100を得た。プ
ラスミドpLP100の構造は制限酵素H+ n d 
II + E CORIで切断し、アガロースゲル電気
泳動およびポリアクリルアミドゲル電気泳動法により確
認した。
実tm例2  トリプトファンプロモーターによるヒト
プロラクチンの発現 ヒトプロラクチンをコードするDNAを含むプラスミド
phPRL925/’!?を10mM)リス−HCI(
pH7,5)、7mMMgCl□、7mM 2−メルカ
プトエタノールを含む溶液300plK溶解し、制限酵
素Hpall 100単位を加え、37°C2時間消化
を行った。この反応液からエタノール沈澱法によりDN
Aを回収した。
このDNAをEcoRfM&液、300.gfに溶解し
、制限酵素EcoRI 100単位を加え、37℃2時
間消化を行った。この反応液をポリアクリルアミドゲル
電気泳動2打った後、電気溶出法により101bpのH
pan−EcoRIDNA断片約0.5.B9を得た0
次にプラスミドpLP10015/’PをEcoRI緩
衝液100/’7’に溶解し、制限酵素EcoRI 4
5単位3力aえ、37°C2時間消化を行った。この反
応液からエタノール沈澱法によりDNAを回収した。
このDNAを10mM  トリス−HCI(pHs、 
O)、 7mM MgCl2,100mM NaC1,
2mM  2−メにカプトエタノール、0.01%ウシ
血清アルブミンを含む溶液c以下、BamHI緩衝液と
いう)100.II/に溶解t、、制限酵素BamHI
 45単位を加え、37℃2時間消化を行った。この反
応液をアクリルアミド電気泳動後、電気溶出法により5
71bpのEcoRI−BamHIDNA断片約L5,
119を得た。
次にプラスミドpDR720(Pharmacia社製
)5p9を10mM)リス−HCl、7mM MgCl
、、100mMKCI、 7mM 2  Z kヵプト
エタ/−ル、Q、Q1%ウシ血清アルブミン溶液を含む
100.glに溶解し、制限酵素Hpal15単位を加
え、37°c2時間消化を行った。この反応液がらエタ
ノール沈澱法によりDNAt−回収した。このDNAを
BamHIa)析液10(1/に溶解し、制限酵素Ba
mHI 15単位を加え、37℃2時間消化を打った。
この反応液を低融点アガロースゲル電気泳動後、約4k
bのHpal−BamHIDNA断片約2)1ノを得た
一方成熟ヒトプロラクチンをコードスルD N Aの発
現に必要な翻訳開始コドンATGおよびSD配列を付加
し、さらにベクターDNAと上記DNA断片を連結する
目的でDNAリンカ−を合成した。
まず下記に示した一本mDNA54merと56me 
rを固相ホスホ・アミダイト法洸より合成した。
ACAATGTTGCCCATCTGTCC−3’TG
TTACAACGGGTAGACAGGGC−5’54
merおよび56merの一本ail DNA各々10
0p100pを10mM トリス−HCI(pH7,5
)、 1mM EDTAを含む溶液lOμlに溶解した
上記で得たプラスミドphPRL9由来のHpall−
EcoRI断片(101bl))0.019 pmo 
l、プラスミドpLP100由来のEcoRI−Bam
HI断片(571b p)0.019pmol、プラス
ミド’pDR72017)HpaI−BamHI断片(
約4 Kb)0.019 pmo lを66mMトリス
HCI(pH7,6)、 6.6mM MgC12,1
0mMジ千オジチオスレイトールM ATPを含む溶液
20plンζ溶解し、これに上記の合成りNA溶夜1.
IIlを加えた。この混合液πT4DNA’Jガーゼ(
宝漬造社製)50単位P加え、12.5°C16時間結
合時間分打った。この反応液を用いてE、coliHB
lolを形質転換し、アンピシリン耐性の形質転換株を
得た。
こnらの株の中からヒトプロラフ千ン?生産する株をヒ
トプロラクチンに対する抗血清とプロティンA・ホース
ラディシュ・パーオキシダーゼ・フンジュゲー)(E−
Yラボラ) IJ−X社製)および4−クロロ−1−ナ
フトールを用いるエンザイム・イムノアッセイ法(P、
Buc−kl and E、Zehelein:Gen
e、16,1.49(1981))により選択した。
ヒトプロラクチン生産株よりプラスミドDNAを回収し
、第2図に示したプラスミドpTp100を得た。プラ
スs ト”pTPlooの構造は制限酵素BamH1、
EcoRI、HindIH,HpaI、HpaIIで切
断し、アガロースゲル電気泳動およびボ゛リアクリルア
ミドゲル電気泳動法により確認した。
実施例3 タック・プロモーターによるヒトプロラクチンの発現 ヒトプロラクチンをコードするDNAを含むブラフ、 
ミ)’ phPRL9251t9を10mM ) ’J
スーHC1(pHs、 0 )、150mMのN” c
l+ 10mMのM g Cl 2.10 mMの2−
メルカプトエタノールを含む溶液300#L:溶解し、
$i!ll1JP酵素Bs tEIIt 100単位加
え、37°Cで2時間消化を行った。この反応液からエ
タノール沈澱法によりDNAを回収した。
コノD N A ヲH+ n d II緩衝液1oop
I!t、=g解し、制限酵素Hi n d mを50単
位加え、37°Cで2時間消化を行った。この反応液を
ポリアクリルアミドゲル電気泳動処理に付した後、電気
溶出法により620bpのBstED−Hind1mD
NA断片約2メクを得た0 次に、プラスミドpKK223−3(Pharmaci
a社製)5声7をHindlll緩衝液100*rに溶
解し、制限酵N Hi n d IIを10単位加え、
37°Cで2時間消化を行った。この反応液からエタノ
ール沈澱法によりDNAを回収した。このDNAをEc
oRI緩衝液100,111!、:溶解し、利■酵素E
coRItlO単位加え、37℃で2時間消化を行った
。この反応液を低融点アガロ−スゲルミ気泳動処理に付
して後、約4.5kbのHindlll−EcoR1断
片約4717を得た。一方成熟ヒトブロラクチンをコー
ドjるDNAに、その発現に必要な翻訳開始コドンAT
Gを付加する目的で、またベクターDNAと上記DNA
断片を連結する目的で、D N A ’Jンヵーを合成
したO まず下記に示した一本鎖DNA43merと44mer
を固相ホスホ・アミダイト法により合成した。
5’−AATTATGTTACCAATTTGTCCA
GGAGGA3’−TACAATGGTTAAACAG
GTCCTCCTGCAGCAAGATGTCAG−3
’CGTCGTTCTACAGTCCACTG−5’4
3merおよび44merの一本mDNA各々100p
100pを10mMのトリス−HC/(pH7,5)と
、1mMのEDTAとを含む溶液1oμlに溶解した。
上記で得たプラスミドphPRL9由来のBstEII
−Hi n d ff1(620b p)の0.028
pmolと、プラスミドpKK223−3由来のHi 
nd ’M−Ec oRI断片(約4.5 k b)の
0.028pmolとを、66mMのトリス−HCl争
87.6)と、6.6 m MのMgC1,と、10m
Mのジチオスレイトールと、1mMのATPとを含む溶
液20声lに溶解し、これに上記の合成りNA溶液1)
”lを加えた。この混合液に74DNAIJガーゼ(全
酒造社製)を50単位加え、115°C116時間結合
反応を行った。この反応液を用いてE、coli JM
109を形質転換し、アンピシリン耐性の形質転換株を
得た。これらの株の中からヒトプロラクチンを生産する
株を、ヒトプロラクチンに対する抗血清と、プロティン
A・ホースラデイシュ・パーオキシダーゼ・コンジュゲ
ート(E−Yラボラトリーズ社製)と、4−クロロ−1
−す7トールとを眉いるエンザイム・イムノアッセイ法
により、選択した。ヒトプロラクチン生産株よりプラス
ミドDNAを回収し、第3図に示したプラスミドpTL
100を得た。プラスミドpTL100の構造は、制限
酵素EC0RI%BstEI[、Hindlllで切断
し、アガロース電気泳動法により確認した。
実施例4 この実施例は、プラスミドpLP100を保持するE、
coli  JM103を培養してHPを生産させた。
その詳細は次のとおりである。
まず、実施例1で示した組み換えプラスミドpLP10
0を保持するE、coli  JM103を5meのし
−broth (LO%Trypton、0.5%Ye
astextract、LO% NaC1,50Af’
1rntTンピシリン)に接種し、37℃で培養し、培
養液の濁度がODgso nmzo、2〜0.3になっ
た時点で、ラクトースプロモーターの誘導剤であるβ−
D −−(ソプロピルチオガラクトシド(IPTG)を
2mMの濃度になるように添加し、37℃で15時間培
養を継続した。得られた培養液を12000rpm、1
0分間遠心して菌体を回収した。この菌体をLaemm
liのサンプルバッファーに懸濁し、100°C110
分間加熱した後、Laemmliの方fgU、 K、 
La emm I i :Nature、227,68
0−685(1970))に従って5DS−ポリアクリ
ルアミド電気泳動を行い、次にBurnetteの方叡
W、N、Burnette:Anal。
Biochem、、112,195−203(1981
))に従って分離されたポリペプチドをニトロセルロー
スフィルターに電気的にブロッティングした。次いで、
コノニトロセルロースフィルターをHPに対スる抗体と
プロティンA・ホースラディシュ・パーオキシダーゼ・
フンシュゲートおよび4−クロロ−1−す7 )−ルヲ
用いるエンザイム・イムノアッセイ法により処理をして
、分子量的22,000の位置にプロラクチンのバンド
を検出した。このバンドは該プラスミドを保持しない大
腸菌には検出できなかった。この結果、プラスミドpL
P100  を保持する大腸菌はHPを生産しているこ
とがねがった。
プラスミドpLP100を保持する大腸菌E、(oli
LPlooは、昭和62年12月12日にFERMP−
9759として、工業技術院微生物工業技術研究所に寄
託されている。
実施例5 この実施例は、プラスミドpTp100を保持するムシ
すi  HBIOIを培養してHPを生産させた。
その詳細は次のとおりである。
まず、実施例2で示した組み換えプラスミドpTP10
0を保持するE、coli  HBIOIを5ゴのM9
−カザミノ酸培地(0,6%Na2HPO,,0,3%
KH2PO4゜0.5%NaCl、0.1%NH,CI
、0.2%グルコース、0.2%カザミノ酸、2/+り
/d塩酸チアミン、 2 mM M g S 04 +
0.1mM CaC1,,200)’?/mlプロリ:
/、200/’り/−ロイシン、100μ!/mt7ン
ビシリン)に接種し、37°Cで培養し、培養液の濁度
がOD 6.、 nm=0.2〜0.3になった時点で
、トリプトファンプロモーターの誘導剤であるβ−イン
ドールアクリル酸(IAA)を25μy/mlの濃度に
なるように添加し、37°Cで15時間培養を継続した
。得られた培養液を1200Orpm、10分間遠心し
て菌体を回収した。この菌体をLaemmliのサンプ
ルバッファーに懸濁し、100°C110分間加熱した
後、Laemmliの方法(U、に、Laemmli:
Nature、227,680−685(1970))
に従って5DS−ポリアクリルアミドゲル1気泳動を行
い、次にBur−netteの方法(W、N。
Burnette:Anal、Biochem、、11
2,195−203(1981)〕に従って分離された
ポリペプチドを二トロセ・10−スフイルターに電気的
にプロ゛ンティングした。次いで、このニトロセルロー
スフィルターをHPに対する抗体と、プロティンA・ホ
ースラブ・fシュ・パーオキシダーゼ・フンジュゲ) 
オ、1: ’CF 4−クロロ−1−ナフトールを用い
るエンザイム・イムノアッセイ法により処理をして、分
子1約22,000の泣面にHPの・くンドを検出した
。このバンドは該プラスミドを保持しない大腸菌には検
出できなかった。この結果、プラスミドpTP100を
保持する大腸菌はHPを生産していることがわかった。
プラスミドpTP100を保持する大腸菌E、coli
TP100は、昭和62年12月12日にF E RM
P−9760として、工業技術院微生物工業技術研究所
に寄託されている。
実施例に の実施例は、プラスミドpTL100を保持するE、C
oti JM109を培養してHPを生産させた。
その詳細は次のとおりである。
まず、実施例3で得た組み換えプラスミドpTL100
を保持するE、eol+ JM109を、5TneのL
−broth(10%のTrypton、 0.5%の
Yeast  ex(ract、10%のNaCl、 
50/’9I/me〕? ンヒシ’J ;)に接種し、
37°C″c培養し、菌体の生育がOD6.。
nm=0.2〜0.3になった時点で、タック・プロモ
ーターの誘導剤であるβ−D−イソプロピルチオガラク
トサイド(IPTG)を2mMの濃度になるように添加
し、37°Cで15時間培養を継続した。得られた培養
液を1200Orpmで10分間遠心して菌体を回収し
た。この菌体をLaemmliのサンプルバッファーに
懸濁して後、100°Cで10分間加熱し、その後La
emmliの方法(U、 K、 Laemml i :
Nature、227,680−685(1970))
に従って5DS−ポリアクリルアミド電気泳動を行い、
次にBurnetteの方法(W、Neal Burn
ette:Anal、Biochem、、112,19
5−203(1981))に従って分離されたポリペプ
チドをニトロセルロースフィルターに電気的にブロッテ
ィングした。次いで、このニトロセルロースフィルター
を、ヒトプロラクチンに対する抗体と、プロティンA・
ホースラデイシュ・パーオキシダーゼ・フンシュゲート
を用いるエンザイム・イムノアッセイ法により処理をし
て、分子1約22,000の部位にプロラクチンのバン
ドを検出した。このバンドは該プラスミドを保持し、な
い大腸菌には検出できなかった。
この結果、pTLlooを保持する大腸菌はヒトプロラ
クチンを生産していることがわかった。
pTLlooを保持する大腸菌は、昭和63年11月3
0日に FERM P−10421として、工業技術院
微生物工業技術研究所に寄託されている。
(発明の効果) 本発明によれば、微生物中においてヒトプロラクチンポ
リペプチドをコードするD N 、Aを発現する組み換
え体DNA、該組み数組体DNAを含む菌類が得られ、
これによってヒトプロラクチンポリペプチドを大量に生
産することができる。ヒトプロラクチンポリペプチドを
大】に生産すれば、HPの生理活性等の解明に役立つだ
けでなく、さらに種々の疾患の治療に役立てることがで
きるので、その貢献は甚だ大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は組み換えプラスミドpLP100の構築過程を
示し、第2図は組み換えプラスミドpTP100の構築
過程を示し、第3図は組み換えプラスミドpTL100
の構築過程分示している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、第1表に示したヒトプロラクチンポリペプチドをコ
    ードする遺伝子の上流に、プロモーター、シャインダル
    ガルノ配列及び翻訳開始コドンをこの順序に組み込んで
    作られた、ヒトプロラクチン生産用組み換えDNA。 2、第1表に示したヒトプロラクチンポリペプチドをコ
    ードする遺伝子がプラスミドphPRL9から得られ、
    プロモーター、シヤインダルガルノ配列及び翻訳開始コ
    ドンがプラスミドpUC19から得られ、これらを結合
    させてプラスミドpLP100とした、特許請求の範囲
    第1項に記載するヒトプロラクチン生産用組み換えDN
    A。 3、第1表に示したヒトプロラクチンポリペプチドをコ
    ードする遺伝子がプラスミドpLP100から得られ、
    プロモーター、シヤインダルガルノ配列及び翻訳開始コ
    ドンがプラスミドpDR720と合成りNAリンカーか
    ら得られ、これらを結合させてプラスミドpTP100
    とした、特許請求の範囲第1項に記載するヒトプロラク
    チン生産用組み換えDNA。 4、第1表に示したヒトプロラクチンポリペプチドをコ
    ードする遺伝子がプラスミドphPRL9から得られ、
    プロモーター、シヤインダルガルノ配列及び翻訳開始コ
    ドンがプラスミドpKK223−3と合成りNAリンカ
    ーから得られ、これらを結合させてプラスミドpTL1
    00とした、特許請求の範囲第1項に記載するヒトプロ
    ラクチン生産用組み換えDNA。 5、第1表に示したヒトプロラクチンポリペプチドをコ
    ードする遺伝子の上流に、プロモーター、シヤインダル
    ガルノ配列及び翻訳開始コドンを、この順序に組み込ん
    で作られたヒトプロラクチン生産用組み換えDNAを細
    菌に導入してなる、ヒトプロラクチン生産用菌株。 6、細菌がエッシエリヒア・コリである特許請求の範囲
    第5項に記載する菌株。 7、第1表に示したヒトプロラクチンポリペプチドをコ
    ードする遺伝子の上流に、プロモーター、シヤインダル
    ガルノ配列及び翻訳開始コドンをこの順序に組み込んで
    作られたヒトプロラクチン生産用組み換えDNAを細菌
    に導入して形質転換された菌株を作り、この菌を培養し
    てヒトプロラクチンポリペプチドを生産させ、これを採
    取することを特徴とするヒトプロラクチンの生産方法。
JP31531788A 1987-12-25 1988-12-14 ヒトプロラクチン生産用組み換えdna、菌株及びヒトプロラクチンを生産する方法 Pending JPH02445A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100359666C (zh) * 2004-08-20 2008-01-02 三星电子株式会社 形成通路结构的方法以及制造具有了该结构的相变存储器件的方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61202690A (ja) * 1985-03-04 1986-09-08 Kunio Nakajima ヒトプロラクチン相補鎖dna増幅用大腸菌組換えプラスミド

Patent Citations (1)

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